はてなキーワード: 大穴とは
世界一映像化されたギネス記録持ちの巨匠スティーブン・キングがコロナ禍を予言したパンデミックホラー映画。
というわけでは全然なく、原作・原題は「Children of the Corn」で原作の邦題は「トウモロコシの子供たち」
俺はまったく知らなかったんだけど、このトウモロコシシリーズは1984年の1作目を皮切りに9作目まで作られている、アメリカではジェイソンやフレディのようなアイコン的なホラーシリーズらしい。この作品はそのリブート版で、作品的にはシーズンゼロの前日譚にあたるらしく、アメリカではエグいくらい酷評されていた。
酷評の多くは「原作どこ行ってんオブザイヤー」という感じだが、それ以外の部分で最も「確かに」となるのはストーリーテリングの拙さ。特に人間関係の描写の薄さ。俺も最初から最後まで「これは誰でどういう関係何だっけ??」と思いながら見た。まぁどうせみんなすぐ死ぬだけだからいいんだけど。
そういうC級ホラー映画を見るメンタリティでいればそれなりに楽しめた。
おそらく低予算だったのだろうけど、個人的にはホラー特有の省略の妙味が楽しめたのはよかった。
冒頭から「既に」ヴィランの少女は頭おかしいし周囲の子供たちは不穏だし、事態が始まると「既に」町は大荒れで、「既に」大人たちは保安官事務所に監禁されており、次のシーンでは「既に」大人たちは大穴に落とされている。その後も「既に」吊るされているジャーナリストや「既に」用意されている凶器など、常に3分間クッキングのように「準備は裏でやっときました」が続くので割とテンポよく見られた。
ホラー映画らしく主人公の女はバカで愚かだけど基本常に囚われているのであんま余計なことはしないのはマル。
ゴア表現も多くはないけどちゃんと入ってたし、キング特有のクゥルフ要素である「歩く者」も登場しサービス精神も旺盛。口煩い教訓話もなければ本編の時間も短いのでキング特有の「なんかよくわからんけど不穏な状況からの脱出」というエッセンスをうまく表現できてると俺は思ったかな。なお、キングファンは大酷評な模様。
>なんの面識もないファンが複数人同じ手口やったら合法だよね?
PCとスマホで見る(別回線なら捕捉しにくい)、スピーカーオフってても環境音、ながらで見てたと言われたら調べにくい
等で、それくらいなら仕方ない~そこまでやるか~それはあかんやろ の段階がぼやっと
映像やプロモーションのために同じ曲をずっと流してるそんなに歌う客が居ないスナックとかもあるだろうし。
おおっぴらに見ないでよいから再生してくれとか言い出すとじゃあどうしようかって世間と企業が動くのかな
暗に見続けなくてもぐらいは言いたいが耐えてると思う。たまに漏れる
>そのひと部屋…というか、裏の倉庫で回しても良いし
普段流しっぱで消し忘れてパチンコ行ってついついかかって半日とかで擁護のしようが出てくる感じ?
〈書き下ろし〉
・打打だいず
ここ数年で各音ゲー公募で活躍し、書き下ろしも増えてきた。そろそろ弐寺にも来そう
〈ボカロ〉
イガク、メズマライザーと2024組は収録したので、あとは2023年後半のコレじゃね? って感じ
・テトリス
最も直近で流行ったのは「お返事まだカナ💦❓おじさん構文😁❗️」だけど、流石にこのロケテには間に合わなさそう。本稼働時に来るかな
〈版権曲〉
・UNDEAD
2024のアニソンってBBBB(リミが収録済み)くらいしかめちゃ流行りしたイメージがないのだが、次点を選ぶならまあコレかなと。
BPLにSNS人気曲枠があるらしいので、2024でSNSで流行った曲って言ったらこれかなあ
・ボックスワンターバ〜ン
大穴予想
KNMZ収録したことからすると、運営に登録者数数十万くらいの中堅Youtuberへのアンテナが高そうな人がいる気がするので
あとボカコレ枠でマキシウショウの曲が収録されたタイミング的にも良さそうってのもある
中堅Youtuber枠その2
ささくれはBEMANI含む音ゲーと色々関わりあるのも良さそう
パクリだとかそういうことを言いたいわけじゃない
◯◯の面白さが詰まってるな、と感じた
主人公の幼馴染の鉄男が超能力に目覚め東京を破壊し尽くす漫画/アニメ。
主人公の金田は幼い頃から弟分の鉄男を守っていたが、鉄男はそれに対し劣等感を抱いていて、こんなやり取りがある。
金田「俺ァまた心配しちまったぜ? またベソかいて泣いてんじゃねェかと思ってよ」
鉄雄「金田、おめぇが目障りだったんだよ……。ガキの頃から何をするのもお前が指図しやがる。いつも子供扱いだ……どこにでも出てきてボス面しやがる!!」
鉄雄「金田ァァァ!」
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第5話『ニャアンはキラキラを知らない』のマチュとニャアンの関係が金田と鉄男だなと思った。
友達がいない主人公、車椅子の弟、いじめられっ子で母親死去父親無職の同級生(男)、生まれつき髪が白髪でクラスで浮いてる同級生(女)が図書館でみつけた魔法の本で現実世界を剣と魔法のファンタジーの世界へと変えてしまうストーリーのゲーム。
魔法の本によって変えられた異世界では主人公には仲間ができ、弟は歩けるようになり、同級生(男)の母親は復活、父親は裁判官に、同級生(女)は髪がピンクになり、みんな幸せになる。
しかし主人公だけは「こんなのニセモノだ」と疑問に抱き、異世界を維持しているクリスタルを破壊しようと試み、周りから「余計なことするな」と全力で止められる。異世界の住民からも世界の破壊者として敵視される。
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GQuuuuuuXのホンモノ・ニセモノ論はこれを連想した。
主人公が仲間と一緒に旅をしていたらその途中で巨大な大穴を発見、穴の中には広大な大陸(下の世界)が広がっていた、というストーリーのゲーム。
下の世界は上の世界のパラレルワールドになっていて、下の世界のもうひとりの自分はぜんぜん違う人生を歩んでいた。
物語の終盤になると、実はもといた世界が夢の世界であり、主人公は現実世界の自分が夢見た「こうなりたかった自分」だったのだと発覚する。
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GQuuuuuuXのシャアはファーストのシャアが妄想した「こうなりたかった自分」だろう。
文学が好きな男子中学生の主人公が、同級生A(女)の体操着を盗んでしまったのを同級生B(女)に目撃され、同級生Bに脅されて悪事に手を染めていく漫画。
退屈な日常から脱出したい主人公を同級生Bが半分脅迫半分誘惑でそそのかし、ジェットコースターのような非日常を味わうようになる。
物語の中盤で主人公は大きめのやらかしをして警察のお世話になり、親に泣かれ、逃げるように転校し、親戚からも半ば絶縁される。
退屈な日常をぶっ壊したら楽しい日々がやって来るなんてことはなく、過去の犯罪歴がばれてまた引っ越ししなきゃならなくなるんじゃないかと怯えながら暮らす日々が待っていた、というお話。
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第7話『マチュのリベリオン』を観て惡の華を連想したんだけど、先日公式Xが公開した元気なマチュの画像を観て惡の華路線はないなと思った。
https://nuryouguda.hatenablog.com/entry/2025/05/22/073211 の要約
大学時代には、ガンダムによって困難を乗り越え、何とか大学を卒業できたという経験もある。
ある意味、ガンダムのおかげで命拾いしたと言えるかもしれない。
特に、新作の『GQuuuuuuX』には「戦後の描写」を期待していた。
多くのガンダム作品が戦時中や開戦直後を描く中で、意外と戦後をちゃんと描いたガンダムは少ないと私は思っている。
『機動戦士Zガンダム』や『機動戦士ガンダムZZ』、『機動新世紀ガンダムX』など、既存の戦後を描いたとされる作品についても、その描かれ方は様々だ。
私の人生は修羅場であり、人が偶然ランダムに死ぬという感覚を知っている。
だから、戦争直後の混乱や無法地帯を描いたガンダムが見たかったのだ。
しかし、『GQuuuuuuX』はそうではなかった。
第7話を見て、全体として昔のガンダムの要素、
例えばモビルスーツやメカを現代風、特にスタジオカラー作品のようにアレンジした、どこかで見たものの安全な羅列であると感じた。
まるで安牌ばっかり切ってる麻雀のようで、なんの面白みもない。
物語の展開においても、男女関係の分かりやすい恋心や別れ、戦闘状況の説明が「説明セリフの羅列」となっており、これを聞くのは苦痛でしかなかった。
何の感情も込められずに状況や行動理由を説明しているだけでは劇にならないだろう。
コロニー内でビームが飛び交い、モビルスーツが派手に爆散する派手さの割に、
怪我人や建築物の倒壊描写がほとんどないことに違和感を感じる。
『機動戦士F91』であれば、もっと派手にモブが死んでいたはずだ。
スタジオカラーの「いつもの手癖」である、残虐なバトルシーンに明るいポップソングを流す演出もそうだ。
これは戦闘の怖さを脱臭しようとしている、自信のなさの表れではないか。
コロニーという設定に関しても、直径や回転速度による遠心力の説明があるにも関わらず、
謎の大穴ができてもキャラクターがあっさり通り過ぎる描写に対し、危機感のなさや背景構成の違和感を指摘せざるを得ない。
「戦中戦後の不潔で無法な日本的戦後なんて誰も見たくない」という方向性を選び、安全なガンダムであった。
これは株式会社BANDAI SPIRITS ホビー事業部のプラモデル販売CMフィルムのように見え、
ガンプラが兵器ではなく、女子がインスタ映えする写真を撮るためのアイテムのようであるという皮肉も言いたくなる。
私の人生の皮膚感覚、つまり人が偶然ランダムに死ぬという感覚に照らすと、
『GQuuuuuuX』のダウンサイジングされた危険描写やパロディは、安っぽすぎて吐き気がする。
総じて、『GQuuuuuuX』は、
Gemini 2.5 Pro Preview 05-06に聞いてみたところ、なかなか面白かった。
もしも蛭子能収さんがデスノートのリュークだったら、物語は以下のように、なんとも言えないシュールで脱力感あふれる展開になるでしょう。
「いやぁ~、死神界もヒマでねぇ。競艇もないし。なんか面白いことないかなぁってノート落としてみたんだけど、人間ってのもよくわかんないねぇ。へっへっへ。」
リンゴへの執着は薄く、「リンゴ? ああ、食えりゃなんでもいいよ。それより舟券買えるかね?」などと、夜神月を困惑させます。
蛭子リューク「えー、なんか色々書いてあったけど、忘れちゃったなぁ。まあ、なんか死ぬんでしょ? 細かいことはいいじゃない。俺、そういうの苦手なんだよねぇ。」
月が必死にルールを解読する横で、蛭子リュークは競艇新聞(どこからか持ってきた)を読んでいたり、居眠りしていたりします。
月「僕は新世界の神になる!」
蛭子リューク「へぇー、大変だねぇ。そんなことして楽しいの? 俺はもうちょっと楽したいけどなぁ。あと、あんまり目立つと捕まるよぉ。俺、そういうの見てるのイヤだからさぁ。」
月の壮大な計画に対し、蛭子さんならではのネガティブで現実的な(?)ツッコミが入り、月のモチベーションを地味に削いでいきます。
キラとして裁きを下す月に対し、「うーん、そんなことして意味あんの? 悪いやつでも、まあ、生きてりゃなんかいいことあるかもしれないじゃない。知らんけど」と、独特の死生観で月を煙に巻きます。
月がLに追い詰められて苦悩していると、「まあ、人生そんなもんだよ。俺も競艇で大穴狙って外してばっかりだし。しょうがないじゃない」と、全く役に立たないアドバイスを送ります。
Lは月の背後にいるであろう死神の存在を察知しますが、監視カメラに映る蛭子リュークの奇行(部屋の隅で体育座り、突然歌い出す、意味不明な絵を描いているなど)に、「…これは一体…?キラの新たな陽動か?理解不能だ…」と頭を抱えます。
月が隠している情報を、蛭子リュークが悪気なくポロッとL側に漏らしてしまう可能性があります。
「月くん、この前さぁ、テレビ局のあの女の人と会ってたでしょ? なんか楽しそうだったねぇ。へっへっへ。」(それが重要な情報だったりする)
シリアスな頭脳戦やサスペンスフルな展開の最中に、蛭子リュークの「腹減ったなぁ」「もう帰りたいんだけど」といった呟きが挟まり、緊張感が台無しになります。
全体的に蛭子さんの漫画のような不条理でシュールな笑いが漂います。死の重みが薄れ、どこか間の抜けた雰囲気に。
もし作中の死神や死神界の描写が蛭子さんのタッチになったら、その時点でホラーコメディ色が強烈になります。
月の掲げる「正義」が、蛭子リュークの「まあ、どっちでもいいんじゃない?」的な態度によって、より相対的で曖昧なものに感じられるようになります。
蛭子さんの持つ独特の死生観(「死んだらそれまで」「別に死ぬのは怖くないけど、痛いのはイヤ」など)が、デスノートによる「死」の意味合いを奇妙な方向に変質させるかもしれません。
月が追い詰められた際、蛭子リュークは「あーあ、もうダメそうだねぇ。じゃあ、俺の名前書いとく? 俺、もう飽きちゃったし、死神界帰って競艇やりたいんだよねぇ」と、あっさり月の名前をデスノートに書いてしまうかもしれません。その理由も「約束だから」というより「めんどくさいから早く終わらせたい」というものになりそうです。
最終的に月は破滅するものの、その過程があまりにもシュールで、悲壮感よりも脱力感や苦笑いが残るようなエンディングになるでしょう。蛭子リュークは最後まで飄々としていて、「やっぱ人間ってよくわかんないねぇ。さて、次のノートはどこに落とそうかなぁ。宝くじ売り場の近くとかいいかもねぇ。へっへっへ」と呟きながら去っていくかもしれません。
蛭子能収さんがリュークになると、デスノートは緊迫感あふれるクライムサスペンスから、**「蛭子能収の世界観で展開される不条理デスノート奇譚」**といった趣の作品に変貌するでしょう。
それはそれで、唯一無二の奇妙な魅力を持った物語になるかもしれません。視聴者(読者)は、ハラハラするよりも、蛭子リュークの言動にツッコミを入れながら、そのシュールさを楽しむことになるでしょう。
https://tver.jp/episodes/eppp6c5ubs
八潮陥没事故の被害者が発見されて日も浅い中、非常に考えさせられるテーマだった
土砂崩れで道路分断とかは割と聞くから法面付近は怖いなーと思うけど、「突然道に大穴が!」なんて地震でも無ければ想像だにしないよなあ
でも実際は、博多駅前や八潮のように非常に大規模な陥没以外にも小規模なものが沢山起こっていて。これからはもっと増えると
工事中の不手際による陥没は別としても、上下水管・ガス管・電線の埋設系インフラ由来の陥没は点検・修理でどうにか防ぎたいもの
(番組内では「3年前に点検した時はどうもなかった」つってて、そんなのもうどうにも対策しようがない。半月にいっぺんとか点検するわけにゃいかんのだから)
そもそも定期リプレースが必要だけど、埋まってるのは本当に大変よな
原発内とかは14年前のことがあってからは埋めてる管を外に出したからね
もう、他の埋設系インフラも地上に出す…が良いのかね?(5メートル幅の管なんて無理だけどねー。細い管を何本もってことになるね。「道」は「管」でいっぱいになるから、人や車が通る場所は別に作らないと駄目だね。というか「管」用の道を作るのか)
外に作ってからリプレースにしたって大変ではあるけどさあ。地中で迂回させながらは大変よ
「80メートルで90億円かかる」は厳しすぎる。地上ならもうちょっとマシ?
番組では「コンパクトシティにしてインフラを限定的に配備が良いなー(さいたま県知事)」って言ってたけど
若様がおっしゃる様に「こんな山肌にへばりつくようにして暮らしてんじゃあねえよ!こっちこい!」つって過疎地の老人を無理やり引っ張ってくるとか無理だよね
そうなると必然的にディストピアみたいになるよね(インフラバリバリ都会の超便利コンパクトシティと電気もガスも水道も通ってない打ち捨てられたクソ田舎という二極化)
2025年5月2日 金曜日 雨のち晴れ(午前雨 - 午後晴れ)
事前情報では「万博参加へ多くの人はあまり積極的ではない」と、特にはてなブックマークではそういう情報が出回っていたが、入場ゲート前は自身の記憶上で東京ディズニーランドの「美女と野獣 魔法のものがたり」公開初日のTDL入場ゲート前の待機列や、ユニバーサルスタジオジャパンの「スーパーニンテンドーワールド」公開初日のUSJ入場ゲート前の待機列よりも人口的な意味で大規模な待機列が形成されていた。
万博会場への入場は入場予約時に設定される入場時刻を1つの団体ブロックとして管理しており、これはつまり早めに現地へ着いても早めに着いた分だけ待機させられる事を意味するので、幼い子供を連れていたり心身に障害を抱えていたり日本語を解する事が困難な外国人などなど、様々な諸事情で時間管理が曖昧になりがちな家庭は入場時刻の調整に関して万博側へ融通を効かせて貰う事は難しいと思われるので、時間管理がおろそかになりそうな家庭ほど時間管理に関してはしっかりとした対策を各々の事情に合わせてした方が良い。
なお、「入場へ大幅に遅刻した場合はどの様な処理になるか?」は子供達が移動を頑張ってくれたお陰で自分達は未確認。
前述の通り、5/2(金)の午前中の天候は雨であり4月13日の万博初日が雨だった事もあり事前に雨天の対策をしている来場者が多く居たのか傘をさしている人が非常に多かった。同時に雨傘使用者よりも少なくはなるが雨合羽レインコート使用者も居り、我が家もレインコートの選択をしたが、雨天の場合は傘よりも雨合羽レインコートの選択の方が待機状況を考えると適していると感じた。
特に子供は長い待機時間で傘をさしていると傘で遊び始めたりしてしまう子が多く居た為、周囲へ迷惑をかけるどころか最悪の場合は周囲へ怪我をさせてしまう可能性もあるので幼い子供連れの場合に雨天対策をするのであれば雨合羽レインコートをオススメしたい。抱っこを望むくらい幼い子供であるのならば親の両手が空くので雨合羽レインコートの方が一層良いだろう。
なお、足元の舗装面の排水状況に関して問題無いがマンホールなど一部の箇所は水深5〜10mm未満ほどの水たまりが出来る箇所はあるので、雨天時はサンダルやクロックスで来場しない方が良い。
入場時の荷物チェックでは空港の方式が採用され、鞄の中身を「X線手荷物検査装置」と「ゲート型金属探知機」「ハンディ金属探知機」「ボトル内液体物検査装置」で行う。
実はこの「入場時のチェックがどうなるのか?」が自分としては大阪万博2025では気になっていた関心事の1つであり、スタッフには申し訳ないが「幼児のいる家庭の荷物チェックはどの様に行われるのか?」を無断で確認させてもらった。用いたのは未開封のペットボトルと複数のプラスチック製幼児用飲料マグを複数用意。飲料マグは空のものと中身に水が入っている物だ。
その結果として、水の入った飲料マグは「親が飲料マグに口をつけられるか?」のチェックが行われた。流石にスタッフも抱っこされている幼児にチェックを求めない様だが、それはそれとして入場マニュアル通りに幼児用飲料マグもチェックする事はしっかりと行い、一般的なペットボトルや水筒と大きく形状の違う幼児用飲料マグはボトル内液体物検査装置が使用できないので、荷物チェック時間を短くしたいのであれば哺乳瓶や幼児用飲料マグなどは空の状態で持ち込んだ方が良い。
これは一部の職業というかガジェットファンに向けた物だが、入場ゲートでラップトップPCやタブレット端末は荷物から出してX線手荷物検査装置を通す事促されるのでラップトップPCを持ち込む際は直ぐに取り出せる様にしておいた方が無難だ。様々な事情からラップトップPCが手元に無いと落ち着かない人は直ぐに取り出せる様にしておこう。
なお、スタッフへ直接確認したがモバイルバッテリーや電子機器類のバッテリーに関して容量制限は目安として100Wh(≒27,027mAh)らしく、それ以上の容量に関しては事前連絡をされた方が無難との事。ただし、バッテリーが搭載される電動車いすなど歩行補助機器に関しては国の安全基準に適合する製品であればその限りではないとの事。
ただ、一眼カメラに挿入していたバッテリーは確認されなかったのであまり厳密なチェックがされるわけではない様だ。予備バッテリーはチラ見していた。
この入場が最も批判されがちだったので「何か起きるか?」と正直言って下世話な期待感がわずかでもあった事を告白したいが、5/2(金)の時点でスタッフも入場処理に慣れたのかTDLやUSJなどと比較して肩透かしと思うほど何もなかった。逆に言えば大阪万博2025入場時に起きる問題はTDLやUSJでも起きるだろうと思えるほど。
東ゲートから入場後すぐに目の前へ広がるのは東ゲート広場であり、この東ゲート広場の面積は前述の「入場時刻団体ブロック」を処理し切る程の面積容量がある。おそらくは開幕ダッシュをする来場者がゼロであっても処理できるであろう程の面積容量だ。時系列は前後するものの、退場時に入場者とかち合ってもすし詰め状態にならない程の面積容量があり、おそらく「入場時刻団体ブロック」はこの東ゲート広場がキャパシティオーバーフローしない様に設定されたのではないか?と思われる。
大阪府内の小中高生が無償招待された事によって、この東ゲート広場では学校の学生管理にありがちな列形成をさせ人数が揃っているか?の確認を様々な学校がいたるところで行っていたが、その列形成が邪魔と感じない程に広い。比較するならば野球場やサッカー場のプレイフィールドがすっぽり収まる程度に東ゲート広場は面積容量があるので、東ゲート通過後に人口密度によって混乱が起きる事は特別な事例を除いてほぼ無いと感じた。
あまりにも広すぎるので子連れ家庭は興奮した子供が駆け出して見えないところまで走っていって人混みに紛れてしまう事にむしろ注意した方が良い。
様々な来場者が同じ様に高く評価しており、みんなが同じ様にレビューしているが子連れにマスト。
日本の科学館・博物館やアミューズメントパークにある様なゲーミフィケーションを用いた体験型アトラクションで、国籍を問わず小学生程度の子供なら楽しすぎるパビリオン。小学生程度の子供ならば大阪万博2025へ行く最大の理由と言ってよく、我が子が口にする万博の思い出の大半の内容がこれ。
つまり、親の視点では小難しい展示の多い大阪万博2025で子供へ対する切り札の1つなので使い所を慎重に選びたい。
こちらも様々な来場者が同じ様に高く評価しており、みんなが同じ様にレビューしているが子連れにマスト。
大前提となる注意点としては体験するのに7歳以上という年齢制限があるので、1時間以上の待ち時間からやっぱりダメでしたとならないよう気をつけたい。
内容はXRゴーグルを付けた体験型アトラクションで、小学生向きの内容ではあるものの中高生でも十分に楽しんでいる雰囲気はあるので、前述した電力館の対象年齢よりは少々上の子向け。小学校高学年からといった感じか。
これも対子供向けの切り札なので親はいつこの札を切るか慎重に選びたい。
電力館やガス館と比較するのであれば大きなお友達のためのパビリオン。体験視聴型アトラクションでこれも国籍を問わず大きなお友達であるならば楽しめる。
個人的に笑ってしまったのが、このパビリオンはあれだけ学生が無償招待され大阪万博2025には学生が溢れかえっているのに、このパビリオンは平均年齢がグッと上がる事に笑った。国籍は問わないが中年男性率が非常に高い。むしろ小学生は親父に付き合ってあげている感じである。
アラブ系民族衣装トーブを纏うThe中東みたいな男性でもガンダム語ると同じ顔になるんだなというのは新たな発見だった。言葉はわからんのに何を言ってるのか大体わかっちゃうの本当に面白かった。
ちなみにガンダムの体を取っているものの、紹介されている一部の技術は実際に研究がなされているもので宇宙応用科学に知見をある程度持っているのであれば、子供にあーだこーだと説明することは可能。
子供に格好つけるのであればシリンダー型スペースコロニー(オニールのスペースコロニー)に関しての情報は事前に調べておきたい。
おすすめのパビリオンと言いつつ実はパビリオンじゃない。大阪万博2025で本当に重要なのは足元にある。
入場ゲートやらガンダムやらと上記までは多少ふざけていたが実は筆者、海運や海洋土木や海洋応用科学系専攻の技術者で、その観点から大阪万博2025を真面目に語ろう。他の様々なエントリで大人向けのパビリオンは紹介されているので気になる人は他のエントリで調べたら良い。自分は自分の得意な分野を語ろうじゃないか。
実は足元の件について来場していた海外の方々の視線によって恥ずかしくも気付かされたのだが、大阪万博2025では日本がこれまで培った強力な土木技術が発揮されている。海外の方々が気付いてくれたからこそ自分は技術者として絶対に紹介しなくてはならない。
5/2(金)は前述の通り、午前中雨天で午後から晴れたという状況から午前中は万博会場内の舗装路は水浸しになったが外国人はその水浸しの舗装面へ対し指をさし興味津々で見ていた。この舗装路、日本では近年当たり前となりつつある有孔舗装で、水はけが非常によく雨がどんなに降っても水たまりができにくい舗装なのだ。
日本は過去の日本列島改造で全国津々浦々にまで舗装道路が敷設された事により、コンクリートやアスファルト舗装に関して非常に長い期間と膨大な敷設量、様々なシチュエーションのノウハウがあり、梅雨のある日本では舗装路の水たまり問題を何度も経験してきたが、そこで舗装路の水たまりを防ぐために生まれたのが有孔舗装であり、万博会場内はこの有孔舗装と石畳タイル舗装の2種類が主に採用されており、偶然の雨天時に有孔舗装と石畳タイル舗装の2種類を比較する事が可能になった。
石畳タイル舗装では水たまりが出来ているものの有孔舗装には水たまりが出来ていない。この点に面白さを覚えた観光に来ているであろう外国人同士がしきりに地面へ向かって指を差し会話しているのだ。
そして更に面白くなったのが午後の晴れである。雨天時に石畳タイル舗装では水たまりが出来てダメだと思われていたところに晴れになると一気に石畳タイル舗装が乾き始めた。もう目で見て判るレベルでスーッと水が引いていく。実はこの石畳タイルもまた目で確認するのが困難なレベルの微細有孔処理がなされており、雨天の間は表面張力などの力によって水たまりが出来てしまうが、雨が止めば一気に水が引いていくという石畳タイルだったのだ(お風呂用のいわゆる珪藻土マットに近い)。
スーッと水が引いていく様を見た外国人は「おい!見ろ見ろ!」と海外言語理解が出来なくても言っている事が日本人の自分へ伝わる程のリアクションをしていた。これが日本の技術力なのだと誇るつもりは毛頭ないが、この有孔舗装は驚いていた国々では需要があり、この技術が売れる可能性が高い事は間違いがない。世界ショーウィンドウとして万国博覧会の本来の機能が発揮されていた瞬間だった。
日本の在来工法を応用した大屋根リングの建築は非常に素晴らしいものだが、重要だったのはその足元、海岸線が隣接する軟弱地盤を強固に改良し、改良した地盤であっても水はけが損なわれない事に外国人が非日常的であるであると気付いて大きなリアクションを取ってくれたからこそ自分も気付く事が出来た。
地盤改良というものがどの様に行われているのか?を知らない人も多いだろうが、正確性を横に置いてわかりやすく伝えるならば、セメントと砂を混ぜてモルタル舗装をする様に、地面へ大穴を掘った後に超巨大重機の先端に巨大なミキサーを付けて、掘った土を戻しつつセメントなど地盤改良薬剤を混ぜて巨大ミキサーで撹拌し、1つの強固な大岩盤や大柱を地中に形成するのだ。
そのため軟弱地盤が強固になる代わりに密度が高くなり水はけは悪くなるのだが、舗装面の最表層へ有孔舗装材を採用する事によって、舗装面自体へ保水能力を持たせ、実際に人々が足で触れる部分には水たまりができにくいという舗装技術だったのだ。
大屋根リングの様な巨大建築物が海岸線近くの軟弱地盤へなぜ建っているのか?各国パビリオンをなぜ建てる事ができたのか?そしてそれが出来るほど地盤改良されたはずなのに水はけがなぜ失われていないのか?
それは大阪万博2025会場自体が日本の隠れた超巨大土建パビリオンであるからだ。
大屋根リングのスロープには花壇が設置され様々な植物が植えられている。
これを地面と捉えると結構な傾斜角のある地面だが、雨が降った事によってスロープ最下段からは花壇から滲み出た水がどんどん流れ出てきていた。これはつまり花壇は間違いなく保水をしており、花壇を地面と捉えると水分に晒される傾斜のある法面(のりめん)であるという事だ。
目で見てわかるほど法面から染み出す水。土木にちょっとでも知識ある者であるならばわかるだろう。この環境は地すべりが起きる可能性がある。が、しかし全くと言って良い程その兆候がない。実際に植物へ手を触れて軽く引っ張ってみたがしっかりと根がはっており植物の根がその法面を支えている事がわかる。
これは紛うことなき土建技術の賜物である。花壇スロープを地面と仮定したが実際は大屋根リング上に非常に大規模な形で設置されているのだ。すなわち花壇スロープは日本の土建技術はこれが出来るとそこにあるだけで我々に訴えてきている。
子供なら気付かないだろう。電力館やガス館やガンダム館で興奮するだけだ。あまりにもわかりやすいものでしか興奮できない。
でも我々大人は違う。今まで学んできた知識と経験があり、それによって万博の非日常的な光景が技術によって成立しているのに気がつく事が出来る。すごくないかコレ?と今まで学んできた知識と経験で興奮する事が出来る。
実は筆者、愛知県民で、愛・地球博開催の2005年当時に多くの大阪府民が愛・地球博へ参加してくれて楽しかったというレビューをしてくれた事を未だに強く覚えています。
愛・地球博は開催前に様々な妨害に遭い、未だその当時の妨害内容を当人達が記録を公開しているわけですが、特にオオワシの巣を理由とした妨害によって撤回された愛・地球博会場の宅地転用計画は、トヨタ自動車や関連サプライヤーが点在している三河地方において地価高騰を招いて工場で働く多くの若者の住宅購入を阻害するという社会問題が20年たった今まさに起きている状況。この責任はいつ取ってくれるのでしょうか?
当時は日夜テレビや新聞などで愛・地球博の問題点ばかり取り上げられていましたが、そんな妨害に対抗する形で大阪府民だけでなく、多くの皆さんがインターネットを中心に「前評判よりも意外と面白いぞ!」と好評レビューをしていただいたおかげで、大きなメディアもそういった声が無視できなくなり、手のひらを返して好評な形で紹介する様になり、最終的には2200万人を超える来場者数を記録し約65億円の剰余金を残すほど成功した万博となった。
大阪万博2025へ参加して実際に自分の目と知識と経験で良いものは良いと紹介する事が大阪府民の皆さんへ恩返しとなると思い、今回エントリを書かせて頂きました。
以上
日付の誤り指摘ありがとうございます。恥ずかしい。
『機動戦士ガンダム』の話でさ、一年戦争の象徴みたいに語られる「コロニー落とし」。ジオン公国が地球にコロニーをぶつけて何十億人も殺したっていう、あの悪名高い事件ね。公式設定だとジオンがやったことになってるし、アニメでもシャアとかが「あれは仕方なかった」とか言い訳してるシーンが印象的。でもさ、最近ふと思ったんだよ。コレ、本当にジオンの単独犯行か? 実は連邦が絡んでて、責任をジオンに押し付けただけなんじゃないかって。
まず、コロニー落としの経緯を考えてみよう。ジオン側は戦争初期に「ブリティッシュ作戦」って名前で、連邦の軍事拠点があるサイド2のコロニーを奪って、それを地球に落としたとされてる。で、その結果が大気圏突入でコロニーがバラバラになって、オーストラリアに大穴開けて、気候変動まで引き起こしたって話。でもさ、コロニーってそんな簡単に落とせるもんなの? ジオン側にそんな技術力あったっけ?
ジオンって戦争始まる前はサイド3の田舎国家で、資源も技術も連邦に比べて貧弱だったわけ。モビルスーツ開発で一気に追い上げたけど、コロニーまるごと動かして正確に地球に落とすなんて、尋常じゃない計算とリソースが要るよね。一方で連邦は、宇宙世紀のインフラほとんど握ってた巨大勢力。コロニーの管理システムも連邦が掌握してたはずだし、セキュリティだってガチガチのはず。なのに、どうしてジオンにコロニー奪われて、しかも落とされるまで何もできなかったの? おかしくない?
ここで俺の持論。実はコロニー落としって、連邦が仕組んだ自作自演じゃないかって。戦争初期、連邦はジオンにボコボコにされてたじゃん。モビルスーツの性能差で押されまくって、世論も「連邦無能すぎ」って空気になってた。そこで連邦の上層部が考えた。「よし、ジオンを悪魔に仕立て上げて、俺らの失態を隠そうぜ」と。サイド2のコロニーをわざと襲撃して、ジオンに奪わせる状況を作ったんじゃないか。で、コロニーが地球に落ちるのは「ジオンがやった!」って大々的に宣伝。実際、オーストラリアに落ちたコロニーの残骸とか、証拠が都合よく残りすぎてるのも怪しい。連邦のプロパガンダ班が「ジオン=極悪」のイメージ植え付けるために、演出した可能性あるよね。
アニメ見ててもさ、連邦側の描写って妙に「被害者ヅラ」してるんだよ。ジオンがコロニー落とした後のシーンで、民間人が泣いてる映像とか流して「我々は正義!」ってアピールしてるけど、連邦だって戦争中は非道なことやってたはず。ザンジバル級の艦艇とか撃ち落としてたし、民間人巻き込んだ作戦だってゼロじゃない。それなのにコロニー落としだけジオンに全責任押し付けて、「連邦は潔白です」みたいな態度がムカつくんだよな。
シャアもさ、アムロとの会話で「コロニー落としは必要悪だった」みたいなこと言ってるけど、あれって本心じゃない気がする。シャアって頭いいから、連邦の策略に気づいてたけど、ジオン側として言い訳せざるを得なかったんじゃないか。だって、コロニー落としでジオンが得たものって何? 地球にダメージ与えたけど、連邦の戦力自体はそこまで削れてないし、逆にジオンが「人類の敵」扱いされて戦争長期化しただけ。戦略的に見てもジオンにメリット薄いんだよ。
だからさ、コロニー落としは連邦のコロニー襲撃が発端で、それが失敗して落ちちゃったのを「ジオンのせい」にしたんじゃないかって思う。連邦が自分たちの失態隠すために、ジオンをスケープゴートにしたと考えると、色々辻褄が合う。公式設定じゃジオンが悪役だけど、ガンダムって戦争のグレーゾーン描く作品だし、こういう裏読みもありだろ?
好評いただいたので続きを書きます。
先にエクスキューズから。「コンクリート自信ニキ」と書いたものの、自分は10年ほど前に大学でコンクリート工学を研究していたものです(今は別の仕事)。アスファルトは記事書くために慌てて勉強しました。だからアスファルトが建築材料にも使われているのは素直に知らなかったですし、ブコメ含めいただいたコメントを見ていて集合知はすごいなと思いました(自信もなくなったので自信ニキは取り下げます笑。ただ、記事自体はソースにあたりつつ書いたので他の内容は問題はないはず)。とはいえ、予告したからには責任をもって最後まで書きます。
※ 以下の内容は元記事の>〇鉄筋コンクリートの偉大さについて にかかる内容を理解いただいている前提です。
〇 近くのコンクリートのひび割れはそこから建物がパッカリ割れるから直しているのか?
結論からいうとこれは間違いで、多くの場合ひび割れは強度的には問題ないです。ただ、ひび割れを放置すると以下で説明する悪いことが起こるのでひび割れを直しています。
元記事で説明した通り、鉄筋コンクリートのベストカップリングな要素の一つとして、鉄筋は酸で錆びると弱くなるけどアルカリ性のコンクリートで守られている点をあげました。しかしながら、仮にひび割れが鉄筋まで到達すると、水や空気がひび割れを通じ鉄筋に触れ、鉄筋が腐食してしまいます(正確にはコンクリート自体も水や空気を多少通すので、ひび割れが鉄筋まで到達しなくても鉄筋は腐食しうる)。鉄筋が腐食すると強度が下がるのはもちろん、鉄筋の体積も膨張するため、ひび割れがさらに広がったり新たに生じてしまう悪循環となってしまいます。
加えて、ひび割れから空気が触れることで、コンクリートのアルカリ性が酸素により中和されて中性化してしまい、より鉄筋への守りが弱くなってしまいます。他にも様々な悪影響が生じるため、ひび割れを直しているのです。
なお、コンクリートのひび割れが発生する要因は、強い力がかかってひび割れる場合もありますが、多くの場合は別の要因(コンクリートを流し込んで固める時(打設といいます)に水分が蒸発して表面だけ体積が小さくなる場合や、練り混ぜが不足した場合、アルカリシリカ反応、凍害など)で生じています。
ついでに、仮に鉄筋コンクリートの柱にとんでもない力が掛かってセメントが割れてしまっても、建物は結構持ちます。これは、セメント以外の鉄筋や砂・砂利が構造を保ち、破断面で砂や砂利がかみ合うことで支えてくれるからです。とはいえ危ないので絶対に直す必要はありますが。。。
これは大げさに言いました。すべての漬物屋で危ないわけではないです(漬物屋の方には大変申し訳ありません。)
上で述べた通り、コンクリートの中の鉄筋が腐食すると、強度は下がりひび割れは下がり大変なことになります。この原因の一つが塩害です。そもそもコンクリートの中の鉄筋は、コンクリートの高アルカリと反応して酸化物の被膜(不動態)を作っていて、この膜が腐食から鉄筋を守っているのですが、もし塩水(NaCl水溶液)が鉄筋コンクリートの中に入り込むと、塩化物イオンがこの不動態被膜を破壊します。要は、塩水にさらされ続けると鉄筋コンクリートは早く劣化します。
そんで最初の漬物屋の話に戻ります。これは自分が大学の時に講義で聞いた話なのですが、ある鉄筋コンクリートの道路で、特定の場所だけ劣化が異常に早かったそうです。道路メンテナンス会社が原因を調査したところ、その道路の前に漬物屋があり、その漬物屋が不届きにも漬け汁を毎日道路に流していたのです!つまり、漬け汁に含まれている塩分がコンクリートを劣化させてしまったわけですね。
〇 コンクリートのトレードオフとそのトレードオフをぶっ壊した自己充填コンクリートとは?
最後にこちらを説明します。コンクリートにおいては、どれだけ工事の上で扱いやすいかが重要です。特に、鉄筋コンクリートにおいては、複雑に鉄筋を組んだ型枠の中にどろどろのコンクリートを流し込むため、いかに水のようにスーッと型枠に隙間なく流し込めるか(充填性)が重要です。もしどろどろで粘性が高すぎる生コンクリートだと、きちんと型枠や鉄筋の間にコンクリートが入り込まず、大きくひび割れができたり大穴が空いたりしてしまいます。簡単にそれを達成するのであれば、セメントに加える水の量を増やすことになりますが、そうすると当然コンクリートとしての強度が下がってしまいます。
そのため、コンクリートに加える水の量をめぐって、コンクリートとしての強度と、充填性と、とのトレードオフが成立するわけです。基本的には、コンクリートがキチンと流し込めるワーカビリティを確保できるぎりぎりで、強度を保つために水を少なくして、最後にうまく流し込めない分をどでかいバイブレータを使って振動させて、無理やりコンクリートを充填させることになります。
大昔からのそんな常識に対して、90年代ごろに、「水の量を増やさずに」 「水のように勝手に型枠や鉄筋の間にコンクリートが充填される」という、トレードオフをぶっ壊す発明が日本でなされました。これを自己充填コンクリート(高流動コンクリート)といいます。詳しい原理は自分も説明できないのですが、セメントの種類や特殊な配合剤(減水剤)の使用、骨材のサイズや種類も考慮して、これを実現しているようです。
自分はこれを発明した先生と話したことがあるのですが、「これからすべてのコンクリ-トはこの自己充填コンクリートに置き換わる!」と発明したときには思っていた、とのことでした。
…しかし現実には、この魔法のようなコンクリートは、大きな欠点もないのに、とても強度が求められ鉄筋がたくさん使われる高層ビルや橋などで一部使われる程度で、ほとんど使われていません。
いくらか理由はありますが、煎じ詰めると理由は一つです。自己充填コンクリートが高価すぎる、いや、普通のコンクリートが安すぎるのです。
普通の生コンクリートは、1㎥あたりで見れば、ミネラルウォーターより安いくらい安価です。そして、コンクリートは大量に使われるため、少しの価格が大きく工事費用にはねます。この自己充填コンクリートは普通の、従来のコンクリートよりも倍くらいの価格差があるため、普通の建物に使われるようにはなりませんでした。そして、あらゆる工事現場で巨大バイブレーターでガタガタ言わせながらコンクリートを締め固めているのです。。。
この値段の問題は、あらゆる点でコンクリートの進歩の壁となっており、いくらでも全く新たなコンクリート材料は提案されているのですが、多少性能が高い程度では従来のコンクリートに価格差で勝てず使われません。
そんな理由で、今も昔ながらのコンクリートが使い続けられています。(だから悪いという気は全くありません。ただ、技術の進歩がいかに難しいか、端的に示す例だと思っています。)
あとは他の、コンクリート自信ニキや建築・土木自信ニキの知識披露を楽しみにしたいと思います!
再度追記
いろいろご指摘いただいたので再度続きを書きました。
今日の天気:雪
東京はもう一週間近く雪だ。
ネットでは即品切れのRTX10090だが、某クローズドSNSの情報交換チャンクでアキバでの店頭販売の情報を見つけたので参戦することにした。
電気街口を出たところではいつもの様に氷河期世代ホームレス達が「アイアムルーザー♪」などと米津玄師やあいみょんのような往年の名曲を歌って物乞いをしている。
除雪された雪の壁に隠れてたちんぼメイドたちがかまくらリフレに誘う裏メイド通りを切り抜け、目的の店へ。
しかし店には既に人だかりができパニック状態でロシア人が店員に罵声を浴びせていた。中には石を投げ出すやつまで出てくる始末。
北海道北部が昨年から日露共同汎用AI開発特区になってからこの手の連中が増えている。
遠巻きに見ているとネオ民族派らしきデブがロシア人に掴みかかり「お前の股間のモスクワにも大穴を開けてやる!」と叫びながら隣の有料老人ホームへと突っ込んでいった。
すると途端に鳴り渡る警報!施設内から屈強なセキュリティが現れ警告を発しながらもクンフーの妙技によって即座に気絶させる。
するとどこからかパトカーのサイレンが鳴り、群衆は散り散りに逃げ、店員も慌てて店の中に戻る。
やはりRTX10000番台の入荷自体はあったのだろう。現状西アメリカ独立国製の密輸品でなければ監視のしづらい店頭に並ぶことは考えづらい。
寒すぎるのもあって一旦VRカフェに退避し、VRChat3.0でケモミミチャイナ姿の上長に買えそうな旨を報告。
日が落ちてから先程の店に向かうともう警察もいなくなっていたので、入店。
入荷情報を掴んでいることをほのめかしつつ、相場の2倍近い額を提示。どうせ利用料に上乗せするだけなので強気に行くと、店員が裏から箱を持ち出してきた。
なんとそれはRTX5090の美品!
タートルシェルズ体制が始まる以前の、台湾製チップをふんだんに使えたグローバル経済を象徴するような一品で、低消費電力化や小型化に舵を切ったそれ以降のモデルよりも性能では上だ。
ニンテンドーWのPC経由モードでも使用できるかを店員に確認すると、足がつかないよう秘匿仮想通貨決済で購入し施設へ戻る。
職場のゲーミング居宅療養施設「思い切って高級老人ホームに入所したら最高の老後が待っていた件」に向かうと、積もった雪が七色のライトアップを透過して輝いていた。
報告のためす所長室へ向かうと、白髪交じりで小太りの所長がVRグラスをつけたままニャンニャン言っていたので、さっさと翔太さんの部屋へ向かう。
3900号室の翔太さんは20代の頃に配信者として成功し、その頃の動画収入が未だに振り込まれるので、こうしていつも金に糸目をつけず脱法的な高性能ゲーミングマシンを所望する。
PCの蓋を開け5090をセットし、ケーブルをベッドのモニターに接続すると、無事映像が出力された。(加齢黄斑変性で片目が見えないため、VR機器は使用していない)
彼が少女の姿を借りて生まれ変わったアローラ地方への冒険に出られたことを確認すると、「また1時間後に来ますね」と声をかけ退出する。
翔太さんは残念そうに唸ったが、こればかりはしょうがない。