RIZAPグループ復配0.67円、8年ぶり 収益性の向上踏まえ

RIZAPグループは13日、2026年3月期の年間配当を0.67円とし復配すると発表した。配当は18年3月期以来8年ぶり。低価格ジム「chocoZAP(チョコザップ)」事業で店舗の施工やトレーニングマシンの修理を内製化してコストを抑え、収益性が高まってきたことを踏まえた。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、営業損益が29億円の黒字(前年同期は22億円の赤字)だった。最終損益は42億円の赤字(同42億円の赤字)だった。連結子会社RIZAPに対する債権放棄に伴う法人税等調整額が響いた。
RIZAPグループは12月からチョコザップのフランチャイズチェーン(FC)展開を始める。これまで直営のみで約1800店舗まで増やしてきた。今期以降、直営を200店舗、FCを100店舗出店する計画だ。
チョコザップの海外展開も本格化する。足元で香港や台湾などで試験的に9店を運営しているが、新たにタイ、ベトナムなどに進出する。瀬戸健社長は「現地では既存ジムの会員費が高く、無人運営で低価格のチョコザップは十分な競争力がある」と話した。
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