はてなキーワード: 私道とは
みなさんはおそらく、探偵にマークされたことはないだろう。稀代の悪党モリアティ教授ならいざ知らず、庶民の接点といえばせいぜい、パートナーの浮気調査か結婚相手の身代調査くらいのはず。私は某国で貴重な経験をした。探偵の博物館は存在するが、その体験アトラクションを提供してくれるところはない。
断っておくが、私に疾しいところがあったわけではまったくない。実は、本社のやつらがとんでもないバカをやってくれたせいで、このような目にあったのだ。もちろん、やつらは「私の意を汲んだ償い」をするものと信じている。
さて、以下の話は、世紀の名探偵シャーロックホームズに敬意を表して、「イギリスの首都ロンドン」で起きたと仮定する。
物価がやたらと高く、専用シャワートイレつきの1Kを借りるとなると、当時のレートで月20万円からだった(社宅だと半額)。共用だと月15万円前後だったろうか。私がそこに決めたのは、他に選択肢がなかったこともあるが、木の茂った庭がついていたことだ。扉と塀で、外から中は見えない。前の居住者が植物を植えていたらしく、雑草と共に花が咲く。ただし、蜂も山のように群がる。とうとう庭木が繁茂しすぎて屈まないと外に出られなくなったので、生まれて初めて剪定をした。これが意外と楽しく、やめられない。鋭い刃で、サクッと切れて、いい。音と手ごたえが快いし、景色も開けるのだ。
日が長い夏場は椅子にもたれ、酔眼で木を眺めて句を読む。俳句を少々嗜むのだ。ただ、携帯の電波はそこ一帯のみはじめから「なぜか」つながりが悪かった。携帯会社に文句を言っても、クーポンをくれただけで、一向に対応してくれない。
と言うことで、3年間何事もなく過ごしていた。
話し声がするのでしぶしぶ起きると、外に2人人がいるではないか。
「植木屋です。家主さんからあんたの植木の剪定を頼まれたんですよ」
と、のっぽとちびの二人組。残念だが庭師には見えない。どこか軍人らしい機敏さがある。家の前に、いかにも庭師ですといった風情の社名入りヴァンが止まっていた。ナンバープレートを覚えておく。
「その話は聞いてないんで今度にしてください」
とその日は追い返した。確かにこの前の日曜日、これまで一度も来たことのない家主がうちにやってきて、庭木の剪定が必要だなとは言っていたが。
しばらくすると、家主が暖房の動作確認をするといってきた。やって来たのは別の2人で、1人が暖房を開けてなにかしている間に(私は、あとで分解して、なにか仕込まれてないか確認した)、もう1人が家の正面写真を撮る。一介の技師にしてはあからさまに怪しいではないか。確かに、Googleマップでは道路と屋根しか見えない。私道を入った所に家の入り口があるので、ストリートビューも無効なのだ。「風呂場も改装する必要がありますね」などといってきたが、そこに何か仕掛けられても困るので、嫌だといっておいた。このとき、彼らは「道具」の一つを「忘れて」帰った。
コロナワクチンの案内が何度もきた。24/7で在宅なので、私を外出させてその隙に…
私は週に1, 2回買い出しに行く。その際、合鍵か七つ道具を持った誰かが空き巣に入っても困る。知り合いの警察官に教わった方法を試すことにした。玄関のドアの上部の隙間に、小さな小石を挟んでおくのだ。来客があると、小石はそこから落ちるので、後で分かる。買い物ルートは、歩くのが面倒で最短で往復したいので、ワンパターンだ。看板を持って立つ人、立ち止まって携帯でこちらを見ながら話す人、タバコを吸いますという顔でさりげなく店から出て来た人、路駐の車内で外を見ている人。怪しいといえば怪しい。
この時は、帰り道に二度、私が近づくと急発進もしくはその後にUターンする車を見つけた。もちろんナンバープレートは暗記する。家に帰ると、携帯に「XXXはあなたをフォローしました」とSNSの通知が入る。さすがにユーモアに手抜かりがない。これは、見せるための尾行、つまり標的に気づかせるための示威的な尾行だ。気にしなくていい。
あるとき、買い物途中の歩道で、隣人が時間潰しの顔つきで突っ立っているのを見つけた。彼が在宅だと、ドアをこじ開けるのに音が聞こえてまずいのかもしれない。
またある時は、この3年間一度もひと気のあったことのない医院の庭に、革ジャンを着て禿げた中年男が、通りに出る時必ず通る私道を見下ろしながら電話をしていた。
リモートワークが退屈なので、車通り側、つまり自宅の裏まで出てみると、運転席側の窓を開けた黒のBMWの車内に人がいて、サイドミラーで私が近づくのを見て急発進した。彼らは金があり趣味がいいのだ。テンペスト傍受という語がある。電子機器から出る微細な電波を専用機器で拾うことで、インターネットの通信を盗聴できるらしいのだ。これも知人に聞いた話だが、レーザー光を窓に当てその振動で室内の音を拾うことができるので、この場合は窓の外にブラインドをおろしておくのが有効だ。さて、こういう時は嫌がらせをするに限るので、早速警察に車のプレート番号を電話した。残念ながら、のちに警察署を訪ねた時知ったのだが、これらの記録、および緊急通報の記録は、署のコンピュータから「抹消」されていた。
自宅の裏、つまり表通りの路肩に駐車している車には、住人以外と思われるものもあった。たとえば、運送会社のヴァンがトランクを開けてずっと荷下ろしをしていたり、車の故障修理を装った人がいたり、このタイミングでやるのかと疑われる草刈りの人がいたり。また、以後は探偵の車はSUVに変わった。自宅と背を接している家(家主が同じ)はしばらく無人で、その後一度入居した家族も3日で「引越し」、おそらくその無人の家に交代で誰か潜んでいるらしい。あるとき壁越しに、トイレだろうが水を流す音がした。また、右隣の家の人も空き家になった。
気晴らしに飲みに行くことにした。歩いて10分。実は、iPhoneの最も左端のホーム画面の一角で地図を表示しているのだが、そこに日替わりで行きつけの店が「表示」されていたので、急に「思い出した」のだ。ここは、ビールの他に料理も美味しい、グルメ砂漠のこの島では貴重な店だ。カウンターで飲んでいたのだが、背中から誰かに見つめられていることに気づいた。いかにもオックスブリッジ卒業生でございますという知的な顔の若い女が、真後ろのテーブルでパソコンを広げていた。このような顔の人をここでみることはないし、そもそも女性客1人で、しかもパソコンを開いている人なんて、設定からして嘘すぎる。帰りにはいなくなっていたか、私が泥酔していたかのどちらかだ(店内を一周して確かめたので、前者です)。
ある夜、家の庭に、招かれない来客があった。というのも、私の庭の出入り口の木の扉は、重く、かつ傾いて接面が歪んでいたので、強く押さないと開かず、開けると地面を擦り、必ず音がする。
探偵であれば、例えば出口付近の木に対人センサーか録画機器を仕掛けたのかもしれない。
また、前面の塀(建て付けは古く甘いので隙間は簡単に作れる)に覗き穴と思われるものがあったので塞いだ。
これ以後、外出する時は、小石をドアの上、二箇所におくことにした。
ついに、庭師がやって来た。この前とは別人で、家主が契約している古馴染みだというので、監視して仕事させることにした。見ていると、どんどん植物を引っこ抜いて、木の枝を切っていく。枝というより、幹だ。剪定というより、丸坊主だ。あまりにも極端なので、家主に電話したところ、いう通りにさせろと言われたので、仕方なくそうした。
結局、短くしますといって坊主になったも同然で、木は葉が一枚もなく、幹も短く刈り上げられたか切り株だ。家主に写真を送ると、これは聞いてないということだったが、今更遅い。これまで植木のため外が見えなかったが、これではすかすかだ。
庭師のボスというのが夕方やって来て、満足そうに眺める。庭師は、「楽しい夜を(いかにも侵入を招きそうな庭の状態を指して)」と言って帰って行った。みんなグルなのだろう。ちなみに、出入りの修繕屋もみなヘッドホンをつけていて、指令をリアルタイムで聞いていたのだろう。
前面の塀は隙間だらけなので、古いシーツを巻きつけて塞いだ。
その夜、庭でライトがチカチカ瞬いた。右側の塀に設置してある、対人センサーで反応して点くライトだ。右隣の家の庭に、裏の空き家に潜んでいた人物が入り込み、センサーを反応させているのだ。
警察に泥棒の電話をしたが、「この日に限って」電波が途切れてなかなかつながらない。
裏の空き家に潜んでいる人物がいることは分かっていた。実は、私宛の郵便はいつも、なぜか裏の家のポストに届くので、家主に頼んで裏の空き家の鍵を借りている。そこで、「合鍵で裏の家に入ることにした」と呟いた。昼になると、荷物をまとめ、家を出た(会社支給のパソコンは冷凍庫に入れておいた)。出た途端、どこかに潜んでいた例の男(予想通り裏の家から炙り出されて来たわけだ)が現れ、走っていき、表通りに停めてあった車でどこかに消えた。無意味と思ったが、ナンバープレートは報告しておいた。
町で一番安い携帯とSIMを買い(SNSで「挨拶」があった)、ロンドンに向かう。
着いた駅で、ビールを飲みに店に入る。しばらくすると、目の前のテーブルに、チューリップグラスに入ったビール(オーダーできる最小容量で、会社がケチなのだろう)を手に中年の男が座り、SNSを見始めた。探偵だ。早く出ろ、という訳で。
何日かロンドンで過ごした。お付きの者はレストランでは外で待ち、バーでは視界に入る位置に腰掛け、ホテルでは外で待ち(一階で朝食をとりゆっくりしていたら、早く出ろと言わんばかりに、横断歩道の前から窓越しに写真を撮られた)、行く先々で車の見張りがいた。私が地図アプリで道順を調べるからだ。
問題は航空券購入で、やはり当地のカードでは決済が妨害され、日本のカードで買った。空港の駐車場でも、「送迎車」が何台も見送ってくれた。ナンバープレートは控えてある。
探偵には、相手のやり方が気にいらないときは、相手の嫌がることをする。これに尽きる。ただし、正面切ってやると相手がヒートアップするので、そこはうまくやる。
諸事情があって「軽作業」って名前の体を動かす重労働なバイトやってる。
職場は20代の若い子が中心で、30代半ばの私は完全に浮いている。
多少いる30~40代以上のオッサンらはオッサンらで、オッサンのグループで固まっている。
年齢的に中途半端な上に女性の私は、オッサングループとすら馴染めず、完全ぼっち。
ほんと、居場所なさすぎてキツい。
私が汗だくで一箱、頑張って二箱運ぶ間に、ペアの若い男バイトは平気で三箱、四箱を軽々持ってく。
私が2~3時間かけてヒイヒイやってる仕事を、彼らは1時間くらいでサクッと終わらせて
「じゃ、別のとこ手伝ってくるんで」って去っていく。
いや、ちょっと待ってよ、こっちは死にそうなのに……誰も手伝ってはくれない。
何度か恥を偲んで手伝って欲しい、と頼んだ事はあったけど、やってはくれたけど凄い嫌そうな感じで、正直傷ついた。
「割当のノルマの個数はクリアしてるんだから、次の仕事に行くのは当たり前。というか増田さん、もっとペース上げてよ」って、逆に注意されるだけ。
特に生理の日なんて体が動かなくて地獄なのに、誰も助けてくれない。
むしろ「ノルマもまともにこなせないの?」みたいな目で見られるし、無言で責められる重圧が辛い。
直接文句は言われないだけマシだけど、こういう空気の中で働くのは本当に精神的にしんどい。
せめて台車使えれば少しは楽なのに、台車の数に限りがあるから、若い女バイトがサッと使っちゃったり
重い荷物を複数人で運ぶときに取られたりで、いつも使えるわけじゃない。
ダメ元で「専用で台車使わせてほしい」って頼んだら、「一人だけ特別扱いはできないよ」ってあっさり却下。
男バイトがガンガン運んでる横で、私だけ必死で運んでぜいぜい汗だく。
男と女で体力差あるのに、評価は「仕事が遅い」「時間かかりすぎ」ばっかり。
他の人には言われないけど、直接の上司には仕事ぶりを度々注意されてて、本当に肩身が狭い。
他の若い子たちはグループで上手くやってるっぽいけど、私はぼっちだから仕事も人間関係も何も楽しくない。
こんな状況なのに、住んでいる地方(実家)では他に良い仕事がある訳でも無いから、辞めるに辞める訳にもいかない。
一番腹立つのが、こんなにしんどい思いしてるのに、男バイトと全く同じ時給ってこと。
こっちは体力的にも精神的にも何倍も消耗してるのだから、せめて時給で差をつけてよって思う。
女性にはキツい仕事をさせられて、男と給料は同じ。寧ろあちらの方がなんか時給上がってるっぽい。
本当に納得がいかない。
文章よく読みなよ
道自体は多分あるんだよ
一応主要道路には繋がってるし、道交法上は道路だけど、実質歩道にしか使えませんよねって道が
不動産屋は私道部分も含めてふわっと説明してここからこう通れるんですよ~とか説明してんだろうな
後、今は私道だけど家が建つ頃には私道になる(かもしれません、予定です)って言ってるか
https://anond.hatelabo.jp/20250528162916
元増田のケース、ブクマカが素人目線で偉そうに「嘘増認定」してるけど、ぶっちゃけこれ、割と稀によくある話。
元増田の話だと、恐らく生活道路に接してるから「接道義務には」違反してないんだよね。
ただ、その生活道路が軽自動車一台がギリ通れるようなクソ狭い道で、実質歩道レベル。
A家が「ウチの私道!」って主張してる部分が、主要な道路に繋がる実質的な生活道路になってるパターンと予想。
こういう場合、引っ越しのトラックなんて100%通れないような道でも、「道は道」ってことで建築許可申請は通っちゃう。
工事中はA家の私道使ってたんだろうけど、元増田曰く「不動産屋が挨拶なしだった」から、A家が「使わせねえ!」ってキレたんだろうね。
誰かに変なこと吹き込まれて住民に吹っかけてたり、最悪不動産屋とグルの可能性すらある。
不動産屋は「法律違反してねえし!」って強気に出るし、A家も「自分の土地をどうしようが勝手でしょ?」と言えてしまう。
実際接道義務はクリアしてるから、裁判したって不動産屋やA家に勝つのは至難の業。
囲繞地通行権?ちゃんと道路(軽がギリギリ一台通れるような実質歩道)があるでしょ?ってなるから
不動産屋やA家の「法的に正当な立場・権利」を崩すのは、まあ難しい。弁護士も勝ち目無いから受けてくれないだろうね。
大抵の地主はまともで、私道を普通に管理しつつ使わせてくれるけど
A家みたいな厄介さんが地主だったり、代替わりで厄介さんが登場すると「使わせる」「使わせない」で揉め事が発生する。
普通に詐欺紛いなんだけど、狭義の意味で「詐欺」ではないから、不動産屋なりA家なりに裁判しても勝てない可能性が高い。
別の道を探してください
このエピソードの真偽はわからないが、こういう物件(他人の私道を通らないと到達できない家)は実際に存在する
「そんなトラブルになるのがわかりきってる物件買うわけ無いだろ」
と思うかもしれないが、他の条件と合わせて複合的に判断するので、駅や学校から近いだとか他の色んな要素が理想的だと
みんな気をつけてね
「幸せな始まり → 想像を絶するトラブル → 無力感と怒り → 絶望」という物語の王道構成。
感情の流れも読者に強く共感を呼ぶよう意図的に設計されている印象。
私道問題は現実にありますが、完全通行拒否を堂々とやるA家のような振る舞いは、実務上きわめて異例。
また、「すべての通行がA家の私道一本のみで、他の対処手段が皆無」という設定も、計画道路上ありえにくい構造です。
「不動産屋の説明が無責任だった」としても、**私道の通行権(通行地役権)**が通常は登記や契約で明記されているもの。
あまりに契約や権利関係が未整備な状況で数軒が一斉に建売されているのは、リアルな事例とは考えづらい。
4. 「読者の怒りや恐怖」を煽る構成
一生の買い物で普通生活路くらい調べるよな。私道しか無い場合って告知義務あるんじゃなかったっけ?鹿か創作。
本当なら不動産屋が悪質。訴えた方が良いよ。
これだから田舎はなー。俺の実家も近所が公道の空き部分を勝手に駐車場代わりにしてたのに新築の人が俺んちの回りに停めるなって警察に通報したら大モメ。
俺の親父もアイツは自治会に入れさせないとかブチ切れてて、近所から総スカンで家が建っただけで何年も建つけど未だ住んでないし、
「公道を勝手に使ってたのが悪いんじゃん・・・」と思いながら眺めてた。 anond:20250528162916
そういえば、今のうちを買ったときは私道の所有者からの通行と掘削の許可についての書類をもらったな。
法務局による土地情報だと周りに私道があるみたいだけれど、通れるの?って不動産屋に事前に確認した記憶がある。
私道を通せんぼするトラブルは昔からずっとあるから、公道から家に向かうあらゆる道の使用権についてはちゃんと調べた。
まあ、元増田も手付金を払う前にその辺を確認したほうがよかったねとは思った。
「私道です。許可を得てない人は通らないでください」という看板を立てたらぶっ壊されたので、
それを理由に通らせないようにしようか考えているという話もその人から聞いたことがある。
その道は地方公共団体が買うという話も出ているみたいで、まあ、それなら売っても構わないみたいなことは言っていた。
逆に、そういうのがもめるとニュースで見たような「ここは私道ですので通らないでください」と、
地方公共団体が看板を出して駅前の通用口が閉鎖されるみたいな世界になるんだろうな。
とりあえず、何目的の土地かを調べて、道路ってことになってたら道路として使えないとチクって税金を上げさせろってところからだな。
あるよー、
トラブルになりまくってるけど。
うちの親は被害者側
通せんぼなんかした事は無いよ。
でも他人のために金を払わされてる状況は変えられなかった。
後ろの家の連中がさっさと死んで家無くなれば私道潰して駐車場とかに出来るのになー
駐車場にしたら月5万は取れそう。
って考えたらもう数百万の損失食らってんね