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クマ被害で自衛隊派遣を緊急要望、秋田知事が表明 28日防衛省訪問

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秋田県の鈴木健太知事は27日、県内でツキノワグマによる人身被害が相次いでいることを受け、防衛省に自衛隊派遣を要望すると正式に表明した。鈴木知事が28日に防衛省を訪れ、ツキノワグマの捕獲に伴う活動支援について緊急要望書を提出する。

県庁内で記者団の取材に答えた。鈴木知事が28日午前に防衛省を訪れ、小泉進次郎防衛相との面会を調整中という。

鈴木知事は「市町村で編成する駆除実施隊のマンパワーは限界に達している。県、市町村、県警で力を合わせているが、私たちの力の範囲を超えている状況となり、自衛隊の力を借りたい」と述べた。また、「(自衛隊による)駆除自体は法的権限からみてできない」との認識を示したうえで、災害派遣の延長を念頭に、重量のある箱わなの運搬や設置などの支援を要望すると説明した。

県生活環境部によると、2025年度の県内のクマによる人身被害は10月26日までに54人で、うち2人が死亡した。クマが大量出没した23年度の70人に迫る勢いで、10月は単月で過去最悪の35人が被害に遭った。20日には秋田県湯沢市の中心部の民家に人を襲ったクマが侵入し、25日未明に捕獲が確認されるまでとどまり続けるなど、市街地での被害も多発していた。

クマの駆除を巡っては、改正鳥獣保護管理法が9月に施行され、クマが人の生活圏に出没すれば自治体判断で発砲を認める「緊急銃猟」が可能となった。仙台市や秋田県横手市、札幌市で実施例がある。ただ施行後も猟友会や警察の対応には限界があるとして、国の支援を求める声が上がっていた。

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