はてなキーワード: アレルゲンとは
具体的な製品名を挙げてしまうと ナザールαAR0.1% 等。
これを1日3回くらい定期的に打ち込んでおくことでバフがかかるというか、基礎防御力がぐんとアップする。唯一の弱点は3ヶ月以上は連続して使えないこと。
間違って無印ナザール(血管収縮剤入り)とかを買わないように注意。あれは即効性の代償がデカすぎるから常用してはならない。
塩酸XXX みたいな成分が入っていたらそれは大概血管収縮剤なので避けるべき。それ以外を選べばまあ大丈夫。
これは症状が出始めた時に使うようにする。
点眼することで目だけでなく鼻にも薬剤が回るので一石二鳥感がある。
花粉が床に降着するまでの時間を稼ぎたいので、できれば帰宅直前に回すのが良い。
吸引力を維持するためにたまにフィルターも交換してあげよう。
衣服も同時に洗濯機にぶち込めば付いた花粉が飛散しなくて済む。
何も考えず全てをかなぐり捨てて速攻で風呂に入るだけで良い。
そのへんで売ってるマスクは隙間だらけなのでなんの対策にもならなかったし、
むしろ鼻の上の隙間が眼付近の気流を生み出し、余計に花粉が目に入って痒くなる。
工業用マスクは隙間がない点が良かったが、見た目がゴツかったり締め付けがキツかったりで普段使いには適さない。
ないよりはあったほうが良い程度。
工場のクリーンルームは部屋全体の気流を考えて作られているので大変効果的だが、
吸い込みと吐き出しの口がほぼ同じ位置にあるマシンを部屋の真ん中にひとつ置いたところであまり意味はなく、
そんなことより積極的に床掃除をしまくるほうがよっぽど効果的であった。メンテナンスもちょっと面倒。
一方で排気ガスとかが花粉症を助長するみたいな話もあるので、空気が汚い地域にいる人はあったほうがいいかも。
隣のブースの中学生が「一番安いのでお願いします」と注文していて初々しかった。
きっとお小遣いで食べに来たんだろう。
安くたくさん食べられる食べ放題。
おかげでしゃぶ葉は繁盛していて大変にぎわっている。
なぜかブース内で着替え始めてジャージ着してしゃぶ肉始めたり、
漏れ聞こえてくる会話の内容はBLだったりジャニーズだったり、
はたして何組いるんだろうか。店中にたくさん学生がいる。
自分の席に戻るのに他のブースが見えたり、壁が薄いので漏れ聞こえてくるのだ。
増田に書いたりしてごめんよ。
でも気をつけなきゃならないことがあるんだ。
同じ日に事件は2件、起こった。
よく食べ、よく飲む彼らの注文を配膳したり食器を片づけたりでスタッフは大忙しだ。
SNSで大騒ぎになった肉横取り事件が発覚してから配膳肉にはレシートが付くようになった。
ドタン!!
全身ですっころぶ男の子の姿が目に入った。
たぶん中学生だろう。
体格が大きくない。
カーブで速度を殺せなかったのか、派手に全身で床に倒れてる。
飲食店で走っちゃダメだぜキッズ…と思ったが表情が呆然としている。
しばらく起き上がらないので仲間がワラワラ集まってどうしたどうしたと心配の声をかけている。
やっと起き上がった学生が床を指さしてなんか必死に話をしている。
そこの部分だけ色が違っていた。
なんか濡れてる。
飲み物か?タレか?
どうやら濡れた床を踏んで滑ってぶっ転んでしまったらしい。
(走ってたわけではないらしい。誤解してごめんよ学生)。
指摘されないと気づかないレベルで、転んだ学生も、床の直線状にいるワイも、その通りを通らなかったであろうスタッフも誰も床濡れに気づかなかった。
不幸な事故だ。
幸いにも学生は手ぶらで転んだのでケガはなかったようだが、これが配膳中であったら大惨事だったろう。
ケガはないようだが再度の事故を防止すべく、どうやってスタッフに「片づけて」と伝えようかと床上で集団で考えあぐねているところだった。
ワイはちょうど近くを通りかかったスタッフを捕まえて、「床が汚れて男の子が転んだ。掃除してほしい」と指さして伝えた。
慌てて片づけに奔走するスタッフ。
ネコロボは床の汚れには気が付かないもんね。
フロアから人間スタッフがいなくなったことで予想外の弊害が出現していたのだ。
ケガがなくてよかった。
未成年が学校帰りに寄り道して飲食店で事故にあった場合、特にケガがあった場合が最悪だろう。
こういうのってどうなんだろうね。
親御さんへの連絡網も本人以外は知らんやろし。
事故がないのが一番いいのだ。
●2件目、体調不良者が出た
すわアレルギーか。
持病が発症したのか。
団体さんは複数ブースで分割されていて、その子の様子がおかしいことに気が付いて他のブースからワラワラと学生が集結しだして場の雰囲気が異様になったのだ。
雰囲気が重い。
いったいなんなん。
部活の引率なのか、背の高い成人(おそらく教師?院生みたいな見た目をしているモサい男だった)がどこかに電話している。何度も何度も電話している。
すぐに先生がやってきた。
間違いなく先生だった。
見た目が完全に先生だった。
おお、先生だ、ってなった。
驚嘆したのは連絡網がちゃんとしていること、先生の足元はベンサン(靴下履きの便所サンダル。)で電話連絡を受けて秒で飛び出してきたらしくコートも着てない。
おそらく担任教師だろう、親御さんの連絡先を知っているのは具合悪い学生本人と教師ぐらいだ。
幸いなことは救急車を呼ぶほどではない、かつ保護者に相当する大人が近くにいたことだ。
その間、食事は中止で全員が見守っている。
重い。
空気が重いぜ。
安心しきった雰囲気の中でいきなり体調不良者が出て子供たちは不安が顔に出ている。
●ブランマンジェ、くえ
推測でしかないが、急速に具合が悪くなったのであれば期間限定スイーツ「ブランマンジェ」がアレルゲンだと知らずに口に入れた可能性がある。
ヘーゼルナッツを使った激ウマなヨーグルトみたいな白い食べ物だ。
ホイップ、ソフトクリーム、ブランマンジェと揃うと全部が白であんまり区別がつかない。
マジ美味い。
かつてゼリー担当スイーツでここまで連続空っぽになるスイーツはない。
フルーチェのようにプルプルだ。
アレルゲン情報はQRされているが不用意に口に入れたかもしれない。
マジ美味い。
後味がナッツ。
チョコや黄な粉をかけずに食え。
そのままが一番美味い。
プルプルを食え。
アレルギーあるなら食べるな。
●事後は平和だった
残された子たちは意気消沈していたがネコロボがそそそと配膳していた。
食欲があるなら大丈夫そうだ。
そのうち、談笑の気配がした。
子どもたちが多い食事の場というのは、このように事故も多いのかと戦慄した。
偶然か。
必然か。
子供だけの食事会というのは案外にも命にかかわるのかもしれん。
学生、人見知りする。
これまで親御さんが代表に立って対大人との面倒ごとを片づけてきた。
いざ自分らでどうにか対処しようとすると人見知りしてスタッフにすらあんまり声が出ない。
恥ずかしがってるのかよくわからんが、知らん人と話するの嫌みたい。
転んだ学生もうまく転んだことを伝えきれず、「大丈夫大丈夫」とすぐ逃げて行った。
仲間の具合がわるいとき、彼らはフリーズするんじゃないだろうか。
体調不良者のグループに引率の保護者がいなかったらヤバかったと思う。
トラブルがあったときにどうすればいいか、子供は、まあ、知らんよね。
今回の経験則からワイが学んだのは、基本、未成年のトラブルは放置がいいんじゃねえか、ということだ。
助けを求められたら手伝うが、事故や命にかかわりそうな面倒ごとには可能な限り巻き込まれたくない。
店、頑張れ。
しゃぶ葉、頑張れ。
そう思うしかない。
保湿クリームが毛穴を塞いでアレルゲンを排出できなくするというのは、一般的には誤解です。実際、保湿クリームはアトピー性皮膚炎の管理において重要な役割を果たします。保湿クリームは肌のバリア機能を強化し、乾燥や外部刺激から肌を守るために使用されます12。
アトピー性皮膚炎の方は、肌のバリア機能が弱く、乾燥しやすいため、保湿が非常に重要です。適切な保湿を行うことで、肌の乾燥を防ぎ、かゆみや炎症を軽減することができます12。
ただし、保湿クリームの選び方や使用方法には注意が必要です。例えば、成分にアレルギーがある場合や、過度に油分が多いクリームを使用すると、逆に肌トラブルを引き起こすことがあります。自分の肌に合った保湿クリームを選び、適量を使用することが大切です12。
もし心配な点がある場合は、皮膚科医に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、より適切なスキンケアができるでしょう。
1: COCOSUKE BOWL 2: やねうらストーリー
何か他に気になることがあれば、教えてくださいね。
化学物質過敏症なんて偽科学に頼らず、大学病院でアレルギーを専門にしている人に見てもらった方が良いと思います
血液検査とパッチテストで何に反応しているのか調べてもらいましょう
(おそらく1種類と言うことは多分ないと思いますよ)
もしも原因が増田の言う通りの物質で、しかも反応するのが世界で増田1人だけというならば
もう40年も前の話です。
わたしの家族がとある食品XX(名称は伏せます)を食べていて呼吸困難になり救急搬送されました
後日の診察で「XXを食べた」と症状を説明したのですが先生は半信半疑で鉛筆の先ほどの量のXXを食べさせたそうです。
その後私が見たのは点滴をつけられ看護師さんにベッドで運ばれていく家族の姿でした
私の家族はXXアレルギーの最初の症例になりました。「おかげで論文がかけました」と先生は言っていたそうです。
正確に言うとフランスの古い論文に症例報告があったそうです。実は2例目でした。が、先生の論文以降広く知られるようになったようです。
数年経つ頃には「今では世界に7人います」と言われました。XXアレルギーは昔はなかったわけではなくて、単に研究されていなかっただけなんですね。論文が出ると「発見されて患者が増える」のです。40年経った現在ではXXは特定28品目に記載されて普通に認知されています。おそらく患者も大勢いることでしょう。
もし増田が研究に協力して論文が出たとしても、増田自身は救われないかもしれません。アレルギーは治りませんから。
でもきっと「謎の病気に悩んでいる人たち」が救われます。少なくとも病名がつきますし、人数が増えれば特定品目のように記載義務や量の規制ができるかもしれません
例えばアレルギー検査やステロイド治療、アレルゲンの除去で生活が改善するのではないかと思います
アニサキスの記事がホッテントリにあがってたが、正しい理解をできていないブコメが散見されるので解説する。
アニサキス関連の話は医者でも正確に理解できている人は少ない。
ポイント:「アニサキス症」と「アニサキスアレルギー(もしくはアナフィラキシー)」は異なるが、「アニサキス症」にはアレルギーが関与する。
①アニサキス症
しかし記事にあったように、噛まれたら必ず痛くなるわけではない。
なんならたまに健診の胃カメラで、まさに噛みついているアニサキスが見つかることがある(もちろん無症状)。
ではどんな人が痛くなるのか?
ここははっきりわかっていないのだが、おそらく「アニサキスへのアレルギー体質」をもっているかが関連している。
アニサキスへのアレルギー体質があると、噛まれた胃でアレルギーが起こって痛くなる、ということ。
つまり、
アニサキスアレルギー持ちじゃなければ大丈夫?→ここはなんとも言えず。いつの間にかアレルギー体質はできあがっていることがあるので注意。
アニサキスアレルギーというのはアニサキスに含まれる蛋白が体内に入るとアレルギー症状が出る体質のこと。
アレルギー症状とは、蕁麻疹にはじまり重症化すると息苦しさ・腹痛・血圧低下・意識消失などがおこる。
ちなみにアレルギー症状はアレルギー体質であってもでるときと出ない時がある。
③仮性アレルゲンの話
「サバアレルギー」「イワシアレルギー」という人をよく見かけるが、実際にはほとんどがアニサキスアレルギーもしくは仮性アレルゲン(*)と認識している。
つまり、サバやイワシに含まれる蛋白に対するアレルギーを持っている人はほとんどいないということ。
(*)仮性アレルゲン
サバなどには直接アレルギー症状を引き起こす物質(例:ヒスタミン)が含まれており、特に古くなると増えるとされている。
これを一定量摂取するとアレルギー症状(ひどいとアナフィラキシー)を引き起こす。
そのため、サバやアニサキスに対するアレルギー体質でない人でもサバを食べてアレルギー症状を起こすことがある。
このあたりで本当に話がややこしくなるのだが、仮性アレルゲンに対する反応性は個人差が大きいので、
同じものを食べても平気な人もいればアレルギー症状が出る人もいる。
以上がアニサキスに対する雑感です。
殴り書きなので間違いがあれば指摘してください。
https://note.com/ideal_hyssop8446/n/n1d1d3640ab8a
上記の記事でまとめられていることについて、該当のパンフレットは現在の情報をまとめたものに刷新してほしい増田も思う。
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患者は嘘をついているわけではないはそうなんだけど、統合失調症とかの妄想申告とかも患者にとっては嘘をついているわけではないので、化学物質かどうかは留保かな。偏頭痛とかで感覚過敏があるので神経系か何かかな
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増田は昨年の初夏に
②在宅勤務だったので、清掃から3日くらい経つまで1日の大半を部屋ですごした。
③清掃があった次の日の朝から目の痛みや湿疹はでていたが、汗疹が悪化したのかと思って放置していた。
④3日後には湿疹から流血しまくり、顔や首を中心に腫れ上がって目が開かなくなったので皮膚科に行った。
以来エアコン清掃時に自室にあったものは全部アレルゲンのような存在になってしまった。
部屋に置いてあった本に近づくと、目が痛くなり喘息が出て湿疹が出て指先まで腫れ1週間くらい寝込むといった具合。
本や趣味で収集していた物、思い出の品といったものを全部処分するのは心理的に辛かった。
専門医にかかり、平衡感覚が保てているかとか腕を動かせるかとかよくわからない検査や診察をした結果、
部屋にあったものを捨てる・部屋に入らない を徹底すれば
今は全身湿疹(魚の目みたいに割れて血が出るので痛い)で我ながら見た目がグロいが仕事をして生活できている。
金と仕事の大切さが身にしみた。
化学物質過敏症について診断や治療ができる医療機関は全国に7箇所しかないらしい。
頭にビニールキャップを被り、レインコートを着て、それでも肌がぼろぼろだった患者さんのことが忘れられない。
ちなみに専門医(香害についての意見などでよくメディアにも出ている)から指導された治療方法は
"規則正しい生活・運動・お風呂に入ってデトックス" で正直それしかないのかとがっかりした。
処方薬はグルタチオンというサプリとしても入手できるようなものだった。
なので増田は今は診察は受けていない。
清掃会社にも連絡はしたが、「安全なものを使っている」とクールなクレーム対応をされて終わった。
専門医の待合室には化学物質過敏症についての本がたくさんあった。
症状の程度によっては外出が一切出来ず仕事につけないので
身体障害手帳の申請方法について案内するページがあったのがショッキングで印象的だった。
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「本人は嘘をついていないけど化学物質起因かは〜」と捉えている人もいるのだなと思うと
せめてアレルギー的なニュアンスで捉えてくれと伝えたくなった次第だ。
増田は清掃会社がエアコンに塗布した抗カビコート剤に含まれていた成分が発症の原因だと思っているが
国内でこの薬剤を使っているのは増田が清掃を頼んだ会社だけらしい。
同じ抗カビコート剤から増田のように手持ちの私物を全部捨てることになる人が出ないといいなと願っている。
湿疹が痛くて目が覚めてしまって、ふと日中読んだブコメを思い出して文を打ったが、該当ブコメの人が目にしてくれる確率がどのくらいあるんだろうか。
さっさと寝ろと自分でも思う。
猫は嗅覚もいいし、香料は体によくないというのも知っていて、保護猫界隈では柔軟剤や合成界面活性剤入りの洗剤の使用を辞めようという活動が盛んなのも知っていた。それについては異論もない。
ただ、合成界面活性剤は時間経過と共に人体に影響を及ぼす経皮毒だとか、マイクロカプセル状になってる香料は吸い込むと毒だとか、人体にも使うべきじゃないとも言ってて、それは初めて知った。(香害自体は知ってた。匂い以外の面でも言われてるのは初知り)
これがもし本当ならアレルギー性気管支喘息、アレルギー性皮膚炎があるので柔軟剤と合成界面活性剤の洗剤を辞めて、天然物のやつにしようかなーとか思ってXとかでもいろいろ調べたんだけどさ。
柔軟剤の普及について「全ては繋がってる」だとか、「真実」に「気づく」だとか、柔軟剤の香りがキツい人は入店NGとしてる店に「賢い人/店舗」だとか、陰謀論者からよく聞くフレーズのオンパレード…
化学物質がアレルゲンになっていて、香りを嗅ぐとアレルギー症状が出る人がいる、というのは分かる。単純に匂いが嫌いで頭痛がしたり体調を崩す、というのも分かる。
だけどそんな町中で柔軟剤の匂いって感じるか?と思いはじめてきた。
(慢性鼻炎のせいで匂いに鈍感なのもあるが)
汗臭さや香水臭さは感じるので匂いを全く感じないわけではないと思うが、人から柔軟剤の匂いを感じたことは一回もない。本当に化学物質アレルギーの人は除くとして、そんな柔軟剤の匂いだけに敏感な人なんているのか?
と、こんな感じで、柔軟剤や洗剤がよくないというのが本当ならうちでも使うのを辞めようと思いながら調べてった結果、香害についてあーだこーだ言ってるのってもしかして陰謀論者が騒いでるだけなのか…?と「気づき」はじめてしまった。
支離滅裂になってしまったが、要は「洗剤や柔軟剤に含まれている成分でアレルギー症状が引き起こされてしまう人」は本当に存在すると思うが、「柔軟剤の匂いだけに対して香害だなんだ」と騒いでる人は陰謀論者なのでは、と疑問に思う。
だって、この世に存在する匂いって柔軟剤だけじゃないし。生乾き臭とか、汗臭さとか、アロマとか、それこそ香水とか、色々な匂いが充満するこの世の中で柔軟剤だけ目の敵にされまくってるのおかしくないか?
まあ、化学物質アレルギーの方もいるし自分もアレルギー体質だし、一旦一ヶ月くらい洗剤と柔軟剤は自然由来のものだけにしてみようかな、とは思った。将来は猫飼いたいし。
この考えだけは本当に改めた方がいいよ。
同じオリーブオイルでも、食品グレードと化粧品グレードはまったく違う。
食品は食品衛生的に安全+食味がいいという基準だから、肌に塗ると刺激になるような不純物が精製されない状態で残ってる可能性があるし、皮膚に塗布したり洗い残った後の酸化については考慮されてない。
一方、化粧品グレードは食味要素は無視して安全性重視で不純物が精製されているので安定性が比較的高い。
食用油の賞味期限は未開封2年、開封済は1-3ヶ月での使い切りが推奨されている一方、化粧品は未開封3年が原則。この差は結構大きい。
とにかく、食べ物を食べる物として信用するのはいいけど、肌に塗るものとして信用してはいけない。
界面活性剤の入らないオイルでクレンジングする流派もあるけど、あれはベビーオイルやワセリンなど所謂「鉱物油」を使うことが推奨されてる。一番安定してて安全だからだね。
増田が勝手に思い込んでる「美容商品の詐欺」なんてのは日本国内であればせいぜい「効果がないものを高く売りつける」ぐらいの詐欺で実質的に害は生じないことが多い。 一方、食物は肌に塗ることで害になることがあるから、実はそっちのほうが怖い。
実際に化粧品で大規模な被害が報告された事例だと、最近では「茶のしずく」事件が有名だけど、あれは、石鹸の泡立ちを良くする成分として「加水分解小麦」を入れたところ、小麦アレルギーを発症する人が多発したって事件なので、正直アレルゲンとしては化粧品より食べ物のほうが怖い。増田みたいに「食べられる成分」ってだけで信用してしまう人が多いから、肌に良いイメージづくりで無駄に食べ物由来の成分を配合する流れがかつてはあったけど、日本においてはあれでかなり廃れたんだよね。
昨日はクリスマスイブだった。
実はチキンとケーキを食べてお祝いするのは先週末に既に済ませてしまったのだが、父が気を利かせて小さなケーキを買ってきた。
ワクワクしながら食べるのを楽しみにしていると、母が驚いたように声を上げた。
「これ、アレルゲンが入ってるでしょ!なんで買ってきたの!」
弟は食物アレルギーを持っていて、それが含まれている製品だったのだ。
とはいえ、弟のアレルギーとはもう十年以上の付き合いになる。父もそこに気を使わない程馬鹿ではなかった。
「ちゃんと聞いたよ!Aさんに聞いたら、入ってないと言ってた!」
「でもこれ入ってるもの!」
実はそのケーキ屋は母が昔パートで働いていた店で、店長をはじめとした従業員とも知り合いだ。
内部的な事情を知っていたり、従業員とも深い付き合いがある。Aさんというのはベテランの従業員だ。
母は以前Aさんと話し、このケーキにアレルゲンが混入している事を知っていたのだ。
「でもAさんがそう言ってたんだよ?入ってないって。ちゃんと確認したんだよ?」
数分後、母がAさんとの電話を切って戻ってくると、やはりアレルゲンが混入している可能性が明らかになった。
どうも正確な所ではバリバリ使っているのではなく「まあ色々混ぜてるからそれも混ざってるかも」程度のものだそうだ。
「でもAさんに直接聞いて入ってないって言ったんだよ?なんでそんな事になるの?」
空気が悪くなり始める。アレルギー本人の弟は非常にばつの悪そうな顔でうつむいていた。こいつが一番かわいそうだ。
容疑者を整理する。
①母と事前に会話したはずのアレルゲン入りケーキを買ってきた父
②念を押しておかなかった母
③何故か父には入ってないと答え、母には入ってると答えたAさん
……いやどう考えても③だろ、絶対Aさんだろ悪いのは。食品を取り扱う人間としてやっちゃいけないでしょ。
にも関わらず、母はなぜか父に文句を言い続ける。
父は「アレルギーへの姿勢がこんな曖昧な店ってどうなの?危なくね?」という話をしている。淡々としているが口調に怒りが込められている。
だが母だけはなぜか別の話をしているのだ。「私の話を聞いてない!」が論点なのだ。
明らかにAさんが悪いのに、気付いたら夫婦間の喧嘩に発展していた。
っっっっめんどくせぇええええ~~~~~そんな事より今にも泣きそうな顔してる弟の事考えてやれよ!!と思う自分。
クリスマスの気分は最悪だ。
ちなみに最終的にどうしたかというと、飲み物を取りに行くフリをしてキッチンの戸棚の取っ手を破壊してみた。
そんで「たーいへーん!!!壊れちゃったーー!!」と騒いだ所喧嘩などなかったかのように流れていった。簡単なものだ。取っ手もネジ締めれば直るしな。
ケーキは疑わしい所だけ切り落として食べる事にした。弟に症状は出なかった。