ほくほくFG、26年3月期純利益500億円に 資金利益伸び見込む
北陸銀行と北海道銀行を傘下に持つほくほくフィナンシャルグループ(FG)は10日、2026年3月期の連結純利益が前期比28%増の500億円になる見通しだと発表した。期初に公表した予想から90億円上積みした。金利上昇に伴い貸出金利息や有価証券利息が増加し、資金利益の伸びを見込んだ。

経常利益は同40%増の720億円を見込む。M&A(合併・買収)や事業承継などの法人コンサルティング手数料などが好調に推移する。同日会見した中澤宏社長は「24年夏にコンサル専業子会社を開業したことが奏功した」と語った。与信費用が当初予想を下回ることも反映した。年間配当は前期実績(50円)から40円引き上げ90円とすることを公表済みだ。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比63%増の303億円、経常利益は64%増の417億円だった。









