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2025-08-30

anond:20250830092854

✋(👁👅👁)🤚あれやろぶつかる可能性が微レ存ゆわれとってけっきょく恥丘スレスレで「うわっ、この星なんかクサイわぁ…」て避けられてった葉巻型(懐いな!)の細長〜い☄️彗星?かなんか?やろ🤔

2025-06-06

anond:20250606155505

そもそも君の名は隕石落下って、同じ土地に3回隕石が降ってきておそらく3回とも同じ彗星が原因っていうオカルトイベントから厳密な考証持ち込むとこじゃないと思う

入れ替わり現象と同じ枠

なろうのガバ設定が気になるのは、そもそもストーリーガバいか

以上、で終わりたいところだが、以下蛇足

君の名は。」という映画では、分裂した彗星が、何の事前注意喚起もなく某所に落ち、町が一つ消えてなくなるという大惨事展開が描かれるが、あんなことが現代日本に起こり得るだろうか。答えは「否」だ。

当たり前だが、地球に飛来する可能性がある隕石類は事前に観測され、衝突の危険性があれば事前に注意喚起される。あの世界ではそうした観測機能が何らかの事態により壊滅しているのであれば話は別だが、どうもそういうことはなさそうだ。

舞台現代日本である以上、これはガバ設定と言わざるを得ないが、このことをもって「『君の名は。』はガバ設定www」という主張が広く説得力を持つかというと、これも答えは「否」である

なぜかというと、同作は入れ替わりと、それに伴う時系列のズレ、キャラ同士の関係性のドラマ求心力があり、上記ガバストーリー上、重箱の隅的な些細なことと捉えられるからだ。

ストーリー面白ければ、設定のガバは見過ごされる。

裏を返せば、些細なガバ設定が気になるのは、そもそもストーリー面白くないのだ。

巷でなろうのガバ設定がしばしば突かれがちなのは、つまりはそういうことなである

2025-05-05

平成女児流行ってるなら平成男児は?

日本でもだけど何故か海外韓国以外どこの国かは知らんが)でも平成女児が一部でウケている

しかし、平成男児コンテンツも色々あったし今でも続いたり評価されてる物はある

平成女児同様に年代90年代後半〜00sで流行った物で並べよう

あくまでも弱者男性の俺個人の思い出話に過ぎないので注意


学級王ヤマザキ

カラフルな見た目のうんちグッズが当時感ある

1995年からの展開なので年代的に平成男児初期か?

平成男児の後期世代的には同作者のコロッケ!だろう

これにハマってる奴は馬鹿しかいなかった(当時の人間なら分かるでしょ?)

ちなみに俺はコロッケ世代で、年上の従兄弟が持っている古いコロコロを貰って読んだ時に存在を知った

プー助がヤマザキを助けて水に溶けて消える話だった

「なんか汚い漫画だな」というのが正直な感想


ミニ四駆

フルカウルミニ四駆世代

平成男児向けに展開されて実際流行ったが、94年からの展開なので平成男児的には微妙

ルーツ昭和

これ好きな奴は大体兄が先にハマってて一緒に遊んだりしてるイメージ

あと、どことな体育会系

スーパービーダマン

初期はボンバーマンを引きずってたが、ファイティングフェニックスワイルドワイバーンとか出てきた辺りから変わった

スーパービーダマン好きな奴はキッズ範疇だが、同じ頃に展開してたボンバーマンビーダマン外伝好きな奴は大体後にオタクになった

機獣新世ZOIDS

アニメが一番影響力あったはず

99年なので年代に丁度ぐらいだが、ルーツ昭和

ブロックスゾイド昭和ZOIDSファン平成男児の間に大きな溝を生んだ

ZOIDSの展開する人はやることがガンダムに比べて下手

周りではガンダム同様に頭の良い子がハマってた

機動戦士ガンダム

平成男児世代というのは実は第二次ガンダムブーム世代でもある

ガンダムSEEDも放送開始


爆転シュート ベイブレード

非常に強力な平成男児コンテンツ……と思っていた

かにあの頃は強烈に流行っていたのだ

平成男児と共に消えたと思ったらその後も展開してた

デジタルモンスター

デジモンアドベンチャーアニメデジモンカード流行った

俺は親の前でデジモンアニメを観るのが気恥ずかしく、友達と見るデジモン映画と一人で遊ぶデジモンワールド派だった

当時の周りの雰囲気としてZOIDS好きな奴はデジモンも好きだったが、デジモン好きはZOIDS好きを別に兼ねてなかった

遊戯王

知らない人はいないぐらいの平成男児コンテンツ

コロコロありがちなホビーコンテンツを売るための子供騙しな漫画連載ではなく、質の高い漫画連載からホビーコンテンツ展開で大ヒットという所が大人っぽい

もうちょっと上の世代の人もハマってたイメージで当時の平成男児だけに留まらない所もあった(コロコロじゃなくジャンプだし)

カード紫色だった時代からOCGや漫画連載開始から連載終了まで平成男児では勢力を保っていた

なぜか同年代でハマってる奴に素行不良のイメージがあったのと、友達に連れてこられたカードショップ遊戯王を遊んでる奴の雰囲気が闇だった

でもカプセルモンスターズは好きだったが、すぐ打ち切られた


デュエルマスターズ

コロコロマジック・ザ・ギャザリング漫画を連載してたと思ったら突然切り替わった

自分の周りは遊戯王派の素行は悪く、デュエルマスターズ派は素行も成績も優等生友達が多かった

任天堂64やPSなどゲーム

友達と一緒に遊ぶ任天堂64で、一人で遊ぶPSという棲み分け

ゲームの貸し借りというのが盛んに行われており、各々のゲーム選びのセンスが出るのは大体PSであり、ゲーム遊んだ後に感想を言う事が多かった

ゲームを貸してくれる友達は幸い多かったので、色々なゲームをやれた

一般的平成男児自分が好きなゲーム以外は任天堂のみんなで遊ぶ用のゲームぐらいしか興味もないようだったが……

小学生中学年ぐらいの頃の俺は一人で遊ぶ時はデジモンワールド、ZOIDSメカ生体の遺伝子GジェネレーションZERO(分厚い攻略本付き)を何度も遊んでいたが、俺みたいな趣味タイプはいなかった

友達から借りたゲームの話をすると物凄く長くなりそうなので、この辺で

 

大乱闘スマッシュブラザーズ

基本的友達同士は同じ物にハマりがちだが、スマブラはみんな好きだった

なので趣味が違う奴が集まれば大体スマブラをやって遊ぶのが平成男児

マリオカート派もいたらしいけど、俺の周りはスマブラ派ばかりだった

任天堂64のコンテンツ女の子とも遊べるらしく、小学高学年の頃に何回か女の子に遊びに誘われた時はマリオカートをやった


ロックマンエグゼ

彗星のごとく現れた平成男児コンテンツ

GBA持ってる友達は大体このシリーズのどれかを持っていたし俺も持っていた

でも大体エグゼ2派かエグゼ3派で分かれてて、初代から持ってる俺と友達アーリーアダプター感は凄かった

スマブラ同様に主流がホビーコンテンツからゲームコンテンツ時代シフトしていく象徴みたいな存在と思っている


他にも流行ってるのあったけど、同年代のお前らの周りも大きな所はこんなもんだろ???


追記

ポケットモンスター

俺は未就学児の頃に赤から遊んでたが、ネット基準と金世代らしい

平成男児的には金銀〜ダイパまでか?幅広いなあ

かにポケモンは全体的に知名度が高く流行っていたが、俺の周りで話題になったのは金銀

ルビーサファイア以降のポケモンは実は周りでは空気だった……

この頃は地元コンビニが出てきた頃で、俺の銀バージョンセブンイレブンで買った奴なんだよなあ

当然のごとくワニノコ派でした

2025-04-11

どうでもいいけど、水星魔女伏字が☿じゃなくて

絵文字彗星になっているのはどうしてなんだろ

意味全然違うぞ? 

2025-03-07

やっとytv漫才新人賞決定戦を見た。どうしても粗品評価を中心に見てしまったわ

op曲が島爺で先ず笑う。良いチョイス

粗品の評(弛さ無し)が会場を尚の事ヒリつかせる(居るだけでヒリつくのに。談志師匠か)

ぐろうは今ひとつ(去年の方が良かったか別に昨年の勝者空前メテオ面白いとは思わなかったし。それはまあ好き嫌い問題…なのか?)

タチマチのネタは見るの二度目だけど笑える。私の中では割り引かれてない

というか粗品漫才講師の講評みたいになってる

ほんで評価を受けている人間から自分が思ってたことと一文字もズレてない評価だった」と言われるってのはつまり自分で分かってる生徒にアドバイスしている」状態

でも「俺はこういう基準評価しました」ということなのだろうから正当か

マーメイド田村粗品の評を聞く時の顔笑った(しゃらくせえわ感凄すぎる。久馬さんの評を聞く時の顔と比べてみて欲しい)

彗星チークダンスネタも見るの二度目だけど一度目も古典的だなーと思った程度だったので粗品の割と良い評価が謎

マーティの評のとこで粗品りんご姐さんに挟まれた久馬さんがヤメテエエエエ!ってなるの笑った

ここんちの審査員は心優しい人達ばかりなので、異分子が混じると肝が冷える笑

さっきから時間に厳しい粗品笑う。賞レースの鬼。ID漫才

フースーヤネタ霜降り明星ネタと被る部分もあるからシンパシーを感じるのか。ここまで一番の得点

(あっ。一番シンパシー感じてるのザコシだった)

オーパスツーも同じネタだな。予選ROUNDと同程度の笑いの量。落ち着いてるなー。松竹

決勝は、彗星でもフースーヤでもどっちでもいい感じだったな

そして、フースーヤ場合もう有名になり過ぎてる感があるので「ここからだ」という感じは無いな

既に一旦大きく売れたし。その後も続けているという感覚がある。しかも頑なにあのスタイル

それはともかく、粗品審査員ぷりが前のめり過ぎて…それこそM-1R-1の方が向いてるだろ。The SECONDやThe Wの審査にはちょっと不向きかな

来年あたりどっちかやるかな?司会から審査員ジョブチェンジした芸人て居るっけ?

2025-02-03

anond:20250203204414

なんだっけ、アウアウアーとかいってた、葉巻型の、ぶつかるぶつかる!っていってたけど、なんかしらんが向こうが勝手によけてってくれた彗星🤔

2025-01-18

お前ら彗星とか興味ないの?

次来るのは60万年後とかい彗星があったりすんだぞ

ロマンあるだろ

これ見なかったら次は60万年後だぞ

神の存在を感じるだろ

2024-12-20

流れ星流星群とかあるからたことあるけど彗星って実物どんななのか知らないや

2024-12-01

別離(わかれ)の刻(とき)がきたのだ

さあて12月、忘年会シーズンですねぇ

増田は先おととしの今ぐらいかもうちょっとまえに、懇意にしてもらってたSNSグループに後足で砂ひっかけるようにして逃げました

若い頃につるんでた奴から唐突ダイレクトにたしなめられたのがきっかけでした

そこで以前からぼんやり考えてた自説、「人間関係彗星うしの軌道が偶然に接近交差するようなもの」です、つまりくっつくような時期もあり、遠く離れてしまう時期もあり、もしかしたらお互いに死ぬまでそのままかもしれないし、本当にもしかしたらもしかしたら、また上手くお互いの関心事や気性が合って楽しく過ごせる時期に遭遇するかもしれない

何がいいたいかっていうと、「気が合ってたのは偶然でそんなことは世界じゃよくあることで合わなくなるのも元から当然だから気にすんな」ってことです

友人どうしだけじゃないですよ、家族でもそんなもんですよ

…まぁ、そうはいってても、毎年さそわれてて参加してたそのグループ忘年会におことわりをいれるのが負担じゃないとはまだいえないんですけどね

2024-10-30

anond:20241030130123

別にそんな技術開発するモチベがない。地球を1回破壊できる爆弾を3回破壊できるようにしたいか?まあ、彗星がぶつかりそうなとき軌道修正に使うみたいな口実があれば開発するかも?

2024-10-29

増田における唯一の紫金山アトラス彗星の話

https://anond.hatelabo.jp/20241028155623

天体観測という単語が見えたので調べてみたけどここだけ平安時代ネットみたいだな

とても明るい彗星だった

もう一つ明るくなりそうだと噂されていたC/2024 S1 アトラス彗星の方は昨日太陽観測衛星SOHO視野の中で消滅したみたいね

2024-10-28

事後諸葛亮(七星壇的な意味で)すると、彗星の来ている最中選挙をするなどワケワカメ

保守なら古来の政変兆しを避けようとは思わなかったんだろうか()

やむなくその時期になるわけじゃなくて、自分たちで選んでいるのだから

ちょっとは後悔しているかもな

昭和の人なら多少は気にするとすれば、高齢有権者深層心理彗星が影響を与えた可能性も微レ存

2024-10-07

anond:20241006222142

数式としての美しさは円には勝てんけども、彗星☄️がカイパーベルトオールトの雲から飛んでくるのは楕円だからやん。円だったら遠すぎて存在すら知れなかったかもだよ。

2024-10-02

九  与次郎が勧めるので、三四郎はとうとう精養軒の会へ出た。その時三四郎は黒い紬の羽織を着た。この羽織は、三輪田のお光さんのおっかさんが織ってくれたのを、紋付に染めて、お光さんが縫い上げたものだと、母の手紙に長い説明がある。小包みが届いた時、いちおう着てみて、おもしろくないから、戸棚へ入れておいた。それを与次郎が、もったいないからぜひ着ろ着ろと言う。三四郎が着なければ、自分が持っていって着そうな勢いであたから、つい着る気になった。着てみると悪くはないようだ。  三四郎はこのいでたちで、与次郎と二人で精養軒の玄関に立っていた。与次郎の説によると、お客はこうして迎えべきものだそうだ。三四郎はそんなこととは知らなかった。第一自分がお客のつもりでいた。こうなると、紬の羽織ではなんだか安っぽい受け付けの気がする。制服を着てくればよかったと思った。そのうち会員がだんだん来る。与次郎は来る人をつらまえてきっとなんとか話をする。ことごとく旧知のようにあしらっている。お客が帽子外套給仕に渡して、広い梯子段の横を、暗い廊下の方へ折れると、三四郎に向かって、今のは誰某だと教えてくれる。三四郎はおかげで知名な人の顔をだいぶ覚えた。  そのうちお客はほぼ集まった。約三十人足らずである広田先生もいる。野々宮さんもいる。――これは理学者だけれども、絵や文学が好きだからというので、原口さんが、むりに引っ張り出したのだそうだ。原口さんはむろんいる。いちばんさきへ来て、世話を焼いたり、愛嬌を振りまいたり、フランス式の髯をつまんでみたり、万事忙しそうである。  やがて着席となった。めいめいかってな所へすわる。譲る者もなければ、争う者もない。そのうちでも広田先生のろいにも似合わずいちばんに腰をおろししまった。ただ与次郎三四郎けがいっしょになって、入口に近く座を占めた。その他はことごとく偶然の向かい合わせ、隣同志であった。  野々宮さんと広田先生あいだに縞の羽織を着た批評家がすわった。向こうには庄司という博士が座に着いた。これは与次郎のいわゆる文科で有力な教授であるフロックを着た品格のある男であった。髪を普通の倍以上長くしている。それが電燈の光で、黒く渦をまいて見える。広田先生坊主頭と比べるとだいぶ相違がある。原口さんはだいぶ離れて席を取った。あちらの角だから、遠く三四郎と真向かいになる。折襟に、幅の広い黒襦子を結んださきがぱっと開いて胸いっぱいになっている。与次郎が、フランスの画工は、みんなああいう襟飾りを着けるものだと教えてくれた。三四郎肉汁を吸いながら、まるで兵児帯の結び目のようだと考えた。そのうち談話だんだん始まった。与次郎ビールを飲む。いつものように口をきかない。さすがの男もきょうは少々謹んでいるとみえる。三四郎が、小さな声で、 「ちと、ダーターファブラをやらないか」と言うと、「きょうはいけない」と答えたが、すぐ横を向いて、隣の男と話を始めた。あなたの、あの論文を拝見して、大いに利益を得ましたとかなんとか礼を述べている。ところがその論文は、彼が自分の前で、さかんに罵倒したものから三四郎にはすこぶる不思議の思いがある。与次郎はまたこっちを向いた。 「その羽織はなかなかりっぱだ。よく似合う」と白い紋をことさら注意してながめている。その時向こうの端から原口さんが、野々宮に話しかけた。元来が大きな声の人だから、遠くで応対するにはつごうがいい。今まで向かい合わせに言葉をかわしていた広田先生庄司という教授は、二人の応答を途中でさえぎることを恐れて、談話をやめた。その他の人もみんな黙った。会の中心点がはじめてできあがった。 「野々宮さん光線の圧力試験はもう済みましたか」 「いや、まだなかなかだ」 「ずいぶん手数がかかるもんだね。我々の職業も根気仕事だが、君のほうはもっと激しいようだ」 「絵はインスピレーションですぐかけるからいいが、物理実験はそううまくはいかない」 「インスピレーションには辟易する。この夏ある所を通ったらばあさんが二人で問答をしていた。聞いてみると梅雨はもう明けたんだろうか、どうだろうかという研究なんだが、一人のばあさんが、昔は雷さえ鳴れば梅雨は明けるにきまっていたが、近ごろじゃそうはいかないとこぼしている。すると一人がどうしてどうして、雷ぐらいで明けることじゃありゃしないと憤慨していた。――絵もそのとおり、今の絵はインスピレーションぐらいでかけることじゃありゃしない。ねえ田村さん、小説だって、そうだろう」  隣に田村という小説家がすわっていた。この男は自分インスピレーション原稿の催促以外になんにもないと答えたので、大笑いになった。田村は、それから改まって、野々宮さんに、光線に圧力があるものか、あれば、どうして試験するかと聞きだした。野々宮さんの答はおもしろかった。――  雲母か何かで、十六武蔵ぐらいの大きさの薄い円盤を作って、水晶の糸で釣るして、真空のうちに置いて、この円盤の面へ弧光燈の光を直角にあてると、この円盤が光に圧されて動く。と言うのである。  一座は耳を傾けて聞いていた。なかに三四郎は腹のなかで、あの福神漬の缶のなかに、そんな装置がしてあるのだろうと、上京のさい、望遠鏡で驚かされた昔を思い出した。 「君、水晶の糸があるのか」と小さい声で与次郎に聞いてみた。与次郎は頭を振っている。 「野々宮さん、水晶の糸がありますか」 「ええ、水晶の粉をね。酸水素吹管の炎で溶かしておいて、両方の手で、左右へ引っ張ると細い糸ができるのです」  三四郎は「そうですか」と言ったぎり、引っ込んだ。今度は野々宮さんの隣にいる縞の羽織批評家が口を出した。 「我々はそういう方面へかけると、全然無学なんですが、はじめはどうして気がついたものでしょうな」 「理論上はマクスウェル以来予想されていたのですが、それをレベデフという人がはじめて実験証明したのです。近ごろあの彗星の尾が、太陽の方へ引きつけられべきはずであるのに、出るたびにいつでも反対の方角になびくのは光の圧力で吹き飛ばされるんじゃなかろうかと思いついた人もあるくらいです」  批評家はだいぶ感心したらしい。 「思いつきもおもしろいが、第一大きくていいですね」と言った。 「大きいばかりじゃない、罪がなくって愉快だ」と広田先生が言った。 「それでその思いつきがはずれたら、なお罪がなくっていい」と原口さんが笑っている。 「いや、どうもあたっているらしい。光線の圧力は半径の二乗に比例するが、引力のほうは半径の三乗に比例するんだから、物が小さくなればなるほど引力のほうが負けて、光線の圧力が強くなる。もし彗星の尾が非常に細かい小片からできているとすれば、どうしても太陽とは反対の方へ吹き飛ばされるわけだ」  野々宮は、ついまじめになった。すると原口が例の調子で、 「罪がない代りに、たいへん計算がめんどうになってきた。やっぱり一利一害だ」と言った。この一言で、人々はもとのとおりビールの気分に復した。広田先生が、こんな事を言う。 「どうも物理学者は自然派じゃだめのようだね」  物理学者と自然派の二字は少なからず満場の興味を刺激した。 「それはどういう意味ですか」と本人の野々宮さんが聞き出した。広田先生説明しなければならなくなった。 「だって、光線の圧力試験するために、目だけあけて、自然を観察していたって、だめだからさ。自然献立のうちに、光線の圧力という事実印刷されていないようじゃないか。だから人工的に、水晶の糸だの、真空だの、雲母だのという装置をして、その圧力物理学者の目に見えるように仕掛けるのだろう。だから自然派じゃないよ」 「しか浪漫派でもないだろう」と原口さんがまぜ返した。 「いや浪漫派だ」と広田先生がもったいらしく弁解した。「光線と、光線を受けるものとを、普通自然界においては見出せないような位置関係に置くところがまったく浪漫派じゃないか」 「しかし、いったんそういう位置関係に置いた以上は、光線固有の圧力を観察するだけだからそれからあとは自然派でしょう」と野々宮さんが言った。 「すると、物理学者は浪漫自然派ですね。文学のほうでいうと、イブセンのようなものじゃないか」と筋向こうの博士比較を持ち出した。 「さよう、イブセンの劇は野々宮君と同じくらいな装置があるが、その装置の下に働く人物は、光線のように自然法則に従っているか疑わしい」これは縞の羽織批評家言葉であった。 「そうかもしれないが、こういうことは人間研究上記憶しておくべき事だと思う。――すなわち、ある状況のもとに置かれた人間は、反対の方向に働きうる能力権力とを有している。ということなんだが、――ところが妙な習慣で、人間も光線も同じように器械的の法則に従って活動すると思うものから、時々とんだ間違いができる。おこらせようと思って装置をすると、笑ったり、笑わせようともくろんでかかると、おこったり、まるで反対だ。しかしどちらにしても人間に違いない」と広田先生がまた問題を大きくしてしまった。 「じゃ、ある状況のもとに、ある人間が、どんな所作をしてもしぜんだということになりますね」と向こうの小説家が質問した。広田先生は、すぐ、 「ええ、ええ。どんな人間を、どう描いても世界に一人くらいはいるようじゃないですか」と答えた。「じっさい人間たる我々は、人間しからざる行為動作を、どうしたって想像できるものじゃない。ただへたに書くから人間と思われないのじゃないですか」  小説家はそれで黙った。今度は博士がまた口をきいた。 「物理学者でも、ガリレオ寺院釣りランプの一振動時間が、振動の大小にかかわらず同じであることに気がついたり、ニュートン林檎が引力で落ちるのを発見したりするのは、はじめから自然派ですね」 「そういう自然派なら、文学のほうでも結構でしょう。原口さん、絵のほうでも自然派がありますか」と野々宮さんが聞いた。 「あるとも。恐るべきクールベエというやつがいる。v※(アキュートアクセント付きE小文字)rit※(アキュートアクセント付きE小文字) vraie. なんでも事実でなければ承知しない。しかしそう猖獗を極めているものじゃない。ただ一派として存在を認められるだけさ。またそうでなくっちゃ困るからね。小説だって同じことだろう、ねえ君。やっぱりモローや、シャバンヌのようなのもいるはずだろうじゃないか」 「いるはずだ」と隣の小説家が答えた。  食後には卓上演説も何もなかった。ただ原口さんが、しきりに九段の上の銅像悪口を言っていた。あん銅像をむやみに立てられては、東京市民が迷惑する。それより、美しい芸者銅像でもこしらえるほうが気が利いているという説であった。与次郎三四郎九段銅像原口さんと仲の悪い人が作ったんだと教えた。  会が済んで、外へ出るといい月であった。今夜の広田先生庄司博士によい印象を与えたろうかと与次郎が聞いた。三四郎は与えたろうと答えた。与次郎は共同水道栓のそばに立って、この夏、夜散歩に来て、あまり暑いからここで水を浴びていたら、巡査に見つかって、擂鉢山へ駆け上がったと話した。二人は擂鉢山の上で月を見て帰った。  帰り道に与次郎三四郎に向かって、突然借金言い訳をしだした。月のさえた比較寒いである三四郎ほとんど金の事などは考えていなかった。言い訳を聞くのでさえ本気ではない。どうせ返すことはあるまいと思っている。与次郎もけっして返すとは言わない。ただ返せない事情をいろいろに話す。その話し方のほうが三四郎にはよほどおもしろい。――自分の知ってるさる男が、失恋の結果、世の中がいやになって、とうとう自殺をしようと決心したが、海もいや川もいや、噴火口はなおいや、首をくくるのはもっともいやというわけで、やむをえず短銃を買ってきた。買ってきて、まだ目的遂行しないうちに、友だちが金を借りにきた。金はないと断ったが、ぜひどうかしてくれと訴えるので、しかたなしに、大事の短銃を貸してやった。友だちはそれを質に入れて一時をしのいだ。つごうがついて、質を受け出して返しにきた時は、肝心の短銃の主はもう死ぬ気がなくなっていた。だからこの男の命は金を借りにこられたために助かったと同じ事である。 「そういう事もあるからなあ」と与次郎が言った。三四郎にはただおかしいだけである。そのほかにはなんらの意味もない。高い月を仰いで大きな声を出して笑った。金を返されないでも愉快である与次郎は、 「笑っちゃいかん」と注意した。三四郎はなおおかしくなった。 「笑わないで、よく考えてみろ。おれが金を返さなければこそ、君が美禰子さんから金を借りることができたんだろう」  三四郎は笑うのをやめた。 「それで?」 「それだけでたくさんじゃないか。――君、あの女を愛しているんだろう」  与次郎はよく知っている。三四郎はふんと言って、また高い月を見た。月のそばに白い雲が出た。 「君、あの女には、もう返したのか」 「いいや」 「いつまでも借りておいてやれ」  のん気な事を言う。三四郎はなんとも答えなかった。しかいつまでも借りておく気はむろんなかった。じつは必要な二十円を下宿へ払って、残りの十円をそのあくる日すぐ里見の家へ届けようと思ったが、今返してはかえって、好意にそむいて、よくないと考え直して、せっかく門内に、はいられる機会を犠牲にしてまでも引き返した。その時何かの拍子で、気がゆるんで、その十円をくずしてしまった。じつは今夜の会費もそのうちから出ている。自分ばかりではない。与次郎のもそのうちから出ている。あとには、ようやく二、三円残っている。三四郎はそれで冬シャツを買おうと思った。  じつは与次郎がとうてい返しそうもないから、三四郎は思いきって、このあいだ国元へ三十円の不足を請求した。十分な学資を月々もらっていながら、ただ不足だからといって請求するわけにはゆかない。三四郎はあまり嘘をついたことのない男だから請求理由にいたって困却した。しかたがないからただ友だちが金をなくして弱っていたから、つい気の毒になって貸してやった。その結果として、今度はこっちが弱るようになった。どうか送ってくれと書いた。  すぐ返事を出してくれれば、もう届く時分であるのにまだ来ない。今夜あたりはことによると来ているかもしれぬくらいに考えて、下宿へ帰ってみると、はたして、母の手蹟で書いた封筒ちゃんと机の上に乗っている。不思議なことに、いつも必ず書留で来るのが、きょうは三銭切手一枚で済ましてある。開いてみると、中はいつになく短かい。母としては不親切なくらい、用事だけで申し納めてしまった。依頼の金は野々宮さんの方へ送ったから、野々宮さんから受け取れというさしずにすぎない。三四郎は床を取ってねた。  翌日もその翌日も三四郎は野々宮さんの所へ行かなかった。野々宮さんのほうでもなんともいってこなかった。そうしているうちに一週間ほどたった。しまいに野々宮さんから下宿下女を使いに手紙をよこした。おっかさんからまれものがあるからちょっと来てくれろとある三四郎講義の隙をみて、また理科大学の穴倉へ降りていった。そこで立談のあいだに事を済ませようと思ったところが、そううまくはいかなかった。この夏は野々宮さんだけで専領していた部屋に髭のはえた人が二、三人いる。制服を着た学生も二、三人いる。それが、みんな熱心に、静粛に、頭の上の日のあたる世界をよそにして、研究をやっている。そのうちで野々宮さんはもっと多忙に見えた。部屋の入口に顔を出した三四郎ちょっと見て、無言のまま近寄ってきた。 「国から、金が届いたから、取りに来てくれたまえ。今ここに持っていないから。それからまだほかに話す事もある」  三四郎ははあと答えた。今夜でもいいかと尋ねた。野々宮はすこしく考えていたが、しまいに思いきってよろしいと言った。三四郎はそれで穴倉を出た。出ながら、さすがに理学者は根気のいいものだと感心した。この夏見た福神漬の缶と、望遠鏡が依然としてもとのとおりの位置に備えつけてあった。  次の講義時間与次郎に会ってこれこれだと話すと、与次郎はばかだと言わないばかりに三四郎をながめて、 「だからいつまでも借りておいてやれと言ったのに。よけいな事をして年寄りには心配をかける。宗八さんにはお談義をされる。これくらい愚な事はない」とまるで自分から事が起こったとは認めていない申し分である三四郎もこの問題に関しては、もう与次郎責任を忘れてしまった。したがって与次郎の頭にかかってこない返事をした。 「いつまでも借りておくのは、いやだから、家へそう言ってやったんだ」 「君はいやでも、向こうでは喜ぶよ」 「なぜ」  このなぜが三四郎自身はいくぶんか虚偽の響らしく聞こえた。しか相手にはなんらの影響も与えなかったらしい。 「あたりまえじゃないか。ぼくを人にしたって、同じことだ。ぼくに金が余っているとするぜ。そうすれば、その金を君から返してもらうよりも、君に貸しておくほうがいい心持ちだ。人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ」  三四郎は返事をしないで、講義を筆記しはじめた。二、三行書きだすと、与次郎がまた、耳のそばへ口を持ってきた。 「おれだって、金のある時はたびたび人に貸したことがある。しかしだれもけっして返したものがない。それだからおれはこのとおり愉快だ」  三四郎まさか、そうかとも言えなかった。薄笑いをしただけで、またペンを走らしはじめた。与次郎それからはおちついて、時間の終るまで口をきかなかった。  ベルが鳴って、二人肩を並べて教場を出る時、与次郎が、突然聞いた。

anond:20241001234545

「あの女は君にほれているのか」

 二人のあとから続々聴講生が出てくる。三四郎はやむをえず無言のまま梯子段を降りて横手玄関から図書館わきの空地へ出て、はじめて与次郎を顧みた。

「よくわからない」

 与次郎はしばらく三四郎を見ていた。

「そういうこともある。しかしよくわかったとして、君、あの女の夫になれるか」

 三四郎はいまだかつてこの問題を考えたことがなかった。美禰子に愛せられるという事実のものが、彼女の夫たる唯一の資格のような気がしていた。言われてみると、なるほど疑問である三四郎は首を傾けた。

「野々宮さんならなれる」と与次郎が言った。

「野々宮さんと、あの人とは何か今までに関係があるのか」

 三四郎の顔は彫りつけたようにまじめであった。与次郎一口

「知らん」と言った。三四郎は黙っている。

「また野々宮さんの所へ行って、お談義を聞いてこい」と言いすてて、相手は池の方へ行きかけた。三四郎は愚劣の看板のごとく突っ立った。与次郎は五、六歩行ったが、また笑いながら帰ってきた。

「君、いっそ、よし子さんをもらわないか」と言いながら、三四郎を引っ張って、池の方へ連れて行った。歩きながら、あれならいい、あれならいいと、二度ほど繰り返した。そのうちまたベルが鳴った。

 三四郎はその夕方野々宮さんの所へ出かけたが、時間がまだすこし早すぎるので、散歩かたがた四丁目まで来て、シャツを買いに大きな唐物屋へはいった。小僧が奥からいろいろ持ってきたのをなでてみたり、広げてみたりして、容易に買わない。わけもなく鷹揚にかまえていると、偶然美禰子とよし子が連れ立って香水を買いに来た。あらと言って挨拶をしたあとで、美禰子が、

「せんだってありがとう」と礼を述べた。三四郎にはこのお礼の意味が明らかにわかった。美禰子から金を借りたあくる日もう一ぺん訪問して余分をすぐに返すべきところを、ひとまず見合わせた代りに、二日ばかり待って、三四郎は丁寧な礼状を美禰子に送った。

 手紙文句は、書いた人の、書いた当時の気分をすなおに表わしたものではあるが、むろん書きすぎている。三四郎はできるだけの言葉を層々と排列して感謝の意を熱烈にいたした。普通の者から見ればほとんど借金の礼状とは思われないくらいに、湯気の立ったものであるしか感謝以外には、なんにも書いてない。それだから自然の勢い、感謝感謝以上になったのでもある。三四郎はこの手紙ポストに入れる時、時を移さぬ美禰子の返事を予期していた。ところがせっかくの封書はただ行ったままであるそれから美禰子に会う機会はきょうまでなかった。三四郎はこの微弱なる「このあいだはありがとう」という反響に対して、はっきりした返事をする勇気も出なかった。大きなシャツを両手で目のさきへ広げてながめながら、よし子がいるからああ冷淡なんだろうかと考えた。それからこのシャツもこの女の金で買うんだなと考えた。小僧はどれになさいますと催促した。

 二人の女は笑いながらそばへ来て、いっしょにシャツを見てくれた。しまいに、よし子が「これになさい」と言った。三四郎はそれにした。今度は三四郎のほうが香水相談を受けた。いっこうわからない。ヘリオトロープと書いてある罎を持って、いいかげんに、これはどうですと言うと、美禰子が、「それにしましょう」とすぐ決めた。三四郎は気の毒なくらいであった。

 表へ出て別れようとすると、女のほうが互いにお辞儀を始めた。よし子が「じゃ行ってきてよ」と言うと、美禰子が、「お早く……」と言っている。聞いてみて、妹が兄の下宿へ行くところだということがわかった。三四郎はまたきれいな女と二人連で追分の方へ歩くべき宵となった。日はまだまったく落ちていない。

 三四郎はよし子といっしょに歩くよりは、よし子といっしょに野々宮の下宿で落ち合わねばならぬ機会をいささか迷惑に感じた。いっそのこと今夜は家へ帰って、また出直そうかと考えた。しかし、与次郎のいわゆるお談義を聞くには、よし子がそばにいてくれるほうが便利かもしれない。まさか人の前で、母から、こういう依頼があったと、遠慮なしの注意を与えるわけはなかろう。ことによると、ただ金を受け取るだけで済むかもわからない。――三四郎は腹の中で、ちょっとずるい決心をした。

「ぼくも野々宮さんの所へ行くところです」

「そう、お遊びに?」

「いえ、すこし用があるんです。あなたは遊びですか」

「いいえ、私も御用なの」

 両方が同じようなことを聞いて、同じような答を得た。しかし両方とも迷惑を感じている気色がさらにない。三四郎は念のため、じゃまじゃないかと尋ねてみた。ちっともじゃまにはならないそうである。女は言葉でじゃまを否定したばかりではない。顔ではむしろなぜそんなことを質問するかと驚いている。三四郎は店先のガスの光で、女の黒い目の中に、その驚きを認めたと思った。事実としては、ただ大きく黒く見えたばかりである

バイオリンを買いましたか

「どうして御存じ」

 三四郎は返答に窮した。女は頓着なく、すぐ、こう言った。

いくら兄さんにそう言っても、ただ買ってやる、買ってやると言うばかりで、ちっとも買ってくれなかったんですの」

 三四郎は腹の中で、野々宮よりも広田よりも、むしろ与次郎非難した。

 二人は追分の通りを細い路地に折れた。折れると中に家がたくさんある。暗い道を戸ごとの軒燈が照らしている。その軒燈の一つの前にとまった。野々宮はこの奥にいる。

 三四郎下宿とはほとんど一丁ほどの距離である。野々宮がここへ移ってから三四郎は二、三度訪問したことがある。野々宮の部屋は広い廊下を突き当って、二段ばかりまっすぐに上がると、左手に離れた二間である。南向きによその広い庭をほとんど椽の下に控えて、昼も夜も至極静かである。この離れ座敷に立てこもった野々宮さんを見た時、なるほど家を畳んで下宿をするのも悪い思いつきではなかったと、はじめて来た時から、感心したくらい、居心地のいい所である。その時野々宮さんは廊下下りて、下から自分の部屋の軒を見上げて、ちょっと見たまえ、藁葺だと言った。なるほど珍しく屋根に瓦を置いてなかった。

 きょうは夜だから屋根はむろん見えないが、部屋の中には電燈がついている。三四郎は電燈を見るやいなや藁葺を思い出した。そうしておかしくなった。

「妙なお客が落ち合ったな。入口で会ったのか」と野々宮さんが妹に聞いている。妹はしからざるむねを説明している。ついでに三四郎のようなシャツを買ったらよかろうと助言している。それから、このあいだのバイオリン和製で音が悪くっていけない。買うのをこれまで延期したのだから、もうすこし良いのと買いかえてくれと頼んでいる。せめて美禰子さんくらいのなら我慢すると言っている。そのほか似たりよったりの駄々をしきりにこねている。野々宮さんはべつだんこわい顔もせず、といって、優しい言葉もかけず、ただそうかそうかと聞いている。

 三四郎はこのあいだなんにも言わずにいた。よし子は愚な事ばかり述べる。かつ少しも遠慮をしない。それがばかとも思えなければ、わがままとも受け取れない。兄との応待をそばにいて聞いていると、広い日あたりのいい畑へ出たような心持ちがする。三四郎は来たるべきお談義の事をまるで忘れてしまった。その時突然驚かされた。

「ああ、わたし忘れていた。美禰子さんのお言伝があってよ」

「そうか」

「うれしいでしょう。うれしくなくって?」

 野々宮さんはかゆいような顔をした。そうして、三四郎の方を向いた。

ぼくの妹はばかですね」と言った。三四郎はしかたなしに、ただ笑っていた。

「ばかじゃないわ。ねえ、小川さん」

 三四郎はまた笑っていた。腹の中ではもう笑うのがいやになった。

「美禰子さんがね、兄さんに文芸協会演芸会に連れて行ってちょうだいって」

里見さんといっしょに行ったらよかろう」

「御用があるんですって」

「お前も行くのか」

「むろんだわ」

 野々宮さんは行くとも行かないとも答えなかった。また三四郎の方を向いて、今夜妹を呼んだのは、まじめの用があるんだのに、あんのん気ばかり言っていて困ると話した。聞いてみると、学者だけあって、存外淡泊である。よし子に縁談の口がある。国へそう言ってやったら、両親も異存はないと返事をしてきた。それについて本人の意見をよく確かめ必要が起こったのだと言う。三四郎はただ結構ですと答えて、なるべく早く自分のほうを片づけて帰ろうとした。そこで、

「母からあなたにごめんどうを願ったそうで」と切り出した。野々宮さんは、

「なに、大してめんどうでもありませんがね」とすぐに机の引出しから、預かったものを出して、三四郎に渡した。

「おっかさんが心配して、長い手紙を書いてよこしましたよ。三四郎は余儀ない事情で月々の学資を友だちに貸したと言うが、いくら友だちだって、そうむやみに金を借りるものじゃあるまいし、よし借りたって返すはずだろうって。いなかの者は正直だから、そう思うのもむりはない。それからね、三四郎が貸すにしても、あまり貸し方が大げさだ。親から月々学資を送ってもらう身分でいながら、一度に二十円の三十円のと、人に用立てるなんて、いかにも無分別とあるんですがね――なんだかぼくに責任があるように書いてあるから困る。……」

 野々宮さんは三四郎を見て、にやにや笑っている。三四郎はまじめに、「お気の毒です」と言ったばかりである。野々宮さんは、若い者を、極めつけるつもりで言ったんでないとみえて、少し調子を変えた。

「なに、心配することはありませんよ。なんでもない事なんだから。ただおっかさんは、いなかの相場で、金の価値をつけるから、三十円がたいへん重くなるんだね。なんでも三十円あると、四人の家族半年食っていけると書いてあったが、そんなものかな、君」と聞いた。よし子は大きな声を出して笑った。三四郎にもばかげているところがすこぶるおかしいんだが、母の言条が、まったく事実を離れた作り話でないのだから、そこに気がついた時には、なるほど軽率な事をして悪かったと少しく後悔した。

「そうすると、月に五円のわりだから、一人前一円二十五銭にあたる。それを三十日に割りつけると、四銭ばかりだが――いくらいなかでも少し安すぎるようだな」と野々宮さんが計算を立てた。

「何を食べたら、そのくらいで生きていられるでしょう」とよし子がまじめに聞きだした。三四郎も後悔する暇がなくなって、自分の知っているいなか生活ありさまをいろいろ話して聞かした。そのなかには宮籠りという慣例もあった。三四郎の家では、年に一度ずつ村全体へ十円寄付することになっている。その時には六十戸から一人ずつ出て、その六十人が、仕事を休んで、村のお宮へ寄って、朝から晩まで、酒を飲みつづけに飲んで、ごちそうを食いつづけに食うんだという。

「それで十円」とよし子が驚いていた。お談義はこれでどこかへいったらしい。それから少し雑談をして一段落ついた時に、野々宮さんがあらためて、こう言った。

「なにしろ、おっかさんのほうではね。ぼくが一応事情を調べて、不都合がないと認めたら、金を渡してくれろ。そうしてめんどうでもその事情を知らせてもらいたいというんだが、金は事情もなんにも聞かないうちに、もう渡してしまったしと、――どうするかね。君たしか佐々木に貸したんですね」

 三四郎は美禰子からもれて、よし子に伝わって、それが野々宮さんに知れているんだと判じた。しかしその金が巡り巡ってバイオリンに変形したものとは、兄妹とも気がつかないか一種妙な感じがした。ただ「そうです」と答えておいた。

佐々木馬券を買って、自分の金をなくしたんだってね」

「ええ」

 よし子はまた大きな声を出して笑った。

「じゃ、いいかげんにおっかさんの所へそう言ってあげよう。しかし今度から、そんな金はもう貸さないことにしたらいいでしょう」

 三四郎は貸さないことにするむねを答えて、挨拶をして、立ちかけると、よし子も、もう帰ろうと言い出した。

「さっきの話をしなくっちゃ」と兄が注意した。

「よくってよ」と妹が拒絶した。

「よくはないよ」

「よくってよ。知らないわ」

 兄は妹の顔を見て黙っている。妹は、またこう言った。

だってしかたがないじゃ、ありませんか。知りもしない人の所へ、行くか行かないかって、聞いたって。好きでもきらいでもないんだから、なんにも言いようはありゃしないわ。だから知らないわ」

 三四郎は知らないわの本意をようやく会得した。兄妹をそのままにして急いで表へ出た。

 人の通らない軒燈ばかり明らかな路地を抜けて表へ出ると、風が吹く。北へ向き直ると、まともに顔へ当る。時を切って、自分下宿の方から吹いてくる。その時三四郎は考えた。この風の中を、野々宮さんは、妹を送って里見まで連れていってやるだろう。

 下宿の二階へ上って、自分の部屋へはいって、すわってみると、やっぱり風の音がする。三四郎はこういう風の音を聞くたびに、運命という字を思い出す。ごうと鳴ってくるたびにすくみたくなる。自分ながらけっして強い男とは思っていない。考えると、上京以来自分運命はたいがい与次郎のためにこしらえられている。しかも多少の程度において、和気靄然たる翻弄を受けるようにこしらえられている。与次郎は愛すべき悪戯である。向後もこの愛すべき悪戯者のために、自分運命を握られていそうに思う。風がしきりに吹く。たしか与次郎以上の風である

 三四郎は母から来た三十円を枕元へ置いて寝た。この三十円も運命翻弄が生んだものである。この三十円がこれからさきどんな働きをするか、まるでわからない。自分はこれを美禰子に返しに行く。美禰子がこれを受け取る時に、また一煽り来るにきまっている。三四郎はなるべく大きく来ればいいと思った。

2024-09-10

わかってねえな

ホ◯ライブ怪文書を書くなら、うさぎの人と巫女の人の関係ベースに書くんだよ

明らかになんかあったようだけど、当事者ほとんどだんまりで、何も情報がないかいくらでも話を膨らませられるぞ

本人たちの数字もあるし、さら数字のある海賊の人や彗星の人も話に絡めやす

うってつけの素材だ

絶対書くなよ

2024-08-11

風俗の思い出2

↓の続き

風俗の思い出

https://anond.hatelabo.jp/20220212213448



FC2女の子

行きつけのデリヘル撮影オプションを引っ提げて現れたFC2出演嬢。

おれの記憶では同デリヘルにて撮影オプションが始まったのは、この子からだったような気がする。

指名するとノリノリのエロエロでとても良かった。

後日FC2作品発見して見たのだが、あまりアングルの悪さにがっかりした覚えがある。


スター

デリヘル彗星のように現れたかわいい子。

やる気ありまくりで、「お店には恩があるのでがんばります!(キラキラ)」みたいな珍しいタイプだった。

お店も推しまくっていたのだが、その後いろいろあったらしく、2回目に会ったときは物凄くスレていてびっくりした。

幸せになってほしい。


芸能界志望嬢

地元デリヘル撮影オプション有りで美人が来たので指名したところ、まじで芸能人クラスの子が来てびっくりした。

典型的サービス地雷だったのだが、顔とスタイルがとにかく良かったので満足した。

話を聞くとやはり芸能界志望だったらしく、そらそうですよねという感じ。


■ 不意打ち生嬢

デリヘルにて店員からおすすめされたコンカフェ嬢みたいなルックスの子

「本番15,000円」と言うので「ちょっと高いけどかわいいからいか~」と思って払ったところ、素股からスルっと生で入れてきたのでびっくりした。

歴代デリヘルプレイで一番気持ちよかった瞬間かもしれない。

後に出稼ぎで来たので指名したが、当欠をかまされてそのまま引退

怒ってないから戻ってきてくれ。


■ 不意打ち生嬢②

素人物のAVに出演していることをウリに出稼ぎにきたデリヘル嬢。

そんなに可愛くなかったが、サービスがとにかくよかった。

ゴム1万円、生2万円」と言うので、どうしようかな~と考えていたら、女の子の方から「お試し!」と言いながら生でワンストローク入れてきたのでびっくりした。

さすがにこの誘惑には抗えず2万円を差し出して生中出し

また来たら指名したい。


■ 初AF

AFを売りにしたヘルスにてはじめてAFをした女の子

話がめちゃくちゃ盛り上がったのが印象的だった。

はじめてAFをした感想はじとっと絡みつく感じで、刺激は弱いがやたらとエロかった覚えがある。


超人気嬢

地元に新しいデリヘルが出来るとのことで、そのオープンに際して系列から連れて来られたクォーター超人気嬢。

ビジュアルがいいばかりでなく、性格サービスもやり過ぎの域で、ちょっと心配になるレベルだった。

また呼びたいな~と思っていたら、直後に事故があったらしく引退してしまった。


AV女優志望の子

NS店にて「近々AVデビュー!」みたいな謳い文句で売り出されていた女の子

指名するとビジュアルはとても良かったが、典型的サービス地雷がっかりした。

入ってから1年ぐらい経つのだが、未だにAVデビューはしていないらしい。詐欺では?


■ また思いついたら書く。

2024-07-10

anond:20240706171126

ムーミン谷の冬

谷の住民が皆冬眠する中、何故か一人目が覚めてしまったムーミントロール

北欧の重い冬と死のイメージが垂れ込める作品

死のイメージは「ムーミン谷の彗星」や「小さなムーミンと大きな洪水」にもある。というか随所にある。

2024-05-25

アマプラFallout見たんだけど

多少ネタバレありです。

アポカリプス映画って、壊れる前の日常シーンが一番面白いと思う。

「ああ、この光景がもうすぐ破壊されて大パニックになるんだなあ」というワクワク感。

サメ映画なんかで、サメが出てくる前のシーンが一番緊迫感があるのと同じ。

学園祭より学園祭の準備の方が楽しいのと同じ。

ゾンビ映画なんかでも、ゾンビが出る直前が一番面白い

平和ショッピングモールがお買い物家族でごった返していて、主人公が「ハァイ」とか言いながら風船持ってるちっちゃい娘を抱え上げたりして、後の阿鼻叫喚に向けて期待値を爆上げしていく。

次に面白いシーンは、ついにゾンビが現れて日常崩壊していく場面。

正確には、ごく少数だけがヤバい状況に気付いた所。

演出が上手い映画だと、このシーンがクライマックスとも言える。

ディープインパクトで言えば、彗星軌道計算してた学者ピザを落とすあたり。

Falloutで言えば核が炸裂して娘だけそれに気づいている所。(ふつーに考えれば、核爆発は最初に物凄い閃光と熱線が周囲を破壊し、爆風はその後なので他の人が核の炸裂に気づかんわけがないんだけど)

ハイスクール・オブ・ザ・デッドで言えば、校内放送があった辺りから

直前までの平和なシーンとの落差、そして社会秩序が失われていくシミュレーションとしての面白さ。

ゾンビランドは名作だけど、この日常崩壊シーンが無いのがちょいと残念。

日本沈没とか、社会なすすべもなく崩れていくのはやっぱカタルシスだ。

一番どうでも良いシーンが、崩壊後。

ゾンビがふつーに徘徊してて、主人公たちは小規模なコミュニティで何とか生き延びている状況。

サメ映画で言えば、もう普通にサメガンガン戦ってるシーン。これ以上壊れる日常がないのでゾンビものでも単なる北斗の拳である

という事で、Fallout自分的にはタイトルが出てきた7分0秒くらいまでが本編。タイトルの後に「219年後」とか表示されてなんか地球防衛隊みたいな服のネーチャンが出てきた辺りで視聴意欲が激減したのでひとまず視聴終了。

面白かった。

2024-05-23

ポケモンカードをする女

ポケモンカードをしている未婚アラサー女なんだけど、PJCS(というポケモンカード世界予選みたいなもの)が終わったらやめることにした。

ポケカ歴は片手より少ない。

前は女友達と一緒に行きつけのカドショに行ってたんだけど、帰郷したので今は別のカドショに一人で通っている。

ので、私が知っているカドショは2つだけ。あとは物見遊山で何件かジムバ出てみたくらい。


辞めるに至った原因は二つある。

一つは、明らかに精神障害持ってる人が近寄ってくること。

まったく話が通じないので「近いです」「離れてもらってもいいですか?」が通じない。暖簾に腕押し。

私は昔そういう人と遭遇して怖い目にあったことがあるので、これは本当にきつかったし、一度すごく驚かされたことがあってカドショのトイレで泣いたことがある。誰にも言ってないけど。

止めてくれたり、注意したりしてくれる人もいるけど、一度退かしてもすぐ寄ってくる。いたら終わり。帰るしかない。来たら終わり。帰るしかない。

あなたの息子さん、カドショで女に近づいてすごく怖い思いをさせてますよ。見えない振りしてこちら側に放り込めば、楽でいいですよね。


二つ目は、個人情報をばらまいていく人たちがいること。

現在私は地元に住んでいて、今行ってるカドショは何駅か離れたまあまあ遠いところにある。

わざわざそこに通うのは、地元の人にポケカやってるのバレると面倒だからだ。そういう人もよくいるよね。

んで、地元ショップポケカ買いに行ったら、よくジムバでよく会う人に遭遇した。

私が仕事帰りの恰好だったので「家ここらへんなんですか」「そうなんですよ」「僕は当選たからわざわざこっちまで~」みたいな日常会話をした翌週カドショに行くと、遭遇した人とは別の人に「私さん~~の人なんですね」といわれる。いや、言うなよな。本当に。

まあそこまではよかったんだけど、次は年齢が出回った。

ジムバの対戦が終わって次戦待ちの途中、なんかうるさいタイプオタクと話してたら誘導尋問みたいなことされて、「まあいっか」と思って言ったら広まった。いや、言うなよ。本当によ。って感じ。

私が思ったより年上だったらしく、そして年上未婚アラサーはそういう人たちから見れば「弱者女性」に見えたみたいで、つっかかっても良いという対象になったらしい。

「この年でポケカきつくないっすかw」「こんなことしてる暇w」「平日なのにジムバ来てるんすかw」みたいな半角単芝生やされて、お前もだろとは思いつつ「そうなんですよ~」「暇で~」とか対応してると、調子に乗って余計に言ってくる。

別にいいだろうが、ポケカしてても。平日に数時間使ったって、週末丸一日やったって。おもしろいんだからしょうがないだろ。うるせー。


もちろん、そんなこと面と向かって言ってくる人なんてほんの少数。

カドショは基本的にいい人ばっかり!

ただ、そのいい人たちも後ろでなんか言ってたみたいで「あーあ」となってしまった。

LINEスクショ送られてきたよ。告げ口してくる人ってどこにでもいるしね。


「満遍なくいろんな人と対戦出来たらいいな」というポケカ人生計画はつぶれてしまった。男がこんな噂好きなの知らなかったし、見通しがあまかったらしい。

そんなこんなで障碍者相手と噂話に疲れてしまっていた私を、チームに誘ってくれた人が現れた。彗星のごとく。

厳格に言うとチームではない、チームというよりかは「ジムバ始まる時間ぴったりに集まれいから、それまでフリーでやってようかな」みたいなゆるい仲良しチームみたいな感じ。

ポケカしてる人たちの言う本当の意味での競技的なチームではないけど、便宜上チームとしておく。

そのチームの人とはよく対戦するし、よくお話ししていたので「なんかあっちでやるの大変そうじゃない?よかったら相手してほしいんだけど、こっちでしませんか?」というのは本当に鶴の一声に思えた。実際そうだったし。

それ以来、ジムバに出るのは月1くらいになった。まさにノーストレス

障碍者が近づいて来ないように奥側の席譲ってくれたり、なんか言ってくる人には注意してくれたり。本当にありがたすぎる。


それでまあ一年くらいそんな感じで過ごしてたんだけど、それでも言ってくる人は言ってくる。

「あれって囲いなのw」「あの年でオタサーやってんのw」みたいなやつ。

前に言われてたことは自分で受け止めて嫌な思いをすれば済んだのが、今度はチームの人たちも言われるようになってしまった。

迷惑存在から守ってくれたのを、「ナイトw」とか言って茶化して、それでいいの?本当に?私一人で嫌な思いしてろよってことなの?

囲い発言なんか、からかいとか冗談交じりに私たちへ言ってくる人もいるし、裏で言ってくる人もいる。あなたたちの中に告げ口してくる人いますよ。前回に引き続き。


チームの人たちって本当に本当に本当にいい人たちばっかりで、私より年上だろう人もいれば、年下だろう人もいるのにみんな優しくて、だから私もできるだけ優しくして、でもそれが周りの人たちから見れば鼻についたのかな。

別にカード乞食したわけでもないし、出会いを求めに来てたわけでもないよ。

結局はポケカでつながってるだけだから本名カタカナ表記(大型大会で明らかになる)くらいしか知らないし。みんながどこに住んでるとか、そういうのまともに聞いてないかあやふやしか覚えてないし。ツイッターDMで連絡してるからLINEもしらない。

でも、それでも私がちやほやされているように見えて、チームの人が私を特別扱いしてるように見えて、なんかそういうのが許せないくらい妬ましかったのかな。ポケカしてただけだよ、友達と。


からもう、ああだこうだ言われるのが億劫になってきたので、私が抜けることにした。これで一件落着ですか?

あなた達が言うように、もういい年なんだからやめますわ。それでいいんでしょう。

なんかもう疲れてしまった。クソチカスたちが悪いのか、私が悪いのかわからない。

でも前にやめてった女の人もこんな話してたし、そういうことなんだろう。


チーム内にPJCSへ出場する人がいるので、その人がWCSに行けなければそこで終わりだ。

壁しにカドショへは行ってるけど、今月入ってジムバには出てない。

やめると思えば楽なもので、何を言われても、障碍者が仲間に入りたそうにこっち見てくるのも、本当にどうでもよくなってしまった。

でも私はもっと遊びたかったよ。あーあ、我慢しきれなかったな。


ここまでかなりフェイクを入れたけど、フェイク入れなくても大抵の女プレイヤーに当てはまらない?これって。

女性ポケカプレイヤーの人が読むと「わかる」と思ってくれるところが多いと思うんだけど、どうなんだろうか。

結局女の人って最終的に身内でやっていく感じになるじゃん。

変な人が湧くのもあるあるだし、でかい大会で会った女の人も「うちもそういう(障害)人がたまに来てて」みたいな話は聞いていたので、どこに行ってもそうなのかなと思う。


最後に、本音を書いておこう。

チームの皆さん、本当にありがとうございました

みなさんと出会たことは本当に奇跡だと思っていて、いつも感謝でいっぱいです。

このままフェードアウトしていくのは本当にさみしい。帰るときいつも涙ぐんでしまう。

私が手札事故ってるときに煽る、やり慣れないへたくそシャカパチの音だとか。

最後の60枚目を探して、食べる時間も惜しくなった12時間とか。

カドショ閉店後、日付が変わるまで構築の話をした夜だとか。

カスデッキで乗り込む新弾バトルとか。

あの悔しかったシティとか。

ずっと楽しかった。本当に、掛け値なく。

たくさん迷惑をかけたのは申し訳ないけど、みんなも楽しかったと思っててくれたらうれしいな。独りよがりじゃなければ、それで。

noteCL優勝したらって言ってたから、私も書かないでおいたよ。

勝っても負けても楽しそうな皆だけど、いつか公式応援できるときがあればうれしいな。


私にちんぽが生えてりゃこんなことになんなかったのかな。

少なくともこんなゴミみたいな理由でやめてないよなー。

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