国際文化会館、ジャーナリズム大賞に日経 データ・調査報道受賞

国際文化会館は23日、日本と世界の関わりをテーマとし、優れた報道を表彰する「第2回ジャーナリズム大賞」に、日本経済新聞が2〜3月に報じたデータ・調査報道シリーズ「ニッポン華僑100万人時代」を選んだ。日経が大賞を受賞するのは2年連続となる。
同シリーズは全7本の記事を中心に、日本で急増する中国人の実像と在留中国人が変える日本社会を「光と影」の両面から多層的に描いた。日本の都市の風景、生活、教育、伝統にまで浸透する中国パワーの実態を、実名証言を基に、日本全国で7カ月以上にわたる現場調査やデータ分析から明らかにした。
シリーズの一部は、ドキュメンタリー動画「NIKKEI Film」として仕上げ、日経電子版で発信した。中国から日本へ移住した親子や若者にカメラを向け、日本での暮らしぶりや、知られざる胸の内に迫った。英文メディア「Nikkei Asia」でも発信し、海外でも反響を呼んだ。
大賞には「日本周辺での中国軍の活動に関する一連の報道」(読売新聞)も選ばれた。東京大学の林香里理事・副学長が選考委員長を務めた。表彰式は7月14日に実施する。

日本で急増する中国人の実像に、ルポと独自のデータで迫った調査報道チームによる新シリーズ。日本で今、何が起き、日本が今後どう変わるのかを徹底取材しました。









