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はてなキーワード: スタンドプレーとは

2025-10-05

anond:20251004201016

はてな界隈有象無象が色めき立ってキーキー言ってるけど

別にどうもならんよ。

党内で大した力持ってない弱い代表から方面の顔色伺って無難にやっていくしかない。

まり自民ジリ貧傾向は変わらないが総崩れは免れたということ。

石破も弱い代表だったけどスタンドプレーで何やるかわからない不安定さがあった。そこの不安が除かれて小康状態に。

2025-09-16

ネットのヤベー奴が普段どうしてるか

多少は心当たりがないでもない。

ボランティア活動上の連絡のためにライングループを作った。自分技術指導的な立場

現場でなんもわかってねえのにスタンドプレーしたがるオッサンがいてだりーなと思っていた。でもボランティアでそういうだりーオッサンはよくいる。

それがライングループ上ではダリーどころでなく狂乱していた。一人で超長文を連続投稿して、中身は不平不満と目をつけた他メンバーへの誹謗中傷、わけのわからないオリジナルプランなど。どんだけスクロールしても改行なしの妄言が続いている。

そんでまた現場で会うと、すぐ勝手にいらんことしだしたり誰も興味ないくっそどうでもいい話をべらべらし続けたり、ダリーんだけどよくいるレベルダルさ。

それがラインではまた狂戦士モード

あいう何らかの特性持ちくさい奴には、直接顔合わせるってことがものすごい抑止になってるんだろうな。

先にラインの文面見てたらどんなバケモノかと思うけど、顔合わすとあくまでよくいる現場お荷物レベル

2025-07-31

チームみらいヘイター

れいわがお得意のスタンドプレーで重度身障者を国会に送り込んだ時もギャンギャン言う奴がいた。まあ大したことは出来なかろうと思ったし実際出来なかったが、別にいいんだよ。

象徴的な意味合いだけでも、全く無意味だったわけではない。

神聖なる議席をなんと心得る!?というなら居眠り爺さんや利権まみれの二世三世のアホボンはいいのかって話だし

それよりなにより選挙で勝って入ったのだから誰にも文句はつけられない。

チームみらいも今のところ海のものとも山のものともわからない。少数与党+小規模政党乱立の状況でおもしろ触媒になれるか、理念倒れに終わるか。最初の一歩を踏み出したところでしかないのに、なんか必死にぶっ叩くやつがちらほらいる。

そんな危険視するような段階のわけないんだけどな。

キラキラ意識高い系っぽくていけ好かないから

いやもっというと、単純にうらやましいんじゃないのか?ネット政治評論家のみなさんにとっては「やりたいけどできない」ことやってるから

意識高いだけ系にとっては存在自体が許せないんだろ

2025-07-21

anond:20250721132751

もともと確たる実体もないインナーサークル的な言葉だが

スタンドプレーでそれっぽいこと言ったってただの評論家であって

保守本流」に立脚した政治活動の実績がないんじゃまわりのだれもそうとは認めてくれないというだけのアホでもわかるレベルの話。

わかってないのはアホを超えたアホだけ

2025-06-28

anond:20250628214006

いるよね、こーゆースタンドプレーしてオレは凄ェだろォ褒めろッ😤てドヤ顔する既婚子持ち男性

普段からちゃんとやって当たり前なんですよアンタの勤め先といっしょで😟

2025-03-03

anond:20250302220405

ヴァンスのスタンドプレーで「政権発足数週間での実質停戦」成果が吹っ飛んだって

あとちょっとだったのにねえ

2025-01-28

anond:20250128185227

だってわめき倒すだけのスタンドプレーを称賛する信者抱えてるんだもん

どうしようもないよ

anond:20250128093825

彼らにスタンドプレーするな、なんて魚に泳ぐなと言うようなもんだから

2025-01-15

anond:20250115081133

「まだ本気だしてない」「やればデキル俺」のひとはスタンドプレーが大好きだから

2024-07-13

通常、いくらネットミームはいっても一週間もすれば忘れ去られる。

「石丸構文」で風向き変化? 面白ネタにならないと届かなかったこと:朝日新聞デジタル

石丸批判がやまないのは、石丸本人に関心があるというより、

きっとそれだけ世の中にときおり存在している石丸構文みたいなコミュニケーションの仕方に苦しめられている人が割と多くいるからなんだろう。

話の通じない、似たようなキャラの奴に業務効率性を妨げられたりした思い出がフラッシュバックしている。

から石丸批判をしている人は、石丸言動を支持している奴も同時に嫌いになってしまうのだ。

似たような批判記事がでてはブコメを残す人たちは、きっと

自分現在そして過去に関わってきた石丸もどきを思い出して

「どれだけお前がめんどくさい奴か」、なるべくならそれに気が付いてほしい、

お前は石丸と同じなんだぞ、とその一心ブコメを書いているようにも思える。

石丸氏をみていると、多かれ少なかれ、俺自身石丸と同じような感受性があるのを感じる。

会社人事考課でよく指摘されるのは、一人で成果を出していく能力の反面、同僚や部下と協力したり情報を共有したりする部分が弱いと言われる。例えば、チームでまとめる報告書で、自分だけ熱量の違う文章をはめ込んだりする、という自分の傾向は、恐らく一種石丸属性だと思う。

石丸氏は、自分プレゼンすごいぜ的なyoutubeを公開している。

銀行時代の思い出として、アメリカ大陸を一人で何の業務か知らないけど任されて一人でプレゼン修行した、みたいな話がある。

そこから感じたのは、20代、30代でチームワークを学ぶ機会を得られなかった人ってこういう自己肯定に向かいがちなんだろうなということだ。

若いから、独りで案件を任され、同僚とコミュニケーションをしない職場は、官僚機構に少なくない。

横のコミュニケーションをする習慣がないから、そういう人は、業務の引継ぎも滅茶苦茶であることが多い。

スタンドプレーが上手である、ということと組織に貢献できてている、ということは別の話。

プロ野球選手と異なり、素晴らしいプレーでも標準化できなければ意味がないことが多い。

最近イチローがそれとは真逆に、負けても客がプレーを絶賛すればいいと言っていたので、むしろなるほどと思った。野球は一面ではチームだけど、他面ではある種、梁山泊みたいな集団なのだと。)

それはそうなんだけど、スタンドプレーが目立つ奴ほど出世してヘンな管理職になっていく、というのが日本組織文化の悪いところ。

あいうのを課長にしちゃいかんと思うのよ、と居酒屋愚痴サラリーマン気持ちをうまく石丸現象が捉えてしまった。

そういうのが石丸構文に垣間見られる。

そこに対するいら立ちというのが、異例に長引いている石丸氏への批判動機付けなんじゃないかな。

2024-07-08

anond:20240707144725

末端警官がいちいち自分で考えてフレキシブルに動くのを良しとしたところでスタンドプレーや上が責任とれ事案が発生するだけ。「真相はどうか」じゃなくて「どのパターンに押し込めるか」を考える。

パチンコ屋の🅿️出入口交通誘導してたら遠くのほうの曲がり角から警察官がトコトコ来て「あの曲がり角でクルマ接触してケガした方の自転車をここの🅿️でケガ人が病院から戻って来るまで預かってくれないか?」と言われたことをおもいだした、現場自転車を残したままだと盗難されるおそれがあるからだって

ワイくん((o´・ω・`o)いや知らんがな…)

2024-07-07

幻想のおまわりさん

ゴールデンレトリバーと川で遊んでたら「孫が怖がってるから移動しないと警察を呼ぶ」と言われた話」

https://togetter.com/li/2397208

川でロングリード犬種名通りのリトリーやらせて楽しくやってた(たのしそう)ら、老人から恫喝的な苦情を受けたと。

法的な落ち度はないがあくまで突っぱねるのも犬オーナーマナー的にどうかという話だし、とりあえずはその場を離れるしかないだろう。腹立たしいのもわかるけどまあ仕方ないよな…

ってくらいの感想で、このトラブルのものについてはこれといって言いたいことはない。

ただ、寄せられたコメント警察について言及してるものが気になった。

そういう場合警察呼んで貰った方がいいでしょう。〜

逆に警察からその人を説得して貰えるでしょうから

警察だって呼ばれても困るだけです。

警察を呼びたければ呼ばせたらいい。〜

大抵は事件性・犯罪性が無いと召喚者(通報者)がこんこんと諭される格好悪い光景に。

たかだか犬と遊んでただけで警察呼ばれても警察真剣に聞いてくれないよ。民事不介入

警察呼ばせればええねん そもそもそんな理由で来るかどうかもわからん

おまわりさんと関わったことがなくて自分の中のイメージで言ってるだけなんだろうけど、あんまり現実乖離したイメージ持ってると何かのときにアレだよ。

警察はどんなしょーもないことでも呼ばれれば行くし「しょーもないことで呼ぶな」と怒ったりはしない。

日常業務の大部分が実際そういうしょーもないトラブル対応なんだから

「変な通報マニアジジイリソース食い潰したらどうする」みたいな危惧が浮かぶだろう。別にどうもしない。機械的に呼ばれりゃ行くだけ。手が回らなければ遅れて行くだけ。何も考えずルーティンで「こなす」ということが現場絶対正義

■「警察官は法律通暁していてまっとうな裁定をしてくれる、いちいち法に則って動いている」という思い込みがあるようだが、全くの幻想である

とりあえず通報した側の言い分に全乗っかりして法的根拠なんか何もない失礼なことを平気でポンポン言うよ。それで萎縮してくれれば事件化するまでもなくその場限りでdoneにできるから

末端警官がいちいち自分で考えてフレキシブルに動くのを良しとしたところでスタンドプレーや上が責任とれ事案が発生するだけ。「真相はどうか」じゃなくて「どのパターンに押し込めるか」を考える。

どっちもどっちの痴話喧嘩を単純な暴行事件と決めつけてしまったとして、異論があるなら勝手法廷で頑張ってよというだけ。


警察来ても問題ないけど、もし飛びかかったりしたら怪我してなくとも殺処分

もし万が一、億が一でもあなたの犬が他者怪我させたら問答無用殺処分なんだよ?

別な話、この「人を咬んだ犬は問答無用で死罪申し付けられるルール」という迷信言う人昔からいるけどなんなのかね?

(飛びかかっただけでもというバリエーションはさすがに初見かも)

ネット時代でも関係ないんだね。

2024-05-02

気が狂わないように、気が狂っている

躁状態で慌てて明るいひとのロールプレイスタンドプレーしてる

のが続いてる…

2024-04-23

愛犬と愛猫が1周忌を迎えるにあたって、私の部屋で私だけで供養したいと思った。

詳細は避けるけど、愛犬が亡くなったのは、母に責任の一端がある。

母は、自分に都合のいいように自分記憶改ざんして、同日の朝亡くなった愛猫が愛犬を連れて行ったと宣っていた。

この人は、いつもそういうことを悪気無くする。

人を傷つけたことも忘れて、自分がいつも悲劇のヒロインだという顔をする。

その母に一周忌法事をさせたくなかった。(母は僧侶

てか、2匹の命日すら覚えてないかもだけど、念のため、遠ざけておきたかった。

別に母を恨んでない。

責任の一端はあるけど、故意ではなかったろうから

愛犬もそれを望んでいないし。

ただ、事実を捻じ曲げたのでなく、本気で自分がやったことを忘れている母の人間性ドン引きしたし、もうこの人と関わって傷つくのが嫌になったのだ。

母のことは好きだ。

いいところも思い出もある。

でも、そういうところが、大嫌いだ。

まるで自分が2匹を一番愛してお世話してきたかのような顔をして、一周忌を取り仕切られるのは我慢ならなかった。

(命日すら覚えていない可能性のほうが高いけど)

そういう、スタンドプレーがイタくて、恥ずかしくて、消えたくなる。

祖母葬式で、私を含めて全員が静かに悲しみを抱えていたのに、自分世界で一番悲しんでいるみたいな顔をして、構ってアピールが激しかった。

極めつけは、葬儀の終盤、出棺の音楽が鳴った瞬間、大声を上げて泣き出す始末。

それを同じスタンドプレー大好き継父が「大丈夫か!」と大げさに泣きじゃくる母の肩を抱いて退席する一幕。

私と弟、泣くのも忘れて白眼。

隣の席のいとこも白け切ってるのが気配でわかったし、親戚にも

「お父さんたち、仲がいいわねぇ(失笑)」

と言われて、穴を掘ってでも入りたかった。

私の中で、あの二人はすごくお似合いな「劇場型」カップルだと思ってる。

全てが大げさで、わざとらしくて、見る人が見たら、失笑するレベルなのに、本人らはいたって真面目で、周りは分かってくれないと思ってる。

父は血がつながってないけど、母と同じ血が流れてるのかと思うと、泣きたくなる。

私も感情がすぐ顔に出ることは子供のころから指摘されてきて、周りから浮きがちだったのは母の影響があったからではないかと思うとほんと辛い。

人のせいにできる年齢ではないし、意識して気をつけてるけど。

劇場型なだけならまだしも、すべてを自分に都合のいいように、悪気なく記憶改ざんするから私はもう関わりたくないんだ。

そんな人間に、私の大事な2匹の供養をさせたくない。

そもそも、命日だって忘れてる可能性があるのに、たまたま思い出したくせに、まるで一番悲しんでるかのような顔で供養に来るのは許せない。

2024-01-17

anond:20240115234918

この方を大雑把に「防災研究第一人者」として、しかも御本人は「これから指摘することは、私の責任でもあります。」と述べているにもかかわらず見出しでは「初動に人災」「阪神の教訓ゼロ」とするのは、世論ミスリードしたい気持ちが見え見えで憤りを覚える。

記事を読んだとき石川県防災アドバイザーとしての自分自身反省と読めたのでミスリードしているとは感じなかった。

室崎さん記事に対する一連の批判は、発災直後から報道が、今回の地震津波被害想定外だとする世間の印象を色濃く反映しているように思える。

例えば、asahi記事に対するこんなブコメ

blueboy まったくトンチンカンだな。問題は初動でミスたことじゃない。初動のミスのあとで修正できなかったことだ。大量の一般車両交通渋滞させたのだから車両の選別をして、渋滞を解消するべき。今も。

初動というのは、実のところ、災害時の緊急対応計画にかかれた想定シナリオ以外に動くのは難しい。発災直後の行政の状況というのは情報洪水であり、いちいち判断をしている人的・時間的な余裕はない。だからこそ計画重要なのであり、初動は行政各部署が被害想定を部署別のタスクとして平素からいかに予習しているかにかかっているのだ。

したがって交通渋滞という点での初動のミスは、交通規制計画にかかれていなかったことなのであって、あとで修正できたかどうかはほんとリーダー資質によるという話でしかない。室崎さんの指摘は、現場での判断ミスではなく、計画の欠如という点にフォーカスしているということはまず抑えておきたい。そのうえで室崎さんは前例にないことが起こってしまたことに対する対処提言をいろいろしている、というふうにみるべきじゃないかと思う。

室崎さんの指摘で、情報発信の在り方もそのひとつ

例えば奥能登へは入らないように、としたが、石川県全体に入らないように受け止められたのではなかったかもっと良い周知の仕方はなかったが、など。

増田がいうように、情報発信に問題があったという指摘は重要だ。

石川県能登方面への不要不急の移動は控えてといっているし、個人から支援物資は、受け付けないといっているし、不通や片交だらけの道路で緊急車両邪魔になるとわかって、一般車両の通行禁止が始まった、みたいなニュースもみる。こんな形で「やれないこと」ばかりを伝え、やれることを伝えない報道の仕方も、一般人にはできることはない、というムードを作っていると思う。この点では室崎さんの指摘に同意せざるを得ないと思ってる。

その一方で、増田が以下にいうように

ボランティアによる大渋滞阪神・淡路大震災でも発生したが、それが大きな問題でありコントロール必要があるとされたのは東日本大震災震災以後。被災地に向かう車両許可証を貼っていたのを覚えておられる方もいるだろうと思う。

そのように議論が進んでいる中、室崎先生のこの考えを支持する研究者や行政担当者ほとんどいないと断言できる。

これはその通りだと思う。また、数日前、鍵屋一さんもNHKで、一般の方々、今は待つときです、と強調していた。

しかし、では、肝心のボランティアコントロールって、報道の側面ではどうですか。また行政はそれを明確に示してるだろうか。

どう活動すればいいか、があまり報道されないし、情報提供もされていないのが現状でしょう。

待つことばかりが印象づけられ、実際にいち早く現地入りして活動しているNPOなどもいるのにあまり報道されない。

1日の発生以来、自分がかつて泊まった宿などが心配で、関心を強く持っている一部地域の宿やお店などのSNSをずっとチェックし続けていたのだが、

一週間くらいすると、XXNPO支援を受けて頑張ってます!みたいな投稿がちらほらみられ始めた。

なかには、発災から驚くべき速さで準備を整え、現地入りし、ニーズ調査を開始、物資を届けているNPOもあった。世の中には山岳救助なみの準備が必要とされそうな事態でも迅速に駆けつけるNPOがいると知ったのは個人的には希望だった。実績の多い「震災がつなぐ全国ネットワーク」や「RSY」だ。また被災者SNSで偶然「MAKE HAPPY」という団体を初めて知ったが、世の中、いざ鎌倉みたいに駆け付けられる団体がけっこうあることを心強く思った。

これらの活動たまたま能登半島の特定被災者(以前、北陸旅行宿泊したことのある宿や酒蔵)に関心をよせていたから知りえたのであって、報道だけをみていたらわからないことだった。能登町や穴水町などで数多くのNPO支援団体活躍が聞かれる一方で、奥能登まではまだまだ悪路でごくわずかの団体しかいけていない、という具合に、どのあたりに今現状、支援が進んでいるか、全く進んでいないかぼんやりとしたイメージみえてくる。

苦しんでいる被災者を目の前にして、「道路渋滞するから控えて」ではなく、「公の活動を補完するために万難を排して来て下さい」と言うべきでした。

という室崎さんの考えは、災害対応コントロールという観点からは暴論にみえるかもしれないが、一理あると個人的には思っている。情緒的な言い方をすれば、公けではない活動による突破ブレイクスルーの側面を信じているし、実際そのインパクト無視できない。

いや、むしろ日本防災理念というのは、法律上も公けというのは、自助、共助を補完するものなので、公助が整うまで待てという理屈は実はいびつだ。

ただ、室崎さんが指摘している処方箋が筋が悪いという指摘も確かだ。例えば

 どんな被災地にも、スタンドプレーのように目立とうとする迷惑ボランティアはいます。そういう人たちに向けて、ブレーキとしてのメッセージ必要なのは分かります

 しかし、今回は「控える」の一色になったことで、被災者にとても厳しい結果を招いたと思います交通渋滞問題ならば、例えば緊急援助の迷惑にならない道をボランティアラインとして示す方法もあったのではないか、と思います

というとき、このボランティアラインというのが、どうにもその場の思いつきっぽく響いてくるのも確かだ。

かりにも室崎さんが防災アドバイザーであったのなら、すでに計画の中において方法論が確立され、いざというとき判断をしなくていいように、ボランティアコントロール行政タスクとして、緊急対応計画タイムスケジュール表に記載すべきだったと思う。それを例示としてしか示せないのは計画性の欠如だと思える。

そもそも阪神の教訓というのは、発災直後の、行政部署別の個々のさまざまなタスクタイムラインがなんらかの被害想定をもとに明確に決まっていなかったから初動が遅れた、という問題意識だったはずだ。目標管理型のタスク管理、これが阪神以来、災害関連死が問題となった中越を経て、東日本熊本へとずっと教訓として積み上げられてきたはず。膨大な情報洪水忙殺される発災後リーダーシップには限界がある。現場判断時間をとられ過ぎてはいけない。だからこそ、刻々と変化する現場ニーズ翻弄される前に、計画において予め想定する事態ニーズ)とタスクと何日後までに達成するという目標を明確にする、というノウハウが蓄積されてきた。例えば避難場所トイレ整備ひとつとっても、発注から目標個数まで細かいスケジュールをあらかじめ想定しているのが防災計画だ。

室崎さんが、インタビュー記事の数日前、自身SNSで以下のような提言をしているのは、まさにそういうところだ。

(2)課題解決必要な専門支援者を率先的に受け入れる

 支援あるいは復興では、「残心補填」で先を見ながら必要資源の事前確保をはかることがかかせません。救命救助のニーズが一段落した段階で、大量の消防隊が1週間後の今になって投入されているが、後手に回っている典型例です。今、何をしなければならないのか、3日後に何をしなければならないのかを考えて、必要人材資源を早めに送り込まなければなりません。孤立を解消する活動震災関連死を防ぐ対応瓦礫撤去整理の活動被害事態を明らかにする活動住宅再建に向けた判定と相談業務などが急がれます

 この段階で、「一般」の定義上から目線でされているのが気になるのですが、「緊急部隊邪魔になるので、一般支援者やボランティアお断り」というメッセージが、声高に叫ばれています。その結果として、劣悪な避難所の支援や隅々まで物資を届ける活動が疎かになり、再建や復興相談に乗ることも疎かになっています。ようやく、昨日から自衛隊食事提供が始まりましたが、避難所のケア被災者相談自衛隊消防隊にしていただけるのならいいのですが、・・。

 保健衛生、瓦礫撤去物資配送被災相談などの対応をはかるには、経験技能を持った専門的ボランティア積極的かつ戦略的に受け入れる必要があります。いまこそ緊急援助隊のみ優先の発想を切り替える必要があります

この点では、初動の遅れ、というのは計画必要タスクを想定不足だった、ということだ。緊急対応計画の不備という問題に跳ね返ってくる。

室崎さんが阪神の教訓がゼロになった、と自省するとき、それは室崎さんが指摘する初動における情報収集体制のみならず、ボランティア活動コントロールについて計画面での想定の甘さも検証される必要があるのだろうと思う。しかしながら、指摘されていることは至極真っ当なことだし、経験に裏打ちされたことばかりだ。

しかし、問題は室崎さんの自省として書かれたからどうだとか、室崎さんが第一人者かそうでないか、なんてことではない。

死ぬほどどうでもいいことだ、と思っている。ああこれはないな、とおもうところはあっても室崎さんの言葉から光るエッセンスをくみ取れば十分なんだよ。

2024-01-09

「右へならえの風潮はキモい」にしたって高速道路逆走レベルスタンドプレー賛美すんなよ

リベラリズム擁護するにも限度ってもんがあるわ

2024-01-08

山本太郎氏と党派性について

れい新撰組山本太郎氏の能登半島入りが問題視されている。ネット上ではれいわ支持者と批判者の間で激しい応酬が続いており、増田個人としては山本太郎氏には批判である。(石川県から要請が出ているように交通網の寸断が激しく、現時点ではNGO含む一般人の立ち入りを控えて自衛隊などのプロに任せる方が人命救助につながるという見方 / 山本太郎氏が影響力があるので感化された素人が現地に行って迷惑をかけたり、役所電話対応等で疲弊させてしまう事の懸念)

Xやはてブ等のネット上の温度感もおおむね批判的(体感8割くらい?)だけど、思考実験として日本維新の会神戸市出身議員(仮に議員Aとする)が「阪神大震災の時に全国から支援してもらったので恩返しがしたい」と言って、スタンドプレーに走って能登半島入りしたらどういう反応になるだろうか?

考えられる組み合わせとしてはこの8通りになる。

1れいわ支持者山本太郎の行動支持維新議員Aが同じ行動をやったら支持
2れいわ支持者山本太郎の行動支持維新議員Aが同じ行動をやったら不支持
3れいわ支持者山本太郎の行動不支持維新議員Aが同じ行動をやったら支持
4れいわ支持者山本太郎の行動不支持維新議員Aが同じ行動をやったら不支持
5れいわ支持者でない山本太郎の行動支持維新議員Aが同じ行動をやったら支持
6れいわ支持者でない山本太郎の行動支持維新議員Aが同じ行動をやったら不支持
7れいわ支持者でない山本太郎の行動不支持維新議員Aが同じ行動をやったら支持
8れいわ支持者でない山本太郎の行動不支持維新議員Aが同じ行動をやったら不支持

理性的な人なら山本太郎能登半島入りも議員Aの能登半島入りも両方同じ態度をとるはずである。(増田は誰がやっても不支持という立場)

が、世の中党派性が強いので、いわゆるネトウヨ的な保守派議員Aが同じ行動をやったら賞賛しそうだし、れいわ支持者は議員Aが同じ行動をやったら批判しそうに思えてしまう。実際に一貫した態度取れる人って半分もいないんじゃなかろかと思う。上記組み合わせでいうところの2や7のような反応が多いんじゃないかと。皆さんはいかがお考えだろうか?

2023-12-14

教育委員会最後に取り組んだ課題 <其の三>


(前part)

https://anond.hatelabo.jp/20231213191557

3. 若手職員のB君

直情的なタイプだった。怒りだろうと悲しみだろうと、感情の振れ幅が大きいタイプである

最初の方で説明した場面で、職場コピー機が置いてある台を蹴っていたのが彼になる。傍目から見ても、「どうして採用されたのだろう……」と疑問が湧いてくるほどだった。

ストレスには耐えられないし、自分勝手スタンドプレーは多いし、立場が弱い人間には辛く当たるし、自分は凄いといった主張をしていた(「俺の親、若くして自治会長だから!!」など)。相手意見曲解することが多かった。

私も手痛い思いをしたことがある。私がいた指導課には住民基本台帳ネットワークシステム戸籍課や税務課の職員が使っているものと同じ)があったのだが、B君は特に許諾もなくそれを操作し、職務遂行必要個人情報を入手していた。本来であれば事前申請を要するし、厳しい自治体だと戸籍課以外の職員によるシステム操作を認めない。これが普通である

ただ、ほかの部署から個人情報取得の依頼があった場合でも、身内だからということで、口頭による承認で住基システムを使わせることはあった(課員への一言)。能率を考えてのことだ。が、B君の場合は明らかに一線を超えていた。職務遂行必要であることがわかるが……一度だけ、彼を思い切り叱り飛ばしたことがある。以降は、口頭で課員の承認を得てからシステムを使うよう徹底させた。

ところで、あなた職場にもいるのではないか仕事でも家庭でも趣味でも、何でもいい。ストレス精神的に潰れかけた人間の姿である。B君は、元々コミュニケーション能力に難があった。いわゆる話がわからないタイプだった。

残業も多かった。指導課や学事課の教員出身者と同程度と仮定すると、おそらく月60h~70h程度か。彼の上司は「仕事をたくさん振っていないのに……なぜ?」というスタンスだった。

市職員場合は、予算がある限り時間外勤務手当が支給されるという。私が若い頃だと、時間外勤務をしていないのに、予算消化のために闇残業を認めるという慣習があったほどだ。

教員出身者の場合は、月20hまで支給されていた。学校現場から教育事務職に移った者にとって、長時間労働サービス残業は避けて通れない。この試練があるからこそ、一定基準に達した教育人材を育成することができている。

人は光を求める。そして、その光の見える方向へ動いていく。教職員にとっては、教育に関する哲学、という光を見出すための修行の場こそが教育委員会である。量・質ともに圧倒的なレベルでの修行。厳しい体験を幾度となく積み重ねるから人格能力が磨かれ、玉になっていく。

さて、彼の上司はB君を徹底指導して残業縮減に務めた。だが結果は出ない。残業縮減の効果は僅かだった。ところで、B君の場合学校歴がよかった。地元の名門公立高校卒業して、大学も相応のところを出ていた。地元的には血筋もいい。それが採用に繋がったのだろう。

縁故が悪いか? といえば時と場合による。一概に悪いとは言えない(ex.公共学童クラブ指導員は、その多くがスカウトである特に男性場合はほぼ100%だ)。教職員採用試験においても、学科面接試験の点数以外で、非公式評価すべき点というのは確かにある。

行政一般事務職員のことはよく知らないが、彼らと仕事をしていると、確かに地元において血筋がいいとされる人に仕事のできる人が多かった。※主観的統計である

高等学校入学試験ですらそうだ。学科試験以外で評価される要素がある。内申点などは、その典型である。本人の人柄や人格学習態度や常識力、社会への順応性が点数化される。内申点以外にも、+-の評価がされる要素も一応はある。

プラス評価の例としては……今では絶滅した慣習であるが、昔は公立校でも縁故による入学があった。とある高等学校の名門運動部などが、どうしても○△中学校のあの子がほしいという場合、事前に保護者児童中学校側と話をつけておく。かくして3者が合意に至った場合入試前に合格が決まっていた。内申点中三期を満点にするなどして対応する。

マイナス評価の例としては……生活習慣だろうか。公立高校入学試験の基本は、学科試験内申点の合計で決まる。とはいえ、点数に関わりなく不合格になるケースもある。こちらは犯罪行為であるとか、補導されるのを繰り返したとか、入学試験の際に相当奇抜なことをしない限りは関係ない。

ただ、その子合格基準点に達していた場合でも、入学試験の要綱要領に定めのある範囲不合格になることはありうる。欠席数が極端に多かったり、在学中に異常な行動を繰り返したなどが内申書に書いてある場合だ。学校教育とはいえ高校側も不用リスクを取りたくない。名門とされる公立高校問題児が少ない理由ひとつである

B君の話に戻ろう。その年の夏頃に聞いたところだと、どうやら事件を起こしたらしい。

梅雨が明けた頃に、霞が関新卒キャリア官僚研修にやってきたという。T区の各部署を廻って地方行政の実務を学習するのだ。T区は、その年の中央省庁研修先のひとつに選ばれていた。

キャリア官僚達は、ごく普通にT区の歴史や成り立ちを勉強して、地方行政の実務を視察して、心ばかりの現場仕事をこなして、一週間ほどで霞が関に帰る――はずだった。

最後の日に行われた交流会(飲み会)で、B君はやってしまった。喫煙所よもやま話で聞いたところだと、以下の流れだ。

国土交通省官僚が酒を飲んで調子に乗る

 ex.研修部署部長肩に手を置く、女性職員の体に何度も触る、別省庁のキャリア官僚に「ぶっ殺す」と発言するなど

飲み会最中にB君が頭にきて、国交省キャリア口論になる

国交省キャリアが「お前の区の国庫補助金ゼロにするからな」と言ったところで、B君がキャリア官僚を蹴り飛ばし、馬乗りになる

④ほかのキャリア官僚とB君の部署係長が、彼を羽交い絞めにして止めた

……気持ちはわかる。侮辱されて悔しかったのだろう。だが、いくら何を言われようと、暴力だけは駄目だ。確かに、若手官僚場合調子に乗っている者は一定数いる。子どもの頃から勉強勉強を重ねてきた自負があるとともに、仕事では自分の親ほどの年代から神輿を担がれるような扱いを受けるのだから調子に乗るのも当然である(上に出てきた国交省キャリア東京大学卒だった)。

かくいう私自身も、文部科学省事業査定担当であるとか、会計検査院検査官から相当辛辣なことを言われたことがある。だが、怒りの感情に囚われてはいけない。駄目なのだ

人間はいかなる状況の下においても、自己衝動をそのまま表に出してはならないし、出すべきでもないし、さらに言えば、出したいとも思わない、という主張はまったくの真実であり、妥当見解であると私は考える。衝動制御することができるし、制御しなければならない。それは現実要請というだけでなく、一人の個人としてのまとまり一貫性および価値観要請でもある。突き詰めて考えるならば、人生には実存葛藤解決不能問題さらには、あることのためには別の何かを諦めなければならないというような状況が数多く存在しているのだ。こうした状況こそ、人間が生きる上での本質的条件となっているのである。何らかの葛藤が常につきまとい、ある方向へ進もうとすれば別の道を諦めざるをえない。人間はこうした状況に苦悶しつつ、自己制御しながら生きていかなければならないのだ。 完全なる経営(2001) A.H.マズロー (著), 大川 修二 (翻訳) P.295



私とB君が教委事務局で一緒だったのは一年だった。その年は、社会教育課にとって厳しい年だったらしく、彼は相当追い詰められていた。年度末の三月時点では、まるで50代のごとく自分が思ったことを脊髄反射で口に出すようになっていた。

声をかけようか、とも思った。あまりに辛そうだったからだ。係長課長も、彼を見放しているところがあった。どれだけ残業が積み重なろうと、仲間によるフォローを呼び掛けたりはしなかったし、むしろ失敗に対して反省文を書かせていた。

B君は、口に出すのが憚られるほど救いようがなかった。もし、上司や仲間にとって彼が『かわいい奴』だったら、こんな事態にはなっていない。彼は、実際に不良な人間だった。職場の仲間から非人格的な言動咎められるのはまだいい方で、はっきりいって見捨てられていた。自業自得だった。

しかし、やはり可哀想に感じることがあって、廊下をすれ違う時やトイレなどで「元気?」「今日は温かいね」「辛くないですか」など声をかけることがあった。

それから、彼がどうなったかというと、真相を確かめたわけではないのだが……私が定年になる前に退職したらしい。別の部署に異動しても活躍できず、しかしながら、何の因果だろうか――霞が関への出向を命じられたという。省庁までは不明

本来名誉であるはずだが、その出向期間中退職を申し出たということだ。もしや、生贄型の出向だったのだろうか?

現代社会において、感情が表に出るタイプ人間しんどいのだと思う。彼が今、どうしているかはわからない。ほどほど幸せにやっていることを祈っている。



4. サイコパスのC係長

先ほどの2.3.でいうところの係長にあたる人物だ。この人は、冷血漢と呼ぶにふさわしい人間だった。サイコパスとは書いたが、私は臨床心理学碩学ではない。仕事熱心で、結果を求めるタイプだったのかもしれない。目的のためであれば何でもする人だった。思い出してみる。

例としては、部下の叱責だ。普段は物静かで、部下の相談や報告を聞いている。が、一定レベルの何かに触れると怒号を発する。

係長「お前、こないだできるっていったよな!」

若手部下「すいません」

「なんでできねーんだよ」

「……なんとかします」

「言ったな? じゃあしろよ。今週末までだ」

はい。やってみます……」

※部下ができなかった場合は、定時を過ぎても何十分でも説教していた。そして、できるまで残業をさせる。

後は、イベントだろうか。市区町村においてイベント主催する部署はいくつかあるが、教委事務局もそのひとつである教育○○大会などの厳かな発表会もあれば、○○総合フェアなど若い人や家族連れが多く集まる文化的ものもある。

さて、そのT区にとっての○○総合フェアの時だった。毎年過ごしやすい季節に、とある大公園で実施されるのだが、50以上もの出店が立ち並ぶ大イベントだった。

その年のイベントは、残念ながら雨天だった。初日は少雨で済んだものの、翌日以降の天気は崩れる可能性が高い。社会教育課は、教育総務課・指導課と並んでイベント主管課のひとつだった。

その初日の、夕方~夜にかけてのことだった。教育長を始めとする幹部職員が現地に残って、明日以降の対応を話し合っていた(ほかの教委スタッフは全員帰っていた)。主な論点は次のとおりである

□ 雨天の場合の中止ラインは?

イベント会場は維持できるのか?

□ 中止の際の広報手段は?

上記3点のうち、2点目がなかなか結論に至らなかった。イベント会場には、テント備品も野外展示物も並んでいる。風雨によって損傷する可能性があった。そして、2点目の解決手段提示したのがC係長だった。

彼は、「業務委託している会場警備員がいるでしょう。数十人。彼らにやらせましょう。折り畳み式テント(※鉄パイプではない)の屋根を低くする作業や、野外展示物の収納もです」といったことを述べた。

私は「それは契約内容に入っているのですか?」とC係長に問うた。すると、彼は「緊急事態です。契約内容にあろうがなかろうが、現場の指示に従ってもらわないと」と言っていた。

教育局長は「後で問題にならないか?」と聞いたが、「私の責任で収めます」と彼は返した。教育長に「本当にできるんだな?」と聞かれると、「問題ありません。警備の発注は当課です」と返していた。ここから先はうろ覚えだが、C係長は警備会社現場責任者と交渉を始めた。

夜7時頃だったか。私がトイレに行く途中で、社会教育課長とC係長、警備会社ロビー交渉しているのを見た。当然ながら、相手方は渋い反応だった。

私はそのままトイレに行って、また帰り際にロビーを通りかかったところ、「契約切るぞ。ええんか!?」というC係長の声が聞こえた。この人は、気分が高まると大体こうなる。

以下、会話を手帳メモしているわけではない。思い返してはいるが、やはりうろ覚えである

「切るといっても来年からね。今年はもう契約してるし。来年は、こちらの権限でほかの警備会社契約します。それでいいなら、あなた判断で断ってください。テント作業OKなら、これから私の責任で指示しますが」

「いや、でも。ちょっとの量じゃないでしょ? テントの数は何十個もあります。それをひとつひとつ、高さを下げていくんでしょ? それはもう――」

あなたが決めるしかないでしょ。責任者なんだから。この時間あなた会社上司がいるんなら電話で伺ってください」※このあたりから方言になる

判断ができません」

「毎年、あんたの会社契約しとるんやぞ。しっかも言い値で。本来なら正式競争入札せんといか金額やのに。こういう時のために、うちは権限使っとるんやぞ。官製談合みたいなこと、してやっとるんやぞ。俺らとあんたの会社のためを思って。で、上の人間電話するか、あなた判断で決めるかのどっちかや。あなたが決める場合は、契約切られても全部責任とるんやぞ」

「……」

「俺が責任を持つ。あんたが上司に怒られんようにする。後で言っとく。知り合いだから。頼む!」

「わかりました。指示をお願いします」

係長のこの判断が正しかったのか、誤っていたのか。今でもわからない。

結果だけ見れば正しかった。その夜は雨も風も激しかった。(鉄パイプ式でない)テントを張ったままだと、風雨で確実に潰れていた。テントや野外展示物を片付けるといった作業絶対必要だった。それを怠って、一般スタッフを帰した私たち幹部の落ち度である

手続き的には違法である。正しくない。警備会社ロハで使ってしまっている。C係長のことだから、きっと事後処理はうまくやったのだろう。あの後、彼やその上司処分を受けたという話は聞いていない。

個人的には、C係長の行いは正しかったように思える。実際、あの場面だとああするしかなかった。組織のために泥を被ってくれたとも言える。ただ、それが未来に繋がる行為だったかというと怪しい。

例えば、テント崩壊する未来を選んでいれば――教委事務局が「組織として学習」することができていた。それがいい未来につながった可能性もある。

(次part)

https://anond.hatelabo.jp/20231216182406

2023-11-20

anond:20231120203234

個人スタンドプレーで好き勝手しているままでは営利企業としての成長も存続も危ういね

目先の数字を出すだけの駒の立場と、駒組みを揃えて10年先の組織を作る指し手の立場では発想の土台が違うんだよ

2023-10-03

ジャーナリストごっこ

記者会見で「マナーを守れ」というと、取材対象(今回はジャニーズ事務所)に対して手心を加えろという意味だと思って反発する人がいる。

マナーは同業に対してのものである一社質問時間を独占して、他社の機会を削るなということだ。

各社が少しずつ別の質問をすることで問いが多角的になり、視聴者の「知る権利」に資するということも(理想的には)ある。それが合同会見の意義だ。

単独で突っ込んだ追求がしたければ自分であらゆる機会を捉えて追っかければいい。取材ってそういうことだから。なんで合同会見の場でしかコンタクトできないかのような話になっているのか。

もとより記者会見の場は糾弾イベントではない。というのは「糾弾するな」ということではなく、当日その場で張り切ったって、ただのスタンドプレーしかならないということだ。

望月記者の人柄は信用ならないが、こういう時の鉄砲玉としては使える」

事務所側のルール設定に従順に従っていても真実を暴くことは出来ない」

いや当日スポークスマンを吊し上げたって何も出てこないから。

近年文春が無双してるのは、いやらしいまでに外堀を埋めつつ戦略的事実小出しにする、スキャンダリズムの老舗ならではの老獪さによる。

較べて望月は【世の中で騒がれたことを後追いで騒ぐだけの素人】でしかない。

あれがもし毒にも薬にもなるトンパチな奴だったらジャニーの存命中訴訟リスクもなんのそので追いかけ回していただろう。組織に属することの最大のメリットだ。

しかしそういうことはやらない。というかできない。

あんものは【事件記者コスプレ】なんだよ。

2023-08-01

anond:20230801155608

スタンドプレーから生じるチームワークでいいのでは?

もちろん指標妥当性を調整し続ける必要はある

2023-07-15

anond:20230513083020

研修指定病院勤務医だが、端的にいうと研修医が何かおかしい。

入院の決定権は研修医にはなくて常に指導医にあるので、必要ならばプレゼンをして許可を得る必要がある。

救急ウォークインだと尿院によって体制に差はあるが基本的にその日の当直となる上級医とタッグを組んでいて、この場合は話に出てきた消化器内科医だろう。憩室炎はまさに専門分野であるその上級医が入院が後からではあるが入院必要判断しているので適切にプレゼンされていればそのまま入院になった可能性が高い。そのような症例研修医の判断帰宅させることはできないのが普通だ。

ここからは推測になってしまうが、この研修医がスタンドプレーをした可能性が高いと思う。上級医にプレゼンをしないまま話を進めたか上級医の意向が伝わっていなかったのかもしれない。研修自身の描いたシナリオ通りにはいろいろとことが進まなくて、話に矛盾が出てしまったのを何とかつじつまを合わせようとしたものの、失敗して逆切れという感じか。

とにかく入院できてよかった。はやく良くなりますよう。

余計なひとことだが、この研修医の態度はあまり良くない。自分研修医の時に言われたが「自部の両親が受けてほしいと思う医療しろ」ということだった。今でも時々は思い出して自分をいさめている。

2023-05-25

猿之助供述をなぜ警察捜査担当者マスコミリークしたのか

答えは一つ。捜査担当者は漏らしてないのである

こういうことを言うと警察の肩を持ってるみたいなヒステリック陰謀論者に叩かれそうだがよく考えてほしい。

当該事件警察担当者、要は調書を取るレベル捜査官なんて本当に数人しかいない。

入れ代わり立ち代わり登板で何十人もの取調官がやってることなんざあり得ない。

国民が注目してる事件だけにただの無理心中ではない警視庁でもトップ集団が慎重に情報管理している。

そんなエリート集団芸能マスコミときに数万から数十万程度で情報を売るだろうか?

まあどの組織でも不良人員が居たとして万が一捜査情報を流したら?秒で特定されて懲戒処分だろう。

マスコミとズブズブで情報交換してるんじゃないの?っていうのもちょっとフィクションの観過ぎである

よく政治家汚職事件なんかで検察新聞社情報を交換しあってるなんて話はある。

ただこういうのも昔の捜査トップが絶大な権力を持っていたごく一部の例だろう。

そもそもマスコミメリットはあっても警察側にメリットが薄すぎる。

このコンプライアンスやらに厳しい世の中でそんな情報取引が他のメディア報道されたりしたらどんなエリート捜査官でもクビが飛ぶだけではすまない。

お硬い上の組織オーケー出すはずもないし何十人の部下、ライバルである同僚のうち一人でも、そのマスコミスタンドプレー決めた上司を嫌いな人間がいたらライバルメディア告発されれば終わりである

要はもっと警察組織が絶大な権力を持ってスタンドプレーが許された昔の時代しかまずあり得ない。

まあ現代でも相当なカリスマ的な捜査官がいて上も下も掌握しきってるとか、よほど警察組織メディアの利害が一致しているならあり得なくもないが、

今回のような芸能やらスポーツ新聞を賑やかすような三面記事で乱発されるようなことではない。

じゃあ今回の猿之助の「両親に薬を飲ませてビニール袋被せた」なんてどうやってかけるんだよ!メディアエスパーか?

って話なんだけどなんのことはない。こういうのは捜査担当者以外の関係者たちが喋ってる場合が99%である

誰かって言うと現場に行ったマネージャー救急隊員、一報を受けて駆けつけた警備会社社員や近所の警察官(警官じゃねーかって話もあるが報道されているような取り調べに当たった捜査官ではない)、担ぎ込まれ病院で問診した医師看護師などなど。

これぐらいの事件ならまあ一次的に情報に当たる人だけで数十人いる。

そして二次的にビニール袋云々程度の情報ならこの数倍の人間に共有される。

病院関係者はもちろん、芸能事務所も対応に追われるし対策を話し合うために人数は絞るとはいえ決めることは決めなければならないのでそれなりの人数に情報が共有され検討される。

結果100人もっというと数百人程度は知っている話なのである

これだけの人数で誰一人情報の漏洩がないっていうのはまあ無理な話である

警察とか医療関係者っていう守秘義務がどーのこー!」ってキレたところで芸能事務所やら警備会社やら病院関係者なんかは特別高い職業倫理感を持ってる人ばかりではない。

ふつーの務め人でありたいしてお給料があるわけでもない。

それは喋っちゃうであるマスコミではなくても周りに。家族や本当の仲のいい友達なんかもあるだろう。

こんだけの大事件だ。話題に上がったら「実はさ…」なんてなるのが人情ってもんである

医者弁護士みたいに高い給料もらってりゃ話は別だが。

そうなったらもう分かるね?マスコミが知ることになるのは時間問題である

文春やらフラッシュ三面記事捜査関係者談話って書いてるのはほぼ間違いなくこういう関係者の話を少し裏取りしたものだ。

裏とりは簡単だ。こういう何百人いる関係者に「ビニール袋被せたんですよね?」って聞けば頷く。

自分が漏らしたわけじゃなくメディア最初から知ってたんだから

最後マスコミがなんで捜査担当者って嘘書くかと言うとそっちのほうがそれっぽいかである

それでなくても取材源の秘匿ってのは週刊誌レベルでも最優先の事項でありそれを無視した原稿校正の段階ではじかれる。

芸能事務所の電話番のパートさんの家族から情報を得て裏とりをした場合でもその人を特定されるようなことは絶対に書かない。

なんならそこだけフェイクを入れたい。別にビニール袋云々が正しければその部分は誰でもいいのだ。

というわけで一番説得力が増し、読者が納得し、なおかつ反論をしてこない「捜査関係者によると」が乱発されるのだ。

マスコミがそんな気を使うかよ。テレビで雑に人の入れ違いとかしてるじゃん」とか言われそうだが、

それは昨今のテレビ業界が金がなさすぎて制作会社に丸投げで無能で全くスキルも何もない素人スタッフ取材も裏とりもチェックもしてるからである

別に文春やらフラッシュを持ち上げる気はさらさらないが活字メディアの叩かれやす週刊誌デスクがそんなことはしない。

スポンサーは気にしないかわりに訴訟リスクは常に抱えてるし実際に訴訟されている。

そしてテレビみたいにありネタじゃなく常に新ネタ勝負する関係上、リークする側に「文春とかに漏らしたら酷い目に合う」なんて思われたらもう食っていけないのだ。

読者や広告主に嫌われても情報提供者は守る。それが週刊誌の生きる道である

よくマスコミと一括りにされるが活字テレビで気を使うポイントがまるで違う。畑が違うんです。

というわけでこういうケースで存在しない警察担当者を叩きまくってもいいことないよって話でした。

暇だから書いてみただけ。警察関係者ではありません。

警察叩くなら冤罪とかカルト放置とかサイバー犯罪放置とかちゃんとした実態のあるもので叩きましょうよって話

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