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はてなキーワード: 各論とは

2025-11-21

anond:20251120200738

訂正があるから最後のつもりだったけどもう一回書く。

前の書き込み自主研究データ下りPAH治療薬としてシルデナフィル承認を通した時の話で間違いだったわ、すまんな。

まあ調べてないか気づきもしなかっただろうけど。

ED治療薬としては個人輸入薬害が出ていたことがスピード承認理由だな。まあ、これはアフターピルも同じだけど、アフターピル母体保護法の絡みもあって遅れることになる。

参考:https://www.pmrj.jp/publications/02/pmdrs_column/pmdrs_column_21-42_09.pdf


んで、ついでに突っ込みなんだけど


「女用の薬に対して「新しすぎる」がもう軽視やろ」

かみ合ってないんじゃなくて、偏見文章読めてなさすぎるんだと思うよ。「「男女不平等」という強い信念に」ってのがマジで当てはまってると思うけど、自覚ある?

こっちは差別がねえとは言ってない。ただ雑に差別だ!って言う前にちゃん各論検討しないんじゃ単なるクダまきじゃんって言いたいんよ。


そもそもQoLを向上させる薬みたいな考え方が新しすぎた」ってのは【【【男女問わない】】】よ。そんなこと書いてない。【【【男女問わず】】】バイアグラ認可当時でも相当新しい考え方だったって話。

からそもそもそういう薬を認可通すこと自体が【【【男性向けか女性向けかを問わず】】】バイアグラより前の時代では厳しかった(薬害ED唯一の治療薬という追い風を受けてやっとという感じだった)し、それより前のピルの認可を最初に試みた90年代だと相当厳しかったって話をしてる。

何度も言うけど、この考え方自体は【【【男女問わない】】】もので、それ以外の政治的な横やりについてはまた別論。

(これも男女問わず横やりがあったわけで、有名なのだと噂レベルだと佐藤首相夫人とか自民党婦人部とか保守系女性の反対も大きかったし、これも差別と単純に言えない話ではあるよな。あと中ピ連みたいな無能な味方の活動による悪影響やサリドマイド薬害みたいなタイミングの悪い事件もあった)


あとは人に聞くなりAIに聞くなりして。

2025-11-11

anond:20251111221927

Q. 以下の意見根拠ってあるの?

中国日本を敵視するのはアメリカ同盟国だからだよ

中国同盟国になれば敵視政策は終わるし、たぶんすぐに親日教育に切り替わるよ

今の中国ロシアを敵視する教育してないだろ?

A.

提示いただいた意見は、国際政治における「現実主義リアリズム)」的な観点に基づく見方であり、それぞれの論点には一定根拠傍証存在します。

ただし、日中関係のすべての側面を説明できるわけではなく、単純化された見方であるとも言えます

以下に、各論点の根拠と、その見方限界について解説します。

1. 「中国日本を敵視するのはアメリカ同盟国だから

この部分には強い根拠があります

安全保障上の脅威認識: 中国は、日米同盟自国安全保障上の主要な脅威の一つとみなしています特に以下の点を警戒しています

在日米軍基地: 中国から見て「第一列島線」の要であり、有事の際に中国の行動を制約する(中国から見れば「封じ込める」)ための拠点認識されています

台湾問題への関与: 日本が「台湾有事日本有事」との認識を強め、米国連携して台湾問題に関与しようとする姿勢は、中国の「核心的利益」に対する直接的な挑戦と受け止められています

対中包囲網: 日米豪印(Quad)や半導体規制など、米国主導の中国包囲網に日本積極的に参加していることに対し、中国公式に強く反発しています

中国政府メディア日本非難する際の多くは、こうした**「米国と一体となった対中政策」**に向けられており、「米国同盟であること」が敵視政策(あるいは警戒政策)の主要な要因であることは事実です。

2. 「中国同盟国になれば敵視政策は終わり、親日教育に切り替わる」

これは、中国国内教育世論が、国家戦略的政治的必要性によってコントロールされているという見方に基づいています

教育政治的戦略的目的: 中国における「愛国主義教育」(その一部としての「抗日教育」)は、単に過去歴史を教えるだけでなく、「中国共産党の統治正当性」や「民族の結束(凝集力)」を高めるという、現在国内政治的目的のために行われている側面が強いと分析されています

論理的な推論: もし仮に、日本米国同盟であることをやめ、中国にとって安全保障上の脅威でなくなり、むしろ戦略的パートナーとなった場合。その「抗日教育」を続ける政治的戦略的メリットは薄れます

結論: 国家戦略が変われば、その戦略を支えるための国内教育世論方向性も(時間はかかるかもしれませんが)変更される可能性は論理的にあり得ます

3. 「今の中国ロシアを敵視する教育してないだろ?」

これは、上記見方裏付ける**最も強力な傍証比較事例)**です。

かつての激しい敵視: 1960年代から1980年代にかけて、中国ソ連現在ロシア)はイデオロギー国境問題をめぐって激しく対立(中ソ対立)し、1969年には**武力衝突中ソ国境紛争)**に至るほど「敵視」し合っていました。

現在戦略的パートナーシップ: しかソ連崩壊後、特に2000年代以降は「米国の(一極支配)に対抗する」という共通戦略的利益に基づき、両国は急速に接近。現在中国ロシアは「無制限」とも表現される緊密な戦略的パートナー関係にあります

国内の扱いの変化: この戦略的関係の変化に伴い、当然ながら中国国内で(かつてのソ連のように)ロシアを「敵視」するような公教育政府メディア論調は見られません。

この意見の「限界

この見方は「米中対立」という枠組みを重視するあまり日中関係の他の重要な側面を見落とす可能性があります

歴史問題根深さ: 「抗日教育」は、単なる対米・対日戦略の「道具」である以上に、中国共産党が「抗日戦争を戦い抜いて国民解放した」という**自らの統治正当性レジティマシー)**と深く結びついています。そのため、戦略的必要性が変わったからといって、簡単に「切り替え」られるほど単純ではない可能性があります

領土問題尖閣諸島): これは米中対立とは別の、日中二国間の直接的な対立要因です。領土問題は双方のナショナリズムを強く刺激するため、仮に日本米国同盟国でなくなったとしても、この問題が残る限り「敵視」の火種は残ります

経済技術の競合: アジアにおける経済的な影響力や、先端技術(5G、AIなど)の覇権をめぐる競合も、両国間の対立要因となっています

結論

提示された意見は、**「日米同盟日中対立の最大の要因であり、国家戦略的利益が変われば、国内教育世論も(ロシアの例のように)変わりうる」**という、国際政治冷徹現実の一側面を鋭く指摘しています

その根拠は十分にありますが、日中関係には歴史認識領土問題といった、このロジックだけでは説明しきれない複雑な要因も絡み合っている、と理解するのが妥当でしょう。

2025-10-14

今のAI+開発における愉快さ

普通はさ

1.革新的な土台となる技術がまず出る(例えばプログラミング言語とかもそう)

2.それを拡張するものが出る(例えばライブラリー

3.それをどう使うかという話が出る(例えばアーキテクチャ

4.それをどう習得、実行するか、どう組み合わせるかという各論が出る

 

これが順々におきる

1が一番ゆっくりで、4がいちばん活発に動く

ただ、スマホが出たあたりからおかしいんだけど

1のスピードえげつない、234の議論が尽くされる前に1が変わるから全部ひっくり返る

それでもまだ234の流れは合ったんだが

AIを1とした234は本当に毎月ひっくり返されてて面白い

 

個人的に、1や2の人たちは尊敬してるけど、3や4の人らは疎ましいと思っていた

どうしても議論の質が低いと言うか、巨人の肩で威張ってるようにしか見えない人が結構いる

そういう人らがひっくり返されてるのを見るのは楽しい

AIについては、今は2すら追わずに1に集中するだけでいいと思う、それなら簡単

もし234を急いで構築しようとすればひっくり返される

2025-09-20

anond:20250920202737

しらんがな。その仮定を導入したのは

メインストリーム覇権を狙うコンテンツじゃ勝負する舞台全然違う

anond:20250920194501

こいつだからこいつに言ってくれよ。

日本深夜アニメの話をしてたら、メインストリーム覇権を狙うコンテンツとか言い出したのはこいつ。反論されると、その例を直接的に否定するのではなく、それは条件が違うんだと、だんだんと条件を狭めて各論に逃げ込んでいくのをやってるわけだけど、明確に反論出来たか反論しただけ。

anond:20250920200809

反論されると、その例を直接的に否定するのではなく、それは条件が違うんだと、だんだんと条件を狭めて各論に逃げ込んでいくのか。

そんな奴にレベルが低いとか言われてもな。

2025-09-04

来年3月家事手伝い介護)にジョブチェンジだぜひゃっほー!

山奥にある公設キャンプ場の雇われ管理人という商売をしている増田です。

今日はみんなにグチを聞いて欲しくて書いたぜ!

ワイは来年3月職業家事手伝い介護) にジョブチェンジしそうやで!

わーい!   もうまじもうむり

経緯

グチ

ワイだけの力で今の形に持って来れたとは思ってないよたしかに根そりゃいろいろな人の力も借りたしだけどお前ら小役人共なにもしてないよねこちらがもっていった規格書にあーだこーだとぐつちぐちもんくつけてなおさせて稟議てはんこつくだけの簡単お仕事やってただけだよねそでもだれかの成果が必要だという事になったらこっちは出しゃばらずに役人共の成果にしたし取材対応以外で来たことがない市長がおれがやりました的に宣伝するのも協力したりしたけど実態はなにもやってないよねその上で周辺の細かい細々としたことをだしてきやがってふざけなよと言う話であり黒字化したのでおれの給料を上げようとしたら他の社団法人とのつりあいとかわけのわからない理由最低賃金を切り上げた水準から上げなかったのは一生恨むからなと思いながらここでしか仕事できないから仕方が無くなってきたんだがその果てがこの仕打ちかお前らマジ人間なのかざけんんな。

キャンプ屋も地方創生ネタ寄生する連中だって評判でクソだったのにインフラ整備をじぶんでやれといわれて手を出したのが間違いだったがはした金を出した程度で実績を主張してのっとるとかお前マジクソだからな一生うらんでやる二度とおまえのところの商品かわないからな。

はー。

もういや。

このまま行くと来年3月で今の社団法人指定管理から外れて、キャンプ屋が後釜に納まる見込み。うちの団体名目上市とは独立しているが実態は市が管理している団体なので改めて争って取りに行く事はできない。

そんで、そこで俺の仕事は終わり。解雇

そうすると、晴れて介護している両親の年金収入だけで生きている職業家事手伝い介護)の51歳のできあがり。ははは。

2025-08-14

はてブのホンネとタテマエ

描き手のルックスが気になるのか、気にならないのか、どっちなんだい?

 

気にならない、という意見

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20240510142012

・売り手買い手の性別外見年齢全部どうでもいいと思ってるよ

・女だが書き手に綺麗な容姿性別って不要じゃない?

・ 作者と作品は別物、以上

等々

 

気になるという意見

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20250811231928

・30代オタクジャンフェスに行った時に「こんなに綺麗な大人がいるんだ」と憧れ

オタク女子にとって同人作家さんは読モなんだよね

同人女界で容姿の良さはなんともいえないヒエラルキーを生み出すんだよな

・女オタクってコンテンツのものよりも「コンテンツ同人作家」に異常な執着や感情を見せること多い

等々

 

前者は「こうあるべき」の姿としてしか語られておらず、後者は思い出話など具体例つきで細かく語られてて、

どうみても「気にならない」はいい子ぶりたい綺麗ごとのタテマエで、「実際はむっちゃ気にする」がホンネだよな~

総論賛成各論反対みたいに、スローガンは叫ぶけど、いざ個別事例を細かく語るとすぐルッキズム派です!とボロが出るブクマカかわいい

2025-07-29

anond:20250726235430

id:tester19 です。ごめん。今気づいた。

レスざっと読んで、多分論点は「フェミニズムヒューマニズムではありません」だけで、あとは各論同意って感じだと思うんだけど、

もともとの返信の要旨が「道徳契約的なインセンティブがあって、別に片側だけの負担じゃないとおもうんだよな!」だったので、

ヒューマニズム云々のについては雑に書きすぎたかも。ちょっと深く考えたいから、今週中に別記事レスぶら下げて書きます

まあ、レスバでも何でもないと思うから、気が向いたら読んでくれると嬉しい。


あと、おれ、あなたレスのツリーが伸びてるのも見つけてまた読んだんだけど、

相手の「これにより男性にキツく当たる女性が少なくなるかもしれませんし、普通男性との恋愛にも積極的になれるかもしれません。」を肯定してたのはちょっとビビった。

俺それがマジで許せなくて、横レスぐらいにブチ切れだったんだけど、気にならなかった?

まあ別に女性性をご褒美にされるプレイ好きな人もいるだろうし、現実問題俺もかわいい女に好かれるなら電車車両の1個や2個ぐらいって思っちゃうかもしれんけどね。

でも思想的にはカスだし、理性が効いてる内は文句言うのだけど。

2025-07-27

明鏡訪談 劉仲敬(2017年6月5日)『顛覆大一統中國史觀』

https://anond.hatelabo.jp/20250727144129

1. 問題設定──「大一統史観」の枠組みを疑う

劉仲敬は理系思考(可否の証明反証)を重視し、問題解決できないなら“問いの立て方”自体が誤っている可能性を指摘。

近代中国史は「日本はできたが中国はできなかった」「帝国主義ソ連のせいだ」といった恨み節に終始。各論有効でも、全体像説明できない点で枠組み自体を見直す必要がある。

2. 民主憲政と「帝国」──そもそもの発生背景の違い

民族国家民主憲政は同期形成

英仏などの「地方国家」は、一度ローマ神聖ローマ帝国を脱してから成立した。

中華帝国大清中華人民共和国)は「多民族多文化大帝国」で、帝国体制下で民主憲政は成立しない。

帝国要件

日本明治維新で「東アジアイングランド」として帝国体制離脱

韓国近代大清帝国の外へ出て民族独立国家

台湾香港中華民国という限定的枠組みの下で事実上自治民主化を経験

3. 「諸夏/諸亞」モデル

諸夏(Zhuxia)

周代以降、文化的儒家文明を共有する諸侯国群を指す古典用語。「中華」「華夏」の原義に近い。

諸亞(Zhuya)=内亞(Inner Asia

草原地帯ウクライナ満洲モンゴル新疆中東)の遊牧文化圏。騎馬・商隊による技術情報交流が活発。

対立構造

春秋戦国期の分裂状況をモデルに、現代東アジアも「諸夏の群雄割拠+諸亞の衝突」で捉え直し、宋明以降の大一統体制が「競争」を奪い、技術市民社会発展を阻害したと論じる。

4. 民族主義の三モデル比較

東西の大多民族帝国大清神聖ローマ帝国オスマン帝国)を例に──

大帝国主義大清・大俄/大オスマン

文化的包摂主義華夏・泛斯拉夫/泛突厥

小民族主義(諸夏/小波蘭・トルコ共和国

成功例は「小民族主義」:帝国解体後に小さな民族国家民主化を先行して実現。

5. 台湾香港──「植民地文化民族主義政治民族主義」の連鎖

台湾

「華独」(中華民国枠のまま台湾のみ統治)と「台独」(台湾共和國)を使い分けるが、後者欧州民族発明典型

冷戦下のサンフランシスコ条約体系(1952年「臺北条約」)を“盾”に、事実上安全保障を獲得。法理的に「中華民国在台」を温存する方が有利。

香港

粤語という文化的共通性が古くからあり、文化民族主義は既成事実

返還交渉での「一国両制」失敗と梁振英政権裏切りから政治民族主義(港独)が急浮上。

「退出六四集会」など符号化された分断動員によって、反中本土派選挙勢力を拡大。

6. 公民民族主義 vs. 文化民族主義

公民民族主義市民社会成熟度が基盤)は論理的には最も合理的だが、選挙運動動員の「シンボル」としては文化言語的な分かりやすさに劣る。

香港台湾でも「粤語」や「中華民国枠」といったシンプル記号 πολιtics が大衆動員を左右。

7. 思想役割──歴史的必然の“追認”にすぎない

劉仲敬自身も「思想歴史を変えるのではなく、歴史の潮流が思想を求める」ことを強調。

東アジアの大一統体制から分権競争へ──「諸夏」モデル東アジア適用される時代が来る、という予見。

まとめ:

近代中国の「大一統・大中華」史観は、帝国民主民族国家歴史的段階論を見落としている。

民主憲政は「小さな競争する民族国家」でしか成立せず、東アジアの再民主化は「春秋戦国的分権と競争」の再現から始まる──この視座が本インタビューの核心です

https://liuzhongjing.medium.com/%E6%98%8E%E9%8F%A1%E8%A8%AA%E8%AB%87%E5%8A%89%E4%BB%B2%E6%95%AC-20170605-%E9%A1%9B%E8%A6%86%E5%A4%A7%E4%B8%80%E7%B5%B1%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E5%8F%B2%E8%A7%80-793c1956ff24

2025-07-18

結局リベラルが気に食わないだけだろって話

報道特集』でのアナウンサーコメント各論点に置き換えてみたよ。

どれだったら許せるのか考えてみてね。

オリジナル

外国籍の人とまったくかかわらずに生活をする人はほとんどいないと思うんです。自分の1票が、ひょっとしたらそういった身近な人たちの暮らしを脅かすものになるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています。」

各論点での置き換え

少子高齢化社会保障

医療介護をまったく利用せずに生活する人はほとんどいないと思うんです。自分の1票が、ひょっとしたらそういった身近な社会保障制度未来を脅かすものになるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています。」

高齢者子育て世代をまったく身近に感じないという人はほとんどいないと思います自分の1票が、ひょっとしたらそういった世代生活に大きな影響を与えるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています。」

物価高騰・経済対策

「日々の買い物をまったくせずに生活する人はほとんどいないと思います自分の1票が、ひょっとしたらそういった身近な家計の状況を大きく左右するかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています。」

自身の働き方や給与水準とまったく無関係生活できる人はいないと思います自分の1票が、ひょっとしたらそういった身近な経済状況を脅かすものになるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています。」

環境問題エネルギー政策

「身近な自然環境や電力供給とまったく関わらずに生活する人はほとんどいないと思います自分の1票が、ひょっとしたらそういった未来生活環境を脅かすものになるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています。」

「夏の暑さや冬の寒さをまったく感じずに生活する人はほとんどいないと思います自分の1票が、ひょっとしたらそういった身近なエネルギー政策に影響を与えるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています。」

教育格差子ども貧困

子どもたちの未来教育のあり方とまったく無関係生活できる人はいないと思います自分の1票が、ひょっとしたらそういった身近な子どもたちの機会を脅かすものになるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています。」

「生まれ育った環境が、子ども可能性をまったく左右しないと考える人ほとんどいないと思います自分の1票が、ひょっとしたらそういった身近な課題解決する力になるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています

防災・減災対策

自然災害とまったく無縁に生活できる人はほとんどいないと思います自分の1票が、ひょっとしたらそういった身近な地域安全防災対策に影響を与えるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています。」

まとめ

結局、いま批判している人たちは「外国人が気に食わない」もしくは、「外国人に寄り添うリベラルが気に食わない」んだと思うよ。

そこに無自覚だったんなら、考えてみた方がいいと思うよ。

2025-07-07

anond:20250706130717

かにチームみらいのマニフェストって、ほぼほぼマクロでみると既存日本社会価値観は優秀だからこのまま維持していきましょう」って感じなので、薄味に感じるんだろうな。

データ分析から見ると、日本は基本割と上手く行っている方で、少子化対策人手不足対策などの上手くいっていない部分の政策も各党で対策必要だといっているわけで、これもチームみらいでも変わらないから差が見えない。


一方で、政策の中の具体的な手法については、他の生徒のマニフェストよりもやたらと詳しいんだよな。例えば他の党が「学校教育の質を上げます」とだけ書いてあるような部分を、ここは「AI技術を用いて子どもひとりひとりにAIメンターを配置してどうのこうの」と言う様な具合で。

この手の問題は、総論賛成だが、各論反対みたいに陥りやすい。だから選挙プロ総論だけで戦うんだが、そのせいで実際に社会実装する段階になって各論で揉めて、玉虫色のよく分からない中途半端な物ができあがりがち。

それを具体的な各論を前面に出して戦うというのは、選挙としては下手糞だと思うけど、アリなんじゃないかなって思うんだよ。大きな議席を取るのは難しいけれど、そう言った主張する先にちゃんと票田があって、考えている人もいるぞって示す事は重要


無理矢理差を付けるために過激な事を言う選挙プロみたいなのよりは好感が持てるんだが、そうでもないんか世の中的には。

2025-05-07

最終的なまとめ

命題女性に対して異常に優しい暴力的男性に警戒心が薄すぎる女性は、リスク感覚ガバガバすぎて最悪の場合命に関わる」を巡る議論の主要な論点について、賛成派、反対派、および中庸意見を整理した表です。各論点は、議論の中で特定された5つの観点リスク認識暴力行為評価女性の反応の動機暴力の同等性、非暴力手段実践性)に基づいています文書内の具体例や分析を参照し、バランスの取れた視点提供します。

論点賛成派(支援反対派(反対)中庸意見
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1. 暴力的男性リスク危険性の認識主張: 暴力的男性は、たとえ「良い目的」であっても将来的に女性危害を加える可能性があり、命に関わるリスク無視するのは危険(例:DVへの発展)。
例: めんとすTタイプ (@kusyatori): 「DVされ被害者仕草をする」と警告。aircooling883: 弁護士意見引用し、暴力を使う人間は身近な人にも危害を加えると主張。
特徴: 長期的なリスクを強調し、女性の警戒心不足を批判
主張: 男性暴力は状況に応じた防衛行為であり、女性危険が及ぶと決めつけるのは過剰。すべての暴力危険視するのは非現実的
例: key_tracker: 「威圧手段にする人が全てDVをする人ではない」と反論。空白 (@khwCGQZrH6eqNRY): 女性が好むのは保護してくれる存在で、リスクではないと主張。
特徴: 状況の正当性を重視し、リスクを軽視。
主張: 暴力は状況に応じて正当化される場合があるが、習慣化や誤判断によるリスク無視すべきではない。命に関わる危険は頻度が低いものの、警戒は必要
提案: 行動の一時的な称賛は可だが、暴力の頻度や感情制御兆候を観察し、長期的なリスク評価。例:一時的感謝自然だが、親密な関係では慎重な判断を。
2. 暴力行為道徳的社会的評価主張: 暴力は「良い目的」でも問題であり、称賛は暴力正常化し、リスクを軽視する。社会秩序を乱す行為として批判すべき。
例: シラクモ (@Gpvjwb09): 「12万匹も猿並の頭」と支持者を批判。ShinTAM91019338: 「正義自称する小悪党ムーブ」と非難
特徴: 暴力を一律に否定し、称賛を危険視。
主張: 暴力は即時の脅威に対応する必要行為であり、称賛は社会秩序の維持に寄与する。批判現実危機無視
例: みなこっち (@zwillingmutter): 「正義ヒーロー」と称賛。hukinnshinn: 「自警団」と評価し、秩序維持を強調。
特徴: 暴力英雄的に評価し、批判を非現実的とみなす
主張: 暴力文脈に応じて評価すべき。社会秩序寄与する場合一定の称賛は妥当だが、過剰な賛美や暴力の習慣化は避けるべき。
提案: 行動を「素晴らしいが全体像不明」と評価し、極端な賛美や批判を控える。例:メディアSNSバランスの取れた評価を促す。
3. 女性の反応の動機心理主張: 女性の称賛は本能的で誤った判断に基づき、危険男性への惹かれがDV被害を招く。リスク感覚が欠如。
例: にゃあとるず (@HINEM0SS): 「自分にだけ優しい攻撃男性」を好む傾向と指摘。HimazinMan3: 「DV被害者が減らない理由」と結びつけ。
特徴: 女性本能的・無防備とみなす
主張: 女性の称賛は保護への合理的感謝であり、自然で正当。本能的誤りではない。
例: funpan2015: 進化生物学的に合理的説明。NightQueen (@NightQueen_7): 「素敵な男性エピソード」と肯定的評価
特徴: 女性の反応を理想化し、リスク無視
主張: 女性感謝リスク評価を分離する判断力を持つ。一時的な称賛は自然だが、過剰な信頼はリスクを招く可能性も。
提案: 女性主体性尊重し、DV兆候リスク認識の啓発を強化。例:感謝は認めつつ、長期的な関係では慎重さを促す教育
4. 暴力の同等性主張: 「英雄的」な暴力ハラスメント者の暴力本質的に同等であり、女性へのリスクは変わらない。目的の違いは言い訳
例: クルル (@kululushousa): 「DV男の特徴」と断定。RYU-1貴族 (@r1kzk): 弱い相手を選ぶ点で同等と指摘。
特徴: 暴力を一律に危険視し、目的の違いを無視
主張: 防衛暴力弱者を守るもので、ハラスメント者の暴力とは根本的に異なる。同等視は誤り。
例: the_my_pace: 目的の違いを強調。key_tracker: 攻撃者への反応であり、理由なき暴力ではないと反論
特徴: 防衛暴力正当化し、同等視を否定
主張: 暴力目的文脈は異なるが、行使の傾向はリスク要因となり得る。同等ではないが、警戒は必要
提案: 防衛暴力は状況に応じて容認しつつ、暴力の頻度や動機監視。例:正当防衛範囲明確化し、過剰な行動を抑制
5. 非暴力的な代替手段実践性と効果主張: 非暴力手段対話警察への通報)は安全かつ効果的。暴力容認するのは無謀で危険
例: aircooling883: 傾聴や交渉を推奨。massappouu: 暴力は逆上を誘発すると警告。
特徴: 非暴力絶対視し、暴力を全面否定
主張: 非暴力手段は即時性が欠け、非合理な相手には効果がない。暴力現実的解決策。
例: らくだ (@rakuda4u): 丁寧な対応理性的相手しか通用しないと主張。key_tracker: 即応性が大事と強調。
特徴: 暴力必要悪とみなし、非暴力を非現実的批判
主張: 非暴力が優先だが、即時性が求められる場合限定的暴力は許容される。どちらも適切な管理必要
提案: 危機対応訓練を推進し、非暴力暴力ガイドラインを設ける。例:駅員へのトレーニング正当防衛の法的基準明確化

賛成派: リスク過大評価し、暴力を一律に危険視する傾向。女性判断力を「無防備」とみなし、非暴力理想化。命に関わるリスクを強調するが、蓋然性が低い場合も誇張。

反対派: リスクを軽視し、暴力を状況に応じた必要悪と正当化女性の反応を「合理的」と理想化し、非暴力手段限界過大評価。命に関わるリスク無視する楽観主義が目立つ。

中庸意見: 文脈に応じたリスク評価を重視し、女性判断力を尊重非暴力を優先しつつ、限定的暴力必要性を認め、バランスの取れた対応提案。命に関わるリスクは状況依存とみなし、過剰な恐怖や楽観を避ける。

2025-05-02

anond:20250501222601

お疲れ様です。こういう人間関係のすれ違いへの対応を色々仕事にしている者です。

深読み”を「直さないといけない」かどうかは、”深読み”でどれくらい不都合が生じるか次第ではありますが、”深読み”以外の引き出しを増やす余地はあるのではないかなと思いました。

若干酷なことを言いますが、本件は「目的意思を読み取ろうとすること」が問題なのでなく、「(少なくとも今回は)正しく読み取れていないこと」、そしてそれにもかかわらずそれを上司にぶつけてみたことが問題なのだと思います

本当に相手目的とか意思を正しく読み取った上でのコメントをしたのなら、相手から「そんなこと言ってない」という反応は返ってこないはずです。突かれると痛いような図星をついたのでもない限り。上司が、チームの評価について「どのチームもそんなものなんじゃない。」と言った理由は、「仕事できなかったりサボったりしているメンバーを許容している」以外に考えられないでしょうか。

相手意図目的想像することは、人間のとても素晴らしい能力ですが、増田に限らず、残念ながら人間想像の精度はそこまで高くありません。上司性格と、その場の状況とを高精度でシミュレートした上で、上司発言意図論理的に推論する…なんていう高度な読みとりができるほど、我々は賢くありません。

相手目的意図想像しないことが問題な人もいるので、深読みをすること自体はあっていいと思いますが、自分が読み取る「相手意図」というのは、そこまであてになるものではない…という前提でコミュニケーションを取った方が、すれ違いは少なくて済むかもしれないと思います

元々各論の話してるのに総論で返すのってコミュニケーションとして成り立ってるの、か...?


本当に成り立っているのか成り立っていないのかは、実際のやり取りを見て見ないとわかりませんが、「成り立たないコミュニケーションというのは、そもそもいくらでもある」ということを前提にした方が気が楽になるかもしれないとは思いました。

相手と話が食い違う時、その理由には「そこに相手の深遠な目的意図が潜んでいるから」という可能性もありますが、単に「ボタンの掛け違えがあって、コミュニケーション自体が成り立っていないから」という可能性も往々にしてあります…むしろその方が多い気がします。

なので、「同意してもらえなかったのは、上司の考えが自分とは根本からうからだ」と決める前に、「何か話がうまく伝わってなくて、食い違ってるかも」という可能性を考慮できると、選択の幅が広がるかもしれません。そうすれば、「仕事ができないメンバーがいてもどうでもいいと思ってるんだ」と決めつけるだけでなく、「あーすいません、説明が悪かったかもですが、チームの評判は枝葉の話で、私が問題にしているのは「仕事ができないメンバーがいる」ということです。」と、その場でコミュニケーション修正可能です。

繰り返しますが、深読み自体が悪いことではないと思います。実際、深読みしたことで、うまくいった場面もあるのだろうと思いますし。

私も偉そうなことを言える立場ではなくて、人間関係でうまくいかないことは色々あります相手自分の期待しない意見を言ってきた時って、大なり小なりうろたえます。うろたえると、どうしても、その状況を飲み込もうとして自分なりの解釈をしてしまいがちになるのですが、それ以外の選択肢を持てるいいなと思って、自分はそんなことを心がけています、という話です。

anond:20250501222601

目的とか意思があってその上に言葉が乗ってると思ってる

言葉にもなっていない、本人もはっきりと認識できていない目的とか意思

おまえがすべて見つけているという考え方が異常だと思った方がいい

各論の話してるのに総論で返すのってコミュニケーションとして成り立ってるの、か...?

成立してるしてないではなく本質的仕事関係ない、おまえ個人の感想にすぎないことに答える気がないから、各論質問総論で返事しているんだろう。

前段で「目的とか意思があって」と言っている割には、こっちでは目的意思無視しているのはなぜだ

結論

人には不満を抱く割には、自分コミュニケーション自分に都合がいいように物事を捉えすぎているのがうまくいかない理由だろう

有り体に言えば、おまえのコミュニケーションはずるい、こすっから

そういう自分だけ得を取るという姿勢相手に透けて見えて、何でもない会話でもマイナス点を稼ぎ続けている

から、いざというときコミュニケーション難易度が高くなっている

2025-05-01

から深読みしすぎとかそんなこと言ってないとか言われることが多かったけど、今日ついに仕事でも指摘されてしまった。

もしかしてこれ、直さないといけないやつ?とやっと気がついたけどどうしたらいいのかわからない

深読みしてるつもりはなくて、常に目的とか意思があってその上に言葉が乗ってると思ってるから言葉じゃなくて元の意思を読み取ってそっちに返事しちゃう

いや、でも趣味とか恋愛の話とかはできるんだけど、なんなんだろう

雑談最近できるようになった

今日あったのは

この前仕事できないメンバーについて相談してて、

私「パフォーマンスが低いメンバーがいると対外的にチーム全体のパフォーマンスも低くみられてしまう」

上司「意外とx人のチームみたいには見られてなくてooさん(私)のチームみたいに見られてるよ。どのチームもそんなものなんじゃない。」

と言われたのに対して、仕事できなかったりサボったりしているメンバーを許容しているようですが...と今日言ったらそんなことは一言も言ってないと言われた(ちなみにチームにはパフォーマンスが低い人とサボってる人がいる)

かにサボってるとかサボってないとか一言も言ってないけど、だとしたらどういう意図発言なの?

ダメメンバーがいるのは当たり前のことだからしょうがない、という意味だと解釈したんだけど、それ以外にどう解釈したらいいの?

AI相談したら上司総論を行っただけでサボってるメンバーがいるとかの各論に対しては何も言ってないって言われたんだけど、

元々各論の話してるのに総論で返すのってコミュニケーションとして成り立ってるの、か...?

これを深読みせず言葉そのままに受け取るのって可能なのか...?

わけわかんなくなってきたか意見聞かせてほしい

疲れた

しかもこんな日に限って悪いことばかり起きるんだよな

駐輪場自転車倒されてて鍵が壊れて開かなくなってから歩いて帰ってきた

2025-04-30

独りで万博に行ってきた日記

結論

前評判は置いておいて概ね満足であり、造形的に楽しいものが実に多く、特別に何かを楽しもうとしなくてもただ見て回るだけで楽しい体験ができるだろう。ただ天気は超重要

各論

・予約をするのに万博IDというものを取得する必要がある。ログインするたびにワンタイムパスワードを求められる、チケットを表示するのに数分〜10分程度待たされる(時間による)ので少し面倒。

・持ち込める荷物にかなり制限がある。キャリーバッグ、三脚自撮り棒、ドローンNGである

現金使用できない。何をするにもスマホを使うようなシステム設計なので、スマホ必須である

・天気は超重要自分場合は、快晴最高気温19℃、少し風ありという、多分会期中を通じても1・2を争うほどSSRだった。天気ガチャを勝ち抜け。

大屋根もおそらく晴れだと天国、雨だと横風を防げない構造なので実質的に雨を凌げるスペースはかなり少ないと思った。ベンチはたくさんあるが多くは屋外にある。

・新しいだけかもしれないが床は白く、人工島の立地も加わって地中海港町のようなカラッとした風情がある。ドラクエ11ソルティコの街を平べったくしたような感じ。

・9時半に夢洲駅に到着し、会場入りできたのは10時ちょうど。混雑緩和のため、駅から会場入り口まで遠回りをさせられる。

・入場には空港ばりの手荷物検査が求められる。飲み物もチェックされる。見回りのスタッフもかなり多く、会場内の方が安心であるという印象である

・会場はかなり広くて平地も多く、コミケのような混雑具合は全くない。USJディズニーシーよりも人口密度は低めという印象である

無料飲料水を汲めるスポットがある。なので水筒を持ち込むと良い。

・食べるところは、レストランフードコートキッチンカーコンビニとかなり多彩である。値段はピンキリであるが、やや未来感のある価格設定が多かった。

・会場内は日本人割合が多いように感じた。京都心斎橋難波と比べると断然外国人割合が少なかった。ただこれは祝日からかもしれない。

・一日の間に全てのパビリオンを見て回るのは不可能である。予約必須パビリオンもたくさんあり、加えてあちこちスタンプラリーもあるので、コンプリートするには2〜3回の周回プレイが求められる。1回目は予約不要パビリオン中心に全体を見て周り、2回目以降であらかじめ目当てのパビリオンを予約して回る、というムーブが良さそうである

・19時以降くらいはほぼ全てのパビリオンの予約が不要になる。それでも人気のところは行列になっている。

・予約不要パビリオンの多くはコモン館としてまとめられている。こちらはすぐに入ることができた。

・多くのパビリオン個人的に気になったところは、国の基本情報が少なく、とにかく映画予告編のようなイメージ先行の展示やインスタレーションが多く、博覧会の割に学ぶことができる材料が少ないと感じた(もちろん全てがそうではない)。

博覧会なので、アトラクションライドも客いじりをする亀もいない。

パビリオンの造形が本当に多彩であり、見ているだけでも楽しかった。またテーマも多彩であるが、生命科学SDGs自然との調和あたりを感じた。

テクノロジーの面では未来感がするようなものは少なく、現在最先端技術の紹介に留まっているように感じた。なお空飛ぶ車はメンテナンス中であった。

コスプレをしている人は見かけなかった。

・帰りに乗った大阪メトロ中央線電車内は広告が一切なく、この点で妙に未来感があった。

2025-04-25

anond:20250425114621

論点が整理されていないので、Grok君に整理してもらいました。参考にしてください。

以下は、X上で議論されている「大阪万博コスプレで参加することの是非」に関する論点を整理し、コスプレ否定派とコスプレ容認派の主張をまとめたものです。各論点について、関連する過去の事例・判例法令必要に応じて記載します。主張の評価は行わず客観的な整理に徹します。

論点1: 大阪万博におけるコスプレ公式ルールとその解釈

コスプレ否定派の主張

公式ルール曖昧さ: 大阪万博公式ルールでは「持込禁止物に該当しないもの」「公序良俗に反しない服装」「平穏を乱す行為禁止」を条件にコスプレ許可されているが、具体的な基準不明である更衣室がないことやトイレでの着替えが禁止されていることからコスプレを想定したイベントではないと解釈すべきである

暗黙の禁止: 公式が明確に「コスプレ歓迎」と明記していないため、「許可されている」ではなく「禁止されていない」に過ぎない。コスプレ運営が想定していない行為であり、ルールの隙間を利用する行為不適切である

運営負担の増加: コスプレに関する問い合わせが増えると運営負担となり、将来的にコスプレ禁止されるリスク高まる

コスプレ容認派の主張

公式ルールの明確な許可: 大阪万博公式FAQで「コスプレまたは仮装をしての入場は可能」と明記されており、特定の条件(持込禁止物、公序良俗平穏)を満たせば問題ない。ルールに則っている以上、コスプレは正当な行為である

運営の歓迎姿勢: コスプレイヤーへの現地スタッフ対応好意的であり、事実上コスプレが歓迎されている。運営側がコスプレ問題視していない証拠である

多様性テーマとの整合性: 大阪万博テーマいのち輝く未来社会デザイン」や「多様性」にコスプレ合致し、文化表現の一環として認められるべきである

関連する事例・判例法令

大阪万博公式ルール: 公式FAQによると、「持込禁止物に該当しないものであれば、装着しての入場は可能」「公序良俗に反する服装平穏を乱す行為禁止」「更衣室はなく、トイレでの着替えは禁止」「他の来場者に迷惑となる写真撮影や、不安感・恐怖感を与えるもの入場拒否可能性」と規定されている。

過去万博: 愛知万博2005年)ではコスプレサミットが開催され、コスプレ公式イベントとして組み込まれた。上海万博2010年)やドバイ万博2020年)でもコスプレ関連イベント存在し、万博コスプレ親和性示唆される。

論点2: コスプレ公共の場での適切性

コスプレ否定派の主張

場違い行為: 万博国際的文化交流技術展示の場であり、テーマパークやコスプレイベントではない。アニメキャラクターコスプレ万博目的(各国の文化歴史技術体験)にそぐわず、場の雰囲気を乱す。

他の来場者への影響: コスプレは目立つため、意図せず注目を集め、写真撮影や囲みの発生で他の来場者の体験を妨げる。特に海外から観光客コスプレイベントの一部と誤解する可能性がある。

公共交通機関や移動の問題: コスプレ姿で公共交通機関を利用したり、会場外を移動することは、コスプレ界隈の暗黙のルール公共の場でのコスプレは控える)に反する。

コスプレ容認派の主張

文化表現としての正当性: コスプレ日本サブカルチャーとして世界的に認知されており、万博多文化交流の一環としてふさわしい。コスプレを通じて日本文化アピールできる。

他の来場者との交流: コスプレは同じ趣味を持つ人々との交流を促進し、万博の「共感の輪」を広げる。スタッフキャラクターとの好意的なやり取りも、ポジティブ体験となる。

個人自由: コスプレルールに則り、他の来場者に迷惑をかけない限り、個人表現自由として認められるべき。万博多様性体現する行為である

関連する事例・判例法令

コスプレイベントの例: コミックマーケットコスプレサミットでは、公共の場でのコスプレ移動を避けるため更衣室が用意され、移動時のルール厳格化されている。万博では更衣室がないため、移動時のコスプレ問題視される。

テーマパークの事例: ディズニーランドユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、特定の期間(例:ディズニーハロウィーン)を除き、コスプレでの入場が制限される。これは場の調和を保つための措置とされる。

論点3: コスプレ著作権不正競争防止法

コスプレ否定派の主張

著作権侵害可能性: コスプレ衣装アニメ漫画キャラクターを基にした二次的著作物であり、権利者の許可なく製作・着用することは著作権法の複製権翻案権侵害に該当する可能性がある。現状は権利者の黙示の許諾に依存しているグレーゾーンである

不正競争防止法リスク: コスプレ姿をSNSに公開し、注目を集める行為は、キャラクター顧客吸引力を利用した「不正競争」に該当する可能性がある。特に万博のような公共の場での露出は、権利者のイメージを損なう恐れがある。

コスプレ界隈への悪影響: 無許可コスプレが目立つと、権利者が法的措置を取る可能性が高まりコスプレ文化全体に規制が及ぶリスクがある。

コスプレ容認派の主張

著作権侵害の非該当: コスプレ二次的著作物に該当しない場合が多く、翻案権侵害には当たらない。個人による非営利コスプレは、権利者が黙示的に許諾しているため問題ない。

ファン活動ポジティブ効果: コスプレ作品宣伝ファンコミュニティの活性化寄与し、権利者にとっても利益がある。万博でのコスプレ作品布教につながり、文化価値を高める。

法的リスクの低さ: 非営利目的コスプレは、権利者が訴訟を起こす可能性が低く、実際には問題にならない。万博ルールに則っている限り、法的問題は生じない。

関連する事例・判例法令

著作権法: コスプレ衣装が元のイラストの「表現上の本質的な特徴」を再現する場合複製権著作権法第21条)や翻案権(同第27条)の侵害に該当する可能性がある。ただし、私的使用(同第30条)や非営利目的場合権利者の黙示の許諾により問題にならない場合が多い。

不正競争防止法: 「マリカー事件」(東京地裁2018年知財高裁2020年)では、マリオ等のコスプレ衣装使用した商業活動不正競争行為不正競争防止法第2条1項1号)に該当すると判断された。非営利コスプレ対象外だが、SNSでの公開が「顧客吸引力を利用」と見なされる可能性がある。

コスプレグレーゾーン: コスプレ権利者の黙示の許諾により成り立っているが、2021年政府コスプレ著作権ルール整備を検討する方針を表明。現時点で明確な法規制はない。

論点4: コスプレマナーと他の来場者への配慮

コスプレ否定派の主張

マナー違反懸念: コスプレは目立つため、意図せず他の来場者に迷惑をかける(例:写真撮影の囲み、スペースの占有)。特に子ども海外来場者への配慮が不足している。

承認欲求押し付け: コスプレ姿でSNS投稿することは、自己顕示欲承認欲求を満たすための行為であり、他の来場者に強制的コスプレを見せる結果となる。

悪意ある利用のリスク: 過去テーマパークで不適切目的(例:子どもへの接触)でコスプレをした事例があり、万博でのコスプレが同様のリスクを孕む。

コスプレ容認派の主張

マナーを守れば問題ない: ルール公序良俗撮影禁止迷惑行為禁止)に則り、他の来場者に配慮すれば、コスプレ問題ない。実際、問題行動を起こしたコスプレイヤーの報告は少ない。

テーマパーク的体験提供: コスプレは来場者にとってテーマパークの着ぐるみのような楽しさを提供し、万博エンターテインメント性を高める。

個人の楽しみ: コスプレ自己表現キャラクター愛の表れであり、他の来場者が不快に感じるとしても、ルール違反でない限り制限すべきではない。

関連する事例・判例法令

過去トラブル: テーマパークでのコスプレによるトラブル(例:不適切接触目的コスプレ)は、公共の場でのコスプレに対する懸念を高めている。ただし、万博での具体的なトラブル事例は未報告。

コスプレイベントマナー: コミックマーケットコスプレサミットでは、撮影時の囲み防止や移動時の配慮暗黙のルールとして存在する。万博ではこれが徹底されていないとの指摘がある。

論点5: コスプレ炎上の背景と批判正当性

コスプレ否定派の主張

コスプレ界隈の体質: コスプレ界隈には「ルールを守らない」「文章曲解する」傾向があり、万博でのコスプレもその延長線上にある。炎上コスプレイヤーのマナー違反非常識な行動への反発である

個人的な不快感: コスプレ万博の場にそぐわないと感じる人々が、ルール以前に「見たくない」という感情から批判している。これは個人価値観の相違によるもの

過剰な注目: 特定コスプレイヤー(例:鹿乃つのさん)がSNSで目立つ投稿したことで、他のコスプレイヤーにも批判が波及。影響力の大きい人物の行動が炎上を増幅した。

コスプレ容認派の主張

不当なバッシング: ルールに則ったコスプレが「承認欲求」「場違い」などのレッテル批判されるのは不当。批判者の多くはルールを把握せず、感情的な反発に終始している。

コスプレ文化への偏見: コスプレに対する否定的な意見は、コミックマーケットなどでのオタクバッシングの延長であり、偏見に基づく。万博多様性否定するものだ。

運営公認: 大阪市長コスプレ関連の記事をリポストするなど、事実上公認されている。批判は「個人的な不快感」を押し付けわがままである スpost:1⁊

関連する事例・判例法令

過去炎上事例: コスプレ界隈では、イベント外でのコスプレ(例:ディズニーランドでの無許可コスプレ)やSNS投稿炎上した事例がある。万博のケースも同様の構造を持つ。

SNS炎上: SNSでのコスプレ投稿は注目を集めやすく、批判過熱する傾向がある。法的な問題がなくとも、感情的な反発が炎上を招くケースは多い。

補足

炎上の中心事例: 議論の中心は、コスプレイヤー鹿乃つのさんが『ダンジョン飯』のキャラクター「マルシル」のコスプレ万博に来場し、SNS投稿したことによるプチ炎上である。このケースが多くの論点引き起こしている。

法的グレーゾーンの影響: コスプレ著作権不正競争防止法に関する議論は、法的解釈曖昧さが議論を複雑化させている。明確な法規制がないため、双方の主張が対立する。

万博特殊性: 国際的イベントである万博は、テーマパークやコスプレイベントとは異なる目的雰囲気を持つため、コスプレの適切性が特に議論の焦点となっている。

以上が、X上で議論されている「大阪万博でのコスプレの是非」に関する論点整理です。各論点について、否定派と容認派の主張をバランスよくまとめ、関連する事例・判例法令記載しました。

2025-04-16

anond:20250415031426

追記を読んだ上でやっぱりいくつか…

 

スカウトピンキリどころではなく、「うちに応募してみてよ!」ぐらいが9割な体感です。

主張の内容も読んで理解した上でも認識は変わらないです。

自分求職者立場で、JTC職歴や実績は自慢できるレベルであるもの転職市場一般化が難しくハイクラスではないので、直近30社以上スカウトも含めて落ちていますが全く同意できないです。。

 

各論根拠として示している部分は定型文であって、そこの根拠意味を求める人材現在日本社会地雷になると思います

私が人事担当でもヤバイやつだなと思います

そして、言葉意味合いについて戦うのであれば、世界相手にして様々な分野で戦わないといけなくなります

これだけレスがきて自覚できないと仮定するなら、メンタルヘルスカウンセリングもしたたほうがいいかもです。

発達障害とか愛着障害とか。

私自身が該当者なのですが、健常者がこういった認識になるとは考えにくいです。

今後の人生幸福につながるのでぜひ。

 

なにより客観主観混同しています

不誠実かどうか、一方的かどうかは主観です。

主観を波及する場合は、法律や慣習をベースにしたうえで一定理不尽さを超えなければ同意されないと思います

今回は明らかに基準を下回っており、法律面でどうかもわかりません。(ポリシーで片付けるには、あまり一方的すぎたとの便などが該当)

 

今回で言うなれば、下記の流れなら批判的な投稿として注目を集めると思います

1 スカウトが基本の転職サービス登録する

2 スカウト受け、スカウト内容に就業条件が書いてある

3 選考を受ける

4 最終的な条件オファーを受ける

5 2の内容に書かれていた条件と”大きく”剥離する条件が提示される

 

個人的には上記以外でスカウト受けて破断となったなら「そういうもの」という認識です。

私自身も元増田と近い業界で働いていますが、破断となった際にそのような認識の方とは一緒に働きたくないな、というのが正直な感想です。

2025-04-03

任天堂WiiUから何を学んだのか

せっかちさん向けに結論だけ書くと「サードパーティーソフトを出しやすくした」だと考えてる。

以下乱雑な各論

Switch (2017) からの変化

Switchが出た2017年からグラフィックスAPIは大きく進化した。進化より大事な点として最近は割と収斂してきたのがある。

今ではスマホでも当たり前に使えるGPU機能Switchでは使えないとか多かったから、現代GPUを使って「普通にゲームが作れるのは開発者にとってはありがたい。また収斂してきたおかげで、今ハード更新したらきっと長く安定して開発できるようになるはず(今後年月がたって主流のAPI乖離が進むことで、Switch2独自手法を保存しておかないと作れない...とかが多分ない)。わかんないけど。

APIの差はスペックの差より大きい。これからPS5やPCから移植する時、丸ごと作り替えずともポリゴン数やテクスチャサイズ妥協すればいいだけになるから割とどうにでもなるはず。

マウス

露骨PCゲーというかSteamゲーを移植やすくなった。

Nintendo Directの尺

結構ソフトメーカーラインナップの尺が長かった。フロム新作もいいインパクトだった。明らかにサードパーティーを重視している感じがする。

GameChat

開発者に訊きました、で開発者が何もしなくともソフト価値が上がる、と発言していたのも同じ文脈で、やはりサードパーティーの労力をかけずに価値提供できるのを目指している。

WiiU反省

WiiからWiiUへの移行はサードパーティー含めて全然ソフトが出なかったのも敗因の一つだから移植やすさによってソフトを拡充してるところに反省が見られる。あとやっぱり当時からゲーム開発の現場も変わってきてて、いろんな技術コモディティ化・横展開して当然、みたいにどんどんなってきてる。独自路線をある程度捨ててでも主流に合わせてきた感じ。

WiiUの失敗は新規性のなさではなく、むしろ独創的で新規的すぎたってことになるのかな。Switch2では独自路線犠牲に、ソフト移植やすさと、慣れ親しんだSwitch継承、を実現した。

独自路線放棄

任天堂といえば独創的なハードというイメージがあるけど割とバッサリ捨てていいところは捨ててるイメージIRカメラジャイロも言うてほとんどのゲームで使わないのを任天堂も受け入れちゃって、開発者的に扱いやすくてより「普通」なマウス推しなっちゃった。変わったなと思うけど、いうてWii以前に戻っただけな気もする。

スペックに余裕を持たせる

ゲーム自体の処理性能の他に、GameChatでノイキャンしたり背景削除したり文字起こししたりいろんな処理に割いてるっぽい。あとゲーム自体についても、Steamの「ちゃんとしたプログラマーがいないから大したゲームじゃないけどやたらスペック必要です」ゲーも割と楽に移植できるくらいのスペックがありそう。

あくまSwitchの2

性能アップもそうだし、ボイチャも別に目新しいものではないかSwitchとは大きな違いはないんですよという意味での「2」に謙虚さを感じる。

ハード屋としての任天堂別にもはや世界最先端とは言い難いわけで、それを受け入れてより普通ハードを開発し、ソフトメーカーの力で市場を勝ち取ろうという態度に見えた。もちろん任天堂ソフト開発で手を抜くという意味ではなく、そこは継続するんだけどSwitch限界ギリギリまで使いこなさないとゲーム作れないせいで任天堂ソフト一強みたいになってた反省を感じる。

結局ブレワイ・ティアキンを超えるスペックフル活用ゲームは一個も出なかったしな。地に足のついた判断の結果だと感じる。

...

じゃあPSXboxと何が違うん?にはなる。多分Switch発明した携帯でも据え置きでも使えますよの価値一点で差別化する感じかな。あとキッズ向け機能か。この辺りが関係ない人はSwitchである意味もないだろう。Not for youである

2025-03-15

文化資本議論について質問なんだけど

最近インターネット文化資本話題になるけど、何故毎回同じ議論になっているんだろう……?


田舎には!」「東京には!」みたいな。

メインストリーム議論が足踏みしているというか。各論を見ると皆さんすごく面白いお話をしているのに、議論が揺れ動かないというか。


文化資本って、それを持っていたら社会的階層の上昇に資するような文化的なあれこれのことだよね。

美しい星空を見る経験だけでは文化資本にはなりづらいけれど、美しい星空を見られる場所を知っていて、それが社会的評価される場に行けて、その美しさを丁寧に語れたりすると、自分社会的階層が流動する何らかの機会に繋がったりする、みたいに。

こうして書き出してみていて、気付いた。

思い付きだけど、インターネット上の議論って「文化」のほうに注目しがちで、「資本」の話って見る頻度が低い気がするな。

これ不思議だな。何なんだろ?皆、文化のほうに強い印象を置いて話してる……っていうこと?

良ければ教えてー。

2025-03-13

anond:20250310220743

そんな話をしているわけじゃねーのよ。各論一般論の違いわかる?

2025-02-19

「103万の壁」を引き上げるべきでないこれだけの理由

最近話題の「103万の壁」。主に国民民主党が173万までの引き上げを訴えていて、自公国での協議が行われている。「103万の壁」を引き上げる理由としては、①生存権②働き控え③純粋な減税、の3点があるように思う。これらはすベて、誤解、あるいは意図的な誤りによるものであると言わざるを得ない。

103万の壁」とは何か

103万、106万、130万など、「壁」とされる年収はいくつかある。その中でも、「103万の壁」では所得税がかかり始める。103万の内訳は、給与所得控除55万円と基礎控除48万円に分けられる。基礎控除年収が増えるごとに逓減し、年収2500万円を超えると0になる(cf. 基礎控除)。給与所得控除年収により上下し、162万5000円までで55万円となっている(cf. 給与所得控除)。国民民主党が訴えているのは、後者基礎控除の引き上げ。

生存権

103万の壁」の引き上げを求める理由として、生存権問題がある。そもそも、なぜ基礎控除があるのかというと、生活維持のための最小限の収入課税するのは生存権を犯すことになるから国民民主党は、1995年103万の壁が定められたとしながら、"1995年から最低賃金の上昇率1.73倍に基づき、基礎控除等の合計を103万円から178万円に引き上げます。"(政策各論1. 給料・年金が上がる経済を実現)と訴えている。賢明な読者はお気付きの通り、生存権問題で考えるなら、1.73を乗ずるべきは基礎控除48万に対してなのであって、給与所得控除も含めた全体に対してではない。加えて、基礎控除1995年から変わっていないのではなく、2018年税制改正10万円引き上げられている(このとき同時に給与所得控除10万円引き下げられたため、「103万」は変わっていない)。以上示した通り、生存権問題として考えた場合は、「103万の壁」の引き上げは行うべきでない。無論、生活保護など他の社会保障制度も踏まえながら、48万円が生存権と鑑みて適正か、という議論はあり得る。

②働き控え

103万の壁」が「壁」たる所以が働き控えの問題だ。事実103万を一つの壁に働き控えが発生しているしかし、これは「103万の壁」が過剰に意識された結果であり、本来103万に壁はない。前述の通り、年収103万を超えた場合には所得税がかかり始める。しかし、例えば年収104万になったとて、かかる所得税は500円だ。103万の壁を越えても損をすることはない。絶対納税をしたくない、という場合には103万が壁になるが、多くはそうではないだろう。つまり103万を境にした働き控えは、誤解に基づくもなのだ。但し、19~22歳の扶養されている者が働く場合には、103万が壁となる。これは特定扶養控除によるもので、19〜22歳の子供を扶養する扶養者は、所得税住民税の控除を受けれるというもの。子の年収103万を超えると、これが適用されなくなる。これについてはすでに国民民主党の訴えもあり、引き上げが決まっている(cf. https://www.jiji.com/jc/article?k=2024122000894&g=pol:titel=特定扶養控除年収要件大幅緩和 国民民主要求丸のみ―税制改正])。

純粋な減税

最後に、純粋減税策としての「103万の壁」引き上げについて考える。上に示した通り、103万の壁を引き上げなければならない理由は皆無だが、他方で単純な減税策としては一考の余地がある。しかし、純粋な減税だとしても、「103万の壁」の引き上げは大きな問題は孕む。それは、高所得者ほど減税される額が多くなる問題だ。高所得者ほど税率が高いから、より多くの恩恵を受けることになる。税における再分配の機能の点からして、このような減税策は取るべきでない。

以上示したように、103万の壁は引き上げるべきではない。なお、国民民主党住民税の非課税枠の拡大についても訴えている。別個の議論必要なため、ここでは触れなかった。

2025-02-12

その4

7

1)。動画5は、口腔性交 〔2〕 が始まった際にcが携帯電話動画撮影していたのをXに撮るのは絶対だ めで、携帯電話を置くように言われて置いたというのが始まりの方にあり(同番号6ないし8、29、3 0) この動画が終了したタイミングについて、 cは、 ずっと撮っている認識ではなくて、消し忘れて置い てあったものなので、帰るときに、XとLINEの交換をするということになって、 自分携帯を拾い上げ たことで動画が終わったのだと思う (c 39 40頁)、 そのとき (動画が終わる直前)、Xは、 リビン グ内の廊下への出口付近のベッド横におり (c 41、42頁)、LINEを交換するために携帯を取った 後、動画5が終了した直後に、 Xの腰か腕に腕を回す感じで抱き付いてそのままベッドに座ったんだと思 う、そのときにはYと被告人はもう既に廊下の方にいた (c 43ないし47頁) と証言するところ、 動 画やそれをキャプチャーした写真という客観証拠を基に説明するもので、 動画の終わり際の会話の内容にも 整合し、被告人aの供述 (被告人a 37頁以降) ともおおむね合致しており、 その信用性を否定できな い。 X が証言するような、 動画5の後に、 何度言っても帰らせてもらえないから諦めざるを得ない、Yだけ でも帰らせてあげてほしいと考えるしかないような展開になったというのは、このような動画5からうかが われる状況に照らすと、 必ずしも信用し難いのであり、むしろLINE交換を名目とするcの引き止めを受 けて、残ることにした可能性を払拭できない。

そして、cの抱き付き行為の後、 被告人 a がY を送りに外へ出て、 戻ってきたときには、 またc と Xの間 口腔性交 〔3〕 が始まっていたのであり、 前同様任意に応じたものとしても、不合理ではなく、cの抱き 付き行為は、強制性交等罪にいう暴行脅迫に当たるとは認められないし、 その後に行われた膣内性交まで に、新たに暴行脅迫が加えられたことも認められない。 動画撮影行為が膣内性交に向けられた脅迫に当た るとみるべき事情もない。

以上のとおり、本件性交等(暴行〔2〕) について、前記認定に至った原判決は、X及びYの虚偽供述動機等についての判断の不合理さに加え、 X証言がY証言とおおむね合致するとした点等でも不合理であ り、Xが同意の上で本件性交等に及んだ疑いを払拭できない。

(5) 補論

念のため、Xが動画撮影を止められず、 事後に動画拡散防止のための行動に出たことが、 口腔性交 〔1〕、 同 〔2〕 及び本件性交等がXの同意によらずに行われたものであることを推認させるものではない かについて検討を加えておく。 この点、Xは、本件性交等時、 cが動画撮影していることに気付き、 撮ら ないでほしいと思ったが、それまでも言っていたのに撮られたので諦めていた旨証言する(×43頁)。し かし、前記のように、口腔性交 [2] に関する動画5は、 口腔性交 [2] が始まった際にcが携帯電話で撮 影していたが、Xに撮るのは絶対だめで、 携帯電話を置くように言われて置いたことを示すものであり、X 証言はこのような客観証拠にそぐわない。 Xが本件性交等時に動画撮影をやめるよう言わなかったのは、 言えなかったからではなく、言いそびれたといったようなものである可能性があり、 後刻不安になったこから拡散防止のための行動に出たというもので、本件性交等がXの同意によらずに行われたものであること を推認させるものとはいえない。

(6) 結論

以上の次第であり、 その余の点について判断するまでもなく、 X証言の信用性等についての原判決判断論理則、 経験則等に照らして不合理であって、 強制性交等罪にいう暴行脅迫があり、 Xの同意がなかっ たと認めた原判決には被告人両名の関係判決に影響を及ぼすことが明らかな事実の誤認がある。

被告人両名の事実誤認の各論はいずれも理由があり、 被告人 a に関するその余の論旨について判断する までもなく、 原判決は破棄を免れない。

第2 破棄自判

そこで, 刑訴法397条1項、 382 条により原判決を破棄し、 同法400条ただし書により更に判決す ることとし、 本件公訴事実については、これまで説示したとおり、 被告人両名の関係犯罪証明がないこ とになるから同法404条、 336条により、 被告人両名に対し無罪の言渡しをすることとする。

よって、 主文のとおり判決する。

令和6年12月18日

大阪高等裁判所第6刑事部

裁判長裁判官 飯島健太郎 裁判官 大寄淳 裁判官 宇田美穂

例の事件、 その1

長かったので分割しました

その1

https://anond.hatelabo.jp/20250212173148

その2

https://anond.hatelabo.jp/20250212173401

その3

https://anond.hatelabo.jp/20250212173505

その4

https://anond.hatelabo.jp/20250212173947

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【文献番号】25621734

大阪高等裁判所令和6年(う) 第280号 令6年12月18日第6刑事部判決

判決

大学生 平成9年 月〇〇日生

大学生 b 平成7年0月0日生

上記両名に対する各強制性交被告事件について、令和6年1月25日大津地方裁判所が言い渡した判決 に対し、 被告人両名からそれぞれ控訴申立てがあったので、当裁判所は、検察官池邊光彦出席の上審理 し、次のとおり判決する。

主文

判決を破棄する。

被告人両名はいずれも無罪

理由

被告人 aの控訴の趣意は、主任弁護人秋田真志、弁護人高橋映次及び同西愛礼連名作成控訴趣意書及び 控訴趣意書補充書に、 被告人bの控訴の趣意は、主任弁護人奥津周、弁護人川崎拓也、 同板崎遼及び同佐々 木崇人連名作成控訴趣意書に、それぞれ記載のとおりであり、被告人の論旨は事実誤認及び法令適用の 誤り、 被告人bの論旨は事実誤認である

そこで、記録を調査し、 当審における事実取調べの結果をも併せて検討する。 以下、呼称等は原判決の例 による。

第1 事実誤認の論旨について

1 原判決判断概要被告人両名の各論

(1) 原判決認定した事実

判決認定した罪となるべき事実の要旨は、以下のとおりである

被告人b及びc (以下「c」という。)は、 (1) 共謀の上、 令和4年3月15日 (以下、 特に断らない 限り、月日の記載は令和4年である。) 午後11時51分頃、 c方において、 X (当時21歳の女性)に対 し、 被告人bがその様子を携帯電話機で動画撮影をする中、cが暴行を、 c及び被告人bが脅迫を加えて [脅迫等[2]]、 その反抗を著しく困難にした上で、 cが口腔性交 [口腔性交 [1]]をし、(2)引き 続き、 被告人と共謀の上、同日午後11時51分頃から同月16日午前1時13分頃までの間に、同所に おいて、 Xに対し、cがその様子を携帯電話機で動画撮影をしながら、 脅迫を加えて [脅迫〔3〕]、c及 び被告人がかわるがわる口腔性交 [口腔性交 [2]] をし、同日午前1時14分頃から同日午前1時24 分頃までの間に、同所において、 Xに対し、 c 及び被告人 aが暴行を加えて [暴行 [2]]、 Xに同所から 立ち去ることを断念させた上、 同日午前1時24分頃から同日午前2時31分頃までの間に、 c及び被告人 a がかわるがわる口腔性交をし、cが性交をし、cがその様子を携帯電話機で動画撮影をする中、 被告人 a が性交をした [本件性交等]、 というものである

(2) 被告人両名の各論

これに対し、被告人の論旨は、要するに、本件の各口腔性交及び性交はいずれもXの同意の下に行われ ており、暴行脅迫により行われたものではなく、 被告人 aには故意共謀もないから、 強制性交等罪は成 立せず、無罪であるというものである被告人bの論旨も、要するに、 口腔性交 [1] はXの同意の下でな されたもので、少なくとも被告人bはXが同意していると認識しており、 被告人 b が関与した脅迫等 [2] は、強制性交等罪における暴行脅迫には該当しないから、口腔性交 [1] について強制性交等罪は成立せ ず、また、口腔性交 [2] や本件性交等についても強制性交等罪は成立しないが、仮にこれらがcや被告人 aによって強制的になされたと評価できるものとしても、被告人bには、口腔性交 [1] の時点で、cとの 間に共謀が成立する余地はなく、 口腔性交 〔1〕 以降の経過において、 cや被告人 a と共謀をしたといえる 事情もないから、 被告人b に口腔性交 [2] や本件性交等による強制性交等罪は成立せず、 無罪であるとい うものであり、いずれの論旨も、 強制性交等罪が成立するとした原判決には、 判決に影響を及ぼすことが明 らかな事実の誤認がある、 というのである

(3) 原判決判断概要

被告人両名は、原審において、当審における論旨と同様の主張をしていたところ、 原判決は、 概要以下の とおり、 被告人両名に強制性交等罪の成立を認めた。

判決は、証拠上明らかに認定できる事実 (原判決・ 争点に対する判断第2) として、被告人ら及び c並 びにX及びYの関係性等、 本件飲み会をすることになった経緯等、 一次会の状況、一次会終了後からc方に 向かうまでの状況、 c方のあるマンションエレベーター内での状況、 口腔性交 [1] 及びその前後の状 況、 口腔性交 [2] 及びその前後の状況、 被告人b とYがc方から出た状況等、 本件性交等及びその前後の 状況、 Xがc方を出た後の状況等、 X が警察に本件を申告した経緯やその際の状況等について認定した上 で、X及びYの各証言の信用性 (同第3) を検討し、 その詳細は後述するとおり、X証言は全体的に見て信 用できるとした。 次いで、 被告人ら及びcの供述等の信用性 (同第4) を検討し、 被告人らの各供述は全体 的に見て信用性に乏しく、 客観的証拠やX及びYの証言に反しない部分を除いて、 そのまま信用できないと した。 その上で、 原審の判断 (同第5) として、 口腔性交 〔1〕 口腔性交 〔2〕 及び本件性交等について は (同1ないし3) 脅迫等 〔2〕、 脅迫 〔3〕、 暴行 〔2〕 がいずれも強制性交等罪にいう暴行脅迫に 当たること Xが同意していなかったことが認められ、 Xの承諾(同意) があるとの被告人らの認識の有無 については (同4)、 被告人両名の公判供述は信用できず、 Xの同意があったと誤信していなかったと認め られ、故意の有無、 共謀の成否については(同5)、 被告人両名とも強制性交等の故意が認められ、 被告人 bは、遅くとも口腔性交 [1] の開始時までにcとの間に共謀が成立し、 本件性交等が終了するまで継続

2

ており、被告人との共謀は、遅くとも口腔性交 〔2〕 の開始時までに成立したとして、被告人bは、口腔 性交 [1] 口腔性交 [2] 及び本件性交等について、 共同正犯責任を負い、 被告人 』は、遅くとも口腔 性交 [2] の開始時までには、cとの間でXに対して強制的に性交等をすることについての共謀が成立し、 同共謀は本件性交等まで継続しており、 被告人らとの間でも遅くとも口腔性交 〔2〕の開始時までに。を介 した順次共謀が成立したと認められる、とした。

このように、原判決は、X証言の信用性を肯定して、 おおむね公訴事実に沿った罪となるべき事実認定 したが(一部の暴行脅迫認定せず)、X証言の信用性判断について、その要旨は以下のとおりである

ア×証言は、本件飲み会から被害申告に至るまでの状況に関して、証拠上明らかに認定できる事実整合 的に説明しており、特に被告人らが、 YがいないときにXへの言動の中で優位に立ち、Xが抵抗しにく い状況に追い込まれる様子や、 本件性交等について、 言葉での拒絶が聞き入れられなかったことにより、 絶 望感から抵抗するのを諦めた様子が具体的に述べられている。本件一連の経過、 被告人ら及びcとXとの関 係性や被害内容に照らせば、 X証言は、その心情を的確に説明していて自然ものである

Xは記憶の一部が欠落しており、口腔性交 〔1〕 及び口腔性交 [2] が始まったきっかけについては、 そ れぞれ印象に残る場面であるはずなのに記憶しておらず、口腔性交 [2] は口腔性交 〔3〕の場面と記憶混同が見られるが、相当量の飲酒時間の経過を踏まえると不自然ではなく、口腔性交 〔2〕 及び口腔性交 〔3〕 は、一連の性被害の一部で、Yがその場にいないとき被告人aとcの2名によってなされたという 共通点もあり、細かな前後関係等について確証が持てないことは十分にあり得る。 加えて、Xは、記憶のな い部分についてはその旨供述し、 記憶のある部分については、本件性交直前に特に抵抗することなく、自ら 衣服を脱いだこと等、 自己に不利と思われる点も率直に供述しており、供述態度は真摯であり、供述内容は 自らの心情や体感等を交えた具体的かつ迫真的なものである

暴行 〔1〕やその前後の状況、 被告人 a が Xに抱き付いた態様等についての証言内容は、 動画4の内容 と整合的であり、被告人aからキスをされたり、 「やらん?」 と言われたりしたことや、 それを見ていた。 の発言内容についての証言内容も、 動画4から認められる被告人 a と Xの体勢からすれば自然ものである
ウYが廊下に座り込んでいた際、 被告人 aがYに覆い被さるような体勢になり、 その様子を見たXがYの 手をつかんでリビングに引き入れた点や、 X及びYが帰宅を望み、 互いに腕を組んでc方を出ようとしたに もかかわらず、Xがcから上半身をつかまれ、Yが被告人 a から腕をつかまれたことにより、 XとYが引き 離され、その直後にYだけが先に方を出ることになった点について述べる内容は、 Y証言とおおむね合致 している。

この点、 被告人 aの原審弁護人 (当審弁護人と同じ) は、 特に後者の点につき、 位置関係やYの腕の引っ 張られ方などにおいて、 大きな食い違いがあると指摘するが、 X及びYいずれも飲酒の影響により記憶が曖 昧な部分もあり、それゆえ両者の証言内容に多少の食い違いがあること自体は不自然とはいえない。 動画5 等によれば、 X及びYが帰宅したい旨の意思表明をしたにもかかわらず、 引き止められたことにより結局X だけが方に残ることになった経緯は認められるところ、 X及びYがcや被告人 aから一定の有形力行使を 受けたという各証言内容は、前記経緯と整合である

弁護人は、動画5のY帰宅前後の場面において、 その場にいた全員の声の調子が明るく緊迫感はなかっ たことや、Yを引き止める発言がないことを各証言の信用性を否定する事情として指摘するが、前者につい ては、X及びYと、 c及び被告人aとの関係性に鑑みると、 X及びYが帰宅したいと強く思っていたとして も、彼らの気分を害さないように友好的に振る舞うことはあり得るし、後者については、動画撮影終了 後、Yc方を出るまでの間、 一定のやり取りがされたことは、被告人aの供述によっても認められる上、 動画5においてもcがYを引き止める発言は認められるから、いずれの指摘も当たらない。

また、同弁護人は、 Yがc方を先に出たことについて Xに申し訳ない気持ちを有しており、虚偽供述の動 機や必要性があること等も指摘するが、 X 証言とY証言が不自然合致している部分はなく、むしろ食い違 いも所々あり、口裏合わせ等は疑われない上、 Y も記憶のある部分については当時の心情も含めて具体的か つ迫真的に述べているから、 同弁護人の指摘を踏まえてもY証言の信用性は否定されない。

エXの証言内容は、 本件被害直後にYと交わしたメッセージのやり取りや、 性犯罪被害相談電話に対して 「強引めに性行為をされて」 等と伝えていることとも矛盾しない。
オこれに対し、被告人両名の原審弁護人は、Xが被害申告したのは動画拡散を阻止するためであり、その ために強制的な性交等であった旨誇張して供述をする動機必要性があるなどと主張するが、いずれの指摘 も×証言の信用性を減殺する事情にはならない。
カ 以上より、 X 証言は、 全体的にみて信用できる。

2 当裁判所判断

(1) X証言の信用性を肯定するなどして、 被告人両名を有罪とした原判決認定判断は、論理則、 経験 則等に照らして不合理であって、 是認することができない。 以下、 その理由説明する。
(2) 関係証拠によれば、 本件の事実経過については、原判決が 「第2 証拠上明らかに認定できる事実」 として認定したところ自体に誤りはなく、 被告人両名も特に争っていない。 この後の検討の中で、 適宜必要範囲で示すこととする。
(3) X証言の信用性について
ア虚偽供述動機について

まず、 本件被害申告の経緯及びXの当初供述の内容等に照らせば、Xには虚偽供述動機 (誇張や矮小 化) があることが疑われるため検討を要するところ、 所論も指摘するとおり、 原判決事実経過 (原判示・ 争点に対する判断第2の11) 及び×証言概要 (同第3の1 (10) (11) ) として認定した部分は、 虚偽供述動機があることを疑わせる重要事実漏れており、 内容が不十分であるため、 関係証拠により 認められる事実を以下に示す。 <h3>o- *** (ア) Xが、 3月17日午後7時頃、 LINEで友人Aに対し、 性交時に動画撮影した相手等について相 談していた際、Aは、「その先輩 (相手) の素性って絶対ほんと?」 「 (相手の) バイト先は個人情報くれ ないかもやなー」 「最終手段やけど」 「先に警察に言うねんレイプされましたって ([1])」 「警察に言 われたら」 「バイト先も出さざるを得ないから」 「個人情報でも何でも」 と送信し、Xは 「確かにね~」 と 返信し、 Aが 「何とかして相手の身元だけは押さえた方がいい」 と送信したのに対して、 Xは 「そうよね まじで警察行こうかな」 「動画一回出回ったらもう消せないもんね」 と返信した (原審甲40)。</h3>

Xは、同日午後8時40分頃、 性犯罪被害相談電話電話を架け、 「男性三人から、 えっと、 強引めに性 行為をされて」「性行為自体は、 もうなんか、なんか警察呼ぶとか、 自分で断れなかったのでもう、なん か、いいんですけど、 その動画が ([2])」 と話した (原審甲41)。

管轄警察署の刑事が話を聞く日程調整をするということで一旦電話を切ったXは、Aにその旨LINE で伝えると、Aは、 「あと相手二人やったら」 「確実に事件性みたいなのも」 「あるみたいなふうにできる

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