林力氏が死去 ハンセン病家族訴訟団長
林 力氏(はやし・ちから=ハンセン病家族訴訟原告団長)11月8日、胃がんのため死去、101歳。告別式は行った。喪主は長女、古長美知子さん。
国が長年続けたハンセン病の隔離政策で深刻な差別を受けたとして、元患者の家族が2016年、国に謝罪と損害賠償を求め熊本地裁に集団提訴した訴訟で、原告団長を担った。自身の父も患者として鹿児島県の療養所に収容され、差別に苦しんだ。
同和教育に尽力し、福岡県同和教育研究協議会の初代会長などを歴任。九州産業大の教授も務めた。〔共同〕
