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はてなキーワード: 前菜とは

2025-11-05

コースのメイン料理テンション上がらない問題

イノベーティブ系でもメインディッシュは結局焼いた肉、みたいなの多いんだよな

カットや焼き方に工夫してます感はあるけど焼いた肉

前菜とかの方が見たことない食材とか調理法が出てきてワクワク感ある

メインになる頃にはお腹も膨れてるし

メインの肉よりもガルチュールに珍しい美味しい野菜とかあって

そっちの方が印象に残っちゃうとか多いよね

大食らいの民はメインディッシュでもテンションを保ててるのだろうか

2025-09-21

日曜日の昼下がり、暇と小腹をもてあました時、パテ・ド・カンパーニュワインが良いと思う。フレンチレストラン前菜によく出るテリーヌとよく似たアレである

今は忙しくてその暇がないが、当時はよく近所のビストロバーで楽しんでいた。ピクルスを添えて、マスタードによく合う。

ちなみに、私は豚レバーの風味が好きで、酒のアテに、火を通してペーストにして固めた缶詰を買っていた。

フランス田舎料理で、家庭でも作れる(らしい)。作り方は次の通り。冷蔵庫で2-3日、冷凍庫で1ヶ月まで、保存もできるらしい。レバーの入手先を知らないし、手間を考えると、料理好きな人以外は店で食べるのが無難だ。

パテ・ド・カンパーニュレシピ

材料】(約6~8人分)

豚肉(肩肉やバラ肉など):500g

• 豚レバー:150g

• 鶏レバー:100g(お好みで)

ベーコンスモークのもの):100g

玉ねぎ:1個

にんにく:2片

• 卵:1個

生クリーム:100ml

白ワイン(またはブランデー、コニャック):50ml

• 塩:小さじ1

黒胡椒:小さじ1/2

ナツメグ(お好みで):少々

タイム:1枝(乾燥でも可)

ローリエの葉:1枚(オプション

パン粉:大さじ2(お好みで)

オリーブオイルまたはバター(焼くために)

【下準備】

1. 肉の下処理:

豚肉、豚レバー、鶏レバー適当な大きさに切り、余分な脂身や筋を取り除きます

ベーコンは細かく刻みます

玉ねぎにんにくはみじん切りにしておきます

2. オーブンの予熱:

オーブンを180℃に予熱しておきます

3. スパイスの準備:

ナツメグタイムを使う場合、あらかじめ混ぜ合わせておきます

【作り方】

1. 材料を炒める:

• 中火でフライパンに少量のオリーブオイルまたはバターを熱し、玉ねぎを透明になるまで炒めます

にんにくを加え、香りが立つまで炒めたら、ベーコンを加え、さらに炒めます

2. 肉をフライパンで炒める:

フライパン豚肉レバーを加え、肉が少し色づくまで中火で炒めます。肉が完全に火を通さなくて大丈夫です。後でオーブンで焼くため、軽く火を通す程度にしましょう。

白ワインを加え、アルコール分を飛ばします

3. ひき肉にする:

• 肉が炒め終わったら、フードプロセッサーを使って粗くひき肉にします。あまり細かくし過ぎないようにしてください。食感を残すために、粗挽きがベストです。

4. 混ぜ合わせる:

• ひき肉を大きめのボウルに入れ、卵、生クリームパン粉、塩、黒胡椒ナツメグタイムなどのスパイスを加えてよく混ぜます

• 手で混ぜても良いですし、スパチュラを使ってしっかりと均一になるように混ぜ合わせます

5. 型に詰める:

• パテ・カンパーニュの型(テリーヌ型やパウンドケーキ型)にバターを塗り、クッキングペーパーを敷いておくと取り出しやすくなります

• 肉の混合物を型に詰め、空気が入らないようにしっかりと押し込んで平らにします。

6. オーブンで焼く:

• 型をオーブンに入れ、180℃で約45~60分焼きます。表面がきれいに焼き色がついて、中までしっかりと火が通っていることを確認します。焼きあがったら、竹串を刺してみて、透明な液体が出ればOKです。

7. 冷ます

• 焼きあがったら、オーブンから取り出し、型のままで冷まします。完全に冷えたら、冷蔵庫で1晩寝かせると、味がしっかりと馴染んで美味しくなります

サーブする方法

• パテ・ド・カンパーニュは冷たい状態提供します。薄くスライスして、フランスパンやバゲットピクルスサラダなどと一緒に楽しむのが一般的です。

• お好みでマスタードを添えるとさらに風味が増します。

コツ・アドバイス

• 肉の種類: 豚肉レバーを使うことが一般的ですが、牛肉や鴨肉を使っても美味しく作れますレバーの風味が苦手な方は、レバーの量を減らすか、完全に抜いても構いません。

• 低温調理: よりしっとりと仕上げたい場合は、オーブンではなく、湯煎でじっくりと低温で焼く方法もあります(約120℃で1時間半~2時間)。

• 保存: 冷蔵庫で2~3日間は保存可能です。また、しっかり冷えてから切ると切りやすくなります

パテ・ド・カンパーニュは、手間をかける分、とても贅沢な味わいになりますおもてなしにもぴったりな一品ですので、ぜひ試してみてください!

2025-07-26

打順よりフルコースの方が分かりやすくないか

たとえば性癖打順を組むと

1番 ロリ

2番 巨乳

3番 寝取られ

4番 アナル

5番 催眠

6番 断面図

7番 巫女

8番 パイパン

9番 姉

みたいな感じになるとして、これだと「ゆーてよく分かんねーぞ」ってなるじゃん?

でもこれが

前菜 巫女

スープ 姉

料理 ロリ

肉料理 巨乳

メイン 寝取られ

デザート アナル

サラダ 断面図

ドリンク 催眠

だったらなんとなく流れが見えてくるだろ?

2025-07-22

anond:20250722113515

スープ最初に出てくるのってドイツ料理ぐらいじゃないのかな?

中華でもフレンチでもイギリスでもアメリカでも最初に出てくるのはオードブル

フルコース発祥であるロシア料理でも最初に出てくるのはザクースカと呼ばれる前菜

無論簡易的なコース料理を出すイタリアで言うところのビストロとかトラットリアみちあな店だとオードブルアンティパスト)を省略して

スープから出てくる事も多いが、これはあくまでも省略しているだけ

2025-07-14

anond:20250709141632

東京駅の豚山で初めての二郎デビューをしたんだけど上に乗ってる野菜に味がしなさすぎて麺にたどり着くまでずっとホラー映画の冒頭くらいつまらない食事だった…

あの野菜は胃を守るための前菜的なものなんですかね…?

2025-06-11

anond:20250611155758

シェフのおまかせコースを頼んだら、

前菜エスカルゴオニオングラタンスープがでてきて、

あぁ~これはフランス料理だね。ならメインディッシュは子羊のテリーヌかって考察したら、

いきなり、よだれ鶏のアペタイザーがでてきて、

え?中華中華フランス料理の融合(フュージョン)か?ならば、フォアグラ小籠包がでるのか?って考察したら、

メインディッシュタンドリーチキンマトンビリヤニで、徐々に混乱し始め、

デザートいちご大福で、ふざけんなって思うパターンじゃないか

あとからシェフがでてきて、冷凍庫にあるものを順にレンチンしただけです。

とか言ってしまう。

2025-06-10

最近の高級フレンチのお品書き

最近フレンチにハマって老舗から新興、高級店からお手頃な店まで色んなレストランに行ってるんだけど、

若そうな店のお品書きはほぼ全部

前菜

真鯛 雲丹 キャビア

って感じで仮面ライダーオーズかよ!ってツッコみたくなる書き方でどんな調理法がわからない

一方、歴史あるお店だと

前菜

真鯛カルパッチョ 雲丹キャビアを添えて

調理法やメイン食材が何なのかわかりやすく書いてくれている

なんで最近若いのはメニュー食材しか書かないのだろう

フラッシュ・モブとかやっちゃうようなサプライズ容認世代で何が出てくるかは来てからのお楽しみ的な演出をしたいのかな?

2025-05-19

君は連続2回目のオーガズムを知っているか

中年女性。夫とはレス、この先一生セックスすることはないかもしれないが、精神的つながりに満足しているのでレスに関しては悲観しているというわけでもなく、おかしな場面で性欲が顔を出さぬよう、2週に1度ほど自分で「抜い」ている。ムラムラするから抜くというより平日にムラムラしないように抑止策として休日に抜いておく儀式。1度目は普通に指でそれなりに楽しんで行うが、その後30分ほど寝た後の2回目について今回はお話したい。30程しか間をおかずしての2回目、それは自慰行為というより精神統一に近い。自分クリトリスしか感じないので、1回目は普通に指で撫でまわすが、2回目の時点のクリはまだ嫌な意味で敏感とも愚鈍とも言い難い変な感覚になっている。それを強制的イカすには、ローターをパンツの上から押しあて、その振動を内部まで届かせることで疑似的な中イキ状態をつくる。もう、この時頭の中はエロいことは考えておらず瞑想に近い状態にある。禅の域。自分気持ちいいところが身体の中心にあることは本当に人体の奇跡に思える。でも本来女性もクリでしかイケなくて、中でイクって本当はクリに伝わった快楽を中で感じてる説もあるけどどうなんだろ。とにかく、この2回目はローターを押し当てている時間快楽はなくもはや苦行に近く汗もびっしょりになるんだけど、イッた時の快楽が本当にドラッギーでとてつもない。正確に言えば、イッた後に股間全体を抑えて膣の収縮を全身で味わっている瞬間。もちろん足はピン。もう足ピンでしか逝けない身体になっているだろうから今更セックスしてもよくなくなってしまっているだろうけど、もうそれでいい。この2回目のオーガズムにフルベット身体の中心でこれを感じられるって本当に面白い。この瞬間だけ意識宇宙と一体となっている。もうエロとかじゃなくて身体探求なんだよな。この2回目の強制オーガズム発見したのは5年くらい前なんだけど、この2回セットじゃないともう満足できなくなってしまった。1回目の方が、普通に乳首気持ちいいしイク前から気持ちいいのに、2回目は禅なので集中力のみが必要な本当にストイック世界で、1回目は2回目を味わうための前菜ですらある。この感覚、さすがに誰にもリアルでは言えないのではてなに書いた。わかる人いるかな?

2025-05-08

かつやから好しの不満

大根漬物いか塩辛があるけど、提供待ちの時間前菜として食べたいのね

でもお皿やお皿の代わりになるものがない

大根は紙ナプキン2重で食べたりしてるけど塩辛はさすがに無理

これってどうにかなりませんか

2025-04-30

anond:20250430100627

俺1ドル100円くらいのときからずっとアメリカだけど

ちょっと昼飯行ったら一人8000円とかかかるし(酒なし、単なるベトナム料理屋でフォー前菜くらい)

まあ昔から英米外食高いんだけど

それにしたってもはや昔は安かった肉とか野菜とか卵とかも高いので

1ドル100円くらいが実力やろうなあ

2025-04-17

タダメシ乞食で、なにが悪いの?」

私は、いわゆるタダメシ乞食である

マッチングアプリで男とマッチして、「おいしいごはん食べたいな〜」って言って、

ちょっと笑って、ちょっと気を持たせて、

パスタ食べて、前菜つけて、デザートまでいって、解散する。

今日ありがとう!またごはん行こうね〜」

──もう行かない。ていうかLINE既読つけない。

こっちは最初から、飯だけが目的から

で、たまにこう言われる。

「そんなの、最低じゃない?」

「騙すの、罪悪感ないの?」

あるわけないでしょ。

だって、向こうも最初から**“ワンチャン狙い”**で来てんの、こっちは知ってるんだよ。

最初から「奢ったら身体いけるかも」って思ってる、その下心を逆に利用してるだけ。

それに、私は自分時間可愛い外見とそれなりの愛想を差し出してる。

これって、全然“タダ”じゃないよ。

原価、かかってるからね?

「そんなことしてて虚しくならない?」

たまに自分でも思う。

でも、これって虚しいのは私だけなのかな?

・一度も女性ごはん奢ったことがない男

・誰かに可愛い」って言われることのない女

・奢っても、2軒目すら行けない“微妙な男たち”

・「彼女できない」って嘆いてるだけの人たち

みんな、それぞれに虚しいんじゃないの?

私は、自分が“上等な女”だなんて思ってない。

ただ、自分スペックで交換できるものを冷静に見てるだけ。

それが「飯」なら、それでいい。

それ以上は差しさない。

それ以下は受け取らない。

これは恋愛でもないし、詐欺でもない。

経済行為だよ。

まあ、でも──

私のことを「最低だ」とか「悲しい人間だ」とか思うなら、そう思ってくれていい。

私は「タダメシ乞食」って言われるくらいのこと、別にもう慣れてるし。

でも、あんたが一人でカップ麺食ってる夜に、

私は焼肉赤ワインでインスタ更新してるよ。

それが、現実

タダメシ乞食で、なにが悪いの?」

私は、いわゆるタダメシ乞食である

マッチングアプリで男とマッチして、「おいしいごはん食べたいな〜」って言って、

ちょっと笑って、ちょっと気を持たせて、

パスタ食べて、前菜つけて、デザートまでいって、解散する。

今日ありがとう!またごはん行こうね〜」

──もう行かない。ていうかLINE既読つけない。

こっちは最初から、飯だけが目的から

で、たまにこう言われる。

「そんなの、最低じゃない?」

「騙すの、罪悪感ないの?」

あるわけないでしょ。

だって、向こうも最初から**“ワンチャン狙い”**で来てんの、こっちは知ってるんだよ。

最初から「奢ったら身体いけるかも」って思ってる、その下心を逆に利用してるだけ。

それに、私は自分時間可愛い外見とそれなりの愛想を差し出してる。

これって、全然“タダ”じゃないよ。

原価、かかってるからね?

「そんなことしてて虚しくならない?」

たまに自分でも思う。

でも、これって虚しいのは私だけなのかな?

・一度も女性ごはん奢ったことがない男

・誰かに可愛い」って言われることのない女

・奢っても、2軒目すら行けない“微妙な男たち”

・「彼女できない」って嘆いてるだけの人たち

みんな、それぞれに虚しいんじゃないの?

私は、自分が“上等な女”だなんて思ってない。

ただ、自分スペックで交換できるものを冷静に見てるだけ。

それが「飯」なら、それでいい。

それ以上は差しさない。

それ以下は受け取らない。

これは恋愛でもないし、詐欺でもない。

経済行為だよ。

まあ、でも──

私のことを「最低だ」とか「悲しい人間だ」とか思うなら、そう思ってくれていい。

私は「タダメシ乞食」って言われるくらいのこと、別にもう慣れてるし。

でも、あんたが一人でカップ麺食ってる夜に、

私は焼肉赤ワインでインスタ更新してるよ。

それが、現実

2025-03-17

anond:20250317090633

その昔の麒麟ラガーテレビCMホンジャマカ石塚伊集院光松村邦洋が横並びで大量の食事を饗されてる絵ヅラというのがあって、センター石塚が「これっぽっち?!」みたいなことをわめくと横の伊集院が「いやコレ前菜でしょ?」としたり顔フォローして二人が握手する&その間の松村邦洋は例の死んだ目でマゴマゴしながら空気状態、ってやつが何日も経たずにいつの間にか某鉄腕!DASHメンバーが替歌を合奏するバージョンに変わってたのを思い出した

2025-03-04

ローストビーフっていうほど美味しいか

冷たいし、味は血の味だし、ご飯に合わないし、あんまりじゃない?

メインディッシュにもならないし、前菜サラダの付け合わせみたいな立ち位置

でもなぜかローストビーフって食べ物界隈では高い位置にいるよね?

曲がりなりにも牛肉からってことなのか?

でも、ローストビーフ丼とかでもそこまで美味しくないんだよなぁ

見た目のインパクトはいいけどさ

やっぱり見た目だけ美味しそうで、味はそこそこなんだと思うわ

2025-02-26

Claude 3.7 sonnetに小説を書かせてみた

### キッチンの向こう側

わたし大学に入った年、父が死んだ。それは五月の、少し肌寒い日だった。まだ新しい大学生活に慣れていない時期に、世界の一部が崩れ落ちた。病院から電話があったのは、授業の途中だった。廊下に出て電話を受けたとき、窓から見えた空は妙に青すぎて、それが不謹慎に思えた。

葬式の日は雨だった。それから、雨の日には必ず父のことを思い出すようになった。その年の夏は、異常に雨が多かった。いつの間にか、世界全体が湿っぽい灰色に染まっていった。

大学教室は、思ったより広かった。高校までの教室とは違って、誰も生徒のことなど気にしていなかった。教授は前で一方的に話し、学生たちはそれぞれの方法時間を過ごしていた。ノートを取る人、スマホをいじる人、居眠りをする人。わたしは、ただぼんやりと窓の外を眺めていた。

彼女、いつも一人だね」

後ろの席から聞こえてきた声に、振り向かなかった。どうせ他人の噂話なのだろうと思ったが、それはわたしのことだった。気づくと、ひとりでいることが当たり前になっていた。

父は料理人だった。小さな和食店を営んでいて、わたしが小さい頃からキッチンの向こう側で包丁を握る父の姿を見て育った。父の料理の音と匂いが、わたし記憶の一部になっていた。ザクザク野菜を切る音、出汁が沸く香り、魚をさばくとき真剣な表情。そんな父が、ある日突然、脳卒中で倒れた。病院に運ばれてから二週間、意識が戻ることなく逝ってしまった。

「お母さん、店はどうするの?」と聞いたとき、母は疲れた顔で微笑んだ。

「閉めるよ。わたしには、お父さんみたいな腕はないから」

父の店は、わたしの第二の家だった。学校から帰ると、いつも店の奥で宿題をした。客が少ない時間には、父が横に座って数学を教えてくれた。「料理数学も、バランス大事なんだ」と言っていた。その店がなくなるということが、父の死よりも現実味を持って迫ってきた。

大学の授業は、興味を持てるものが少なかった。文学部に入ったのは、本が好きだったからだけど、専門的な分析理論を学ぶことに、空虚さを感じていた。教室の中で、みんなが真剣議論しているときも、わたしの心はどこか別の場所にあった。

アパートに帰ると、静かすぎる部屋がわたしを迎えた。実家から離れて一人暮らしを始めたのは、新しい環境心機一転たかたからだ。でも今は、その選択が間違っていたような気がしていた。テレビをつけっぱなしにして、誰かがいる気配を作り出した。

夜は不思議な夢を見ることが多くなった。父がキッチンに立っている夢。でも、振り向いた父の顔が、誰か他人の顔になっている夢。高い塔から落ちる夢。海の底で、誰かが名前を呼ぶ夢。朝起きると、枕が涙で濡れていることがあった。

母は週に一度、電話をくれた。「大丈夫?」という質問に、いつも「うん、大丈夫」と答えた。大丈夫じゃなかったけど、母を心配させたくなかった。父が亡くなってから、母は急に年を取ったように見えた。電話の向こうの声は、いつも疲れていた。

料理、してる?」と母が聞いた。

インスタント食べてる」と答えると、母は少し悲しそうな声で笑った。

「お父さんが聞いたら、怒るわね」

そうだった。父は、わたし料理を教えようとしていた。「いつか、一緒に店をやろう」と言っていた。でも、わたしは興味を示さなかった。今になって、もっとから学んでおけばよかったと後悔していた。

五月が過ぎ、梅雨が来た。毎日雨が降り、湿度が高く、部屋の中の物まで湿っているような気がした。教科書のページがくっつき、髪は広がり、布団はじめじめしていた。そんな中、わたし図書館で多くの時間を過ごすようになった。

図書館は、静かだった。でも、一人でいることが苦痛ではない唯一の場所だった。本の間を歩きながら、偶然手に取った小説に心を奪われた。それは、ある料理人物語だった。幼い頃に両親を亡くし、料理世界で生きていく若者の話。その主人公が作る料理描写が、あまりにも父の料理と似ていて、読みながら泣いてしまった。

図書館で働き始めたのは、六月の終わりだった。アルバイトを探していたところ、図書館募集があった。静かな環境で、本に囲まれて働けるのは、わたしにとって理想的だった。本を整理したり、返却された本を棚に戻したりする仕事は、単調だけど心地よかった。

「君、いつも同じ本を読んでるね」

ある日、司書鈴木さんがそう声をかけてきた。五十代くらいの女性で、いつも穏やかな笑顔を浮かべていた。

料理本が好きなの?」

「父が料理人だったんです」と答えると、「だったんです」という過去形自分違和感を覚えた。

「そうなんだ」と鈴木さんは言った。「わたしの息子も料理人になりたがっていたけど、途中で挫折してしまってね」

何気ない会話だったけど、鈴木さんとはそれからよく話すようになった。彼女は、わたしの父のことを知りたがった。どんな料理を作っていたのか、どんな人だったのか。話していると、不思議と心が軽くなった。

七月に入ると、大学は前期試験の準備で忙しくなった。わたしは、ほとんど授業に出ていなかったことに気づいた。図書館必死勉強したけど、内容が頭に入ってこなかった。試験当日、問題用紙を前にして、頭の中が真っ白になった。鉛筆を握る手が震えた。

大丈夫?」隣の席の女の子が小声で聞いてきた。

首を横に振ると、彼女心配そうな顔をした。

試験終わったら、一緒にお茶でもどう?」

の子名前は、里奈といった。同じ文学部学生で、いつも授業の前の席に座っていた。優しい声と、少し丸みを帯びた顔が印象的だった。試験のあと、二人で大学近くのカフェに行った。

「実は、前からしかたかったの」と里奈は言った。「でも、いつも遠くを見てるみたいで、声をかけるタイミングがなくて」

彼女は、思ったことをすぐ口にする人だった。わたしとは正反対タイプ。でも、その率直さに心地よさを感じた。

「父が亡くなったの」とわたしは言った。口に出したのは、里奈が初めてだった。

「そうだったんだ」と彼女は言った。特別言葉はなかったけど、その反応が自然で、わたしは少し安心した。

その日から里奈とはよく一緒にいるようになった。彼女存在は、灰色だった大学生活に少しだけ色を加えた。彼女が話す他の学生の噂話や、教授の変わった癖の話を聞いていると、自分大学生活の一部になれたような気がした。

八月になると、実家に帰った。母は、少し痩せていた。家の中は、きれいに片付いていたけど、父のいない空間は、まだ違和感があった。父の形見のように、包丁だけはそのまま台所にあった。

「使ってみる?」と母が言った。

わたしは恐る恐る包丁を手に取った。重かった。父の手になじむように作られた包丁は、わたしの手には大きすぎた。でも、握っていると不思議安心感があった。

「お父さんの料理ノート、見つけたの」と母は言った。「あなたに見せようと思って」

それは、古いノートだった。日付と料理名、材料や作り方が細かく書かれていた。途中、「娘に教えるとき注意」と書かれたページがあった。そこには、わたしが苦手そうな工程や、間違えやすポイントが書かれていた。父は、いつかわたし料理を教えることを想定していたのだ。

そのノートを持って、わたし台所に立った。まずは簡単出汁から作ってみることにした。ノートに書かれた通りに材料を用意し、火にかけると、懐かしい香り台所に広がった。父の料理の原点とも言える香り。その香りに包まれながら、わたしは初めて父の死を実感として受け止めることができた。涙があふれ出た。

「お父さんは、きっと喜んでるわ」と母は言った。二人で出汁を使った簡単味噌汁を作り、久しぶりに一緒に食卓を囲んだ。

夏休みが終わり、大学に戻ったときわたしの中で何かが変わっていた。父のノートを持ってきて、週末になると自分料理を作るようになった。最初は失敗ばかりだったけど、何度も挑戦するうちに、少しずつできるようになっていった。

「へえ、料理するんだ」と里奈は驚いた顔をした。彼女を招いて、初めて人に料理を振る舞った日、緊張で手が震えた。でも、「おいしい」と言ってくれた里奈笑顔を見て、少し自信がついた。

後期の授業が始まりわたし文学の授業を真面目に受けるようになった。特に、食をテーマにした文学に興味を持ち始めた。食べることは生きること。料理することは、誰かに愛情を伝えること。そんなことを、文学の中に見つけられるようになった。

図書館では、鈴木さんにわたしの変化を指摘された。

最近、顔色がいいわね」と彼女は言った。「何かいいことあった?」

料理を始めたんです」と答えると、鈴木さんは嬉しそうに微笑んだ。

「それは素晴らしいわ。いつか、わたしにも作ってほしいな」

十月になると、大学学園祭の準備が始まった。里奈に誘われて、文学部喫茶店企画を手伝うことになった。わたしは、迷わず料理担当を志願した。メニューを考えるとき、父のノートを参考にした。シンプルだけど、心のこもったメニュー

学園祭当日、わたしたちの喫茶店は予想以上に人気だった。特にわたしが作ったさつまいもスープが好評で、あっという間に売り切れてしまった。「秘密レシピは?」と聞かれると、「父から教わったの」と答えた。それは嘘ではなかった。父のノートから学んだレシピだった。

喫茶店を訪れたお客さんの中に、一人の男性がいた。三十代くらいで、どこか父に似た雰囲気を持っていた。彼は、スープを飲み終わると、わたしのところにやってきた。

「このスープ、とても懐かしい味がする」と彼は言った。「昔、よく行っていた和食店の味に似ているんだ」

わたしは驚いて尋ねた。「もしかして、『桜木』という店ですか?」

彼の目が大きく開いた。「そうだよ。知ってるの?」

「父の店です」とわたしは答えた。

彼の名前健太といった。父の店の常連客で、大学時代によく通っていたという。父の料理ファンで、店が閉まったあと、同じ味を探していたらしい。「君のスープを飲んだとき、店主の技を受け継いでいると思ったんだ」と健太は言った。その言葉に、胸が熱くなった。

学園祭が終わり、健太とは連絡を取り合うようになった。彼は料理研究家として活動していて、様々な食の知識を持っていた。わたし料理相談に乗ってくれたり、時には批評してくれたりした。彼との会話は、いつも刺激的だった。

「君のお父さんの料理は、シンプルだけど深みがあった」と健太は言った。「それは、材料を深く理解していたからだと思う」

それを聞いて、わたしは父がよく言っていた言葉を思い出した。「料理材料との対話だ」と。

十一月になると、寒さが増してきた。大学教室も、以前より寒く感じるようになった。でも、周囲の景色は、以前より鮮やかに見えるようになっていた。授業中に窓の外を眺めても、もう虚無感はなかった。ノートには、びっしりメモが書かれていた。

図書館仕事も充実していた。鈴木さんは、わたしに古い料理の本を紹介してくれた。古典的和食技法や、忘れられつつある郷土料理の本。それらを読むたびに、父の料理の原点が少しずつ見えてきた。

「君、将来は何をしたいの?」とある日、鈴木さんに聞かれた。

わたしは少し考えてから答えた。「まだわからないけど、料理文学、両方に関わる仕事ができたらいいなと思います

「それは素敵な夢ね」と鈴木さんは言った。「食べることも、読むことも、どちらも人間の根源的な喜びだもの

十二月大学冬休みが近づいてきた。試験勉強をしながら、クリスマスには何を作ろうかと考えていた。里奈を誘って、一緒にパーティーをする計画を立てていた。

「ねえ、健太さんも誘ったら?」と里奈提案した。彼女健太のことを、「料理のお兄さん」と呼んでいた。

「でも、年上だし、忙しいかも」とわたしは迷った。

「聞いてみなきゃわからないでしょ」と里奈は言った。

思い切って健太を誘うと、意外にもすぐに承諾してくれた。「楽しみにしているよ」というメッセージに、なぜか心臓が速く鳴った。

クリスマスの日、わたしは朝から料理の準備をした。父のノートを見ながら、特別メニューを考えた。前菜スープ、メイン、デザート。どれも父の教えを基本にしながら、わたしなりのアレンジを加えたものだった。

里奈が先に来て、一緒に部屋の飾りつけをした。「すごいね、こんなに料理が上手になるなんて」と彼女は言った。「大学に入ったばかりの頃は、本当に別人みたいだったよ」

健太が来たとき、緊張でドアを開けるのに時間がかかった。彼は、ワイン花束を持ってきてくれた。「いい香りがするね」と部屋に入るなり言った。

三人での食事は、想像以上に楽しかった。里奈のおしゃべりに、健太の食の話、わたし料理。それぞれが持ち寄った空気が、部屋を温かく満たした。

乾杯しよう」と健太が言った。「新しい出会いと、古い記憶に」

グラスを合わせたとき、窓の外では雪が降り始めていた。

「この料理、本当においしい」と健太は言った。「君のお父さんの味を感じるよ。でも、それだけじゃない。君自身の味がある」

その言葉に、わたしは思わず泣きそうになった。父の料理を超えることなんて、まだまだできないけれど、自分の味を見つけ始めているということが嬉しかった。

里奈は、わたし健太の会話を見ながら、にやにやしていた。「ねえ、二人とも、もしかして…」と言いかけて、わたしに肘で軽く突かれると、「何でもない」と笑った。

夜が更けて、里奈が帰ったあと、健太はもう少し残った。「話があるんだ」と彼は言った。真剣な顔つきに、緊張した。

「実は、料理本の企画をしているんだ」と健太は言った。「伝統的な和食技法を、現代視点解説する本。その中で、君のお父さんの料理も紹介したいと思っている」

わたしは驚いて言葉が出なかった。

「もちろん、君の力も借りたい」と彼は続けた。「文章を書くのが上手だし、何より君はお父さんの味を知っている」

その提案は、あまりにも突然で、すぐには返事ができなかった。でも、胸の中に温かいものが広がるのを感じた。父の料理を、このまま消えさせたくない。そう思っていた気持ちが、形になるチャンスだった。

「考えさせてください」とわたしは言った。健太笑顔で頷いた。

「急がないで。でも、君なら素晴らしい仕事ができると思う」

その夜、久しぶりに父の夢を見た。でも、以前のような悲しい夢ではなかった。父がキッチン料理をしていて、わたしもその隣で一緒に料理をしている夢。父が微笑みながら、わたし料理を褒めてくれる夢。

朝起きると、決心がついていた。健太に連絡して、企画に参加する意思を伝えた。「ありがとう」という返事が来た。「一緒に、素晴らしいものを作ろう」

年が明け、大学では卒業論文テーマを考え始める時期になった。わたしは迷わず、「文学における食の表象」をテーマに選んだ。文学の中で、食がどのように描かれているか。それは人間関係や文化時代背景をどう映し出しているか。そんなことを研究したいと思った。

指導教授は、最初は驚いていたけれど、わたしの熱意を見て応援してくれるようになった。「面白いテーマだね」と彼は言った。「これまであまり注目されてこなかった視点かもしれない」

健太との料理本の企画も進んでいった。週末になると、彼の仕事場に行って、父の料理について話したり、実際に作ってみたりした。記憶を頼りに再現する料理もあれば、父のノートを見ながら作る料理もあった。

「お父さんの料理には、物語があるね」と健太は言った。「一つ一つの料理に、理由がある」

それは、わたしも感じていたことだった。父の料理は、単においしいだけではなかった。そこには、父の生き方や思いが込められていた。

春になり、キャンパスには桜が咲いた。入学してから一年が経っていた。あの頃のわたしと今のわたしは、まるで別人のようだった。でも、それは成長と呼べるものだった。父の死によって崩れ落ちた世界は、少しずつ新しい形で再構築されていた。

図書館では、鈴木さんが新しい料理コーナーを作ることになり、わたしは本の選定を手伝った。「君のおかげで、こんな企画ができたのよ」と鈴木さんは言った。「ありがとう」

里奈とは相変わらず仲良くしていた。彼女演劇サークルに入っていて、春の公演に向けて忙しくしていた。「主役なんだよ」と嬉しそうに報告してくれた。「絶対に見に来てね」

公演の日、わたし健太を誘って一緒に観に行った。里奈舞台の上で、いつもとは違う輝きを放っていた。見ていて、胸が熱くなった。帰り道、健太と二人で歩きながら、「人はそれぞれの場所で輝くんだね」と言った。

「君も輝いているよ」と健太は言った。「料理をしているとき、話をしているとき、いつも目が輝いている」

その言葉に、顔が熱くなった。

五月、父の一周忌が近づいてきた。実家に帰って、母と一緒に準備をした。一年前とは違って、二人で料理をすることができた。母も、わたし料理の上達を喜んでくれた。

「お父さんの店、もう一度開かない?」と母が突然言った。

「え?」と驚いて振り向くと、母は真剣な顔をしていた。

あなたがやりたいなら、手伝うわ」

その言葉に、胸がいっぱいになった。まだ学生で、経験も少ないわたしが店を開くなんて、無謀かもしれない。でも、どこか心の奥で、いつかそうしたいと思っていた。

「考えてみる」とわたしは答えた。「でも、もう少し勉強してからかな」

母は微笑んで頷いた。「そうね。急がなくていいのよ」

一周忌の日、父の写真を前にして手を合わせた。一年前は、ただ涙が出るばかりだったけれど、今は感謝気持ちが湧いてきた。父がいなくなって、わたし料理を始めた。それは、父との新しいつながりを見つけることだった。

「ありがとう」わたしは心の中で言った。「これからも、見守っていてね」

大学に戻ると、夏休み計画を立て始めた。健太が、料理取材地方を回る予定があり、わたしも一緒に行かないかと誘ってくれた。日本各地の伝統料理を学ぶ旅。それは、わたしにとって大きなチャンスだった。

「行きます」とわたしは即答した。健太は嬉しそうに笑った。

「君と一緒に旅ができるなんて、楽しみだよ」

あれから一年。父の死から始まった暗い日々は、少しずつ明るさを取り戻していた。料理文学という、二つの世界を行き来しながら、わたし自分の道を見つけ始めていた。それは、決して一直線ではなく、曲がりくねった道かもしれない。でも、その道の先に何があるのか、少しずつ見えてきたような気がした。

キッチンの向こう側で、父が包丁を握っている姿は、もう見ることができない。でも今は、わたし自身包丁を握り、父から教わったことを大切にしながら、自分料理を作っていく。それが、父への最高の感謝になるのだと思う。

そして、この物語を書き記すことも、きっと父は喜んでくれるだろう。料理言葉。どちらも、人の心に届けるための手段わたしは、その両方を大切にしながら、これからも歩いていくつもり

2025-02-22

明滅

「よく捕れた。今月はこれで終わりにしよう」

正午前、仕事部屋となっている2LDKリビング主任の声が響く。

検挙数は今季もAカテゴリだな。おつかれさん。飯行くか」

身持ちの似た5人の男性従業員ダイヤル式の金庫にUMPCを戻していく。


セクシー女優着エロ時代遡り取締法、着取法が諸外国圧力により施行されて数年。

突如違法となった無数のセクシー女優着エロ時代動画の削除、

視聴の検挙民間事業者委託され、夜の旅人たちを奈落の底に引きずり込んでいる。

しかし抜け穴をかいくぐる再アップは後を絶たず、IT崩れやギグワーカー、多様な人材がより良い待遇を求め集散している。


前菜フルーツトマトジュレ入りスープ瀟洒な店と料理に似つかわしくない野郎ものランチ

「こないだの奴さ、モニターハックして現行犯って言ってやったらさ、半泣きで見てませんとか言うのよ。で、ログをツラツラ見せたらよ、

下向いて泣いてやんの」

「そう言えば、あれ紛らわしくない?セクシー女優じゃないアイドル着エロ時代ってOKでさ、ハメ撮りが出回ってる地下アイドル

着エロ本部確認したらOKらしいんだよ」

好成績の為、会話も自ずと弾む。

ボーンビステッカの余韻を楽みながらグラッパを傾けていると、

料理には、前菜があってメインがある。だからこそ豊かなんだ。あんたがたのやっている事は、豊かさの略奪だ」

遠くからしかし聞こえるようにシェフが言った。


店を出る。Aカテゴリ事業所には、特別休暇が付与される。

「あー草津にでも行こうかな」

バイク乗りの同僚が言ったその時

「豚が!!」

重い音を立てて主任が倒れ込む。

「豚が!!自由をむさぼる豚が!!」

暴漢は走り去る。再アップに加え、着取法反対派の抵抗過激になっている。

主任!」

手で押さえられた腹部から血が噴き出す。

「ああいうな…信じて疑わない理念の為に、とんでもない事をしでかすのは、誰にでもあるんだ…」

呻きながら主任は続ける。

「今度は、熟女アナルものらしい」

熟女の、アナルもの…」

取締まり範囲が広がるとは聞いていた。

「そうなれば、俺のデスクの一番下の引出しのコレクションも、立派な検挙対象って訳だ…」


救急車サイレンを遠くに聞く。

水面を揺蕩うような正しさの上を歩き、別れすら告げずに落伍していく世界が、ビル風を受けた蒸気に霞み明滅する。

2025-02-07

anond:20250206155106

妻の実家は概ね問題ないが、例えばクリスマス会を妻の実家でやった際、食事のあとじゃなくてまず最初ケーキ食べてそれから食事になるのが未だに納得できない。

デザートケーキじゃなくて前菜ケーキってどういう風習?と毎回思うが特に口に出さない。

2025-01-24

anond:20250124193019

超具体的に言って悪いけどさ、都内とかならこういうとことかいいと思うけどな

 

https://restaurant-penthouse.com/

 

湾岸の36階で超眺望いいんだよ、ここ。ピザ前菜も美味しい

別にその女性と結実しなくても、デートでここに行って後悔はしないと思う

男的にも眺め良くて楽しいし、相手別に男女の仲にならなくてもシンプルにいい経験だと思う

東京タワースカイツリーレインボーブリッジ羽田空港も見える、今話題お台場フジテレビも見下ろせる)

他人から進められて、一度ここに行ってみたいんだけど、いっしょにどうだろう」的なノリで誘ったらダメかなあ

   

値段もワイン開けなきゃそんなに高くならないよ

値段高くないからこそプレッシャーにもならないしね

2024-10-27

味でめちゃくちゃになりたい増田バンコク

経緯

 以前好きなレストランの話を書いたらブクマもらえた増田です。

 コメバンコクレストランでの存在しない記憶体験書いてくださった方がおり、出張と重なっていたこともあり勢いで行ってきた、ほんとに今さっき。

 

前に書いた増田

https://anond.hatelabo.jp/20240914232747

店を教えてくれた方

https://anond.hatelabo.jp/20241010005731

 

どんな店なの

 バンコクのプルンチット駅のホテルオークラにあるエレメンツタイ公式観光サイトでも紹介されていてあのマシュマロマンにも認められた名店だ。

 まあそれなりの値段ではあるもののゴチレベルのスゴイタカイ感じではなかったため、勢いでメール予約した。ただし予約後に一部前払いしないといけなかったのでちょっとびっくり。

 プルンチット駅含めてのロケーションは静かで綺麗で落ち着いた印象。まあ流行りの某駅まわりはアカン葉っぱの看板がやたらめったら増えたので余計にそう思うのかも。内装海外とは思えないぐらいぴっちり綺麗だった……。

 

食べたもの フィンガーフード

 まずテーブルデカ碁石みたいなのが置かれていく。碁石のはしっこには可愛らしいあひると、ケーキミニチュアと、そして小さいタルトがのっかっている。ウエイターさんの英語が流暢すぎてよくわからないものの、あひるケーキタルトの順で食べろということだ。

 緑がかったつやつやのあひるは、小さな花が散りばめられたクッキーでできた台の上に乗っている。初っ端から可食部が分からないやつがきてしまった。昔コラボカフェとかのキャラ印刷されたウエハース発泡スチロールと思い込んで避けて残したことを思い出すものの、さすがに花は発泡スチロールよりはちゃんと胃で消化されることだろう。花ごとあひるを口に入れるとフォアグラの味とサクサクとした食感がする。シンプルに美味しくて見た目が良い枠だ。

 次のケーキは、便宜上ケーキと言っているがイクラが乗っかっている。そのまま食べるとほんのり魚介のテリーヌの味で、ディル香りがする。時間差でこぼれたイクラがはじけて味変して面白い

 最後胡椒のかかったクリームミニタルト。こんなの絶対おいしいよ。タルトサクサクしてたぶんホタテみたいなクリーム、その中に強烈なうまみ、そして、シャキシャキの……これはたぶん長ネギのはずなのだが、長ネギの中でもSSRスーパー長ネギ複数本引いて重ねてボーナスまでつけて強化でもしたかのようなLRレジェンド長ネギ+99みたいな長ネギが満を持して出てきちゃった。サクサクシャキシャキシャキシャキジキジャキ……歯応えがよすぎるうえに後を引く。今いちばん好きな食べ物聞かれたら絶対この長ネギって言うわ。MVS(モーストバリュアブル食材)だわ。

 

食べたもの パン

 次にパンが3種類やってきた。ウエイターさんはどれにする?と訊いてきたがイヤしんぼなので3個もらえないか聞くといいよとのこと。ツチノコの形をしたソフトフランスときめ細かいクロワッサン、あとよくわからない真っ黒なパン。同時にバターが2個出てきたが、片方はどうやらみそバターということらしい。

 ツチノコフランス初見普通に美味しいフランスパンだったが、試しにみそバターを塗ると豹変した。インチキ英語力の私にはみそバターなのかどうかすらわからないが、これは、美味いハムの味だ。おめでとう、ツチノコ生ハム原木進化した!

 クロワッサンは、純粋クロワッサンしか言いようのない味であるものの、これもまた不思議クロワッサンであり、脳の中に直接うまあじ多幸感が送り込まれてくる。これは紛れもなくカロリーの味だ。数ヶ月苦楽を共にしてきたあすけんの女の血の気が引いていく。飽和脂肪酸、禁じられたそれに手を出してしまったんですかと震える声がする。その罪悪感が多幸感倍プッシュする……罪の味ほど美味いものはないのかもしれない。

 黒いパンこれは普通の良いパン味のような気もしたが、食べたことのない食感だ。ちぎったところで別にトーストされたわけではないバターロールのテクスチャなのだが、歯触りが胡麻でも練り込んだみたいにプチプチ面白い。みそバターにもよく合って美味しかった。

 

食べたもの 前菜

 ブリカルパッチョウニエスプーマペアリングコンブチャ

 ウニは見た目どおりストレートに美味しい。ブリを一緒に食べるとこれが複雑な味になる。わざと奏でた不協和音みたいなえぐみノイズが入る。好きだった地元ラーメン屋スープの、今はもう失われてしまった大好きなあのえぐみに少し重なった。切ない。

 ペアリングコンブチャ一口コンブチャってタコピーに出てきたアレだなあ、ピーチウーロンとかアップルグリーンティーみたいなノリかなと思って軽い気持ちで頼んでみたらドギツイ酢だった。普通に果実酢。これはそういうものらしく、単純にリサーチ不足。だけどウニコンブチャブリコンブチャと繰り返し口に運んでいくと、何かが「理解って」いく。そういうことね、完全に理解したわ。

 

食べたもの 魚料理

 鯛のムニエルが運ばれてきた。最初は鯛とイクラけが皿に乗っていたが、後からエイターさんがバターソースをかけてくれた。ライブ感。

 ナイフを取ろうとしたら、その場所にはペインティングナイフみたいなのが置かれている。明らかに切るには向いていないペインティングナイフでどうせぇっちゅうんやと思ったものの、鯛の皮はパリパリで身はほぐれやすくてイクラとかソースとかをすくうにはちょうど良かった。

 鯛の皮はパリパリサクサクのいいしょっぱさで、普段焼き魚の皮アンチの私でも永久に食べていたいと思うぐらい。身も柔らかくまったりとしたバターソースと上手く調和していてとても美味しい。そして主役を食うぐらいの主張をするのがソースに浮かぶイクラだ。プチプチとかじゃない。バツン、バツンぐらいの弾け方をしていて大変に良い。いつもスシローとかで食べている無抵抗イクラとは全然違う。まあ人間にも自分のような凡人もいればオオタニサンだっているんだしそんなものなのかもしれない。凡人でも頑張ればイクラ界のオオタニサンを口にできるのである。しらんけど。

 

食べたもの 肉料理

 食用の鳩が映える塩竈に包まれてやってきた。塩竈をはずしながら、ウエイターさんが流暢な英語説明してくれる。10%ぐらいしらわからんものの、鳩は骨だらけだから後でもう一度持ってくるから撮影用に持ってきたんだよということだそうだ。実際めっちゃ映える。

 しばらくするとさら調理された鳩がやってきた。盛り付けが素晴らしく綺麗だった。鳩なんて後にも先にも今しか食べないものから、味なんて想像すらつかないのでおっかなびっくり口に入れる。お肉はレアしっとりと柔らかく、ちょっとだけレバ刺しの感じがしてそしてほろ苦い。付け合わせの玉ねぎがこれも甘さ辛さ食感と三拍子揃っていて良いアクセントになっている。ただやはり日本人には食べ慣れない味かもしれない(し、生っぽい鳥類はどうしても怖い)……これはちょっとだけ選択肢ミスしたと思われる。情報元の方と同じ牛肉にしておくべきだったかな。

 

食べたもの デザートデザートデザート

 何を言っているのかわからねーと思うが、メニューに無いデザートメニューにあるデザートメニューに無いデザートが出てきた。

 まずメニューに無いやつ。かぼちゃかき氷アイスクリーム。これはちょっと全体的に酸っぱくて好きな味ではなかったかも。上述のとおり酸っぱいのが嫌いなわけではないものの……。

 つぎにメニューで選んだやつ。キャラメルプリンのようなものアイスクリームキャラメルプリンだけ食べてみるとちょっと野暮ったい印象。だけど飾りのクッキー細工と一緒に食べると甘さと苦さと食感が程よくなって楽しいアイスクリームのほうも甘すぎないミルク味でいい感じ。逆にアイスクリーム単体だと物足りない甘みだから、匙加減が絶妙だと思った。

 さいごにまたメニューに無いやつ、アンコール枠。テーブルに箱が置かれて小さなデザートが置かれていく。マカロンクリームのはさまった抹茶クッキーフィナンシェ焼き菓子ネスプレッソのカプセル……ネスプレッソのカプセル。二度見したけどやっぱりネスプレッソのカプセル。まんまキラキラで2色のやつ、マシンスターターキットにいくつかだけ入ってる普段使いはできないレアなほうのカプセルしかない。

 ギョッとしているとウエイターさんが「これはスペシャリテチョコレートだよ」と教えてくれた。しかし何故この形にしたグランプリ最優秀賞という感じではある。作ろうと思って精巧に作れたからお出ししたのかもしれない。そんなことを思いながら食べてみるとチョコレートの中にふわりとオレンジの味がする。騙し絵グルメとしてかなりの完成度でとても良かったです。

 マカロンは美味しい(ねちょっとしない)タイプでアーモンドフルーツフレーバーがして、クッキーサンドはしっかり抹茶の味がしてこれも美味しくて、ハロウィン仕様カボチャ型の焼き菓子も、焼き菓子のなかでは弾力があって不思議な食感だったもののとても美味しくいただけた。

 

総括

 味で色々な気持ちになれて楽しい良いお店でした、ウエイターさん達もタイあるあるのすごく優しくて色々教えてくれて高いホスピタリティを感じたものの、あまりにも相手英語ペラペラすぎて何が何だかからなかったです、美味しかったです、情報ありがとうございました!

2024-10-24

男の娘NTR百合おねショタが好きな奴は木印率が高い

男の娘NTR百合おねショタが好きな奴は木印率が高い。前者二つは嫌いな人にも平気で押し付けるし、後者は当然のように他所様のジャンルを荒らす割に自分がされるのは病的なまでに忌み嫌う。荒らされるどころか、自身地雷がこの世に存在するのが許せないとかそういうレベルだ。

  

わけても酷いのが百合である。異性の思い人が原作に居るキャラ百合改変同人誌でシコる癖に、百合キャラ自身認定したもの同性愛と明言されていない日常系キャラ原作に男の想い人が居るキャラさえ含む)に男の影がチラついただけで発狂する。

そしてこともあろうに「あの男は邪魔だ」とか言い出すのだ。たといそれが原作キャラだとしても。正直理解しがたい攻撃である

しか百合がとりわけ酷いからと言って、他がそうでもないということは無い。男の娘NTRも「この良さがわからないのは損」とか寝ぼけたことを宣うし、おねショタ百合に準じるほどには攻撃性が高い。

  

人類性癖多様性に張り合えるのは夜空に浮かぶ星くらいであるのに、なぜこの四つだけがこうも目に付くのだろうか。少し考えてみると、私はあることに気がついた。

  

というのも、この四者にはそれぞれに対応したミーム存在するのである。順に「こんなに可愛い子が女の子なはずがない」、「脳が破壊される」、「百合の間に挟まる男は絶対に殺す」、「ショタに主導権を握らせるな」だ。ここでは代表的ものを挙げたが、他にも似たようなミームはいくらかある。

  

よくよく思い返してみれば他所様のジャンル出張してきて暴れ回るタイプオタクはだいたいこれらのミームを壊れたラジオみたいに繰り返している。

女の子イラストに「こんなに可愛い子が女の子な訳がない」というリプが付いていたり、純愛漫画に「ここまでNTR前菜」という感想が書き込まれていたり、異性愛ラブコメアニメなのに「女同士でくっつけ男邪魔」というコメントが流れてきたり、ショタ優位のマンガ富岡義勇の画像リプが付いていたり。

キモオタ諸賢であれば何れもどこかで見たことがあるはずだ。

まり、この四者が好きな者のうち他人迷惑をかけるような輩は①関係ないところで②自分面白いと思っているミームを③延々と繰り返す という特徴を持っているのだが、これもどこかで見たような存在である

  

そう。淫夢厨だ。

  

つまるところ、上記の四性癖性癖のもの問題があるのではなく、半ばミーム化されているからこそコミュニケーション双方向だということを理解していない淫夢厨みたいなメンタリティ恥知らずが浮き彫りになっているのではないか

その証拠にこれらの迷惑行為を働くダチョウ文句を言われるとおしなべて「ミームを真に受けるな」とか、そういう旨のことを言う。アホである

素がミームだとしても相手不快に感じたらそれはもはや小粋なジョークではないし、そもそも我々自身学生時代に「こんなことにマジになんなよw」と虐められてきたのに同じことをしてどうするのか。本当にアホである

  

あとは市民権を得たから云々というのもしばしば見受けられる。これはNTRに多い。DLsiteなんかのランキングを持ち出して「もうNTRメジャーから云々」とか言い出すのだ。真正のアホである

マイナーメジャーに嫌な思いをさせられても黙ってろと言うのであれば我々なんぞは永遠に劣等人種だし、やきう延長戦アニメ放送が潰されるのにも文句は言えない。仮にNTRメジャーであっても関係ないところで自身性癖開陳することの言い訳にはならないのだ。

巨乳のがスタンダードからとはいえちっぱいが好きな変態否定することはできないのと同じである

  

とまあここまでしょうもないことを長々と述べてきたが、私が文句を垂れているのは発音こそギリN2レベルに引っかかれどリーディングに関してはカラス未満の連中である

せいぜい百字もないようなコメントを見れば条件反射で「顔真っ赤長文で草」とか言ってしまうようなお歴々にここまで長い文章を読めと言うのは人道に悖るので、簡潔かつ平易に締めよう。

  

きみは面白いとおもっていても、まわりはそう思ってないかもしれないよ

2024-10-23

anond:20241023113138

分解するから衝突するんであって

ある程度セットにしないといけないわけだろ

コース料理A・B・Cから選ばせるならいいけど、メニューごとに分割して投票すると

前菜スープ多数決により二郎ラーメンになって胃の許容量を超えたりするわけ

2024-10-03

anond:20241003123135

chatGPT編集増田です

読んでて長ったらしく面白くもなかったので、『「長ったらしい」「面白くない」と不評なので簡潔かつユーモラスにしてください』と書き添えてchatGPTに放り込みました。ご査収ください。

面白提案ですね。廓言葉編集いたします。

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うちの彼氏も、ほんに「おもんない」んですえ。

彼はんはお医者様で、忙しゅうてややこしいのはわかりますけど、どうにも話が続きまへんのやわ。「今日は何食べはりました?」って聞いても「美味しかった」言わはるだけ。ほんでこっちが「何が美味しおす?」て必死に広げようとしても、話がそこどまりどす。

たとえば、こんなふうに話してくれはったらええんどす。「〇〇いうお店で、前菜特に美味しゅうて、盛り付けもほんに華やかどしたえ。次、一緒に行きまひょか?」これで「ええなぁ、行きたい!」ってなりますやろ?

お仕事お話でも同じどす。「疲れた」だけで終わらんと、「今日は手術が長引いて、ほんにしんどかったけど、患者さんが無事でホッとしましな」って感情をちょこっと添えてくれたら、うちも「お疲れはんどす」って声掛けしやすうなりますのや。

ほんでもって、映画やお趣味の話も、説明だけやのうて「こう感じたんや」て部分が肝どす。たとえば「映画ラストにびっくりしまひたえ」とか「新しい趣味に挑戦しておもろかったわ」て。そしたら、こっちも「わかりますえ!」って会話が盛り上がりますやろ?

それに、日常ちょっとした失敗話も立派なお話の種どすえ。「手術室でスリッパ履き違えて、ほんに恥ずかしゅうおす(笑)」なんて話してくれたら、笑いも生まれるし、親しみも湧きますどすえ。

結局のところ、うちが求めてるんは「おもろい話せえ」やのうて、感情ディテールをちょこっと加えてくれたら、それだけで会話がぐっと楽しゅうなるて話どす。

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