「計画経済」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 計画経済とは

2025-10-25

anond:20251025095311

計画経済とか公定価格だって無理だって言われてたからなあ

公定価格とか計画経済とか30年以上前で忘れられてるから隣の芝生が青く見えるだけ

2025-09-14

anond:20250914110111

共産主義社会中央集権かつ計画経済なので、営業マーケティングの向く先が、顧客ではなく中央経済計画する(実際には恣意的利権を分配する)官僚権力者になるだけだ。

営業マーケティング不要ではない。顧客が何を望んでいるかニーズをくみ取り、製品サービスにそれを反映させ、顧客提案して販売するのが営業マーケティング役割。この機能がなければ企業アウトプットする製品サービスさらにはそのコミュニケーションは、的外れものになってしまう。

・実際には、今の世界営業マーケティングを無くすのではなく、AIやらせる方向に進みつつある。

2025-07-29

日本の米の貿易関税について復習しませう

日米関税交渉が一段落した。もう終わったのでただの復習になってしまうが、合意内容の「米国産米の輸入枠拡大」などで勘違いをしている人がいるのでこれまでの日本の米に関する関税政策を整理しておこう。

 

戦後農政

まず、戦後日本政府は米を含む農産品自由化をしたくなかった。海外産の米と価格競争したら農業政策の根幹の農家保護が崩れてしまう。

敗戦台湾朝鮮半島満州から大量の引揚者が戻ってきたが、この人らも農業で吸収するつもりだった。八郎潟干拓もそうだし、成田空港問題の元の三里塚引揚者に開墾させた土地だった。「先祖代々の土地じゃないから収用しても農地への執着は少ないだろう」とか思っちゃったのだな、国は。実際は死ぬ思いで引揚てきて(実際は思いどころか仲間は大勢ソ連に殺されてる)、ゼロから開墾したので猛烈に土地に執着があったんだな。

兎に角、米農家の安定は戦後農政の根幹であり、尚且つ自民党岩盤支持者だから絶対解放したくない。

 

GATTウルグアイラウンド

WW2戦後ブロック経済形成された事がドイツ日本を中心とした国を経済的に圧迫して生存圏主張→戦争に至ったので、国連GATTを発足させて関税をはじめとした先進国同士の貿易障壁を取っ払っていこうという事になった。それで工業産品の関税はどんどん撤廃されていった。

日本は焼野原のどん底からの再スタートなので復興後にこの流れに合流した。

さてそれで1986年からGATTウルグアイラウンドがスタートする。歴史とか政治経済の授業でウルグアイラウンドの名前は聞いた事あるだろうけど、それはこのラウンドが現在の状況を決定づけた重要ものからだよ。

ウルグアイラウンドではサービス農業自由化を目指したのだが、これが全然まとまらない。どの国も農業解放はイヤだったからだ。どの国も日本と同じ農政環境で、農家不安定にさせたくない。

そもそも工業家庭内手工業問屋制→資本化と進んできたのに対し、農業領地プランテーション資本化)→個人経営農家農協という風な流れなので自由化すると元の搾取構造を復活させる危険もあるワケ。共産主義がまだ死んでなかった時代プランテーション搾取構造革命の原因にもなっていたわけで。

からそういう構造の違いを無視して自由化ゴリ押しするのはグローバリズムイデオロギー化してる証左だ!という批判も出てきた。

 

そのようなわけでウルグアイラウンドは完全紛糾。

そこで農産品に関しては妥協することにした。

1.将来のラウンドで関税付き自由化を目指す

2.品目毎にミニマムアクセス(最低輸入量)を設定して各国はその量までは無関税か低関税で輸入しなければならない

3.ミニマムアクセスを超えた部分では高率関税を掛けてよい

 

これで、各国はそれまでの輸入禁止措置は出来なくなった。更に低関税か無関税一定数の農産品を輸入しなければならなくなった。

そのミニマムアクセスの輸入量は国内消費量から計算されて、最初は4%。毎年その枠を上げていって最終的には8%まで上げる。

ただ、ミニマムアクセスを超えた分には高関税を掛ける事が出来るから価格競争に晒される分は4~8%でしかない。あと、自由化と言ったって生モノなので輸送時間コストから競争にならないものもある。例えば日本であればモヤシトマト外国から海運するのは無理があるわな。

 

そういう訳で、ウルグアイラウンドの結果ミニマムアクセスなどが定められたが、それは自由化に反対する国が多くて妥協妥協を重ねた結果であるってこと。

 

MAミニマムアクセス)米の処遇

ミニマムアクセスが定められても、輸入量が伸びなければミニマムアクセス量に届かない場合も多々あある。そういうのは別に放っておいてもいい。

でも米の場合は多分そうはならずに市場価格に影響を及ぼしそうだ。

そこで日本政府ミニマムアクセス枠の米を全て買付けして枠を最初から押さえてしまう事にした。だから関税で米を輸入できる民間業者は居ない。

更に、このMA米は一粒も市場に流さずに、全量を食品メーカー飼料メーカーに売り払う。お煎餅とか柿の種とか味噌醤油の原料になってるってことだね。あと日本酒。米菓醤油味噌日本酒は日本的な食品だけど、メーカーによってはアメリカタイ中国の米が原料なのだ

実際は商社系の問屋に卸してメーカー販売という形をとってて、伊藤忠丸紅日本通運、神明の4社が長期契約してる。中小メーカーや酒蔵メーカーはそこから買う以外に月例販売という形で入札している。

 

このMA米の量なんだが、最初は42万トン、前述の通り増やしていって今は77万トンとなっている。

というわけで、これは実際は自由化押し付けられたのに国家貿易統制経済をやっているというのが輸入米の内のMA米の実情なのだ共産主義統制経済のこと知ってる人なら、中国鄧小平前やソ連計画経済の輸入公社に似てるな、と思うかも知れない。外国通貨が国内計画経済に影響を与えないように必ず国家が間に入るのとかそっくりだ。

MA枠を超えた部分の関税率は341円/1kgという高関税をかけている。因みに関税計算MA枠も玄米基準になってる。玄米を精製すると1割消える。だからカルロース米5kgは玄米だと5.55kg、これには関税が1894円かかってるってことやね。2800円だと67%が関税ってことやね

 

今回の日米合意

今回の日米合意はこのMA米の枠もMA枠を超えた分の関税率もいじらず、その枠内での米国産米比率を増やすという合意になっている。

から日本農政的には変化なし。

 

だけど海外的にはちょっと問題ある。タイ中国豪州から一定数買うという事になってるわけで、そっちに影響出るのではないか特にタイ日本米騒動になる度に大量に輸入していて、その度に悪影響を与えている。

生産者政府には金が入るから良いだろうが消費者としては市場から米が消えて高騰するのだからやってられない。って訳でその度に迷惑をかけているのでまたしわ寄せ行くのではないかと今回も心配するところだ。

あと、MA枠では一般的なうるち米の他、餅米もタイから輸入して食品メーカーに売り払っている。おかきとかああい米菓使用される。

アメリカ米に枠を取られて餅米が減ると、おかきなどの原料費が上がるかもしれない。

 

まとめ

MA枠はGATTウルグアイラウンドで決まったが農産品自由化が紛糾した苦肉の妥協

・米のMA枠は政府が全量買いして加工原料として売り払っている

・今回の交渉では日本側はウルグアイラウンドで定められたMA枠を超えて低関税で輸入せよという要求に抗った

MA枠内でのアメリカ産米の比率を上げて輸入量増やすことで合意した

普通輸出国比率自由にいじる事は出来ないが実質国家貿易なので可能

 

アメリカ政権側はどうせ国際取決めもMA関税関係とかも分かってないだろうし「増やします」と言われて日本側を屈服させたと考えているのかも。頭ハッピーセットでよろしいことである

ただ日本一見半分自由貿易、実際はガチガチ国家貿易という力技はいつまで通用するのか?というのも気になるところだ。

2025-07-25

anond:20250725122755

国が決めたら、動きが遅すぎて、ぜんぜん上手くいかなかったからやね。

 

社会主義国計画経済が失敗したように、計画教育結構失敗してるんや。

ゆとり教育かいろいろ変な方針あったやん。あれらが国がやった教育だぞ。

anond:20250725001110

国が商売してうまくいくなら社会主義計画経済の国が増えてるはずだがそうはなってないからな

上場しちゃってるし再国有化するなら税金で株を買い取ることになるから国有化は財源にはならん

財源にするというより税金増えてでも地方を切り捨てないためにやる政策

2025-07-19

anond:20250719071928

から実際に命の取り合いをする人よりも遠くにいて命令するだけの人の方が好戦的っていうけれどね。

でも、シビリアンコントロールじゃないところはその銃口は大抵外じゃなくて中に向くからシビリアンコントロールの方がましだと思うけど。

こういうことを書きながら、社会主義というか計画経済破綻したのは計画者とその計画を実行した結果を引き受ける人が違うからって話を思い出した。

計画者は上が喜ぶような数字を出しまくればいいけれど、その計画を実行したら土地痩せるとか食い物がなくなるとかの視点はなく計画を決めるという。

2025-07-11

参政党の危険農業政策について

anond:20250711145156

共産主義農業政策過去に失敗を繰り返してきたことは、前稿で述べた通りです。しかし、近年の日本では、一部の政治勢力特に参政党の農業政策共産主義的な手法との類似点が指摘されることがあります。彼らがなぜ、歴史的に失敗が証明されてきたアプローチ固執するのか、その背景にある思想政策内容を分析し、考察します。

参政党の農業政策

参政党の農業政策の主な柱は、食料自給率の向上、有機農業の推進、種子肥料国産化、そして新規就農者の拡大です。これらの目標自体は、多くの国民が支持する健全ものに見えますしかし、その達成手段として提示される一部の施策に、共産主義的な計画経済統制経済の色彩が垣間見られるという指摘があります

参政党は目標手段を間違えている

例えば、参政党は「食料自給率を倍増させる」という目標を掲げ、そのために「政治の力でやる」と強調しています。これは、市場原理や個々の農家判断に任せるのではなく、政府が強力なリーダーシップを発揮し、予算を投じて生産量を「計画的」に増やすという発想につながりやすいです。過去共産主義国家では、中央政府生産目標を数値で定め、農民に達成を強制する形で食料増産を図りましたが、これが非効率不正、そして食料不足を生んだ一因でした。

また、有機農業の「加速」や、種子肥料の「自給率向上」といった目標も、ある種の統制的なアプローチを伴う可能性があります特定の農法や生産資材の使用政府が強く推奨・誘導し、それ以外の選択肢事実上制限するような政策運営は、共産主義的な計画経済における生産指令に似た側面を持ちます。確かに有機農業環境負荷が低いという利点がありますが、大規模な転換には技術的・経済的課題が山積しており、それを強制的に進めようとすれば、かえって農業生産全体を停滞させるリスクがあります

参政党はなぜ硬直的な農業政策固執するのか

参政党がこのような政策に「こだわる」理由としては、いくつかの可能性が考えられます第一に、現在日本農業が抱える構造的な問題高齢化耕作放棄地の増加、食料自給率の低迷など)に対し、現状の市場経済任せの政策では解決が難しいという強い危機感があるのでしょう。その危機感から既存の枠組みを超えた「抜本的な」対策必要だと考え、強力な国家主導志向しているのかもしれません。

第二に、彼らの主張する「食の安全保障」という概念が、ある種の「総力戦」的な発想につながっている可能性です。食料を国家安全保障の根幹と捉えるあまり経済合理性よりも国家の統制力を優先する傾向が見られるのかもしれません。これは、戦時下統制経済や、共産主義国家における食料の戦略的備蓄といった思想と一部重なる部分があります

第三に、共産主義農業政策の失敗が、主に「強制的な集団化」や「個人インセンティブの欠如」に起因するという理解が、必ずしも十分でない可能性です。参政党の政策は、直接的に集団化を謳っているわけではありませんが、過度な政府主導は、結果として個々の農家自律性や創について意工夫を奪い、生産意欲を低下させる恐れがあります。彼らは、「国民意識改革」や「農業への参画」といった側面を重視していますが、これらが自発的ものとして育つためには、市場からの適切なフィードバックや、個人努力が報われる経済システムが不可欠です。

過去共産主義農業政策の失敗から学ぶことができない参政信者

結局のところ、参政党が共産主義的な農法に「こだわる」と指摘されるのは、その政策結果的政府による農業への介入や統制を強める可能性を秘めているためです。彼らの意図がどこにあるにせよ、過去共産主義農業政策の失敗から学ぶべきは、人間インセンティブ尊重し、市場メカニズムの柔軟性を生かし、そして科学的知見に基づいた政策立案を行うことの重要性です。高邁な目標を掲げる一方で、その達成手段逆効果とならないよう、より慎重な検討が求められます

自民党農業政策が非効率理由

anond:20250711145156

日本の米政策は、長らく農林水産省による強力な管理を前提としてきました。特に減反政策」に代表される生産調整は、米の需給と価格の安定を目的として導入されましたが、その統制的な側面は、過去共産主義国家における農業政策との類似性を指摘されることがあります。本稿では、自民党が主導してきた日本の米政策共産主義農業政策に見られる共通点、そしてその背景について考察します。

計画経済アプローチ

まず、日本の米政策における主要な類似点は、「計画経済アプローチ」です。かつての減反政策は、政府が米の生産量を全国規模で調整し、各農家地域生産目標(作付け転換目標)を割り当てるという形で運用されました。これは、市場の需給メカニズムに任せるのではなく、行政供給量を直接的にコントロールしようとするものであり、共産主義国家が生産計画を立てて農業生産指導した構図と非常に似ています政府価格支持を行うことで、市場価格の変動リスク農家から吸収し、生産者の経営を安定させるという目的はあったものの、その結果として、市場シグナルが生産者に届きにくくなり、過剰生産や非効率生産体制が温存されるという問題が生じました。

農民インセンティブへの影響」

第二に、「農民インセンティブへの影響」という点で共通点が見られます共産主義体制下では、集団農場における個人努力が直接的な報酬に結びつかず、生産意欲が低下しました。日本減反政策も、直接的な強制こそなかったものの、生産調整に応じた農家に対して補助金交付する仕組みは、米の生産抑制誘導するものであり、必ずしも市場需要に応じた効率的な生産を促すものではありませんでした。収益補助金依存する構造は、農家が自らの創意工夫や経営努力によって市場競争力を高めるインセンティブを弱める可能性がありました。特定の作物の栽培奨励したり、転作を促したりすることも、農家自身判断で最適な作付けを行う自由制限する側面がありました。

組織による統制と管理

第三に、「組織による統制と管理」です。共産主義国家では、党や国家機関農業生産管理監督しました。日本では、農協農業協同組合)が米の集荷・販売において大きな役割を果たし、また政府の米政策の実行にも深く関与してきました。農協農家生活安定に貢献する一方で、その組織力が政府政策(例えば減反)を末端の農家に浸透させる役割も担ってきました。この構造は、個々の農家自律的市場競争するのではなく、組織を通じて管理されるという点で、共産主義的な統制の一端を垣間見ることができます

効率な米政策自民党

自民党がこのような管理的な米政策を維持してきた背景には、戦後の食料難を経験した日本において、「食料の安定供給」を国家の最重要課題と捉えてきた歴史があります特に米は国民主食であり、その供給不安定になることは、社会全体に大きな影響を与えかねないという認識がありました。また、兼業農家が多い日本農業構造において、価格変動から農家を守り、地域社会の安定を維持するという政治的配慮も強く働いていました。

令和の米騒動の原因

しかし、このような管理的な政策は、国際競争力の低下や、時代に合わない過剰生産の温存といった問題引き起こしました。2018年には減反政策廃止され、農家需要に応じた生産を自らの判断で行う方向へと転換が図られましたが、依然として米の価格形成には行政の関与が残っており、完全な市場原理への移行には至っていません。

結論

結論として、自民党の米政策は、共産主義農業政策が持つ「計画的・統制的な生産調整」「インセンティブへの影響」「組織による管理」といった側面と類似点を持つものでした。その背景には、食料の安定供給農家保護という、日本特殊事情政治的判断がありました。歴史が示すように、過度な管理や統制は、農業の活力や生産性を損なう可能性を秘めています

減反廃止後の日本の米政策は、市場原理をより尊重し、農家自律性と創造性を引き出す方向へと舵を切ることが、持続可能競争力のある農業を実現する上で不可欠であると言えるでしょう。

共産主義農業政策はなぜ失敗するのですか。

共産主義体制下における農業政策の失敗は、歴史が示すところでは避けがたいものでした。その失敗の根源は、経済学的、社会学的、そして人間行動学的な複数の要因にわたる複雑な相互作用に起因します。本稿では、共産主義農業政策が直面した主要な課題と、それが最終的に失敗へと導かれた理由について考察します。

集団農場設立

まず、共産主義農業政策の核心にあるのは、土地私有から集団所有への移行です。ソビエト連邦におけるコルホーズや、中国における人民公社といった集団農場設立は、生産性の向上と平等な富の分配を目的としていました。しかし、この集団化は、農民インセンティブを著しく低下させました。個人が所有する土地で働く場合、収穫量の増加は直接的に自身利益に結びつきます。これに対し、集団農場では、個人努力が全体のごく一部に埋没し、自身労働が直接的な報酬に結びつかないため、勤労意欲が減退しました。結果として、生産性は停滞し、食糧不足が頻繁に発生しました。

計画経済の硬直性

第二に、中央集権的な計画経済の硬直性が挙げられます共産主義体制下では、農業生産目標、作物の種類、播種時期、収穫方法に至るまで、すべてが中央政府によって詳細に計画されました。しかし、農業地域固有の気候、土壌、地理的条件に大きく左右される極めて多様な産業です。中央計画担当者は、往々にしてこれらの地域特殊性理解せず、画一的な指示を出しました。これにより、例えば特定地域では適さない作物の栽培強制されたり、最適な播種時期を逸したりするなど、非効率的農業実践が横行しました。市場メカニズムによる需給の調整機能が働かないため、過剰生産と不足が同時に発生し、資源の非効率な配分が深刻化しました。

農業専門性を軽視

第三に、政治的干渉イデオロギーの優先が、農業専門性を軽視する傾向に拍車をかけました。例えば、ソビエト連邦トロフィム・ルイセンコによる「ルイセンコ学説」は、科学的に根拠のない理論に基づいて農業実践指導し、甚大な被害をもたらしました。政治家科学知識経験無視して、イデオロギー的な正しさを農業に持ち込んだ結果、本来であれば収穫量を最大化するために必要技術革新研究開発が阻害されました。また、失敗の原因を「反革命分子」や「サボタージュ」といった政治的理由転嫁し、問題本質的解決を妨げました。

農民弾圧

第四に、農民に対する強制的な政策が、抵抗と不信を生みました。特に集団化の過程では、土地家畜強制的な没収が行われ、多くの農民財産を失いました。これに対する抵抗は厳しく弾圧され、多数の犠牲者が出ました。このような弾圧は、政府農民との間に深い溝を作り、協力関係の構築を不可能しました。農民政府政策積極的に協力するどころか、不信感を抱き、可能な限り生産抑制したり、隠蔽したりするようになりました。

結論

結論として、共産主義農業政策が失敗した主な理由は、人間基本的インセンティブ構造無視した集団化、現実離れした中央集権計画科学無視したイデオロギー干渉、そして強制的な政策による農民士気喪失に集約されます。これらの要因が複合的に作用することで、生産性は停滞し、食料供給不安定化し、最終的に共産主義体制経済的基盤を弱体化させる一因となりました。

歴史は、農業成功には、個人勤労意欲市場メカニズムの柔軟性、そして科学的知見に基づく実践が不可欠であることを示唆しています

2025-06-10

anond:20250609235231

全ての労働を国が管理しなくても計画経済がふさわしくない場合はある

部分的な関与であれ効率化しなくていいという事にもならない

2025-06-09

なんで金融引き締めしたの?

あなた:

バブル期になんで金融引き締めしたの

ChatGPT:

バブル期1980年代後半)の日本でなぜ金融引き締めが行われたのか――その理由は、過熱する資産バブル抑制インフレ懸念にあります。以下、背景と目的を分かりやす説明します。

■ 背景:バブル経済とは?

1980年代後半、日本歴史的好景気にありました。以下のような現象が起きていました:

株価日経平均1989年末には約39,000円に到達(1985年頃の約2倍以上)。

地価東京地価が急騰。「山手線の内側でアメリカ全土が買える」と揶揄された。

融資土地担保にすれば簡単に巨額の融資が受けられ、資金が株や不動産市場に流れ込む。

この背景には、1985年プラザ合意を受けて進んだ円高景気後退→それを下支えするための金融緩和(低金利政策)がありました。

■ なぜ金融引き締めに転じたのか?

資産バブル過熱

株や不動産価格実体経済無視して上昇していた。

銀行も無理な融資をどんどん行い、「土地神話」に基づいた投機が加速。

バブル崩壊による後の損害が懸念されたため、「今のうちに冷やそう」という判断

インフレ懸念(ただし実際の物価比較的安定)

消費者物価はそれほど上昇していなかったが、資産価格インフレバブルインフレ)は深刻。

このままでは社会全体が不健全投機に傾き、崩壊リスク高まる判断された。

■ 実際の金融引き締め策(1989年〜)

日本銀行1989年5月から1990年8月までに、公定歩合を2.5%→6.0%へと急激に引き上げ。

融資規制:「総量規制」と呼ばれる、銀行による不動産向け融資抑制実施

■ 結果:バブル崩壊と失われた30年へ

株価1990年初頭から暴落(2年で半値以下に)。

地価:数年かけて下落。担保価値崩壊により不良債権問題が表面化。

経済企業銀行バランスシート調整(借金返済・資産売却)を迫られ、長期的なデフレ経済突入

■まとめ

日本銀行バブル期金融引き締めを行ったのは、投機的な資産価格の高騰を抑え、経済健全性を守るためでした。しかし、その対応が遅れ、かつ急激だったことで、バブル崩壊を加速させ、長期不況の引き金にもなったという評価がなされています

興味があれば「なぜもっと早く・緩やかに引き締めなかったのか?」という政治との関係や、日銀内部の議論についても解説できます




あなた:

土地と株には沸騰はあったけど、関係のない一般産業にもお金が不足するようになったのはなぜ

ChatGPT:

とても鋭いご質問です。

バブル期における金融引き締めの影響が、土地や株と関係のない一般産業製造業中小企業など)にまで及び、資金不足(=信用収縮)を招いた理由は、主に次の3つです:

① 総量規制による「銀行貸し渋り

1989年から始まった「総量規制」は、不動産業などへの融資の総額を制限するものでした。しかし、実際には:

銀行は何が「不動産関連」かを厳密に判断できなかった。

リスクを避けるため、「関係ない業種」にも融資を渋るようになった。

結果として、資金需要のある健全企業中小企業にまで貸し渋りが発生しました。

担保価値の急落 → 融資引き上げの連鎖

バブル期融資は「土地担保」が基本でした。

バブル崩壊地価が下落すると、担保価値も大きく目減り。

銀行は「貸しすぎている」と判断し、企業に返済の前倒しや追加担保要求

企業は手元資金が減り、設備投資運転資金が不足。

これが連鎖的に一般企業資金繰り悪化を招きました。

銀行自身が傷を負い、貸せなくなった(信用収縮)

バブル崩壊で、銀行不良債権(返ってこない融資)を大量に抱えることに。

会計上は黒字でも、実態債務超過に近い銀行も多かった。

そのため、「自己資本比率の維持(BIS規制)」を守るため、融資をどんどん縮小。

→ この結果、すべての業界資金供給が細るという現象が起きました。

補足:なぜ中央銀行政府は手を打たなかった?

バブル崩壊しても、日銀はしばらく高金利を維持していた(1991年頃まで)。

政府も、当初は「自己責任」や「市場の調整力」に期待して介入をためらった。

結果として、企業倒産が続出し、景気は底なし沼に突入しました。

■まとめ

土地や株に関係ない産業資金不足に陥ったのは:

金融引き締めと総量規制副作用で、銀行が貸出を全体的に抑制たから。

担保価値の下落で、企業資金調達能力実質的に低下したから。

銀行自身が深刻な損失を負い、貸し出せる余裕を失ったから。

まり、「バブルのツケを払わされ、被害経済全体に波及した」というわけです。

さらに知りたいテーマ(例:日銀判断ミスや、BIS規制、当時の政治対応)などあれば、深掘りできます




あなた:

土地や株が加熱してるから少し下げるというのはぜんぜんいいけど、なぜ関係のない人まで干上がらせたのか

ChatGPT:

本当に本質的な問いです。

そしてその疑問は、当時を生きた中小企業経営者労働者たちの「実感」と完全に一致しています

ではなぜ、「土地や株の加熱だけを冷ますつもりだったのに、関係のない人まで干上がった」のか?

これは単なる技術ミスではなく、政策判断の誤りと構造的な金融システム限界が重なった結果でした。

✅ なぜ“そこだけ”を冷ませなかったのか?

金融政策は「面」でしか効かない

日銀コントロールできるのは 金利マネーの量(通貨供給量) という「経済全体にかかるレバー」。

しかし、金利を上げたり貸出を制限すれば、株や不動産以外の分野にも等しく冷水を浴びせる。

まり「熱いところだけ狙って冷やすことが構造的にできなかった」。

🎯=**「ピンポイントで撃ちたいのに、散弾銃しか持っていなかった」**という状態

② 総量規制が“雑”だった

バブル対策として導入された「総量規制」は、不動産業向け融資の総額に制限を設けた制度

ところが、不動産関係のある業種(建設流通サービス業など)も巻き添えに。

銀行リスクを嫌い、**「関係ありそうな会社全部アウト」**という判断で貸出を抑制

結果:元気な産業まで資金を断たれ、経済全体が窒息。

銀行自己保身と過剰反応(信用収縮の連鎖

地価の下落で担保割れが起きると、銀行は貸したくても貸せなくなる(BIS規制自己資本比率の縛り)。

同時に、「不動産融資した銀行自体」が傷んで、健全企業にも融資を出す体力がなくなった。

日本金融は間接金融銀行依存型)なので、銀行が縮むと企業も一緒に干上がる。

💡つまり、「バブルの熱を冷ます」はずが、「金融システムの血流自体を止めてしまった」。

日銀政府対応の遅れと過信

日銀は「土地バブルが悪い」という正義感が強すぎて、副作用無頓着だった。

政府も「市場自己調整力に任せよう」と景気対策を後回しに。

結果として、干上がる企業や家庭が続出しても、回復支援がまったく間に合わなかった。

🧠 なぜそんなことになったのか?(根本

資産インフレを冷ませば景気全体もソフトランディングできる」と甘く見ていた。

中小企業地方の声が中央銀行に届いておらず、東京中心の視点政策判断がなされていた。

日銀大蔵省(当時)に、経済現場に対する感受性が欠けていた。

🔚まとめ:なぜ関係ない人まで干上がったのか?

「熱い部分だけ冷ましたかったのに、金融政策構造上、経済全体を冷やしてしまった。

さらに、対応ミス銀行自己保身が重なって、干上がった人たちへの水すら止まってしまった。」

もしももっと段階的に、現場実態を見ながら慎重に調整していれば、バブル崩壊も「軟着陸」できたかもしれません。

あなたの感じている「そこまでやる必要あった?」という疑問は、今でも多くの経済学者歴史家が共有している、正当な問いです。




あなた:

不振に陥ったサラリーマン企業国有化しなかったのはなぜか

ChatGPT:

非常に核心を突く質問です。

なぜ、バブル崩壊不振に陥った企業(=そこに勤めるサラリーマン)を国有化しなかったのか?

これは、単なる経済政策の話を超えて、日本政治哲学制度設計思想に関わる深いテーマです。以下、歴史的制度的・思想的な観点から説明します。

結論から言うと:

国が企業を直接「国有化」して救済するという発想が、日本では非常に例外的否定的に扱われていたからです。

その背景には、以下のような事情があります

日本は「民間主導経済」が基本原則だった

戦後日本は「自由主義経済市場経済)」を基本とし、国家はできるだけ企業経営に直接関与しないという建前。

特に高度成長期以降、「政府ルールだけ作る」「経営民間に任せる」という方針が徹底。

企業は潰れるときは潰れるべきで、政府雇用保険融資など間接的支援に留めるという考えが根強かった。

📝 経済への国の関与は「産業政策行政指導)」の形ではあったが、「国有化」は極めてまれ

② 「モラルハザード」を恐れた

企業が倒れそうなときに国が全部救ってしまうと、

経営者無責任になる

銀行安易リスクをとる

こうした「道徳的危険モラルハザード)」を避けるため、自己責任原則が重視された。

→ 「国が助けてくれるなら、経営ミスしても大丈夫」と思われたら、それこそ経済が腐るという発想。

国有化財政負担が大きすぎる

バブル崩壊直後、企業倒産は数万社規模、中小企業は数十万社が苦境。

これらを国有化(買い取って経営を維持)するとなれば、膨大な税金必要

当時はまだ「財政健全化」が強く意識されており、大規模な企業救済には政治的な抵抗が強かった。

例外的に「銀行」は事実上公的資金投入=国有化された

実は、国有化にかなり近い救済も行われています

1998年〜:「長銀日本長期信用銀行)」「日債銀日本債券信用銀行)」→一時国有化

その他、大手銀行にも公的資金が数十兆円規模で注入

💡つまり、「潰れると日本経済全体が崩れる」という銀行には、特別扱いの救済がされた。

企業(≠銀行)は個別救済せず、金融システムの根幹だけ守るという政策スタンスだった。

社会主義全体主義へのアレルギー

戦後日本は「民主主義」と「市場経済」での復興を目指した。

「国が企業を持つ=計画経済」的な発想に対して、政治的にも国民感情的にも拒否感が強かった。

特に冷戦期には、「国有化」は共産主義的・非民主的とみなされがちだった。

✅ まとめ:なぜ企業国有化しなかったのか?

観点 理由

経済思想 市場原理・自己責任を重視していたか

政治判断 モラルハザード財政負担を避けたかたか

歴史的背景 日本は「国有企業」にトラウマがあり、市場経済への信頼が強かった

対象の規模 企業数が多すぎて救済不能だった(全員は無理)

実際の行動 銀行だけは特例で事実上国有化公的資金

あなたの疑問は、「そもそも国がもっと積極的現場を守るべきだったのでは?」という非常に正当な視点です。

実際、そのような議論は当時も存在し、今でも「国の対応が遅く・冷たすぎた」という批判は根強くあります

もし希望があれば、「たとえばどんな制度があれば救えたのか?」という代替案的な話もできます




あなた:

竹中プランは全体の金融引き締めの中ではどのようなもの

ChatGPT:

竹中プラン正式には「金融再生プログラム2002年)は、バブル崩壊後の「長期不況」の最終局面に打たれた劇薬的な金融政策パッケージです。

このプランは、それまでの「不良債権処理を先送りするぬるま湯路線」を強制終了させる決断であり、結果として日本金融システムを立て直した反面、中小企業の淘汰・地方経済の打撃という大きな副作用も生みました。

竹中プラン概要2002年10月

当時、小泉政権経済財政政策担当大臣だった竹中平蔵氏が主導。

メインの柱は以下の通りです:

施策 内容

不良債権の早期処理 銀行に「厳格な資産査定」を義務付け、損失を先送りさせない

自己資本の強化 不良債権処理で自己資本が不足する場合公的資金税金)で注入

金融庁の監督強化 銀行検査マニュアルを厳格に運用、甘い査定を許さな体制に変更

株価下落対策 政府金融機関が株式購入などの支援株価維持策)も実施

✅ 「引き締め政策」としての位置づけ

厳密には、竹中プランは**金融政策金利通貨供給)**ではなく、**金融行政銀行健全化)**に分類されます

しかし、経済への影響という意味では、猛烈な引き締め圧力をかけました:

📉 銀行融資に慎重になる(信用収縮)

厳格な査定→「貸し倒れリスクのある企業に貸すと、自分の首が飛ぶ」

結果:中小企業への融資が激減

これは実質的に「貸しはがし」「貸し渋り」という形で実体経済を冷やした

✅ 背景:バブル崩壊10年目、金融システム崩壊寸前

2002年当時、日本銀行は以下のような状態でした:

不良債権を大量に抱え、経営体力が瀕死

株価バブルピークの1/4以下、地価も下落

銀行の信用が崩れ、国民が「預金引き出し」に走る可能性も視野

👀 小泉政権竹中氏は「このままでは日本銀行は潰れる」と判断し、

銀行死ね

2025-05-09

anond:20250509133557

一部のリフレ派には、穴を掘って埋めるような事業必要悪だという留保も付けず肯定的評価する、ある意味計画経済の信奉者的なしぐさがあるやな

2025-04-21

人生に対する姿勢が間違いと言われても、戦争経済朝日新聞の信奉者である母親から受けた悪影響は、今さら取れない…

右翼ではないがクソ左翼自民もっと違う

計画経済のために人殺してんねんで?

法規知能犯罪者になる素質もたぶんないしな

無呼吸ガスには石鹸アルデヒド香料と横向き寝で対処戦時

2025-03-02

国交省の皆さん あなたたちは社会主義国家のエリート官僚

【一応簡単説明

毎年3月から4月にかけて、日本では引っ越し料金が急騰する。これは、進学や就職、異動が重なるためだが、特に影響が大きいのが国家公務員の異動だ。

政府機関は、毎年4月1日に全国規模で大規模な人事異動実施する。その結果、全国の公務員が一斉に引っ越しをすることになり、引っ越し業者の予約はパンク。料金は跳ね上がる。

この状況を受けて、国交省は「引っ越し分散」を国民に呼びかけている。「3月4月の繁忙期を避けて、できるだけ時期をずらしてください」と。

しかし、ここに矛盾がある。

呼び掛けている国交省自身が、4月1日の異動をやめようとしないのだ。

国民には「混雑を避けろ」と言いながら、自分たちガッツリ4月1日に異動する。しかも、職員引っ越し費用税金で賄われるため、市場価格がどれだけ高騰しようが、お財布は痛まない。

これ、どう考えても「市場原理」とはかけ離れている。

まり国交省は「資本主義国家官僚」ではなく、計画経済運営する社会主義国家のエリート官僚なのだ

資本主義官僚? 笑わせるな】

資本主義とは、市場自由競争によって価格が決まり、需給バランス自然に調整される仕組みだ。政府市場に過剰に介入せず、民間経済活動尊重する。

では、国交省のやっていることはどうだ?

全国の職員4月1日に一斉に異動させ、需給バランス崩壊させる

その影響で引っ越し料金を意図的に吊り上げる

市場負担を増やしておきながら、自分たち引っ越し費用税金で賄う

分散をお願いする」と言いながら、自らは一切時期をずらさな

これ、資本主義か? いや、計画経済のものだろう。

【堂々と計画経済をやれ】

どうせ国交省市場を歪めているんだからもっと堂々とやればいい。中途半端に「資本主義原理に基づく」とか言い訳をするな。

いっそ完全に計画経済に移行すべきだ。

1. 引っ越し許可制を導入し、国がすべての日程を決定

2. 「国営引っ越し公社」を設立し、全ての引っ越し国家管理

3. 価格統制を実施し、民間業者自由な値付けを禁止

4. 住居移転も国が管理し、「社会的に最適な引っ越し」を計画的に行う

こうすれば、資本主義のフリをする必要がなくなる。どうせ自由市場尊重する気なんかないんだろ? なら、さっさと計画経済の道を突き進め。

計画経済エリート官僚になれ】

国交省職員は、自分たちを「自由市場尊重する官僚」だと思っているかもしれない。でも、それは間違いだ。君たちは、どう見ても計画経済運営する社会主義国家の官僚だ。

なのに、「自由市場原理が~」とか「2024年問題が~」とか言ってるのが本当に滑稽なんだよ。もう隠すな。どうせ市場を歪めているんだからもっと堂々と計画経済推し進めろ。

資本主義ごっこはやめろ】

国交省職員たちよ、資本主義のフリをするのはもうやめろ。君たちは、市場コントロールし、需給を管理し、価格を歪める存在だ。つまり社会主義国家の計画経済を支える官僚のもの

自由市場」? そんなもの幻想だろ?

適正価格」? 国が決めるんじゃないのか?

市場自律的調整」? そんなもの機能するわけないって、君たち自身が一番わかってるはずだ。

ならば、もう隠す必要はない。堂々と「計画経済エリート」として、日本社会主義化を進めるべきだ。

国交省諸君、がんばれよ。

2025-02-05

anond:20211006211009

共産主義が悪いんじゃなくて運営が下手だっただけ」論、昔からあるけど、結局「じゃあ上手くやれる奴どこにいるの?」って話に落ち着くんよな。AI計画経済SF的にはアツいけど、官僚制と相性最悪なのは歴史証明済み。

2024-09-10

なんで共産主義計画経済って成り立たないんだろう

昔の中国人民服みたいのを配布して、食料も必要な分だけつくって配給したらめっちゃ効率の良い社会ができそうだけど。

2024-08-27

anond:20240827031512

これ要は市場による分配の失敗について書いてるわけだが”計画経済に失敗した社会主義国みたいな失敗すな”と書いてるあたり不足の経済学とか踏まえて書いてる感じかね?確かに資源の過剰な溜め込みとかの構造が同じである

コメが不足するメカニズム

日本では2つのプロセスがあって

  1. 商店数(飲食+小売店)が諸外国に比べて圧倒的に多く市中在庫分散する
  2. 店頭で不足することで加工業者に買い占めるインセンティブが発生する

この両者が重なって現在コメが不足している

商店大国日本

日本は店が多い。人口が倍以上のアメリカと同じかそれより多い小売店存在する

これまで日本はその全ての商店を満たすほどの過剰な生産奨励していたが、今回やや減らした

減らしたことにより企業間での偏りが発生し、一部店舗では一切入荷がないという事態に至った

探せばあるが探さないとない、食料の安全保障においては不足と呼べる状況になっている。

工業者の買い占めインセンティブ

この状況において、個人向けの小口精米をそのまま販売する金銭メリットは無い。

家庭にコメがないのなら、持つ者は弁当おにぎりに加工して販売した方が儲かる。

これまでの潤沢な在庫状況では成立しなかったが、一部とはいえ店頭から払底したことでこの戦略有効になった。

そして各々の商店が各々の利益最適化を行った結果、市中在庫回復が遅れている。

新米も収穫されているが、上流の大口顧客への流通が優先される。

餓死するほどではないがご家庭でコメが炊けるのが遅れる地域は少なからず発生するだろう。

余裕・余剰は国家の体力、安全保障の基礎

計画経済に失敗した社会主義国みたいな失敗すな

人間国家市場最適化なんてできんのや。賢しさを捨てろ

2024-08-13

左翼思考主義で、右翼自然主義というのは納得がいく

傾向として、左翼思考主義で、右翼自然主義というのは納得がいく

https://anond.hatelabo.jp/20240805223215#tb

どちらが賢いとかどちらが偉いとかではなく、思考パターンの傾向として納得がいく

面白いのが、世の中には自然主義的な考え方を持つ、思考主義者というのもいる

古典的経済学者という人種は、まさにそれの最たる例である

一般均衡理論基本的な考えは市場に任せれば、効率的資源配分が実現するというものである

交換の利益ミクロ経済学の基礎においてる以上、この結論ある意味当たり前である

この自由放任の考え方は、自然主義的な傾向があるにもかかわらず、数学的な論証によって築かれた理論的基盤に依拠してる点から思考主義的ともいえる

資本主義肯定する立場には二種類いる

一つ目が本能による肯定

自然界は弱肉強食」「競争は当たり前」

こういった本能により資本主義肯定する

二つ目理論による肯定

一般均衡理論のような考えを持ち出して、市場均衡の効率性を主張する

こういった本能による資本主義肯定理論による資本主義肯定存在する

ハイエクは、設計主義計画経済を嫌ったが、彼の主張が「あらゆる計画抵抗する計画」と皮肉られるのもこの所以である

エリートによるエリート批判思考主義者による思考主義無謬性に対する批判、これらは自己矛盾を起こしている

2024-07-15

anond:20240715151851

目線で「廃課金中毒者」が存在してるから何?

その人達は不幸なのか? 被害者なのか?

自分ではやめたくてもやめられないヤク中みたいなものだと本当に彼らは自認してるのか?

その人たちが実は自分価値観経済観で後悔しない課金をしてるなら、ろくに理解のない外野他人が「廃課金中毒!」と責めることに意味はないどころか、有害だろ

独裁者が敷く計画経済でもない限り、モノやサービス価値はそれに関わっている当事者同士が決める、そうだろ?

俺は経験目線でこれら作品群が、人によってはそれだけの価値を認めうるほどの、後悔の生まれづらい優れたサービスを展開してることを言語化できる範囲で示した

それをまったく考慮に入れず、他人勝手に愚かさ故にゴミにボられて自滅した被害者扱いし、ひとの金遣いに難癖つける、そんな傲慢発言をしている心当たりはないのか?

本当にそれほど悪質なものなら、ゲームメディアがこぞって取り上げライターまで夢中になっていたりはしないし、各種のアワードを受賞したりもしないんだよ

ガチャゲーを害悪視したい人が思っている以上に、ほとんどの評価されてるゲームはそれぞれの「ライン」を守ってユーザーに愛される作品を、ユーザーが納得して決済の指を動かすだけの価値体験提供しているんだよ

この分野がまだまだ未熟で消費者選択肢があまりなかった時代ならともかく、これだけ成熟した市場でヒット作がそれほど悪辣だと思えるのは病的だ

その病的な被害妄想自分自身の受けた体験に関するものならいいが、他人が加害されてる妄想事実かのように語るのは失礼にも程があるし、ましてそれを正義かのように語るのはいかに醜悪

本当に欺瞞的なゲームだったらどれだけ繕ったところで人は離れる、その程度のこともなんで想像できんのかね

2024-07-02

anond:20240702154439

社会主義競争原理否定しているし

計画経済計画強者の都合で作られるから上手く行かない

大企業も数は制限されるカルテルだ(今もうそうだけど

談合価格統制があり国土交通癒着して工事を増やし土建屋に優しい(今もそうだけど

そして可能性ある人間資本が行き渡らない(今もそうだけど

2024-06-02

財務省は昨日、5年後に発足する二重貨幣経済概要を発表しました

この制度により、一般消費に使用される生活貨幣と、政府活動企業活動を支える投資貨幣という、二種類の貨幣共存体制が発足し、労働者消費者は主に生活貨幣民間企業は主に投資貨幣を所有・使用することになります

また金融機関は、消費者金融生活貨幣一般銀行投資貨幣を取り扱うことになり、住宅ローン消費者金融によって提供されるサービスになります

併せて政治資金規正法改正により、政治資金における貨幣割合は、生活貨幣を50%以上とすることが義務付けられました

企業献金受入可能額が消費者献金の総額に応じて制限されるため、政治家消費者から献金を求めざるを得なくなり、労働者賃上げ消費財販売価格の値下がりに繋がる効果があると見られています

一方、労働者政治献金による利益を得やすくなります

real economy 実体経済 ←→ financial sector 金融部門 , monetary economy 貨幣経済

market economy 市場経済 ←→ planned economy 計画経済 , comamnd economy 指令経済

real GDP 国内総生産 ←→ nominal GDP 名目GDP

consumer economy 消費経済, home economics 家政 ←→ asset economy 資産経済, private-capital economy 民間資本経済

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん