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はてなキーワード: スタントマンとは

2025-10-05

スタントマン本人のイメージとしては、バイクは重いし、スピードがあるし、自分バイクに乗っかってるだけというイメージで、絶対やっちゃいけないことを本能的にやっていた。

努力

2025-07-31

ドイツ本社幹部日本の暑さを思い知らされた」という都市伝説、の話の調べものメモを書きましょうね。

X(旧Twitter)で検索して見ると2020年から急激に語られてるようになっている。

それ以前はTwitterでも他サイト個人ブログまとめサイトなどでもぱっと見た感じではちょっとまだ見つけられていない。

目的

ソース存在するのか?完全に創作都市伝説なのか?何かの逸話に尾ひれがついたのか?

②どのようにこの都市伝説が広まったのか?

以下のようなもの典型的もの

車で似たような話を聞いたな。

ベンツ本社の偉い人が「日本向けにエアコン強化は不要」と言って聞かないので、その偉い人を『真夏日真っ昼間の東京』にご招待して、羽田空港からドイツ仕様ベンツ』で日本支社まで送迎。

当然と言うか何というか、支社到着時には熱烈なエアコン強化主義者にw

午後9:34 · 2020年8月12日

自分が聞いた話だと、真夏首都高乗り入れて、マイスターたちが「窓を開けてくれ!」と懇願するのを「天下のベンツ冷房が効かないということを見せるわけにはいけません」と汗だくになりつつ日本支社の人が返してそのまま押し切ったとか。

次年度からは特注のラジエーターが付いてくるように。

午前3:03 · 2020年8月13日

独車の本社社員から案件は割とある

BMWバイクの「シート高低くして」って要望を「日本人足短過ぎw」と一笑に付してた本社役員を自社製品(GS)による都内ツーリングにお誘いしたら、翌年より日本向けアンコ抜きモデルが登場するなど。

午前4:45 · 2023年7月8日

昔(1970年代)、BMWだったかベンツだったか忘れたけど夏の東京オーバーヒートに起因してクーラントホースの長さが足りなくて(どこかの部品が熱膨張でずれる)、ホース外れる案件が多発したけど、本社改善申し入れても「ドイツ設計が間違っているはずがない、お前らの整備不良じゃ」と(続く

承前)取り合わないので、東京に呼び寄せて、夏の東京渋滞経験させたら翌年モデルからなおってたなんてはなしも。

アメ車日本で売れないのは非関税障壁のせいだとぐだぐだ言ってた時も、自分都内運転してみろという意見が割と出ていた(が、ネット以前の時代の話なので半径50mだ

午後1:31 · 2023年7月10日

自分が見つけた中で最古はこれになる。意外にも車の話ではない。

車で最古だと、これに引用RTする形で前述の「車で似たような話を聞いたな。~」のツイートがされていたものが私が見つけた中でもっとも古い。

からすみません。

シーメンスインバーター搭載した電車で似た話が有りました。

日本での故障頻発でその度にシーメンス技術者呼ばなきゃならない上に「我々の製品完璧だ」とのたまうので運行に支障をきたし、怒った日本技術者が朝の300%近いラッシュドイツ技術者を押し込んだってw

午後1:25 · 2020年8月13日

出典、ソースについて言及したものはこれだけ見つけた。

フォルクスワーゲンなら。

確か80年代に入ってからだったと思いますが、あちらの偉い人が真夏日本滞在して、「ヤナセの言っている事は本当だ。日本の夏は辛い」と言ったらそれまで対策されなかったクーラーの効きが改善されたという話があります

ソースは当時のNAVI誌。

午後10:32 · 2023年7月7日

うーん……NAVI誌というのは初めて知った。今はもうない車の雑誌と。2010年休刊。①について示唆を与える情報だ。

インターネット上にすべての情報があるわけではない。当たり前のことです。

しかしこの話は、②のTwitter2020年から急に定番ネタになったのはなぜ?という話には回答を与えない。

■背景情報

1970年頃まで、ヤナセという会社がいわゆる外車を輸入する代理店だった。

・当時、例えば外車メーカー日本法人などは存在しなかった。

日本だと1955年くらいからカークーラー市販化されたっぽい。

・なので、何か一次資料があるとすれば、1970年以前であればヤナセ関係者回顧録とか?

1970年以後であれば外国メーカー各社の社史や関係者談話か?

いったんここまで。

①の次の方針NAVIバックナンバーを見る方法を探すのと、載っていたとしてどの時代なのかあたりをつける、か。40年くらいの歴史がある月刊雑誌ということは単純計算で40*12=480。

あるいはシーメンスの話が実話かどうか調べるとか(たぶんこれも見つからないだろうけれど)

②についてはいったん保留。Twitter発なのか他に都市伝説としてのこの話の源流があるのか、まだ不明瞭。調べ方が悪いだけかもしれない。

Twitterとかでイラストを描く人はWIPと称して描きかけイラストアップロードするが、調べもの日記においてもWIPと称して書きかけ日記アップロードしてよい。自由だ。

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今日の夕飯はハローデイ唐揚げ買いましょうね

ブラックデッキのパープルステークをなかなかクリアできない

気分転換スタントマンをアンロックする

2025-06-23

うちの子中学1年)がミッションインポッシブルにはまって1作目から見直してるんだけど

トム・クルーズスタントマンを使わず自分でやったっていう話だけが先行しすぎてて

1の最後列車ヘリコプターのシーン見ながら

マジでこれやったの?すげーな」

って言ってておもろい

2025-04-23

濡れ場のリアル

今日掲示板でふと見かけた書き込みに妙に納得しちゃったんだよ。

映画の中で性的なシーンだけリアルなんだよな。死亡シーンは本当に人死んでないし暴力シーンも本当に殴らないけど性的なシーンだけは本当におっぱい揉んだりキスしたり裸で抱き合ったりする。だから俳優いい思いしてんなが勝っちゃう


ってやつ。

これ、マジでそうだよなって。

映画って基本、嘘の世界じゃん。人が死ぬシーンがあっても、それは特殊メイクCGで、役者はピンピンしてる。殴り合いのシーンだって、うまく殴ってる「フリ」をしてるだけで、本当に拳が顔面に入ってるわけじゃない。スタントマンが代わりに危ないことやったりもするし。

でも、ラブシーンとかベッドシーンになると話が別だよな。

キスするシーンは、本当に唇を合わせてる。

抱き合うシーンは、本当に肌と肌が触れ合ってる。

脱ぐシーンがあれば、本当に裸になってる。(もちろん前貼りとかはしてるんだろうけど)

もちろん、演技だし、周りには大勢スタッフがいるし、本人たちにとっては「仕事」でしかないんだろうけどさ。

でも、観てるこっちとしては、どうしても「いや、これリアルにやってんじゃん」って気持ちが湧いてくる。

他のシーンは「嘘」だって頭で理解できるのに、性的な絡みのシーンだけは物理的に「本当」のことやってるから、なんか変な感じになる。

ストーリーに没入したいのに、「うわ、この俳優さん、この女優さんとリアルキスしてるんだ…」「この体勢、役得じゃね?」みたいな雑念がどうしても入ってきちゃうんだよな。

もちろん、俳優さんたちのプロ意識はすごいと思うし、精神的にキツい部分もあるのかもしれない。それは分かってるつもり。

でも、それでもやっぱり、物理的に接触してる「リアルさ」が、他のシーンの「嘘」と比べて際立っちゃって、「俳優っていいな」って感想にどうしても傾いちゃう

なんかこう、うまく言えないんだけど、モヤモヤするんだよな。

2024-07-04

AV殺人描写のある映画ドラマの違い

映画ドラマ殺人描写って

人が実際に死ぬわけじゃないじゃん

実際に殺人が行われてる過程撮影して、それが公共電波に乗るわけじゃない。

 

実際に殺人がおこるものはスナッフフィルムって言われて

アングラアングラ

 

AVは実際に行為してるじゃん

 

映画ドラマフィクションで実際に殴られたりするものなんかないのにね、危険行為スタントマン雇ったり。できるだけ嘘でそれっぽく写す

 

AVぶっちゃけ人権侵害行為を実際に撮影して販売するアングラ、スナッフフィルム相当なのに、それが表に出てきてもいいじゃん。って話になってくると、ダメでしょ。しかない。

 

よくAV規制派が子供を盾にしてるが、勧めてもないAV勝手に見て影響されるバカ子供なんてどうでもいいよ、自己責任

 

ただただスナッフフィルムを世に垂れ流すなってだけの話だよね。

2023-09-26

anond:20230925204113

作曲ハンス・ジマーになる予感。監督エイリアン3のデビッド・フィンチャーで。オープニングはイカした CG で、途中に「ハードセックスシーンを予想させる」雰囲気を醸し出して、途中まではモブを雑に殺して、クライマックスどんでん返しが来る。その悪役倒した思ったら「You(ウ)'er(エ)Son(サ)of me(マ)!」なるキメ台詞は吐かれて、ムナグソ悪いエンディングになって、家来のマイケル・ケインがしんみりと慰めてエンドロール広告は「スタントマンを使わないアクションスリラー、全米が結末に叫喚!!!」という感じかな。マツケン大事そうなポジでまったくストーリーに絡まないキャラを演じ、白馬人種差別なのでオミットヒロインがブスかわ、というか選出が謎くて話題になる。そんでもって、次回作は今回の敵が雑に殺されて話が始まる。

2023-08-05

猫とアメリカ男性の男らしさ

映画「猫と、とうさん」を観た。(ネタバレあり)

 

アメリカ在住の猫を飼う男性9名に密着したドキュメンタリー

俳優インフルエンサー技術者消防士スタントマントラック運転手

様々な業種の人が猫とのふれあいで癒され、生きる糧と語られている。

猫の愛らしさにほのぼのしていると、冒頭のインタビューで「猫を飼う男性は変わっていると思われがちだ」と語られまず驚く。

その後も「友だちに猫を飼おうと思うんだ」と相談すると「ありえない!」と言われ

「猫が好きっていうことも、人に話すことはなかった」と語る人、

あるカップルは猫好きが高じてパートナーになったが女性が語ったのは

「猫が好きで一緒でもいいという男性を見つけるのは難しい」ということだった。

アメリカでは「猫=女性的なペット」という認識があるらしい。

   

はてなでよく聞く欧米の「有害男性らしさ」だ!と思った。

「猫が好き」も言えないレベルなんだ!?!?と驚いた。

  

この映画は猫を飼い始めてから夫が猫を愛し、より柔らかく、思いやりのある人に変わったのをみて

同じようにポジティブな変化をした人の記録を残したいというところから始まったそうな。

猫は犬のように懐かない、という固定観念から猫の多様性を知り、

猫に癒されることから自分が張り詰め傷ついていた事に気付く。

弱音を吐いては「男らしくない」という呪縛から解かれた人たちのストーリーだった。

 

 

というカルチャーショックを感じつつも、観ている方も猫に癒される良い映画だった。

監督登壇の舞台挨拶回で観たので色々話が聞けた。

映画の軸になっている路上生活者デヴィッドとラッキーという猫が波乱万丈で

彼の支援者から、こういう人が居ると連絡があったが既に撮影に入っており迷っていたが

度会ってこれは残さねば、から主軸になっていた。

映画では2022年までの情報しか得られず、その後がどうなっているのか気になる形で終わっているのだけど

監督は度々連絡を取っているらしく、2週間前に連絡した今も元気でやっているということもきけました。

良かった。

 

直接聞けて面白かった話がもう一つ。

ゴロゴロ音に並々ならぬこだわりを感じる……と思っていたら、録音・編集担当もした監督の夫が

撮影中はやっぱり難しかったので、うちの猫ゴロゴロを録って編集をね、しました」って

流暢な日本語で話してて笑ってしまった。その話して大丈夫なのか?と思っていたが

些細な感想でもRTしていた公式アカウントが、この内容を含めた感想ツイートには

いいねだけしていたので、やっぱりあんまり言っちゃいけない事だったのかもしれない。

 

 

それにしても、「猫が好き」も言えないレベルだったとはなあ。

2022-10-07

anond:20221007022622

女性戦士も変身中の中身のスタントマンは男やで

中身男やからスタントパーソンに言い換えなくてええで

2021-12-07

anond:20211207092816

そうだよな。俺らが50になるからキアヌも60だよな

サニー千葉が生きてたらキアヌスタントマンしてたかもな

2021-03-19

雑誌映画秘宝』の記憶(14)

雑誌映画秘宝』の中で「ボンクラと云う『甘え』」が蔓延るようになった原因について、少し考えてみます

デルモンテ平山が、レンタルビデオ屋全盛期に某誌からレンタル専用作品を視聴して短文レビューを書くように依頼されたはいものの、どれも余りに駄作ばかりだったものから平山苦し紛れ適当文章を書き散らしたところ予想外の反響を一部で呼び、その反応を見た町山智浩が「これらを一気読み出来るようにすれば受けるぞ!」とまとめて掲載したのが、他ならぬムック時代の『映画秘宝』でした。

似たような例として、中原昌也とかが適当な事を言ったのが切っ掛けで注目を集めた作品があって、実際に観たら「聞いた話とだいぶ違うぞ!」と言いつつも、それなりに『映画秘宝ファンは楽しんだりもしていました。

他にも、アルバトロス叶井俊太郎が、適当直感で買い付けたら予想外にヒットしたのが仏映画アメリ』だったなんて裏話も『映画秘宝』は記事にしていました。

こんな感じで、要するに『映画秘宝』には、誰かのイイ加減だったり無茶苦茶だったりする仕事ぶりを、面白おかしく取り上げて楽しむと云う風潮が早い時期からあった訳です。

しかし、この風潮に関して公平を期すと、これは何も『映画秘宝』だけに限定される話ではありませんでした。つまり、より広く言えば、日本映画業界及び映画ファンの中には全般的に、業界無茶苦茶な話を面白がるような風潮と、業界入りした人間は諸先輩方を見習って無茶苦茶なことをする人間に成長するのが「理想的業界人」の在り方だと考えるような風潮が古くから有ったように思います

したがって、傍目にはドン引きするだけのエピソード群を、町山智浩らが悪びれもせずに面白おかしく語りたがるのは、彼らの中に「古き良き(※現在の私は『良き』とは思いませんが)映画業界人の理想像」があって、それに近づきたいと云う「願望」の顕れなのだと思います

それで、その日本映画業界人はと言えば、全ての人間がとまでは言いませんが、反・権力言動を示したり、政治に関しては革新派政党政治家を支持する姿勢を示したりと云うのが、戦後多数派だったと言ってもそれほど間違ってはいないと思います。まあ、津川雅彦みたいな人もいましたが。

その一方で、現実日本映画業界は、今で言うところのセクハラパワハラに満ち溢れた世界でした。監督や大物俳優が、助監督以下のスタッフらに対して物理的・精神的な暴力を行ったり、演技指導名目に性暴力セクハラを行うことは日常茶飯事でした。

現場空気をピリッとさせる為に、常習的に助監督らを怒鳴りつけていた若松孝二

安全管理対策をしないまま、鎧甲冑を身に付けたスタントマンを滝壺に飛び込ませて、溺死させた井筒和幸

所有するプレジャーボートターゲット女優を乗せて沖合の海に連れ出し、逃げ場を無くしてから女優に無理矢理に性行為要求した梅宮辰夫

この文章を読んでいる人の中にも、すぐに同様の事例を思い出せる人がいることでしょう。

梅宮辰夫は兎も角、口では「反・権力」等の綺麗事を言いながら本人は他人搾取したり抑圧したりと云う、まるで現在町山智浩高橋ヨシキらを彷彿とさせるような映画業界人が探さなくてもゴロゴロ存在していた訳です。

したがって、こういった業界人たちが現に大手を振って生きている(たとえ警察沙汰になってもヌケヌケと復帰できている)上に、彼らが「理想像/お手本」となれば、町山智浩を筆頭とする『映画秘宝関係者らが無茶苦茶をする人間になっても何も不思議ではないのかもしれません。

ボンクラと云う『甘え』」の源流の一つが、日本映画業界のものにあるのではないかと云う話でした。

次回も「ボンクラと云う『甘え』」について述べる予定です。

2021-01-15

anond:20210115075520

事件当時ロマン・ポランスキー監督は不在で(映画でもその通り)、犯人たちに襲われていない。

現在も存命で去年も作品を出している。(少し昔の作品だが、戦場のピアニストはかなり話題になった作品

殺されたのは妻で女優シャロン・テートと、友人。

しか殺人犯とは何ら関わりがなく、以前に引っ越した住人と勘違いされて彼女らは殺された。監督らの素性は事件関係がない。

この映画が救ってみせたのは監督ではなくその妻、シャロン・テートだ。

今でも語り継がれる悲劇女優だ。

劇中でも説明される通り、当時売り出し中の女優で、監督の子供を妊娠中だった。

この映画ではシャロン・テートの魅力的な姿が何度も描かれ、しかし最終的にディカプリオが彼女の家に招かれる場面ではインターホン越しでのみ会話し、ディカプリオと同じフレームには映らない。

とても誠実な描写だと思う。

この映画が憎んでいるのはマンソンファミリーだ。

実行犯殺害を指示したチャールズ・マンソンは額に鉤十字タトゥーを入れているが、タランティーノ過去イングロリアス・バスターズで憎きナチの額に鉤十字を刻んだ。(ちなみにこのナチ将校役の俳優ポランスキー監督映画おとなのけんかで主演してる)

そしてイングロリアスバスターズでは「映画を使って」ナチどもを焼き殺したように、この映画でもマンソンの手下を「映画小道具を使って」焼き殺す。

イングロリアスバスターズの隊長は、ブラッド・ピットだった。

1969年は「ロックが死んだ年」ともいわれ、アメリカにとって大きな節目だったことには違いがない。

しか監督タランティーノは「ハリウッド監督」ではないし(アメリカ映画ハリウッド映画ではないのがややこしい)、彼はハリウッドアメリカなどメインストリーム以外の映画も浴びるほど見ていて、それこそ中国香港日本などアジア映画に多大な影響を受けた人間である

デビュー作も香港映画オマージュなくらいだ。

キルビルが急遽テイストの違う二本立てになったのも、チャイニーズオデッセイという香港映画の影響である。(チャイニーズ~は一作目がコメディで、二作目が恋愛もの

(タラオールタイムベスト一位に挙げている続・夕陽のガンマンイタリア産マカロニウェスタンアメリカ映画ではない。ちなみに監督セルジオ・レオーネが撮ったワンスアポアタイムインアメリカも長いけど大変な名作。セルジオ・レオーネ監督の大ファンでもあるし、タイトルからもわかる通りタランティーノはかなり影響を受けている。~インアメリカについては、ラストデニーロの微笑みの解説を見ると、また味わいが増す)

ブルース・リーの話が出てきたが、タラキル・ビルでは死亡遊戯衣装を真似し(何の説明もなく出てくる「カトーマスク」も、グリーンホーネットブルース・リー演じるカトーがつけていたマスクのこと)、主人公ブライドの使う技はブルース・リーワンインチパンチで、必殺技は(ブルース・リーに影響を受けた)北斗の拳の技のようだ。オーレン石井へ敬意を示す闘いは、ドラゴンへの道のチャック・ノリス戦を思い起こさせる。

キルビルで描かれる復讐暴力の虚しさは、燃えよドラゴンブルース・リーが奇妙な泣き顔で表現したのと同じものだ。

そして敵役ビルには、ブルース・リードラマ企画を奪った俳優デヴィッド・キャラダインを配している。

キルビルはある種、ブルース・リーを主演に見立てているのだ。

タランティーノは、そういう監督なのである。ちなみにブルース・リーの主演が叶わなかったドラマ企画が、ちょうどワンス~の時代の頃の出来事でもある。

ちなみに、キルビル前後編になった元ネタチャイニーズオデッセイの主演はチャウ・シンチー少林サッカーが有名)であるが、彼もまたブルース・リーマニアだったりする。(ドラゴン怒りの鉄拳パロディや、少林サッカーカンフーハッスル等、ブルース・リーネタ多し)

少し脱線するが死亡遊戯という映画もまた、「ブルース・リーという俳優の死後に、彼が生きているかのように撮られた」特別作品で、その点がワンスアポン・ア・タイム・イン・ハリウッド共通している。

(すでに香港ではスターだったが)ブルース・リーハリウッドでの売り出し中にこの世を去った人なのだ。(ワンス~劇中でシャロン・テート自分映画を見るシーンがあるが、ブルース・リー燃えよドラゴンの公開やそのヒットを目にすることがなかった)

ちなみに作中で喧嘩していたブラピ本人もブルース・リーおたくである。楽しかっただろうなあ。(ファイトクラブでの物真似が彼のアイデアというのは有名)

あとワンス~作中のブルース・リー調子こいてるのは、実際の彼がああいキャラだったためでむしろファンとしては大喜びするポイント。(ブルース・リーの物真似をするときは、顎をしゃくって半目で相手文字通り見下したように眺める。服のセンスも、実際にああいチンピラのようなダサいファッション

何より、タランティーノは「超」がつく映画狂で、大げさではなく映画から人生のすべてを学んだような人間だ。

あらゆる映画を吸収し、現実にはモテないスーパーボンクラだったくせに、(映画から知識だけで)玄人好みの渋い「中年恋愛映画」すら物にしてしま監督である

落ち目だった俳優を「自分が好きだから」という理由で起用し、劇的にカムバックさせたりと、フィクションの力で現実を変えたこともある。

(※ネタバレ注意:この俳優とはジョン・トラボルタのことだが、タランティーノの好きな某映画ではヒロインを救えず、せめて「映画の中だけで生かす」ことを選ぶ。言うまでもなく、ワンス~を思い起こす)

(というよりもともと映画のものが、亡くなった俳優の生きている姿を見られるタイムマシンのような装置なのだろう。そういう評論はよく見る)

そして、前述のイングロリアスバスターズではユダヤ系の、ジャンゴではアフリカ系の観客の心を、荒唐無稽フィクションで熱く揺さぶった。

ヘイトフル・エイトでは差別主義者と黒人和解をそれこそ「フィクション」という小道具を介し、素晴らしい形で描いてみせた。

日本ではネタにされがちなキルビルも実に真面目な女性映画である。「五点掌爆心拳」などという冗談のような技で、男女の歪な恋愛関係を誠実に描いたのだ。この映画では男はみな弱くて使えず、女性は強く逞しい。

タランティーノは「強い女性」を描く監督としても有名だ。殺人鬼変態スタントマンが、女性スタントマンたちにボコボコにされる映画デス・プルーフも撮っている)

タランティーノフィクションの虚しさも当然知っているだろうが、同時にフィクションの力を強く信じている人間でもあるのだ。

虚構の無力さをただ嘆く監督ではないと思う。

(ちなみにデス・プルーフの主演であるゾーイ・ベルキルビルユマ・サーマンの「スタント」をしていた女性で、ワンス~にも出演。例の「ブルース・リーとの喧嘩」で車を壊されたひと。死亡遊戯キルビルワンス~と考えてみても面白い)

(ディカプリオについては、ある種かなり本人に近い役。若手時代から演技力が高かったのに、レヴェナントで受賞するまでアカデミー賞からは長年ずっと無視され、色んな人に揶揄されてきた。アカデミー無視されてきたのはタランティーノも同じ)

もちろんワンスアポン・ア・タイム・イン・ハリウッドは、ハリウッドやその他の「アメリカ黄金時代」への郷愁が詰まったお伽噺ではある。

しか元増田は表面的な考えで映画を語っていると思う。

歴史を描いた作品理解するには、ある程度の知識必要だ。

2020-10-15

軍事研究無意味さは戦艦大和証明している

口先で勇ましいことを言うなら俺でもできる

訓練場でスタントマンみたいなことをやるのは体力優秀な兵隊ならできる

でも命がけで戦うのはみんな嫌だった

敵の眼前では訓練で出来ていたことが急にできなくなって、みんな逃げることしか考えなくなった

2020-07-31

ウルトラマン ニュージェネレーションシリーズを遠くから眺める

ウルトラマンZ』を観ていると、毎週何かしらの良い意味でのサプライズがあり、

脚本特撮を含む演出密度の濃さを感じているのは、SNSで見かける反応を見る限り、

多くの大きいお友達共通認識だと思われる。

しかしながら、ふと思ったのが「実はニュージェネって各作品毎の質に波がある」という疑問。

・1作目『ウルトラマンギンガ』は、廃校舞台に、主人公と元同級生達との交流を描く

 青春ドラマを軸とすることで、低予算作品の質を守る工夫がされていた。

・2作目『ウルトラマンギンガS』は前作の直接的な続編だが、スタントマン出身のメイン監督坂本浩一

 脚本小林雄次中野貴雄が、ドラマ特撮アクションバランス良く成立させた。

・3作目『ウルトラマンX』は田口清隆監督シリーズ構成4名の布陣で、各設定をアップデートさせた

 従来型フォーマットを総括した作風となった。

・4作目『ウルトラマンオーブ』は田口清隆監督が続投、『X』でやりつくした正統的様式をぶち壊す方針で作られ、

 人気を博したことニュージェネレーションの基礎が確率された。

・5作目『ウルトラマンジード』は作家乙一によるハードSF寄りな物語と、再登板坂本浩一監督の明るい演出

 良い方向に組み合わされた良作となった。

・6作目『ウルトラマンルーブ』は、評価こそ悪くないものの、企画・設定に粗が目立つ作品となった。

 ・「防衛隊存在しないと同じ町内の話ばかりになる」という某監督の指摘があるが、

  『オーブ』の怪奇現象YouTuberチームや、『ジード』の治安調査団のような、防衛隊代替機能となる

  役割存在が無く、企業城下町ウルトラマンというスケール感縮小が否めない。

 ・ホームコメディを目指したと言いながら、ドラマ面で兄以外の親・弟への掘り下げが殆ど無く、

  学園ドラマ要素を盛り込もうとして破綻した『ウルトラマン80』と同じ轍を踏んでしまった様子。

・7作目『ウルトラマンタイガ』はウルトラマンロウの息子・タイガと、出身の異なる2人のウルトラマン

 トリオと、タロウ逆恨みする拗らせウルトラマンとの戦いを軸として、宇宙人地球人対立和解を描く

 企画だったようだが、タイガ以外の2人のウルトラマンは出番が少なく、本編にはタロウも現れず、宇宙人差別

 ある程度踏み込むかと思いきや終盤の数話で噛ませる程度に終わっている。

…といった印象で過去作を振り返ってみると、『オーブ』『ジード』までの成功と、『ルーブ』『タイガ』の不調が

見て取れる(好みは皆違うので、異論は認めます)。特に『Z』の出し惜しみの無い展開を見せられた後では、

ルーブ』と『タイガ』は出し惜しみ感や、設定やイベント消化に追われていた印象が強い。

ニュージェネの監督は皆優秀なのだけれど、メイン監督は、坂本監督田口監督のような拘りの強さがないと、

悪い意味企画・設定の消化で目一杯になってしまい、各話監督時のサービス精神が発揮しにくいのでは、という感想

結論としては(1)『Z』は密度が凄い。(2)『オーブ』『オーブオリジンサーガ』『オーブ劇場版』『ジー劇場版』を

通して見ると『Z』はもっと面白いです。

2020-06-25

anond:20200625150845

教育や訓練で強い軍隊を作れないことは、本物の戦争証明されました

 

先輩や上官のパンチが怖くて前進するだけの兵隊を何百万人用意しても、先輩上官より強い敵軍の前ではぐちゃぐちゃになり、集団行動が出来なくなり崩壊しま

舩坂や、爆弾勇士や、源田のような、数百万の中に一人二人ほんとうに強い男がいても、集団戦では機能しません。

自衛隊関係者右翼論者の机上の空論戦争機能しません

  

丸腰の日本国民しかいない日本国内では、スタントマンのようなショーをして勇ましくても、自分たちを殺す(かもしれない)敵兵がいる場所では出来ません

例え敵軍がスペック上は自分たちより格段に弱かろうと、死ぬかもしれないと思ったら途端にできなくなって負けたのが日本軍歴史です

何百万人もの命を懸けて二度目をやることにデメリットしかありません

2020-03-08

欧米底辺やっぱヤベェなって

日本にもインスタやSNS狂いおるけども比較にならないよね

すごい構図の写真を見てすごいなぁ絶景だなぁ芸術的だなぁって感動するけど

あっこれ合成でもスタントマンでもねぇやって気づいてヒュンってなる

まぁ侵入登頂出来るってことはおそらくプロスタントマンに準ずる活動をしている人だと推測されるので、

あとはその国々の法律にお任せするとして、

幼児子どもファンタジー写真を撮ろうとする方々の多さよ

日本にもいるので欧米にいないわけがないとは思っていたけど、野生動物レンタル動物あんなにくっつけたらシャレにならないと思うんだ

明らかに光源や動物の体格サイズおかしい微笑ましい合成写真もあるけど

これ合成と違うよな?ってのもチラホラ

これら全ての写真フォトショッパーが本気を見せたもの!!野生動物レンタル動物と濃厚接触したキッズたちはいなかった!!!それ含めてファンタジー!!!だといいけど

合成元にする写真キッズらをどんだけ拘束したら撮れるの?って写真なのよね

ママパパが喜ぶから頑張ってるんだろうなって思うとすごく微妙気持ち

欧米日本と比べものにならないくら子ども権利が強い国じゃない?

でも都市部以外は底が見ないなって改めて思いました

なお、写真クオリティーは素晴らしかったです

すべての芸術いちばん大事なことは何も考えない事なのかも知れない

2019-08-31

ワンスアポン・ア・タイム・イン・ハリウッド☆☆☆

なにがしたかったのかよくわからん

総評

パンツが見えました。

最初の方のスタントマンの家の白黒テレビCMと、中盤の主要キャラ風だけどあまり本編と関係なかった女優自分の出てる映画を観に行ったとき映画のシーン

2019-06-29

anond:20190629101517

例えば、接客業辛いよ嫌な客ばかり!と愚痴まくり社畜を名乗るアカウント(割と数多くある思う)を見て、接客サービスのある店の世話になるたびに「自分加害者なのか?」と思う人はあんまりいないんじゃないかと思う。何故なら、好きじゃないけどお金の為に接客業やってる人はいっぱいいるから。何より、人は死ぬほど嫌なら転職する自由あるから

風俗嬢も一緒。性病危険がとか色々あるけど、スタントマンとかレスキュー隊員とか警察官とか危ない仕事はたくさんあるし、色々な意味で不衛生でキツイ仕事だってある。なくちゃ世界は回らず、他の仕事では能力不足だから渋々従事してる人だっていかもしれない。死ぬか病むほど嫌なら転職努力をするか、それも無理ならとりあえずやめて鬱診断書を貰い生活保護でつつましく暮らすという選択肢はある。借金があるにしても、最悪自己破産もできなくはない。

では何故、元増田さんが性産業だけ罪悪感を抱くかと言えば、やはりセックス特別視しているからじゃないだろうか。そうであれば、一度思いきって風俗店行けばそのようなわだかまりはなくなるかもしれない。いきなり本番だとかえって特別視が増すかもしれないので、まずはライト風俗かおっパブにでも行き「性的接触って別に特別なことじゃないかも…」という価値観を養うのも一手ではないだろうか?

2019-04-15

交通事故再現スタントマンを使うな!」

人形仕事を取られた結果生活できなくなったンゴ…

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