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はてなキーワード: 各停とは

2025-11-01

上中里から日暮里に行こうと思って

京浜東北線各停を待っているがいっこうに来ない。

もう一時間くらい待合室で座っている。

2025-10-20

anond:20251020000527

かなり具体的な描写ですね。

この条件を整理して推定してみましょう。

🧭 条件整理

新宿から電車で約22分

 → 京王線京王新線沿線新宿から調布方面)。

 快速特急を使えば22分前後で「調布」到着。

 各駅停車だともう少しかかります

調布市内の「各駅停車しかまらない駅」

 → 候補は以下の6駅:

 - 西調布

 - 飛田給

 - 柴崎

 - 国領(→準特急停車なので除外)

 - つつじヶ丘準特急停車なので除外)

 - 布田

 つまり候補は「西調布」「飛田給」「布田」「柴崎」。

シャッター街」「古びた団地」「老人多い」「空き家あり」「子育て世帯もいる」

 → 再開発が進んでおらず、昔ながらの住宅街

 → しかし完全な高齢化限界集落ではない。

スーパーレジ1人」「テナント募集中」など生活感はあるが衰退気味。

🏙️ 駅ごとの特徴

駅 特徴 該当度

西調布 駅前商店街があるがシャッター多め。旧甲州街道沿いに古い団地・空き店舗が点在。スーパーも少なめ。 ★★★★★

飛田給 味の素スタジアム最寄りでイベント時は混むが、普段は閑散。住宅街が広がる。団地もあるが、商店街は小規模。 ★★★★☆

布田 再開発進行中で駅前がきれい。空き店舗は少なめ。 ★★☆☆☆

柴崎 駅前昔ながらの商店が並ぶが、空き店舗目立つ。高齢者多め。住宅街団地もあり。 ★★★★★

🧩 総合的に見ると…

新宿から電車で約22分(京王線各停

調布市内で各停しかまらない

古びた団地シャッター商店街高齢者多い・地味な住宅街

この条件に最もよく合うのは:

🎯 柴崎駅 または 西調布

🪧 補足

柴崎駅周辺(特に甲州街道北側)には昭和香りが残る小規模商店街や団地が多く、空き店舗シャッター通りが見られます

西調布駅も「旧甲州街道沿いのロードサイド空き店舗」「団地の1階店舗シャッター」「高齢者の多い落ち着いた雰囲気」といった描写にかなり一致します。

🔎 結論

新宿から電車で22分のシャッター街は、

西調布駅 もしくは 柴崎駅 の周辺を指している可能性が高いです。

2025-10-06

続・直通運転ならではの問題点

半年前、 anond:20250512191333 を書いたけど、きょうはもっととんでもない例をみてしまった...。

田園都市線脱線のため一部運転見合わせ → 直通している大井町線半蔵門線が遅延 + 本数大幅減 (大井町線半蔵門線の車庫も田園都市線内にあるため) ・ 東急バス (二子玉川駒沢大学駒沢大学渋谷) にも混雑が集中して遅延 → 半蔵門線と並走している銀座線も遅延・半蔵門線に直通している東武スカイツリーラインも一部運転見合わせ田園都市線代替ルートとなる東横線 (*) に混雑が集中して遅延 + Qシート (指定席車両) 中止 → 並走している目黒線や直通している東急新横浜線や副都心線も遅延 → 東急新横浜線に直通している相鉄線目黒線に直通している南北線三田線も遅延 → ...。

* 田園都市線東横線渋谷駅で改札内のりかえができる。

池尻大橋駅中目黒駅東急バス10分、徒歩で30分くらい。このルート花見の時期になると毎回混雑する。

二子玉川駅と自由が丘駅大井町線急行で1駅 (5分) 、各停で5駅 (10分) 。この区間急行でもゆっくりなうえ駅間も短いのでおもったほどの時間差はない。

溝の口駅武蔵小杉駅南武線で3駅 (10分) 東急バス川崎市バスで30分くらい。東急バス国道409号線をずっととおっていくのに対して、川崎市バス溝の口駅武蔵新城駅あいだは南武線を並走する。東急バスだと高津駅も利用可能。なお、朝ラッシュ時の国道409号線は混雑するので、とくに東急バス場合時間どおりの到着は期待しないほうがいい。

溝の口駅新横浜駅にもいけるが、時間がかかるうえ振替輸送対象外のため料金もかかる。ただしシートベルト必須である高速道路走行するため、絶対に着席したいならひとつ選択ではある。

鷺沼駅武蔵小杉駅東急バス川崎市バスで40分〜50分くらい。こちらは東急バス川崎市バスルート共通だが、途中駅止まりルート分岐がおおいので間違えて「小杉駅」と書いているもの以外に乗車しないように注意 (なお南武線利用なら「中原駅」でも可 / 小杉駅ゆきでも「中原」で途中下車して武蔵中原駅まで (3分ほど) 歩くことも可能 10分ほどの短縮になる / 久末と野川中原よりさらに手前なので乗らないように / 営業所ゆきルート分岐になるので絶対乗るな) 。

あざみ野駅日吉駅ブルーラインセンター北までいって、グリーンライン日吉まで。どちらも (2025年10現在) あざみ野日吉はどちらも線路の終わり (必ず終点) なので、センター北で「日吉」以外に乗車しないかぎり間違えることはない。

長津田駅横浜駅横浜線1本でいけるかと思いきや、半数の電車横浜駅の1駅手前である東神奈川駅でとめられてしまい、のりかえが必要。正直なところ、横浜駅のつぎの桜木町駅は3線あるのだから、その間の横浜駅も3線いれて桜木町ゆきをふやしてほしいところ...。

その他、田園都市線は1駅だけすすめるバスも多数あるが、田園都市線二子玉川から中央林間駅は駅間が短く、ちょうど中央に住んでいる人がどちらの駅にもいきやすいようにという目的であるバスのため、駅と駅の移動のためならバスよりも徒歩のほうがはやく到着する。

2025-07-17

anond:20250717105117

俺は始発駅で快速34分だけど、あえて各停54分にのって座って通勤してるな

2度寝も出来るし、本も読めるし、ガチャも引ける

快適

夏は臭いけど

2025-07-16

電車通勤こころ

フルリモートから週5出社になって一ヶ月、試行錯誤して気づいたことをまとめておきます

2025-03-23

この連休乗り鉄日記(2日目)

反響がいただけたので、anond:20250322200443の続き。

_____

2025/3/22(2日目)

興奮であまり深く眠れず、6時前には起床。

ホテルバイキングには開始時から待ち、カレー和食と十分に食う。

コーヒートイレちゃんと済まし、2日目は7時半前の愛知環状鉄道から

路線単線と複線がしょっちゅう切り替わり、複線用地もちゃんとわかる。

ひたすら高架で見晴らしもよい。

名鉄クロスしては川を越え、簡単な造りの車庫。

東名などと絡んではトヨタ本社が広い。

シャトル列車の走る名鉄との並走区間を越えて、都市部から一気に山に囲まれ田畑ギャップ

ただ乗るのも飽きてきたので、今日wikipedia見て、各駅や路線をより知ろうとする。

四郷のマンション瀬戸口空き地貨物予定地だったのか。

八草から先では、万博の影響で上下線のホーム長が違う駅も。

立体で高蔵寺に進入し、対面の中央線は新しい315系。

勝川からは、いわくつきの城北線

調べてた通り、一般道をしばし歩くことに。

入口ではまたもSuicaが使えないことを知り、ホーム階にあがっては中央線にどう繋がるのか不思議に思う。

駅までの距離を伸ばす一因である車庫には車両は無い。

ホームにはちょうど折り返しがやってくる。

休日とはいえ、1時間毎の便なのに6人しか降りてこないのか。

時間があるので、それらを写真に撮っては、ホームそばまで複線で来るレールや名二環を見渡す。

乗れば、緑の看板が並走するほど都市部なのに、単行気動車がすれ違いもしない頻度で走る不思議さ。

こちらもやはり見晴らしはよく、JCTの絡まりもこの距離で見られるのは嬉しい。

名鉄上小田井駅が見えては、その先に接続用だったらしい立体が上下に分かれる。

そして貨物線上の枇杷島駅に入り、16分はあっという間。

ちなみに運賃は割高なので乗り通す客は少なく、どんどん入れ替わる。

現金精算しては自動改札なので、降車証明書をもらう。

すぐ乗り換えての名古屋では「しらさぎ」を見る。

中央線で行程をほぼ戻っては、金山も懐かしく見ての大曽根

見上げる位置には、ゆとりーとライン

階段から改札もなく中に入れば、ほぼバスな車体を転回所に撮り、両サイドのレールもよく見ておく。

車内は最前列に陣取り、今回は車窓よりも運転の様子を見る。

本当にハンドルから手を離して指差し喚呼してる!

しかし車内は特殊機構を感じない。

普通バス程度は揺れがある。

名鉄を越えるなどでは、鉄道に無いような高低差が珍しい。

最高速度は60km/hで、カーブごとに制限をくらう。

あとはさすがバスであり、細かく停まる印象だが、ドームがあったりして一区画でも乗る人がいる。

そして、小幡緑地先の切り替え作業

これが見てみたかったのだ。

運転手がハンドルの両サイドにあるレバー上下に振ると、側面下部からゴンゴンガイドの収まった音がする。

そして運転手はハンドルをとり、教習所みたいなS字カーブ一般道へと入る。

一般道入ってすぐの停留所で降りて引き返す。

名二環を越える下り道は長く、庄内川もあって遠くまで見渡せる。

ちなみに、本質的バスなので、途中下車は車内を通るのがかなり面倒だった(他の客に倣い、中降りして前に回り込んでタッチする)。

専用区間だけでも連結バスにすればよいのにと思うが、特殊な規格だから改修もままならないのだろう。

そして、砂田橋から地下鉄

地下鉄新規区間だが、車窓は無いので乗ってるだけ。

名古屋地下鉄10分毎が多くてやる気がなく思ったが、名城線に乗る人数を見たら妥当か。

本山から東山線で、こちらは混んでて5分毎。

一社からは高架となり、こちらでも名二環が目立つ。

藤が丘は引き上げ線で入れ換える形で車庫にもつながっているようだ。

そしてまたの特殊車両であるリニモに乗るため、地下に降りる。

構内はLED的な白い明るさが、未来性を感じさせる。

自動運転だし、元は万博用の見世物でもあったわけで、妥当な装飾か。

一方で、ジブリパークの案内が目立ち、乗客若い女の人や外国人が多い。

ちなみに、リニアなので車体は浮いてるはずだが、浮遊感みたいなものは無かった。

でも新交通にしては明らかに速いし、それでいて静かなのはよい。

万博公園は有名だが、長久手古戦場にもアクセスできるのは近づいてから知る。

公園に近づけば観覧車が迎える。

ジブリ的な建物は遠景として一応撮り、車内は一気に人が減る。

車庫は万博駅につながっている。

八草も引き上げて折り返しなのね。

八草では12時前なので、申し訳なさで親へのメールをこなし、2度目の愛知環状鉄道

少し乗ってはついでの名鉄瀬戸線。

尾張旭で緩急接続するイメージだったが、かなり昔から昼間は各停だけだったのね。

そしてすぐに尾張瀬戸は櫛形駅の平面移動で外に。

瀬戸物の街であり、少し歩いてみると川の両端に陶器屋が並んでいる。

奥に行くと工芸館とかあるらしいね

ロードバイクも見かけ、自転車乗るにもいい暖かさとなってきたなあと思う。

脚が慣れてないが、また自転車で遠くに出かけたくなってくる。

折り返しては、尾張旭では折返線が両面に。

喜多山は高架化の途中で、追い抜きも無いのに2面4線が保たれている。

守山自衛隊前では、ゆとりーとラインを見る。

そして矢田川を越えて、再びの大曽根では、商店街イベント紹介もあった。

名古屋城が近づくと地下へ入って栄町

シンプルな2面2線で、封鎖された避難口らしきもみつける。

と、そもそも名古屋城を見たことが無いのに気づき名城線で近くに移動する。

地上に出れば、瀬戸線が走っていたお掘りが目の前に!

ブラタモリで見たやつだ。これは嬉しい。

そして道路にも、名古屋固有の乗り物である基幹バス

さらに、この歴史的建物は何かと思って調べたら、市役所なのか!これまた豪華。

横丁なる食事から天守閣へと近づき、有料区画に入るか悩むが、耐震性で天守閣に入れない代わりに500円とリーズナブルなので入ってみる。

(昨日もだが、乗り鉄なのか観光なのか旅の目的が定まってないな。)

中は有料区域ながら、まるで普通公園みたいな人の多さに出店の多さ。

そして14時となり暑いくらいで上着も脱ぐ。

石積を積み直すコツコツさを傍らに、出店には縁日な遊びやゴザもあり、早咲きながらも桜らしきがありですっかり花見みたい。

さる軍団まで来てた。

西の丸からシャチホコある天守閣をそんな桜とともに一枚。

西南隅にある櫓をじっと見ては正門から内へ。

まずは御殿が占めていて、回り込んでは天守閣

しかに入れないことを確認しては、エレベーターまで付いてたことを知る。

手ぬぐいとか渋い品目のショップを見ては、現在のメインである本丸御殿にも入る。

十何人かまとめてずつの入りでしばし並び、荷物建物にぶつけぬようロッカーまで準備する念の入れよう。

カメラは可だったので何枚か撮ったが、金箔に描かれたふすま絵やら、立体に作られた装飾やらで、造詣ないゆえ理解はできずもひたすらすごいって感じで過ごす。

その解説で、「こけら」って木くずのことを言うから、「こけら落とし」になることを知る。

あと、太い松の切り株の輪切りに大谷サインが書かれてたのが印象的。

そして御殿を外から一枚撮っては北側(開かずの門)から出て、水の張るお掘や大きな石。

武将握手会してるなど皆が楽しむ様子も見て、名古屋城をあとにする。

市役所から基幹バス体験

黄色く塗られた道を右レーンながらも真っすぐ出る不思議さ。

料金は均一の後払いなのね。

しかし、ほどなく桜通大津から普通レーンとなり、普通バスと変わらなくなる。

駅前では結局混んで時間かかったし。

でも名古屋駅のバスターミナルは初めてだった。

あおなみ線へは北東端から西端への乗り換え。

晩飯を豪華にするべく昼間はパンひとつ我慢してたが、耐えきれずおにぎりに手を出す。

改札上には、コンサートらしきでノンストップ臨時列車が出る旨の案内。

そっか、デフォルトが少ないのは、フレキシブルに便数を増やすからなのね。

おにぎりを慌てて食って乗れば、近鉄としばし並走しつつ、両方の車両区を上から見下ろせる。

路線の起こりである貨物列車ともすれ違う。

ノンストップとうたっているが、港湾部までは60km/hくらいでわりとゆっくり

東山線の車庫を見て、南荒子には貨物ターミナル

工場から港湾へと移り変わり、名港トリトンもこんなところから見れるだなんて。

野跡手前で降りる車庫線。

そして、金城ふ頭に着くが、キッチンカーが出るほどの人の並び。

反対側にはレゴランドで、原色ブロックが付いたような建物モールである

ノンストップ便の帰りは回送なのね。

と一通り見ては、まさかこんなに人が多いとは思ってなかったが、せっかくなのでリニア鉄道館にも若者たちの間を抜けて近づく。

わりと平たい建物には、券売機の横にある案内によると、記念車両が並んでいるようである

外にも、N700のA改造車が3両分置いてあり、これは中に入らずとも見られる。

トリトンを撮り直しては、日陰となったベンチでここまでの日記を書き出す。

そうして場に馴染んでの帰りはイベントと逆方向だが、他の会場があるのでそれなりに混む。

それでも名古屋駅には明るいうちに帰れて、帰りも行程を復習できた。

のぞみ」は18時前の発。

終わってみると、あっという間だった。

昨日と違って、道中で知識も追ったので飽きも無かった(ようやく楽しみ方がわかってきた頃に、旅は終わるものだ)。

しかし、さすがに眠い

パン炭酸切符を買っては、改めて謎のフリークエンシーに驚きつつ、すぐの新幹線に乗り込む。

眠気に耐えつつここまでの日記を打ち直して、暗闇でもあるので目を閉じる。

静岡通過から寝て、小田原で案内放送が入っては、パンフで名古屋城のことを復習。

そしてここで、こうやって毎回、旅日記文字データに起こしているのだから増田に投げて反応もらいたいなと思い

占いにも「自分の得意分野を活かして、他の人にはできない価値を人に提供することで、大きな満足感が得られるでしょう」とあったのだ)、

昨日書いた分から個人情報を消したバージョンを作り、地下鉄内で調整を加え、最寄り駅に着いては送信

20時すぎにはアパートに到着。

少ない荷物をばらし、増田さら修正してると目もさえてくる。

寝るのは23時半頃になってしまう。

2025-03-18

6かい引っ越してこれしか学びが無いの、流石都民って感じ

>・独立洗面台付はマスト

ゴミ出し24時間は最強

池袋埼玉県民の植民地

新宿へのアクセスは大切

・駅徒歩15分は雨の日地獄

木造アパートゴキブリ出る

・1LDKだと家賃15万超えが普通

各停しかまらない駅はやめとけ

西武新宿線に住むのはやめておけ

2025-03-06

東北新幹線内併結中止時のダイヤ案(Perplexity AI

東北新幹線分離事故後のダイヤ改正における戦略的考察

過去半年間に2度発生した東北新幹線の分離事故を受け、山形新幹線秋田新幹線の併結運転中止に伴うダイヤ改正可能性について、多角的視点から検討を加える。

本報告では、安全性確保を前提とした輸送体系の再構築、既存車両効率的運用乗客利便性の維持向上を三本柱とし、具体的なダイヤ設計方向性提示する。

事故の経緯と現状分析

2024年9月19日東北新幹線はやぶさ」と秋田新幹線こまち」が時速315kmで走行中に連結部が分離する初の重大事象が発生。

その後2025年3月6日、同様の分離事故上野大宮間で再発し、東北山形秋田上越北陸新幹線が約3時間わたり運転を見合わせた。

事故とも自動ブレーキ作動により重大事故は回避されたものの、連結器の根本的な信頼性に疑問が生じた。

JR東日本2024年3月改正で新型車両E8系導入を計画していたが、今回の事態を受け連結運転の全面中止を決定。

これにより、従来の「はやぶさこまち」「やまびこ・つばさ」併結システム見直しが不可避となった。

単独運転体制への移行戦略

山形新幹線「つばさ」ダイヤ再編

山形新幹線従来の併結列車単独運転化する場合、以下の対策有効である

福島駅での線路切替時間を短縮するため、E8系車両の加速性能を最大限活用し、東京山形間の所要時間を現行より5分短縮可能と試算。

これにより、1時間あたり1本の運転間隔を維持しつつ、定期列車を14往復から16往復に増発する案が現実的となる。

郡山駅での折り返し運用を導入し、早朝・深夜帯の地域輸送を強化。

具体的には、東京発6:00の「つばさ101号」を郡山まりとし、郡山7:15発の区間列車を新設する。

これにより、福島県中通り地域通勤需要対応可能となる。

秋田新幹線こまち」の独立運転モデル

秋田新幹線単独運転化に際しては、盛岡駅での接続効率を最大化するダイヤ設計必要となる。

現行の「はやぶさ接続パターンを維持しつつ、盛岡駅到着後15分間隔で「こまち」を発車させる方式採用

例えば、東京発8:20はやぶさ3号」盛岡10:54着に対し、「こまち303号」を11:09発とする。

車両運用効率化の観点から秋田車両センターに予備編成を1本増備。

これにより、早朝の東京行き列車を30分繰り上げた6:30発「こまち201号」を新設し、秋田発着のビジネス需要対応する。

東北新幹線本線の容量拡充策

定期列車パターンダイヤ

連結運転中止に伴う線路容量の余剰を活用し、東北新幹線本線の輸送力を20%増強可能となる。

具体的には、以下の3つの運転パターンを組み合わせる:

  1. 東京新青森ノンストップはやぶさ」:1時間1本の運行
  2. 東京仙台快速やまびこ」:主要駅(大宮郡山福島)停車、1時間2本
  3. 東京盛岡各停はやて」:全駅停車、1時間1本

この構成により、最高速度320km/h運転継続しつつ、座席利用率の低い早朝・深夜帯の列車統合

例えば、現行の東京6:00発臨時はやて71号」を定期列車化し、大宮始発6:30発「はやて1号」に改編する。

新駅停車パターンの導入

白石蔵王駅を通過する「やまびこ列車を分割し、東京仙台行き各停列車を新設する案が有効である

これにより、沿線都市間地域輸送を強化するとともに、新幹線ネットワークの多重化を図る。具体的には:

乗継システム最適化

仙台ハブ機能の強化

従来、連結運転依存していた山形秋田方面への接続改善するため、仙台駅での乗換時間10分以内に短縮するダイヤ設計。具体的には:

これに伴い、仙台駅に新たに2番線を乗換専用ホームとして整備。在来線との連絡通路拡張し、10分間隔でのシャトルバス運行を導入する。

デマンド型連絡輸送の導入

郡山福島盛岡の各駅でAI活用した需要予測型連絡バス運行新幹線到着15分前までにアプリで予約した乗客に対し、最適な経路のバスを手配するシステムを構築する。

実験的に、郡山駅会津若松間で2025年10から試行運転を開始予定。

車両運用効率化の数理モデル

連結運転中止に伴う車両需要の変化を線形計画法モデル化。目的関数を「最小必要編成数」とし、制約条件として:

  1. 列車の所要時間
  2. 車両点検間隔(48時間毎)
  3. 乗務員拘束時間10時間以内)

を設定。シミュレーション結果によれば、山形新幹線E8系は従来14編成必要であったが、単独運転化と折り返し運用の導入で12編成に削減可能となる。

余剰編成2本を予備車両として活用し、故障時の予備率を15%から25%に改善できる。

経済的影響評価投資計画

ダイヤ改正必要な初期投資額を以下のように試算:

  1. 仙台駅改良工事120億円
  2. 予備車両購入費(E8系2編成):60億円
  3. AI連絡システム開発費:15億円

これに対し、予想される便益は:

投資回収期間を7年と見込み、2026年度から3か年計画での実施現実的である

ただし、沿線自治体との費用分担協定締結が必要となり、特に仙台駅改良工事に関しては宮城県財政支援が不可欠となる。

リスク管理戦略

想定されるリスク要因と対応策を以下のマトリクスで整理:

リスク要因 発生確率 影響度 緩和策
車両不足 15% 路線から車両転用協定締結
乗務員不足 25% シミュレーター活用した効率的訓練
天候障害 30% 気象予測連動ダイヤ調整システム導入
需要予測誤差 20% 3か月単位での柔軟なダイヤ見直し

特に気象予測連動システムでは、台風接近時に自動的臨時列車を30分間隔で運休させるアルゴリズムを開発。

遅延情報リアルタイム乗客スマートフォン配信する機能を追加する。

社会的合意形成プロセス

ダイヤ改正案の円滑な実施には、以下のステークホルダー調整が必要不可欠である

  1. 国土交通省安全基準見直し特別認可手続き
  2. 沿線自治体:駅改良工事に伴う都市計画調整
  3. 労働組合乗務員労働環境改善交渉
  4. 利用者団体運賃体系変更への理解醸成

具体的には、改正案のパブリックコメント募集期間を従来の2か月から3か月に延長。オンライン説明会10回開催し、改正必要性をデータに基づき説明する。

特に安全性向上による事故リスク低減効果定量的に示すことが重要となる。

技術検証課題

今後の実現可能性を高めるため、以下の実証実験2025年度中に実施する必要がある:

  1. E8系単独運転時の加速性能試験郡山福島間)
  2. 仙台ホーム混雑シミュレーションピーク時想定)
  3. AI連絡バス需要予測アルゴリズムの精度検証
  4. 自動運転技術活用した折り返し運転効率

特に自動運転技術については、車両の方向転換時間を従来の15分から8分に短縮可能との予備実験結果を得ている。

この技術を応用すれば、郡山駅での折り返し運用効率を45%向上させられる。

総合評価と将来展望

改正案の実施により、以下の効果が期待される:

長期的視点では、2028年度を目処にフルデジタルダイヤ制御システムの導入を検討

リアルタイム需要変化に対応した柔軟な列車運行を実現し、新幹線ネットワーク最適化を更に推し進める必要がある。

今回の分離事故を契機として、新幹線システム根本的な安全性再検証が求められる中、単に従来の運転方式を変更するだけでなく、デジタル技術を駆使した次世代輸送体系の構築が急務である

提案したダイヤ改正案は、現行技術範囲内で最大限の改良を図るとともに、将来の技術進歩を見据えた柔軟な枠組みを提供するものである

東北新幹線内併結中止時のダイヤ案(ChatGPT)

はじめに

東北新幹線東京新青森間の幹線と、途中で分岐する山形新幹線福島新庄)および秋田新幹線盛岡秋田)のミニ新幹線系統から成ります

現在山形新幹線「つばさ」列車福島駅で東北新幹線の「やまびこ列車と、秋田新幹線こまち」は盛岡駅で「はやぶさ列車と、それぞれ併結・切り離しを行い東京まで直通運転しています​。

しかし併結運転ダイヤ編成上の制約を生み、東北新幹線本線の高速運転に影響を及ぼす要因となっています

提案では、山形秋田新幹線東北新幹線の併結を取りやめることを前提に、東北新幹線速達性を最優先した最適ダイヤ案を検討します。

現在東北新幹線では東京盛岡間で写真のようにE5系はやぶさ」(緑)とE6系こまち」(赤)の併結運転が行われています

併結相手となる車両性能に合わせる必要があるため、旧来はE3系こまち」を併結すると最高速度275km/hに制限されていました​。

最新のE5+E6編成では320km/h運転可能ですが、併結そのものを解消すれば車両性能差による速度制約や連結・切り離し作業時間を排し、ダイヤ編成の自由度が向上します。

また、福島駅で「つばさ」を併結する際には、やまびこ列車上下本線を横切るため下り線を2度塞ぐ必要があり、これが大きなボトルネックになっています​。

併結をやめ別々に運行すれば、こうした平面交差の支障も発生せず、本線ダイヤの安定化に繋がります​。

速達列車最優先の運行方針

東北新幹線本線については、速達タイプの「はやぶさ系統による高速運転を最優先します。

具体的には、はやぶさ列車東京仙台新青森新函館北斗)は可能な限り高頻度・高速度で運行し、停車駅も主要駅に限定します。

併結解消により、本線上の速達列車は常に最高速度走行でき、途中駅での併合待ち時間不要となるため、所要時間短縮と定時性向上が期待できます

例えば、山形新幹線用の新型車両E8系は併結しない単独走行時に宇都宮福島間の最高速度を現行275km/hから300km/hに引き上げ可能で​、実際に2024年ダイヤ改正では東京山形間の所要時間が13分短縮される列車も設定されています​。このように各列車本来の性能を発揮して走行できるダイヤとし、東北新幹線全体のスピードアップを図ります

速達列車運行本数は、現行より増発して輸送力と頻発性を向上させます

東京駅発着の一日あたり本数枠に留意しつつも、併結廃止で生じる時間ゆとりを活かし、日中時間帯では概ね10~15分間隔で「はやぶさ系統が発車するダイヤパターンを目指します(1時間あたり4本程度を想定)。

停車駅は東京大宮仙台盛岡新青森北海道直通列車新函館北斗札幌方面)など必要最小限にとどめ、仙台以南はノンストップ運転速達便も織り交ぜます。このような速達重視の体系により、首都圏東北都市間の所要時間可能な限り短縮します。

山形新幹線「つばさ」運行接続

山形新幹線福島新庄)は併結運転を行わない代わりに、本線列車との接続改善によって利便性を確保します。

具体的には、つばさ列車福島駅で本線列車と乗換え接続する運行系統します。現在山形新幹線は1時間上下各2本程度(うち1本はやまびこと併結、もう1本は単独運転されています​が、これらをすべて単独運転とし、原則福島発着とします。

福島駅では東京方面仙台方面東北新幹線やまびこ」または「はやぶさ」に対面乗換えできるダイヤを組み、乗換え時間は最小限(数分程度)に抑えます

例えば福島14番線に山形新幹線つばさが到着し、向かいの13番線に東京行き「はやぶさ」が同時刻に停車する、といった対面乗り換えを実現することで、乗換えの負担を軽減しつつ本線列車への速達運転移行を図ります

福島駅の分岐設備改良(上下アプローチ線新設)は2027年春に完成予定であり​、これにより同駅で上下それぞれ独立したダイヤ編成が可能になります

提案ダイヤではこの新設備活用し、山形新幹線列車東北新幹線本線列車福島駅でスムーズ接続できる時刻調整を行います

なお、山形新幹線「つばさ」については朝夕の多客時間帯に限り東京直通の列車を存置することも検討します。

併結なしでもE8系であれば東京福島間を最高300km/hで走行できるため​、東京直通の単独「つばさ」も十分高速なダイヤを組めます

これにより、山形方面から首都圏への一席乗車ニーズにも配慮しますが、基本的には福島駅での乗換えを前提とし、本数やダイヤパターンを設定します。

秋田新幹線こまち」の運行接続

秋田新幹線こまち」については、東京盛岡間を東北新幹線はやぶさ」と別個に運行します。

E6系こまち」は最高320km/h運転可能であり、本線上でも他のはやぶさ列車と同等の速達性を確保できます​。

そのため、現行は必ずはやぶさと併結していたこまちを単独列車として東京秋田間直通で運転し、これまで盛岡駅で行っていた連結・切り離し作業時間を削減します。

こまち単独運行により盛岡駅では最短の停車時間で発着できるため、はやぶさ系統盛岡での長時間停車が不要となり、速達性向上に寄与します。

東京秋田間についても、盛岡駅での乗換え無しで引き続き直通列車を確保することで、利便性への影響を最小限に留めます

ただし、将来的に北海道新幹線札幌延伸などで東北本線の列車本数増加が見込まれ場合には、秋田新幹線についても盛岡乗換え方式盛岡発着のシャトル列車化)への移行を検討します。

今回は利便性確保の観点からこまち直通を維持しましたが、仮に盛岡乗換えとする場合でも山形新幹線と同様に接続改善を図ります

盛岡駅にて秋田方面東京方面列車が同一ホームまたは短い乗換経路で接続できるダイヤを組み、乗換え時間を極力短縮します。

盛岡駅は全列車停車となっていることから​、ダイヤ調整の自由度は高く、接続列車同士の待ち時間を最小化することが可能です。

運行本数と間隔の調整

併結解消による運行本数・間隔の見直しでは、東北新幹線本線と各支線の列車設定を柔軟に最適化します。

まず、本線速達列車はやぶさ)は需要に応じて増発し、終日均一間隔で運行できるようにします。

例えば毎時4本のはやぶさを基本とし、その間に支線直通列車各駅停車型の列車を挿入していくダイヤ構成です。

一方、各駅停車タイプの「やまびこ」は本数を適正化します。

速達列車増発によりカバーできる区間についてはやまびこを削減し、中距離需要速達列車代替します。

実際にJR東日本2024年ダイヤ改正で東京盛岡間の「やまびこ」計4本を速達型の「はやぶさ」に置き換えており​、本提案でも同様の比率見直しさらに進めます

昼間時は速達系:各停系 ≈ 3:1程度の割合とし、各停列車は主に東京郡山仙台間や仙台盛岡間のローカル需要を担う列車に集約します。

山形秋田の各支線列車は、それぞれ毎時1~2本程度の運行本数を確保しつつ、本線内ではできるだけ他列車パターン的に噛み合うダイヤします。

例えば1時間のうちに「はやぶさ」3~4本(そのうち1本は盛岡秋田新幹線接続)、「やまびこ」1本(福島山形新幹線接続)、山形新幹線「つばさ」1本、秋田新幹線こまち」1本…といった具合に配置し、過度に列車が集中したり間隔が空いたりしないよう調整します。

併結運転をしない分、東京駅の発着枠を余計に消費する制約はありますが​、福島駅での平面交差支障の解消や盛岡駅での滞留時間削減によって線路容量にも若干の余裕が生まれます

その範囲運行本数全体の底上げと、混雑時間帯の増発(例えば朝夕ラッシュ時に速達列車を集中投入)を行い、輸送力とダイヤの均一性を高めます

乗換え時間接続最適化

併結取りやめによって必要となる乗換えについては、綿密な接続ダイヤ調整でカバーします。

本線速達列車と支線列車が分離運行となる福島駅・盛岡駅では、乗換導線と待ち時間の最短化を図ります。具体的には以下のような施策を講じます



以上のように、乗換えに伴うタイムロスや不便感を最小限に抑えることで、山形秋田新幹線利便性低下を可能な限り補います

接続ダイヤ最適化により、たとえ途中乗換えが必要になっても実質的な所要時間増加をほぼ生じさせず、「乗換えがある直通」といった感覚で利用できるサービスを目指します。

最適ダイヤ案のまとめ

最後に、本提案にもとづくダイヤ編成の一例をまとめます



以上のダイヤ案により、東北新幹線は本線長距離利用客へのサービスを飛躍的に向上させつつ、山形秋田の各ミニ新幹線利用者にも接続改善によって一定利便性提供できます

併結運転を解消することで高速化・頻発化とダイヤ編成の柔軟性向上が可能となり、東京発着の列車容量を最大限に活かした効率的な運行体系が実現できるでしょう。

今回提示した案は一例ですが、速達性と運行効率を最優先に据えることで、東北新幹線全体のサービスレベル向上につなげることが期待できます

2025-02-21

半蔵門線の新型車両

インバーターの音があまりにも静かすぎてびっくり。

おそらくこれを超える静かさの車両日本のどこをさがしてもないのではとおもった。

ブレーキの音は半蔵門線を走る車両のなかではいちばんうるさいけど。

鉄道ファンなかにはうるさいほうが迫力があって好きという人もいるけれど、自分鉄道ファンじゃないから、静かなほうが快適にすごせていいな。あと乗り心地もとてもいいし。

自分田園都市線ユーザーだけど、二子玉川以南たまにくる大井町線の旧型車両インバーターがうるさいし変速時とか停車直前のインバーターが切れたときかにガタガタするし各停だと高確率でこれにあたるしで...。

ほんとうに静かすぎて、ぜんぶの車両がこれになれば、電車の音を聞いて走るタイプのかけこみ乗車が減りそうだなとおもってしまった。

2025-01-20

小田急線複々線化の遅れは反対運動のせいじゃない

元増田https://anond.hatelabo.jp/20250119141453

 

元増田が言うように小田急線複々線化が遅れ、ラッシュ時の酷い混雑率とノロノロ運転に悩まされていた。

線路脇には中途半端地上げした空き地が点在し、沿線の民家には複々線化反対の幟や横断幕。通常新宿町田間は急行で35分だったがラッシュ時は50分。こういう状態20年くらい続いていた。

ところが1990年代中頃になると一気に地上げは進み方々で工事開始、2000年代になると完成区間から供用されていったのである

何が起こったのか?反対運動側が折れたのか?

特定都市鉄道整備積立金制度

それは首記の「特定都市鉄道整備積立金制度」のせいである。ぶっちゃけて言うと鉄道会社複々線事業の原資を貯めるために運賃の値上げをしてよいという制度だ。

この制度根拠法の「特定都市鉄道整備促進特措法」は1986年施行なのだ活用が進んだのはバブル崩壊後の1990年代前半からであった。

 

鉄道運賃許可制

そもそも知っておくべきなのは鉄道運賃が国(運輸/国交大臣)の許可制で、勝手に値上げ出来ないという事である

バブル崩壊後にデフレが進行するという異常事態に陥ったが、通常の国民経済ではインフレ傾向が定常状態だ。すると鉄道会社バス会社運賃を値上げしたい。だが公共交通インフラであるので値上げは沿線住民が困る。また逆に平行路線との過競争運賃を値下げして競争会社を潰してしまうとその会社運行する別路線交通インフラが無くなってしまう。

なので運賃は国の許可が無いと変更する事が出来ない。運輸/国交大臣会社財務状況などを勘案して値上げの許可を出すのである

という事は、鉄道会社鉄道事業で金を貯め込んだり株主に高配当するという事が難しいのだ。

制度運賃値上げの理由として複々線事業の積立を認めるものである

 

租税回避

余剰収益を積み立てたらそこに法人税が掛かるものであるが、同制度により積み立て分への課税回避される。

 

金利回避

ずっとゼロ金利状態なのでピンと来にくいが、バブル以前は金利は高かった。しかバブル時はインフレ加熱を懼れて公定歩合を一気に引き上げた。事業をやっている人は常に公定歩合の上げ下げに気を留めていたのである。(現在基準貸付利率というが慣習的に公定歩合と言う人も多い)

ゼロ金利であっても、鉄道などの土木インフラ事業では償還期間が長いので利子の負担も重くなる。

だが非課税積立金であれば無利子なので経営を圧迫しない。

 

 

制度が動き出すまで私鉄はどこも複々線事業全然進展していなかった。例えば地下鉄有楽町線新桜台まりの支線がずっとそのままだった。これは乗り入れ先の西武池袋線練馬駅工事が手付かずのままだったからだが、同制度が動き出してから後には瞬く間に工事が開始されて一駅だけの無意味な支線は解消された。

 

一方、JRでは既に複々線工事昭和の中期に完了していた。これは国の金で工事が出来たからだ。具体的には工事自体鉄建公団負担して行い、完成後に国鉄負債転嫁するというスキームになっていた。

また、国鉄には地上げ専従の職員部署があった。新線、線路改良が定常的に行われていたという事である

例えばJR化後直ぐに東北新幹線上野東京間が開通したが、この区間国鉄が既に地上げをしてあったのでやったのは工事だけだった。

上野東京ライン開通時に「神田付近地上げが難しくて新幹線の上を通す構造にした」という話を聞いたことがあるかも知れないが、これは国鉄時代の事なのである新幹線線路上の三階建てにする高架構造も既にその時に決まっていたという事だ。

 

こうして同制度によって90年代には各社線で値上げと工事が一気に開始され、2000年代には完成して供用されるようになった。

 

利用者には辛い制度

だが利用者には結構キツイ制度ではあった。

増田90年代小田急利用者だったが、この為に運賃が値上げ、しかも通学運賃は2倍になった。

更に工事の為に急行退避駅の待避線が幾つか使えなくなった。成城学園前が退避不能になった場合は、経堂から向ケ丘遊園まで各停の追い越しが出来ない。故に急行各停にすぐに追いついて各駅手前停車列車と化した。大変なストレスであるしか運賃2倍なのだ。そして複々線完了する時には卒業していて利益還元ゼロ理不尽仕打ちであろう…。

 

制度による混雑緩和の限度

多数の私鉄線が同制度を利用して複々線化を行ったが、一つ事業キャンセルになった所がある。それは西武新宿線で、積み立てをしていたがバブル崩壊後の経済低迷で利用者増の見通しが下方修正となった。それで複々線化の必要なしとの判断になり、積立金は取り崩して運賃還元、つまり運賃値下げして利用者還元された。

故に西武新宿線の混雑程度が同制度による混雑緩和限度、つまり利用者受忍限度と見做す事が出来る。

 

連続立体交差事業との混同に注意

特定都市鉄道整備(特々)には複々線化だけじゃなくて連続立交化もある事に注意が必要だ。

複々線化は原資が運賃積立金、連続立交化は補助金が原資となる(それぞれ事業金の100%ではない。持ち出しや借入、社債発行もある)。

この二つは別事業なのだが、同時に行われる場合もある。小田急場合が将にそれで、高架化やトンネル化が複々線で行われた。この為に原資としては運賃積立金と補助金両方が入っている。

元増田は「騒音問題が」と何度も書いているが、これは高架化の事だ。同時に行われたから不可分に見えるが、制度と原資の面で違うのだ。

 

反対運動の核は地下化か高架化か

元増田勘違いしてるであろうのは反対運動の主張のコアだ。当時、沿線ベランダにたなびいていた幟や横断幕文言は専らが「複々線化は地下式で」だ。つまり複々線化は前提にして地下式を求め高架式を拒否している。

地下化なら騒音はないし日照問題も無い。工法によってはもしかしたら沿線住宅が立退きしなくても良くなるかもしれない。そういう見立てだ。

だが地下化は金が掛かるからちょっと困難である。但し東急池上線という都内ローカル線が地下化された事はあるのでそういうのを参考にしたのかもしれない。

元増田自分騒音問題忌避住民エゴ批判する事を書きながらそれを「複々線化反対」と断じていて筋違いである

 

地上げの各段階

線路道路計画段階では住民説明が行われ時に紛糾したりするが、その後の進捗というのは一直線ではない。計画説明会→地上げ工事と滞りなく進むものばかりではないのだ。計画のまま何十年も塩漬けになったり資金不足で地上げがチンタラ進まない場合もある。小田急複々線化は将にこれに該たる。

から反対運動の方も計画段階で反対している時と、事業側がやる気になって金突っ込んで工事内容を策定するような「詰めてきた」状態での反対では温度差がまるで違う。

また反対の内容も計画自体に反対から補償金や公共施設の築造を求める、曳家で引っ込めたいか工事業者銀行紹介してくれなどに変わったりする。その上で強行的に反対する場合もある。

でもネットフィルター通すとこういう各段階での温度差は見えなくなって、一律反対派住民となってしまう。土地とか持ってない人間が集まって集合意識を形成してしまうのだ。元増田もその気配がある。

 

自衛隊東富士演習場に食い込むように未収用の土地があるのをご存じだろうか?ここではやはり収用反対運動が展開された。

その未収用の土地一角を所有する人の下で働いたことがある。所有と言っても親戚兄弟姉妹で共有になってる山林だが、この人の家には収用の役人が一度も来た事が無いそうである。だから一見揉めてそうで全然揉めてもいないし交渉自体行われた事が無い。

だがネットではその辺の事が判らずに「反自衛隊的な人間がごねている」と書かれているのを見た事がある。そういう事を書く人は自分が住む家が何十年も前から再開発地域になっていて説明会がたまに開かれていても判らないであろう。

 

まとめ

鉄道会社運賃許可制により過剰な儲けが出せない仕組みになっており、また普通経営的にも蓄財には課税され借入は経営上のリスクになるので莫大なコストが掛かる複々線化はまるで進捗しなかった。

そこで特定都市鉄道整備積立金制度スタートして運賃値上げによる非課税積立が許されるようになり各社一気に工事が進捗しほぼ完成した。

同じ特々事業の高架化(連続立交化)と同時に行われて混同やすいが制度と原資の調達面で違うもの

反対運動と言っても地上げの各段階で温度差があり要求も変化する。

 

制度説明は以上で終わりだ。

その2→https://anond.hatelabo.jp/20250120181623

anond:20250119141453

いまいちよくわからんのだけど

世田谷に住んでる人って複々線化で空いたり各停の待ち合わせなくなったらメリットだったりはしなかったん?

金持ちからそもそも勤め人とかいないみたいな感じなん?

2024-12-03

各停に乗る権利急行に乗る権利も全員にあるのに。急行に限らず電車には不特定多数の人が乗る。だからベビーカーも乗る可能性は充分ある。それが嫌なら、自分各停を使うか電車を使わないかしろよって思う。あの老害ババアが急いでたように、お母さんも急いでたのかもしれないのに。子どもを育てる親は急行にも乗れないの?そんなのおかしいよ。

2024-11-02

横浜市港北区菊名に店を出すな

菊名駅一見東横線特急停車駅かつ横浜線との乗換駅というSランク駅に見えるが、実際はまったくそんなことはない。

降りてみると分かるが、谷底にあるため駅前がとにかく狭く、商店街らしい商店街もない。

ハンバーガーチェーンもスターバックスも無く、未だに庶民の街という雰囲気である。隣の大倉山(各停のみ停車)は高級住宅街なのに……

しかし、何を思ったか菊名にオシャレな飲食店を開こうとする輩が定期的に現れる。別にどこで店を開こうが自由だが、高確率で失敗するのでやめたほうがいい。

菊名は先ほども言った通り庶民の街で、ブルーカラーが多め。価格設定が高めの店には中々行かない。

開店当初は物珍しさで人が集まっていた店も半年後には殆ど人が入らない、なんてこともザラにある。

また新横浜大倉山綱島といったそれなりに栄えた街がすぐ近くにあるため、もし高級店が必要シチュエーションでも菊名である必要が無いのだ。

にも関わらず、賃料が安いからなのか、東横線横浜市内というステータスに騙されてなのか、ここ10年ほどでオシャレラーメンやオシャレパン屋タピオカ屋などがオープンしては消えていった。ラーメンは駅出てすぐの武蔵屋に全部吸われんだわ。

まあ、そういうわけでこれから飲食店を営みたいという皆さんは絶対菊名に店を出さないほうがいい。もしどうしても菊名でやっていきたいというなら、プライドを捨てて安くて旨い、庶民的な店にしたほうがいいだろう。もしくは1日何名限定かにして集客を考えなくて良いスタイルとか。

2024-08-18

anond:20240817140645

本屋微妙かもしれないが、あらゆるジャンルにおいて旗艦店こそ田舎に作った方がいいと思う。特に高級品。

本だったらついふらっと入った本屋衝動買いするけど、高級品ってついふらっと買うもんじゃない。

エルメスバーキンバッグ買おうとする人は、エルメスで買うこともバーキンを買うことも決めて出掛けるわけで、エルメスじゃなくて近所の鞄屋で買えば電車代が浮くからそこで買おうとか思わないし、例えば店舗が地の果て群馬しかないとしても、その程度じゃ諦めない。

それに、田舎だったら、それこそブランドイメージ体現した無茶苦茶店舗作れるでしょ。

それに、他にたいした商業施設観光資源もない田舎だったら、自治体も協力してくれるよ。

例えば、掛川城とか岡山城とか、よくファッションショーに貸し出してる。あんな感じ。

GUCCIヴィトン掛川とか岡山みたいな、新幹線各停しかまらない微妙都市にだけ店舗おいて、年に何回か城をバックに松明でファッションショーでもすればいい。

GUCCIなんか新宿に店があるけど、あんなとこに店出したって、夜の蝶か泡姫によく売れるだけでしょ。ブランドイメージ落とすからやめた方がいいよ。

高級な飲み屋銀座六本木にあるのはしょうがないよ。酒を飲むためだけに田舎まででないからさ。

でもさ、繰り返すけど、高級品を売る店は田舎にあった方がいいよ。

2024-06-17

anond:20240617134902

大学の最寄り駅ってわざと各停にしてる場合もあるからなんとも言えなくね

通勤ラッシュ中に学生の群れぶち込まれサラリーマンの身にもなれよ

2024-05-10

anond:20240510222154

男の人の意見じゃなくてごめん

各停しかまらない場所に住むまでは月1以上は痴漢に遭っていた者です、自意識過剰冤罪まんさん乙予防に念のため、今サラリーマンの手がそっとお尻に触れた!痴漢死ね!のレベルじゃなくてあの〜パンツに手入ってますよのレベルのやつです

まず見えないんだよね、犯行現場(おしり、おまたのあたり)が人がぎゅうぎゅうだと本当に見えない、増田も次の通勤の時に周りの人のおしり、おまたがどれくらい見えるか調べてみると良いかもしれない、だからちゃんと生きている男の人は痴漢存在を本当に見たことないし、知らないのだと思う

そしてされている間は本当に怖いのと恥ずかしいのと意味わからんのとで固まる、これをオッケーだという認識で触ってくるアホがほとんどだと思う

痴漢のせいで男ガー!女ガー!になるの本当にイヤだし何より増田も気をつけてね、危ない人多いからね

2024-03-13

anond:20240313123638

地元沿線各停のある駅には商店街入口側に唯一の改札口がある。

ラッシュ時の改札前道路は、人が集中して危険なほどの混雑。


ということで、人の流れを分散させようと、

その反対側に二つ目改札口を作る計画鉄道会社が立てた。


しか商店会が反対して潰してしまったらしい。

人の流れが自分たち商店街から遠のくから


その後、住民自治体いくら新改札口を望んでも、鉄道側が受け入れることはなく、

朝夕の混雑は解消していない。


商店会代替わりして衰退し、誰も責任を持つわけでもなく、負の遺産のみが残された。

2024-01-25

調剤薬局大杉

準急(関東にはあんまりないらしい、各停よりは飛ばすけど急行よりは飛ばさな電車)が止まる程度の駅から徒歩10圏内に住んでるんだけど、その区間と駅周辺に大手ドラッグストアを含む調剤薬局が7個ある。コンビニより多い。

通りを挟んで向かい合わせに2件あったり、その1件の通りの次の角に1件あったりする。

調剤薬局ってそんな儲かるもんなんか?

2024-01-11

菊名

良い

横浜に行きやす

東横線の駅

しか特急が停まる

新横浜も1駅

公立中学校治安が割といい

・塾も多い

普通

図書館がまあまあ近い

役所もまあまあ近い

デカ病院がある

・駅の改良が何年か前にあった

スーパーが多い

悪い

駅前が狭すぎる

歩道が狭くていつ死人が出てもおかしくない

歩行者天国じゃないのに歩行者天国みたいな歩き方をする人が多い

バス停が2箇所に分かれている上に片方は駅前とは呼び難い場所にある

バス待ちのスペースがないので列が駅の階段に伸びている

タクシープールが無いのにタクシーがたくさん来るので路駐スタイル客待ちしている

・他の東横線特急停車駅とは比べ物にならないほど商店街が貧弱

・というか隣の大倉山(各停のみ)のほうが駅前が立派

基本的ラーメンパンか呑み屋しか無い

ラーメン供給過多

・オシャレな個人経営の店が少ない

パチンコが潰れたと思ったらそのまま放置

・実は田園調布のように宅地開発されるはずだったが色々あって頓挫、全く駅前ではない場所ロータリーけがある

・周りが山で坂が多い

一方通行ばかりで車で一度入ったら出られない

ようやく抜本的な再開発の話が出てきたがいつになることやら

2023-11-03

クソみたいな気分

万年床な私が、ベッドを買ったもんだから合わないのか、「うとうと」することが多くなった。

とある睡眠アプリによると、人間睡眠サイクルには「うとうと」があり、この時に人間は夢を見ると……

それは悲しい気持ちになる夢だった。

端的に書くのならば、身近な人がなくなる夢だった。



私は色々なことが重なり、この年になっても身近な人の最後を迎えたことがない。

そう、もう良い年です。

社会人にもなり実家からは離れたものの、自分自身の家庭をもつようなことはなく、独身貴族謳歌する日々。

そのような私の生活の中でどれほど家族のことを想っているのだろうか。

最近では、食事ときも、目を閉じたとき仕事のことを考えているというのに……

家族になにかあれば、私の日々の生活は変わるのだろうか。

悲しみに明け暮れるのだろうか。

私は、それでも仕事をするのだろうし、出来るのだろう。

冷たい人間だと言われるだろう。言われたことはある。



……でも、私になにかあれば、家族は悲しんでくれるのだろう。

家族の人たちは、やさしいから。

会社の同僚たちは、困るだろうな。まぁ、でも何とかなるだろう。

隣近所の人たちは、困るだろうな。大家さんも、でもどうしようもないね

日本の政治家の先生方は、こま……困らないだろうな。今日も喧々諤々たる国会を開くのだろう。

この星・地球は、困らないだろうな。今日明日太陽は昇り、季節は巡る。



そう、たとえ私が亡くなったとしても、この星や人類歴史からすると些細で何ら影響のないことなのだろう。

それでも、私の日々の生活に何か意味があると思いたいのは、社会生活をする人間エゴなのだろう。

からこそ、私は身近な人が、そのような最後選択するのは悲しいと思う。

彼が、色々と悩んでそうなことは伺える。あまり力になれていないのも知っている。

只々、話がしたい。私にじゃなくてもいい。

こういう匿名日記でも良い。外に吐き出してほしい。


夢の内容を補足しながら書くとこのようになる。

私は、駅前にある塾が入っているようなビルのような場所で、何かの試験を受け終えたところだった。

周囲には同級生がおり、みなガヤガヤとしながら帰っていった。

私も帰ろうと思い、エレベーターを待つものの人が多くて、乗ることが出来ない。

同級生の友人が「ここは3階なのだから階段のほうが早い」といい、私もそうかと思い階段を降りることにした。

階段を降りた先には、(なぜか)主要駅の乗り換え案内があった。

(場面がとんで)

私は、おそらく昼下がりの穏やかな晴天のもと、数人の友人たちと街道から入った細道を歩いていた。

前後には、同じような同級生グループの姿が見られたので帰り道なのだろう。

ふと振り返ると先の主要駅が見え、多くの同級生たちが並んでいるのが見えた(気がする)。

それを見た友人が「こういう抜け道を知っているのは、地元民だけあるな」みたいなことを言っていた。

私達は、主要駅で電車に乗らずに、歩いて行った先の駅から電車に乗ったようだ。

その電車は、いわゆる各停だったので、目的の駅には行かないため、少し先の駅で電車の乗り換えが必要だった。

なので私達は乗り換えのために、駅のホームに降りた。

電車はすぐには来なかった。

最初に来た電車は、(なぜか)特急に変わり、急発進していった。

私と友人はようやく来た電車に乗り込んだ。そこには先に乗っていた同級生が二人いた。

私達の四人は、なんやかんや言いながら電車の中で話ししていた。おそらく、先の試験のことでも話していたのだろう。

(すくなくとも)私は、目的の駅についたようで、電車から降りた。

(突然だが)駅のホームには、母がいた。

私は、母は弟と先行していたと思っていたので、「弟は?」と聞いたが、母は「誰かいるの?」と聞き返し足元を見た。

母の足元には、なんだか小さなとはいえせいぜい小学生低学年程度の子供がいた。

やや髪が長く女の子のようにも見えたが、笑った顔がそっくりだった。その子は、駅のホームを走り去っていった。

「弟の小さい頃に似た子がいた」と私がつぶやくと、「昔は外で遊ぶのも好きだったから来てくれたのかもね」と母は言う。

「……え」

母は、駅のホームの前方を見ながら話す。

「(近くの人、もしくは駅員)が教えてくれたの」

私は、前方に行く。人だかりがある。

駅の線路にはブルーシートがある。

ブルーシートから覗く人影には見覚えがあった。

目が覚めた。

2023-10-26

anond:20231025234650

ま、現実的にそれはないな。武蔵小杉ってJR線東急線複数乗り入れていてめちゃ便利じゃん。新横浜にも羽田にも品川にも東京にも便利だし、渋谷新宿にも便利だし、田園都市線方面にも便利だし、成田エクスプレスも出てるし。あそこから東京銀座渋谷新宿池袋まで乗換なしで一本で行けるんだぜ。しかJRなら各停でも座席指定で座って行けるんよ。

2023-09-07

anond:20230901130210

これ。アプリを使えばいいと言うけど、JRメトロ公式ではなんの説明もないのは駄目でしょ。なんなら、JR路線図常磐線各停灰色)を北千住までにしているし。そこは綾瀬までだと表記しろよと。

https://www.jreast.co.jp/map/

2023-08-29

なぜ亀有に行くのが難しいか解説してやんよ

これ https://b.hatena.ne.jp/entry/s/trafficnews.jp/post/127759

関西人亀有行くのが難しいという嘆きに対して「老害じゃね?」「スマホ乗換案内見ろ」と好き放題な罵倒がされているが、はっきり言って亀有を含む、JR常磐線綾瀬金町に行くのは東京もんでも難しんだよ!

増田東京西側ばかりで活動していて、ある日仕事亀有の隣の綾瀬に行くことになった。だが路線図を見て行き方が判らなくなってしまった。

何故なら乗換駅のJR北千住駅には綾瀬金町に行く各駅停車ホームが無いのである

 

迷惑乗り入れ

実は常磐線列車線と緩行電車線の複々線になっており、各駅停車が走る緩行線綾瀬地下鉄千代田線に直結している。

北千住綾瀬の間は地下鉄千代田線なのである

当然北千住ホーム場所問題となる。普通はこういう時は北千住駅手前で地下鉄が地上に出て常磐線に並んだホームで乗り換えできるようにするじゃない?

ところが北千住ではそうならないで地下にホームがあり、その地下の北千住駅を管理しているのは地下鉄なのだ。途中駅なのだから当然だ。

からJR常磐線各駅停車北千住駅は無い」というとても奇妙な事になっている。

乗換駅がJR地下鉄接続駅じゃなくてその次の快速以上が止まらない綾瀬が両社線の接続駅なんて無茶すぎる。

渋谷とか新宿以西でばかり活動していた増田はこんな無茶な構造になっている事は知らなかった。

からマジで綾瀬駅に行く方法が判らなかった。

 

この構造千代田線乗り入れ開始で出来たのだが、綾瀬亀有金町の人らは激怒したらしい。

それまで例えば亀有から上野は一本で行けた。だが乗り入れ後は北千住で乗り換えで、更に地下の地下鉄ホームから高架の常磐線ホーム階段で上がる必要があり、やたらと時間と体力を食う。更に当時は地下鉄路線がまだ少なくて都電が現役だった頃だ。地下鉄都心に直通出来るメリットも少なかった。

 

複雑怪奇列車種別

常磐線には

特別快速

普通

快速

各駅停車

という列車種別がある。普通各停普通快速特快の順で速くなると思うわな。

ところが普通快速より速いというのが常磐線ワールトである

しか各停地下鉄に直通するから行先が違うという複雑怪奇である

快速っていうのは各停の駅を飛ばすから快速らしいのだが、走る線路が違ってこっちは地下鉄に入らない。

しか普通より遅い。

昔は「普通」は機関車の曳く客車ボックス席車で、「快速」は通勤電車だったので何となく判り易かったみたいだがJRが全部通勤電車にしてしまったので訳が判らなくなった。これも関西人じゃなくても混乱するポイントだ。

因みに普通列車由来なのでトイレがあるが快速トイレがない。ならば便通の方が適当ではないのか?

 

昭和初期に遡る

記事では、列車種別ごとに別路線のように描くのは、昭和中期の国鉄5方面作戦がどうこうと鉄オタ好みの説を書いているが、そうじゃなくて戦前昭和初期の電車網築造に遡るのだ。

まず、京浜東北線東海道線東京東北線上野で分断されるのに対してこれらを直通して、更に東北線の方は尾久に車庫を作って列車線の方は車庫の向こうを回る形にした。すると途中の駅が違ってくる。そしたら別路線として案内した方がいい。

山手線。これは大正の終わりから環状運転を始めた。田端東京品川東海道線東北線だが跨って走る上に渋谷の方に曲がっていくからこれも別路線扱いで案内した方がいい。

中央線総武線複々線にしたのだがこれのキモ秋葉原駅で、中央線お茶の水から分岐して秋葉原立体交差総武線の始発だった両国に繋ぐ路線建設

地上2階くらいを走る京浜東北線の上を跨ぐために街の上に高架を作るというのは当時は先進的であった。しか秋葉原駅東側(今のTX入口ロータリーアキバヨドバシ)には貨物荷捌き場と舟運用の堀があり、それを跨いで地上6階くらいの総武線ホームに直通するためのエスカレータもあった。

当時エスカレータ銀座の高級デパートくらいしか設置されていなかったのに駅に設置されるというのは相当に革新的に写ったと思われる。

また、御茶ノ水駅前後代々木駅新宿駅には乗越線を築造した。

お茶の水前後で一本づつ乗越しして、これによりお茶ノ水で東京方面両国方面乗客が同じホームの反対側で乗り換えが出来るようになった。

新宿山手線総武線中央線各停)が同ホームで乗り換えが出来るようにした。

今もあるあの便利な乗り換えが出来たのは戦前なのだ工事量が2倍に増えるが当時の当局利便性を優先した。「立体交差ダイナミックさ」に取りつかれていた感じがしなくもない。

 

こういう感じで、

1.別路線縦貫する、更に他の方向へ行く路線を作ったため

2.同ホームの表裏で別方面へ行く乗り換えを作ったため

大正末~昭和初期に複々線の同じ線路を走る電車を別路線として案内するのが一般化した。そして駅名表にもその電車が止まる駅だけ表示するようになったので、実はかなり古い方式なのだな。 

 

因みにだが、その別路線扱いの電車をそれぞれ違う色に塗るというのは昭和30年代後半に始まった。

更に路線が増えてきた営団地下鉄がその方式拡張して、電車だけじゃなくて駅もテーマカラー統一して、乗換案内を色で示すようになると、これは大変判り易い上にサインシステムとしても優れていると絶賛され、各国の地下鉄も同じ方式をやり始めた。

今はどこの国の地下鉄路線ごとのテーマカラー統一されていてありふれたサインシステムだが、そのオリジナル東京交通営団で、更にそのオリジン国鉄で、その国鉄昭和初期の別路線扱いの案内法をもっと判り易くする為に路線カラーを始めた訳なのだな。

 

から亀有に行くのが判り難い」というクレームは叩き潰すんじゃなくて、先祖が始めた判り易い路線システムサインシステムの流れに反する退化だなと考えないとダメなんじゃないかと思うところだ。

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