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2025-09-27

anond:20250927134552

では、一連のやり取りをAI様に分析していただきました。

増田文化AI矛盾を巡る哲学的対話分析

この文章は、はてな匿名ダイアリー通称増田」)での議論を通じて、現代知識獲得における根本的な問題を浮き彫りにした興味深い思想対話です。

ポール・グレアムの『ハッカー画家からまり道徳相対性プラグマティズムアフォリズム、そしてAIツールへの依存といった複数哲学的テーマ交錯しています

議論の発端:『ハッカー画家』と道徳流行

最初投稿者は、ポール・グレアムの『ハッカー画家』の「第3章 口にできないこと」から着想を得て、道徳には流行があるという洞察提示しています

この章は、時代ごとのタブー偏見について考察したもので、現在の「正義」も将来の人々から見れば時代錯誤に映る可能性があると指摘しています

投稿者はこれを芥川龍之介の『侏儒の言葉』の「道徳は便宜の異名である」「道徳は常に古着である」という表現と結びつけ、道徳相対性実用性を論じています

芥川アフォリズムは、道徳絶対的善悪ではなく、社会の便宜のための「左側通行」のようなルールに過ぎないことを示唆しています

プラグマティズムアフォリズム混同

ここで議論は複雑になります

ある参加者が「道徳は道具だからその仕組みと使い方に熟練しなければならない」というプラグマティズム解釈提示すると、

別の参加者AI相談し、「これはプラグマティズムよりもアフォリズムだ」という回答を得て反論を試みます

この混同哲学的に興味深い問題を提起しています

プラグマティズムは真理を実用性や実践効果で判定する19世紀アメリカ哲学思想であり、

一方でアフォリズムは短い言葉本質を突く表現形式を指します。

両者は全く異なる概念カテゴリーに属しており、
プラグマティズムよりアフォリズム」という比較自体が成立しません。

AIツールへの批判考察

この混同を契機に、議論AIツール使用方法問題点に焦点が移ります

批判者は、理解していない概念AIに丸投げして反論した気になる行為を厳しく糾弾しています

この批判は、現代情報社会における重要問題を指摘しています

批判者は、「検索エンジンだけ手にしても情報評価能力レファレンス能力がない人間は何もできない」と指摘し、AIツールについても同様の問題があると論じています

AIは「面倒な作業を愚直に高速でこなす秘書」であって、「自分の分からないことを考えてくれる魔法の道具」ではないという区別を強調しています

現代知識獲得における新しい道徳

興味深いことに、擁護側は「検索エンジンAIに頼ることが新しい道徳になっている」と反論し、

これによって議論の本題である道徳流行性」が現実的問題として浮き彫りになります

かに現代では知らないことをすぐに検索で調べることが当然視され、

それを「間違っている」とは考えない社会規範が成立しています

増田文化における知的言説の特殊性

この議論は、増田はてな匿名ダイアリー)という匿名掲示板文化コンテクストでも理解する必要があります

増田は「在りし日のインターネットの生き残りのような殺伐とした場所」として機能し、

建設的な議論よりも論破煽りが優先される傾向があります

そのような環境下で、一方では高度な哲学的概念を扱いながら、

他方では相手「バカ」「死んだほうがいい」と罵倒する言説が共存している状況は、

現代インターネット文化の複雑さを象徴しています

真理探求における姿勢問題

最終的に、この議論が浮き彫りにするのは知的探求における姿勢重要性です。

プラグマティズム観点からすれば、

概念の正確性よりも実践的な結果が重要ですが、

同時に、理解していない概念使用することの危険性も明らかになります

批判者が指摘する「情報評価できない、レファレンス能力がない人間」の問題は、AIツールの普及により一層深刻化する可能性があります

ツール利便性依存することで、批判的思考や概念理解能力が低下するリスクがあるからです。

道徳相対主義現代社会

この議論は、道徳相対主義現代的な問題も提起しています

AI検索エンジンへの依存が「新しい道徳」となる一方で、従来の知的労働や深い理解を重視する価値観との間に摩擦が生じています

どちらが「正しい」かを判定する絶対的基準存在せず、時代の変化とともに価値観も変化していくという、まさに最初問題提起が現実化している状況です。

結論として、この一連の議論は、現代社会における知識獲得、

AI技術の影響、道徳相対性

そして匿名インターネット文化の複雑な相互作用を浮き彫りにした、

極めて現代的な哲学的問題提起として読むことができます

2025-07-17

なんで太宰や芥川他人著作をパクっても叩かれないのに安倍なつみ炎上したの?

2025-06-09

悲報トランス芥川作家さん、他人年収晒して削除される

https://x.com/kayuicomai/status/1931994645086786015

筑摩書房note前後のID3740と3742は残ってるのに、例の小説家の対談記事↓3741だけ削除されてるのね

裁判相手年収を無断でメディア掲載していいのか疑問だったけど……

人の常識とかないんか?

トランス芥川作家さんのアレ

普段女性差別に関してまともなこと言ってる人が、トランス関連になるとバグるのほんと何なんだろう。

性別情報を明かすのがアウティングなら女性スペースに男が侵入してきた時に「あの人は男性です」と言うことも、男が女になりすまして男に都合の良いことを言うのを批判することも出来なくなるぞ。

2025-05-22

このロボットアニメは硬派とか未だに言ってる奴終わりすぎだろ

お前らのそれってさ、大昔のマジでマジのガキ向けアニメだった頃に反転したときの衝撃を引きずってるだけだろ。

エロゲーで泣いたことで「凄い!本当の文学だ!」とギャップ詐欺にまんまとハマったようなものだ。

実際には芥川や直樹の適当選考作の方がよっぽど文学的なのにな。

ほんま、ロボットアニメに単なるチャンチャンバラバラヒーローオラオラ以外を求めてる奴、終わってるよ

2025-05-07

anond:20250507104808

感受性皆無とは言わないが(本当にそうならストーリーを楽しむことすらできるはずがない)芸術的感性はまるで無いワイは、話の筋で感情を動かされることはあったが描写で感動した覚えは無いやな

平易だとして挙げられた芥川純粋芸術としての小説志向していたと聞くが、その最高傑作とも称される「蜃気楼」は何が良いのかわからんかったやで

anond:20250505215801

芸術素養なぞ持ち合わせて無いけど、さすがに三島は一読して凄さが分かったけどなぁ。

憂国切腹描写ひとつ取っても、読んでたら実際に発汗・動悸・息切れがしてきたしね。

文字情報だけでここまでの臨場感を伝えるのは、ちょっと並大抵じゃないなと思った。

芥川は平易で読みやすい分、現代からするとちょっと物足りない感あるかも。

2025-05-06

anond:20250505215801

これらは初見でわからない方が普通

今の時代に彼らを読むなら、解説を聞いたり、わきの情報を沢山調べないと何が凄いのかさえわからない。

とりあえずストーリーは一旦忘れて、小説技術について着目するとヒントが見えてくる。

太宰であれば、実際に太宰のまわりで起きたことと小説出来事比較してみる。実話と相違があるところに作家としての創作意図小説技術が見えてくる。

あとキリスト教的な善性が根底にあると言われているので、聖書知識を増やして対応関係を考えるのも良い。

川端は、あえて文章で書かずに表現している点に着目する。風景描写心理を表すような、今となってはベタテクニックとか。

登場人物感情が大きく揺れたときもその理由をだらだら説明しないので、推理必要になる。その推理が決まったときこれはすごいと感じられる。

三島は読みづらいこと自体がヒントだ。何がどう読みづらいのか、どういう語彙を使ってどういう順番で読者に情報を開示していっているのか、その辺を分析すると技術が見えてくる。

緻密に構成された長編の構築性とかも特徴ではあるんだけど、なかなかそれを感じられるところまでたどりつけないのがつらいところ。

本人のキャラ言及されることが多いが、極端にストイック思想マッチョ志向で、こうあるべきという強い規範意識とそれに翻弄されるジレンマを抱えているというのは読み解くヒントになる。

一方で芥川平易な文章が多いので逆にヒントを見つけづらい。細かい描写よりも全体の筋、構成、場面切り替えのあたりに着目すると技術が見えやすい。

ただ、それらも今では一般攻撃魔法になってしまって気づきにくいところはあるが。

2025-03-31

「タフ」は読み切ったが「こんな憶測の羅列と逡巡の垂れ流しに何の意味があるのか?」と言う私自身の考えが終始頭の中を渦巻いていた。せめて解説を読めば続ける勇気もと思ったが、その中でも雪深い月山に一冬こもっただけの話云々とあった。高校2年で理系選択した時から、私の根本は何ら変わっていない事が改めて再確認できた。どんなに頑張っても、日本所謂文学的作品は私には全く合わない。芥川受賞作もやっぱり合わない。しばらく読書が嫌になるのでもう手に取らない。

月山」は読み切ったが「こんな憶測の羅列と逡巡の垂れ流しに何の意味があるのか?」と言う私自身の考えが終始頭の中を渦巻いていた。せめて解説を読めば続ける勇気もと思ったが、その中でも雪深い月山に一冬こもっただけの話云々とあった。高校2年で理系選択した時から、私の根本は何ら変わっていない事が改めて再確認できた。どんなに頑張っても、日本所謂文学的作品は私には全く合わない。芥川受賞作もやっぱり合わない。しばらく読書が嫌になるのでもう手に取らない。

2025-02-02

理系だけど日本古典文学を割と読んだから語る④

【前】anond:20250202175752

11:好色一代男 島田雅彦 訳[新訳] 雨月物語 円城塔 訳[新訳] 通言総籬 いとうせいこう 訳[新訳] 春色梅児誉美 島本理生 訳[新訳]

この中では雨月物語しか読めていない。確か角川ソフィア文庫で読んでいる。

村上春樹海辺のカフカ」で言及されていたので興味を持った。物語集として面白いのだが、序文紫式部を持ってくる自意識の強さが良い。あと、僕はそもそも怪奇物語が好きだ。好きなのは凄惨なスプラッタお化け屋敷的なジャンプケアではない。何か人知を超えた存在がいるという驚きや恐れなのだ

これは僕の感傷マゾとつながっているのだろうが、言い出せない妄念を抱えた死者というモチーフが好きだし、神話物語に通じる奇譚が好きで、だから仏教説話説教臭い割に好きだ。

ところで、東京創元社編纂したSF短篇集「時を歩く」にピンとくる言葉があった。空木春宵によれば、幽霊とは虐げられた人々の象徴で、だから怖いというよりも親しみを感じるそうだ。その言葉にはたと膝を打った。だから僕もお化け妖怪が好きなのだ。異様な姿をしていて、理解できるのかできないのかわからない、その「他者」っぽさが面白いんだ。モンスターが深い知性を持っているという設定、大好き。

ちなみに、小林泰三「酔歩する男」の元ネタ菟原処女伝説が、「浅茅が宿」でも触れられている。これを書いていたら小林泰三をまた読みたくなってきた。

菊花の約」は小泉八雲が「怪談」で翻案している。小泉八雲も上と同じ理由で好きだ。一度彼が翻案する前の原典を読んでみたい。僕は箱庭的世界というモチーフが好きなので「安芸之助の夢」が特に大好きだ。

ところで小泉八雲朝ドラをやるそうだ。大好きな作家だが、きっと観ないんだろうな。僕がテレビを見る習慣をなくしたのは、一つはイケメンの歯の浮くようなセリフを聞きたくないかなのだが、もう一つは小説家を目指すために、帰宅してから寝るまでの時間をずっと執筆にあてていたかなのだ。あと、ドラマを見ていると本編を放っておいて、史実ではどうなっていたかを調べる悪癖もある。

というわけで、残りの物語もそのうち読む予定。

12:松尾芭蕉 おくのほそ道 松浦寿輝 選・訳[新訳]与謝蕪村 辻原登 選[新釈] 小林一茶 長谷川櫂 選[新釈] とくとく歌仙 丸谷才一 他

これも「おくのほそ道」しか読んでいない。たしかビギナーズクラシックスだ。人々と交流しながら俳句を作っているのが楽しそうだけれど、地元に句会の記録が実は山ほど残っていたりしないんだろうか。

そういえば句会に通う友人にそそのかされて試みに俳句作ってみたけれど、短歌と比べて情報量が圧倒的に凝縮されている。言葉選びが極めて厳密で、密度が高い。短歌は十四文字だけの余裕があるがあるから、聞いていてもゆとりがある気がする。僕は散文の文学の良さは情報圧縮困難性、言い換えるならばどういう話かあらすじを短くまとめると魅力が失われる度合いが高いものを高く買っている。逆に、詩文はどこまで世界圧縮できるかだ。しかしながら、短歌枕詞で五文字も使う。なぜこんな効率の悪いことをしているのかは不思議だ。

短歌与謝野晶子俵万智穂村弘あたりを読み、俳句は他に高浜虚子あたりを読んだ。

俳句じゃなくて短歌だが、与謝野晶子熱量がすごくて読むのにえらく時間がかかった。また、穂村弘は生々しい男の生理表現されていて何となく好ましく思う。しかしそれを荒っぽくぶつけているようできっちりと計算して表現している。形式があらかじめ用意されているからこそか。「台風の来るを喜ぶ不精髭小便のみが色濃く熱し」「男の子はまるで違うねおしっこの湯気の匂いも叫ぶ寝言も」「泳ぎながら小便たれるこの俺についてくるなよ星もおまえも」。僕は意外と暴力的ものが好きらしい。

俳句は数が多く、未読が多く、次々に新しいのが生まれており、追いつけない。ここに載せられた作品もいつかは読みたいが、記憶に残らないこともあるだろう。しかし、すべてを記憶しておかないと不安だというのも強迫観念に過ぎない。読んだその場で一期一会幸せを覚えれば、それでいいのかも。ちなみに、俳句が作者の目の前で論評されるバラエティは、かつて通った小説創作講座を思い出して胸が苦しくなるから、見ていない。あれ残酷だよね。

こうしてみればわかると思うが、平安時代文学と比べると、まだまだ読めていないのが江戸時代作品だ。開き直って現代語訳でどしどし読みたい。

古典は急がない。いつまでも待ってくれている。世間流行っている作品とか必読書とかそんなのとは無縁だ。千年前の作品を読むのが一年や二年遅れたところで、どうということはない。

ところで脱線するけれど、いま生きている人を推せる人って偉いと思う。だって、いつスキャンダル裏切られるかわからいからだ。それこそ明治文豪クズだったとかいう話はよく聞くけれど、今となっては本人を含めて関係者がみんな死んでるので、多少は冷静でいられる。新たに醜聞が掘り起こされても「昔の人だからね」とどこか冷静になれる。今の人だとこうは行かない(以下、きちんと謝罪をしなかったためその態度に非常に腹が立ってファンをやめた人や、音痴イケメン歌手実例を事細かに挙げるつもりだったが、見苦しいので削除した)。他にも存命人物だと、事件を起こす前のオウム真理教面白がってた著名人や、古本屋で見つけたロリコン写真集に「これぞ芸術」と推薦文を寄せていた文化人に「逃げるなァァァ」と言いたくなることがある。

やっぱり推しは死んでいる人に限る。どんな差別発言をしていても過去の人間だから納得できてしまう。そんなことを頭の片隅に置いてネットサーフィンをしていたら、芥川龍之介が「侏儒の言葉」で似たようなことを言っているのを見つけた(正確には、悲観主義について調べており、そこから哲学者フィリップマインレンダーを見つけ、そこから偶然にも「侏儒の言葉」の言葉にたどり着いた)。

   古典

 古典の作者の幸福なる所以兎に角彼等の死んでいることである

   又

 我我の――或は諸君幸福なる所以兎に角彼等の死んでいることである

侏儒の言葉」は好きなんだけど、読んでいると段々と彼の鬱に巻き込まれていく。いつか芥川全集をぶっ通しで読みたいが、晩年作品を読むと真実を言い当てすぎていて心底気分が悪くなってくる。二十代の頃のようにシニシズムを楽しむだけの体力がもはやない。ネヴァーモア! 昔はアンブローズ・ビアス悪魔の辞典」とか大好きだったんだけどな。

とはいえ、数百年前の古典を無批判に読んでいると、人間身分上下があることやとりあえず天皇家が偉いことが自明に思えてくるし、人命がアホみたいに軽いことに感覚がマヒしてくるので、これもまたよろしくない。

こういうことを考えている時は大抵は体調不良ときなので、筋トレなりストレッチをしたりするのがいいのである。僕らは結局肉体を備えた存在で、そこから入力がどんな言葉よりも助けになることが多い。というか、言葉自家中毒を起こすことはよくあるのだ。ペッペデス。頭が良すぎて不幸になった人間物語は好きだが、芥川には生きて戦後を見てほしかった。

さて、池澤夏樹全集では、これ以降の巻では明治作品が扱われる。しかし、ここまで書いてきてかなり長くなってしまった。ひとまず、江戸時代までで一区切りとし、近代作品はまた別の機会としたい。おそらく本気になって書いたら、作家ごとに思い入れのある作品は多く、言いたいことはたくさんあるので、もっと長いエントリになることだろう。近現代作家集に至ってはIからIIIまであり、合わせて何十人もの作家が紹介されている。倍近くになるだろう。

ただし、その機会がいつ訪れるかはわからない。先にドストエフスキー中島敦ポーラブクラフトについて書くかもしれない。あるいは、文学にかこつけた自分語りが一段落したので、これで終わりにすることも大いにありうる。

なお、次のエントリでは、有名どころだが話の流れから言及できなかった作品について述べる。

INTERMISSION④

さっきは何が苦手かについて書いてしまったので、逆に何が好きかについても少しは語ろう。芥川賞をはじめとした現代文学を読んでいて、どういう作品自分に刺さるかを整理すると、知識豊富な語り手の小説が一番好きで、その次が自分の巨大な感情論理的言語化するのがうまい人が語り手であるものだ。それから、無軌道な性欲や暴力衝動、ひがみなどの負の感情を抑えきれない人間が出てくるのが続く。自分中高生の頃、そうしたダークな受賞作が連続していたと記憶している。田中慎弥共喰い」とか、時代は下るが西村賢太苦役列車」とか、砂川文次「ブラックボックス」とか、自分暴力衝動に屈する人間を描いたのが好きだ。青来有一「聖水」とかもそうだ。世間からはみ出してしまった、汚らしい人間が好きだった時期がある。おそらく「悪とは?」が内なるテーマだったんだろう。

芥川賞は一つの賞でしかなく、世間的には評判が良くてもピンこと来ない作品はどうしてもある。若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」は最初から自分の中の無意識の声たちについて説明しすぎていて、「それだったら最初から意識の流れとか無意識って言えよ」って思ってしまって、それ以来ずっと批判的にしか読めなかった。あれは高齢者向けの一人で生きることを学ぶ教養小説なんだよな。あと、又吉直樹作品結構な頻度で、的外れ批判をしてくる劇団員女性が出てくるけれど、「お前、本当は社会的作品批評が嫌いだろ?」っておちょくってやりたくなる。村田沙耶香コンビニ人間」については前回のエントリ名前を伏せてチクリとやってしまった(最後まで読んでいないくせに!)。

理想を言えば性別だとか人種だとか国籍だとか年齢だとか思想だとか、そういうのを抜きにして作品評価したいんだけれど、ある程度年齢を重ねてくると、十代の頃のように素直にストーリーを受け止められず、若いころのように思考の柔軟性がなくなり、労働で疲れていては異質なものを楽しむゆとりが減る。どうしても自分属性性格が近い人の文章面白く感じるので、公平に評価するためにマイノリティ枠を設けるってのは、いくつかの問題点があるとはいえ、一つの知恵だと思う。なお、文学的に優れていることと、そのとき自分に刺さって面白いのと、今の社会必要としているのとは、まったく違うので、話題小説がいつも面白いわけにはいかないのはしょうがないのだろう。

脱線すると、芥川賞を取ってもその後書き続けられた作家のほうが面白い。というか、受賞作がつまらなくてもその後面白くなる作家も多い。しかし、逆に芥川賞を取る前の青臭い作品しかない魅力もある。長編を連載するだけの構成力も体力もないデビューしたての漫画家の初期短編からしか得られない栄養素があるのと同じだ。

なお、僕は大体漫画を買うとき短編が多い。「Fellows!」「ハルタ」「エロティクス・エフ」「楽園」「アフタヌーン出身漫画あたりから、絵が好みなのを選んでいるようだ。

というか、みんなあれだけ長編少年漫画を読むだけの体力があってすごい。ただし、僕がなかなか長編漫画が読めないのは、活字のようにぶっ通しで一気に読もうとしているからという可能性がある。連載を追うペースで、ゆっくりと読めばいいはずだ。

なんでこんなことを言うのかというと、僕は同世代経験相対的に乏しいためだ。例えばゲームが下手すぎて、ドラクエファイナルファンタジーなどの多くの作品プレイできていない。ポケモンでさえ途中で飽きる人間なのだ自分が好きなペースで刺さった作品を読んでいるだけなのだが、時折どうしても疎外感を覚える。若いころにもっと流行りのJ-POP聞いてりゃよかったよ。そりゃあ人は人、自分は自分だけれど、寂しい。

とはいえ少年漫画の多くは恋愛が扱われるので、そこまで読みたい気分でもないのである

こういうことを書くと「課題の分離」とかいう話になりそうだけど、個人的にはアドラー心理学はそこまで信用していない。さっき書いた「課題の分離」をはじめとした有益概念は多いし、原因を探るよりもまず対処法を考えるのは、実生活で非常に役に立つ。というか、実際に役に立った。だが、「嫌われる勇気」をはじめとした本ではいいことを言っている一方で、「私に反論するとしたら、それは私の理論理解していないからだ」という、反証可能性を潰すような自己完結した思考をしているのがいただけない。これは初期のフロイト派の「私に反論するとしたら、それは私に父親見出しいるからだ」とか、古い時代フェミニストの「私に反論するとしたら、あなた女性差別を乗り越えられていないからだ」とか、それらと同様の理屈だ。なにか自己完結した、人の話を聞かない嫌らしさを感じる。

自己完結と言えば、たとえば何人かの反出生主義者が(もちろん別の哲学的立場でもいい、実例は見たことがある)、予期される反論に対してすべて想定問答を作ってガチガチ自己防衛をしているのを見ると、圧倒的な壁のような「他者」を感じる。この人と議論しても、自分相手も何も変わらないだろうなという、諦念を感じることがある。互いに変化をもたらす「対話」にならないのだ。

意識の高い人たちが叩かれるのはこれも理由かもしれない。会話をしても意見を変えてくれないだろうと感じるのだ。一方的議論をしたいのなら活字でいい。僕は対話がしたいのだ。

2025-01-17

手元に、いつでも楽に死ねる薬を持つのは、一つの安心だった。多分、太宰や芥川が求めたのは苦痛の軽減ではなくて、この安心だったのだ。いつでも死ねる。死んでよい。究極の自己決定権。自らの身体の隅から隅までの圧倒的な支配権を持っていること。それは一つの安心だ。皆、己に不意に訪れる苦痛に向かって、こういうに違いない。「いつ来るとも分から苦痛よ、お前はいだってこの薬の前に、なす術も無く消え失せるのだ。ざまあみやがれ」

手元に、いつでも楽に死ねる薬を持つのは、一つの安心だった。多分、太宰や芥川が求めたのは苦痛の軽減ではなくて、この安心だったのだ。いつでも死ねる。死んでよい。究極の自己決定権。自らの身体の隅から隅までの圧倒的な支配権を持っていること。それは一つの安心だ。皆、己に不意に訪れる苦痛に向かって、こういうに違いない。「いつ来るとも分から苦痛よ、お前はいだってこの薬の前に、なす術も無く消え失せるのだ。ざまあみやがれ」

2025-01-11

anond:20250110193606

つばさ文庫とかは簡単漢字でもちゃんとルビがついてるから小学1年生から読ませやすいよねー

うちの子マジックツリーハウス買ったら全巻読んでしまった。(そしてメルカリに出したら秒で売れた)

加齢臭がするっていうのはどういうのだろ。

ミヒャエルエンデとかかなあ。モモとかはてしない物語とか。

あれは寝る前に読み聞かせた。1週間かかった。

文豪トレイドックスの影響で乱歩とか芥川を読めって言われたけど、毎話冒頭ですぐ寝る。

子供睡眠薬がわりになるっていう発見があった。

2024-10-24

ビッグコミックスペリオール史上最も重要マンガ5選

https://anond.hatelabo.jp/20241023001913

リーを見てみると週刊チャンピオンやあろうことか少女漫画を一緒くたでまとめ切った方もいらしてすごいなと思いつつ、自分が愛読している雑誌自分の手でどうにか出来そうなのはどこかな?と考えた末に選んだのはこの雑誌でした。

自分が読んだ時の実感と漫画史においての位置とこの雑誌の不遇というか地味というか中途半端なところを捉えつつ僭越ながら書かせていただきます

この雑誌しかたらこから黄金期じゃないかなあ。

味いちもんめシリーズ/原作:あべ善太 作画:倉田よしみ(協力:福田幸江、花形怜、久部緑郎) 1986-連載中(備考:連載開始時の掲載誌ビッグコミックオリジナル増刊)

この雑誌の創刊から連載されているレジェンド中居正広ごきげんようSMAP内での格差をボヤいてすぐに企画されたテレビドラマでも知られている、あともう少しで40年というロングセラー

初っ端で辻調服部喧嘩を売ったり最近ではマナー講師血祭りにしたりするが普段は素朴な和食職人物で『江戸前の旬』をはじめ青年誌に多数のフォロワーが。

ストーリーテリングが下手なので先輩後輩が突然消えたりするがそれも意外と飲食店あるあるなので気にならないという奇跡最近再遊記の久部さんが合流したのでもう少し話が落ち着きそう。

あずみAZUMI/小山ゆう 連載期間1994年14号 - 2008年23号(あずみ) 2009年2号 - 2014年6号(AZUMI)

ヤングサンデー武田鉄矢と組んで坂本龍馬を描き切り名実ともに小学館巨匠漫画家のひとりへ。『おーい龍馬』のときでもたまに見せる残虐シーンの迫力にただものではない雰囲気を出していたがスペリオール移籍した今作でリミッターが脱落。

英雄とされた数々の武将たちやその配下忍者刺客その他が凄腕のスナイパーである無垢美少女あずみの手によってどんどん殺される。味方もモブ平等に斬られて命を落とす。そしてちゃんと血みどろに表現する。

そしてこのあずみという美少女無垢という設定の元よく全裸になる。修行の滝行で全裸。お風呂全裸。戦って切り刻まれて半裸。よく本番やらなかったな。作者の好みがそっちじゃなくて良かったな。(当時実写主演が決まってた上戸彩に過大な期待と心配があったという)

実写化も落ち着き人気が下火になったなと思ったら話をまとまらないまま終了。突然題名が『AZUMI舞台幕末となる。というよりは舞台は前作『おーい龍馬』の世界に入りあずみはついに…(これは読んでくれ)

小山ゆう恐るべし。今ビッグコミックで描いているけど大丈夫かな……。

ラーメン発見伝シリーズ(ラーメン発見伝らーめん才遊記・らーめん再遊記)/原作:久部緑郎 作画:河合単 連載期間1999年23号-2009年15号(発見伝)2009年17号-2014年5号(才遊記)2020年5号-連載中

天才原田の「イエース!!」が話題になりついにこの作品がこの雑誌看板まで登り詰めた。だって最初の頃このマンガで一番目立ってたキャラクター藤本くんでも佐倉さんでもあの芹沢達也でもなく「ラーメン石神秀幸」だったんだから。化けたよホント

オーソドックスな主役藤本くんの成長譚だった発見伝の次に「誰も共感できない天才ゆとりちゃんを主役に据え上司芹沢の苦労を引き出しラスボス芹沢とは違った側面を引き出したのも憎い。『銀平飯科帳』(たまには新作書いてください)を挟んで再び出てきたときには芹沢達也というキャラクターが完成していた。その間に脇のキャラクター造形が一段と深みを増し(永友とか坪内とかよく考えついたな。モデルが誰だろう…)現在にいたる。

麺一郎・汁二郎・具三郎のあとどういう風に物語を作っていくのか、ちょっと目が離せない。

サンクチュアリ/原作:史村翔 作画:池上遼一 連載期間1990年-1995年

トリリオンゲームと迷ったが池上遼一の「ストレート」を分かっていないと「魔球」が分からないということでこの作品を。

ヤクザ政治家という表裏のサクセスストーリーを同時進行に描き10巻という巻数でまとめ上げた手腕が見事。

医龍-Team Medical Dragon-/原案:永井明 作画:乃木坂太郎 連載期間2002年10号 - 2011年4号

マイケル・クライトン原案の『ER緊急救命室』がブームとなり医療ものドラママンガが作られたが程よいエンタメ性とキャラクター造形の上手さで最大の影響を与えた作品2006年の実写化ドラマからフォロワー作が目白押しとなる『コードブルーからドクターX』に至るまで医龍が無ければ存在し得なかったと言っても過言ではない。

あと乃木坂太郎先生も『夏目アラタの結婚』でさらに化ける。

選外になった作品

もともと他の小学館青年誌に比べて年齢層がなかなかはっきりせず漫画家が集まりづらかった。転機はヤングサンデー休刊によって作家がここまで辿り着いたことだと思われる。

今回選べなかった作品は以下の通り

岡崎に捧ぐ/やまもとさほ

岡崎さんの話より自分語りの方がやりたそうな感じがずっとあったが、本当に岡崎さんと仲が良かったのかねえ?

女の子ものがたり・上京ものがたり・営業ものがたり/西原理恵子

きれいなサイバラ。まあ少しずつキレイなままでいられないところがチラホラ。

西原理恵子人生画力対決ダーリンは70歳シリーズ/西原理恵子

汚いサイバラ画力勝負は羽海野先生を担ぎ出したのが最大の功績。高須のアレはもうすでにギャグですらならなくなった。クマごまかしているが細かく見るとさあ。

江川西本/原作:森高夕次 作画:星野泰視

哲也の頃から星野先生の眼がたまらない。ヤバい人の描き方いつもすごいよなあ。森高先生はグダるクセどうにかして下さい。

夢かもしんない・本気のしるし・ルナハイツ/星里もちる

星里もちるギアに入ったのがスペリオール時代特に『本気のしるし』は凄かった。凄かったけど選びたくない。あとこころまれたのは『夢かも…』の方。

血の轍/押見修造

すごい作品ですよ。よくこんなの描けるなと。これからどう評価されるかちょっとからないけど、選びたくない。そういう作品なので覚悟を。

キーチ!!・キーチvs/新井英樹

モーニングヤンサンスピリッツで傑作をものにしながらここは合わなかった。

コタローは一人暮らし/津村マミ

最悪の想像をしながらコタロー中心にコミュニティができてくるし現実の苦さが時々感じるのもいい。結末もベストじゃないけどそれしかないのかあという納得も。

遅ればせながら追記

Moonlight Mile機動戦士ガンダムサンダーボルト/大田垣康雄

書いていたはずなのに抜けてて顔面蒼白に。とはいえギリギリ次点なのは吾郎と理代子の性的な強さについて行けなかったのと第二部になってから長官になり責任に押し潰されつつある吾郎キャラ違和感を感じて。

サンダーボルトもすごい作品だしムーンライトマイルで培った描写力が生かされて思わずため息が出るのだがこれはファーストガンダムありきなんだよなあと。

響 〜小説家になる方法〜/柳本光晴

芥川・直木同時候補はさすがに冷ややかになる。曽田正人細野不二彦ならある程度カタチを見せるけど『龍と苺』もそうだがサンプルの出し方が下手。

フットボールネイション/大武ユキ

身体のことは多分どのサッカーマンガより知識量が多い。だからプロ選手からの支持が大きいんだろうな。下部リーグにしては上手すぎるのはご愛嬌か。

劇光仮面/山口貴由

これはこれから。『覚悟』や『シグルイ』とは別の話の流れが見えるのが頼もしい。

淋しいのはアンタだけじゃない/吉本浩二

佐村河内サイドからもう一度盗作事件を掘り起こすつもりだったのに聴覚障害について触れていくうちにいろいろ見えてくることに。それでも佐村河内夫妻はひどいけど。

2024-08-31

anond:20240831135140

いや、何がわからないのか。

芥川以来の「短編小説」のパターンまんまだろ。「あんなに憎いと思っていたものがなくなってみると愛おしい/虚しい」。

これが書ければ文芸部ならトップクラスにはなれるな。商業作家は+αがいるけど。

子供視点のエモさを感じる小説教えてくれ

芥川トロッコ中勘助銀の匙とかそういうの

古いとか新しいとかはどっちでもいいや

2024-07-22

anond:20240721191157

芥川は35まで、太宰は38までは生きた

増田もあと10年くらい生きてみれば?

2024-05-23

我輩も犬である 名前は勿論ない

夏目漱石が好きすぎて「我輩も犬である」というパロディ小説を書いた芥川龍之介(16歳)、可愛すぎんか?

本文に

主人は中學校の生徒である 神經衰弱とかで何一つ滿足に出來ない癖にいろンなものに手を出したがる男で……

とあるけれど、これは芥川本人のことなんだろうか。

16歳ですでに神経衰弱だったのなら生きるのが大変だったろう。

夏目漱石芥川龍之介東京都出身。我輩と同郷なので嬉しい。

2024-05-13

ガチャ失敗を回避できる「河童」の世界

芥川龍之介の「河童」では、河童父親が「お前はこの世界に生まれてくるか?」と母親の胎内の中にいる子供に尋ね、生まれてくるかどうかの選択子供に委ねられる。

河童の子供が「僕は生まれたくない。だってあんた(父親精神病だし遺伝とかあるじゃん」と拒否権行使すると、そのまま消えてなくなる。

芥川も「できるなら生まれてきたくなかった」という思いを抱いたことがあったんだろうか。

芥川龍之介河童」- 青空文庫

https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/45761_39095.html

2024-04-28

文学研究てなんなん

新潮文庫芥川龍之介地獄変・偸盗』を読んで表題のようなことを思ったのでちょっと書いてみる


この本は解説吉田精一という人が書いている

どうやら偉い学者のようだが、「何言ってんだこいつ」と思えるところがある


この人によると収録されている『六の宮の姫君』は出典元の今昔物語集と筋はほぼ同じで、あとは若干の創作が付け加えられているだけだそうだ

評価する者もいるが大したことない作品らしい


芥川龍之介が話の筋を重要視してないのは素人自分でも知っている

谷崎潤一郎議論があったのも知っている

話の筋は、芥川作品において読み解くべき優先順位は低いだろう


この人は「わずかに潤色をほどこしているにすぎない」と芥川創作部分を評価してないようだが、

出典元と読み比べてみると、むしろ筋以外はほとんどが芥川創作で、描写される景色人物言葉今昔物語集には存在しない

芥川が生み出したところに目を向けず、筋だけを取り上げて大したことない作品貶めるとは、こういうのが文学研究なのかと、いったい何をしているのかと思う


『六の宮の姫君』は芥川自殺する5年前に書かれた作品だが、自分には作中の死にゆく姫君の言葉は将来の芥川自死を予感させるもののように読めた

こんな素人ぽい分かりやすい読みを超えた、専門家らしいもっと深く鋭い解説を読みたかったが、それともこれこそが専門家らしい読み方なのだろうか


あと、「極楽地獄も知らぬ、不甲斐ない女の魂」を芥川の姫君に対する批評としているけど、これは作中人物のセリフである

中人物のセリフをそのまま作者の思想とみなすのはどういう根拠があってのことなのか

2024-04-26

筑波大学お薦め図書リストの「まず読みたい100冊」についての感想

個人の感想です

学生のためのお薦め図書リスト | 筑波大学 比較文化学類公式ホームページについての感想です

・「まず読みたい100冊」の話しかしません(次に読みたい100冊は単に好きな本リストでしょうから


三四郎』 『地獄変・偸盗』

最初にこの2つを持ってくる意味が分かりません。あらゆるリストにおいて最初の2つはこのリストがどういった順序になっているのかを示すものであるべきです。五十音順かと思いましたが、それなら次は『二千日回峰行 大阿闍梨酒井雄哉世界』になるはずですから違いますね。大学生向けということですから対象年齢順ではないでしょうし、難易度順というはずもないでしょう。

もしもあえての順不同だとしても、最初のいくつかはコンセプトの紹介となるものを選ぶべきです。このリストを見た人がどういう思いを受け取ればいいのか迷わないように。

まさか、それで選んだのが「漱石明治時代大学生を描いた名作です。自分と比べて見るのも一興。」「何百もの小説を残した芥川。「羅生門」だけじゃ物足りない。」ですか?ならば多くの人がこのリストを見限るでしょうね。「若造ども、俺が超おすすめ古典文学ってのを教えてやるよ。無教養な君たちはまずはこの辺でも読みなさい」ですか?まあ確かに、そういうリストなのかも知れないですね。だからといってそれをいきなりぶつけてみせるのは初対面の相手に対しての礼を失している。礼を失しているようなものが作ったリストに載せられたあらゆる作品不憫でなりません。

コメントなしの紹介

紹介としての体をなしていません。ただ名前を挙げるだけで仕事をした気になっていいのは山手線を暗記したことを自慢する幼稚園児の鉄道オタクぐらいのものです。なぜオススメするのかを書いてください。オススメされたものへの礼儀です。オススメする側が上で、された側が下だと考えるから礼を失するのです。

大学とは大人の通うものです。先日まで高校生だった人間であっても、言動子供っぽさがあっても、大人として扱ってやることによって、彼らに自分たちはもう大人なのだという自覚を与えるのも大学役割です。学生大人として対等に扱ってあげてください。大人同士だと認識しているのに教える側が絶対的に偉いと思ってるなら、それはもうただの人格破綻です。

紹介コメント(80字以内)「一般教養」 「古典的名著」

どう一般教養なのか、どう名著なのかを書いて下さい。最低限の表現力が欠如しています先入観を持たれることを恐れて書かないというなら、そもそもが間違っています。入門的な書物名前を出した時点で多くの学生は「お前らはまずこの程度のものから身につけなさい」という説教のような印象を受けるでしょう。実際にそう言いたいのですか?そうだとしても、それは効果的な態度ではありませんね。

なぜ学生がまだ最低限の教養を身につけていないのかを考え、そこからバカからだ」という結論にでも至ったのでしょうか?それなら、そんなバカ相手にただオススメするだけで意味はないですよね?それでなにかやった気になって「俺はやれっていったけどなー」とチャチいペシミズムにでも浸りますか?そうじゃないでしょう。なぜ、これをまず学ばなければいけないのかを、言語化してください。それが無理ならリスト作成に関わらないで身を引いて下さい。リスト作成者の人も、こういう人に身を引かせられるようにしてください。座組の段階の問題でもあるのですよ。

ギリシャ神話』 出版社岩波文庫ほか」

一番オススメ出版社のものはどれですか?いくつもの出版社作品を読み比べて欲しいと言うならそう書いて下さい。もしもこれを読んでほしいという一番のオススメがあるならそれを書いて下さい。少しでも多くの情報を伝える努力をする姿勢を。

あっ、駄目だ。

そろそろイライラして変なこと書きそう。

もうここで俺は辞める。

誰か続きを書いてね。

ツッコミ自体はまだまだあるから

まあ6割ぐらいは割と悪くないんですけどね。

参考文献が書いてあったり、オススメ理由が書いてあったり、とりあえず興味を持った順に読むって形に持っていきやすいし、自分がひとまず何から読むべきなのかの道筋もある程度示されていると思いますし。書店での入手可否やkindleでの有無なんかがあるのもいいと思います結構いいと思いますよコレ。

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