「巨人愛」貫いた長野久義、天命に委ねた回り道が一流に通ず
編集委員 篠山正幸
すごろくでいえば「一回休み」みたいな不運に、何度も遭った巨人・長野久義(40)が、プロ生活に終止符を打った。
容易でない道になったのは「巨人愛」のゆえだったろうか。日大4年時と社会人のホンダの2年目。2度のドラフトは運がなく、アマチュア球界に残った。
指名された球団に入らないと「入団拒否」といわれる。そもそもプロに入る、入らないは選手の自由で、義務ではない。拒否ではなく、入団辞退とでもいうべきだ...

プロ野球やアマチュア野球、ソフトボールなどの球技で日々奮闘する選手やスタッフたちの姿を描くコラム「勝負はこれから」。日本経済新聞の篠山正幸編集委員が担当します。








