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はてなキーワード: プログラマーとは

2025-11-10

AIコーディングのおかげで、「こいつのコード一般的ではない」がバレていく

もちろん中には「AIより優れている」もあるけど

まあ一般的じゃないよねってのが露見していっている

プログラマーなんて少ないことが多いし、日進月歩で変化していくし、局所的に正しさが異なっていることがあるので

「なんか同僚が総主張してるけど本当かなあ?」がよく発生するんだけど

AIは大体世界の平均あたりのコード書くからね、バレるよね

 

まあバレたところで「AIがそう言ってたから」は通用しないんだけどね、そういう奴らは「AIはわかってない」って言い出すから

はー死ね

プログラマー上司って「ルールを作ったら全員その通りに動く」って勘違いしてるよね

あれイライラする

脳の負荷がすごい

2025-11-07

なんでも生成AIでいいじゃん

突き詰めれば、なんでも生成AIでいいじゃん、は当たり前な気がする。

伝えたいことが伝わればいいから、ポスターAIイラストでいい。

ソシャゲキャラ別にAIでいいよね。

アニメAIでいいよ。声優AIでいい。

漫画AIでいい。

まぁ、ソシャゲアニメ漫画物語だけ人間が考えた方が面白くなりそうだね。それ以外はAIでいいよ。キャラクターがどんな姿であろうと内容変わらないんだから、指6本でもいいじゃん。

 

プログラマーも今ほどの数いらないよね。コード読める数人がいたら十分。

モデルもいらないよ。AI使えば商品紹介プロモーションビデオくらい作れるでしょ。トップレベルに有名な人なら使いたいかもね、モデルに。それ以外はいらんでしょ。エキストラかいる?いらんよね。

 

言い始めたらきりなさそう。

多分、それで企業赤字になることないんだろうし、余った人間肉体労働すればいいじゃんって。

 

でも、これで経済がうまく回るのかが分からん

儲かるのって企業側だけじゃん。

一般人仕事奪われるだけで、金は減る一方。

企業コンテンツたくさん用意しても、金ないのに誰が買うの?状態になるんじゃないかなぁ。

 

便利な世の中になって、削れるべきところを削るのはいいんだけど、これが正解なのかどうかが分からん

上層部が潤うだけで庶民一円の得もしてない気がする。

生成AIの性能、爆上がりしてて感動する

mql4勉強せんでも理屈さえ教えたら作ってくれるやん

これでバックテスト自由自在やな

単純な仕組みならプログラマーいらんな

2025-11-06

プログラマーにとってAIメリット

地味だけどガチなやつ

 

1.コード検索トレース捗る

2.意味分からん既存コードが何やってるか説明させる

3.コードレビューしてくれる

 

これ

anond:20251106155623

おいおい、俺は10プログラマーやってるが、「機械語を直接生成」は馬鹿の発想ってはっきりわかるぞ

例えばpythonという中間的な表現人間語でも機械語でもない)をAIに生成させたほうがLLMの効率を最大化できるって、なんとなくわかるだろ

現状でもpythonコードの生成で十分うまくいってるんだから

anond:20251106111504

俺はもう15年前からOSSという単語ぐらい知ってるが?プログラマー歴も10年だし

2025-11-05

AI仕事を奪われそうになったプログラマー

とある地域イベントで、大学提携して学生アプリを作ることになったのね。

そこで大学から要請があって、地方でしがないプログラマーをやってる俺こと増田学生が作るアプリの面倒を見ることになったのね。

~~どうでもいいけど追記~~

地方提携したのは大学

その大学ゼミから手伝いの要請があって、外部の増田が手伝ってる。

知らない人は知らないかもだけど、別に珍しくもないよくある話。

別に信じてもらわなくてもいい部分だけど。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さすが学生たちは若くて吸収する力があって、プログラミング学者ながらもAIを駆使してアプリを完成に導いたわけ。

そこで何の気なしに教授が言ったのよ。

「これだけAIが発達してきたらプログラマーも厳しいんじゃないですか?(お前ができてることを学生たちがこんなに簡単にできるようになってしまっては)」的なニュアンスのことを。

そりゃそうだよね。

こちとら30年も地方プログラマーやってて初老にもさしかかる頃にできてることを、かたや学生たちは20代前半でAI使って1ヶ月でアプリ開発できちゃうんだもん。

そこで俺は言ってやったわけよ。

「そうですね。(サッカーだって小学生幼稚園だってできます

"うちの学生たちだってサッカーボールを蹴ったらゴールに入れられますよ、どうです?すごいでしょう?"

そうですか?私はそうは思いません。

サッカーができたからといって、ゴールにボールを入れられたからといって、プロサッカー選手にはなれませんし、誰もその試合を見たいと思ってお金を払ってくれません。

プログラマーも同じです。アプリが稼働したか仕事があるわけではありません。

プロとしてお客のニーズを満たすために存在するのです)」

とね。

実際、イベント中にWEBアプリとして稼働するために多くのことを増田サポートしたし、それはプログラミング学者が1ヶ月の中で想定して稼働にまで導くには無理な部分だったし、絶対に30年の経験がないと先回りできないところだったりするわけで。

年寄りから子供まで参加する地域イベントで、ペアレンタルコントロール化のスマホでもアクセスできるようにlet's encryptでHTTPSにしておいたり、データーの持ち方的にイベント中にgit更新がかかるとデーターが飛ぶ恐れがあるんで先回りしてガードしてたり、スムーズイベントの進行を妨げないようなバックドアを仕込んでおいたり、あえて決め打ちのハードコードを仕込むことで印刷工程に間に合わせたり。

この膨大な量のコンテキスト人間の方が処理できるうちは、AI仕事は奪われないと思った。

2025-11-03

ホモ底辺パパ

休日出かけるとホモソの底辺みたいな父親が息子にぶつぶつ嫌味垂れてたり「そんなこと言ってっと引っ叩くぞ?」とか凄んでたりとにかく不細工社会底辺みたいな小汚い男が子供育てるのが害悪だとよくわかる。

娘連れてる底辺パパは小学校高学年くらいの娘からベタベタされてまんざらでもないみたいな顔してUFOキャッチャーに金吸い込まれまくってる。

娘は西松屋だかバースデイの型落ちみたいなボロボロな服や靴を着せられてる。ゲーセンに吸い込まれた金でいい服買ってあげればいいのに。

子連れてる底辺パパは一様に、底辺SEみたいな顔と体型してる。コーディング本質理解できないのでテスターしかやらせてもらえないプログラマーに片足突っ込んだ40歳SEみたいな顔。小太り。

娘連れてる底辺パパは底辺IT営業みたいな顔と体型してる。背が低くてパーマかけてる髪はツヤがない。太ブチメガネガリガリな体型。自分を売ることばかり考えて本質的な顧客への問題解決提案できず自社サービスのエンハンスにもついていけなくて孤立してる感じ。飲み会にはしがみつくように参加する。

底辺パパありがとう

お前らみたいにならないように子育てします。

2025-11-02

1年後とか2年後とかだったらあると思うけどさ、5年後ってもうプログラマー仕事ってあるかどうかわからないよな?

今世の中で一番、危機感持たないといけない仕事だと思う。

そりゃ、生成AIは完全に人間代替は出来ない。

とか、言ってりゃ現実から目を背けることは出来るよ。

でもさ、そんなわけ無いじゃない。

こんなわずか数年で完璧とは程遠いとは言え曲がりなりにも動くコード書けるようになってるのに、5年後にもっと発展してないわけ無いじゃない?

あと生成AIって書いたけど世の中で研究されてるAIってそれだけじゃないだろうしな。

とにかく社会全体がAIに全フリし始めていて、そりゃバブルだろ?って疑いの目も持たないといけないけど、同時に危機感を持ってないのは感度悪すぎるよ。

自分は5年後もプログラマー仕事をしてる。とか確信してる人は正直ちょっと怖い。

からさ、ホントから打てる手は打っておいたほうが絶対にいい。

マジでどこにも求人が無くなってからだと遅いからさ。

沈む船からはサッサと降りないと溺れ死ぬよ。

マジで

プログラマーは大失業時代を迎える可能性が高いかマジで準備してたほうがいい。

不安を煽るわけではないけど、転ばぬ先の杖みたいな備えはしておいたほうがいい。

他業種でも食べていけるようにしとかないと。

今までの人生底辺プログラマー仕事しかやったことがないとかいうやつで、車の免許がないやつとかは余裕があるうちに教習所通っとけ。

免許あるだけで、働き口の選択肢はかなり広がるから

あとお金無駄遣いするな。

あとあと、いつでも生活のグレードを下げれる心構えをしとけ。

そして大事なのは覚悟だな。

恐れるな。不安から目をそらすな。それは敗北の第一歩だ。

2025-10-29

anond:20251029095454

JDで来てるわけじゃ無いから、出来ないなら出来ないで他の仕事あるんよ

技術系の話は他部署に手伝って貰うとか外注するとかもあるし

たぶん「プログラマーなんて生成AI使えば簡単」とか思ってるんだろうな

anond:20251029094428

どっちかというと定期人事で3年後に別の部署に行く

そんで新しい部署

「前の部署では生成AIを使った開発リーダーをしてました」

みたいな顔すると思う

そもそもうちに来たときも「プログラマーです!」みたいな感じだったからな

2025-10-27

既知のはずの骨組みで不便を叫ぶ

吾輩はSESPGである。要は下請けプログラマーである

具体的になにをしているかというと、リーダーの考える通りのWebサイトコンテンツ作成できるように黒い画面で英文をカタカタする仕事だ。なんてつまらなさそうな仕事紹介だろう!

この熱量の無さからわかる通り、プログラミングかい行為が好きではない。じゃあなんでそんな仕事を選んだかというと、学歴と体力のない人間消極的選択である

頭を動かすことは得意なので現場からもそれなりの評価を頂いている、が。今それなりに危機に瀕している。

人手が足りないから別のチームに応援に呼ばれた。これはいい意思確認とかされなかったけど。まあいい。

問題は別チームのやり方が本当に別すぎてなんもわからんことだ。

言語は同じなのだしかし書き方が違う。曰くフレームワークゴリゴリ使用している書き方らしい。

IT業界でない人に説明するなら、同じアルファベットを使ってるはずなのに文法全然違くてわからん。無理。

しか仕事仕事。意欲が無かろうとやらねば家の猫を養えぬ。

すごく頑張った。AIも駆使した(うちの現場では推奨はされていないが、非推奨でもない)。最低限求められている動きをしているものができた。

そして脳内お嬢様が叫ぶ。「自分で何を実装しているのか、わたくしさぁ~~~ぱり、わかっておりませんわぁ~~~~!!!

求められているものができているなら良いだろうと思うだろうか?しかしこの次の工程レビューというものがおれを待ち受けている。

おれはこれが嫌いだ。諸々仔細は省くが嫌いだ。省く理由はおれのレビュー担当者への怨嗟で埋まるからだ。(別チームの応援におれのレビュー担当者=チームリーダーも一緒に来た)

そもそもおれはおれの上に立つ人間を好ましいと思ったためしがないので社会人が向いてない。終わりだ。

しかし時は無常作業はまだまだある。ひとつめの壁で立ち止まっている場合ではないのだ。

終業時間ギリギリレビュー依頼をぶん投げ今日仕事完了させた。

頑張った。明日自分よ、がんばれ。そして相手を殴ったりしないように。

2025-10-25

俺もこれくらい自動化してぇよなー

ある伝説によると、とある国のとあるプログラマー退職後に残ったスクリプト社員が見たら、恐ろしいレベル自動化してたそうだ

https://github.com/NARKOZ/hacker-scripts

日本語訳

うちのビルドエンジニアが別の会社に行った。あの男は文字通りターミナルの住人。Vimを愛用して、Dotで図を作成し、Markdownwiki記事を書くようなタイプ

どんなものでも、90秒以上かかるならそれを自動化するスクリプトを書く奴。

それで今、我々は奴の「遺産」を見ているわけだ。

これ、お前も気に入ると思うぞ。

ビッチしばく.sh

奥さんに「仕事で遅くなる」というテキストメッセージを送る。文字列の配列から理由ランダム自動で選ぶ。cronジョブとして動作。奴のアカウントで午後9時以降にサーバーアクティブSSHセッションがある場合ジョブが実行される。

kumarはクズ.sh

「Kumar」(うちのクライアントからメール受信箱スキャン。「help」、「trouble」、「sorry」などのキーワードを探す。キーワードが見つかるとスクリプトクライアントサーバーSSH接続し、ステージングデータベースを最新のバックアップロールバックする。「直したぞ。次からは気を付けろよ」という返信を送る。

hangover.sh

特定の日に設定された別のcronジョブ。「体調が悪い/家で仕事をする」といった自動メールを送る。別の事前定義された文字列の配列からランダムな「理由」を追加。午前8時45分にサーバー対話型のセッションがない場合に実行。

fucking-coffee.sh

正確に17秒待ってから、うちのコーヒーマシンtelnetセッションを開き(コーヒーマシンネットワークに繋がっていて、Linuxが動いていて、TCPソケットが立ち上がっているなんて、誰も知らなかった)、sys brewのようなコマンドを送る。判明したところ、これでミディアムサイズハーフカフェラテを淹れ始め、カップに注ぐまでさら24秒待つ。この時間は、奴のデスクからマシンまで歩くのにかかる時間完全に一致している。

2025-10-24

anond:20251024224230

プログラマー界隈は何十年もずっとそれでまわってきたんよな

わいもプログラマーになったばっかの頃感動したで

anond:20251024215720

こういうの、そのプログラマーの専門領域がなんであるか次第って話でしかないのよ

きれいなコード運用してる、コンテンツを売ってるだけのただのWeb系なら、AIを使って大失敗なんてことは基本的にないだろ

まあ航空システム組込みソフトを書いてる奴だったら、AIを使って人を○すレベルの大失態になるだろうけどね

なんでプログラマーSFが好きなの?

好きであるべきであるみたいな感じなのかな。

2025-10-23

プログラマー「というわけで、我々はクラウド上で完全動作するよう構築したので、ローカルコンピュータの箱の中でやるということはありません」

セールスA「今、箱と言ったな?いいアイデアだ」

プログラマー「いや、箱というのは悪い例えで言ったわけで...」

セールスB「我々の課題は、どうやって箱を売るかということだ。箱というのは売りやすい」

プログラマー「...」

セールスC「CMキャッチフレーズはThink inside the boxにしよう」

2025-10-22

anond:20251022102444

都市伝説かもしれんけど、SEとかプログラマーとかの子供って女の子ばかり産まれるって聞いた事ある

2025-10-21

AIバイコーディングは、既に我々が10年以上前に通った道だ(オフショアリング昔話)

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追記

「My Job Went To India」の改題改訂版が「情熱プログラマー」なんだ!ありがとう発注したわ。(たぶん達人プログラマー混同して読んだ気になって読んでないパターンだわ)

俺の悪文のせいで意図が伝わらなかったであろうブコメがあったので、要旨だけ書き直しておくな。

ただ忘れないで欲しいんだけど、TerraformメンテしてAWSとかGCPで立ち上げてサービス公開するまでの速度は、相見積取って稟議通して部材調達から入ってた時代に比べると爆速だけど、人間技術屋の需要は増えてる。

俺は、「マスタリングTCP/IP 入門編」を人間が読んで理解するのは古いよね、という時代にはならないと思ってる。

Slerが自前で手元で試すようになるから~ってのも懐疑的SIerメーカーが内製すると必ず子会社作って分離、ぼく発注者きみ受注者にしたがるので。これは技術じゃなくて感情とか経営問題

(ただし、Slerが7payみたいなことやらかすのでは?って疑問なら同意。たぶんそういう生成AIで俺たちでプロダクトなんか簡単に作れるじゃんよギークいらね(仕様バグあり)は一時は増えるだろうね)

追記ここまで

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VibeCodingでIT技術者は不要になるのか?という話題が花盛りなのは理由があります

ギーク現場コードを書いていたい人)が分かる話からスーツ(人を集めたりお金を集めたり営業をする)が分かる話になってきたからです。

具体的に言うと、OpenAI社をはじめ続々とTDD(テスト駆動開発)でやってますみたいな、具体的な開発スタイルの話が出てきたから。

そうすると、現場の座組チョットワカルという強めの経営者が理解して判断し始めるんですね。

でもね、その道はもう15年も昔に我々は通り過ぎました。前回のブームと何が違うでしょうか?

オフショアリングは、ソフトウェア開発者インターンを全滅させる!

技術者なら電子機械も強電も弱電もお世話になったことのあるオーム社過去に出していた直球の本の話から

「My job went to India : オフショア時代ソフトウェア開発者サバイバルガイド」という書籍、何と発行年は2006年です。

かいつまんで話すと、インターネットが整備され、輸送コストほとんどかからないソフトウェア開発では、アメリカエンジニア給与の面でオフショアに歯が立たない、だって、1/10給与インドエンジニアは働くんだぜ?という本です。

そうした、価格競争力で負けるアメリカソフトウェアエンジニアは、如何にして今後サバイブすべきなのか、という本になっています

普通に面白いAIコーディング時代に通づるものがあるので復刊を希望したいところですが、まあ直球過ぎる題名を何とかしないと再販は無理でしょうな)

そして、JTCや外資わず過去オフショア開発経験された技術屋のみなさんははてブにも多く生息されているでしょう。

では、ジュニア開発者不要になりシニア開発者のみになって、いまのソフトウェア開発は主に安い給与で働いてくれるところに遠隔で作業してもらって、レビューだけすれば良い環境ですか?

そうはなっていません。なぜでしょうか。

コミュニケーションコストとは、数値化がしづらいだけで確かに存在しま

さて、今普通にXと連動する中古品売買プラットフォームを開発しようと思ったら、どうやってつくるでしょうか?

この文脈に埋め込まれたいくつもの情報「今」「普通」「連動」「中古品」「売買」「プラットフォーム」「開発」を解釈し、すり合わせ、未来運営者も含めた全員に伝えるためのコストが、コミュニケーションコストです。

そうなると、「ちょっと良い感じにラフでいいかプロトタイプ作って持ってきてよ」で話が通じるのは、受注者マインドがしっかりした日本受託開発現場の精鋭たちになるわけです。

テストケースだけを通過するように、内部テーブルを持たせた関数を大量に持ってこられてレビュー時に頭を抱えた経験が無いひとは、とても幸運なのです。

とは言え、これは何も文化の違いに起因するだけではありません。仕様とは、環境によって定まるものからです。

例えば、うるう年判定の関数は、1581年以前をエラーしますか?1873年以前をエラーしますか?(ヒント:明治六年)

そしてその仕様って、品質にどの程度影響しますか?

成功したすべてのプロダクトでは、最初テストケースを書くべきだった

テスト駆動開発、古い言い方で言えばテストファーストの考え方は、成功したすべてのプロダクトで例外なく、ただの一つの例外もなく、必ず最初から取り入れるべきだったものです。

品質最後に振りかける粉砂糖のようなフレーバーではなく、最初から設計に組み込むべきだからです。

ここに問題があります

ありとあらゆる趣味において、最初から良いものを使えば時間無駄にせずに済んだ、と言われるような初期投資の大切さが説かれます

果たして本当でしょうか?

そうです、その趣味にハマって生き残りサバイブした人から見れば、過去にその時点で投資をすべきだった、というのは正しいのです。

その趣味にハマれなかった人からすれば、少ない投資自分に合わないことが分かったという合理的選択であることと矛盾しません。

そのため、全ての失敗したプロダクトは、テストケースを書く時間プロダクトを作り上げて、さっさと世に問うべきだったわけです。

VibeCodingの境界線は、設計実装の不可分さに起因するが、それは組織構造に起因する

少し昔話をしますが、オフショア開発において重要なのはドキュメンテーションテストケース、それにレビューでした。

他の部署で失敗しつづけていたオフショア開発のやり方は、端的に言えば"教化"でした。

具体的には書けませんが、グッとお安い単価の国に出す仕事を、日本会社に出すのと同じようにすべく、相手会社メンバー教育して仕立て上げるブートキャンプの仕組みを作り上げていました。

発注側を変えずに済むように受注側を教育して、日本会社に出すのと同じように単価の安いところに出せたらお得ですよね?でもこれは必ず失敗します。

何故か。だって日本会社と同じように働けるようになったら、日本会社就職するじゃないですか。少なくとも価値は上がったんだから単価を上げるように交渉しますよね?

結局のところ、当初言われていたような劇的な節約にはつながらないわけです。それなら下手に転職されるよりも自前で現地工場でも立てて地元に貢献しつつ雇用を創出した方が喜ばれるし持続可能です。

小なりとも成果が上がった方法は、フィードバック相手ではなくドキュメントにした場合でした。

例えば先ほどの例で言えば、テストケースは通るが意図したコードにならなかったとき

普通はこういう意図コードを書くからテストケースを通るにしても、関数は次からこう書いて」というのが、相手に対するフィードバック

関数を書く前に、関数意図コメントで残して、レビュー時にはそれを見ましょう」というプロセスの修正が、ドキュメントへのフィードバック

こうすると、担当者退職していなくなっても、次の担当者はその方法を参考にすれば良いわけです。

これ、何かに似てませんか。現在AIコーディングベストプラクティスと呼ばれるものに非常によく似ているんです。

まりオフショア開発というのも、設計実装が分離できるという前提に立って動いていたんです。

そして、実装しながら設計しても問題ないとする場合、それは「技術的な問題」ではなく「組織構造」に起因します。

まりプロダクトの構造を分割して、オフショア開発側に設計実装とを委譲して、実装しながら設計を変えてもらうことが許容できるのは、契約責任分界点輸出入法規を含めた法務領域です。

我々が出来ることを相手が出来ないだろうと侮るのは傲慢です。

少なくとも当時、諸々をクリアにして相手側にプロダクトの一部を荒い設計と共に切り出して、コーディングしながら再設計してもらい、テストケースを完備したコードドキュメントを共に完成までもっていってもらったことは、大きな成果であったはずです。

(当時日本側と仕事をしたという実績があると大きな実力があるとみなされたと聞いたので、今はより良いところで良い仕事をされていると思います

なぜオフショア開発流行らなかったのか

ぼく発注あなた受注者という構造を変える気が無かったから。

(あと、コミュニケーションコスト輸出入の関連法規が複雑だから

少なくとも、納期までに契約たこれを納品してください、という枠組みの中では、実装作業だけ切り出すことはできない、というのが教訓として残ったはずです。

バイコーディングではなく)AIコーディングが主流になるとして起こること

少なくともあと数年、場合によっては10スパンで、日本ではほとんど変わらないと予想しています

これは技術の話ではなく組織構造や、もっと言えばお仕事の進め方と契約の話だからです。

そうは言ってもジュニアエンジニア簡単仕事が減って成長機会が失われているのは事実では?と思うかもしれませんが、そもそもの前提が誤っています

経験(弱経験)者を雇って戦力まで鍛え上げる必要があるなら、AI仕事渡してないでそのジュニアエンジニアやらせるべきなんです。

ジュニアエンジニアAIと両方にOJTさせて、その違いをレビューの場でフィードバックしてジュニアを育てるわけです。

もし、そんな時間は無いというなら、元々ジュニアエンジニアOJTで育てていたというのは幻想です。

(たまに、失敗が経験になるとして、会社に損害を与える方法ジュニアを"教育"しようとする人がいますが、商習慣的にも信義則違反ですし言語道断です)

シニアエンジニアだけで事足りるとしてジュニアエンジニアを雇わなかった企業は、シニアエンジニアが抜けてガタガタになります

これは中核エンジニアがゴッソリやめた会社が傾くなんて言う話で、昔からそうです。(たいてい、もっと人雇ってくれ待遇上げてくれみたいな悲鳴を圧殺した結果だったりします)

から、中堅がやれば手早い仕事新入社員やらせて鍛える、その代わり質は悪いし時間もかかるしフォロー必要だったわけでしょう。

AI時代が到来するとしても全く同じです。AIが出力するコードレビュー悲鳴上げてる場合じゃないんですよ。

レビューできるシニアエンジニアが足りなくなると予想されるなら、当然、ジュニアエンジニア雇ってレビューできるようにする必要があるんです。

そしてそれは、技術的な問題点ではなく、組織的・経営的な決断です。

最後に、なんで10年後は違うかもしれないのか

国産LLM開発の文脈でもそうなんですが、ハードウェア進歩無視して話をする方が多いのが気になります

現時点のコンピューターパワーは、10年後には手の届く価格になる可能性が十分高く、もっと言えば20年後には個人が所有する可能性すらあります

いまから20年前の2005年は、Youtube誕生した年です。その時に、誰もがいつも手元にビデオカメラを持ち、即座に動画世界に公開できるようになるとは思っていなかった頃です。

今もそうだと思いますが、ある分野で必要な性能にはもう十分という期待値があり、10年経てばある程度大きな会社部署単位現在最先端コーディングAIローカルで動くようになると想像するのは容易です。

そうなったときに、果たして営利企業が、エンジニアを育成するというコストを支払うかといわれると、疑問です。その時点で今後のリアルコスト比較対象可能になるので。

だって、筆耕担当者とか、清書担当者を雇わなくなった企業って、多いでしょう?

My job went to AI として、じゃあ残るものは何?というのはオーム社の本を読みましょう。再販しないかなあ。

蛇足

今後数年は変わらないでしょと書いたら今現在進行形で変わっとるわいと突っ込みが来そうなんで防衛的な意味で書いておくんですが、あなた過去数年間同じ仕事してたんすか?

仕事のやり方とか内容とか、言語とかライブラリとか、毎年のように変わってたでしょ。

レビュー比率が多くなったとか、コード書かなくなったとか、そういうの、たぶん管理職になった人が嘆いてたのと同じっすよね?

少なくとも、ジュニアエンジニアが低品質バイコーディング結果を寄越すようになってレビューが大変とか嘆くのなら、まともなコーディング規約一つ作れていない組織の脆弱さを嘆くのが先では?

手癖でバイコーディングしてヒットしたプロダクトに、あとから品質上げるように大工事するリファクタリングと言うよりリビルディング仕事って、別に今もありますよね?

散々テストケースを書かなくて良いプロダクトなんて無いという講演だけ聞きに行って、自分とこでテストケースが自動で走るようになって無いなら、そこが問題でしょ。

最先端企業が、ほとんど生成AIコーディングさせているから、あとは使う人間次第だって

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