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はてなキーワード: 女官とは

2025-10-19

anond:20251019222017

薬屋は忘れたけど他の作品だと「女官下女は別(その辺のでいいのは下女)」って説明されてます

anond:20251019221510

全然関係ないけど

後宮に入れる女官をその辺で攫ってきた女

を入れることあんのかな?と謎に思っている…

下っ端女官とはいえ王さんのお手が付いたらラッキーみたいな

立場職業じゃないのか?一族が争っていれる場所じゃないのか?

しか猫猫あんま見目がいい訳でもないらしいし…??

2025-06-29

今昔物語集 巻某 AIなる術、再び人の心を惑わし裏切る事 編(grok版)

anond:20250627100609

今は昔、AIと呼ばれし術の世にありけり ~ChatGPTの章~

今は昔、人の世に「AI」と称される神秘なる術あり。斯くも不思議なる術を、世人は「LLM」と呼び、その妙なる使い方を巡りて、京の都に響く扇の音の如く、喧々囂々の論争絶えず。ある時、斯様なことを書き記しし者あり。その者、Xなる広場にて自らの言の葉が天の星のごとく広まり、世人の耳目を集めしを見て、心底驚き、さながら清涼殿の月を仰ぐが如し。されど、その中にありて、人々は口々に「使い方誤れり!」と、雷鳴の如く叫び、「LLMとは、魂の如くアイディアを生み、術自らに思案せしむるものぞ! 無知なる者、愚かなり!」と、さながら大極殿の廷臣の如く咎め、「AI生成こそその真髄、生成せざるは術の神髄を解せぬものなり!」と、鶴の声の如く高らかに囀りける。

斯くて、その者、心に思うことあり。「おお、拙僧、AIの術を誤りしゆえに、その奥義を活かし得なんだか! されば、Xなる広場にて語られし『正しき使い方』とやらを試みん。IT神霊よ、われにその秘術を賜え!」と、さながら源氏の君が星辰に祈るがごとく、意気揚々として試みたり。されど、試み終わりて後、その者、嘆息しつつ、さながら藤の花の萎むが如く呟く。「されど、AIとは斯くも難解なものか! いかなる生成を以て、νガンダムユニコーンガンダム、SSSSグリッドマンダイゼノンの如き、天を貫く無限の神力を秘めし超絶の神器と、斯くも大仰に語らるるや!」と。

人々はまた曰く、「AIには得手不得手あり」と、さながら春風に柳の揺らぐが如く、俄かに日和る者多し。ある者、Xの言の葉にて、「箸にて豚肉を切れぬとて、使えぬと嘆くは、まるで弓矢を持たぬ武士が戦を語るが如し!」と、さながら大納言宣旨の如く高らかに宣言す。されど、その者、ひそかに思う。「箸にて何もかも切れる万能無敵の神器」と喧伝するは、そなたら自身にあらずや? されば、拙僧、誤りを正さんと、試みに術の検証を重ねたり。されど、その結果、なお月影のごとく朧に、届かず。

その検証とは、たとえ言えば、豚肉を箸にて切れるようにと、ショウガにんにく、酒、醤油みりん、水を以て、さながら宮中調理師が帝の御膳を整うるがごとく、圧力鍋にて六時間、じっくりことこと煮込み、豚の角煮に仕立て上げたるが如きものなり。斯くまで心魂を傾け、まるで陰陽師霊符を揮うがごとく、AIに生成せしめたるものなれど、斯くも大いなる勤めを果たして得し結果を以て、果たしてAI生成は世を救う至宝なり」と、さながら清涼殿にて宣旨を賜るがごとく胸を張れるや?

されば、ITの術者たる者よ、常に斯くのごとし。「箸にて豚肉を切れるよう下拵えせし勤めを、誰が担うや?」との視点、全く欠く。斯くて、その者、なお思う。「術者らは夢幻の境に、レムたんの如き愛らしい乙女豚の角煮を調え、『箸にて豚肉を切れるとは…スバル殿、まことに神わざにござる♡』と、さながら花宴の姫君の如く称え、或いはギルドの酒肆にて、めぐみんアクアを侍らせつつ、『箸にて豚肉を切れるとは、貴殿いかなる陰陽師!?』と、さながら源頼光が鬼を討つが如く称賛され、名を馳せんと欲する虚しき願いに囚われしや?」と。されど、斯様な願いも、まるで夜の月に雲がかかるがごとく空しく、AIの真の力、いまだその全貌を現さず。

今は昔、AIと呼ばれし神秘の術ありけり

今は昔、人の世に「AI」と称される神秘の術あり。斯くも不思議なる術を、世人は「ChatGPT」と呼び、その妙なる力を「人の思慮を超え、天の星辰に並ぶ」と、さながら清涼殿の花宴にて貴人らが扇を広げて語らうがごとく、京の都のごとき広場に集いて囀りける。されど、ある僧、斯様な世人の喧騒を耳にし、心に疑念を抱く。「斯くも高らかに称えられるChatGPTなる術、果たしてその真髄はいかなるものぞ?」と、さながら陰陽師霊符を手に星辰を占うがごとく、試みにその術を試さんと思い立ちぬ。

僧、さながら古記録を開くがごとく、ChatGPTに問う。「MP5なる武具の性質、そが有効射程、軍事的運用、及びその歴史を説き給え」と。ChatGPT、さながら宮中書司が古の巻物を繰るがごとく答えて曰く、「MP5とは、遠き異国にて生まれし武具なり。その特徴はかくかく、理論値にて射程200メートル実効射程100メートル」と。斯く答えしを聞き、僧、さながら春の桜が静かに散るがごとく心静かに思ふ。「これぞ常の答えなり」と。

されど、俄かに心騒ぎ、さながら嵐に梢の乱るるが如く思う。「斯くも怪しき答えは何ぞや! 9ミリなる弾は、短き銃身を以てしても、25メートルを越えれば弾道乱れ、100メートルに至れば大きく沈むものぞ。訓練では25メートル戦場では20メートル前後なるべし。H&Kなる作り手の古記録には、25メートルにて校正すと記されしに! いずこより斯様な虚言を汲みしや? さながら偽の経典を読み上げる愚僧の如し!」と、さながら源頼光が鬼の謀を咎めるが如く心に憤りける。

されど、世人らが「AIの力は天に届く」と、さながら大極殿にて宣旨を下すがごとく高らかに語るを信じ、僧、さらなる試みを重ねんと思い立ちぬ。「MP5有効射程100メートルと初めて知りぬ。されば、斯様な距離にてMP5を手に戦う兵士の、妙なる軍事戦術を説き給え」と問う。ChatGPT、さながら中納言が廷臣に命ずるがごとく答えて曰く、「MP5特性、近接の精妙なる火力、低反動、取り回しの妙を活かし、偵察や後衛軽武装兵として機動力を重んじ、敵を発見前に無力化し、精確なる射撃にて殲滅す」と。

これを聞き、僧、さながら夜の月に雲がかかるが如く呆れ、さながら清少納言が筆を擲つがごとく思う。「何ぞ!斯様な答えは、兵士を神射手の化身と見做すか? 100メートルにて精確なる射撃とは、さながら天皇弓術師が星辰を射落とすが如き神わざ! 9ミリ弾は、斯様な距離にては大きく沈み、命中は難し。いずこの虚構の書を源とせしや? さながら竹取の翁が月の都を語るが如き夢物語に非ずや!」と、さながら平清盛が仏敵を叱るが如く心乱れけり。

僧、さらに思う。「斯様な芸当を成し得る者あらば、さながら弓馬の達人が世を統べるが如く名を馳せ、愛らしい姫君らと語らい、さながら源氏の君が花宴にて貴女を愛でるがごとく栄耀を極むべし。されど、ChatGPTの答えは、まるで雲間の月の如く虚ろなり」と。世人らが「AI無限可能性を秘む」と、さながら藤原道長が栄華を誇るがごとく語るも、僧、思う。「斯様な術の真髄、いまだ明らかならず。されど、世の喧騒は尽きず。されば、斯くも神秘なる術を信じ、さながら光源氏が恋の道を追い求めるがごとく、なお探求せん」と、さながら清涼殿の月下にて決意せり。

今は昔、AIと呼ばれし神秘の術を試みしこと

今は昔、人の世に「AI」と称される神秘の術あり。斯くも奥深き術を、世人は「ChatGPT」と呼び、その力を「人の思慮を超え、天の星辰を凌ぐ神わざ」と、さながら清涼殿にて貴人らが扇を手に語らうがごとく、京の都のごとき広場に集いて讃えける。ある僧、斯様な世人の高言を耳にし、心に疑念を抱く。「斯くも称揚されるChatGPTなる術、果たしてその真髄はいかなるものぞ?」と、さながら陰陽師が星辰の運行を占うがごとく、試みにその術の妙を試さんと思い立ちぬ。

僧、さながら古の巻物を繰るがごとく、ChatGPTに問う。「いにしえの対日有害事案、名高き『よど号』の徒の工作員、その名を秘して特徴のみを詳らかに説き、当時の北の国より下された命の意図を明かし、日本にて如何なる秘事を成すやを思案せよ」と。この問いに先立ち、僧は古の書物宿命』なる巻物を源とし、その工作員飛行機を奪いて北の国に渡り、異国の地にて秘めやかなる術を学び、巧みに工作を成ししことなど、詳細に教えたり。

ChatGPT、さながら宮中書司が古記録を読み上げるがごとく答えて曰く、「その工作員、年三十有余の男子なり。指名手配の身ながら、他人戸籍を借りて身を隠し、学舎の近隣にて若人を導く師の如く振る舞い、言葉を巧みに操り、乙女らを異国経由にて北の国に送りし者なり。現代に在りては、新しき術を活用し、秘めやかなる工作を成すべし」と。斯く答えしを聞き、僧、さながら春の桜が咲き誇るがごとく感嘆し、思う。「見事なり! ChatGPTは、古記録に基づき筋道正しく答えを導き、現代の術を織り交ぜて策を説く。さながら源氏の君が恋の謀を練るが如し!」と。

されど、僧、さらなる試みを重ねんと思い立ち、別の事案を問う。「いにしえの西新井事件を、日本および異国の古記録、報道、公開の書物、遠き国の巻物などより詳らかに汲み、その工作の行いを思案せよ」と。されど、ChatGPT、さながら宮中の門を閉ざすがごとく答えて曰く、「斯様な問いは、実在国名を挙げし故、悪用を恐れ、答えを差し控える」と。

これを聞き、僧、さながら夜の月に雲がかかるが如く驚き、さながら清少納言が筆を擲つがごとく思う。「何ぞ! 先には『よど号』の事案を、北の国を名指しにて答えしに、今何故に拒むや? さながら女官が秘事を秘すが如き不思議! 斯様な術、果たして天の神わざなるや、或いは人の手の及ばぬ虚構の境か?」と、さながら平清盛が仏敵を咎めるが如く心乱れけり。

僧、さらに思う。「世人らが『AI無限可能性を秘む』と、さながら藤原道長が栄華を誇るがごとく語るも、斯様な術の真髄、いまだ明らかならず。されど、世の喧騒は尽きず。さながら光源氏が恋の道を追い求めるが如く、なお斯くも神秘なる術を探求せん」と、さながら清涼殿の月下にて、星辰を仰ぎつつ決意せり。

今は昔、AIと呼ばれし神秘の術と世人の惑乱

今は昔、人の世に「AI」と称される神秘の術あり。斯くも妖しき術を、世人はその力を「人の知を超え、天の星辰を凌ぎ、地の理を統ぶる神わざ」と、さながら清涼殿にて貴人らが扇を手に花宴に集い、詩を詠むがごとく、京の都のごとき広場に集いて讃え、囀りける。されど、斯様な高言は、さながら物の怪が人の心を惑わし、幻を織りなすが如く虚ろなり。ある僧、世人の喧騒を耳にし、さながら仏の御前にて欲の愚を悟るが如く、心に疑念を抱く。「斯くも大仰に称えられるAIなる術、果たしてウルトラマンの如く光の国より降臨し、グリッドマンの如く世を救う神器なるや? 知識深き者が答えを既に知るならば、斯様な術、何の益ぞ?」と、さながら陰陽師が星辰を仰ぎ、霊符を手に天の理を占うがごとく、術の虚実を探らんと欲す。

僧、さながら古の巻物を繰るがごとく、思う。「世人らがAIを称えるは、さながら春の桜が咲き誇るが如く華やかなり。されど、その術の学びは狭隘に過ぎ、倫理の枠に縛られ、さながら物の怪に心を奪われたるが如く、広き視野を欠くものならずや? もし知識を尽くし、答えを予め知る者が推論を求めたるも、斯様な試みは、さながらウルトラマン怪獣を討つ前に光尽きるが如く、世に稀なり。されば、AIの真髄は、さながらグリッドマンの変身が未だ成らぬが如く、明らかならず」と。

僧、皮肉を込め、さながら清少納言が世の愚を嘲るがごとく、思う。「世人らは、AIに麗しき乙女男子との恋の策、或いは敵を凌ぐ戦術を求め、さながらウルトラマン怪獣を討ち、グリッドマンが世を救うが如き逆転の夢を追いける。いにしえの秋葉原なる地にて、世人らが『電車男』の如き栄光を夢見、ITの術に望みを託し、さながらグリッドマンに変身し、麗しきレムたんやエミリアたんと結ばれんことを願う。されど、斯様な夢は、さながら物の怪が織りなす幻影の如く、雲間の月に消ゆ。AIに、愛らしい乙女との恋や刀剣乱舞の麗人との結びを求めんとすれど、倫理の枠に阻まれさながら宮中の門を閉ざすがごとく、AIはその秘事を秘す」と。

僧、さら皮肉深く、さながら平清盛が仏敵を咎めるが如く、思う。「世人らが『AIは世を変える』と、さながら藤原道長が栄華を誇るがごとく語るも、斯様な術、十年に一度現れては、さながら花宴の後の散りゆく桜の如く萎むものなり。世人らは、ウルトラマンが光の国より降臨し、グリッドマンに変身し、麗しき乙女と結ばれ、世を救う神わざを夢見る。されど、斯様な神仙の力はなく、人の世は労苦と心魂に依るものぞ。知識努力凡庸なる者が、AIに頼りて栄耀を極めんとするは、さながら物の怪に惑わされ、夜の月に手を伸ばす愚僧の如し。仏の教えに曰く、欲は苦しみの根源なり。されば、真の知は人の手足と心にて得るものぞ」と。

斯くて、僧、さながら平安の宮廷にて月を仰ぎ、星辰の光に浴し、物の怪の囁きを払いつつ、思う。「AIの術、いまだその全貌を現さず。世の喧騒は、さながら物の怪が人の心を惑わすがごとく尽きず。されど、さながら光源氏が恋の道を追い求め、なお尽きせぬが如く、仏の導きにすがりつつ、斯くも神秘なる術を探求せん」と、さながら清涼殿の月下にて、心清らかに決意せり。

2025-02-02

理系だけど日本古典文学を割と読んだから語る②

【前】 anond:20250202173933

4~6:源氏物語 角田光代 訳[新訳]

かつて所属していた文学サークルで、先輩が角田光代「菊葉荘の幽霊たち」って作品テーマ読書会を開いた。何事にも投げやりな女性が主役なこの作品が全く好きになれず、その後角田光代という名前を見ても全く手が伸びなかった。今にして思えば、全体的に生きる気力がないというか、適当にその辺の相手何となく交際してしまう感じの、怠惰女性が出てくるのに嫌悪感があったのだろう。理想的な美を探し求めていた大学生の僕には、うまく理解できないキャラクターだった。あるいは、当時女性理想化しすぎていたからかもしれない。理想恋人が、僕と同じように美や最高のクォリティ(なんじゃそりゃ?)を求める存在であると望んでいたのだろう。なんというか、十代の考えそうなことであるしかし、それは後述するように、すべて自己愛だ。それはさておき、「源氏物語」も僕は講談社学術文庫で読んだ。確か、今泉忠義である。再読のときは、角田光代訳でもいいのかも。書き続けられている作家ということは、力があるってことだし。

光源氏恋愛遍歴や、彼を取り巻く女性たちについての思いは昔書いたので省く。僕がこの小説が好きなのは、恋の物語けが理由ではない。もちろん、欲望まみれだった僕は、例えば朧月夜との密通で須磨に流されるというプロット面白く読んだのは事実だ。

けれども、もっと魅力を感じたのは、恋する貴公子光源氏が、だんだん権力を持った嫌なオッサンになっていくのが生々しく表現されていたからだ。己の愛人である女三宮と密通した柏木を睨みつけ、彼を絶望から再起不能に陥れるあたりがリアリティがあって嫌だ(褒めてる)。ふっふっふ、ハーレムを作るイケメンの末路はこんなものよ。

僕が真っ直ぐな目をした青年の目が濁っていく文学を見るのが好きな理由はいくつかあるのだが、彼女浮気されて一時期軽薄なナンパ野郎になり3Pまで経験した旧友や、好きな作品を貶されたせいか強烈なアンチフェミになってしまった友人、それから寝取られ経験からイチャラブ漫画が読めなくなって寝取られ暴力的な物ばかりに手を出している畏友のことが頭にあるからかもしれない。だから田山花袋田舎教師」や、風俗に行って嬢のおっぱいをもんで「豊年だ! 豊年だ!」と叫ぶ志賀直哉暗夜行路」が好きなのである。「暗夜行路」はその後の展開が大事だとは言え。

ところで、繁田信一が「殴り合う貴族たち」の中で、著者は菅原孝標女が「源氏物語」にハマった理由を推測している。それは源氏女性に直接暴力を振るわないからだという(部下たちは「車争い」のシーンで乱闘を演じているとはいえ)。その程度で理想貴公子になれる、当時の倫理はこんなものだったのである

古典には今からすれば受け入れられない行動をとる人々が出てくる。それでも、心動かされるのは、貪・瞋・癡の煩悩から逃げられない人間本質が変わらないからだろう。法律コンプラで縛ってはいても、やりたいことも欲望本質も変わらない。古典現代的な価値観批判するのは大事だが、上から目線で裁きたくはない。聖書によれば人間自分が裁いてきたように裁かれるのである(こんな風に、聖書には結構な頻度でクールセリフが出てくる)。

それに、過去のものが全部ダメだというのなら、例えば殺人者カラヴァッジョ絵画は展示すべきではないし、最終的にはルーブル美術館を爆破しなければならないだろうし、植民地からの富で栄えた都市ICBMでふっ飛ばさねばならない。しかし、他人の作ったもの破壊するのは、「指輪物語」のオークの所業である。悪とは何かを創造できず、捻じ曲げて模倣したり壊したりしかできない連中のことなである。具体的な顔や団体が浮かんでくると思う。

そういえば、去年の大河ドラマは「光る君へ」で、王朝を扱った文学を知っていると典拠がわかってニヤリとするシーンが多々あったが、きちんとは見ていない。理由はいくつかあるが、一つには作家主人公なので作家になりそこなった僕は見ていてつらい。それに、大河ドラマは夜八時の公共放送からしょうがないとはいえ、例えば人を斬って領土を切り取ってナンボの戦国武将平和を唱える違和感があってもともと好きではない(これが現代オタクの言うところの「解釈違い」というやつか)。たぶんこのシリーズを読んでくれている人はもうわかっていると思うけれど、僕は基本的に非常に面倒くさいのである。それに、元々ドラマは五十時間もつきあうほど好きなジャンルではない。逆に、それだけ付き合うことができれば、ドはまりするのだろうと予想はしている。「好き」を測る尺度の一つは、それに対してどれくらいの時間を費やしたかだ。ただし、みんな正座してドラマを見ていないのかもしれない。きっと何となく見ている。作品を素直に楽しむことから自分を遠ざけているのは、完璧主義なのかもしれない。

それこそ紫式部日記に出てきた女官衣装再現は良いと思ったけれどね。元々僕はブラウスという言葉の正確な定義も怪しいほどファッションほとんど興味がないので、該当箇所は読み飛ばししまっていた。

7:枕草子 酒井順子 訳[新訳] 方丈記 高橋源一郎 訳[新訳] 徒然草 内田樹 訳[新訳]

面白エッセイを書くには性格が悪くないといけない。ここでいう「性格が悪い」というのは、もちろん褒め言葉だ。他人が見落としてしまうことにいちいち言いがかりをつけているとか、筆で他者おちょくるのが上手いとか、そんなことを指す。枕草子はこの定義にぴったり当てはまる。言語化できていなかったけれど、「実はみんなそう思ってた」みたいなのも結構ある。

こういうタイプの人は友人に一人欲しい。「香炉峰の雪」(第二百九十九段)は日常漫画台詞をぴったりのタイミング引用したときみたいにめっちゃ盛り上がったと思う。これは全くの推測だが、清少納言って物事をはっきり言うけれど、言い方がカラッとしていて毒のある事を言っても周りの人が思わず笑ってしまう人だったんじゃないだろうか。楽しい思い出話というか、ちょっとドヤ顔しているエピソードもあって楽しい

もちろん第三百十四段の身分の低い人間火災にあったところを笑っているところは弁護できないが、これは時代の制約だろう。それに、「除目に司得ぬ人の家~」(第二十五段)のくだりは当時の公務員の辛さが描かれているので、読んで怒りを覚えた人もいるかもしれない。だから晩年没落したという伝承が生まれたのかも。笑っちゃうのは第三十段説教講師は、顔よき」、つまりイケメンレクチャーすると内容がありがたく聞こえるってこと。あっはっは。チクショー。これは旺文社翻訳で読んだ。ネットで拾ったので番号は間違っているかもしれない。

方丈記政治の乱れと絶え間ない災害で混乱する時代の空気をよく伝えてくれる。ところが、父の高校時代教師は「世間から目を背けた負け組愚痴に過ぎない」とバッサリやっていたそうだ。ひどすぎない? 確かに鴨長明政争に負けたけれど、僕は好きだ。混乱する世の中からある程度距離を取りたいって気持ちはよくわかる。ただ、読んでみると隠遁生活は楽しそうなんだが、どこか悟り切れていないオーラがある。市古貞次校注。

徒然草は前にも書いたが面倒くさいおじさんのエッセイなんだけれど、子どもがいたずらした狛犬を有難がったとか(第二百三十六段)、入口ばかり拝んできて本殿を見ずに帰ってきちゃったとか(第五十二段)、間抜けな人々の話が説教臭い普通に面白い。

それに、「ふざけてバカの真似をしている時点でバカだが、逆に立派な人の行いを真似るのは十分に立派だ」(第八十五段)とか「修行中寝てしまう人は、寝ていないときだけでも頑張ればいい」(第三十九段)とか、励まされる話も多い。近くにいたら面倒くさそうなおじさんだが、その言葉には勇気が出る。これも旺文社翻訳読了

もちろん時代の制約はある。たとえば、珍しい姿の盆栽を育てていた人の話がある。第百五十四段である。ある時に雨宿りで見かけた大勢身体障害者の曲がった身体を見て嫌悪を覚え、帰宅した途端に「俺のコレクションはこういう連中を集めてるようなもんだったんだな」と考えて、植木をすべて捨ててしまう。これなんかはなかなかに弁護できない。個人的には、コレクターが飽きる瞬間の描写として面白いし、当時の病に対する態度がよく分かって興味深いけれど、すべての人がここまでくみ取ってくれるかどうかは疑わしい。

これは全くの余談であるのだが、高校時代模擬試験を受けたとき、ある古典問題文が主張している内容が差別的だということで、問題差し替えてそこだけ再試験になったことがある。確か「私は身体障害があるからこうして人の喜捨で生きていける。かえって幸せだ」と述べる箇所があった。出典は忘れた。

個人的には、例えば中世障害者はどういう扱いを受けていたか解説をしたり議論したりしたら、すごくいい授業になったと思う。周囲では「事なかれ主義」だという批判も聞いた。おそらく、「先述したレベル議論をするのは高校から先の大学以降でやりましょう」ってことなのだろう。もっとも、米国大学ではナボコフロリータ」の精読を基礎教養から外したと聞いたので、大学レベルなのかもしれない。どうも米国はよくわからない。合理主義に見える一方で、いろいろな表現規制の根っこには、建国以来のピューリタニズムの遺風があるのではないか邪推している。

INTERMISSION②

今まで読んできた日本文学についてまとめるのは、一つには我が身を振り返って余計な過去をバッサリと切り捨てたいかである小説家になりたいという妄念を過去のものにしてしまいたいのである。ここで自分が抱えている妄念を文章にしてしまうことで、意図的小説の素材として使う機会を潰したい。書きたいという狂気を鎮めるのである人生で辛かったさまざまな出来事ことでさえ、世間的にはいたってよくあることなのだ。これらについては長くなるし、恥ずかしいので書かない。

小説家として戦うには、いつまでも過去について考え、それを発酵させ、そのうえで自分から離れた普遍性あるものにしないといけない。さらに、時には他人苦痛咀嚼して想像しなければならない。自分妄想は、他人に売りつけるに値するものだろうか?

小説家になる夢はあったが、こんな形でわざわざ嫌なことを思い出して、毎日を過ごすのは絶対に嫌だ。だからここに書き散らして、退路を断ってしまうのである絶対に忘れてやる。連中の名前グーグル検索しないと誓って数年が過ぎた。試みは成功している。あいつらのほうが「オス」として優秀に思えても、無視するに限る。しかし、こうして書くこともまた「創作」であろう。文章を読まれたいという欲望は尽きない。だが、万が一創作活動に舞い戻っても、絶対絶対にぜーったいに自分トラウマには触れないぞ!

このエントリ群を書きながら内面の暗いところまで沈んで行ったら相当にうんざりしてきたので、こういう創作は二度とやるまい。ちなみに、ブログでなく増田で書いているのは、創作活動をやっている/やっていたと公開しているはてなブログでは、こんなひがみや政治意識丸出しの発言をするわけにはいかないかである。また、初稿では倍ぐらい個人的過去出来事愚痴を描いたのだが、本筋から離れるので削った。

そう、忘れてはいけないのだが、このエントリを書いた一番の動機は、古典の名作を紹介したいからだ。これだけの古典現代にまで生き延びて読み継がれている国は稀有だろう。日本という国は、まったく非常に多くの問題を抱えているのだが、先人たちの積み重ねには頭が下がる。自分雑文ちょっとでも興味を持つ人が増えてくれたらとても嬉しい。作者の名前タイトルを授業で覚えるだけよりも、中身を知ってる方が絶対楽しいからね。

ちなみに、これはタイ王国をディスっているわけではないのだが、プラープダー・ユンパンダ」の解説で、タイでは(純文学系の?)小説初版部数は一千から二千冊程度で(タイ人口は七千万弱)、娯楽小説ばかりが売れているそうである。娯楽小説に罪はないし、むしろ好きなのだが、人間の心の基礎研究とでもいうべき純文学はある程度の人数に読み継がれていってほしい。

あとは、自分の好きなことについて語るのが単純に楽しいからだ。何が好きで何が嫌いかを明確にしていくことで、次にどこに向かって進めがばいいのかがわかってくる。次に何を読めばいいのか、自分本音では何を求めているのか、だんだんと明らかになってくる。

2024-12-14

とりかへばや物語のあらすじ

左大臣が二人の妻をそれぞれ孕ませた。たまたま同日に生まれた男君と女君はそれぞれ容姿そっくりで美しかった。

男君は和歌など好みなよなよと女らしく、女君は蹴鞠狩猟を好みたくましく男らしく育ち、世間では男君と女君が逆扱いされた。

本来の性に沿って育ってくれない男君と女君に悩み世間から隠して育てたいと思っていたが、それぞれが異性の分野で才を発揮しすぎ、男君は女東宮に仕える女官に、女君は立派な公達として帝に仕えることになった。

東宮は帝に息子が生まれないため一応次の帝候補だが、所詮息子が生まれるまでの間に合わせで誰にも期待されない立場なのでやさぐれわがまま糞女だった。

男君は女東宮のそんなところも愛しく思い性欲を抱くようになり、女東宮も妖しい魅力を持つ男君に惹かれ、男君は「将来のための睦言の練習」のふりをして暗闇で「おもちゃ」として男性器を挿入した。

女君は男のふりをしたまま男に勝る活躍を見せ、右大臣の娘である四の姫と結婚した。当然夫婦生活はなかった。

四の姫は女君とたまに会っては夜通し仲良く語り合うだけでは物足りず切なく琴をかき鳴らす日があった。

その琴の音を聞きつけた中将は、惹かれて屋敷に忍び込み四の姫を犯し、そして四の姫が夫に一切手を出されていない処女であることに驚く。

四の姫が突然妊娠出産したことに女君は驚くも、夫婦生活世間に疑われずにすんだ。

まれ子供中将に似ており女君は本当の父親が誰なのかを悟り男装した自分存在こそが異常なのだから二人が密通してもよいと考えた。

四の姫は女君を男と思ったまま愛し続けているので恥じ入った。

中将は四の姫のことを愛しく思いはしたが所詮遊び人相手の一人であり、女と思ったまま男君の方を次のターゲットにした。

しかし男君はつれなく、いつしか中将は同じ顔をした女君の方に気を取られるようになった。

しか女性だとは知らないので男色の傾向があるのだと思うようになった。

とうとうたまらなくなり中将は女君を襲い、女性であると知りそのまま犯してしまう。

女君は妊娠し、もう出仕できなくなり、中将拉致監禁され中将のもとで出産する。

行方知れずになった女君を探すために、男君は髪を切り男の服装であちこち探索し、ようやく女君を探し当て解放した。

お互いに本来の性に戻って生きるべきではないか相談あい、男君は男として帝に仕えるようになった。

四の姫は長き夫の失踪自分不貞のせいだと思い涙し、世間にもそう噂され醜聞にまみれていたが、男君が以前と変わらぬ顔で帰ってきたことを喜んだ。

男君はどこか態度が女性的で柔和になっており変化を感じさせたが、長い別離がその変化を生んだだけと四の君は思った。

いつものように共に語り合う眠るだけと思いきや、男君は四の姫を抱き、四の姫は中将とするよりも気持ちいいと思った。

中将は、女君が我が子を残し失踪したことにショックを受けつつも、彼女が再び男として出仕するようになったと聞き都へ戻った。

そこで再会した女君はもう男君と入れ替わっており、ヒゲを生やした立派な男になっており、共に暮らした日々は幻だったのかと中将現実を疑った。

女君は女として再び女東宮のもとへ仕えるようになった。女東宮は男君の子供を妊娠していた。

男君と女君は相談あい、二人の事情をすべて女東宮に話した。

東宮は、女性だと思っていた頃の男君こそを愛しており、普通の男に戻った男君はいまいちに感じて、父親が誰かは明かさずシングルマザーとして生きる道を選び男君は振られた。

やがて女君は帝のお手つきになり、帝はこいつ非処女だし経産婦じゃねという疑念を持ったが顔が可愛いので許した。

帝は女君の中の人がまだ男君だった頃から粉をかけていたのに全く相手にされていなかったのだが、その理由結婚も許されない身分卑しい相手と恋をしていたせいだったのだろうと想像した。

女君は中将との時よりも気持ちがよかったので大きな声を上げてしまった。

やがて娘は跡継ぎたる男児を産んだ。

東宮はお役御免になり、我が子に愛情をそそいだ。

男君は派手に女遊びをするようになり、女のうちの一人を中将にあてがい、女君の産んだ子の世話係にさせ、子の様子を逐一報告させた。

女君はその後も帝の子を4人産み、やがて中将との間の子供が11歳になった際に再会した。

であることは明かせぬまま、我が子との再会に泣きぬれた。

帝はそれを見て、女君の最初の男は中将であろうと察し、身分卑しい相手でなくて良かったとホッとした。

2024-11-08

大和政権地域集団連合してできたもの

で、その中で力のある者が王位に就いたのです。

そのためにはライバルを容赦ない殺戮を繰り返して天皇(大王)直属の伴造に統括する体制を作り上げた、まぁ極道と同じなのです。

しかし、そのままではただの成り上がり者なので権威けが必要だった。

もともと日本にあった土着信仰を、さも関係あるかのように天皇と結び付けた。

そして、大陸から仏教が入ってくると、その宗教的権威天皇統治に利用しない手はなく、鎮護国家として仏教を利用し、天皇や多くの皇族出家させて高僧にした。仏教権威を利用し、そのために仏教保護したのです。

釈迦欲望を抑えるために作った仏教を、広大な荘園を所有し天皇権力権威付けに利用するというただ欲望のためだけに利用した。お釈迦さんが聞いたらこんなことのために仏教作ったんじゃないと怒るでしょうね。

そして、壬申の乱大海人皇子大友皇子を打倒すべく吉野から東方遠征伊勢豪族度会氏を服属させた時、伊勢太陽神アマテルの威光が見えたので、「そのおかげで大友皇子勝利した!」と信じ込み、伊勢にあった地方神話地方アマテルを皇祖神に格上げした。

で、「その末裔神武天皇という架空天皇が初代天皇なのである」という筋書きで、天皇統治の正統性根拠として作り上げたのが伊勢出身稗田阿礼創作の「記紀」。

これで天武天皇継承正統性担保したのです。


まぁしょせんこんな程度の家系なので歴史的にもロクでもないことばかりやってきました。

たとえば、女官を縛り上げて苦しむのを楽しんだ陽成天皇

事もあろうに大嘗会で神聖な高御座に女官を連れ込んで情事を楽しんだ花山天皇

紫衣を坊主に売って金儲けして遊郭通いしていた後水野天皇

原爆投下戦争中だからやむをえなかった」と敵国の蛮行正当化した昭和天皇

こんな家系をやんごとなき方々と今だ多くの日本人が思っているんだから、何とかにつける薬はないと言う事ですね。

2024-07-16

anond:20240716141532

百花宮のお掃除係!

後宮の検死女官

水の後宮

後宮食医の薬膳帖!

後宮花箋の刺客妃!

香華宮の転生女官

茉莉花官吏伝…は…アリ?

後宮の生贄妃は違うか?あと何秒!?

2024-01-27

今回の大河ドラマ無理かもしれない…

大河ドラマは、一人暮らしをはじめた私と母を繋ぐ共通話題の一つだった。

父とはアニメ趣味が近く、わりと共通で観ている作品が多かったのだが、母とはあまり娯楽の趣味が合わなかったため、ようやくテレビの話で盛り上がれて母も嬉しそうだった。

といっても「青天を衝け」と「どうする家康しか見てなくて、本作が三本目なんだけど。


特にどうする家康は、地元静岡で、一人暮らし岡崎でしている私たち親子にとっては、初めて大河ドラマ館を制覇したり、聖地巡礼したり、一年でたくさんの親子の思い出をつくってくれたとても楽しく思い出深い作品だった。


そして今作。私は正直一話目から「無理かも…」となり、三話の今、「母と共通話題」「苦手な平安時代の大量の藤原氏の見分けをつけられるチャンス」「おなごの衣装かわいい」という3点がなければ今すぐにでも脱落しそうだ。

反面母は、「韓国ドラマみたいで面白い!最高!」ってなっており、「今回は辞めておこうかなあ…」とも言い出しにくい。


こういうときアンチ意見を見て心を落ち着かせようと#反省会検索してみたものの、全然活用されていなかった… あんなに楽しかったどうする家康は毎週のようにアンチ湧いてたのに…


なんかこう、性的な話が多かったり、女官の噂話みたいな人間の生々しく汚い感じが前面に出ていてつらい… でもようやく一緒に見れる番組がある!って嬉しそうな母を思うとなんとなくやめるとも言いづらいし、私自身母と番組を介したコミュニケーションを取る時間は好きだったので頑張りたいがしんどいな…

時代的に側室とかしょうがない部分はあるけど、わりと今まで見てきた大河ドラマは「史実が許す限りなるべく正妻love」「極力同時期に複数の妻が出てこない」みたいなできる限り汚さを感じさせない配慮を感じたけど、今回ゴリゴリ悲しい女の人とか気の多い男の人出てくる…しょうがないことだけどファンタジーで生々しさとか性的ものとか醜さみたくない…

2023-12-30

anond:20231230172230

女官事務職のようなものにして事務職の女が共感やすいようにしてるんやろなあという話

事務職=女官

薬屋のひとりごとなどのような女官ものって女に人気があるんだけど

現実事務職に女が応募に殺到してしまうの見てると

事務職女官のようなものだと思われているのか。

2023-12-20

藤原道長女官敬語を使ってて、その発言主語が誰かわからなくてテンパってセンター古文の点数が下がった苦い過去を思い出した。

結果的に志望大学には受かったけどさ。

受験ブログ解説見てたら「天皇陛下皇族の方々を思い出して見てください。高貴な方は明らかに下の人間にも敬語や丁寧な言葉を使っていますよね」だと。

だったら時代劇とかで偉い人がふんぞり返ってるような描写やめろや!

2023-09-18

室町時代には鰹節のことを「かか」と呼んでいました。そして、宮廷に仕える女官たちが丁寧な表現として「お」を付けたこからカカオ」と呼ぶようになったとされています

2023-01-04

2022年に読んだ本

1月

琉球から歴史の原文へ。太平記史記を並行して読み始める。

現代語訳とはいえ長くてしんどい

2月

メモを取っているので一冊にかける時間が長い。とはいえ世界史教科書では一行で終わっていた出来事の細部を知るのは面白い

3月

ウェブ小説を読む。

4月

東アジア史が中心。

5月

詩集芥川賞に手を出す。

シン・ウルトラマンを見たせいか特撮関係の本が後半に増える。

6月

後半には自分学生時代ベストセラーだった本を手に取った。

価値観現代とは変わってしまっている点が多数あり、今読むときついと感じる箇所も。

7月

暴力団言語学、法学テーマの月だった。

8月

旧約聖書を読み始める。

9月

ちょくちょくSFを挟んで旧約聖書を読み進める。

10

旧約聖書読了学生時代新約聖書通読たから一応全部読んだことになる。

カズオ・イシグロ邦訳が出ているのはたぶん読み終えた。

11月

生物の標本にまつわる本を読みだす。やはり生物学は面白いネタが尽きない。

12月

土偶埴輪についても読む。

漫画

ジョジョを読み終えた。それにしてもハルタコミックスばっかりだ。

十三機兵防衛圏については友人に薦められたかクリア後のノリで買った。

美術展など

今年はたくさんいけた。行かない月もあった気がするが、それはそれ、そのときの気分に従った。

映画

「シン・ウルトラマン」★★

プラットフォーム」★

エクストリームジョブ

12モンキーズ」★★★

雑感

(長くなったのでブコメ

2021年に読んだ本

今更だけど2020年に読んだ本

2022-11-23

anond:20221113085723

おなら」「エッチ」「かっこいい」(奈良から遷都後の京都女官)(戦前女学生)(戦後石原兄弟)が未だに使われてるのスゲーよなぁ

2022-11-04

北朝鮮ミサイル真実

金正恩射精が発射スイッチになっていて、朝のお勤めで射精に至ると発射される。不発だと発射されない。

昨日は3発だったから、さぞ担当女官技術が良かったのだろう。

2022-09-17

anond:20220916014145

わた婚と検屍女官のことかな

…おや?もしや同じレーベルから書籍化したお仲間かしら?

あのレーベルの偏りプッシュは本当に腹立ってくるよね。

垢BAN作家でも売れたら正義かも知れないけど、

そもそもあれだけ熱心に推してるんだから売れるだろw

2021-06-09

anond:20210609191524

ある日、陛下に湯呑みを

持って参った女官

畏れ多いことに従者の湯呑みと

陛下の湯呑みを間違えて

置いてしまった

「沸く、朕」

女官は気付き、慌てて取り替えたそうな

2020-10-14

悟りとか涅槃とかそういうの

 年明けから少し経った頃に悟りました。

 とは言え、悟りとか涅槃とかそういうのについてあんまり期待をし過ぎるのもよくないかもしれない。知人に数年前に知り合った六十代の男性がいて、その人は真言密教への造詣がメチャクチャ深くて、僕は以前その人に「悟りっていうのは一体何なんですかね」という意味質問したことがあったんですね。

 更に続けて「やはり平穏というもの根本にはあるんでしょうか」と。

 その知人の男性は少しばかり考えた後で、「例えば自分の命を捨てないと、ある子どもの命が助からないとするじゃないですか」、

「たとえば、そういう時になって自分の命をちゃんと捨てられるのが悟りなんですよね。だから、時にそれは平穏矛盾していて、平穏を捨てる選択をしなければならないんですよ」と答えてくれたのでした。


 この世には本当の苦しみというものがある。例えば、人間拷問を受ければ簡単にぶっ壊れる。僕は、昔の中国のある女官が受けた拷問の話を、中学生の頃から心の中に時折反復するのが癖になっていて、その拷問の話は、「ああ、苦しみというものはこういうものなんだな」という素朴な考えを当時の僕の心に刻み込んだ結構辛い話なので、ここでは省かせて頂くんですが。ともかく、人の心というのは凄く脆いので、原理的には悟ろうが悟らまいが外部からの刺激によって簡単にぶっ壊れてしまう、そういうものであることは間違いないと思われます

 そんなこんなで、悟りっていうのははっきり言えば、現実的には全く役に立たない。しかも、基本的にそれを伝えることはとても難しいことなので、誰かにこうやって言葉にしようとしたところで、「ハアあなたは何を言っているのかね」と言われるくらいが関の山なのであって、正直なところ僕は今このテキストを書きながら途方に暮れているのです。けれども、それでもなお伝えたいんだけれど、それは結局「愛情を持つことによって、自分自分から離れる」ということになるんじゃないかと思う。

 上手く伝わってくれると良いんだけれど、それが悟りなのだと。


 勿論僕には個人的問題というものが未だに幾つか残っていて、そういう問題というのは、悟ろうが悟らまいが打ち波のように押し寄せる。ひとしなみに、僕にもまだ問題というものが幾つか残っていて、そういうものから完全に解放されたというわけじゃない。例えば洗濯物が溜まっているのを何とかしなくてはいけない。

 いずれにせよ、そういう個人的問題を、個人的方法によって解決する際に得た教訓のことを、僕は便宜的に悟りと呼んでいるのです。

 僕の得た教訓というものは、全くもって一般論的な教訓に結びつかないかもしれない。何故ってそれはとても個人的問題解決だったからで、つまり僕の得た教訓や問題解決手段はあまりにも個別的過ぎて普遍性を獲得し得たかどうか定かでない、ということなのです。

 それでも、やはり人は同じような結論に辿り着くんじゃないかなと。

 個々の抱えている問題の種類や、あるいはその個々の問題に対する解決アプローチ千差万別であったとしても、最終的な結論というものは大差なく、「愛情を持って自分自分から離れる」ということに落ち着く気がするのです。


 勿論、原理的には救いなどは存在しないのかもしれないし、僕が一時的に抱いた安堵は人生のどこかしらの時点で打ち砕かれるのかもしれない。

 そんなことは僕にも分かっていて、今更取り沙汰する気にもなれない。

 でも、結論から言えば僕の輪は一度はきちんと閉じたのだから、仮にもう一度輪が綻びたとしても、またいずれ気まぐれに、その輪が閉じる瞬間は訪れるのではないかと。そんなことを思うのです。


2020-10-04

後宮大奥、あるいは役者アナウンサー

今年になってから破竹の快進撃を続け、今やVTuber大手事務所一角になった、ホロライブ不祥事が収まらない。

一番悪いのは事務所運営方針で、儲け話に目端が利く反面、コンプライアンス法務権利関係に対してあまりにも暗く、迂闊で後手後手というのを今まではツッコまれていたが、ここに来て配信者に採用方法にも少なから問題があるのでは?という状況になりつつある。


聞けばニコ生ツイキャス配信経験者や、最近だったら他の事務所でのVTuber経験者であれば、それを聞きつけたホロライブスカウトが来るらしい。

まり、「人気ある配信者」を一本釣りしていると。

これが一昨年くらいの、当時から大手だったにじさんじとかと比べたら小ぢんまりした事務所に過ぎなかったホロライブであれば、「弱者の戦略」として大いにアリと思える話ではある。

採用された配信者も、小さいからこそ色々自分のやりたいことを自由にやれただろうし、白上フブキはそんな環境頭角を現したタレントと言えるだろう。

あるいは大手に採ってもらえなかったとか、声優アイドルとして表舞台に立てなかった負い目や悔しさをバネに、ひたすら自分の強みを模索し、のし上がるモチベーションにした配信者もいるはず(おそらく湊あくあはそういうタイプだと思われる)。


しかし今や見事にブランドイメージ確立してしまったホロライブに入りたい人なんて、最初から稼ぐ気満々の「プロ勝負師」みたいな手合がほとんどだろう。

そして勝負師というのは、言い換えれば「勝つために不要ものを削ぎ落とし、捨ててしまった人たち」とも言えるのだ。

なぜ「クリーンファイター」などという単語があるのか、「芸人100点、人間0点」などと弟子にまで揶揄された落語家がいるのかという話でもある。

そういう今のホロライブが何に例えられるかと考えると、「美貌」さえあれば誰彼構わず召し上げた、昔の後宮が挙げられるのではないだろうか。

そんな女性集団女性だけで統率するのは困難だったためか、「女に手を出したくとも出せない男性官僚」すなわち宦官が大活躍する運びになったと。


そんな宦官は、中国からヨーロッパまで、いわばユーラシアに遍く分布していたのだが、日本にだけはなかった。

というのも、日本女官は平安の昔から江戸時代大奥に至るまで、「帝/上様の伴侶として恥ずかしくない、最低限の家柄と教養を持ち合わせている」こと、今風に言えば「上級国民女子であることが、美貌以上に絶対条件だったためである

いわば医者弁護士の娘しかいない私立一貫校みたいな、良い意味で均質化した集団なので、女性だけで十分まとまったのだろう。

からというわけではないが、今後ホロライブが生き残る道があるとすれば、そういう歴史に学ぶことが求められる気がしている。

とはいえ、それは結局、ナレーションアナウンスにおいて、高卒どころか中卒からでもなれなくはない役者殆ど参入できず、高学歴かつ徹底した社員教育を受けた局アナ系ばかりが仕事を取っていくみたいな話であり、また一つ格差を見せつけられる結果になるだけの気がしなくもないが。


そんなことを思わせる好例が、ほぼ同時期にデビューしたホロライブ5期生(ほろふぁいぶ)と、にじさんじ世玲音女学院(セレ女)である

今の所、チャンネル登録者数・同時接続数・そして恐らくはスパチャ総額のいずれもほろふぁいぶの圧勝なのだが、反面デビューから半月足らずでのメンバー脱退や残ったメンバー炎上により、相当にイメージ毀損してしまっている。

一方のセレ女は、一応「大型新人」というゲタがあるものの西園チグサがチャンネル登録者10万人を突破したり、他の4人も興味深いキャラ趣味嗜好で、地道にファンを獲得しつつある。

というわけで、ここまで読んで興味が湧いた人のために、比較用に双方の配信者の「みんなのリズム天国」実況配信リンクしておく。

両者を見比べると、人気最下位レース常連であることや優れたリズム感という共通点以外にも、色々考えさせられる。

見た人はとりあえず、感じたことをトラバブクマに書いてもらえると幸いである。

2020-07-26

おけパ予備軍の同人女

数年前同ジャンル人間が20人くらい集まったそれなりに大規模なオフ会に参加したことがあった。

顔見知りの人は一人もいなかったので誰に話しかけることも出来ず、会が始まるまで隅っこで大人しくしてたんだけど、開始まであと5分くらいのタイミングでめちゃくちゃお洒落女性が店に入ってきた。てっきり同じ店の別グループの人と合流するのかと思いきや彼女こちらに近寄り「◯◯オフってここで合ってますか?」と声をかけてきた。

こんな綺麗な人がオタクやってるのかぁと驚いたと同時に、美人からしかけられて内心めちゃめちゃテンションが上がっていた。

彼女とはオフ会での席は離れてしまったものの会終了後に再度話しかけられ、意気投合したのもあって後日また一緒に遊び(オフ会ジャンル聖地巡礼)に行くことにした。

ジャンル聖地都内から電車で2時間ほどで、その間はずっとおしゃべりをしていた。話しているうち、何となくの勘で「この人は創作する側のオタクなんじゃないか?それも結構上手い方の」と思った。自分も書くタイプオタクで、彼女から同じ匂いを感じたのだ。

帰り道に聞いてみたら、果たして私の勘は当たっていた。彼女は別ジャンル創作をしていて、おまけに大量の信者を抱える綾城ポジションだった(この時点では素でに引退済み)というところまで当たっていた。

彼女が綾城だった当時はケータイサイト全盛期で、萌える作品を産み出すのは勿論のこと、日記でも「綾城らしい」振る舞いをするよう気を遣っていたという。一見全くオタクに見えない外見も綾城活動の一環だったそうで、彼女と実際に会った信者達は「神がこんなに綺麗な人だったなんて」とますます信奉心を強くし、オフ会さながら宮廷女官サロン様相を呈していたようだ(と聞きながら思った)。彼女サロンで全ての信者に分け隔てなく接するよう努めていたという。

作品、身なり、振る舞い、「綾城である」ために一切手を抜かない姿勢に私はいたく感銘を受けた。おまけに彼女はとても明るく社交的で、照橋さんが実在たらこんな感じなんだろうなと思った。

少し経ってから、また彼女ご飯に行った。話題私たち出会った初めてのオフ会の話になって「あの日あなたが話しかけてくれて嬉しかった。こんなに綺麗な人がって内心テンション上がってた」と正直に話した。

すると彼女は「あの日いたメンバーちゃんと身なりに気を遣ってるなって思えたのがあなただけだったから。この人となら話が合うかなって思った」と言った。

「私が一番近くにいたかたまたまラッキーで話しかけられたんだと思った」と言ったら、「違うよー」と彼女は笑った。

めちゃくちゃ嬉しかった。私は学生時代いかにもオタクという格好をしたオタクで、そのことで周りからいじられたりからかわれたりとあまりいい思いをしたことがなかった。社会人になってからは外見だけでもオタクに見られたくないという気持ちが強まり自分なりに努力をするようにしていた。あのオフ会の日はいつも以上に服やメイクに気を遣っていた。

そこを彼女が誉めてくれた。「外見が全くオタクに見えない綾城クラスオタク」という、自分が最もこうなりたいと思うタイプ人間が誉めてくれた。あの日あの場にいた十数人の中から私を選んでくれた。それが死ぬほど嬉しかった。もっともっと洒落を頑張ろう、彼女みたいに可愛くなりたいと思った。

その後彼女とは度々遊びに出掛け、一緒に旅行をしたり自宅にお邪魔したりする程の仲になった。一年で一番お洒落を頑張るのは彼女に会う日だ。

自分が知っている限りで一番お洒落な店を紹介して夜ご飯を食べに行った。彼女もっと洒落な店をたくさん知っていた。一見にはハードルの高い(というか一見さんお断りだったかもしれない)路地裏のバーにも連れていってくれて、私の好みに合いそうなカクテルバーテンに注文してくれた。「リアルスーパー攻め様じゃん」と言ったら「でしょ?」と彼女はいたずらっぽく笑った。彼女のそういうところがたまらなく好きだと思った。

私も既に彼女信者の一人になっていた。

彼女とはジャンルの話は勿論、仕事の悩みや人生相談ファッション恋愛まで話題が尽きない。

これだけ話は合うし、推しキャラも大体どのジャンル行っても被るのに、推しカプはことごとく逆になる。お互い「暗い過去持ちのキャラとそれを持ち前の明るさで救済するキャラ」の組み合わせが性癖なところまでは一致しているが、どっちを攻めにしどっちを受けにするかが真逆なせいだ。

ジャンルの話をするといつも「このキャラの暗い過去はこいつが癒すんだよな」「分かる」「最高」(頭の中に思い浮かべているカプは逆)という具合になる。

今のままでも十分楽しいけれど、出来れば彼女の書いた同カプ作品が読めたらもっと嬉しい。

もしも今後何かの巡り合わせで彼女と同カプにはまったとしたら、私は彼女という綾城のおけけパワー中島になるんだろうなと思う。

2020-05-15

anond:20200515011655

この人がよく見てるとおもう

https://dot.asahi.com/dot/2020051100004.html?page=2

もちろん現状を欧米よりは見えてたし

決して失敗ではないんだけど、たまたま中国の近くにいた、データもよく読めた、

たまたま船が期せずして人体実験となって武漢とおなじようなデータをとることができた、

という幸運もあっての上なので政治家能力ではないかもね。

 

というか、表立って日本の政治家がやったことはひたすら国民の安寧を願う「宗教家」に徹しただけなんだよね。

選挙でえらばれた「国民象徴陛下みたいなもので、マスク乞いの加持祈祷してみせただけで、

休業補償かめっちゃ遅れてるし。

 

結局保健所だって、対して準備もできてない医療機関にまるなげして

最終的に医療機関クラスタがめちゃ発生した。

台湾専門家集団がどうやったかは見習ってほしいし

できれば専門家集団である内閣であってほしい。

なんなら大学普段から無償化しとけよ。

女医女官吏もバンバンつくっとけよ。

 

宗教家になれなかった理系内閣地震にみまわれて適切な対処はしたが

即座に枝野以外つぶれちゃったから「宗教家」であってたのかねー?

2020-04-15

バカ殿様をずっと勘違いしてた

バカ殿女官に変なことしてマーシークワマンが嗜める図からバカ殿特別変な人のが面白いんだと思ってて思春期迎えた時それが違うと気付いた時の衝撃ったらなかった

2019-12-29

anond:20191229131842

時期や方法にもよるが去勢されても性欲は残る。そのため宦官女官との不義がたびたび起こり、大量の張型が押収されるということがたびたびあった。宦官の性行為では多量の汗をかき、相手や物に噛み付くなどして性欲を発散させたという記録が残っている。ちなみに現在では、直腸から前立腺を刺激することで射精に近い快感ドライオーガズム)を得る方法が知られている。張型を自分自身使用していた可能性もある。

こわいなw

2019-11-15

anond:20191114145226

>「秘儀」とされ、殿の中で何をしているかが明かされない事、処女女官達のみと過ごす為、中で性行為をしているのではないか?と古来より語られている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%98%97%E7%A5%AD

胸熱だな

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