はてなキーワード: ネトゲ廃人とは
(部屋の隅にあるタブレットが突然光り出す)
「おっ、無料の“出会い系サモナー”アプリだって。どうせ釣り広告だろ。インストールっと……」
サキュバス(妖艶に笑いながら)
「ウフフ……よくぞ我を呼び出したわね♡ 代償として、あなたの“レベル”、いただくわ……!」
増田(立ち上がる気力もなく)
「やめろーーーー!!!」(寝転びながら)
(ピタリと動きが止まる)
「……ん? ……あれ? 吸えない?」
レベル:1(上限1)
職業:なし
ステータス異常:
・鬱病(重度)
・慢性不安
・ネット依存症
・低血圧
・異常汗腺活性
サキュバス(青ざめて)
「な……何これ!? バッドステータスのバーゲンセールじゃないの……!? こんなに一人で抱えて生きてたの!?」
「言うなよ……言わないでよそれ……!」
(ドレインは止まらず、サキュバスに負のエネルギーが転送されていく)
サキュバス(震えながら)
「ちょっ……ま、待って……止まらな――あっ、うっ……ぐああああ!!」
(全身に暗黒のもやがまとわりつくサキュバス。目の下にクマ、背中は猫背に)
鬱病(超重度)
対人恐怖症
魔力:0
所持金:-9000万魔貨
「……え? なにこれ……あたし……魔界に帰っても何もできない……働けない……怖い……」
(増田、立ち上がる)
「うおおおおおお!!! 鬱が……消えた! 頭が……冴える! 視界がクリアだ! なんか俺……やれる気がする!」
サキュバス(怯えながら)
「う、嘘よ……どうして、どうして私が……!」
「ありがとうサキュバス! 俺、今日から職業訓練校通って、人生やり直すわ!」
「やだ……やだ……こんな人間のゴミみたいなステータス、あたしが背負ってどうすればいいの……?」
サキュバス(両手で顔を覆って)
-完-
文中に書いてるけど今の市場で一番存在感のある2次元、アニメ調の超高開発費ゲーム、原神フォロワー系のことを念頭に置いて書いてるよ
具体的なタイトルは、原神、スターレイル、ゼンレスゾーンゼロ、タワーオブファンタジー(幻塔)、パニシンググレイレイヴン、鳴潮みたいなものだよ
いわゆる上澄みモバイルゲームで、エリートな作りでPC含めマルチプラットフォーム対応・グローバル展開してるようなやつね
上澄みで語られてもって言う人いるが、消費者としては誰もが上澄みを選べるんだから下を見る必要ないだろう
もちろん中華のオンラインゲームはMMO黎明期からポツポツあって、ネトゲ廃人だった俺の感覚だとパーフェクトワールドとかが有名だったよな
台湾も中華ゲーに含めるならルーセントハートとか幻想神域とかルシエルブルーとかいっぱいあったな、ちなみに俺がハマってたのはレインボーアーチ~童話王国っていう台湾のマイナーゲー…
この手の中華ネトゲはVIPシステムの月額オプションを軸にしたアイテム課金になってた、バトルパスの先駆けみたいなもんだな
原神以前の中華スマホゲーもその延長で、VIPシステムを多層化しつつソシャゲ的なガチャ要素を足した、チープな量産ゴミゲー路線のものが多かったな
中でも成功してたのが放置少女あたりだが、ソシャゲの域を出なかった
増田が挙げた魔剣伝説(香港)やお願い社長(香港)、あと最近売れてるらしいキノコ伝説も名義上は中国だが実態は魔剣伝説と同じ4399社(香港)らしい
これらはスマホゲー通ならすぐ「ゴミだな」と見抜ける量産ゲーだが、広告戦略がうまかったんだろうな
ゲームリテラシーの乏しい人やおっさん層を広告で釣り上げて重課金のカモに育てる、中華ヘイト層が喜びそうな胡散臭い企業と言わざるを得ない
ただカモり技術の進歩もあり十分遊べるもんに仕上がってるから売れてるんだと思うが、俺はエアプだからこれ以上は悪く言えんな
というか同じような路線のゴミソシャゲ量産は日本のお家芸だったんだから少しも指差して笑えん所
ともかく2020年末の異常クオリティゲーム原神の登場で業界の風向きが完全に変わり、追随しようとするところが多発したが実際真似れたのは中国の大資本系だけ
日本も含め中小は依然として量産ゴミゲーでアホを釣り上げ一発当てるevilな作戦に徹してたほうがモバイルビジネス的には良いんだろうな
でも風向きはしっかり変わってしまったせいで開発費は高騰し、大手含めて真似して超えられなかったメーカーが軒並み自爆している状況が今
ちなみにブルアカはパブリッシャは中国Yostarだけど開発は韓国ネクソンだから韓国ゲーだな、NIKKEも韓国、韓国MMO開発の経験値から生まれてきた果実だねPUBG然り
Yostarのアークナイツとかも強いけど今回話してるガチャ仕様とはちょっと違う
超予算の原神フォロワーではないけどスノウブレイクやリバース1999あたりは後発だけあり近い感じではあるな
中国でどんな2次元ゲームが売れてるかについてはbilibiliでこの人が継続的にまとめてるから参考にするといいかもな
https://www.bilibili.com/video/BV1k7421R7nZ/
中国のモバイルゲーム市場は日本みたいに「スキマ時間でポチポチ」も好まれる舐めた姿勢じゃなくてガッツリ横持ちでゲームしようっていう本格志向が強めだから
https://x.com/mushimaro8/status/710399220558114817
虫麻呂@mushimaro8
過去にネトゲ廃人だった人が俺は昔キリトだったんだ・・って冗談だと思うけど言う人がいて、色んな意味ですごい事言うなって思いながら、アスナは?って聞くといなかったな!って返したので、なんか許した( ・д・)
https://x.com/mushimaro8/status/710400101844291584
虫麻呂@mushimaro8
先のツイートしたら昔キリトだった人がアスナを紹介しろ!って詰め寄られた・・・すごい反応の速さだなって思ったけど、本当に紹介してほしそうな哀愁が漂っていた・・今度牛丼おごるかな( ・д・)
https://x.com/mushimaro8/status/1809456505751761071
虫麻呂@mushimaro8
会って5秒で嫌われる男
不器用で対話能力が壊滅的にないが、フラットな目線でこの男と相対すると純粋でいつも熱い。真っ直ぐだ。そしてめちゃくちゃ頭が良い。
腹が立つ事も多いけど可愛いところもある。
ゲーム制作においては誰よりも情熱を注ぎ、その高い知能を活かしてチームを引っ張って来た。
政治にはあまり興味ないけど、思い出のあるその友人が頑張ってる時くらいは応援しよう。
勝つとか負けるとかわからんけど、この時の借りを返す
これ、ありがとね。お前がこれを俺にプレゼントした時の不器用な照れ笑い、笑えたけど嬉しかったよ(•̀д•́)
はやくアスナ見つけろよ
#ひまそらあかね
ちょっと笑っちゃった
加納朋子『二百十番館にようこそ』(文春文庫)――主人公はネトゲ廃人のニート、他の主要キャラも軒並み弱者男性。
津村記久子『つまらない住宅地のすべての家』(双葉文庫)――女児誘拐監禁を企むオタクが出ている。
佐藤多佳子『いつの空にも星が出ていた』(講談社文庫)――野球の応援にかまけて家族に絶縁された男が出てくる。
女性作家の本を多く読むわけではない俺が最近一年間に読んだ中でもこれくらいはすぐ思いつく。
架空の「弱者男性なんて無視してる女性作家たち」を妄想して被害者意識を肥大させて自己憐憫に浸るのはさぞ楽しいんだろうけど、自家中毒起こして現実世界で暴走する前にやめとけよ。
まあ、こうやって具体名を挙げても、「親族の遺産(離島の家)をもらうなんて弱者男性じゃない!」「医師免許を持ってる奴は弱者男性じゃない!」「大学でサークルに所属していたような奴は弱者男性じゃない!」「犯罪を企むなんて大それたことをする奴は弱者男性じゃない!」「ご近所付き合いする程度にはコミュニケーション能力のある奴は弱者男性じゃない!」「孫と日本シリーズを観戦しに行く経済的余裕がある奴は弱者男性じゃない!」「主体的に行動する奴は弱者男性じゃない!」「将来幸せになりそうな奴は弱者男性じゃない!」てな具合にゴールポストがどんどん動きそうではあるが。
私立中学校高校行ってた設定で大学も私大だった設定だと思います
あと引きこもってネトゲ廃人になれるPCや部屋をGet出来る設定だったと思います
増田や氏の信者は正直そのレベルのご家庭の出身の人じゃなさそうな気がしています
いつの時代でも元増田(https://anond.hatelabo.jp/20240204232238#)は実家太いですけど
平均年収○○○万円とか言っても、分布に偏りがある場合、平均も中央値も大多数を代表する値にならない
日本の所得分布は右に裾を引く歪んだ分布で、左側の偏りが大きく中央値以下の所得に分布している人の方が多く、ジニ係数も高い
所得金額階級別に世帯数の相対度数分布をみると、「200~300 万円未満」が 14.6%、「100~200 万円未満」が 13.0%、「300~400 万円未満」が 12.7%と多くなっている。
中央値(所得を低いものから高いものへと順に並べて2等分する境界値)は 423 万円であり、平均所得金額(545 万 7 千円)以下の割合は 日本全体で61.6%となっている。
2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況 | 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/index.html
ちなみに、ワイは氏を上級国民とは言っていません、ゴン太と言っています
上級国民は、ただの官僚やエリートサラリーマンや町弁や勤務医程度じゃ実現出来ない生活している人(松濤に数十億の家買ったり)
法を捻じ曲げることができる人のことでしょう
理由は簡単で、お絵かきという単調な繰り返し作業で人生の多くの時間を浪費した結果、
普通は身につけるはずの知識やリテラシーをインプットしておらず、論理的に物事を考える習慣も失っているから
要は学校にもろくに行かず引きこもってたネトゲ廃人みたいなものなんで
そのネトゲがサ終しそうになって癇癪を起こしているというのが実態
生成AIの浸透はそういった視野の狭いお絵かき廃人から脱出して冷静になるきっかけを与えられると思うし、
絵師さん達はお絵かき作業を省略しつつ、マーケティングなどより創造的で思考を要する仕事に注力出来るので
クリエイティブのレベルが大きく跳ね上がり結果的に全員が前向きになれると予想している
先に言っておくと、FF14のネガキャンではない。あと個人差も当然あると思う。
職場起因でいろいろあって鬱発症、復帰したと思ったら1年経たずに再発し休職。
医師曰く、季節性かもしれないとのことで、そうなると体質上治りが悪いらしく。いろいろつらい。
飯以外の娯楽を全部受け付けなくなった結果、UberEatsばかり頼んでしまい、結果体重が15kg増えた。靴下はくのが大変になるとは思わず。これもつらい。
もうボロ雑巾かゴミかなにかになっていたが、人間単純にできているらしく、休んで時間が経ってくると気分は良くならないくせに暇を感じるようになった。
ぼうっとYoutubeとTwitterを更新して眺める以外なにもする気が起きず、スワイプして画面が更新される度に、
なんだかよく分からないがなんか違うんだよなぁ、と再度スワイプする日々。受動の局地にいた気がする。
1ヶ月もそんなことをやっていると、さすがにそれにすら飽きが来てしまい、ゲームでも遊ぶかと思い立ち、
拡張を全部買ったくせに、ずっと放置してしまっていたFF14を起動した。これが本当によかった。
シンプルに膨大なコンテンツ量があり、かつそれらがちょっとずつ他のプレイヤーと繋がっているのが非常に心地よかった。
かと言って、強制的に人と一緒になる必要が無いのもありがたかった。
MMOの癖にNPCと一緒にダンジョン攻略ができる仕様は、昔遊んでいた頃は何がしたいんだと思っていたが、今は本当に感謝している。
(別に倒れても暴言は飛んでこないのだが)ひりついた緊張感を楽しみながら攻略することも、しないこともできる。その選択肢があるだけで凄く気楽に遊ぶことができた。
ちょっと横道に逸れるだけで無限に時間を使うことができるのも、普段だったら恐れるところなのだろうが、休職中で暇を持て余している身には都合が良かった。
1日に10時間近くプレイしていれば、世間的にはネトゲ廃人だなんだと言われるかもしれない。
だが、別に仕事していた頃もパソコンの前で虚無を生産していたので、そう大差ないように感じている。
医者もそれを察したのか分からないが、あんた大分良くなっているから仕事復帰しても良いのでは、と言われたのが昨日のこと。
まだメインクエストが終わっておらず、一人前の光の戦士にはなっていないのだが、その前に企業戦士になるらしい。
ちなみに私は行政や会計に関しては疎いのでコラボ騒動そのものについてはよく分かっていません。
まず彼を理解するには①闘争好き②知能信仰の2点の要素を押さえる必要があります。
まず、彼は自身の半生を「シン・ネトゲ戦記(https://note.com/hima_kuuhaku/n/n7347f92ad4ce)」でまとめています。これは非常に長いので簡単に彼の半生を下記にまとめましたが、これを読む限り彼は中学以降ほぼ全ての時期において何かしらと戦っています。唯一の例外はゲーム作りに携わっていた時期でしょう(もっとも特定の人と戦ってないだけでゲーム産業は常に熾烈な競走に晒されていますね)。
中学受験→ネトゲ廃人→ゲーム作り→6億裁判→VSシュナムル→コラボ騒動
大事なのはここで挙げたもののほとんどが暇空氏が起こしたものである点です。そうでないのは6億裁判くらいでしょう(訴えたのは暇空氏ですが、相手方が先に暇空氏の権利を侵害しています)。
このように彼は常に戦い続けており、また戦いを自ら引き起こしています。彼の体は闘争を求めており、今回狙われたのがコラボだったというのがコラボ騒動の根本的な原因でしょう。実際はそれに加え、オタクコンテンツを攻撃したというのもあるのですが、これは自身に発破をかけ攻撃の正当性を担保するためであり本質的な理由は闘争を求めてるというのが実情です。巷では女叩きのためにやってるという推測もありますが、これは青識氏や手嶋氏への執拗な言及やシュナムル氏を攻撃した原因を説明できません。
彼はTwitterで敵と見なした人物に対して度々知能の低さを指摘しています(調べてみたら毎日最低1回は言っててさすがに驚きました)。
ちなみに彼はTwitterだけでなくnoteでも「知能」について度々言及しており、彼の提唱する認知プロファイリングについて説明した記事でも使いこなせるかどうかの基準に知能を採用しています。https://note.com/hima_kuuhaku/n/nd3da614085b3
また彼は知能を非常に重要な要素と設定したうえで自身の知能の高さを絶対的な自信があります。彼がどんどん突き進んでいるのは社会で非常に重要な要素である知能を自分は人一倍持っているという認知によって自分の正しさに対する自信が並々ならないものになっているからでしょう。
私は彼の知能は高いと思っています。今回のコラボ騒動も仮に彼の言い分が正しければその知能は疑いようもないですし、一方で言い分が間違っていても誤った言い分で多くの人を扇動できるならそれは優秀な証拠としては十分でしょう。
一方で彼が批判されるのもまた知能が原因でしょう。彼は知能に対する信仰が強すぎるあまり知識の価値を軽視しています。そのため元々詳しいゲームのような分野では結果を残せますが、ひとたび彼が疎い分野の話になると途端にめちゃくちゃになります。いくら頭がいい人でも全く知らないものについては考察できません。
今回の東野氏の騒動はそれが露呈したものでしょう。暇空氏が詳しくない社会情勢についてにわか知識で語ってしまった結果、めちゃくちゃな話になり中国との戦争の際に国連軍が出動できると考えてしまうわけです。これは彼が馬鹿なのではなく、単純な知識不足に由来するものです。拒否権を持つ中国が安保決議でそれを行使しないわけがないということは国連の制度さえ知っていれば彼の言う「低知能」な人でも理解できるし思いつく話でしょう。
彼のやらかしの理由はだいたいこの知能信仰に基づく知識軽視なんですが、そもそも闘争本能を抑えればやらかしにたどり着くこともないので暇空氏は人とむやみやたらと戦わない(スルースキルを身につける)か、知能を活かすには知識が必要不可欠だということを自覚した方がいいと思います。
トランスジェンダーとその差別問題が話題になってるから私の体験談を書きたいと思う
増田なので叩きは好きにどうぞ
小学校の時は、絵が上手い子で有名だったし、大人しくて目立たない子だったけど、女の子らしい子ではなかったな
昔出された性教育の本は読んでいたし、言葉の能力は優れていたので性知識はWikipediaで得た
精神科デビューの少し前に生理が来て、感覚過敏やら内科的な痛みに敏感なのもあってこの上なく嫌だった
後に知ったことだが依存症者から依存の対象物(例えばアルコール依存症ならアルコール)を取り上げるのはよろしくないんだってね
性同一性障害と思い込んだんだけど、これは性同一性障害のWikiを見て存在は知っていたのでそれを思い出して「GIDかな?」と考えてた
バイセクシャルなのかもとぼんやり思っていたが、当時は明言できる程ではなかった
今はミレーナ入れてるけど、当時はPMSと経血が垂れる感触が嫌で何とかしたかった
でも上下両方の手術、ホルはしたくなかったし、可愛らしい女性と思われたいので胸や女性らしい体型はまだ好きだった
当時好きだった椎名林檎が歌えなくなるのが大きかった
この頃から自分はジェンダークィア、ノンバイナリーと思い込むようになった
ネットで調べて当てはめていったらそうなったんだと思う
ネット禁止は1つ目の精神科だけど、2つ目の精神科の先生が若手の人で慣れておらず、暴れる度に薬を大幅に増やされた
3つ目の精神科なんか最悪だった
先生が、言っていることは間違いでは無いが伝え方が下手な先生だった
例えば中3の私に「過去5年間にやった事を反省しろ!」とか、殴りたくて殴っている訳ではないのに「人を殴るのは異常だ」とか
思えばこのストレスもあるんだと思う
その後高等部に進学した
養護学校では一応形だけの受験はあるけど、学力を見る側面が大きい
それもあって余計に自分の性について色々考え始めた
女性の体はそのままでいたかったから、エロ漫画であるようなふたなり女子になりたいと本気で思っていた時期があった
数年後
それを突き飛ばしたら婆さん2人だった
言い訳にもならないが当時は病院にもろくに行ってなくて、切羽詰まった状況だった
よく心神喪失とかあるやん?あれは善悪の区別がつかないと言うより、どちらかと言えば「そうせざるを得ないほど正常な判断ができない」に近いと思ってる
逮捕時の取り調べで部屋に連れてこられた
あるのは大きな白い机とシンプルな椅子、刑事ドラマであるようなライトはない、あるのは軽いデジタル時計だけ
危険防止の為らしい
少し温かく、普通に美味かった
3つ目の精神科だ
私は嫌だと言った
白い車に乗せられた
扉を開けると保護室だった
3つ目の精神科は、個室はおろか保護室にすらナースコールのない病院だった
すぐさま私は怒って退院請求をした
理由もきちんと述べ、転院したいと書いた
ここでの治療については、専門書の類ではないのと、読みやすさの観点や本題とずれるので詳細は控える
その頃から患者さんとのやり取りなどで異性愛の男女の作法や、一般常識を徐々に知り始め、自分はノンバイナリーではなく、本来はビアン寄りのバイセクシャルではないかと考えるようになった
退院後は一悶着あって、その反省で自立の為の繋ぎとしてだが、生保を貰い一人暮らしをする事になり、彼氏も出来た
まだ先だが、彼氏と同棲する事が決まればもちろん生保は切るつもり
最近、休息の為に入院したのだが、入院中に離人感(自分と外の世界の間に膜が張られているような感じ。現実世界がVRに見えて少し面白かった)と解離性健忘(色々忘れて彼氏に怒られるくらい酷かった時期がある)が治った
安心出来る環境であったことなど様々な要因が絡んでいるのだと思う
私は忘れていた記憶を取り戻した
ずっと抱えていたもの
話すとは、「離す」ことでもあるらしい。
なので、雪を見ると思い出すことを、ここに置いていこうと思う。
ネトゲ廃人で無職・モラハラ・DVと毒親役満祭りの父をフライパンで撲殺しようとして失敗した結果、靴を履く前に外に追い出されたのだ。
「せめて靴ぐらいはくれ」と叫んだが後の祭りで、ご丁寧にガチャンと鍵の閉まる音までした。えらいことである。
あいにくその日はバイトがあった。流石に、「靴がないのでバイトに行けません」で穴をあけるわけにはいかない。
仕方がないので、1km先にある祖母の家まで靴をもらいに行くことにした。
自転車が使えれば良かったのだが、肝心の鍵は家の中。
「歩くかぁ~~~」
破傷風が怖かったので、玄関先に吊り下げていたバカでかいポンチョの裾を地面につけ、20~30cmずつ前進するという方法で進んだ。
これでとりあえず足が切れてばい菌が入り、壊疽を起こして膝から下を切断するおそれはない。
しかし何よりこたえたのは、地面の冷たさだった。
一歩踏み出すごとに、足裏が痛みでいっぱいになる。踏み出したところで、ポンチョの裾も有限であるから、普段の半歩も進めない。
通常の2~3倍の時間をかけて祖母の家へ向かう道の半ばに達したときには、「靴って偉大だったんだな……」と感嘆の気持ちすら湧いた。
祖母の家へ向かう道の3分の2を消化した頃、頭に浮かんだのは「現代のヴィア・ドロローサ」というフレーズだった。
もちろん十字架を背負っていない分、キリストよりこちらの方が苦しくないのは言うまでもない。
だがそのときには、とにかく歩くのが辛くて「キリストもこんな気持ちだったのかな……」と思いながら歩いた。今思えば尊大すぎる。
しばらくして、ポンチョを被ったとぼとぼオバケと化していたこちらに声をかけてくれている人がいることに気が付いた。
なんでも、そのおじいさんは祖母の弟さんだという。
こちらはおじいさんのことはきちんと覚えていなかったが、おじいさんの方はこちらを覚えてくれていたようで、「なんで雪の日に裸足で歩いてるんだ!?」と思い、声をかけてくれたらしい。
おじいさんは大工をやっているので、すぐそこに掘っ立て小屋があるからそこで休もうと言ってくれた。有難すぎて仏に見えた。
1時間ぶりに床の上に上がり、小さくも温かい小屋の中でこたつに入ってストーブにあたりながら、文明は偉大だとしみじみと感じた。
その後、貸してもらったサンダルを履いて祖母の家に行き、事情を話した。
そのあとのことは、あまりよく覚えていない。
祖母から連絡を受けた父が迎えに来たことだけは記憶にあるのだが、そのあとどうやって家に帰ったのか、バイトに行ったかどうか、思い出せないのである。
雪が降ると、この日のことを思い出す。
しかしもう、思い出すのも良くないというか、一度自分の中から手放したくてここに書くことにした。
客観的に見ると「嘘松認定されそうな話だな」と思う。でも、事実だ。
「こんなことする親いるわけないじゃん!嘘でしょ~!」と思えた人は、嘘と思ってくれてもいい。
こちらとしても、「雪の中1kmも裸足で歩く経験をした子供はあまりいないのか。良かった、良かった」と思うことができる。
最後に一言、「靴って文明、有難さの極み~~~!!!!!!!!!!!」
完