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はてなキーワード: スティッチとは

2025-08-11

男は等しく潜在的女性化願望を抱いているのかもしれない

20年ほど前の高校時代の話。

芸能事務所所属モデルやってるような「同レベル顔面の男としか俺は会話しません」系綺麗め男子も、ビッグスクーターを乗り回し色んな黒ギャルと付き合いホンモノの犯罪者友達もいるガチムチオラオラ男子も、平等女性化願望あるんじゃないかというのを目の当たりにした。


モデルのほうは「俺こういうのも可愛いでしょ」的に自信満々にヘアピンつけたりゴムで髪結ったりしてた。

一方でガチムチ男子のほうもメールの文が妙にメスメスしかったり学生鞄にスティッチキーホルダー付けてたりして、たまに血迷ってモデル男と同じようにヘアピン付けて体育参加して周りの同級生たちを震撼させてた。


男というのはもしかしたら等しく潜在的女性化願望あるのではと思っている。

自分フェイスアップを見せびらかしたがる男もあれほど多かったことを考えるに。




余談。

高校当時、塚本高史NEWSメンバーよろしく輪郭を覆い隠さんばかりにもみあげ(というか姫毛)を長く蓄えていた男性ホルモン薄い系イケメン典型のオシャレをしていた同級生たち。

彼らは30歳過ぎたあたりでほぼ例外なく青髭モンスターになったのは衝撃だった(とにかく色白が多かったからか?)。

ある者は服装髪型自由会社に勤めていたため、青髭を逆手に取り顎髭も口髭もボーボーに伸ばし放題にして、そのまま頭髪もヒッピーさながらに長~く長~く伸ばしてアーティスト系イケオジとして容姿延命を図ってた。

また、ある者は服装髪型にうるさい会社に勤めていたため、フィットネスジムガチ勢転向し、筋肉ダルマとして生まれ変わり、併せて日焼けサロンに熱心に通って、やはり延命のためのモデルチェンジに必死になっていた。


素直に永久脱毛すりゃええのに。

2025-07-25

実写版リロ&スティッチ」を見たが

リロ&スティッチの事は「スティッチ=あの青いマスコットリロ=隣りにいる女の子」程度のことしか知らなかったが、

実写版の予告トレーラーで跳ね回るふわふわスティッチを見たとき鳥肌が立つほどわくわくした。

自分実写版映画名探偵ピカチュウ」のピカチュウや、アドベンチャータイムジェイクなど、

見た目ふわふわケモノで、おっさんみたいな言動で、破天荒な振る舞いをするキャラが大大大好きだからだ。

で、満を持して実写版リロ&スティッチを見に行ったんだ。見に行ったんだがあの映画・・・

リロのお姉さんが、姉妹二人きりの生活を支えるために進学を諦めてバイトに奔走する

しかバイト先でリロスティッチが物品破壊を伴うトラブルを繰り返し起こし、お姉さんは何度もクビになる

スティッチバイオテクノロジーで生み出した科学者宇宙人が、スティッチ捕獲しようと地球まで追いかけてくる過程で、お姉さんのバイト先を舞台に物損を伴うトラブルを起こし、またクビになる

という展開をあまりにも繰り返すものから、見ていてお姉さんがあまりにかわいそうでいたたまれなくなり、

一番楽しみにしていた「リロスティッチが楽しく大はしゃぎ」的なシーンにまったく没入できない、というひどいシナリオだと思いました。

いや、ひどいは言いすぎた。総じて映像クオリティは高いし、映像楽しいんだけど、なんかこう・・・残念・・・

お姉さんの苦労パートもっとシンプルに済ませて、リロスティッチが楽しくすごす日常パートたっぷり見せるシナリオにしてくれてたら、

「物損を伴うハチャメチャ」があったとしても笑って済ませられた気がするんだよなあ・・・

お姉さんを軸にした家族愛ストーリーのもの別に悪くなかったんだが、スティッチハチャメチャを堪能するために、お姉さんに感情移入したくなかったなあ

2025-07-24

最近見たホラー映画

アビゲイル

ポスターネタバレ

誘拐した女の子が実は…ってやつだしその正体がわかるまでがピークだけど、既にわかっているのではいはいって感じだった。

でもそれなりにちゃんとまとまっていて面白かった。

オクス駅おばけ

めちゃくちゃ怖いってわけじゃないけど、割とまとまっていてよかった

主人公ちょっとイライラするもの許容範囲

最後そんなスカッジャパンみたいな感じで終わるんですね

パール

前作のXは見たので、続編のマキシーンの公開が始まる前にってことで。

引き続きミア・ゴス劇場って感じ。

旦那マジでなんでこの女がそんなに好きなんだよ!

ドールハウス

予告なんであんなにチープなんだろう

横に座ってた学生が上映後に「スティッチと迷ってこっち来たけど、スティッチ行けばよかった…」と言っていて笑った

ちゃんとまとまっていて面白かった

登場人物意味不明な行動をしないというのがよかった、個人的にはストレスなく見れるホラー

女神継承

モキュメンタリー形式じゃなくてもよかったんでない?と思うけどよかった

な〜んか韓国映画っぽいと思ったらタイ韓国合作だった

アジア圏って不気味に思うもの感覚が似てるんかなあとちょっと思ったりした

タニタ笑いながら赤子の泣き真似をしてるシーンの厭らしさにはもはや感心してしまった

破墓

割とミステリ要素が強い

ホラーミステリという意味では残穢系統だけど残穢ほど怖くない

キャラが立ってて見やすかった

反日映画だ!ってレビューを見て???と思っていたけどなるほどねーって感じ

そうノイズにもならずそんなもんかーと思ってそのまま見た

めっちゃくちゃ怖い!というほどでもなく、見やすいので割と好きだった

2025-06-21

実写版の「リロ&スティッチ」は成功白雪姫が散々だったディズニー、ホッと胸を撫で下ろす。

白雪姫はある種の伝説として語り継がれていくことになるんだろうな。

俺の中ではディズニー界の北京原人と呼んでる。

2025-06-13

増田31

リロアンドスティッチって増田中高生の時にアホほど流行ってたイメージあるけど、なんであれそんなに若い世代に受けてたんだろう

みんな部活タオルとか水筒スティッチだったし筆箱や定規とかもスティッチだった

2025-06-06

リロアンドスティッチって、あの時代アニメなら家族愛尊いで良かったかもしれないけど

実写化されると姉妹普通に離れて暮らした方がいいよとしかならんよなあ

2025-05-27

実写白雪姫は爆死らしいけど、実写スティッチは大ヒットらしい。

よかったなディズニー

2025-02-10

野生の島のロズは日本ちゃん評価すべき

まずこの映画の要素を語りたいのだが、

大前提、同監督リロアンドスティッチがあり

そこにライオンキングムーラン(両方同監督原案映画)要素があるので、動物の表情だったり関係値や美しい3幕構成に色濃く【あの頃の輝かしいディズニー】を強く感じさせる。

そこにラピュタロボット兵が飛び込んできて、同じ森にはトトロも住んでいるという【あの頃の宮崎駿】が入ってきて、画風が【モネ】っていう…要素だけ見るとなんていうか、いろいろな作品を詰め込んだ?みたいに言いたくなるんだけど、それでもここまで要素つめて、オリジナルにしたらもうそれは「オタク」を煮詰めた結果の「作家性」でしかないんだよな。

勿論「異種との共存」「自然人間」「環境」というテーマ性を強く持った監督だというのはわかるが、まあそれなら監督パヤオ作品が好きになるのも分かるくらいには共通項があるわけで。

このアニメ映画海外が最高評価しているのは実際見れば当然とも言えるのだが、やっぱりアニメ大国日本として、ここまで日本作品の影響を感じる映画は、ちゃん日本人のオタク分析していかないとだめだなと思ったりもした。

映画を見るとロズという作品は全体的に至極真面目に作っていて、そこがボスベイビーの制作会社とは思えない部分でもあり、そこが世界興行収入が伸び悩んだ部分でもあると感じた。(ヒットではあるが、特大ヒットではなかった)

でもこの至極真面目なアニメ映画というのは、ジブリの土壌がある日本でこそ受け入れられると思うし、ちゃんと語れると思うんだよ。そしてきっと監督もそれを待ってるんじゃないかと思う。エスパーになるが。

昨今、ディズニー映画が迷走している。もうあの頃のディズニーは……なのでこの作品は実質ディズニーということにしよう…と考えていたのだが、よく考えたら…あのころジブリだって……。日本国民よ。この作品を、実質ジブリということにしないか?ああ、ジブリオタに怒られちゃうね…。

2025-01-31

野生の島のロズ試写感想

ネタバレは避ける。

ラピュタやんけ、という予告への反応どおりラピュタロボット兵に魅入られた監督リロ&スティッチ監督スティッチ声優)が作った作品

ラピュタ要素は実際見てほしい。

予告編も良くできていて、ある程度予想がつくという反応も大きくは外れていないが、ちゃん裏切りはあるので一見価値あり。

映像美とざっくりまとめると適当だが、ドリームワークスがなかなか日本でヒットしない理由リアル感だと思う。主人公の白目がでかくてさ…

それが野生の島のロズでは自然へのリアル感、ロボットの質感等にうまく作用していて、バランスが取れている。映像美だ。

日本作品予算の面で特殊上映前提で制作されている作品はほぼ無い。アニメ特殊上映で見るのはキッズよけくらいの効果しかない。しかし、ロズはきっちりある予算とは素晴らしい。特殊上映の価値がある。

CMでは感動押し売りではあるが4DX楽しいのではないだろうか。調べたらアクション編というCMも作っていたので、そういうことだと思っていただいたら。

これは多少哀愁も入っているのだが、感じたのはディズニーピクサー黄金期だ。

ディズニーピクサーからこういう「しっかりしたプロット」と「挑戦的な映像アニメーションが生まれなくなってしばらく経つ。

野生の島のロズの監督スティッチ監督と書いたが、ディズニーオタには有名であろうクリスサンダースだ。

ディズニー所属中だと

ビアンカの大冒険 ゴールデンイーグルを救え!』でキャラデザストーリーボードに参加し、『美女と野獣』『アラジン』『ライオン・キング』『ムーラン』『リロ&スティッチ』と原案脚本担当してきた。レジェンドと言ってもいい。

やはりアニメというのはクリエイターがいてこそであり、それを企画実現できる会社がしっかりしているからこそ成果が出せるものなのだろう。

監督ドリームワークスのタッグでいうと、ヒックとドラゴンシリーズは3まで制作された。相性が良い部分ももちろんあったのかもしれない。

ディズニーの最新作を待ち望んでいる人や、ディズニーの復活を望んでいる人、ディズニー最近あんまりなって人。

ぜひ野生の島のロズを見て、一緒に答えを探してほしい。

2024-04-25

anond:20240425095741

別にディズニーランドとかディズニーシーが好きで映画には興味ないならそれでも良いんじゃね?

魅惑のチキルームとか個人的にはスティッチが出る前の奴の方が好きだったし、カントリーベアジャンボリーカントリーベアシアター)とかもディズニーキャラクターありきでもないしね。

テーマパークの楽しみ方は人それぞれだし、元増田もこれが正解って書き方でもないから、好きは好きで良いんじゃねえかな。そこに優劣は無いだろ。

2024-01-26

anond:20240126051251

見て面白かったやつの一言感想並べてみよう

姫のチークがかわいすぎる

結構怖い、ギデオンファウルフェローが良い

クラシックが嫌いとかじゃなければ捨てるところのない名作。2000のほうも見るべきシーン目白押し

檻に入れられた母象のシーンが鬱くしい三羽烏好き

とんすけがまりにもかわいい人類は滅ぶべし

水彩画表現が美しいのと、ホセ・キャリオカがいいキャラ

ずっと派手な色彩でずっと楽しい。うるさい

この前イカボード先生にソックリな女性見かけた

お話も画面も童謡のようなきれいなカオス

プレゼントボックスから出てくるレディの可愛さよ

ドラゴンの吐く緑の炎があまりにもセンスいい

子供の頃は犬は飼い主に似るみたいなシーンを繰り返し観てた

ヘビがシューシュー歌うTrussst in meは必聴。実写の少年が可愛すぎる

  • おしゃれキャット

ジャズ猫のシーンが有名だけど、スケールアルペジオ推しておこう

プーさん作品全体に言えるけど、辛いときに観ると妙に染みる

1作目もいいが2作目にヴィランとして出てくるトカゲジョアンちゃんが最高にかわいい

歌がいい、映像美と合わせて何度も見たい

ずっと野獣のままでいいのに

絨毯の擬人化がこんなに可愛いとは

ティモンとプンバァが癒やし。シンバしっかりしろ

カラーオブウィンドの風の表現があまりにも美しい

人類は愚か

終始ハデス応援したくなる、ヴィラン好きは必修レベル

ムーランはかっこいい、将軍朝青龍

ヒロインハスキーボイスで印象的

いろんな時代のイグアノドンが同時に見れる

スティッチは犬

クライマックスの展開がめっちゃ気持ちいい

引きの画角が毎回きれい

テンポが良くて爽快感ある

エルサが氷雪系最強すぎて愛おしすぎる

兄が死ぬ必要はなかったと思う

うさぎもふもふカワウソもふもふをかき分けてるの頭おかし

CGが綺麗すぎてまだストーリー始まってない段階で泣いた

大事な場面にカピバラを添えるとすなわち最高である

作品見たわけじゃないけど大外れは基本的にないと思うので気になるものあったら是非気軽に観て感想教えてね

2023-06-26

[] そのななひゃくご

スミーッス

 

本日は国際憲章調印記念日、国際麻薬乱用不正取引防止デー、拷問犠牲者支援する国際デー日本においてはオリエンテーリングの日、雷記念日スティッチの日、世界格闘技の日、露天風呂の日となっております

雷記念日藤原道貫が落雷で亡くなった事が由来となっており、人生これからって時に雷に打たれるなんて災難だなぁと思ったりもするものです。

他の天災もそうですが落雷現代でも恐れられており、特に電子機器などが状況によっては著しい影響を受けることがあります

そうならないように雷ガードが付いてるタップを使ったりして、落雷で発生するデータの損失などの被害を抑えていけたらいいなぁと私は思います

専門家ではないので個人の感想です

気候の影響で落雷等も発生しやすくなっております、気をつけて参りましょう。

 

ということで本日は【落雷対策いか】でいきたいと思います

落雷対策いか落雷対策ヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

2021-11-03

これがほんとのスペース増田

https://www.cnn.co.jp/fringe/35178919.html

宇宙企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」のトイレ故障した問題で、今月国際宇宙ステーション(ISS)から地球に帰還する宇宙飛行士らは着陸までの数時間トイレなしで過ごす状況に迫られている。

航空宇宙局NASA商業乗組員プログラム責任者スティーブスティッチ氏は、乗組員らは下着」に依存せざるを得ないと語った。

2021-09-20

ものすごくいい加減なディズニー映画史

ディズニー映画に埋もれた名作などというもの存在せず、有名なやつは出来がよく、無名なやつは出来が悪い。

以下、備忘録をかねてウォルト・ディズニーアニメーションスタジオ制作長編アニメ映画史を概観したい。

メイクマインミュージック』以外はディズニープラスで全部見れる。

1. ディズニー黎明期白雪姫』(1937年からバンビ』(1942年)まで

おすすめ作品:『白雪姫』『ファンタジア』(ミッキーのやつだけ)『ダンボ

ディズニー長編アニメ歴史アニメ史に残る傑作『白雪姫』とともに幕を開ける。この作品はとにかく作画が凄まじく、戦後日本人が衝撃を受けたという逸話も納得の出来である著作権が切れているのでYoutube等でも見れるが、できるだけきれいな画質で見たほうがいい。7人の小人たちの非モテ自助コミュニティ描写ピカイチで、増田を見ているような人々は目を通しておいて損はないと思う。

ディズニー映画はこの頃から一貫して「教育的で」「社会的にただしいとされる」物語を描こうというはっきりとした意思を見て取ることができる。そのため、作品の背景には常に制作された時代価値観垣間見える。

例えば『白雪姫』の3年後に公開された『ピノキオ』では、主人公ピノキオを導く良心象徴としてジミニークリケットという名前コオロギが登場する。この「ジミニークリケット」という名前ジーザスクライストの言い換え語らしく、つまりここでは創造主の似姿として作られた人形が様々な誘惑と戦いながらも最終的にはイエス・キリストに導かれ、ただしい人間性を獲得するという物語が展開されるわけだ。

ピノキオ自体は退屈な作品ではあるものの、歴史時代背景を含めて見ていくと別の発見があり、それはそれで豊かな体験である。ちなみに当時のディズニー自身はむしろできるだけ宗教色を薄めたいと思っていたらしく、この辺は社会要請されてやむなくという側面が強いのかもしれない。

ほか『ファンタジア』中の「魔法使いの弟子」と『ダンボ』は見ていて単純にたのしい良作。『ダンボ』のお母さんの健気さは泣ける。

2. 最初の低迷期 『ラテンアメリカの旅』(1942年からイカボードトード氏』(1947年)まで

おすすめ作品:なし

バンビ』のあと『シンデレラ』まで長編物語映画はなく、とくにおもしろ作品はない。とはいえ日本人としては、バリバリ総力戦をやりながらアニメを量産していたアメリカの国力にむしろ驚くべきかもしれない。

この頃の作品群には「丁寧な植民地主義」とでも呼ぶべき傾向があり、具体的にはアメリカ開拓時代の美化とラテンアメリカへの観光的関心、キリスト教的な価値観三位一体となった教育映画制作されている。この辺はおそらく当時のアメリカ外交安全保障戦略と密接に結びついており、いわばアメリカ流の国策映画だったのではないだろうか。

丁寧な植民地主義的な傾向はこの後も非常に根強く、形を変え品を変え、ディズニーらしさの1つの要素として受け継がれていくことになる。

3. ディズニー復活期 『シンデレラ』(1951年から眠れる森の美女』(1959年)まで

おすすめ作品:『ふしぎの国のアリス』『眠れる森の美女

シンデレラ』は物語の大半を出来の悪いトムとジェリードタバタ展開が占め、あまりおもしろくはないもの興行的には大成功を収め、低迷期の脱出成功する。

眠れる森の美女』は『白雪姫』以来の超絶作画であり、これ以降の作品と見比べてもダントツクオリティが高い。一方で興行的には制作費の回収すらできず、総じて失敗作と見なされたようだ。ディズニー作品作画技法は『眠れる森の美女』でひとつの頂点に達し、以降はべつの方法論を模索していくことになる。

ほか『ふしぎの国のアリス』のチェシャ猫や芋虫悪夢的な描写は見たものに強いインパクトを与える。一方で登場人物にだれ1人としてまともに会話の通じるキャラがおらず、集中力の維持が非常にむずかしい作品でもある。

ピーター・パン』では全能感と成熟の拒絶というYoutuberの原型のようなヒーロー像が描かれる。ピーター・パン症候群とはよく言ったもので、本家ピーター・パン未成年淫行炎上する未来を強く予感させるキャラクターだった。

わんわん物語』では都市自由謳歌していた野良犬ペットとして不自由幸福を手に入れて物語が終わる。ここで描かれるペットたちのむき出しの奴隷根性は、前述の植民地主義無関係ではない。『ピーター・パン』『わんわん物語』ともにおもしろくはないが、それぞれ見どころのある作品となっている。

4. えんぴつ作画期 『101匹わんちゃん』(1961年からくまのプーさん 完全保存版』(1977年)まで

おすすめ作品:『101匹わんちゃん』『くまのプーさん 完全保存版』

眠れる森の美女』のアーティスティックで洗練された描線から一転、『101匹わんちゃん』以降はえんぴつで描かれたかのようなラフ描線作品構成されていく。『眠れる森の美女』以上のものを作り出すことが現実的不可能であり、見劣りを避けるという意図があるのか、あるいは端的に制作資金が枯渇しただけかもしれない。

技法的にはやはり『くまのプーさん 完全保存版』でひとつの完結を迎え、以降ディズニー映画は再び模索と低迷の季節を迎えることになる。

『おしゃれキャット』は金持ちペット使用人をブチのめす話で、一方『ロビン・フッド』は貧乏人が金持ちをブチ殺す話だ。この時期のディズニー節操のなさがすごい。

5. 模索時代ビアンカの大冒険』(1977年からオリバー ニューヨーク子猫ものがたり』(1988年)まで

おすすめ作品:『オリビアちゃんの大冒険

この時期の作品群の特徴を一言で言い表すならば、「リアリティへの接近」ということばになるだろう。それは一方では作画技法への3DCGの導入というかたちで現れ、他方で物語上では善と悪の単純な二項対立の脱却が図られることになる。

前者は『コルドロン』の奥行きのある大胆なカメラワーク作画法、『オリビアちゃんの大冒険』『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』での部分的3DCGの導入に見られる。後者は『きつねと猟犬』での人種対立メタファーとして描かれた動物間の争いや、多人種共生する複雑な現実を猫の姿を借りて描いた『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』に象徴である

『きつねと猟犬』はこれまでのディズニー作品に見られた家畜たちの奴隷根性を初めて批判的に描いた作品であり、『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』と合わせて「社会的にただしいとされる」物語像の変容を見て取ることができるだろう。ただしこの時期の作品群は総じて地味で魅力がない。どうやら創業者ウォルト・ディズニーの死や主要スタッフの大量離脱の影響があったようだ。『コルドロン』は興行的にも大コケし、ディズニーの低迷を象徴する作品となった。

シャーロック・ホームズ翻案であるオリビアちゃんの大冒険』がかろうじて見ていられるという程度で、単品の映画作品としておもしろものは少ない。『オリビアちゃんの大冒険』では、冒頭からネズミ女児パンチラという一体どこに需要があるのかわからない謎サービスカットがあり、視聴者集中力が乱される。

6. ディズニールネサンスリトル・マーメイド』(1989年からターザン』(1999年)まで

おすすめ作品:『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン

この時期ディズニー批評評価興行収入の両面で復活を遂げ、一般に「ディズニールネサンス」と呼ばれているらしい。本稿でもその表現に従う。

しか作品クオリティ過去10年とは比べものにならないほど高く、ルネサンスと呼ばれるのも納得の時期である。一方で技術革新価値観の変容は停滞気味で、歴史の流れとしてはさほどおもしろくないというのが正直なところ。ルネサンス言葉通り、ある種の保守回帰時代に当たる。

おそらくこの時期、真に革新的だったのは、作品の表層に現れる技術テーマ設定ではなく、安定して高品質作品を量産する社内の体制組織づくりの技術にあったのではないか

個別作品として語れる部分は非常に多く、『リトル・マーメイド』は作画がよく、『アラジン』は見ていてたのしい。

美女と野獣』でははっきりと他者理解テーマに打ち出し、また女性主人公男性から求婚を拒絶する主体性を獲得するなどプリンセスものとして出色の出来栄え他者尊重することを覚えた野獣が救われ、他者存在最後まで容認できなかった村のヤンキー破滅する。主人公読書好きでヤンキーと話が合わないインテリとして描かれる点も珍しい。ただしこの他者理解プリンセス側に一方的負担を強いるかたちとなっている側面が強くあり、なかなかむずかしい部分もある。

ポカホンタス』は白人によるアメリカ侵略植民地化を矮小化し美化するかなり最悪のお話で、案の定ネイティブアメリカン民族団体にかなり怒られたようだ。引き続き怒られてほしい。

ターザン』もインディアンゴリラに変えただけで『ポカホンタス』とほぼ同類型のお話ではあるが、最後白人研究者たちがゴリラ部落に居残ることでギリギリバランスを取っている。ここにはターザンポカホンタスの男女差が絡んでおり、単純にターザンのほうがいいとも言いがたい。

ノートルダムの鐘』は強引にハッピーエンド化されているという不満はあるものの、子供向けの大作映画障害者活躍を描いた点は積極的評価されてよいだろう。そもそもディズニー作品には『ノートルダムの鐘』以外にも障害者がやたらとよく出てくる。アメリカ社会には障害者積極的に受け入れる土壌があるからできるのだとは思うのだが、日本コンテンツおよび社会全体でも頑張ってほしいポイントである東京ディズニーランドでもべつに障害者見かけないし。

そのほか『ムーラン』『ターザン』ではそれぞれ3D技術進歩を見て取ることができる。

7. 3Dへの過渡期 『ファンタジア2000』(2000年)からホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!』(2004年)まで

おすすめ作品:『リロ・アンド・スティッチ

みたび低迷期である。『ダイナソー』に代表されるように3D映画への本格的な移行が始まり2D映画最後の全盛期に当たる。

作品としては『リロ・アンド・スティッチ』がずば抜けてすばらしい仕上がりで、商業的にも大成功を収めた。『リロ・アンド・スティッチ』は王子様に救われるというプリンセスもの物語類型とは異なる、弱者同士が助け合う疑似家族モデルを明確に示した重要作品である

自分欲求をうまくコントロールできない少女リロと、破壊衝動を植え付けられ誕生した人工生命スティッチが、貧困家庭ネグレクト問題SFアクションを背景に成長していく姿が描かれる。キャラクターデザインはかわいらしく、作画からかい小ネタに至るまで非常に丁寧に作られており、娯楽作品としてもすばらしい。リロの姉・ナニの恋人もいいヤツで好感が持てる。

残念ながらディズニー映画ではこのあと疑似家族的な想像力は発展せず、プリンセスものという旧来の枠組みのなかで無理やり「価値観アップデート」を図ることになっていく。

アトランティス 失われた帝国』はディズニー映画には珍しく人がバンバン死ぬ作品で、ふしぎの海のナディア宮崎作品みたいなものアメリカ人が真似して作るとこうなるのかといった印象。ガバガバ設定とご都合主義が目につき、リアル路線なのかファンタジー路線なのかどっちつかずの失敗作だった。ただし主人公オタク青年採用されている点は注目が必要で、これ以降ディズニー主人公イケメンマッチョではなく非モテオタク主体となっていく。

白雪姫』で人間扱いされていなかった非モテ小人たちが「社会的にただしいとされる」物語主人公となる時代を迎え、しかもそれが日本アニメの強い影響化で発生しているわけで、価値観の大きな変化を感じ取ることができる。ただし、『白雪姫』の王子様はあれはあれで人間味のかけらもない平板キャラクターではあるので、モテ非モテという面ではそこまで単純明快な話ではない。

ブラザーベア』は殺した相手の子を育てるというなかなか攻めたお話ではあるのだが、最終的にファンタジーに着地するせいでどうも軸がブレる。

続く

https://anond.hatelabo.jp/20210920162554

2021-06-09

anond:20210609102636

 だが、無数の研究や、数万人が参加する治験を経て数種類のワクチンが開発されているのにもかかわらず、感染予防効果についてはっきりとした結論が出ていないのはなぜなのか?

 米ハーバード大学Harvard University)公衆衛生大学院伝染病ダイナミクスセンター(Center for Communicable Disease Dynamics)のマークリップスティッチMarc Lipsitch)所長は理由の一つとして、昨年春に世界各国で新型ウイルスが猛威を振るい始めた際、感染予防は優先事項ではなかったと説明した。

 同所長はAFPに対し、「国際社会が最も気にかけ、すぐに答えを出したかった疑問は、ワクチンにどの程度の発症予防効果があるかだった」と指摘。治験はこれを念頭計画されたと語った。

■無症状から死亡まで

 このほかにも、数百万人、数千万人に影響を及ぼし、感染による結果も無症状から死亡までの幅がある病気を追跡することの難しさがある。

 イングリッシュ氏は「無症状だが感染源となる可能性がある人の数を調べるのは難しい」と説明。すべての人を定期的に検査しない限り、こうした人々の特定は困難だとの見方を示した。また、現在最善の検査方法であるPCR検査でさえも、実験室の環境でなければ感度は70%程度だとも指摘した。

 ただ、ワクチン感染予防効果については、間もなく明らかになる見通しだ。

 米ジョージタウン大学(Georgetown University)メディカルセンターウイルス学者アンジェラ・ラスムセン(Angela Rasmussen)氏は「今ある限られたデータからは、ワクチンが少なくとも部分的感染を抑えることが示されている。これについて、よりはっきりとした答えを出すための研究現在進められている」と語った。

 中でも有望なものの一つが、米モデルナ(Moderna)製ワクチン治験結果だ。同治験データ分析する論文執筆中のリップスティッチ氏は「2回目の接種では、鼻の内部にウイルスがあるかを検査した」と説明。「ウイルス接種後28日目にウイルス存在した人の割合は、プラシーボ偽薬)と比べて60%以上減少した」とした上で、実際の効果さらに高かっただろうとの見解を示した。(c)AFP/Marlowe HOOD

2020-06-12

anond:20200612192837

地味で誰も推さないだろうけどじわじわ好きなやつを推す。

シンドバッドセブンボヤッジ:シー。いついっても空いている。とにかく曲がよい。出る頃には口ずさんでること間違いなし。バナナ匂いがするのもよい。そうだろ?チャンドゥ!

・魅惑のチキルーム: ランド。いついっても空いている。人気がなさすぎてスティッチテコ入れされてしまい、昔の古き良きディズニー雰囲気が多少失われたが、謎のジャングル空気キャラに頼らない没入感は色褪せない。

2020-06-08

日本ディズニーパークの金のためのローカライズ寒い

00年台の半ばくらいからパークのスタッフキャストとか言ってるがまあスタッフ)に高齢者が増え始めた。10年ごろにはモスバーガーディズニーかくらいに、暇を持て余した低賃金年寄りがせっせと働く場所になっていて、コスト重視なのかもしれないがなんだか薄気味悪くなったなと思っていた。ディズニーランドって前はもっといい意味浮世離れした殿様商売だと思ってたけど意外に人件費とかけちってて金ないんかなと思った。

同じくらいに、全く顔つきがディズニー文脈マッチしていないダッフィーがシーで売られ始めた。パーク限定なので客は喜んで買っていたが、本国ディズニーにお伺いを立てずにマネタイズできるルートを考えたんだろうなーという感じがした。

そのうちに、七夕イベントだとかいってミッキー民族衣装を着せられて人力車でパークを駆け回り始めた。なんだこれ。こんなのディズニーじゃない。

ちょうどその頃中国のニセディズニーランド話題になって日本では嘲笑するムード一色だったが、自分はこんなんミッキー人力車に乗せて喜んでる日本人も同じじゃねーかと思った。

このころにはもう東京ディズニーランドはなりふり構わず謎の日本アレンジをキメたパラレルディズニーワールド全開で推してきていた。

日本の文化とは違う、非日常ディズニーだったのに、いまやディズニーランドくそローカライズされた謎のジャパナイズアメリカンとなりつつあり、元々のオリジナルアメリカン空気を残していたカントリーベアーズや魅惑のチキルームが浮いたアトラクションになっていた。魅惑のチキルームはローコストテコ入れされてスティッチになってしまった。

期間限定アトラクションの変更点とかも、すごい手作り感があってしょぼかった。昔はハリウッドの超大作映画みたいな豪華さがあったのが、なんか小さい工夫で大きな効果!みたいに感じられて寒かった。

ハロウィンではどこから思いついたのか寒いオリジナルキャラが投入されて、それにオタク女子が群がり始めた。たしかにこれならでかい投資をしなくてもネタが増やせて、たくさん人を呼べる。でもそれディズニーパークの必要あるか??

2019-07-18

anond:20190718185444

知能の低い人間が好むコンテンツフォーマット漫画だったりアニメであることが多いだけじゃない?

鉄道オタクを突き詰めるとヤバイやつになるんじゃなくて、ヤバいやつが鉄道好きみたいな。

スティッチが好き過ぎるとDQNになるんじゃなくて、DQNスティッチ好きみたいな。

2019-07-06

一人ディズニー山寺宏一

ジャム特集ゲストに登場してフレンドライクミー歌うらしいので

山ちゃん吹き替えネズミの国でやってるディズニーキャラ一覧をおさら

なおディズニー実写吹き替えは含めていません。

実質アラジンだけで一人10役くらいしてると思うので2019年実写版宣伝では山ちゃん出てきたけど

有名キャラになるとキャライメージがあるので表に出て宣伝できなくなる。

忍びのように山ちゃん日常に近づいてくるということだ。

ちなみに山寺一人でポケモン映画が作れるという噂もあるね。いつか試してみてほしい

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