はてなキーワード: ECUとは
お前らコンサルがキラキラした目で語る「SDV化へのロードマップ」ってやつ、まあ綺麗だよな。「レベル1から始まって、ドメイン、ゾーン、最後は夢のセントラルコンピュータへ!」って、すごろくみたいで分かりやすい。プレゼン資料は美しいし、ロジックも通っているように見える。
だが最近、その綺麗なすごろくを見ていると、強烈なデジャブを感じるんだ。
ついこの間までヨーロッパ中が大合唱していた、「未来はEV一択だ!」という、あの狂騒曲にな。
ご存知の通り、その結果は今のEV失速と戦略の迷走だ。今日は、なぜ俺がお前らの語るSDVに、あの失敗したEV戦略と同じ匂いを感じるのか。そして、そのロードマップに隠された巨大な「崖」について、具体的かつ論理的に話そう。
まず前提として、EUのEV戦略は単なる技術選択の失敗じゃない。あれは、「"言葉"を定義することで現実を支配しようとする」という、ヨーロッパ伝統のイデオロギー戦略だ。「EVは善、エンジンは悪」というシンプルな二元論を作り出し、規制と補助金で市場を無理やりそちらに誘導しようとした。
この手法のキモは、現実の複雑さを無視し、自分たちに都合のいい単一のシナリオを唯一の「正解」として提示することにある。世界には多様なエネルギー事情があり、多様な顧客ニーズがあるという現実から目を背け、「EV」という言葉の神輿を担いだわけだ。
そして、お前らが語る「SDV」も、これと全く同じ構造を持っている。
「セントラルコンピュータによる、ハードとソフトが完全分離したSDV」こそが唯一絶対のゴールだと定義し、そこに至る道を一本道で描いてみせる。
だが現実はどうだ? 安くて頑丈なクルマを求める市場もあれば、運転の楽しさを求める層もいる。そもそもソフトウェアのアップデートに価値を感じない顧客だっている。トヨタが声高に未来を語らず、EV、HV、水素、合成燃料と、あらゆる可能性に備える「マルチパスウェイ」を貫いているのはなぜか。それは彼らがイデオロギーではなく、複雑な「現実」と向き合っているからに他ならない。
お前らのSDVロードマップは、この時点でまず、現実の多様性を無視したイデオロギー的な欺瞞をはらんでいる。
その上で、仮にその単一シナリオ(理想のSDV)が正しいとして、なぜその実現が絶望的に困難なのかを説明しよう。ここで登場するのが、お前らも知ってる「コンウェイの法則」だ。
雑に言えば「システムの構造は、それを作る組織の構造とそっくりになる」という法則だ。今のクルマは、無数のECU(小さいコンピュータ)が複雑に絡み合った「分散型アーキテクチャ」だ。これは偶然そうなったわけじゃない。エンジンはA社、ブレーキはB社、ライトはC社と、各分野の専門サプライヤー(Tier1)が、ハードとソフトを一体ですり合わせて開発してきた。このクルマの構造は、日本の自動車産業が100年かけて作り上げてきた、この巨大なサプライチェーンという人間関係そのものなんだよ。
そして、この巨大な人間関係の構造は、組織と同じで少しずつしか変えられない。「連続的」な変化しか受け付けないんだ。一気に変えようとすれば、現場は崩壊し、これまで培ってきた価値は失われる。
この2つの法則を踏まえて、お前らのロードマップを評価しよう。
これはまだいい。既存のサプライヤーとの人間関係を維持したまま、ECUをいくつか統合し、役割を再編成する。「組織改編」レベルの話だ。現場は筋肉痛になるだろうが、これはまだ「連続的な変化」だ。実行可能性はある。
これは「組織改編」じゃない。「全従業員を一度解雇して、明日から全く別の人種と会社をゼロから作れ」と言っているに等しい。
なぜなら、クルマの作り方が「ハードウェア部品のすり合わせ」から「OS上のソフトウェア開発」へと、根本的に変わるからだ。これは、これまでパートナーだったハード中心のTier1の価値をほぼゼロにし、NVIDIAやGoogle、AWSといった、全く文化の違うITジャイアントと新しい関係をゼロから構築することを意味する。
この「崖」を飛び越えるという行為は、必然的に「大規模リストラ」を意味する。そして、そのリストラは、これまで俺たちがサプライヤーと共に築き上げてきた無形の資産、つまり「車載特有の品質ノウハウ」や「フェイルセーフの思想」といった、カネでは買えない価値(バリュー)を崖の下に投げ捨てる行為に他ならない。
俺たちの議論は、お前らの美しいパワポの上にはない。この血と汗にまみれた現実にある。
だから、お前らが本当に俺たちのパートナーだと言うのなら、答えるべき問いはこれだ。
この「崖」を越えることで失われる、既存サプライチェーンの無形資産(品質ノウハウ、信頼関係、暗黙知)は、金額換算でいくらだ?その減損を、どうやって、何で補填する計画なんだ?
「意識改革」みたいな精神論で逃げるな。どのTier1との関係をどう縮小・終了し、どのITベンダーと、どのような契約・開発体制で、何年かけて新しいエコシステムを構築するのか。その移行期間中のリスクとコスト(訴訟リスクや技術者流出を含む)を算出して見せろ。
この無謀なジャンプの途中で、開発が頓挫したり、大規模リコールが発生したりした場合、会社をどう守るんだ?そのための具体的な資金計画と、リスクヘッジのシナリオを提示しろ。
これらの問いに、具体的かつ定量的に答えられないのであれば、お前らの提案は、現場の現実を無視した無責任な空論であり、俺たちを崖から突き落とそうとする悪意の塊だ。
俺たちは、崖の向こうの楽園の絵が見たいんじゃない。
日産が追浜工場で鴻海(Foxconn)と電気自動車(EV)を協業する案が浮上。閉鎖候補だった工場の雇用維持と、鴻海の日本上陸を同時に実現する可能性がある。
追浜×鴻海は「国内製造を残す最後のチャンス」であると同時に、「構造転換の最終警告」だ。猶予は長くて数年。系列を超えた再編と共創が、選ばれる部品メーカーを決める。
https://youtu.be/IsU_uP6VCRM?si=4dVQsn2rQISWPqCV
上記動画のとおり、日産は過去10年で販売570万台の現実に対し800万台生産体制を抱え、固定費が膨張した。2027年までに世界の工場を17→10カ所へ集約し、従業員を2万人削減する再編を開始。狙いはEV化・地政学リスクが重なる市場環境で、収益を取り戻すことにある。
「部品がEV必須かどうか」が生死を分ける一次フィルターとなり、差別化できる技術を持たない企業は淘汰が現実味を帯びる。日産の再編は氷山の一角にすぎず、日本の自動車部品産業は今後5年で構造転換を完了させなければ市場から退出を余儀なくされる。
ECUも今はイジれないんだっけ?つまんねー世の中だよ
テレ東の警察24時が遂に終了との事だが、これ系の番組の初期はまぁ本当に酷かった。
1990年代の後半あたりに始まったのだが、なにぶんにも報道の訓練も体制もない部署の下請けが撮るので問題だらけの映像をそのまま流してしまうというトンデモ状態。
番組終了の理由に撮影に時間が掛かる事、時間掛けても空振りのことも多くてそれで無理をして捏造的な場面を作ってしまうなどが挙げられていたが、まぁそうだろうね。
最初期の番組は兎に角「撮影側が警官と一体になりナレーターで悪を断罪」というモチーフで撮られていた。
このモチーフの元はズバリ時代劇だろう。「この紋どころが目に入らぬか!」「余の顔を見忘れたか?」「おぅ、この桜吹雪が全てお見通しなんだよ!」と悪を断罪!悪人は「へへぇ!」と平伏して視聴者はカタルシスを得る。
だが警察24時で映しているのは近代法が支配する現代の日本である。
もう一つの問題はそんなに判り易い事件は起きないという事だ。フィクションの遠山の金さんや将軍様も数日~数週間に亘る地道な取材や潜入捜査の末に処断してるのに、複雑な現代社会で偶然舞い込んだ事件をその場で処断できるわきゃない。
そこでやはりというか、一番多い交通事故処理を撮影するのが専らとなる。そしてその交通事故をナレーションで「断罪!」してしまうのであった。
例えば首都高で3台ほど絡んでしまった事故処理であれば、「スピード違反が招いた悲劇である!」という風に。
地方の人や免許がない人には判りずらいだろうから説明すると、首都高というのは大部分が60キロ制限になっている。だがこの速度を守って走っている車というのは皆無なのだ。制限速度が遅いのは高度成長期に低い規格で作ったためで仕方がない。道路規格によって制限速度の縛りがあるので自動的に60キロとなってしまうのだ。
それで直線区間では全部の車が速度違反して走っているという状態になっている。路線バスでさえ守っていない。
そこで事故が起きたら警察は原因の一端に速度違反を挙げるのは当然で、それが主原因とは言えないわけだ。
これ以外の事故でも「確認の不注意が招いた事故であった!」とナレーションが次々に断罪していくのだが、事故の原因なんて複合的で、事故処理の警官の確認遺漏で後からひっくり返る事もあるし、その為に当事者はかなりの労力と時間を使う。それをその場のノリだけで断罪しまくっていた。当事者が見たら憤怒間違いなしだ。
当時、日産がスカイラインGT-R(BNR32型)という車種を出していて、これはアウトバーンでも300キロ出る、ガチで早いスポーツカーだった。
そこで交通機動隊や各県警の高速道路交通警察隊がGT-Rのパトカーを導入した、というのが車好き向け媒体のみならず一般ニュースでも取り上げられていた。「GT-R」からは逃げられない、という威嚇効果も大きい。
そこで当然のように24時のカメラマンは高速隊のGT-Rの後部座席に乗り込む。すると通報が入り、現状へと急行するGT-R! 景色は飛ぶように流れ、速度計は190キロを指している。国産車ECU(エンジン制御コンピュータ)のリミッターカットだ!
…という映像を流した。
ところで道交法上の緊急自動車の最高速度というのはご存じだろうか?一般道では80キロ、高速道路では120キロである。但し例外があり、速度違反者を追尾計測するパトカーはそれ以上出しても良い。そうじゃないと速度違反検挙できないからね。
この高速隊GT-Rは追尾計測中ではなくて臨場する為の緊急走行であるから190-120キロで、70キロ超過となり、赤切符+一発免停で、刑罰も6ヵ月以下の懲役又は10万円以下の罰金となる。現行犯人だ。
別に増田はパトカーや消防が速度違反して緊急走行していても構わんのだが、証拠映像を電波に乗せて流してそのままで済むわけがないな。
報道畑じゃ無い奴がカメラ持って取材の真似するといこういう事をやるというリスクの典型例だし、後ろでカメラまわしてるのにマッドマックス1のインターセプターみたいだろー的にアクセル踏んでRB26DETTをぶん回してる警官もアレだし両者色々アホすぎるとしか言いようがない。
ドキュメンタリというのは今では真面目なものだが、昔はいい加減で捏造まみれのものだった。ディズニーが『白い荒野 』というインチキ動物ドキュメンタリ映画で、レミングスは増えすぎると入水自殺する、というインチキ映像を撮る為に崖の上からレミングをポイポイ放り投げて殺していたというのが有名だ。
60年代に『世界残酷物語』という、エログロインチキドキュメンタリ映画がヒットすると、次々に同じような映画が作られ、エスカレートしていった。世界残酷物語の原題は『Mondo Cane』なので、この手の下世話なインチキ映画はモンド映画と呼ばれるようになった。
最初は世界の習俗と題して未開部族の残酷処刑や残酷儀式をでっち上げたものを繋げていたのだが、やがて観客の「リアルな死や本物の死体が見たい」という欲求に応えて、事故や暴動で実際に人が死ぬ映像を繋げたショッキング系映画が作られるようになった。因みに実際の映像だけでは尺が足りないのででっち上げたインチキ処刑シーンとかも紛れ込ませているのが多い。
やがてモンド系もショッキング系もTVが番組化するようになる。モンド系のインチキ成分だけを掬ったのが『川口浩探検隊』などだ。ショッキング系は苦情が来る事を恐れ、人体が千切れる場面や脳が飛び出すシーン等はカットして直前で映像を途切れさせたり、人体破壊の瞬間だけカットして死体を映すなどの手法が取られた。番組名はそのまま「ショッキング映像!100連発」等。
またこれら番組には顕著な特徴があり、必ず番組最後は消防隊や救急隊の訓練シーンで終わる。基本的に下世話な欲求に答える番組であって、その後ろめたさを誤魔化す為に取ってつけた映像を入れるのだな。
警察24時系も必ず最後に交機の訓練映像で終わるであろう。つまりはモンド~ショッキング系の系譜に則ったフォーマットなのである。正義の行使のカタルシスは時代劇から、番組ターゲットが野卑な欲求ではないかとの疑問はモンド系の〆映像のフォーマットで誤魔化し。それが警察24時系の構造だった。
因みにこんな取ってつけたような訓練映像付加手法だが、それを見て正義だと考えるリテラシーの人間もちゃんと居るのだ。今ニコ動が全部落ちていてURLを貼れないが、ニコ動には例えばアメリカで精神に問題がある人間が刃物を手放さず警官隊に射殺される、というようなショッキング映像があるのだが、それには映像最後に州警察の訓練風景を入れてある。単に事件現場で殺人映像が撮れただけなのだが、モンド系フォーマットで最後に訓練風景を取ってつけると正しさが保証されると考えているのだ。あれを本気にする者もいるというのがモンド系ドキュメンタリ的でありますな。アメリカに赴任してて厨房の心根は侵されずと言ったところか。
警察24時系は結局モンド番組なのだが、元のモンド系が虚実入り交じりのインチキ映画だったのは製作費と製作日数の問題でもあった。真面目なドキュメンタリは撮るのに時間が掛かりすぎて一部の意識高い人しかみてくれないからペイしない。だから人目を惹くエログロインチキ映像を撮る。
警察24時も最初期にかなり問題になった筈だ。同乗させてもらった警官が免停とか色々だ。すると地道に長時間警察に同行するしかない。歩留まりが悪くなる。しかも映像にパンチが無い。
ヤクザ事務所ガサ入れとか映像的にパンチがある事件はある。でもそういうのはマジな方の報道部門が呼ばれてモンド系バラエティの取材班は呼んでもらえない。カメラ持ってても素人なんだから。報道マンの暴力性に負けてゴミ扱いされて追い出されてしまう。
そんな状態で視聴率上げようとしたら数多のワイドショーがやらかしたように捏造っぽい方向に行っちゃうのは仕方ないね。
んでもこの手の番組が培養してしまった視聴者は「報道番組がモンド系と違う」ので報道を信用しなくなり、「川口市でクルド人が傍若無人で治安崩壊!」とか「安芸高田市の市長が論破!」というショート動画をクリックしてモンド系の毒に身をうずめるのでした。なんつーかペニシリンが必要だな。
近年、トヨタ自動車グループでは品質管理に関するいくつかの問題が発覚しています。特に注目されているのは、グループ企業である豊田自動織機におけるディーゼルエンジンの認証取得不正事件です。この記事では、この不正事件の概要と、それが示唆するトヨタグループ全体の組織運営および管理体制について考察します。
豊田自動織機は、ディーゼルエンジンの出力試験において、量産用と異なるソフトウェアを使用したECUを用いることで、不正な報告を行っていました。これにより、トヨタ自動車は該当エンジンが搭載された車両の出荷を一時停止し、再検証と対応策を進めています。 https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/40376176.html
このような不正行為の背景には、トヨタ自動車グループ全体で見られる組織運営および管理体制の問題があると考えられます。ダイハツ工業での不正事件を例に取ると、過度にタイトで硬直的な開発スケジュール、コンプライアンス意識の希薄化、管理職と現場のコミュニケーション不足などが原因として指摘されています https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231220/k10014293451000.html
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2312/20/news129.html
これらの問題は、トヨタ生産方式(TPS)そのものが原因というよりは、TPSを運用する過程での経営方針や組織文化に根ざしていると考えられます。
トヨタ自動車グループとしては、今回のような不正行為を未然に防ぐために、管理体制や組織文化の改善が必要です。これには、開発スケジュールの見直し、従業員教育の強化、組織の再構築などが含まれるでしょう。また、組織全体としてのリスク感度を高めるために、経営幹部による現場の状況把握とコミュニケーションの強化も重要です。
トヨタ自動車グループは、品質管理の問題を克服し、再び信頼される製造業としての地位を確固たるものにするために、組織運営と管理体制の根本的な見直しを行う必要があります。これは、単に一企業の問題ではなく、グローバルな製造業における品質保証の在り方に関わる重要な課題と言えるでしょう。
>当たり前の話だけど内燃機がなくなったら無くしただけでいいわけじゃない
>日本が有意なものを捨てて外国から買うようになるから日本の雇用が失われるという事
e-axleとバッテリは、EV化で失われるだけの雇用を生み出すことにはならない、って書いたじゃん。どっちも内燃構成部品に比べて圧倒的に資本集約型の生産設備で作るパッケージ度の高い部品だから、そうなる。国外流出で雇用が減るって話はしていない。純国産EVでも雇用は減る。
実際e-axleは国産いっぱい出てるよね。日本電産とかジヤトコとかデンソー(ブルーイーネクサス)とか。旧系列系がe-axle作ってる企業(トヨタと日産)はそこから買うし、そうでないメーカーは電産から買うだろう。バッテリは国内だとパナとトヨタがやるしかなくて、実際やるって言ってる。でも、どっちも、今までの内燃が生み出していたビジネスボリュームを埋め合わせることにはならない。
あと、EV時代のECUは、多数のチップでやってたのを3チップ程度に高度に統合する路線なので、これも関連雇用は減る。熱マネも同様に統合型に持って行ってるので、これも関連雇用は減る。メガキャスティングも圧倒的にボディ部材の点数や工数を減らす。この3つは全部テスラがはじめて、中国勢もトヨタも追従してる路線。
おれはテスラの作る車は別に好きじゃないし、今後買うこともないだろうけど、テスラが乗用車製造においていろいろな生産革命(e-axleのパッケージ化、統合ECU、統合熱マネ、メガキャスト、アンボックスド・プロセスなど)をぶちこんで、今後のクルマ作りのあり方を変えたのは事実(この中にはEVじゃなくてもできたこともあるけどね)。その方向性は、基本的にはモジュール化と総部品点数削減と無人化。自動車部品のうち内燃ベースの駆動システムに紐づく部品類(エンジン部品+駆動・伝導・操縦装置部品)の割合は35%程度と言われている。ここがごっそりなくなって、生産自動化に好適なe-axleとバッテリに置き換えられていく。こんなん、安くならないわけないじゃん。
「専門分野じゃないからでーす」みたいな態度はエンジニア的とは思えないんだよなあ。
好奇心とか分解欲みたいなのをもってあらゆる物事に当たるのがエンジニア的な姿勢じゃん。
昔のはてななら「小手先の言葉の定義合戦なんぞは人文学部とかのアホに任せておきゃいいんだよ」みたいな方向になったと思うんだけどね。
今のはてなはエンジニアでもなんでもない人と、エンジニアとしての情熱を失ってネットで承認欲求満たすことに溺れた人で溢れすぎているように思う。
NHK Eテレ ねほりんぱほりん 放送終了直後(2022年11月18日22時半頃)のニコニコ実況中にて、
| 識別名 | コメント |
|---|---|
| ヤー | でも資本主義の基本だよね |
| 実況民A | チケットの転売はマジ極悪 |
| ヒキ | 格差が基本なの? |
| ヤー | あたりまえじゃん安く買って高く売ってカネを儲ける |
| 実況民B | まあ自分だったらヤだよなあ |
| ヒキ | 弱者はどうするの? |
| ヤー | 格差がないのは共産主義だから北朝鮮でも行くしかないね |
| ヒキ | 行けないから弱者なんじゃないの? |
| ヤー | 行けるけど? |
| ヒキ | 金がないのにどうやって? |
| ヤー | 北朝鮮がつれてってくれるよ? |
| ヒキ | 拉致? |
| ヒキ | 拉致なんてめったにされることないぞ |
| 実況民C | 介助する場も聖人みたいなの以外好きでやってないでしょ |
| ヤー | 朝鮮総連いけばつれてってくれるぞ? |
| ヒキ | どうやって?行きたいんですけど?で連れてってもらえるのか? |
| ヤー | だから行ってこいよ |
| ヒキ | だからいけるのかよ |
| ヒキ | 答えろよ |
| ヒキ | わかんねえのに答えてんのかよ… |
| ヤー | だから行けるつってんだろ行ってこいや |
| ヒキ | 行ってどうすんの? |
| ヤー | 民主主義が嫌なんだろ |
| ヤー | どうするかも人に聞かないとだめなようなやつだからカネを稼げないのだ |
| ヒキ | だから弱者どうするんだ?って言ってんの |
| 第三者C | あずみん髪伸びた? |
| ヤー | なにもとに戻してんだ |
| ヤー | はやく北朝鮮行って来いや日本に必要ねえんだよ |
| ヒキ | 行く手立てもないのにどうやっていくんだよw |
| ヤー | だから総連がつれてってくれるつってんだろ |
| ヤー | 拉致してでもつれていきたい日本人大喜びでつれてってくれるわ |
| ヒキ | 総連行ってどう対応されるんだよw |
| ヤー | 理解力なさすぎだろ行けばわかる |
| ヤー | 北朝鮮天国だと言って大勢の日本人が行ったからな |
| ヒキ | いつの話だよw |
| 実況民E | 異性介助の問題 |
| ヤー | おまえの話だよ |
| ヤー | どんな犯罪者でも北朝鮮なら受け入れてくれる |
| 実況民F | 男も一緒だろうになぜ女性だけ取り上げる |
| ヤー | 男は横ロブ |
| ヤー | 喜ぶ |
| 第三者C | 笑顔で。。。】ω;`) |
| 実況民F | 男は喜ぶと思ってるのはエロ漫画の見すぎ |
| 第三者C | 今さら、再放送だと気付いた |
| ヤー | エロ漫画見てるのはおまえだろw |
| ヤー | ここにも男いないしな |
| 実況民F | は? |
| ヤー | 図星w |
| ヤー | 男女比を言えよ |
| ヤー | 男はむしろ女にしてもらいたい |
| ヒキ | まだ北朝鮮男いる? 総連そんな対応例出てこなかったぞ |
| ヒキ | 総連勧めてた男いる? そんな対応例出てこないんだが |
| 第三者C | モダンタイムス的なのも怖いし。。。】ω・`) |
| ヤー | 対応例とかなにいってんだ? おおっぴらにできるわけないだろ 北朝鮮男はおまえだろ |
| 第三者C | ありがとうございました】・▽・ )ノシ |
| ヤー | うむ 北朝鮮で暮らせよ |
| ヒキ | 総連行ってなんて言われるんだ?流れを教えろよ |
| ヒキ | 総連行ってなんて言われるんだ?流れをおしえろよ |
| 第三者C | DQランドは、神回ほど、再放送しないと思う |
| ヒキ | 総連いってなんて言われるんだ?流れ教えろよ |
| ヤー | そんなもん教えるわけないだろ共産主義なめんな 言われた通りするだけだ |
| ヤー | 転売する自由がある国といっしょにすんな |
| ヒキ | だからなんて言われるんだよ 総連で |
| ヤー | だからそんなもん教えるわけねえだろ 言われた通りにしろ! |
| ヒキ | 誰に |
| 第三者C | じん帯切った時はつらかった】ω;`) |
| ヤー | おまえだよほんとあたまたりねえな |
| ヒキ | わからないから行けません。 |
| ヤー | ほらな結局底辺でも日本がいいわけだ |
| ヤー | 二度と転売に文句つけんなや!! |
| ヒキ | いや、お前が行けって言ったんだろ |
| ヤー | おまえが行きたいつったからだろ |
| ヒキ | 俺は行きたいなんて言ってないぞ |
| ヤー | だったらお前の負けじゃん |
| ヒキ | ああ、負けだな。で、じゃあ資本主義での弱者はどうするの? |
| ヤー | だから負けたまま生きれやそれが資本主義だ |
| ヒキ | 弱者はずっと弱者なんですかね |
| ヤー | あたりまえだろ! |
| ヒキ | 君も負けたままなのか? |
| ヤー | 俺は勝ったままだが? |
| ヒキ | なんで30分負けた自分に付き合ってるんだ? |
| ヤー | 付き合ってやってるんだぞ?おまえほどの頭のたりないやつは珍しいからな |
| ヒキ | ほかにすることないんですか? |
| ヤー | おまえが? |
| ヒキ | いやおまえが |
| ヤー | ああおまえが |
| ヒキ | 勝ってるなら自分やることがたくさんあるはずだが |
| ヤー | おまえの思い込みじゃん |
| ヤー | 貧乏暇なしが資本主義だぞ |
| ヒキ | 私引きこもりなんだけど |
| ヤー | そりゃ負け犬だからな |
| ヒキ | 暇一応あるわけだが |
| ヤー | 親が養ってくれてるだけだろ仕事しろ |
| 第三者C | うちの子は |
| 第三者C | うちの子は足だけで靴下を脱げます |
| ヤー | おまえの子供か |
| 第三者C | でも、マラソン選手でも時速20km |
| ヒキ | テレビ以外趣味ないんですか? |
| ヤー | だから働けつってんだろ |
| 実況民G | オー ノー |
| ヒキ | どうやって?働けないからこうなっているんですけど |
| ヤー | 働かないからそうなってるのだ |
| ヒキ | だから働けないじゃん |
| ヤー | お前が勝手にそう言ってるだけ |
| ヒキ | 働かないからもう働けなくなっている→詰んでいるのにどうやって? |
| ヤー | 自分で働かないからだと言ってんじゃん働け |
| 第三者C | ごめん |
| ヒキ | 一度も働いたことがない人が雇ってくれる人いると思うんですか? |
| 第三者A | きょうはなに |
| ヤー | いくらでもいるが? だれでも一度も働いたことないとこから働くが? |
| ヤー | 北朝鮮でも働くのは一緒だからな? あまえんなよ? |
| 第三者A | これはイギリス英語か |
| 第三者B | 太ってるのは良くない? |
| 第三者C | 急激に血糖値を変化させるのは、糖尿病に良くない |
| 第三者A | 722はどんなお仕事を? |
| 第三者B | そんなあ |
| ヒキ | 俺もきになるわ。どんな仕事してるの? |
| 第三者A | 725 どれくらいお働きに? |
| 第三者B | でかい.. |
| ヤー | 転売で月300万ほど |
| 第三者A | てんばいwwwww |
| ヤー | 嫉妬wwwwww |
| 第三者A | それって働いてるっていうのかw |
| 第三者C | キルティアン |
| ヒキ | まじで転売屋してるの? |
| 第三者B | ここは実況するところですよ!?井戸端会議はご遠慮 |
| ヤー | まさに資本主義の基本だぞ |
| 第三者A | 徹底的に叩いてもいいけどまぁいいやw |
| 第三者B | 番組内容を実況しましょう |
| 第三者C | 変な人はIDをブロックするとイイですよ |
| 第三者A | いまなにやってんのEテレ |
| ヤー | おまえがむなしいだけだもんなw |
| ヒキ | 「勝っている」と言っていたが君は自慢できる仕事なのか? |
| 第三者B | 太った人は歩くといいらしい |
| 第三者A | 歩くとまじで痩せるんだよなぁ |
| 第三者A | 山歩くのが一番痩せる |
| 第三者B | ドキュメンタリーやってます |
| ヤー | あたりまえだろお前とは違うからな |
| 第三者A | なぁにが転売で300万だよw 冗談キツいぜ |
| ヒキ | なんで中小企業にすら入らなかったんですか? |
| ヤー | そういう考えだからおまえらはだめんだよw |
| 第三者B | いつも実験されるマウスくん |
| ヤー | youtubeでコメントに適当なこと言ってるだけでも儲かる |
| 第三者A | そんな才能が・・素晴らしいね カネが正義の世の中で良かったな |
| 第三者C | ECUは、アクセル動作に合わせ、エンジンを自動制御 |
| ヤー | 資本主義を否定してるおまえらには無理だわなw |
| 第三者A | 退廃的だ・・・! |
| ヤー | おまえの人生が? |
| 第三者A | 歩くだけでカネになればなあ・・・ |
| ヒキ | 私は資本主義を一度も否定したことはないが |
| 第三者A | だーからコッチじゃなくてソッチだって |
| ヤー | 否定してんだよあたまたりねーな |
| 第三者B | 歩くだけでポイ活できるよ |
| 第三者A | なぁにが資本主義だよ おまえのは我欲っつんだよw |
| ヤー | 歩くだけでカネになるぞ?それが資本主義だ |
| 第三者C | 車好きに名写真家はいない |
| ヤー | ほらな共産主義者が嫉妬w |
| 第三者A | 歩いてこいよテレビみてないでw |
| ヤー | おまえがな |
| 第三者B | dポイントが稼げる、歩くだけで |
| 第三者A | ソッチの問題だよ~~~ |
| ヤー | ちょっと頭使えばいくらでも儲けられる |
| ヤー | それをできないやつが嫉妬するw |
| 第三者C | ぼけモンgoでも |
| 第三者A | 愚痴がはじまった・・・でもNGしないでおいてやるから安心しろよw |
| 第三者B | へー |
| ヤー | くやしくてNGできないよなw |
| ヤー | こんなにいいこと教えてくれる人もいないしw |
| 第三者A | チャットでまだオレに挑戦してくるやつがいるとは |
| 第三者A | 悔しいから悔しいんだろ?ってコメントが出てくるんだ おまえの深層心理だよ |
| ヤー | ああ俺に完全論破されたあげく運営にBANされたやつかw |
| 第三者A | おまえはこのマウスと一緒だ |
| ヤー | なあんだやっぱり悔しかったのかw |
| 第三者C | 備える!】・`▽・´)ノ |
| 第三者A | ひとりで山歩いてるとさ・・・ |
| 第三者C | 集計屋さんは、特定の文字列をNGすればOKです |
| 第三者A | 「今度チャットでああいわれたらこう切り替えそう!」とか素晴らしい考えがつぎつぎ浮かんでくる |
| 第三者A | 山を歩いてチャットの達人になれ |
| 第三者C | 高齢者janakuteぼけモンgoは |
| 第三者C | 高齢者じゃなくても、ぼけ |
| 第三者A | janakute? |
| 第三者D | スイッチでこういうの出ないかな |
| 第三者C | 高齢者じゃなくても、ぼけモンgoは危険思う |
| 第三者A | そもそもローマ字変換するべきではない |
| 第三者A | かな入力で実況しなさ~~~い |
| 第三者C | やっと入力できた |
| 第三者A | Did you feeling? |
| 第三者A | 山いきたい |
| 第三者C | 平らで段差の少ない街を!】・`ω・´)ノ |
| 第三者A | 尾根伝いを歩くだけでも最高だ リフトつかってもいい |
| 第三者B | コンクリートジャングルに住む人はどこで散歩するの🤔? |
| 第三者D | こんな景色のいいとこなら |
| 第三者A | もう散歩もしなくなったな |
| 第三者A | 最高の医者にして最高のジムだと思う |
| 第三者B | なんの問題があったんだ |
| ヤー | ガリガリじゃん |
| 第三者C | 誰もいない明け方でも、歩けば癒されるらしい |
| ヤー | 乙武は元気だぞ |
| 第三者A | ヨーロッパにも蒲の穂が |
| 第三者D | ストック持って歩いてるじいちゃんいるな |
| 第三者B | 筋トレのほうがいいと思う |
| ヤー | さっきずっと車いすのやつも出てたやん |
| 第三者A | ストックいんだよなー 四つ脚歩行みたいで上腕とか動かすから |
| 第三者A | これ元はドイツかな |
| 第三者C | 筋肉は裏切らない |
| ヤー | ウォーキング教 |
| 第三者C | フロベーゼ先生、何気にスタイルイイ |
| SJClyysrxXEijHH7GHGM9uYTmQ4 | ウォーキングなんてかっこつけてるけど、要するにただの散歩だろ |
| ヤー | 昔の人間は嫌でも歩いただろ |
| 第三者B | 散歩を舐めるな |
| 第三者A | のんびり歩くのが好きなんだけどそれじゃダメとか言われるのがな |
| 第三者B | 毎日歩いてたら腰痛になったお |
| 第三者C | 行方不明者と間違われて通報? |
| 第三者C | スープの冷めない距離で |
| ヤー | 超過密 |
| 第三者B | 毎日8000歩かあ |
| 第三者A | 結構な距離だな |
| 第三者C | さっき赤ちゃんだって一万歩言ってた |
| ヤー | 変な歩き方だと体を壊す |
| 第三者A | 公園じゃダメだ |
| 第三者A | すぐに飽きてしまう |
| 第三者C | 低気温とか霧も体力を奪います |
| ヤー | だから乙武は |
| 第三者B | 実況も健康に効果ないかな |
| 第三者A | 実況は・・・ |
| 第三者C | 暗に、歩行全肯定者を疑問視しているようにも見えた |
| 第三者C | 興味深い番組でしたノシ |
| 第三者D | びじゅちゅーん |
| 第三者A | このひとは作曲を他の人に頼めばさらに良くなる |
「342. 代替モデルに切り替わると、推定される効率は、排気質量流量とSCR温度に応じた係数で低下する。 この効率補正は「乗法」である。 つまり、他の制約に基づく推定SCR効率が最初に80%で計算され、ソフトウェアの固定データ構造で60%の係数が定義されている場合、代替モデルの効率は80%の60%= 48%などと計算される。これを以下の表※に示す。したがって、ほとんどの動作条件下では期待される効率は60%を超えない。 その結果、他のすべての条件が完璧であっても、SCRシステムは、NOx排出量の60%以上を除去しようとすることはほぼない。 この表は、代替モデルが別の要因によってアクティブ化されたときにもシステムによって使用される。」
※排気ガス質量流量とSCR温度との各マトリックスで、適用される効率のテーブル。111頁参照。同頁には、ソフトウェア更新によって改訂されたテーブルも載っている。
「343.上記は、代替モデルがアクティブ化された後、ECUは、極端な場合を除き、NOxの量の60%を超えて中和できるようなAdBlueを決して供給しないことを意味している。」
347. 2番目の違法SCR操作ツールは、NOx質量流量に関連している。 過剰なNOxマスフローは、ある時点で、NOxを完全に還元する触媒の能力を妨げることとなる。 エンジンによって生成されるNOxは、車両の速度、加速やエンジンでのEGRの使用などの他の運転要因に大きく依存する。
348. 以下の図に示すように、この違法操作ツールは、NOx質量流量が15mg / s(図において緑色で強調表示されている)を超えると代替モデルに切り替わる。 緑の線が示すように、これは、伝統的な運転スタイルで、時速約80 kmの速度で発生する可能性がある。 ここでも、非常に重いヒステリシスが適用されているため、負荷モデルへの切り替えは、6.5 mg / s(赤い線)の下限を下回った場合にのみ可能である。 グラフからわかるように、これは一般的な運転シナリオでは非常に困難である。
349. いちど代替モデルがアクティブになると、ターゲット効率はNOx質量流量/ SCR温度テーブルに比例して減少ずる。 エンジンによる過剰なNOx生成は、SCRシステムのターゲット効率をさらに低下させ、NOx排出量をさらに増加させることとなろう。
350. この違法操作機器についても、緑色と赤色でマークされた上限と下限は、すでに上記で説明したSCRエージングファクターに依存する。 上限が最初に25 mg / sに設定され、下限が約16.5 mg / sに設定されていた場合、SCRエージングファクターのアクティブ化後、これらの値は上限が15 mg / s、下限が6.5 mg / sにタンブルする。 繰り返しになるが、この違法操作機器は下のグラフに示すように、エージングファクター99%という車両の寿命の非常に早い段階でもうアクティブになっている。この手法のため、NEDC検査の時点では、この不正改ざん機器は、オリジナルの高いしきい値でのみアクティブになるため、輸入検査で検出されない可能性がある。」
352. 3番目のSCR操作機器は、周囲の気温を参照する指。 原則として、周囲温度や吸気温度は、SCRの動作に大きな影響を与えないはずである。これは、物理的に必要ないためである。 にもかかわらず、本テスト車両においては、代替モデルに切り替えるための基準としてこれを使用する。 この操作ツールは、吸気温度が12°Cを下回ると代替モデルに切り替わる。 ヒステリシスが使用されているため、負荷モデルへの切り替えは、温度が再び15°C(ヒステリシス)を超えたときにのみ行われる。
353. 給気温度または他の基準のいずれかを使用して代替モデルに切り替えると、効率が低下する。 テスト車両で実行されたソフトウェアアップデートの結果、このスイッチメカニズムは、またしても完全に削除された。」
354. 本調査で発見された4番目の違法SCR操作ツールは、車両を再起動することでアクティベートされる。
355. 上記のように、他のさまざまな違法SCR操作機器でヒステリシスを頻繁に使用していることで、代替モデルがアクティブになると、ECUによってアンモニア負荷モデルに切り戻すのは非常に困難となる。
356. ただし、車両が頻繁に停止および再始動するシナリオ(たとえば、タクシーの運転手など)では、エンジンが停止するとこの機能が「リセット」されるため、ヒステリシスは有効にならない。
357. どうやら、プログラマーはこの状況を考慮に入れたようで、というのも、この状況はNEDC検査では発生しないからである。 再起動時にシステムがアンモニア負荷モデルに戻らないようにするために、最初の20秒間SCR温度を監視する追加の不正操作ツールが存在する。 SCR温度が50°Cを超える場合、代替モデルは開始後最初の240秒間(4分)適用される。 実際には、これは、車が停止して再起動した場合、最初の4分間はECUが代替モデルになることを意味している。
358. 明らかに、この違法操作ツールには正当な理由がない。他のほとんどの違法操作ツールと同様で、ソフトウェア更新の結果、完全に削除された。」
359. 本調査で明らかになった5番目の違法SCR操作ツールは、SCR温度に関連している。 つまり、この違法操作機器は、SCR触媒コンバーターの温度が300ºCを超えると作動する。これは通常の運転条件下で約120 km / hで発生するが、以下のグラフに示すように、現在の速度制限が時速130kmであることからして、高速道路では普通に超える閾値である。 違法操作機器はそれで代替モードに切り替わり、SCR効率は60%~80%に制限される。 ヒステリシスを使用するため、この不正操作機器は低速でのみスイッチバックされる。 この違法操作ツールは、ソフトウェア更新後も動作し続けたが、負荷モデルではSCR効率がわずかに高くなった。
360. オリジナルのファームウェアでは、他の違法操作機器(特にNOx質量流量または排気質量流量)は、ほとんどの場合、SCR温度よりはるかに早くアクティブになることに注意すべきである。
361. 違法なSCR温度操作計器は、上記のSCRのエージング比率にも依存する。 この違法操作機器では、下降ジャンプは99%ではなく80%に設定されている。これは、触媒の寿命の早い段階で変わることを意味します。 測定時の走行距離が70,000 kmの本テスト車両では、そのときのSCRエージング率は69%であり、システムはすでにアクティブ化されたエージングモードでのみテストできた。
362. ソフトウェアの更新後、この不正操作ツールは維持されたが、SCRブレーキ効率は70〜90%に向上した。これは、この不正操作ツールが物理上要求されている可能性があるとはいえ、やはり、しきい値が低くセットされすぎていたことを示している。」
「III.D.4.f)SCR操作ツール6:AdBlueの平均消費量
363. 他の違法SCR操作機器に加えて、6番目の違法SCR操作機器が本テスト車両に存在しており、SCRシステムがEuro 6基準を満たすために必要なよりも少ないAdBlueを消費する原因になっている。
364. この操作ツールは、AdBlueの平均消費量を追跡しており、AdBlueの平均消費量が820 ml / 1000 kmを超えると、代替モデルへの切り替えを行う。 これは、更新後の本テスト車両が消費する量の約半分であり、最適なNOx除去を確実にするための実際のAdBlue投与要件をかなり下回っている。」
「369. この場合も、本テスト車両のソフトウェアアップデートの結果、メカニズムが完全に削除され、違法性が証明された。 繰り返しになるが、この違法操作機器に考慮され得る正当性はない。」
370. 違法なSCR操作機器が多数あることに加えて、この車両にはEGRシステム関連の違法操作機器も2つ含まれている。 1つ目は、「サーマルウィンドウ」または温度ウィンドウで、ドライブサイクル中に観測されるエンジンの最高温度とエンジン始動温度に応じて、EGR比を低下させる。 EGR機能が開始温度を考慮することは有用であろうが、エンジンがすでに暖機されている場合には当てはまらない。
371. ただし、このサーマルウィンドウは、エンジンが18°C〜35°Cで始動し、エンジン温度が86°Cを超えない場合にのみ完全なEGR動作が可能になるように設計されている。 これらの条件は、NEDCテスト、特にエンジン出力が低くて済むECE-15コンポーネントの繰り返しにて生ずると予想される。 とはいえ、これらの条件は実際の運転条件と一致していない。
372. このテスト中に観察された相対EGRの減少を、以下の表に示す。 NEDCテストで予想される使用条件は、赤でマークされている。 概要でわかるように、この温度ウィンドウのEGR削減の度合いは、NEDCで予想される条件では0.0%に設定されているが、通常の運転条件のほとんどで100%に設定されている。
373. 繰り返しになるが、この違法操作機器に正当な理由は考えられない。調査の結果、これらの違法操作機器の影響は、ソフトウェアの更新後にテスト車両で完全に無効化された。 基になるアルゴリズムは保持されているが、結果の概要のすべての値は更新後にゼロに設定されていた。」
「III.D.4.h)2番目のEGR操作機器:「エンジンホット&アイドル」
374. 最後に、エンジンが80/90°Cを超えて暖まった後に、アイドルが続くとEGRの動作を減らす違法EGR操作機器がある。 この状況は、都市環境でルートを続行する前に、高速道路などの中速から高速で運転しているときによく発生する。
375. ソフトウェアの更新前は、以下の表に示すように、ソフトウェアはこれらの条件下でEGRの使用量を80〜100%削減するようにプログラムされていた。 この概要は、エンジンの温度と速度に応じたEGRの相対的な減少を示している。 緑のゾーンは、EGRの汚染を防ぐためにおそらく実装された、温度に依存した減少を示している。 一方、赤い領域は、エンジンが動作温度に達してからアイドリングするときに、EGRの動作を減らすように設計された違法操作機器を示している。
376. 繰り返しになるが、この違法操作機器にはいかなる正当性もない。
377.ソフトウェア更新後も、このアルゴリズムは保持されているが、その帰結はまたしても大幅に変更された。 動作範囲が拡張され、低温(<35°C)でのEGRの動作制限が減らされた。 同様の改善が高温側でも行われた。 次の表に示すように、アイドル時にエンジンのEGRを低下させる値が削除された。 緑でマークされたセルは、改善のポイントを示している。 「使用後の定常」でEGRの使用を減らす値は完全に削除された。 温度スケールも積極的に調整されている。」
「パートIII.Dで、当財団は、ダイムラーが使用した違法操作機器の運用にかかる委託研究について説明する。 ••••••(以下:••••••)が実施したこの調査では、これまで他の利益団体や当局が使用していない根本的に異なる方法論を採用した。端的にいえば、当財団が購入したEuro 6 Test Vehicleでテスト走行を行い、エンジンと排気ガス管理を制御するECU(Electronical Control Unit)から走行中の情報を読み取ったのである。これにより当財団は、試験車両の違法操作機器の根本的なメカニズムと機能を初めて洞察する者となった。本調査により当財団が同定できる限り、少なくとも8つの違法(SCRおよびEGR)操作機器が配備された、驚異的に複雑で洗練された排出詐欺が明らかになった。これらの違法操作機器はそれぞれ、実際の運転条件でシステム全体の効率を大幅に低下させる。ダイムラーのトリックの結果として、これらの違法操作機器はNEDCテストサイクル外でのみ動作する。」
「III.B.1. 序文
255. このセクションでは、当財団は、排出規制および適用される判例法に基づいて、違法操作機器の特性について説明する。 前述のとおり、当財団はとりわけ、2020年4月30日の欧州司法裁判所 Eleanor Sharpston 法務官の意見※に特に注意を払っている。(図14を参照)。」
※「2020年4月30日の欧州司法裁判所 Eleanor Sharpston 法務官の意見」はこちら。↓
"Court of Justice of the European Union PRESS RELEASE No 52/20
Luxembourg, 30 April 2020
Advocate General’s Opinion in Case C-693/18CLCV and Others (defeat device on a diesel engine)
According to Advocate General Sharpston, a device that adjusts upwards the operation of the emission control system of diesel engine vehicles during the approval testing of those vehicles is a ‘defeat device’prohibited by EU law
The objective of slowing down the aging or the clogging-up of the enginedoes not justify the use of such a device"
https://curia.europa.eu/jcms/upload/docs/application/pdf/2020-04/cp200052en.pdf
III.D.1. イントロダクション、研究の関連性、および主要な調査結果
295. このセクションでは、当財団の研究結果について論ずる。 この研究は、その方法論によって、上で説明した研究※とは区別される。 前述のように、この研究は、入力値(周囲温度や車速など)と出力値(PEMSで測定された排出量)を測定するのみならず、ECU自体の内部機能を測定することを目的とする。 テスト中にECUから直接情報を読み取ることにより、ECUの設計と操作を再構築可能である。」
※直前のIII.C で、第三者が公表した調査結果を挙げている。
「296.このアプローチは、概ねメーカーのソースコードがなければ違法操作機器の動作を検出および分析することは不可能であると考えられていることから、これまでどの型式承認当局・関連団体にも採用されていない。間違いなく可能であるとはいえ、費用と時間がかかり、専門知識を用いねばならない。この理由もあって、当財団はこれまでのところ、この研究を単一のテスト車両(本テスト車両)に限定している。本テスト車両は、第306項でさらに指定されているユーロ6対応型メルセデスE350である。モダンなユーロ6車両を選択する理由は、この車両タイプに、EGR(排気ガス再循環)とSCR(選択的触媒反応)の組み合わせからなる高度で複雑な排出制御システムが装備されているためである。このような複合システムでは、SCRシステムが処理の大半を引き継ぐため、EGRシステムはNOx排気負荷を減らすために「ハード」に動作しなくてもよくなる。 Euro 6モデルのECUソフトウェアはEuro 5ソフトウェアの拡張バージョンであるため、以前のバージョンの多くの機能がまだソフトウェアに存在している。調査が示すように、本テスト車両のECUには、機能しているEGR操作機器も多数含まれている。この点で、本研究結果は、EGR装置のみが装備されていた古いメルセデスベンツモデルにも関連している。
297. 要するに、この調査により、SCRとEGRの違法操作機器の範囲が特定された。これらはそれぞれ、特定の条件下でシステムの全体的な効率を大幅に低下させ、これによりSCR触媒コンバーターはほとんどの条件で動作容量のうち最大で60%に制限されることとなる。」
「300. 本調査の結果、違法なSCRおよびEGR操作機器は、NEDC検査下の状況では動作せず、通常の使用状況でのみ動作するようにプログラムされていることが判明した。 違法操作機器は、条件がNEDC検査条件から少しでも逸脱している場合にアクティブになることがわかっている。 さらに、SCR関連のいくつかの違法操作機器には、車両が数か月間使用された後にのみ違法操作機器を操作するように設定されたタイマー機能があり、NEDC検査を確実に通るようになっている。」
「302. 本調査はまた、これらの違法操作ツールのほとんどがソフトウェアの更新後にテスト車両から削除されたことを示している。これは、エンジンの損傷を防止したり、車両の安全な動作を確保したりするために違法操作ツールが必要ないことを意味している。このソフトウェアの更新によって、テスト車両のすべての違法操作機器が実際に削除されたかどうかは明らかではない。……」
III.D.2.a)はじめに
305. 本調査で使用されるメソドロジーは、データ収集、ソフトウェア分析、およびテスト車両から生れたテスト結果の解釈とを、組み合わせることである。306. 前述のように、本テスト車両は、メルセデスベンツ E 350 BlueTEC 4 MATIC Tであり、OM 642型 190 Kw、2987 ccm、6気筒エンジンを搭載している。本テスト車両の検査文書のコピーを別紙57に提示した。……
307. ECUの情報チャネルは複雑で量が多いため(ECUは内部で10,000を超える信号を処理)、イテラティブなプロセスを用いた。 最初のフェーズでは、通常使用中に車両のECUのプロファイルを作成するために、広範なデータ収集が行われた。 排出制御に関連するソフトウェアとデータは、ソフトウェア分析を使用して特定した。 その後、データ収集プロセスをさらに洗練し、より詳細なデータを得た。」
308. 調査中のデータ収集は、OBD-2ポートを使用して実行した。……」
「310.前述のように、ECUソフトウェアのソースコードや完全なドキュメントについては、ダイムラーがその情報を慎重に管理しているために、本調査者はこれらを得ていない。 ただし、ドキュメントやソースコードが利用できないソフトウェアの分析については多くの研究があり、そのような分析はIT業界で定期的に行われている。研究者は、「逆アセンブル」(ソフトウェアが人間が読める形式に変換される)やソフトウェアシミュレーションなどのいわゆるリバースエンジニアリング手法を使用している。 これらの手法により、ソースコードが利用できない文書化されていないソフトウェアの分析が可能になり、本テスト車両のECUソフトウェアの分析にも使用されている。」
315. 本SCRシステムでは、主な制御変数の1つはAdBlueまたはDEF(ディーゼル排気流体)の投与量である。本テスト車両のECU、Bosch EDC17CP57 は、システムに投与されたAdBlueの量を計算する。 SCR触媒コンバーター内で、AdBlueはアンモニアに変換され、次にアンモニアがNOxと酸素と反応して窒素と水に変換される。
316.有効性の尺度は、「SCR除去効率」または「変換効率」である。 SCRの潜在的な効率は、以下を含む多くの物理的条件によって制限される場合がある。
317. 以上のリストは完全なものではないが、適切に機能しているSCRシステムが物理的な制限を受けていることを示している。 これらの制限に対処するために、本ECUソフトウェアには、2つの異なる動作モードが含まれている。
318.最初のモードは、以下「アンモニア負荷モデル」と呼ぶもので、SCRシステムが完全に機能するモードである。 このモードは公的にアクセス可能なメディアでは説明されておらず、この用語自体は文献で使用されている標準ではないことに注意されたい。
319. 2番目のモードは「代替モデル」である。 これは、不正な操作ツールによってアクティブ化されるモードである。 代替モデルがいずれかの操作ツールによってアクティブ化されると、通常SCRは最大60%となる。 特にいくつかの違法操作ツールが同時にアクティブ化されている場合は、効率が大幅に低下する可能性もある。……」
330. 本調査による観察結果の要点は、代替モデルでは、実際の運転条件のほとんどで、SCRシステムのターゲット効率が比較的低い値に保たれるが、これは物理的な制限に基づいていない要因やポリシーの選択によって生じているため、 違法だということである。 言い換えると、SCR触媒でのNOxの還元に直接影響を与えることがない入力に応じて、効率目標が意図的に低い値に低減される。 したがって、これらの要素とポリシーの選択、およびそれらが有効にするメカニズムは、違法な操作手段と見なすことができる。
331. これらの違法なSCR関連の操作ツールは、以下の機能を共有する:
(i)それらは、温度、排気ガスの質量流量といった、極端な条件下で一般的に制御する必要がある物理的特性に応答する。
(ii)ただしそれらは、通常の「実際の」運転条件では、システマティックにアクティべートされる。
(iii)それらは、たとえば、正当化されないヒステリシスを使用することにより、アクティベート後に、ある効果が出るように設計されている。
簡単に言えば、ヒステリシスという用語は、新しい状態への切り替えを引き起こす値と元の状態への戻りを引き起こす値との間に特定の「範囲」がある状態を表す。一般的な例は、特定の温度で加熱がオンになるサーモスタットで、温度が初期値よりも数度低い場合にのみオフになることで、システムのオンとオフが連続して行われないようになっている。今回のケースでいうと、ヒステリシスは、元の状態(この場合は「アンモニア負荷モデル」)に切り替えるしきい値が「代替モデル」が動き出す状態に切り替えるレベルよりもかなり低い(または高い)場合に発生する; そして
(iv)それらはSCRシステムの目標効率を大幅に低下させ、AdBlueの投与を大幅に削減する。これにより、NOx排出量が大幅かつ大幅に増加する。
332. 本調査の結果、8個以上の違法操作機器が発見されたが、そのうち6個はSCRシステム(およびAdBlueの投与量)に関連している。……」
「III.D.4.a)SCR操作ツール1:排気ガスの質量流量
335. 最初の違法SCR操作機器は、SCR触媒コンバーターを通過する排気ガスの体積(排気ガスの質量流量)を参照する。
336. 上述したように、排気ガスの質量流量がSCR触媒の処理能力よりも大きい場合、排気ガスはSCR触媒から逃げることができ、NOxチャージを減らす機会が与えられないこととなる。 これに対処しないと、SCR効率の過大評価につながり、AdBlueのオーバードーズにつながる可能性がある。 このことで、SCR触媒がアンモニアでオーバーフィルされ、アンモニアのスリップが発生する可能性がある。 したがって、質量流量を監視し、過剰なマスフローが通知されたときにSCRのターゲット効率の推定値を下げることは、原則として、有効なストラテジーになる可能性がある。
337. ただし、テスト車両では、フィルタ後の排気ガスの質量流量の制限は、時速170 kgに設定されており、これは、実際の運転状況では約100 km / hに相当する。 このしきい値は、技術的な観点から見て、言い訳けができないほど低くなっている。 このしきい値を超えるとすぐに、ECUは代替モデルに切り替える。 さらに、(-80 kg / hの)強いヒステリシスが適用されるため、負荷モデルに切り替える場合、質量流量は90 kg / h未満でなければならない。 60 km / h程度の低速でも、このしきい値は日常的に超過している。 さらに、エンジンが一定している場合、短時間では負荷モデルに戻らない。
338. この制限は、正確には、SCRシステムの「エージングファクター」によって決まることに注意せよ。この機能に関連して、ECUはSCR触媒コンバーターがその耐用期間中にさらされた温度を記録し、これに基づいて経年変化の影響をモデル化する。ただし、以下のグラフに示すように、この違法操作機器のエージングファクターは、完全な100%(完全に新しい状態)が1%~99%(すなわち実質的に新しい)まで減少するとすぐにアクティブになるように設定されている。すでにその時点で、上限は時速200 kgから時速170 kg へ削減され、下限(ヒステリシス)は時速120 kg / hから時速80 kg / hに削減されている。 NEDC検査は完全に新しい車両で行われるため、輸入検査でこの違法操作デバイスを検出できないと推定できるのである。これに対し、本テスト車両はこれらの観測の時点で70,000マイル走行しており、ソフトウェアは69%のSCRエージングファクターを示していた。」
テスラの車は、トヨタとメルセデスの古いプラットフォームから派生した純電気自動車だ。まあ、旧型カムリだ。各ECUとインパネ(IC)間がCANバスで結ばれ、ゲートウェイを通して車内インフォテインメント(カーナビ)が接続できる。そして、ゲートウェイにはセンターコンソール(MCU)、自動運転モジュール(APE)が接続されている。まあマツコネみたいなものだ。ただし、通常のカーナビと違い、このMCUはTegra 3(旧世代)または超高速なIntel Atomプロセッサ(現行)が採用されている(マジ)。そして、海賊版のUbuntu GNU/Linuxを実行している(マジ)。そしてLTE回線に直結し、テスラ本社のサーバ(mothership.tesla.com)にOpenVPN接続している。
古いモデルは3G、新しいモデルはLTEモジュールを標準搭載している。明示的に特別注文しない限り無効化や取り外しは行われない。本社Mothershipは各車の動作状況を監視・操作するほか、オートパイロット起動通知を受け取り、またssh接続のためのパスワードを保持する。これによりファームウェアのrootが取られた場合にオーナーを蹴り出したり、あるいは事故発生時に「オートパイロットは(直前でエラーを吐いて運転をぶん投げたため)使用されておりませんでした」と発表するなどいち早くメディア対策を行うことができる。
更新パッケージは前述のOpenVPN経由でダウンロードされ、その中にAPEファームウェアのほかにもドアハンドル、ブレーキ、インバータECUなどのファームウェアが含まれていれば、MCUが更新処理を行う。これまでに配信されたアップデートには、Linux Kernelを含むMCUのOS更新、インバータ出力アップ(設計の三倍程度)、緊急制動距離の延長と短縮、自動緊急ブレーキの追加、自動運転の警告間隔延長・短縮(事故報道の頻度に応じて調整)、自動運転機能そのものの搭載や根本的な入れ替えなどがある。現在の仕様ではファームウェアバージョン表記はYYYY.WW.x.y.zで、GitのコミットIDが末尾に付き、平均して月2回程度のローリングリリースが行われる。つまりリポジトリのheadがざっと社内検証を通るとLTEで降ってくる。非常にまれなケースでは社長(@elonmusk)の「やりましょう」ツイートから数時間でバージョンが上がる。
純電気自動車なので、エンジンは搭載しない。代わりに車体下面にリチウムイオン電池パック(ノミナル電圧480Vまたは400V)を搭載する。パックは火薬式ヒューズを含む高電圧コンタクタ(リレー)を介してモータおよびインバータと接続され、インバータはモータ進角を監視しながらスロットル指示に合わせて三相交流電源を供給する。この辺りはCPUファンと変わりない。
| 順番 | 国・地域名 | コード | 五十音順との差 |
|---|---|---|---|
| 168 | ギリシャ | GRE | -115 (←53) |
| 1 | イタリア | ITA | +19 (←20) |
| 2 | イラク | IRQ | +19 (←21) |
| 3 | イラン・イスラム共和国 | IRI | +19 (←22) |
| 4 | イエメン | YEM | +12 (←16) |
| 5 | イギリス | GBR | +12 (←17) |
| 6 | イギリス領バージン諸島 | IVB | +12 (←18) |
| 7 | イスラエル | ISR | +12 (←19) |
| 8 | インド | IND | +15 (←23) |
| 9 | インドネシア | INA | +15 (←24) |
| 10 | ロシア連邦 | RUS | +196 (←206) |
| 11 | ハイチ | HAI | +123 (←134) |
| 12 | ハンガリー | HUN | +133 (←145) |
| 13 | バハマ | BAH | +125 (←138) |
| 14 | バヌアツ | VAN | +123 (←137) |
| 15 | バルバドス | BAR | +128 (←143) |
| 16 | バーレーン | BRN | +117 (←133) |
| 17 | バージン諸島 | ISV | +115 (←132) |
| 18 | バミューダ | BER | +122 (←140) |
| 19 | バングラディシュ | BAN | +127 (←146) |
| 20 | パレスチナ | PLE | +124 (←144) |
| 21 | パナマ | PAN | +115 (←136) |
| 22 | パラオ共和国 | PLW | +119 (←141) |
| 23 | パラグアイ | PAR | +119 (←142) |
| 24 | パプアニューギニア | PNG | +115 (←139) |
| 25 | パキスタン | PAK | +110 (←135) |
| 26 | ニカラグア | NCA | +100 (←126) |
| 28 | ニュージーランド | NZL | +101 (←129) |
| 29 | ニジェール | NIG | +98 (←127) |
| 30 | ホンコン・チャイナ | HKG | +141 (←171) |
| 31 | ホンジュラス | HON | +141 (←172) |
| 32 | ボリビア | BOL | +137 (←169) |
| 33 | ボツワナ | BOT | +135 (←168) |
| 34 | ボスニア・ヘルツェゴビナ | BIH | +133 (←167) |
| 35 | ポルトガル | POR | +135 (←170) |
| 36 | ポーランド | POL | +130 (←166) |
| 37 | ベトナム | VIE | +122 (←159) |
| 38 | ベリーズ | BIZ | +125 (←163) |
| 39 | ベルギー | BEL | +126 (←165) |
| 40 | ベネズエラ | VEN | +121 (←161) |
| 41 | ベナン | BEN | +119 (←160) |
| 42 | ベラルーシ | BLR | +120 (←162) |
| 43 | ペルー | PER | +121 (←164) |
| 44 | トリニダード・トバゴ | TRI | +75 (←119) |
| 45 | トルクメニスタン | TKM | +75 (←120) |
| 46 | トルコ | TUR | +75 (←121) |
| 47 | トーゴ | TOG | +69 (←116) |
| 48 | トンガ | TGA | +74 (←122) |
| 49 | ドイツ | GER | +66 (←115) |
| 50 | ドミニカ | DMA | +67 (←117) |
| 51 | ドミニカ共和国 | DOM | +67 (←118) |
| 52 | チリ | CHI | +60 (←112) |
| 53 | 朝鮮民主主義人民共和国 | PRK | +58 (←111) |
| 54 | チャイニーズ・タイペイ | TPE | +52 (←106) |
| 55 | チャド | CHA | +52 (←107) |
| 56 | チェコ共和国 | CZE | +49 (←105) |
| 57 | チュニジア | TUN | +53 (←110) |
| 58 | 中華人民共和国 | CHN | +51 (←109) |
| 59 | 中央アフリカ | CAF | +49 (←108) |
| 60 | リベリア | LBR | +140 (←200) |
| 61 | リトアニア | LTU | +136 (←197) |
| 62 | リヒテンシュタイン | LIE | +137 (←199) |
| 63 | リビア | LBA | +135 (←198) |
| 64 | ルワンダ | RWA | +139 (←203) |
| 65 | ルーマニア | ROU | +136 (←201) |
| 66 | ルクセンブルグ | LUX | +136 (←202) |
| 67 | カタール | QAT | -24 (←43) |
| 68 | カナダ | CAN | -24 (←44) |
| 69 | カーボベルデ | CPV | -29 (←40) |
| 70 | カザフスタン | KAZ | -28 (←42) |
| 71 | カメルーン | CMR | -25 (←46) |
| 72 | カンボジア | CAM | -24 (←48) |
| 73 | ガイアナ | GUY | -32 (←41) |
| 74 | ガボン | GAB | -29 (←45) |
| 75 | ガーナ | GHA | -36 (←39) |
| 76 | ガンビア | GAM | -29 (←47) |
| 77 | ヨルダン | JOR | +117 (←194) |
| 78 | タイ | THA | +23 (←101) |
| 79 | タジキスタン | TJK | +24 (←103) |
| 80 | タンザニア連合共和国 | TAN | +24 (←104) |
| 81 | 大韓民国 | KOR | +21 (←102) |
| 82 | レバノン | LBN | +123 (←205) |
| 83 | レソト | LES | +121 (←204) |
| 84 | ソロモン諸島 | SOL | +16 (←100) |
| 85 | ソマリア | SOM | +14 (←99) |
| 86 | ツバル | TUV | +27 (←113) |
| 87 | ネパール | NEP | +43 (←130) |
| 88 | ナイジェリア | NGR | +35 (←123) |
| 89 | ナウル | NRU | +35 (←124) |
| 90 | ナミビア | NAM | +35 (←125) |
| 91 | ラトビア | LAT | +105 (←196) |
| 92 | ラオス人民民主共和国 | LAO | +103 (←195) |
| 93 | ウルグアイ | URU | -65 (←28) |
| 94 | ウガンダ | UGA | -69 (←25) |
| 95 | ウクライナ | UKR | -69 (←26) |
| 96 | ウズベキスタン | UZB | -69 (←27) |
| 97 | ノルウェー | NOR | +34 (←131) |
| 98 | オランダ | NED | -60 (←38) |
| 99 | オーストリア | AUT | -63 (←36) |
| 100 | オーストラリア | AUS | -65 (←35) |
| 101 | オマーン | OMA | -64 (←37) |
| 102 | クロアチア | CRO | -41 (←61) |
| 103 | クック諸島 | COK | -44 (←59) |
| 104 | クウェート | KUW | -46 (←58) |
| 105 | グレナダ | GRN | -45 (←60) |
| 106 | グアム | GUM | -49 (←57) |
| 107 | グアテマラ | GUA | -51 (←56) |
| 108 | マリ | MLI | +69 (←177) |
| 109 | マルタ | MLT | +69 (←178) |
| 110 | マダガスカル | MAD | +65 (←175) |
| 111 | マレーシア | MAS | +68 (←179) |
| 112 | マラウイ | MAW | +64 (←176) |
| 113 | マケドニア | MKD | +61 (←174) |
| 114 | マーシャル諸島 | MHL | +59 (←173) |
| 115 | ケイマン諸島 | CAY | -53 (←62) |
| 116 | ケニア | KEN | -53 (←63) |
| 117 | フィリピン | PHI | +32 (←149) |
| 118 | フィジー | FIJ | +30 (←148) |
| 119 | フィンランド | FIN | +31 (←150) |
| 120 | フランス | FRA | +34 (←154) |
| 121 | ブルガリア | BUL | +34 (←155) |
| 122 | ブルネイ・ダルサラーム | BRU | +35 (←157) |
| 123 | ブルキナファソ | BUR | +33 (←156) |
| 124 | ブルンジ | BDI | +34 (←158) |
| 125 | ブラジル | BRA | +28 (←153) |
| 126 | ブータン | BHU | +25 (←151) |
| 127 | プエルトリコ | PUR | +25 (←152) |
| 128 | コロンビア | COL | -60 (←68) |
| 129 | コソボ | KOS | -63 (←66) |
| 130 | コートジボワール | CIV | -66 (←64) |
| 131 | コモロ | COM | -64 (←67) |
| 132 | コスタリカ | CRC | -67 (←65) |
| 133 | コンゴ | CGO | -64 (←69) |
| 134 | コンゴ共和国 | COD | -64 (←70) |
| 135 | エチオピア | ETH | -103 (←32) |
| 136 | エリトリア | ERI | -103 (←33) |
| 137 | エルサルバドル | ESA | -103 (←34) |
| 138 | エクアドル | ECU | -109 (←29) |
| 139 | エジプト | EGY | -109 (←30) |
| 140 | エストニア | EST | -109 (←31) |
| 141 | デンマーク | DEN | -27 (←114) |
| 142 | アイルランド | IRL | -140 (←2) |
| 143 | アイスランド | ISL | -142 (←1) |
| 144 | アルバニア | ALB | -133 (←11) |
| 145 | アルーバ | ARU | -137 (←8) |
| 146 | アルメニア | ARM | -134 (←12) |
| 147 | アルジェリア | ALG | -138 (←9) |
| 148 | アルゼンチン | ARG | -138 (←10) |
| 149 | アラブ首長国連邦 | UAE | -142 (←7) |
| 150 | アフガニスタン | AFG | -146 (←4) |
| 151 | アメリカ領サモア | ASA | -145 (←6) |
| 152 | アメリカ合衆国 | USA | -147 (←5) |
| 153 | アゼルバイジャン | AZE | -150 (←3) |
| 154 | アンドラ | AND | -139 (←15) |
| 155 | アンゴラ | ANG | -142 (←13) |
| 156 | アンティグア・バーブーダ | ANT | -142 (←14) |
| 157 | サウジアラビア | KSA | -86 (←71) |
| 158 | サモア | SAM | -86 (←72) |
| 159 | サントメ・プリンシペ | STP | -86 (←73) |
| 160 | サンマリノ | SMR | -85 (←75) |
| 161 | ザンビア | ZAM | -87 (←74) |
| 162 | キリバス | KIR | -108 (←54) |
| 163 | キルギスタン | KGZ | -108 (←55) |
| 164 | キプロス | CYP | -113 (←51) |
| 165 | キューバ | CUB | -113 (←52) |
| 166 | ギニア | GUI | -117 (←49) |
| 167 | ギニア・ビサウ | GBS | -117 (←50) |
| 169 | メキシコ | MEX | +15 (←184) |
| 170 | 南アフリカ | RSA | +11 (←181) |
| 171 | 南スーダン | SSD | +11 (←182) |
| 172 | ミクロネシア連邦 | FSM | +8 (←180) |
| 173 | ミャンマー | MYA | +10 (←183) |
| 174 | シリア・アラブ共和国 | SYR | -94 (←80) |
| 175 | シェラレオネ | SLE | -99 (←76) |
| 176 | シンガポール | SGP | -95 (←81) |
| 177 | ジョージア | GEO | -98 (←79) |
| 178 | ジャマイカ | JAM | -100 (←78) |
| 179 | ジブチ | DJI | -102 (←77) |
| 180 | ジンバブエ | ZIM | -98 (←82) |
| 181 | 東ティモール | TLS | -34 (←147) |
| 182 | モロッコ | MAR | +9 (←191) |
| 183 | モルドバ共和国 | MDA | +7 (←190) |
| 184 | モルディヴ | MDV | +5 (←189) |
| 185 | モナコ | MON | +3 (←188) |
| 186 | モーリタニア | MTN | ±0 (←186) |
| 187 | モーリシャス | MRI | -2 (←185) |
| 188 | モザンビーク | MOZ | -1 (←187) |
| 189 | モンゴル | MGL | +3 (←192) |
| 190 | モンテネグロ | MNE | +3 (←193) |
| 191 | セイシェル | SEY | -99 (←92) |
| 192 | セルビア | SRB | -97 (←95) |
| 193 | セネガル | SEN | -99 (←94) |
| 194 | 赤道ギニア | GEQ | -101 (←93) |
| 195 | セントルシア | LCA | -97 (←98) |
| 196 | セントクリストファー・ネイビス | SKN | -100 (←96) |
| 197 | セントビンセント・グレナディーン | VIN | -100 (←97) |
| 198 | スイス | SUI | -115 (←83) |
| 199 | スロバキア | SVK | -110 (←89) |
| 200 | スロベニア | SLO | -110 (←90) |
| 201 | スペイン | ESP | -115 (←86) |
| 202 | スリナム | SUR | -115 (←87) |
| 203 | スリランカ | SRI | -115 (←88) |
| 204 | スワジランド | SWZ | -113 (←91) |
| 205 | スーダン | SUD | -120 (←85) |
| 206 | スウェーデン | SWE | -122 (←84) |
| 27 | 日本 | JPN | +101 (←128) |