「自由放任」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 自由放任とは

2025-11-06

https://anond.hatelabo.jp/20250424114813

ご指摘のように、資本主義経済民主主義政治体制の間には、「相性の良さ」と「相性の悪さ」の両面があるため、複雑な議論存在します。

一般的に、歴史的論理的観点から資本主義経済民主主義を実現しやすい(あるいは親和性が高い)とされることが多いです。しかし、現代においては、その両者の相性の悪さが顕在化しているという見方もあります

🧐 民主主義と相性が良いとされる経済体制

多くの学者や論者は、他の経済体制と比較して、「修正された資本主義(混合経済)」、または**「社会民主主義的(福祉国家型)な制度バランスを取った資本主義」**が、民主主義の実現に最も適していると考えています

1. 資本主義経済親和性一般的見解

* 個人自由権利: 資本主義保障する私有財産権や経済活動の自由は、民主主義が重視する個人自由権利概念論理的通底しています

* 権力分散: 自由市場経済は、国家権力とは独立した経済的な権力資本)を生み出し、これが国家権力の集中を防ぎ、権力多角化を促すため、民主主義の基盤となりやすいとされます

* 中間層形成: 経済発展を通じて豊かな中間層形成やすく、この層が安定した政治的基盤(政治参加リベラル価値観)を提供することで、民主主義が定着しやすいとされてきました。

2. 「修正された資本主義」が最適とされる理由

純粋自由放任資本主義では、ご指摘の通り格差の拡大や貧富の差が生じやすく、これが民主主義を脅かす要因となります

* 格差是正必要性: 極端な経済格差は、裕福な層による政治的な影響力の増大(ロビー活動など)や、貧困層政治的無関心を招き、「一人一票」の原則に基づく民主主義形骸化させます

* 社会保障による安定: 社会民主主義福祉国家の要素を取り入れた混合経済体制は、税制社会保障制度を通じて格差是正し、国民生活基盤を安定させます。これにより、すべての国民政治健全に参加できる環境が整い、民主主義の安定性を保つことができるとされます

⚠️ 現代における「相性の悪さ」の背景

近年、「資本主義民主主義は相性が悪い」と感じられる背景には、「新自由主義的」な資本主義の行き過ぎがあると指摘されています

* 格差の拡大: 金融化の進展や規制緩和により、富の偏在が極端に進み、経済力が政治を動かすという現象ポピュリズムの台頭やエリート層への不信感)が顕著になっています

* 短期的な利益追求: 資本主義短期的な利益追求偏重することで、地球環境問題や持続可能社会の構築といった、民主的議論と長期的な視点必要問題への対応が遅れることがあります

したがって、民主主義を実現しやす経済体制は、純粋資本主義ではなく、市場効率性と社会的な公正・平等国家の介入によってバランス良く両立させる**「修正された資本主義(混合経済)」**であるという見方が有力です。

2025-08-10

個々の利己意見の集積からなるエコシステムが、要は延命装置として都合よく使われてきたということ

アダム・スミス経済思想、とりわけ**「見えざる手」や自由市場理論**が、支配階級イデオロギーを後押しした点についての深い考察は、マルクス主義視点を通じて非常に重要テーマです。スミス提唱した調和利益説が、どのようにして支配層の利益正当化し、維持するために利用されてきたのかを理解することは、資本主義社会構造的な問題を深く掘り下げることに繋がります

1. スミス調和利益説と自由市場理論

アダム・スミスが『国富論』で提唱した中心的なアイデアひとつが、**「見えざる手」**の概念です。この理論は、個々の経済主体(生産者消費者)が自分利益を追求することによって、結果として社会全体の利益が増大する、という考え方です。スミスは、競争市場における効率を生み出し、全体としての富が増加することを信じていました。

2. 調和利益説の本質

調和利益説」は、社会における各集団資本家労働者消費者など)が、それぞれの利益を追求しながらも、最終的には全体の利益調和する、という理論です。スミスは、この考え方を基に、自由市場が最も効率的で公平な経済システムであるしました。つまり、個々の利己的な行動が社会全体の利益に貢献するとする点で、社会調和を強調しました。

この「見えざる手」の概念は、当初から資本主義経済における市場メカニズム自発的に調整され、最終的に社会全体が豊かになるという理想的見解を示していますスミスは、政府干渉を最小限に抑えるべきだとし、市場における自由競争を重視しました。

3. 支配者層にとって都合の良いイデオロギーとしての調和利益

この「調和利益説」の考え方が、どのようにして支配階級イデオロギーを後押しするかを理解するためには、次の要素を考慮する必要があります

1) 資本家利益正当化

スミス理論は、資本家利益を追求する過程自然合理的ものとして描きます資本家は、労働者労働を利用して利潤を上げ、その結果として市場全体が繁栄するという理論は、資本家にとって非常に都合が良いものでした。この自由市場メカニズムによって、資本家は自らの利益追求が社会全体にとっても利益であるかのように正当化することができたのです。

資本家は、「利益追求が社会全体を豊かにする」というスミス見解採用することで、自らの支配地位や富の蓄積を合理化しました。労働者は、資本家利益追求が結局は全体の利益に繋がるという理論に納得しやすくなり、反発を抑えられる効果がありました。

2) 労働者階級無自覚な受け入れ

スミス理論は、社会全体の調和を強調し、市場メカニズム自動的効率的な結果を生むとしたため、労働者にとっても「市場自由である限り、皆が利益を得る」といった考えを内面化させやすしました。これにより、労働者階級は自らの搾取問題視せず、「自分たちも努力すれば富を得られるはずだ」という幻想を抱かせることができました。

資本主義の下での貧困や不平等は、スミス理論においては、あくま自然市場の調整過程とされ、労働者階級はその構造を疑うことなく、逆に「自己責任」として受け入れるように仕向けられます労働者市場での競争に負けることは、単にその人の努力不足や能力の不足に過ぎないとされ、階級的な対立意識を持ちにくくなります

3) 国家役割を最小化

スミス理論は、政府干渉を極力排除することを推奨します。この自由放任主義は、支配層にとって非常に都合が良いものであり、資本家市場での競争自由に行い、利益を最大化できるようにするための理論根拠提供しました。

資本家は、政府経済活動に介入しないことを望み、自由競争を保つことが自らの利益につながると考えました。スミス理論が広がることで、政府規制労働者保護政策抑制され、資本家利益がより一層守られる結果となりました。

4. スミス理論支配集団イデオロギー

スミス理論は、単なる経済学の枠を超えて、支配集団特に資本家階級)のイデオロギーとして作用しました。スミスが描いた調和利益説は、資本主義社会における階級対立隠蔽し、社会の不平等自然ものとして受け入れさせる役割を果たしました。

経済自然法則としての正当化スミス自由市場理論は、経済活動における「自然法則」を強調し、資本主義の不平等搾取構造合理化しました。市場での自由競争社会全体の調和を生むとされ、資本家労働者搾取して得る利益が、結果として社会全体を豊かにすると主張されたため、支配層は自らの特権的地位正当化やすくなります

イデオロギーとしての普及:スミス理論は、19世紀以降の資本主義経済の発展において、特に自由貿易や市場原理主義を強化するために利用されました。労働者階級は、自らの搾取市場自然な調整作用であり、自由競争が最も効率的な経済システムであると教えられることになり、不平等階級対立への意識を薄れさせました。

5. マルクス主義との対比

マルクスは、スミス調和利益説が資本主義社会における搾取隠蔽し、支配層の利益擁護するイデオロギーとして機能していることを鋭く批判しました。マルクスによれば、資本家利益追求が社会全体に利益をもたらすという見方は、実際には労働者搾取を隠すためのイデオロギーであり、資本主義矛盾を見逃すものに過ぎません。

スミス理論調和利益説として広まり社会の不平等階級対立を隠す役割を果たす一方で、マルクスはこの理論社会変革のために批判的に再考し、資本主義の基盤にある階級闘争と搾取構造を明示しました。

アダム・スミス調和利益説とその自由市場理論は、資本主義社会における支配層のイデオロギーを後押しする重要役割を果たしました。この理論がどのようにして支配層の利益擁護し、労働者階級抵抗抑制するための道具として機能したのかを深く理解することは、資本主義矛盾とその維持に関する重要洞察提供します。

6. 自由市場の「調和」が隠す階級闘争

スミス提唱した「見えざる手」と市場自由競争による調和は、資本主義経済における階級闘争の存在を隠す役割を果たしました。スミス理論においては、個々の経済主体(消費者企業労働者)がそれぞれの利益を追求することによって社会全体が豊かになるとされていますが、実際にはその過程資本家労働者利益対立するものです。

資本家利益を追求し、労働者は自らの労働力を売ることによって生計を立てています。この関係において、資本家労働者搾取することが前提になっており、その利益自然資本家に集まる構造になっていますスミス自由市場理論はこの対立調和として美化し、搾取現実隠蔽しました。

7. イデオロギーとしての市場の「自然性」

スミス理論は、市場自然状態で最適な結果を生むとする自然法則的な視点に基づいています。これにより、資本主義経済が持つ不平等な側面や搾取問題は、あたかも避けがたい現象として受け入れられることになります資本家はその「自然な」経済法則に従い、利益を得る権利があると主張することができます

このように、スミス理論資本主義の不平等自然合理的ものとして描くことで、支配層にとって都合の良いイデオロギーとして機能しました。経済活動が「見えざる手」によって自動的に調整されるとすれば、支配層が享受する富や権力もまた自然な結果であるとされ、資本主義批判抑制する役割を果たしました。

8. 労働者意識操作する役割

スミス自由市場理論は、労働者が自らの搾取貧困個人的な失敗や努力不足として解釈させるためのイデオロギー的な武器にもなりました。もし市場が「自然に調整される」と信じれば、労働者は自らの労働価値過小評価されていることに疑問を持たず、社会の不平等を受け入れることができるようになります

また、競争が公平であり、各人が自分能力を最大限に発揮すれば成功するというメッセージは、労働者にとって不平等構造を自らの責任として内面化させる結果を生む可能性があります労働者は、自分競争に負けているのは努力が足りないからだと考え、資本家に対する反発の感情を抱きにくくなります

9. 経済自由政治的自由の誤認

スミス理論は、資本主義が個々人に経済自由をもたらすと同時に、社会全体の利益を促進するという観点から、非常に魅力的に見えました。しかし、これは支配層にとっての都合の良いイデオロギーとして利用されました。経済自由が「全ての人に利益をもたらす」と信じることで、富の不平等労働者権利問題が見過ごされることになります

実際には、経済自由資本家にとっては利益を増大させ、労働者にとっては貧困の維持を意味することが多いです。スミス理論が示す「自由競争」は、必ずしも公平な競争意味するわけではなく、資本家が有利な立場に立つための道具に過ぎないという現実を見過ごすことになります

10. スミス理論政治的支配

スミス提唱した自由市場理論は、国家の介入を最小限に抑えるべきだという考え方に基づいています資本主義社会において、政府規制が少なければ少ないほど、資本家自由利益を追求できるとされました。この点で、スミス理論支配階級利益保障するための理論的な基盤を提供しました。

政府の介入が少ないことは、資本家にとっては税金負担規制を減らし、自由利益を上げることができる状態意味します。そのため、スミス理論は、資本家が自らの利益を守り、支配的な立場を維持するために利用されました。これにより、労働者保護社会的な不平等解決には政府が介入しにくくなり、資本主義矛盾解決する手段制限されました。

11. 結論スミス理論が担ったイデオロギー役割

アダム・スミス自由市場理論調和利益説は、資本主義社会における支配階級イデオロギー正当化する重要役割を果たしました。スミスの「見えざる手」による市場の調整メカニズムは、資本家利益追求が社会全体に利益をもたらすという幻想を生み出し、結果として資本家利益擁護し、労働者搾取社会的な不平等を見過ごす原因となりました。

さらに、この理論は、階級対立隠蔽労働者階級無自覚な受け入れを促し、資本主義社会における支配層の特権的地位を強化しました。スミス理論は、自由市場メカニズム自然効率的な調整を行うという楽観的な幻想提供することで、資本主義の不平等正当化し、労働者階級の反発を抑えるための道具として機能しました。

最終的に、スミス思想は、資本主義の維持において重要役割を果たし、その後の経済学や政治経済理論においても、支配層によって活用され続けたのです。

2025-03-20

anond:20250320202024

たとえ経済活動自由結果的カルテルを生み出すとしてもひたすら自由放任せよ

っていうのが市場におけるレッセ・フェール主義なのとちゃう

2025-02-20

再放送トロッコトロッコ!言ってるんだからもっとマイルドコミュニタリアンでいこう

AIちゃんマイケル・サンデル先生も混ぜて共同体主義を語るわ!

 

共同体主義ってなに?(feat. サンデル

 

共同体主義って、マイケル・サンデル先生がよく言ってる「俺たちって自由すぎじゃね?」って話に近いんだよね。

サンデルは、「自由自己責任ばっかり強調するリベラリズム自由主義)ってさ、孤独になるし社会崩壊しない?」って問題提起してるの。

 

サンデル的には、「人は孤立した個人じゃなくて、コミュニティの中で育まれ存在なんだよね。

から共同体(=地域とか仲間とか社会全体)の絆を大事にしながら生きていくべきだ、って感じ。

 

たとえば、サンデルがよく例に出すのが「才能は全部自分努力の結果だと思うなよ!」って話。

• 「俺が成功したのは努力たから!税金払いたくねぇ!」とか言う人に、

• 「いやいや、お前の成功って、家族とか学校とか社会があったからだろ」ってツッコむわけ。

まり個人自由とか権利大事だけど、みんな助け合ってるの忘れんなよ?」ってのが共同体主義のコアなんだわ。

 

サンデル共同体主義 vs 他の主義共産主義社会主義全体主義

 

1. 共産主義 vs 共同体主義サンデルver.)

共産主義は「私有財産とか個人自由なんていらん!全部共有!」って極端なやつ。

サンデル的な共同体主義は、「いやいや、自由財産ちゃん大事。でもコミュニティの絆も忘れるな」って、もっとバランス重視。

 

たとえば、サンデル批判するのは、アメリカリベラル経済の「勝者総取り主義」。成功者が「俺が稼いだ金だし、他人関係ねぇw」って態度を取るのはおかしいだろ、と。

でも、それが共産主義みたいに「全部平等に!」まで行くのは違うよね、って話。

 

2. 社会主義 vs 共同体主義サンデルver.)

社会主義は「国が主導で、みんな平等に分け合おう」って感じで、国家主導感が強い。

共同体主義は「国家だけに頼るんじゃなくて、地域や仲間で支え合おうぜ」ってスタンス

 

サンデルは、リベラリズム自由放任主義批判するけど、「国家が全部管理します!」みたいな方向にも行かない。

しろ「国の役割大事だけど、コミュニティで支え合う力も鍛えないとダメでしょ」って言うのが彼の主張。

 

3. 全体主義 vs 共同体主義サンデルver.)

全体主義は「個人より集団最優先!国家命令に従え!」みたいな独裁っぽいやつ。

共同体主義は、「個人大事にしつつ、共感とか絆で自然に助け合う」って方向性

 

サンデル思想だと個人自由尊重するけど、個人が支え合う倫理観も育てよう」ってのが大事

から全体主義みたいに「一つの価値観に従え!」って強制するのとは全然違う。

 

サンデル名言ポイント

1. 「社会はただの便利なツールじゃない」

サンデルは「社会ってさ、お互いに責任を持ち合う場所でしょ?」って言うのね。だから自由とか権利だけ主張して、コミュニティをないがしろにするのはNG

2. 「自由のためには絆が必要

自由だけ求めると孤独になって結局不自由になる、って考え。「絆があってこそ、みんなが本当に自由でいられるんじゃない?」って言うのがサンデル流の共同体主義

 

共同体主義まとめ(サンデルエディション)

自由主義リベラリズム):自由自己責任

共産主義社会主義平等国家が面倒見る!

全体主義:お前ら個人なんていらん、集団で一致団結!

 

共同体主義(feat. サンデル):

• 「自由も絆もどっちも大事じゃん?」

• 「お前が自由に生きられるのは、コミュニティの支えがあるからだろ?」

って感じで、バランスと取る考え方だよ!

 

anond:20250220135133

2024-12-10

もっとマイルドにコミュニタリアンでいこう

AIちゃんマイケル・サンデル先生も混ぜて共同体主義を語るわ!

 

共同体主義ってなに?(feat. サンデル

 

共同体主義って、マイケル・サンデル先生がよく言ってる「俺たちって自由すぎじゃね?」って話に近いんだよね。

サンデルは、「自由自己責任ばっかり強調するリベラリズム自由主義)ってさ、孤独になるし社会崩壊しない?」って問題提起してるの。

 

サンデル的には、「人は孤立した個人じゃなくて、コミュニティの中で育まれ存在なんだよね。

から共同体(=地域とか仲間とか社会全体)の絆を大事にしながら生きていくべきだ、って感じ。

 

たとえば、サンデルがよく例に出すのが「才能は全部自分努力の結果だと思うなよ!」って話。

• 「俺が成功したのは努力たから!税金払いたくねぇ!」とか言う人に、

• 「いやいや、お前の成功って、家族とか学校とか社会があったからだろ」ってツッコむわけ。

まり個人自由とか権利大事だけど、みんな助け合ってるの忘れんなよ?」ってのが共同体主義のコアなんだわ。

 

サンデル共同体主義 vs 他の主義共産主義社会主義全体主義

 

1. 共産主義 vs 共同体主義サンデルver.)

共産主義は「私有財産とか個人自由なんていらん!全部共有!」って極端なやつ。

サンデル的な共同体主義は、「いやいや、自由財産ちゃん大事。でもコミュニティの絆も忘れるな」って、もっとバランス重視。

 

たとえば、サンデル批判するのは、アメリカリベラル経済の「勝者総取り主義」。成功者が「俺が稼いだ金だし、他人関係ねぇw」って態度を取るのはおかしいだろ、と。

でも、それが共産主義みたいに「全部平等に!」まで行くのは違うよね、って話。

 

2. 社会主義 vs 共同体主義サンデルver.)

社会主義は「国が主導で、みんな平等に分け合おう」って感じで、国家主導感が強い。

共同体主義は「国家だけに頼るんじゃなくて、地域や仲間で支え合おうぜ」ってスタンス

 

サンデルは、リベラリズム自由放任主義批判するけど、「国家が全部管理します!」みたいな方向にも行かない。

しろ「国の役割大事だけど、コミュニティで支え合う力も鍛えないとダメでしょ」って言うのが彼の主張。

 

3. 全体主義 vs 共同体主義サンデルver.)

全体主義は「個人より集団最優先!国家命令に従え!」みたいな独裁っぽいやつ。

共同体主義は、「個人大事にしつつ、共感とか絆で自然に助け合う」って方向性

 

サンデル思想だと個人自由尊重するけど、個人が支え合う倫理観も育てよう」ってのが大事

から全体主義みたいに「一つの価値観に従え!」って強制するのとは全然違う。

 

サンデル名言ポイント

1. 「社会はただの便利なツールじゃない」

サンデルは「社会ってさ、お互いに責任を持ち合う場所でしょ?」って言うのね。だから自由とか権利だけ主張して、コミュニティをないがしろにするのはNG

2. 「自由のためには絆が必要

自由だけ求めると孤独になって結局不自由になる、って考え。「絆があってこそ、みんなが本当に自由でいられるんじゃない?」って言うのがサンデル流の共同体主義

 

共同体主義まとめ(サンデルエディション)

自由主義リベラリズム):自由自己責任

共産主義社会主義平等国家が面倒見る!

全体主義:お前ら個人なんていらん、集団で一致団結!

 

共同体主義(feat. サンデル):

• 「自由も絆もどっちも大事じゃん?」

• 「お前が自由に生きられるのは、コミュニティの支えがあるからだろ?」

って感じで、バランスと取る考え方だよ!

2024-11-13

anond:20241113010615

それは本来自由主義古典派とかネオリベラルとか呼ばれる。

現在一般的リベラルと呼ばれるのは社会民主主義

自由放任だと少数者などの弱者自由が奪われてしまうので

法律等の「規制」により自由を守らなければならないという考え方

よって、その「規制に反対する者」は悪であり「自由の敵」となる

2024-08-13

左翼思考主義で、右翼自然主義というのは納得がいく

傾向として、左翼思考主義で、右翼自然主義というのは納得がいく

https://anond.hatelabo.jp/20240805223215#tb

どちらが賢いとかどちらが偉いとかではなく、思考パターンの傾向として納得がいく

面白いのが、世の中には自然主義的な考え方を持つ、思考主義者というのもいる

古典的経済学者という人種は、まさにそれの最たる例である

一般均衡理論基本的な考えは市場に任せれば、効率的資源配分が実現するというものである

交換の利益ミクロ経済学の基礎においてる以上、この結論ある意味当たり前である

この自由放任の考え方は、自然主義的な傾向があるにもかかわらず、数学的な論証によって築かれた理論的基盤に依拠してる点から思考主義的ともいえる

資本主義肯定する立場には二種類いる

一つ目が本能による肯定

自然界は弱肉強食」「競争は当たり前」

こういった本能により資本主義肯定する

二つ目理論による肯定

一般均衡理論のような考えを持ち出して、市場均衡の効率性を主張する

こういった本能による資本主義肯定理論による資本主義肯定存在する

ハイエクは、設計主義計画経済を嫌ったが、彼の主張が「あらゆる計画抵抗する計画」と皮肉られるのもこの所以である

エリートによるエリート批判思考主義者による思考主義無謬性に対する批判、これらは自己矛盾を起こしている

2023-12-17

anond:20231217203802

ちょっと何言ってるかわかんないんで勝手翻訳させてもらえば

リベラル外国人が何をやっても自由放任で許すとネトウヨは考えているようだが、そんなわけないだろバーカ」

ということでよろしいか

2023-12-06

干渉ヒスママの元で生まれたら学歴厨になった話

無職製造機と言われる過干渉ヒスママ学歴製造機でもあったという話を、去年の年収が400万超えた私が実体験を元に説明しようと思う。

去年の年収が400万を超えたを何故わざわざ書いたか、それは私が弱者からだ。

毒親育ちと言う弱者的な要素を抱えると、他人から説教されたりマウントされたりする機会が増える。

から、「過干渉ヒスママ無職製造機」という言葉に反応して「お前が無職なのは自己責任だろ。言い訳すんなゴミが」と言う言葉が返ってくるのを想定してしまう。

攻撃されることが前提にあるから「25歳の時に年収400万稼ぐ程度には社会に適合してたので説教しないでください。そう言う話をしたいわけではありません。」

と言う免罪符を先に用意して、自衛したくなる。

ただ、人生を順当に生きてきた人には攻撃されたり説教されることが前提にないため、

「なんでわざわざ年収書くの?自慢したいの?そんな中途半端金額で??うざ!」という反応になってしまう。

ーーここから本題ーー

私の父親中小企業役員で激務だった。対して母親専業主婦だった。

自分母親を見る限り、承認欲求が強く他人へ関心がある女性専業主婦に向かない。

専業主婦のような立場になっても問題が起こらないのは他人への関心が薄く適度に面倒くさがりな人間だ。

「人から褒められたい、頼られたい」という願望を持った人間専業主婦になると問題が起こる。

私の母親承認欲求が強いのに専業主婦になってしまった。

この手の女性子供赤ちゃん夜泣きしているうちは(大変だけど)問題が起こらない。

問題が起こるのは子供物心がついた後だ。

子供物心がつくと家族との関係よりも学校での友人関係を重視し始める。

すると母親視点では最悪なことが起きる。誰も母親必要としないのだ。

父親仕事で忙しくて滅多に家に居ない。子供学校での人間関係で満足してるからから愛情はそこまで求めていない。

子供が親に求めている役割なんて

父親なら働くこと。母親なら家事をすること。そして、子供が悪いことをした時に適切な熱量で叱ること。」

これぐらいのものだと思う。情緒面のつながりとか一緒にいて楽しいとかは家の外で作る友達に求めていることで、親には求めていない。

子供父親が働き、母親家事をする様子を見て「そう言う役割分担で結婚したんだな」と解釈するので、

「お母さん、家事をしてくれてありがとう」とはならない。「そう言う役割なんでしょ。」と思ってしまう。

父親はずっと仕事しているので専業主婦メンタルケアなどする暇がない。

「当たり前のことでお礼を言い合うのは格好悪いだろ」ハンターハンターキルアが言ったセリフだが、現実人間でも当たり前のことに感謝している人はいない。

すると母親視点では「情緒面でも役割面でも誰から必要とされていない」状況になる。

これが承認欲求の強い女性専業主婦に向かない理由で、誰から必要とされていない状況が続いた母親は狂い始める。

そしてトチ狂った母親は「子供から必要とされること」で自分存在意義を見つけようとする。

これが過干渉ヒスママが生まれる経緯で、地獄の始まりである

最初被害者長男だった。母親と兄はよく喧嘩していた。

当時の私には何で喧嘩しているのか分からなかった。兄に対して「短気でみっともない」ぐらいに思っていた。

ある日、兄が我慢限界に達して家のガラス破壊した。

この日を境に長男母親干渉されることがなくなり、代わりに私が干渉されるようになった。

子供から必要とされたいと思った母親は、子供ランドセル勝手に触って勝手時間割したりとか

子供自分でやるべきことを先回りして勝手にやり始める。

小学生の私「子供自分でやるべきことをお母さんがやったら、子供が何も出来なくなるでしょ。やめて」

母親「何?お母さんが悪いんか?何でもお母さんのせいなんか?」

私「責任押し付けをしてるわけじゃなくて、お母さんがやっていることは悪影響があるからやめて」

母親「でも、あなた放置しておくと時間割忘れるじゃない」

長男ガラスを破る前は寝る前に自分時間割をしていたのに、ある日急に母親が私のランドセル勝手に触るようになった。

今まで自分時間割してたのになと思ったが、自分時間割をできない人間として扱われると自信が無くなってくる。

小学生なりに頑張って筋道立てて「子供の成長を願うならば子供自分ですべきことを親がするべきではない」と説明したのを覚えている。

ただ、私の母親理屈で説得できるほど楽な相手ではなかった。

母親あなた時間割を忘れるとお母さんの評判が下がるのよ」

私「え、子供の成長なんかどうでもいいか自分評価が欲しいってこと?」

母親「違う」

私「何が違うの?説明して。」

母親「違う!!」

私「違うなら説明して」

母親「ええか、あんたは小学生から分からんかもしれんが、大人になれば親の言ってることが分かるようになるんや」

私「子供時間割を忘れるなら自分時間割をできるような人間にするのが本質的解決なのに、大人になると問題を水面下に押しやって解決したことにするってこと?」

母親「違う!!!あいえばこういう!!上司に向かっても言い返すつもり!そんなんじゃ社会通用しないよ!!」

母親感謝して!!!時間割してやってんだから感謝しなさい!!!

家を出る時間、朝起きる時間宿題をするタイミング、家を出る時の服装、予定の管理....etc

ありとあらゆることを母親干渉してきた。専業主婦で働いていないだけ体力が残っていて、その力で全力で私の自立を阻害しようとしてきた。

呼吸の仕方にまで干渉されるんじゃ無いかと思うレベル干渉された。

干渉を止めようとして筋道立てて説得しようとしたり、怒鳴って拒絶しようとしたり、罵倒したり色々と試したが母親言葉が通じることがなかった。

友達母親愚痴を言っても全く理解されなかった。

「そんなに不満なら言えばいいじゃん」と言われた。

健全社会生活を送れている人の大半は言葉が通じない人への解像度が低いせいでこういうことを平気でいう。

なぜ母親言葉が通じないのか私は考えた。

当時の私は「母親高卒から話が通じない」のだと考えだした。

本音をいうと母親ヒステリックなのは学歴問題であって欲しかった。努力解決する問題であって欲しかった。

良い大学に言って、言葉が通じる情緒の安定した女性を捕まえて幸せな家庭を築きたいと思っていた。

「過干渉ヒスママのもとに生まれたら学歴厨になった」というタイトルで多くの人が誤解してそうだが、母親から勉強しろと言われたことは一度もない。

自分意思で私は塾に入って東大を目指すことにした。

塾は生徒が受験成功する仕組みをしっかり整えている。

まず入塾テストがあり、最低限のラインをこえている人間だけを生徒として迎え入れる。

そして、生徒の成績を伸ばすために成績の悪い生徒を公開処刑に処すことで生徒の成績を伸ばしている。

まず成績で上級クラスと下級クラスに分ける。

私は下級クラス上級クラスも両方経験しているから分かるが、授業内容は上級と下級で全く変わらない。ただ、生徒の競争心を煽るためだけにクラスが分離している。

そして、クラス内でも成績で席順が決まる。成績の悪い人が前の席に配置され、成績が悪いという事実を席に座るだけで後ろから見られる仕組みになっている。

私は自己評価が低かったから、下級クラスの前の席に配置されても問題なかったし勉強すれば良いだけだと思ったが、プライドの高い人が下級クラスの前の席に配置されると捻くれ始める。

塾に入ったくせに「なんで勉強しなきゃいけないんだよ。高学歴でも無能な奴はいるって聞くぞ。」みたいなことを言い始める。

から思えば、多感な時期の中学生を成績順で配置して公開処刑すると捻くれ始めるのは普通のことかもしれない。

ただ、当時の私はそう考えなかった。

「成績の悪いバカ性格が悪く、無駄プライドが高いか文句を言い始める」というのが当時の解釈だった。

から必死勉強して上級クラスに行こうとしたが、下級クラスから抜け出せなかった。

ある日、自分勉強しても成績が伸びない理由に気づいた。無駄なことをしていたからだ。

勉強は良いことだと思ってたせいで、作業量の多いやり方で勉強していた。

無駄なことを増やしたせいで効果のある勉強時間を避けず成績が悪くなっていた。

から作業勉強区別するようにして、どうやれば成績が伸びるか必死に考えて、勉強方法改善改善を重ねた。

その結果として、上級クラスに移動することに成功し、なんとか上級クラスの平均より上の成績になった。

ただ、勉強したこと自分がかなり深刻な問題を抱えているという事実に直面した。

問題点1)勉強を質の高い労働者になるための訓練と考えたとき勉強のやり方を改善した」は「仕事のやり方を改善した」に該当する可能性がある

問題点2)仕事のやり方を改善できるのは職場で信頼されている人間である

問題点3)基本的なことが出来ない人間は信頼されない

問題点4)母親の過干渉悪化し、私が自分でやるべき基本的なことは全て母親がやっている。怒鳴ってもブチギレてもやめてくれない。

問題点5)母親頭が悪いが有能な秘書なのかと思うぐらい子供の予定を把握している。

問題点6)問題点5から察するに勉強しても頭が良くなっても「基本的なことを当たり前にこなす能力」は身につかない

以上の問題から母親干渉を全力で止めようとしたが、止まらなかった。むしろ悪化した。

私の母親は頭が悪く支離滅裂なのにしっかりと子供の予定を把握し、干渉してくる。

頭の悪いしっかり者という母親存在が、逆説的に高学歴社会不適合者の存在を暗示している。

そして自分でやるべきことを自分でやってない私は高学歴社会不適合者になりつつあるんだろうなという恐怖があった。

勉強して色々と分かるようになった分、恐怖が強くなっただけだった。

勉強ができても、頭が良くても、頭の良さが求めらる立場まで出世できる人間じゃないと意味がない。」

という可能性が頭をよぎったが、どうやって勉強するかが唯一私に許された意思決定だったか学歴固執するようになった。

この状態で、さらに悪いことが起きた。

塾の教育方針が変わったてから、今まで自由放任勉強できていたのに急に干渉されるようになった。

塾の先生がいう勉強方法会社でいうと現場にいない上司がいう仕事のやり方みたいなもので、的確なものには思えなかった。

自分にとって唯一許された意思決定だった勉強先生干渉されるのもが嫌だった。

上級クラスの平均より上の成績だったといえ、地元で一番レベルの高い高校を目指していたせいで先生のご機嫌をとるために

わざわざ先生指導のもと非効率勉強をする余裕などなかった。

から、塾の先生と揉めるようになった。

塾の先生もなかなか頭がおかしい人で「そんなに自分意思勉強したいなら、

私の意思あなた意思だと思え」とか「じゃああなたあなた勉強方法で100点取れるの?」とか言われた。

塾を辞めたいと言ったが親に反対された。必死に辞めたい理由説明したが日本語通用しなかった。

先生に親の許可はおりなかたが塾を辞めたいという話をすると「子供大人が稼いだ金で生活してるから反抗する権利はない」とか言われた。

大学に行けばまともな人間と一緒になれるという原動力に近い幻想が塾の先生という頭のおかしな人と遭遇したことで壊れた。

どこに言ってもヤバい人にヤバいことされる人生が続くと考えた瞬間、精神を病んでしまった。

精神を病んだ瞬間、上級クラスから下級クラスに戻り受験は無事失敗した。

心を病んでから母親干渉されることが無くなったので、母親子供が成長して自立するのが怖かったか干渉していたんじゃないかと思う。

メンタルを病んでから母親との関係改善された。

ただ、メンタルは治らなかった。

高校時代はずっと中学の嫌な思い出を思い出して、まるで現在進行形で嫌なことが起こってるかのように感じて苦しんでいた。

ずっと苦しい感情を抱えたまま苦しんでいた私には友達ができなかった。

そして、時間が流れGMARCHクラス大学に進学した。

メンタルを病んで卑屈になっていた私は友達ができなかった。

大学生のとき私はバイトを始めた。

お金が欲しかったわけではなく、友達のいないメンヘラで、基本的なことを親がやってきた人間社会に適合できわけがないと思っていたか自己改善のためにバイトを始めた。

バイトを始めると高校受験の時に頭のおかし大人に囲まれたいた弊害が出てきた。

例えば飲食店料理を作った後手が空いた場合「手が空いたから皿を洗おうかな?」と考えて皿を洗うのが普通だろう。

ただ、私はこうならなかった。

「手が空いたから皿を洗えるな。で、私は何をするべきなんだろう?」という状態になった。

から考えると本当に意味が分からない感覚だったと思う。

自分時間割自分でやろうとしたり、自分が下級クラスから上級クラスに上がった勉強方法を続けようとしたりすると母親や塾の先生に怒られることになっていた私は

自分が正しいと思っていることをすると怒られる」という意味不明な経験を積んでいた。

から「何が正しいか」の感覚と「どうするべきか」の感覚が全く別のものになっていた。

その結果「手が空いたから皿を洗えるな。で、私は何をするべきなんだろう?」みたいな支離滅裂思考回路になっていた。

大人の人=自分に対して理不尽に怒鳴ってくるモンスターみたいな認識だったから、職場コミュニケーションにも支障が出た。

そんなんだったから、バイトを何個か首になった。低学歴のしっかり者だった母親対義語として高学歴社会不適合者になってしまった。

偏差値60の私立大が高学歴に当たるかは謎だが。

自分の中の壊れてしまった感覚と向き合って、何とか自己改善してバイトが務まる程度の社会性を身につけたと思ったら大学時代が終わった。

失ったものは多いけど、なんとか自分人生を取り返していこうと思います

2023-08-27

anond:20230827012816

ネット弱肉強食サバンナ草原のような感じだな。 

これぞ自由放任主義資本主義の原点! みたいで、役所学校存在感が小さくて、アニマルスピリッツみたいな血が騒いでワクワクするんだが、適応でずに生き延びられない連中が続出するんだろうな。まあ人生そういうもんだろう。

2022-09-08

男性が受ける差別とは、警戒されることと、信頼という名目で粗末に扱われることです

男性が受けている差別として重要だと私が思うのは、警戒されることと、信頼という名目で粗末に扱われることです。

男にも女にも、男は警戒すべき存在だという感情がうっすらとあります

同時に、男性だったらほっといても大丈夫だろう、という肯定的な信頼の形をとって、男性のことをろくに気遣う必要はないとされがちです。

から世間話でもマスメディアでも、男性への警戒や、過度の信頼による雑で粗末な扱いが平然と行われています

それが積み重なった結果として男性は、敬遠されて孤独人生になりやすく、自尊心も低く、自分たち男性自身への嫌悪も生まれ自分の事すら粗末に扱い、次世代男性もそのように扱うので引き継がれる、などの被害を負っています

保護と抑圧は地続きなのでバランスが大切だ」という話をよく目にしますが、同じように、信頼と放置も地続きなのです。

家父長制は、自立したい女性にとっては抑圧という差別だけれど、自立を望まない女性には保護を受けやすいというメリットとしても働く。

それを裏返したように、男の自由放任は自立できる強者男性にとってはメリットだけれど、弱者男性にとっては助けてもらえないし悲鳴無視される差別として働いています



若者が遭遇しやす実例として、バイトサークル活動が長引き、夜になってしまった場面を考えましょう。

男性は帰り道の安全心配されることは少ないです。

これは、男性の方が不安心配事が少なく、お節介干渉もされず自由に生きやすいというメリットととらえることは確かにできます

しかし同時に、「襲ってくるとしたらたぶん男だ。男を警戒すべきだ」「男の自分は、夜道で女とすれ違う時に怖がらせてしまうだろうから気を使わねばならない」「男の帰り道を気遣ってやる必要はない、男は粗末に扱っていい。自分も男だから自分の事も心配せず粗末に扱うべきだ」という認識を強めることにもなります

実際は、男性でも深夜に一人で帰ることに恐怖を感じる人がそれなりにいるのですけどね。

でも、女性の帰り道は心配されるが男性はそうではないという現実と向き合うたびに、「ああ、俺の夜道への恐怖は認識すべきでない感情なのだ。むしろ俺は怖がる側ではなく怖がらせる側なのだ」という方向へ矯正され、やがて本当に自分でも自分不安や恐怖に気づけなくなります

しばしば指摘される中高年男性自分語りの下手さや、困りごとをうまく伝えられずかんしゃくを起こす傾向などは、彼らが自分苦痛不安認識する能力社会破壊されているからでしょう。まして適切な言語化などできるわけがありません。



他にも色々な場面で、不安を感じてないことを前提とした粗末な扱われ方を重ねて、男性自分に対しても他人に対しても鈍感にさせられていきます

たとえばトイレ

男だったら道端で立ちションしても大目に見られがちという自由は、性器露出し排泄を見られたくない感情を気遣ってもらえないという粗末な扱いでもあります。(道端は許されないと思うならハイキング海釣り森林浴を想定してください)

不安羞恥を感じていた男児も、「その辺でおしっこ済ませてきな」と言われたり、仕切りのない小便器や、女性が清掃に入ってくるトイレを使ううちにその弱さを鈍麻させ忘れてしまます

たとえば「男の人がいれば安心だね」という言葉

この言葉はおおむね好意や信頼の表れですが、同時に「男の人は一人でも不安になる必要はないよね、あなた自身が男の人なんだから加害者である男と戦えるもんね」という扱いでもあります

一人で行動しても口を挟まれない自由の反面、一人は心細いという男性感情最初から考慮されていない。

このような扱いに触れ続けることで、「俺は男だから不安になる必要はないんだ」と自分勇気づけ、痩せ我慢することが癖になります

そうならなければまともに社会生活ができませんから

夜道にせよ、トイレにせよ、一人行動にせよ、成人男性に直接聞いてもたいてい「いや全然平気だが」と言うだけでしょう。

最初から平気な男性と、鈍麻し平気にさせられた男性と、本当は平気じゃないが痩せ我慢している男性区別することは本人にすら困難です。

この論法は「たとえ当事者男性差別否定しても、それをそのまま受け取るべきではない。男性差別存在する」という無敵論法っぽくなるので好きではないロジックですが、そう言わざるを得ない。

ネットでは、男性セルフケア能力が低い、まずは自分を大切にすべきなのにそれをしようともしない、などという話も多くなっていますが、男性セルフケア能力の低さは数十年にわたる「男性自由に行動してよい反面、粗末に扱ってよい」という経験の積み重ねによるものであり、決して男性個人に責を負わせるべきでも、自己解決を求めるべきでもありません。

セルフケアに焦点を当てるならば、社会によって損なわれた男性個人セルフケア能力を育て直すため、社会反省して手厚く協力してあげよう、という話になるのが妥当でしょう。

しかし現状の男性セルフケア論では、セルフケアというスローガンと丁寧な暮らし雑誌は与えてやるのであとは自分で(せいぜい弱者男性内部で)上手くやって成長しろ社会は手を貸す気はないぞ、という正反対の切り捨て論になっています

男同士で友人を作っても、それは楽しさや得意分野を分かち合うには向いていますが、弱みを見せ合い癒し合うことには向いていません。「今日はパーっと遊んで嫌なことは忘れちまおうぜ」のような会話がその典型です。



男性が警戒され、気遣ってもらえない原因には合理的理由がある、という反論はできるでしょう。

ホルモン文化的影響による男性の特徴は色々あります

腕力の強さ、性欲や暴力性の強さ、外見の悪さ(体毛が濃く皮脂が多く禿げやすいなど男性ホルモンが外見に与える悪影響は多い)、コミュニケーション能力共感能力の低さ、など。

しかし、そのようなある程度の合理性があったとしても、統計的差別であることは間違いありません。

統計的差別はどの程度まで許されて良いか、というのは難しい問題なので、別に論じる必要があります

そして、フェミニズム弱者男性論の共闘が難しいのはここが主な原因でしょう。

性犯罪男性から女性への加害が多い(犯罪全体では男性が被害者になる方が多いですが)」「腕力が強くて制止が困難」「妊娠リスク」など様々な事実に基づき男性に対する統計的差別をどの程度認めるべきか、フェミニズム弱者男性論は真っ向から対立しています

統計的差別は一切許されるべきでないと言い切る人も時々いますが、それはどの陣営であっても非現実的でよくないと思います

もっとも「社会運営するにはマクロ視点統計的差別必要なことは認めるけれど、その加減を考えましょう」とかぬるいことを言ってると、確かにそうだね考えなきゃねとは言ってもらえても実態現状維持が続くだけであり、統計的差別を一切許すな!と極端なこと言って圧を掛ける方が新規分野の社会運動としては実を結びやすいんでしょうけどね……。



今までも男性差別については、男性加害者として認められやす被害者として認められづらいという内容でしばしば語られてきましたが、たいてい注目されるのは女から男への悲惨セクハラ暴力事件がほとんどです。

それも由々しき問題ですが、男性差別根底にあるのは、もっと日常的でうっすらとした「男ならまあ平気だろ。ほら、やっぱり平気だった」という日々の積み重ねではないでしょうか。

特に、「男性なら大丈夫」という信頼により粗末に扱われる場面は見過ごされやすいと思います

フェミニズムでは、「女を自立した人間と信頼して放任しろ、家父長制で口を出してくるのやめろ」というアプローチが行われていたため、その逆である、過度の信頼による放置という男性差別問題視されづらいのです。

女子供は弱いか保護して指示してあげなきゃね」という慈悲的差別に対して、男性が受けやすい「男は大丈夫だろうから心配する必要もないし勝手に自立しててくれ」という扱いは、信頼的差別などと呼べそうです。



この記事は、これまで弱者男性論で強調されてきた、人間関係恋愛経済ジェンダーロール面の困難や、弱者男性存在自体不条理否定される、などの論点対立しません。

警戒されつつ粗末に扱われることは、親しい人間関係恋愛関係ハードルを上げます

経済的貧しさについては、一般的貧困問題に加えて、男性公的にも私的にも助けてもらいづらいし、そもそも助けを求める能力社会により破壊されている点に、男性特有の困難があります

男性ジェンダーロール問題とくくられるような、男なんだから泣くなしっかりしろと言われるとか、責任を負わされるとかは、「信頼の名目で粗末に扱われる」部分です。

弱者男性自体があまり聞く耳を持ってもらえないしミソジニストとすら言われることや、困ってると認めてもらえなかったり、困っててもそれは受け入れるべき部分だと言われることなども、「信頼してるという名目で粗末に扱われる」の一種ですね。



また、「男性にも弱者がいることは分かったけど、結局どうなることを求めてるんだ、要求を出してくれ」という問いがありますが、運動として歴史の浅い弱者に、的確な要求をする強さをいきなり求めないでください。

現時点では、「どうなったらいいかを、男性に肩入れしつつ一緒に考えてくれる人が増えるのが望みです」としか言えません。

少なくとも私は、男の乳首露出NGしろとか、男性トイレもすべて個室にしろとか、芸人ちんちんポロリシーンやハゲネタダメだとか、「男の人がいると安心」はハラスメントから許すなとか、そういう短絡だったり個別的すぎる議論にはしたくありません。

男女平等に近づけることには合意されるとしても、男性女性くらいに保護する方向と、女性男性くらいに放任する方向では、目指すものは大きく変わるでしょう。

細かな調整が必要問題ですから、今はまだ最終要求を問われてジャッジを受けるほど議論が深まっていません。



あくまで私の主観的意見としては、消極的自由を重視して積極的自由には疑問を持っているので、保護よりも放任安全よりも可能性を男女ともに重視する方がよいと思っています

人間に限らず生物が「男性的な物、強そうな物、醜い物」へ抱く警戒と嫌悪は途方もなく根深いので、男性ケアされる男女平等の実現可能性は絶望的であり、女性も雑に扱われる男女平等の方がまだ実現可能性があるだろうという予想のせいでもあります

エントリの書き方だと皆が保護される平等を求めているように見えるかもしれませんが、私個人はそれが実現しそうにないと絶望しているので、皆が放任される平等を目指した方がマシだと感じている、ということです。この絶望感をぬぐえるならぬぐっていただきたい。お前にサン(son)は救えるか!



追記

母親と妻、そして「女をあてがえ論」についても書きました。

男性が母と妻にだけ弱さを晒そうとするのは、皆に原因がありますanond:20220909191646)』

2022-08-10

anond:20220804160350

俺も5年かかった。先輩たち4人も全員オーバードクターして最終的に学位取れなかった。俺が(同期と同時だけど)研究室初の博士号取得者。指導教員放置(自由放任?)の上でジャーナルの格を要求するから論文書いても通らず厳しかったし、rejectくらって格を少し下げたらこれは学位要件に入れられないみたいなこと言われてた。俺は論文5本publishくらいの時点でようやく博論審査申請を認めてもらったけど、キツかったし二度とやりたくない。

学位取得してから外の人たちと研究するようになると、世の中の若手ってこんなに論文書けず能力もないのに博士号取ってるのかって驚きだった。卒業後に論文を書けなくなる教員がたくさんいるってのは本当。クソでも卒業できるところはあるし博士号取る基準がかなり厳しいところもある。実力はついたか指導方針として間違ってなかったと思うけど、うちだけ厳しくてこれ何?とは思ってたよ。他所研究室なら先輩達も2回くらい卒業できたじゃんとか思うけど、博士に値しない人たちに博士号を与える他所研究室が正しいとも思えず、一方でうちの苛烈要求が正しいとも思えなくて、質保証のために基準は上げつつ退学してももう少し気楽に民間就職するルートが開かれていてほしいなぁと思うわ。博士号って名前は同じなのに基準が違いすぎる。

中退がどうとか誰でも取れるとかは場所とか分野とか指導教員に依るので、中退からどうこう言われずに普通に民間企業と行き来できるようになってほしいね

2022-07-02

anond:20220702142927

無責任自由放任主義というのは「古典的自由主義」という古い人たちのことで

いま現在リベラルは「自由のために規制すべし」という人たちのことなので

どっちのこと言ってんの?という感じではある

anond:20220702140822

libertarianもliberalもbなのでヴにはならない

libertyは解放、とくに~から解放(消極的自由)を社会的に実現していこうという発想だ

~する自由であるfreedom(積極的自由)とは異なるし

リバタリアンと言われる学者たちは別に自由放任主義者ではない、独裁的な人間が好む個人裁量による(時に不透明な)制裁ではなく計算しつくされたルールによる規制重要性を説く人々だということからも分かるだろう

リバタリアニズム自由放任主義というのは、愚かと見做した他人を抑圧・攻撃することでコミュニティ粛清していく思想を抱えた人々による悪意的なレッテルの側面が強い

anond:20220702011605

近代自由主義は、自己他者自由尊重する社会的公正を指向する思想体系のことをいう。レッセフェール自由放任)を基本原理とする古典的自由主義自由至上主義とは異なり、それが人々の自由をかえって阻害するという考え方が根底にある。現代において個人自由独立した選択実質的保障し、極度の貧富差における経済的隷属や個人社会的自由侵害する偏見差別などを防ぐためには(中略)、政府地域社会による積極的な介入も必要であるという考えに基づく。

2021-08-16

anond:20210816111214

スーフリは、オウム事件以来のインパクトだろ。教育の名の下に、レイプがオッケーなんてなるわけねーだろ。いくら自由放任でも、レイプがオッケー・ユニバーシティなんて、頭わるいだろ。

2021-07-10

アメリカ歴代大統領

1.ジョージ・ワシントン1789~1797)(無所属

 言わずと知れた初代大統領アメリカ独立戦争を勝ち抜いた。

2.ジョン・アダムス(連邦党)

 合衆国建国の父の一人。フランスとの戦争回避した。移民法と治安法に署名

3.トマスジェファソン()民主共和党

 合衆国建国の父の一人。フランスからルイジアナを買収した。出港禁止法により対英戦争の回避に尽力した。

4.ジェームズ・マディイソン(1809~17)(民主共和党

 憲法の父。大統領としての初の宣戦布告をし、米英戦争を起こした。

5.ジェームズ・モンロー(1817~1825)(民主共和党

 合衆国建国の父の一人。奴隷制を巡るミズーリ協定を制定。スペインからフロリダを買収。モンロー宣言を発表し、孤立主義を打ち立てた。

6.ジョン・クインシー・アダムズ(1825~1829)(民主共和党

 関税法設立、軍の巨大化などを試みるもジャクソンらの激しい妨害に遭い大した功績を残せなかった。大統領就任前は外交官として活躍し、米英戦争終結、モンロー宣言の起草などに貢献した。

7.アンドリュー・ジャクソン(1829~1837)(民主党

 白人男子普通選挙制、地方役人を自らの支持者で固める猟官制を確率インディアン移住法を制定し、激しい弾圧を行った。大統領就任から軍人として活躍し、米英戦争セミノール戦争インディアン虐殺した。

8マーティン・ヴァン・ビューレン(1837~1841)(民主党

 オランダ系。任期中に1837年恐慌が発生した。更にアルーストック戦争、キャロライン事件で対英関係に緊張が生じた。

9.ウィリアム・ハリソン(1841)(ホイッグ党

 就任わず31日後に肺炎で死去。就任前はティカピヌーの戦いでショニー族を破ったことで名高かった。

10.ジョン・タイラー(1841~1845)(ホイッグ党

 任期末期にテキサス併合され、南北戦争の遠因になった。

11.ジェームズ・ポーク(1845~1849)(民主党

 米墨戦争勝利し、広大な領土を獲得した。スミソニアン博物館海軍士官学校設立した。米国史上最低の関税の一つであるウォーカー関税設立

12.ザカリー・テイラー(1849~1850)(ホイッグ党

 任期中にカリフォルニアゴールドラッシュが発生し、奴隷制を巡る対立が激化した。

13.ミラード・フィルアモ(1850~1853)(ホイッグ党

 1850年妥協により、南北対立一時的回避日本ペリー派遣した。

14.フランクリンピアス(1853~1857)(民主党

 カンザスネブラスカ法を支持し、北部から強い反感を買った。オステンド宣言を発表し、スペインからキューバを奪おうとするも失敗。

15.ジェームズブギナン(1857~1861)(民主党

 南北戦争回避に尽力するも、水の泡とかした。

16.エイブラハム・リンカーン(1861~1865)(共和党

 南北戦争勝利に導いた奴隷解放の父として知られるが、実は奴隷解放には消極的であり、インディアンに対しても激しい弾圧を行った。

17.アンドリュー・ジョンソン(1865~1869)(民主党

 合衆国の再建を担ったが、奴隷制を支持したため、議会と激しく対立した。

18.ユリシーズ・グラント(1869~1877)(共和党

 南北戦争北軍勝利に導いた英雄であったが、在任中は多くの汚職事件が発生し、米国史上最悪の大統領とも評される。

19.ラザフォード・ヘイズ(1877~1841)(共和党

 南部駐在していた北軍撤退させたため、黒人差別が再び激化した。1877年鉄道ストライキに対しては連邦軍を派遣して鎮圧した。

20.アンドリュー・ガーフィールド(1881)(共和党

 就任後4ヶ月後に銃撃され、その2ヶ月後に死去した。

21.チェスターアラン・アーサー(1881~1885)(共和党

 地方公務員を資格により採用するペンドルトン法を制定。

22.クロバー・クリブラント(1885~1889)(民主党

 州際通商法により鉄道運賃規制公約であった保護関税の引き下げには失敗した。

23.ベンジャミン・ハリソン(1889~1893)(共和党

 シャーマン反トラスト法、高関税マッキンリー関税などを制定した。

24.クロバー・クリブラント(1893~1897)(民主党

 再選された。1893年恐慌解決に失敗した。プルマンストライキなど反政府デモ労働運動には激しい弾圧を加えた。

25.ウィリアムマッキンリー(1897~1901)(共和党

 金本体制ティングレー関税法を制定。米西戦争勝利し、フィリピングアムプエルトリコを獲得した。ハワイ併合した。中国に対しては門戸解放を主張した。

26.セオドア・ルーズベルト(1901~1909)(共和党

 独占禁止法を制定。中米に対しては棍棒外交を展開した。自然保護に尽力した。日露戦争調停したことからノーベル平和賞を受賞した。

27.ウィリアム。タフト(1909~1913)(共和党

 ラテンアメリカアジアに対してドル外交を展開。

28.ウッドロー・ウィルソン(1913~1921)(民主党

 第一次世界大戦に参戦。国際連盟設立した。

29.ウォレンハーディング(1921~1923)(共和党

 ワシントン会議を開催。内政面では富裕層優遇した。在任中に多くのスキャンダルが発生した。

30.カルビン・クーリッジ(1923~1929)(共和党

 パリ不戦条約を締結。内政では自由放任政策を行った。

31.ハーバードフーヴァー(1929~1933)(共和党

 世界恐慌への対応を誤り、民主党に敗れた

32.フランクリン・ルーズベルト(1933~1945)(民主党

 ニューディール政策により不況を脱した。中米諸国に対しては善隣外交を展開。日本への石油輸出を禁じて、太平洋戦争引き起こした。

33.ハリー・トルーマン(1945~1953)(民主党

 日本原爆を投下した。NATO、CIA、国防総省、NSAを設立共産主義に対しては封じ込め政策実施朝鮮戦争に参戦。

34.ドワイト・アイゼンハウアー(1953~1961)(共和党

 封じ込めよりも強硬な巻き返し政策提唱武力行使すら辞さないとしたアイゼンハウアー・ドクトリン提唱した。

35.J.F.ケネディ(1961~1963)(民主党

 アイルランド系カトリックキューバ危機に対処し、核戦争回避した。宇宙開発にも力を注いだ。ニューフロンティア政策に基づき、公民権運動積極的であった。

36.リンドン・ジョンソン(1963~1969)(民主党

 「偉大な社会」を唱え、公民権法を制定した。ベトナム戦争に参戦し、泥沼化させた。

37.リチャード・ニクソン(1969~1974)(共和党

 ベトナムから撤退ソ連中華人民共和国訪問し、緊張緩和を進めた。金とドルの交換を停止した。

38.ジェラルド・フォード(1974~1977)(共和党

 前大統領に引き続き、デタント推し進めた。在任中に日中貿易摩擦が生じた。

39.ジェームズカーター177~1981)(民主党

 人権外交を展開し、パナマ運河返還第四次中東戦争仲介、米中国正常化を果たした。

40.レナルド・レーガン(1981~1989)(共和党

 「強いアメリカ」をスローガン福祉削減、減税などを行った。レバンノン出兵グレナダ侵攻など強硬対外政策を展開した。

41.ジョージ・ブッシュ(1989~1993)(共和党

 レーガン政策継承マルタ会談冷戦終結宣言湾岸戦争イラクを破った。

42・ウィリアムクリントン(1993~2001)(民主党

 オスロ合意ベトナムとの国交回復ボスニア和平などを実現した。反面、多くのスキャンダルに悩まされた。

43.ジョージ.W.ブッシュ2001~2009)(共和党

 同時多発テロを契機に「テロとの戦い」を主張、アフガン攻撃イラク戦争に踏み切った。

44.バラク・オバマ2009~2017)(民主党

 黒人医療保険制度改革軍縮などを実行した。

45.ドナルド・トランプ2017~2021)(共和党

 アメリカ第一主義を主張し、移民制限WHO,ユネスコなどからの脱退を実現した。

46.ジョセフ・バイデン2021~)(民主党)NEW!!

2021-07-03

anond:20210703222022

リベラル自由主義って、消極的自由主義(本当に政府が何もしないほうがよい)と、積極的自由主義結果的自由になるために政府が関与する)が分かれるから、それまた何も言っていないのと同じ。

消極的自由主義は、「金を持ってるやつが強い。カネがないやつは弱く、自由がない」だからな。

結果的にどんな状態が良いか。そのために何を自由放任にして、何を政府が制約するほうが良いというのを考えていかんとならん。

リベラルという考えも実態改善に役に立たない。

2021-06-04

anond:20210604104457

出羽守的な人はそういう自由放任無責任に持ち上げて、自分の子供はしれっと私学に通わせるわけだから

2021-05-31

anond:20210531084521

からおまえの社会主義定義を言ってみろって。

個人主義的な自由主義経済資本主義弊害に反対し、より平等で公正な社会を目指す思想運動体制を指す用語

政府が関与したら社会主義になる。そのうえで何が関与するのが良いか何は自由放任がいいかの話。積極的自由主義であれば社会主義とも言える。

善悪二元論の悪役ではありません。単純な1ビット脳やめろや。ましてや立憲民主党新自由主義ケインズ主義/MMTで内部割れてて党本部玉虫色で収めようとしていることすら気づいてないようだしな。

[]2021年5月30日日曜日増田

時間記事文字数文字数平均文字数中央値
009112980142.647
017710484136.269
02364241117.838
0335257573.657
0460523987.364.5
05314597148.345
06365097141.670.5
07434546105.744
08738542117.059
091171106494.650
10117782766.946
1113815486112.249
121631449688.942
131441402997.450
141601518594.941.5
1510914380131.949
1612118766155.143
17138919766.627
182111488670.531
191991504675.638
2017318550107.237
211821325272.832
2215322548147.446
232502317992.743.5
1日2857286192100.243

本日の急増単語 ()内の数字単語が含まれ記事

劇団☆新感線(10), 古田新太(10), 新感線(12), 石川五右衛門(3), ニーサ(3), Squier(4), マクラーレン(3), ジェミニ(3), バレれ(3), 自由放任(3), 劇団(25), 反出生主義(17), 社会主義(15), 立憲民主党(12), IOC(9), vtuber(10), メタ(7), 有権者(8), ルッキズム(16), 接種(25), ガワ(6), 出生(11), 陰謀論(17), ワクチン(68), オス(13), 演劇(9), 教養(18), ドイツ(11), 新自由主義(11), オリンピック(46), 五輪(19), 同意(38), 地球(16), キチガイ(20), はてなー(18), 主義(13), 自民(15), 左翼(19)

頻出トラックバック先 ()内の数字は被トラックバック件数

■でもおまえら言うほど若者の為にいい社会を残したいか? /20210530013411(46), ■【悲報Vtuberさん、劇団新感線を知らない /20210529215116(39), ■同意のないセックス同意のない人生 /20210530091718(28), ■御伽原江良が転生した /20210530003301(26), ■サウナ趣味が「意識高い」系に収奪されようとしてるのマジでムカつく /20210530141509(19), ■なんで増田って、他人を傷つけるのを楽しむの? /20210530191606(16), ■お前ら夏ボで何買うの? /20210530195803(15), ■1vs1 多vs多じゃない競技ってどれだけある? /20210527230514(15), ■反ワクチン陰謀論の母を説得する言葉を教えて /20210529081611(15), ■悪の組織の一味だけどブラックすぎてもうダメかもしれない /20210529233658(15), ■ドイツで雄ひよこ殺処分2022年から禁止に /20210530131125(15), (タイトル不明) /20110529084524(13), ■学校かいう最強のマッチングアプリ /20210530132842(12), ■コロナで馬脚を露わしたもの /20210529120740(11), ■ヘイト生産機のはてなー /20210529182219(10), ■ルッキズム /20210530075439(10), ■生ビールとか生があるなら /20210529163019(9), ■三大怒られない違法二人乗り /20210529043716(9), ■あいうえお表に無いくせにレギュラー顔してる音 /20210529224450(9), ■アメリカゲームサイトはなぜこうも政治的なのか。 /20210530165444(7), ■陰謀論がほんとだったことってあるの? /20210530190556(7)

2021-05-30

anond:20210530162109

君の社会主義定義は何?

政府が誰かの自由を制約して多数の自由を守る」であれば積極的自由主義だ。そして社会主義でもあり、純粋自由主義である消極的自由主義ではない。

ちなみに新自由主義ですら金融による政府制御はあるから自由放任主義に比べたら社会主義とも言える。

大きな政府的な経済政策自民公明でもやるよね

国民民主でもやるよね

彼らが政治体制社会主義体制にする可能性はゼロ

積極的自由主義であれば社会主義とも言えるんですよ。だから、ここは間違っていますね。

国民の一部がその他の国民自由干渉するのが社会主義者だよね

違うね「政府が」干渉するんだよ。多数の国民自由を守るために。

から政府が何をして何をしないかが問われている。社会主義の中で、ではその政府干渉はどの程度であれば正しいのかを検証することが必要で、社会主義はなんか知らないけど悪くて許されないものなんて論は意味を成さない。

社会主義的要素を全て無くしたもの新自由主義よりも遥かに自由放任無政府主義だ。

anond:20210530134703

純粋自由主義の対極は政府干渉なんだわ。

本当に政府が何もしないという意味純粋自由主義消極的自由主義とも言う。

だけども、消極的自由主義と金持ちや政府外で権力を持った人間(例えば企業社長から弱い人間が守られない。

そこで適切な法を持って政府干渉する。そして各々の自由が守られるようにする。それは積極的自由主義であり、逆を言えば政府干渉によって多数者の自由を守っている。

社会主義共産主義を悪なるもので良くないと教条的になっているように見えるし、社会主義共産主義関係をどうみているのか、それこそイコール悪の枢軸にみているような気もする。

だけども、もと元はと言えば19世紀から20世紀初頭にかけて自由放任主義経済が成長した。しか1930年世界恐慌大不況になった。それこそ身売りが多発して、日本でも若手将校によるクーデター未遂事件が発生した。(226事件

そこで、政府金融財政税制経済を調整しよというケインズ主義と、政府計画経済してそもそも経済変動が生まれないようにしたマルクス主義が主導権を握り、世界は二分された。その時代の名残だよ。

自由主義陣営といえどもケインズ主義積極的自由主義であり、消極的自由主義世界から放逐された。マルクス主義共産主義であり間違いがない。

そして政府財政を持って国民の役に立つことをするようになり、社会保障が生まれた。さて、社会主義はどこまでの領域を指すのかと。

ただし、1970年代オイルショックや、アメリカイギリスの経常赤字、そしてアメリカの金流出が起きた。そこでケインズ主義限界がある。理由政府肥大だと言うことで新自由主義に転換した。

もっとも、一度大規模経済危機を迎えたら日本では1990年バブル崩壊欧米でも2008年リーマンショック後の長期不況が続いている。そしてのコロナショックで、間違いなくこれは大規模経済危機だ。

さらに、すぐ確実に儲かるものしかしてはならないということで、政府は緊縮して科学が衰退し次の産業の種が生まれなくなる。企業も不確実な投資を嫌い産業が生まれなくなる。その結果長期衰退を招いて日本貿易赤字が出るようにまでなっている。

経常黒字もいつまで持つか。

そのうえで、やはり新自由主義の「政府が何もしない」というのは誤りで「では政府は何をするべきなのか」は議論俎上に上がる。

とくに新自由主義ケインズ主義では「税をどうするか」「財政出動をするか」が大きく分かれる。立憲民主党は内部が割れてるよ。

という前提があった上で「社会主義」が何かを考えずに「負の側面」と言っても何を言ってるの?とは思うね。内部割れていることにも気づかず、教条的社会主義共産主義担い手であり、反省しろって一体何をみているのかとは思うね。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん