
「ブルーカラービリオネア」という幻想迫るAI失業、中高年にも脅威
米国で人工知能(AI)で代替できないブルーカラーの高額収入が注目され、職業訓練校への入学者が増えている。「ブルーカラービリオネア」を目指す動きだが、若者の雇用の受け皿になり得るかは不透明だ。AI普及による労働需給の緩みへの警戒が強まり、不安と混乱が広がり始めている。 若者・大卒の失業率が上昇 米国の労働市場で異変が起きている。全体の失業率が4%台前半の低水準で推移するなか、若者(16〜24歳)の…
2026年度後半にもAIを標準装備したデジタルバンクが誕生する。三菱UFJフィナンシャル・グループは12日、米オープンAIの対話型AI「Chat(チャット)GPT」をデジタルバンクに搭載すると発表した。顧客接点を変えうる対話型AIの実装はリテール(個人向け金融)競争の新たな号砲でもある。 「国内初のAIネーティブなデジタルバンクに進化させる」。三菱UFJの山本忠司執行役常務は12日の記者会見でこ…
5大銀行グループの2025年4〜9月期決算が14日、出そろった。企業の資金需要や国内金利の上昇を背景に合計の連結純利益は前年同期比16%増の3兆2305億円だった。3年連続で最高益を更新した。 14日に発表した3メガの連結純利益はいずれも過去最高だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)は3%増の1兆2929億円、三井住友FGは29%増の9335億円、みずほFGは22%増の6899億円に…
地方銀行の2025年4〜9月期の決算が14日、出そろった。連結純利益の合計は前年同期比27%増の8373億円になった。金利上昇を追い風に全体として利ざやが改善し、収益を押し上げた。 上場する地銀73行・グループの決算を集計した。8割にあたる60社が増益・黒字転換となり、13社が減益だった。日銀の利上げを背景に利息収入などの資金利益は2兆2129億円と14%増えた。中小規模の地銀では取引先の倒産に…
JA三井リースが14日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、最終損益が132億円の赤字(前年同期は155億円の黒字)だった。米子会社が経営破綻した米自動車部品会社ファースト・ブランズ・グループ(FBG)から取得していた売掛債権などを巡り474億円の引当金を計上した。 JA三井リースの米子会社カツミ・グローバルが、米自動車大手フォードや米アマゾンなどに対するファースト・ブランズの売掛債権を、フ…
訴訟や国際仲裁といった紛争解決に必要な資金を提供し、勝ち取ったお金の一部を報酬として受け取る「訴訟ファンド」が日本で注目を集めている。発端は2023年に経営危機に陥った欧州の金融大手、クレディ・スイス・グループだ。同社の債券を巡る仲裁をファンドが支援する。 「我々は勝てる案件に投資する」。チェコの訴訟ファンド、リットフィン創業者のマロシュ・クラべック氏は9月、都内の説明会で強調した。集まったのは…
日銀は14日、内田真一副総裁が白血病の治療で現在入院していると公表した。入院期間は数週間の見込みで、リモートワークで必要な公務にあたっているという。日銀によると、12月18〜19日の次回の金融政策決定会合には出席する見通しだ。 内田氏は1986年に日銀に入り、理事などを経て2023年3月に副総裁に就いた。 …










































