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2025-08-21

猫が死んでしまったので恐山に行った

飼っていた猫が死んでしまったので、恐山に行った。

一緒に暮らす動物は大抵がそうであるけど、自分にとっては得難い友達だった。数年前に年の瀬公園で目の前に飛び出してきて意気投合し、そのまま連れ帰り、転職して東京引っ越し下町ワンルームで暮らすという、20代におけるダイジェストシーンを象徴するような存在だった。唐突に大きな病気が見つかり、明確な診断もつけられないうちに、1ヶ月の闘病を経て死んでしまった。4歳になったばかりだった。

映画のような出会い方をしただけに、真反対のドラスティックな悲しみ、また、部屋中に猫の柔らかな気配と、薬やらスポイトやら検査結果やらの病気の強すぎるコントラストが漂っていることに耐えられなかった。自宅を離れる口実の旅行計画として、なんとなく関心のあった恐山を思い出した。祈りの場に赴く機会としては、しばらくはこれ以上ないだろう(と思いたい)ということで、会社夏季休暇に入ったその日に新青森に向かった。

家族や(人間の)友人には恐山に行くことは伝えなかった。自分が沈み込んでいた姿を見られており、このタイミング山間部に入ることは、或いは自死する計画を持っていると疑われている空気があった。実際いろいろと控えめに気晴らしの提案を受け、断ったり随分先延ばしにしたりしていた。どういったアプローチであれ、死にまつわるものへの接触に惹かれていたのは否定できない。

近隣市に宿泊したのち2日目の始発電車下北半島に向かい私鉄バスを乗り継いで午前中に恐山霊場に入った。(途中まで路線バス然としているが、山道に入ったところで唐突に少々不気味な恐山解説アナウンスと、子ども可哀想な目に遭う賽の河原の歌が流れた。)

到着すると、想像していたよりも境内開放的で、硫黄香りが強く、空が近かった。入山のバスには何人か観光客がいたが、平日の早めの時間だったこともあり、門を潜ってしばらくしたら、今生きている人間はもしや自分だけなのではないかという錯覚をする程度には静かになってしまった。プラスチック風車の回るカラカラという音に混じって、微かに鐘の音もする。抜けるような青空だが時折天気雨が降り、遠雷が聞こえる。カラスが飛び交い、足元では白い砂にガスが湧いている。30年弱生きてきて、最も「異境」を感じた地だった。

恐山特に東北において、死者のゆく「お山」として歴史的信仰されてきたと聞く。3時間ほどゆっくり散策した感想として、「他者死ぬことを前にした無力さ」を見に受けた。荒涼として、自分は何の役にも立てず、ただ圧倒されるだけ。大事な猫に何もしてやれなかった、助けられなかった後悔の影響もあるだろうが、死がひのたびこちらを捉えたら、抵抗虚しく受け入れるしかないのではと思ってしまった。

同時に、医療化学がこれほどまで発達するまでの、少し前の時代死生観垣間見たかもしれない。「ああしていれば」の迷いを砕くような、生き物には生老病死の苦しみが大前提存在し、いつでもこちらを見ていると思わせる光景だった。

うって変わって、岩場を抜けると青く澄んだ宇曽利湖が待っていた。先ほど聞こえていた鐘は湖畔に据付けられていて、誰かが鳴らしていたとわかった。

実態は一部のウグイしか住めない酸の水だけど)海より速いペースで打ち寄せる透明の波に山の緑、足跡だらけの白い浜と相まって、こちらは別のベクトルの異境だった。「苦しみが終わった世界」を自分が描くなら、今日からはこのイメージになるかもしれない。猫もも苦痛は無いのだと思うと泣けた。穏やかでありながら寂しい光景で、まだ生きている自分は、ずっとここに居てはいけないとも感じた。

死ぬことの寂寞と諦念のち、死者の安寧を思う。この地で祈ってきたたくさんの人たちが同じ心の動きだったかはわからない。ただ、個人としては「何をしてもいずれ終わりは来るのだから、街に帰って生活を続けよう」と思えた。非現実的な静かさが退屈そうに見えたので。そもそも猫の死後の世界がどういったものかも知らないが、ねぶた祭りの日の青森市街と同程度に楽しみに満ち、そしてできるなら人間彼岸と同じレイヤーに在って欲しいと願う。人間の見守りエリアも欲しい。

直前まで知らなかったのだが、ちょうどねぶた祭最中スケジュールだった。これもルーツは死者の供養だという説がある。自分こちらのほうが色に満ちていて好きだった。

なお恐山境内には「熊注意」の掲示散見され、メメントモリにどれほど浸っていても、即座にリアルの恐怖を思い出した。

猫よ、仏前の備えは絶やさないので、できれば熊からも守ってください。

【翌日の追記

匿名で長文を書きたいという衝動からプラットフォーム性格もろくに理解せず投稿してしまったので、リアクションがあることにたじろいでいます増田というスラングも初めて知りました。

かに、死+恐山という単語タイトルに並べば、イタコの口寄せのために向かったのだと想像される方が相当数いて当然で、自分単独行に徹したあまり他者視点に欠け、思い至りませんでした。東北よりはるか南方で生まれ東京生活し、ネットでは写真優位のSNS観光プロモーションに浸かりきった自分にとって、「恐山」は「イタコのいる霊場」より「ある程度の然るべき配慮を持っていくべき、明るい友達との旅行には向かない、公共交通では難易度・中の観光名所」でした。

当日は「動物も降霊の対象になるのか?」と疑問を持ちはしましたが、仮にできたとしても、たかだか1ヶ月弱の離別では話すこともあまりないだろうし、あったとしても「ちゃんと食え」「掃除しろ」「若くして死ぬのはやめておけ」の言い換えで尺が終わるんだろうなとの投げやりな気持ちから寺院の方に尋ねもしませんでした。期待された増田の皆様には申し訳ありません。

実際にやるとしたら、何十年後かに自分人生のBパートに入った頃、猫の命日からその日までの中間リザルトの発表しがいが出てきてからします。(どれだけ高いところに登ったか、何匹分のまぐろを食べたか、見つけた一番大きい虫のサイズなど、話題に尽きない)

どなたかコメントいただいた通り、恐山は「あの世テーマパーク」だという感想共感します。喪失したての人間には誰かの辿るかもしれない旅路を思わせ、そうでない人間には手軽な非日常感と到達感を与えてくれる場所でした。生きている人間のための施設であり、何より敷地内に温泉とお食事どころまであるのがそれらしさを補強しています東西散見される冥界のスタンダードに準じれば、ラーメンを食べ、膝下まで硫黄泉に入った自分は帰ってこれなくてもおかしくないのですが、今のところ無事にキーボードを叩けています

また自分を求める猫がいれば拾ってもいいな、という気持ちになれたので重畳です。

2025-07-22

2025年7月、初夏の信州上田

からここ4ヶ月ほど、仕事が山場を迎えてしまい、月金はほぼ24前後帰宅という状況だった。

で、まだまだあるものの、一山超えて休暇が取れそうだったので、この3連休に1つ足して4連休として、そのうちの3日を二泊三日の旅行に充てることにした。

自分JREバンクに口座を持っており、どこかにビューーーン!の割引優待があるので、行き先はJR東日本に決めてもらう。

どこかにビューーーン!は自分で選んだ4候補の中から最終的にJR任せになるのだけど、東北秋田山形上越北陸のうち、上越北陸候補に当たりやすい配分になっているらしく、今まで2回して新潟長野だった。

なので、今回も新青森秋田盛岡上田候補で応募したとき上田になるかもと思っていたが、果たしてそうだった。

まあでもこの候補も「どれが当たっても観光できそうだ」というところだったので、割引率とかは深く考えずに上田を楽しむことにした。


とはいえ上田に関しては真田幸村別所温泉くらいで自分的に刺さる「コレ」といった目標がなかなか出てこない。

長野の人は真面目だそうだが、新潟の「バスセンターカレー」とか長岡の「松田ペットの謎看板」みたいな、ちょっと変な名所を面白がっていくようなところはあっても良いように思う。

まあともかく、1日目は上田城と柳町見学、2日目は別所温泉、3日目は街ぶらしながらお土産選びでもしようとなった。


東京駅から新幹線に乗り、12時頃に上田駅に到着、7月上田は低温サウナのような蒸し暑さだった。

現地の温度計を見ると36℃。

まり動き回りたくもなくなるようなとんでもない暑さだけど、昼食は上田でとるつもりで駅弁も食べてなったので、当地名物であるあんかけ焼きそばをたべに日昌亭に向かう。

さすが上田山間の街である、遠景には緑の山が聳え立っている。

14:30ランチタイム終了の日昌亭に13:30に到着したのだが、住宅街の中にあるのに、店内は待合が5〜6組ほどいて、「暑すぎで街では人見かけなかったのに、みんなこんなに焼きそば食うために外に出てきたんか」という光景であった。

しばらくして席に着くと、あんかけ焼きそばが出てくる。

柔らかさを残しながら揚げ焼きにしたような麺に、野菜チャーシューが乗った餡がオン。

味は一口食べて「めちゃくちゃうまい!!」という感じではないが、毎日食べても飽きそうにない優しい味であった。

ご当地焼きそばというのは結構面白いので、あったら食べるようにしている。


腹ごしらえもすんで上田城へ。

上田の駅に降りてから至る所で六文銭を見かけるので、上田の人たちにとって真田氏は大きな存在なのだなあと感じる。

まり戦国マニアではないので、楽しみ方がわからなかったのだが、だいたい土足厳禁なことが多いやぐらに靴のまま気軽に上がれるのは良かった。

上田城は戦国時代、城の東に川が流れており、攻撃しずらい立地であるようだった。

上田城内は今は真田神社となっていたので参拝。別に勝負事をしているわけではないが、もしもの時、日本一武士のご加護があるやもしれない。


上田城を見た後は城下町である柳町へ。

日本家屋が並ぶ風流でこぢんまりとした通りなのだが、ここには日本酒ランキングサイトSAKE TIMEで3位に輝く信州亀齢の酒蔵がある。

まり全国に流通しないそうで、安定して買うならここなのだそうだ。

お土産カップ酒でもあれば買いたいところだったのだけど、カップ酒はやめてしまったそう。

自分で瓶を買うほど飲むタイプでもないので、ここは見学だけして帰ることにした。


お土産や兼観光センターのようなところで休んでいたら、見たことあるキャラクターの木彫りが。

そういえばという感じなのだが、上田映画サマーウォーズ舞台となったところらしい。

映画で描かれている日本の夏の原風景のような田舎町ってこの辺りなんだな。


一旦、ホテルルートイン上田グランデにチェックインして、夕食は上田名物の美味だれ焼き鳥にすることにした。

にんにく野菜醤油ベースのタレにドボンと漬けて焼き鳥を食すもので、ネットで調べたら、うまい店は上田駅構内にあるとのこと。

ホテルも近いし良いじゃないかということで素直に上田電鉄脇の焼き鳥屋に。

五本串を頼んだのだが、美味だれという振りかぶったネーミング、駅ナカという立地でありながら、ちゃんうまい

上田の暑さで汗をかいたので、塩味がしっかり効いている鶏肉が舌に嬉しい。

さらにここでは地酒が飲めるので、先ほど見送った亀齢を飲むことに。

甘さがあってしっかりした味わいだけど、不思議と飲み飽きることがなく、優しくバランスの取れた味わいだった。

上田に行ったら是非飲んでみるべきだと思う。

日本酒ずきは買ってもいい。


2日目は上田電鉄に乗り別所温泉へ。

この上田電鉄ホームサマーウォーズバッチリ描かれがれている。

ローカル線の車窓から見える青と緑の光景は「イメージの中の日本田舎」という感じで、これが見れるなら上田に来るなら夏の方が面白いのかもしれない。

本当に暑いが。

別所温泉では北向観音を参拝し、公衆浴場大師湯に浸かる。

昔ながらの温泉という感じでしっかりあつい。

多分43℃以上は確実にある。

あつい中で熱い温泉に浸かって結構タフだったので、日の出食堂馬肉うどんを食べることに。

馬肉の味もしっかりしているし、卓上の七味唐辛子ともよく合う。

この別所温泉では外湯3つを制覇するつもりだったので、日の出食堂すぐ向かいの石湯に直行

ここも熱い。すごくトラディショナル温度設定である

軽く山を登ってゆき安楽寺常楽寺を参拝。

別所温泉をでて温泉町の方を歩いていくと、遠景の山の中に日本家屋の壁が1枚だけ起立しているような不思議構造物が見えるのだが、これは常楽寺隣にある別所神社神楽殿であり、ここから別所温泉の街を一望できる。

都会暮らしではなかなか見ない立派な藁葺き屋根常楽寺を見た後は下山して、最後の外湯である大湯へ。

つの外湯の中では最も大きく、内風呂と露天の2つの湯船があるのだが、果たしてここもしっかり熱湯なのだった。

炎天下で歩き回った上に熱湯に3連続で浸かるのは、かなりの荒業だったようで、筋トレしすぎた時みたく膝の力が抜けたような感じになってきた。

エネルギーの枯渇を感じたので、上田駅に戻ってガッツリしたものを食べて栄養補給をすべく、駅前上田から揚げセンターへ。

ここでもやはり美味だれがバッチリかかった唐揚げ定食をいただいた。

駅前駅ナカ飲食店がしっかり美味いのは助かる。


最終日の3日目は特にやることがないが、お土産探しと、地元スーパーなどを見学すべく街ブラ。

地元スーパーのツルヤはフロアがだだっ広く、キノコの種類が豊富

自然豊かな信州の山の幸とという感じ。

お土産はというと、駅前大正ロマン溢れる門構えのみすず飴本舗でみすずあられと、自分用にジャムをいくつか。

前回、長野に来たときみすず飴は一度買ってきていたので、もう一品気の利いたものがないかと調べると、エトワールという洋菓子店のものが良いらしく、向かってみる。

店内に入ってリーフパイなどを物色していると、マダムアロンディールというくるみアーモンド焼き菓子激推ししてくる。

ちょっと圧倒されながら、そこまでいうならと購入。

マダム曰く「宣伝に余計なお金を使ってないのよ」ということらしく、なので知る人ぞ知るという感じなのかもしれない。

その後、地元銭湯に入ってみたく、街を歩いていると、坂道チャリの脇におっちゃんが警察に囲まれており、「転けたんかな」と思いながらそばを通りすぎるとおっちゃんが警察に囲まれながら「何みてんだメガネ、◯すぞ!」といきなり音を出すなど、不思議アクシデントがあってちょっとびっくりした。

空が少し曇って暑さが和らぐ中、地元銭湯で熱めの湯に浸かり、最後にあまりの美味さに駅ナカの美味だれ焼き鳥リピートして新幹線に乗った。


出発前はどう楽しんだものかと思ったり、暑さにやられたりしたが、目に沁みるような夏の自然と、食べ物の旨さ、上田はなかなか良い街であった。

皆さんも機会があったら夏の日本原風景を見に、ぜひ上田を訪れてみてはいかがでしょう。

以上となります

2025-03-06

東北新幹線内併結中止時のダイヤ案(Perplexity AI

東北新幹線分離事故後のダイヤ改正における戦略的考察

過去半年間に2度発生した東北新幹線の分離事故を受け、山形新幹線秋田新幹線の併結運転中止に伴うダイヤ改正可能性について、多角的視点から検討を加える。

本報告では、安全性確保を前提とした輸送体系の再構築、既存車両効率的運用乗客利便性の維持向上を三本柱とし、具体的なダイヤ設計方向性提示する。

事故の経緯と現状分析

2024年9月19日東北新幹線はやぶさ」と秋田新幹線こまち」が時速315kmで走行中に連結部が分離する初の重大事象が発生。

その後2025年3月6日、同様の分離事故上野大宮間で再発し、東北山形秋田上越北陸新幹線が約3時間わたり運転を見合わせた。

事故とも自動ブレーキ作動により重大事故は回避されたものの、連結器の根本的な信頼性に疑問が生じた。

JR東日本2024年3月改正で新型車両E8系導入を計画していたが、今回の事態を受け連結運転の全面中止を決定。

これにより、従来の「はやぶさこまち」「やまびこ・つばさ」併結システム見直しが不可避となった。

単独運転体制への移行戦略

山形新幹線「つばさ」ダイヤ再編

山形新幹線従来の併結列車単独運転化する場合、以下の対策有効である

福島駅での線路切替時間を短縮するため、E8系車両の加速性能を最大限活用し、東京山形間の所要時間を現行より5分短縮可能と試算。

これにより、1時間あたり1本の運転間隔を維持しつつ、定期列車を14往復から16往復に増発する案が現実的となる。

郡山駅での折り返し運用を導入し、早朝・深夜帯の地域輸送を強化。

具体的には、東京発6:00の「つばさ101号」を郡山まりとし、郡山7:15発の区間列車を新設する。

これにより、福島県中通り地域通勤需要対応可能となる。

秋田新幹線こまち」の独立運転モデル

秋田新幹線単独運転化に際しては、盛岡駅での接続効率を最大化するダイヤ設計必要となる。

現行の「はやぶさ接続パターンを維持しつつ、盛岡駅到着後15分間隔で「こまち」を発車させる方式採用

例えば、東京発8:20はやぶさ3号」盛岡10:54着に対し、「こまち303号」を11:09発とする。

車両運用効率化の観点から秋田車両センターに予備編成を1本増備。

これにより、早朝の東京行き列車を30分繰り上げた6:30発「こまち201号」を新設し、秋田発着のビジネス需要対応する。

東北新幹線本線の容量拡充策

定期列車パターンダイヤ

連結運転中止に伴う線路容量の余剰を活用し、東北新幹線本線の輸送力を20%増強可能となる。

具体的には、以下の3つの運転パターンを組み合わせる:

  1. 東京新青森ノンストップはやぶさ」:1時間1本の運行
  2. 東京仙台快速やまびこ」:主要駅(大宮郡山福島)停車、1時間2本
  3. 東京盛岡各停はやて」:全駅停車、1時間1本

この構成により、最高速度320km/h運転継続しつつ、座席利用率の低い早朝・深夜帯の列車統合

例えば、現行の東京6:00発臨時はやて71号」を定期列車化し、大宮始発6:30発「はやて1号」に改編する。

新駅停車パターンの導入

白石蔵王駅を通過する「やまびこ列車を分割し、東京仙台行き各停列車を新設する案が有効である

これにより、沿線都市間地域輸送を強化するとともに、新幹線ネットワークの多重化を図る。具体的には:

乗継システム最適化

仙台ハブ機能の強化

従来、連結運転依存していた山形秋田方面への接続改善するため、仙台駅での乗換時間10分以内に短縮するダイヤ設計。具体的には:

これに伴い、仙台駅に新たに2番線を乗換専用ホームとして整備。在来線との連絡通路拡張し、10分間隔でのシャトルバス運行を導入する。

デマンド型連絡輸送の導入

郡山福島盛岡の各駅でAI活用した需要予測型連絡バス運行新幹線到着15分前までにアプリで予約した乗客に対し、最適な経路のバスを手配するシステムを構築する。

実験的に、郡山駅会津若松間で2025年10から試行運転を開始予定。

車両運用効率化の数理モデル

連結運転中止に伴う車両需要の変化を線形計画法モデル化。目的関数を「最小必要編成数」とし、制約条件として:

  1. 列車の所要時間
  2. 車両点検間隔(48時間毎)
  3. 乗務員拘束時間10時間以内)

を設定。シミュレーション結果によれば、山形新幹線E8系は従来14編成必要であったが、単独運転化と折り返し運用の導入で12編成に削減可能となる。

余剰編成2本を予備車両として活用し、故障時の予備率を15%から25%に改善できる。

経済的影響評価投資計画

ダイヤ改正必要な初期投資額を以下のように試算:

  1. 仙台駅改良工事120億円
  2. 予備車両購入費(E8系2編成):60億円
  3. AI連絡システム開発費:15億円

これに対し、予想される便益は:

投資回収期間を7年と見込み、2026年度から3か年計画での実施現実的である

ただし、沿線自治体との費用分担協定締結が必要となり、特に仙台駅改良工事に関しては宮城県財政支援が不可欠となる。

リスク管理戦略

想定されるリスク要因と対応策を以下のマトリクスで整理:

リスク要因 発生確率 影響度 緩和策
車両不足 15% 路線から車両転用協定締結
乗務員不足 25% シミュレーター活用した効率的訓練
天候障害 30% 気象予測連動ダイヤ調整システム導入
需要予測誤差 20% 3か月単位での柔軟なダイヤ見直し

特に気象予測連動システムでは、台風接近時に自動的臨時列車を30分間隔で運休させるアルゴリズムを開発。

遅延情報リアルタイム乗客スマートフォン配信する機能を追加する。

社会的合意形成プロセス

ダイヤ改正案の円滑な実施には、以下のステークホルダー調整が必要不可欠である

  1. 国土交通省安全基準見直し特別認可手続き
  2. 沿線自治体:駅改良工事に伴う都市計画調整
  3. 労働組合乗務員労働環境改善交渉
  4. 利用者団体運賃体系変更への理解醸成

具体的には、改正案のパブリックコメント募集期間を従来の2か月から3か月に延長。オンライン説明会10回開催し、改正必要性をデータに基づき説明する。

特に安全性向上による事故リスク低減効果定量的に示すことが重要となる。

技術検証課題

今後の実現可能性を高めるため、以下の実証実験2025年度中に実施する必要がある:

  1. E8系単独運転時の加速性能試験郡山福島間)
  2. 仙台ホーム混雑シミュレーションピーク時想定)
  3. AI連絡バス需要予測アルゴリズムの精度検証
  4. 自動運転技術活用した折り返し運転効率

特に自動運転技術については、車両の方向転換時間を従来の15分から8分に短縮可能との予備実験結果を得ている。

この技術を応用すれば、郡山駅での折り返し運用効率を45%向上させられる。

総合評価と将来展望

改正案の実施により、以下の効果が期待される:

長期的視点では、2028年度を目処にフルデジタルダイヤ制御システムの導入を検討

リアルタイム需要変化に対応した柔軟な列車運行を実現し、新幹線ネットワーク最適化を更に推し進める必要がある。

今回の分離事故を契機として、新幹線システム根本的な安全性再検証が求められる中、単に従来の運転方式を変更するだけでなく、デジタル技術を駆使した次世代輸送体系の構築が急務である

提案したダイヤ改正案は、現行技術範囲内で最大限の改良を図るとともに、将来の技術進歩を見据えた柔軟な枠組みを提供するものである

東北新幹線内併結中止時のダイヤ案(ChatGPT)

はじめに

東北新幹線東京新青森間の幹線と、途中で分岐する山形新幹線福島新庄)および秋田新幹線盛岡秋田)のミニ新幹線系統から成ります

現在山形新幹線「つばさ」列車福島駅で東北新幹線の「やまびこ列車と、秋田新幹線こまち」は盛岡駅で「はやぶさ列車と、それぞれ併結・切り離しを行い東京まで直通運転しています​。

しかし併結運転ダイヤ編成上の制約を生み、東北新幹線本線の高速運転に影響を及ぼす要因となっています

提案では、山形秋田新幹線東北新幹線の併結を取りやめることを前提に、東北新幹線速達性を最優先した最適ダイヤ案を検討します。

現在東北新幹線では東京盛岡間で写真のようにE5系はやぶさ」(緑)とE6系こまち」(赤)の併結運転が行われています

併結相手となる車両性能に合わせる必要があるため、旧来はE3系こまち」を併結すると最高速度275km/hに制限されていました​。

最新のE5+E6編成では320km/h運転可能ですが、併結そのものを解消すれば車両性能差による速度制約や連結・切り離し作業時間を排し、ダイヤ編成の自由度が向上します。

また、福島駅で「つばさ」を併結する際には、やまびこ列車上下本線を横切るため下り線を2度塞ぐ必要があり、これが大きなボトルネックになっています​。

併結をやめ別々に運行すれば、こうした平面交差の支障も発生せず、本線ダイヤの安定化に繋がります​。

速達列車最優先の運行方針

東北新幹線本線については、速達タイプの「はやぶさ系統による高速運転を最優先します。

具体的には、はやぶさ列車東京仙台新青森新函館北斗)は可能な限り高頻度・高速度で運行し、停車駅も主要駅に限定します。

併結解消により、本線上の速達列車は常に最高速度走行でき、途中駅での併合待ち時間不要となるため、所要時間短縮と定時性向上が期待できます

例えば、山形新幹線用の新型車両E8系は併結しない単独走行時に宇都宮福島間の最高速度を現行275km/hから300km/hに引き上げ可能で​、実際に2024年ダイヤ改正では東京山形間の所要時間が13分短縮される列車も設定されています​。このように各列車本来の性能を発揮して走行できるダイヤとし、東北新幹線全体のスピードアップを図ります

速達列車運行本数は、現行より増発して輸送力と頻発性を向上させます

東京駅発着の一日あたり本数枠に留意しつつも、併結廃止で生じる時間ゆとりを活かし、日中時間帯では概ね10~15分間隔で「はやぶさ系統が発車するダイヤパターンを目指します(1時間あたり4本程度を想定)。

停車駅は東京大宮仙台盛岡新青森北海道直通列車新函館北斗札幌方面)など必要最小限にとどめ、仙台以南はノンストップ運転速達便も織り交ぜます。このような速達重視の体系により、首都圏東北都市間の所要時間可能な限り短縮します。

山形新幹線「つばさ」運行接続

山形新幹線福島新庄)は併結運転を行わない代わりに、本線列車との接続改善によって利便性を確保します。

具体的には、つばさ列車福島駅で本線列車と乗換え接続する運行系統します。現在山形新幹線は1時間上下各2本程度(うち1本はやまびこと併結、もう1本は単独運転されています​が、これらをすべて単独運転とし、原則福島発着とします。

福島駅では東京方面仙台方面東北新幹線やまびこ」または「はやぶさ」に対面乗換えできるダイヤを組み、乗換え時間は最小限(数分程度)に抑えます

例えば福島14番線に山形新幹線つばさが到着し、向かいの13番線に東京行き「はやぶさ」が同時刻に停車する、といった対面乗り換えを実現することで、乗換えの負担を軽減しつつ本線列車への速達運転移行を図ります

福島駅の分岐設備改良(上下アプローチ線新設)は2027年春に完成予定であり​、これにより同駅で上下それぞれ独立したダイヤ編成が可能になります

提案ダイヤではこの新設備活用し、山形新幹線列車東北新幹線本線列車福島駅でスムーズ接続できる時刻調整を行います

なお、山形新幹線「つばさ」については朝夕の多客時間帯に限り東京直通の列車を存置することも検討します。

併結なしでもE8系であれば東京福島間を最高300km/hで走行できるため​、東京直通の単独「つばさ」も十分高速なダイヤを組めます

これにより、山形方面から首都圏への一席乗車ニーズにも配慮しますが、基本的には福島駅での乗換えを前提とし、本数やダイヤパターンを設定します。

秋田新幹線こまち」の運行接続

秋田新幹線こまち」については、東京盛岡間を東北新幹線はやぶさ」と別個に運行します。

E6系こまち」は最高320km/h運転可能であり、本線上でも他のはやぶさ列車と同等の速達性を確保できます​。

そのため、現行は必ずはやぶさと併結していたこまちを単独列車として東京秋田間直通で運転し、これまで盛岡駅で行っていた連結・切り離し作業時間を削減します。

こまち単独運行により盛岡駅では最短の停車時間で発着できるため、はやぶさ系統盛岡での長時間停車が不要となり、速達性向上に寄与します。

東京秋田間についても、盛岡駅での乗換え無しで引き続き直通列車を確保することで、利便性への影響を最小限に留めます

ただし、将来的に北海道新幹線札幌延伸などで東北本線の列車本数増加が見込まれ場合には、秋田新幹線についても盛岡乗換え方式盛岡発着のシャトル列車化)への移行を検討します。

今回は利便性確保の観点からこまち直通を維持しましたが、仮に盛岡乗換えとする場合でも山形新幹線と同様に接続改善を図ります

盛岡駅にて秋田方面東京方面列車が同一ホームまたは短い乗換経路で接続できるダイヤを組み、乗換え時間を極力短縮します。

盛岡駅は全列車停車となっていることから​、ダイヤ調整の自由度は高く、接続列車同士の待ち時間を最小化することが可能です。

運行本数と間隔の調整

併結解消による運行本数・間隔の見直しでは、東北新幹線本線と各支線の列車設定を柔軟に最適化します。

まず、本線速達列車はやぶさ)は需要に応じて増発し、終日均一間隔で運行できるようにします。

例えば毎時4本のはやぶさを基本とし、その間に支線直通列車各駅停車型の列車を挿入していくダイヤ構成です。

一方、各駅停車タイプの「やまびこ」は本数を適正化します。

速達列車増発によりカバーできる区間についてはやまびこを削減し、中距離需要速達列車代替します。

実際にJR東日本2024年ダイヤ改正で東京盛岡間の「やまびこ」計4本を速達型の「はやぶさ」に置き換えており​、本提案でも同様の比率見直しさらに進めます

昼間時は速達系:各停系 ≈ 3:1程度の割合とし、各停列車は主に東京郡山仙台間や仙台盛岡間のローカル需要を担う列車に集約します。

山形秋田の各支線列車は、それぞれ毎時1~2本程度の運行本数を確保しつつ、本線内ではできるだけ他列車パターン的に噛み合うダイヤします。

例えば1時間のうちに「はやぶさ」3~4本(そのうち1本は盛岡秋田新幹線接続)、「やまびこ」1本(福島山形新幹線接続)、山形新幹線「つばさ」1本、秋田新幹線こまち」1本…といった具合に配置し、過度に列車が集中したり間隔が空いたりしないよう調整します。

併結運転をしない分、東京駅の発着枠を余計に消費する制約はありますが​、福島駅での平面交差支障の解消や盛岡駅での滞留時間削減によって線路容量にも若干の余裕が生まれます

その範囲運行本数全体の底上げと、混雑時間帯の増発(例えば朝夕ラッシュ時に速達列車を集中投入)を行い、輸送力とダイヤの均一性を高めます

乗換え時間接続最適化

併結取りやめによって必要となる乗換えについては、綿密な接続ダイヤ調整でカバーします。

本線速達列車と支線列車が分離運行となる福島駅・盛岡駅では、乗換導線と待ち時間の最短化を図ります。具体的には以下のような施策を講じます



以上のように、乗換えに伴うタイムロスや不便感を最小限に抑えることで、山形秋田新幹線利便性低下を可能な限り補います

接続ダイヤ最適化により、たとえ途中乗換えが必要になっても実質的な所要時間増加をほぼ生じさせず、「乗換えがある直通」といった感覚で利用できるサービスを目指します。

最適ダイヤ案のまとめ

最後に、本提案にもとづくダイヤ編成の一例をまとめます



以上のダイヤ案により、東北新幹線は本線長距離利用客へのサービスを飛躍的に向上させつつ、山形秋田の各ミニ新幹線利用者にも接続改善によって一定利便性提供できます

併結運転を解消することで高速化・頻発化とダイヤ編成の柔軟性向上が可能となり、東京発着の列車容量を最大限に活かした効率的な運行体系が実現できるでしょう。

今回提示した案は一例ですが、速達性と運行効率を最優先に据えることで、東北新幹線全体のサービスレベル向上につなげることが期待できます

2021-04-08

GoogleMapのバス停および路線情報対応が思ったよりヘボくて驚いた

バス利用者が増えないのは乗り方を知らないから」という記事に「乗り方も目の前のバスがどこに行くのかもわからない」みたいな意見もあって

馬鹿言うなよ、お前の持ってるスマホ地図アプリ見ろや」と脊髄反射しそうになって「バス路線マップに表示される地域は意外と少ないのかもしれない」と思い直して

手元のiPhoneAndroid10搭載端末で比べてみたら思いのほかGoogleMapがバス路線時刻表の表示非対応地域が多かった。

俺の調べてないところではAndroidのみ対応iOSマップアプリが非対応って例もあるかもしれないけど、ちょっと調べてみた内容を以下にまとめてみた。

思いついた都市鉄道駅前のバス停でバス停の時刻表系統別の行き先表示の有無について簡単に調べた。

2021年4月8日現在iOSおよびAndroid10の標準マップアプリでのバス時刻表および路線別行先情報表示対応/非対応

鉄道駅前の高速バスではない通常バス路線と思しき路線バス停を選択して直近の時刻表路線および停車駅情報マップに表示されれば〇、

何か情報が欠落していれば△、バス停も路線も表示されない場合は×とした。

鉄道駅iOSマップGoogleMap備考
札幌Androidちょっとバス停が分かりにくい
新青森iOSマップ路線のみでバス停の時刻表や途中で停車するバス停の情報無し、Androidは各路線の停車バス停まで網羅
秋田×
仙台×
新潟×
東京
横浜
名古屋×GoogleMapさん!?と思った場所第二位
新大阪×GoogleMapさん!?と思った場所第一位
岡山流石、大都会岡山
広島×
博多×西鉄Google嫌いなだけだと思ってたけど他を見ると違うのかもしれない

調査をしてみて違いを改めて目の当たりにしていろいろと面白かった。

iOSマップアプリバス停を選ぶと複数バス会社が停車する場合バス会社の選択が入ってそのあと現在時刻の直近の時刻表が表示されるが、

個別の便を選択しないと経路がマップに表示されない。

しかAndroidバス停および路線表示に対応している場合バス停を選択した時点でそこから発車するすべてのバス路線がすべて

一度にマップ上に経路表示される。バス会社はおそらく路線番号のアイコン?の色で分けているっぽいがGoogleMapが対応している複数バス乗り入れ駅が

知らない土地ばかりなので違うかもしれない。

どっちが良いかといわれると日常で使う分にはiOSの方が使い勝手がよさそうだが、

なれない土地バスに乗る場合を考えるとGoogleMapの方がいいと思う人は多いかもしれない。

Googleバスを重視していない?

地元福岡GoogleMapにバス路線が表示されないのは知っていたが、他の政令指定都市も軒並みGoogleMapでバス対応になっているのを見ると

単純にGoogleバス重要視していないのかもしれない。

けど、新青森みたいになぜか非常に力の入っている地域もあったりするのでよくわからない。

上記調査漏れている他の都市部やもっと田舎の方では両方非対応だったりする場合もありそうだが、

そういう地域路線も行先も限られているだろうから迷うということはおそらくないだろう。

乗り方まではどちらのアプリにも表示されてないのでどうにもならんが、行先がどこなのかはそれなりに分かるようになってるので

バスを取り巻く環境文句言う前に手持ちのスマホアプリを調べてみてはどうだろうか?

iPhoneでもGoogleMap使ってる人多いだろうけど、バス情報iOS標準のマップアプリ見てみるといい

地域バス会社が公式アプリ出してればそれ使うのがベストだろうけど、標準マップアプリでも案外行けるもんだと思った。

2019-07-11

anond:20190711094652

さっき新幹線に乗ったときの案内放送

はやぶさ号は1号車から10号車。大宮仙台盛岡新青森終点新函館北斗に止まります」って言ってた。

違和感があったので覚えてたんだけど、

前の方に「停車駅は」とか「停まる駅は」って書かずにいきなり「大宮」って言い始めてたからなんだなと。

から重複したほうがすっと入ってくるアナウンスって有るのかもな。

2019-04-21

東北新幹線青森とか函館まで延ばす必要があったのか?

先日青森まで行ってきた。結構行き当たりばったりなので遅めの列車を予約して思ったより早く着いたら窓口で早い時間列車切符を替えてもらう式。

私にとっては都合の良いことに、いつでも「どうぞどうぞ」と早い時間列車に替えてくれるし、お一人様でも3人掛けの席を独占できる。でも、新青森から列車に乗ったときは各列一人ぐらいしか乗ってないんじゃないかというガラガラぶりでびっくりした。八戸仙台東京に近づくにつれて客は増えて行くんだけど、青森列車で行くには中途半端に高くて時間がかかる場所なんじゃないだろうか。

新幹線が止まるのはあくまでも新青森であって青森弘前じゃないし、函館新函館北斗から中心部に行くには在来線への乗り換えが必要だ。私はわりと列車の旅が好きだし、青森までの運賃とさほど変わらない特急金も仕方ないから払ったけど、スピードを求める人は飛行機に乗るし、お金が惜しい人は高速バスとかLCCに乗るんじゃないかな。

この先新幹線札幌まで延びれば北海道の人は喜ぶだろうけど、在来線で4時間かかる函館札幌間がどこまで短くなるのやら。私はたまに旅行で乗るだけなので、飛行機が取れないとか新幹線の方が融通がきいて便利なときは使うけど、ビジネスなどで使う頻度が高い人にどこまでメリットがあるのか分からない。

来週はさすがにGW乗車率100%超えとかするんだと思うけど、普段こんな感じで大丈夫なのかと心配になった。

2017-12-20

2017年冬、青春18きっぷで斜里から鹿児島まで行けるか

anond:20171219043632

というのを検証してみようかと思ったのだけれど、それに際して面倒くさい前提をいくつか踏まえないといけない。

函館青森間、鉄道を使うかフェリーに乗るか

鉄道ファンの面倒くさいところとして、「鉄道の旅である以上持っている切符で乗れるところは鉄道に乗らなければ」というのがある。

その伝で言うと、函館青森間は青春18きっぷだけでは乗れないのだけど、2300円のオプション券を追加購入して、道南いさりび鉄道五稜郭木古内間と、北海道新幹線木古内奥津軽いまべつ間を乗ることができる。奥津軽いまべつ駅に隣接するJR津軽線津軽二股から再び青春18きっぷの旅を再開することになる。

ただ、問題道南いさりび鉄道JR津軽線も著しく運転本数が少ない上に、どちらも北海道新幹線との乗り継ぎなんか全く考慮していないダイヤとなっていることで、結果函館青森間の移動に6時間7時間は平気でかかってしまう。実にアホくさい。これに対して、津軽海峡を結ぶフェリーは所要時間4時間弱、津軽海峡フェリーが1日8便で2220円から青函フェリーも1日8便で1600円から。これなら鉄道ファンでもフェリーを選んじゃうよね。

北海道内、特急に乗るか否か

JR北海道経営難はつとに知られたところだけど、9年前とくらべても青春18きっぷで乗れる普通列車経営難あおりを受けてかなり減った。減っただけならいいんだが、JR北海道ダイヤ編成は、伝統的に普通列車から普通列車への乗り換えを全く考慮しない。乗り継ぐべき列車が前の列車の到着の直前、3分4分前に発車してることはザラにある。「普通同士の乗り継ぎなんて認めん、何が何でも特急料金払って特急に乗れ」と言わんばかりのダイヤを組む。まともな客はこんなことで腹を立てないだろうし、長距離を乗る客には安くて便利な切符別にあるのだけど、18きっぷ利用者にはそういうことになっている。

とりあえず、今回は特急使わなくても鹿児島まで余裕で行けるのだけれど、ムーンライトながらを取れないときとかはこっちで時間短縮するしかいかも。

というわけで、旅程を考えてみた。

第1日:知床斜里倶知安

知床斜里 0728 - 0949 北見(4724D→4656D)

北見 1028 - 1350 旭川特別快速きたみ)

旭川発1347の滝川普通に3分だけ間に合わず2時間半足止め。こういうことするから北は嫌い】

旭川 1612 - 1754 岩見沢(2336M)

岩見沢 1805 - 1843 札幌区間快速いしかりライナー

札幌発1843の小樽快速エアポートに連絡できれば1日目のうちに長万部まで行ける。札幌圏は混んでるから接続できないのはわかるけど悔しい】

札幌 2028 - 2114 小樽区間快速いしかりライナー

【この辺は時間列車に余裕があるので札幌で止まら小樽まで行ってもいい。オフ会なら札幌かなと】

小樽 2136 - 2247 倶知安(1960D)

【もう一本遅い列車もあるので、札幌なり小樽なりで時間必要であればそちらでも可】

第2日:倶知安羽後本荘

倶知安 0624 - 0757 長万部(2924D)

長万部 0834 - 1138 函館(820D)

【これもあと10分くらい早く着くとギリギリ12時出港のフェリーに間に合うかもなんだが……。まあ函館で昼飯食おう】

函館港 1410 - 1750 青森港(津軽海峡フェリー

【ほぼ同時刻にもっと安い青函フェリーも出るのだけど、次の列車への乗り継ぎを考えるとこちらを選択

新青森 1835 - 1923 弘前(678M)

【この列車に乗るために青森ではなく新青森へ向かって、かつフェリーも早い津軽海峡フェリー選択する】

弘前 1928 - 2157 秋田(1680M)

秋田 2227 - 2310 羽後本荘(2562M)

第3日:羽後本荘東京大垣

羽後本荘 0529 - 0632 酒田(520M)

酒田 0700 - 0942 村上(822D)

村上 0954 - 1112 新潟(1932M)

新潟 1207 - 1323 長岡(438M)

長岡 1348 - 1546 水上(1736M)

水上 1553 - 1656 高崎(744M)

高崎 1659 - 1854 東京(1929E)

オフ会

東京 2310 - 0550 大垣ムーンライトながら

第4日:大垣博多

大垣 0620 - 0656 米原(205F)

米原 0703 - 0943 姫路新快速

姫路 1009 - 1028 相生(957M)

相生 1030 - 1138 岡山(1313M)

岡山 1147 - 1245 福山(5725M)

福山 1251 - 1319 糸崎(4727M)

糸崎 1323 - 1536 岩国(353M)

岩国 1538 - 1840 下関(3347M)

下関 1858 - 1911 小倉(5221M)

小倉 1929 - 2041 博多快速

オフ会

第5日:博多鹿児島

博多 0750 - 0904 大牟田快速

大牟田 0907 - 0959 熊本(2327M)

熊本 1011 - 1048 八代(6335M)

八代 1106 - 1218 人吉1227D)

人吉 1322 - 1448 吉松いさぶろう3号)

吉松 1543 - 1635 隼人(4233D)

隼人 1701 - 1741 鹿児島中央(6955M)

結語

鹿児島着はだいぶ余裕のある時間になっているけど、それでも青森名古屋でのオフ会は入れられそうにないなあ。

5日間で斜里から鹿児島まで特急使わずに行けるのは、まあ、便利なんだろうな。

2011-01-19

自分のふがいなさに腹立て新幹線全裸

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110119-00000020-sph-soci

 岩手県警は18日、JR盛岡駅に停車中の東北新幹線デッキ全裸になった公然わいせつの疑いで、自称・山形県長井市無職手塚新一容疑者(32)を現行犯逮捕した手塚容疑者は「乗り間違えた。自分のふがいなさに腹が立ち、裸一貫からやり直すには服を捨てるしかなかった」などと供述している。

 岩手県警盛岡西署によると、手塚容疑者は18日午前9時50分ごろ、新青森東京行きの「はやて18号」のデッキで服を脱ぎ、全裸になった疑いで逮捕された。

 停車中の10両編成の車内からジャンパージーパンTシャツパンツなどが次々と飛び出してきた。ホームにいた駅員が現場に近寄ってみると、8号車のデッキの中に、生まれたままの姿になった手塚容疑者がいた。駅員は即通報し、鉄道警察隊現行犯逮捕。当時、車内やホームには他の乗客がおり「ワー!!」と騒動になったという。

 同駅に同9時35分に到着し、秋田東北新幹線こまち18号」との連結作業の後、41分に出発する予定だった「はやて18号」だったが、事件の影響で約10分の遅れが出た。

 手塚容疑者は、県警の調べに対し「(福島県郡山から山形帰省する予定だったが、乗り間違えた。自分のふがいなさを腹立たしく思った」と全裸になった理由を供述。さらに「服は親が買ったものだから、捨てないといつまでも自立できないと思った」とも話している。

 盛岡西署は、手塚容疑者郡山駅山形新幹線「つばさ」に乗車しようとした際に、誤って東北新幹線やまびこ」に乗ってしまったものとみている。盛岡駅に到着した時点で乗り間違えに気付き、引き返すために上りの「はやて」に乗車した際に全裸になったようだ。捜査関係者は「いわゆる露出狂のような趣味を持っていたわけではないようだ」と話している。

 ちなみに、JR東日本広報部では「ケースバイケースですが、乗り間違いや寝過ごしの場合は基本的に追加料金は頂いておりません」と説明。「乗り間違えた」とする今回の場合も、特に別の料金を徴収する例には該当しない可能性が高いという。

 
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