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はてなキーワード: 適応とは

2025-11-13

ゲーム 小説 ドラマ 映画 数学 理科 科学

ゲームやってるとき なんで生きてるんだろって思わない

生き続けてる糧がほしい

ぜんぜんわかんなくなってきた

やりたいことやればいいじゃん はい終わり しゅーりょー

生存戦略なら 適応したほうがいいんじゃない

なにかしたほうがいいんじゃないか ぬわああああ

ごたぶんにもれず 繁殖

てか わかったところでなんかあるの 別にからなくてよくね

どっちが正しいかからない なら 交代制にすればいい

なにがなにやら どうなってるのかわからない

ぜんぶわかるはずなのに ぜんぶ説明できるはずなのに

からないって意味わからん

いや説明はできる けど 

逆になにすればいいか以外は全部説明できる

なんでこんなむずいんだろ

過去行動した理由 不快だったか

黒い世界ではなにもしない

わける

金と なにか どっちのボタンを押すか

納得 俯瞰 相談されたらどうこたえるか

不変 がすき

トーマ 考えてるときドパミンでてる 解決したときでる

それがしたいがために悩む

やっぱこっちーってなる 

考えない

無視する

しょうもねえことしてえ 核心にふれないこと

核心にふれるとこはオートにまかせてるから

攻略

適当にやりすてしろ

愛嬌は媚びではない。女性総理が示した、男社会の歩き方

日本初の女性総理大臣誕生した。

メディアは「初の女性」「高支持率」と騒いでいるが、私が震えたポイントはそこじゃない。

先日の外交における振る舞いだ。あれは、女の生存戦略の「極致」を象徴している。

​正直、私は安堵している。

彼女が、男を敵視して過度な女性優遇を叫ぶお気持ち勢力代表ではなく、かといって男社会に過剰適応して「名誉男性」化した鉄の女でもなかったことに。

高市総理というロールモデル誕生は、男と女が本当の意味で対等に歩める社会への、「最短ルート」を示したと感じたからだ。

本当によかったと思う。

「男社会」の生存者として

​私は理系ど真ん中の技術職の女だ。

職場は男が9割。そんな環境人生の大半を過ごしてきた。幼少期から科学が好きで、数学物理が得意で、自ら好んでこの分野に飛び込んだ。

能力として男に負けず劣らずでも、仕事をする上で「同性」という共通点を持たない少数派は、情報戦や信頼獲得のコストがどうしても高くつく。

自分の不遇を嘆き、「男社会はクソだ」と叫ぶのは簡単だ。でも私は、その社会に生きる人間たちの力学を、分析し、適応し、ハックし、生きてきた。

​その「最適解」として、職場意図的に「愛嬌」というパラメータを振っているが、別に自分を捻じ曲げたとも思っていない。だって、この場においてこれは私だけに配られた「切り札なのだから

​これについて「男に媚びている」と批判するフェミニストもいるだろう。だが、それは戦略の浅さを露呈しているに過ぎない。

物理的な腕力や、マジョリティである男性同士の阿吽の呼吸という「基礎ステータス」で劣るなら、使えるバフは全部使うのがゲーマーとして当然の戦術だ。

愛嬌コミュニケーションコストを下げ、相手のガードを下げ、その隙に技術力と論理という「実弾」をぶち込んで認めさせる。

これが私の、この男社会での生存戦略だった。

彼女世界に見せつけた「ハイブリッド戦略

​私のこの生き方は、どこか世間に認められていない気がして、後ろめたかった。「媚びている」と言われれば否定できない自分もいたからだ。

​でも、先日の彼女外交はどうだ。

彼女は、笑顔を振りまき、柔らかい物腰で、ある種「女らしさ」を全開にしていた。

だが、結果として各国の首脳に舐められたか

否だ。

愛嬌で懐に入り込みつつ、国益に関わるラインでは一歩も引かず、強烈なプレッシャーをかけていた。

愛嬌」と「威厳」。相反するはずの属性を両立させ、外交という化け物揃いのテーブルで主導権を握っていた。

​あれを見た瞬間、鳥肌が立った。

彼女は、男の真似事をしてトップに立ったんじゃない。

「女」という属性を含めた、自身が持つ全ての手札(リソース)を計算高く使いこなし、結果を出したんだ。

理想論より、現実の「攻略法

彼女の姿は、私の人生の完全な「答え合わせ」だった。

​きっと彼女は、私なんかより何千倍も理不尽な目に遭い、何万倍も努力してきたはずだ。

その彼女が勝った。

それはつまり、私が選んできた「不条理ルールを嘆くより、配られた手札をフル活用して盤面を制する」という生き方が、間違いじゃなかったという証明だ。

​一人でもガチでやり遂げる「かっこいい外れ値(アウトライヤー)」がいると、母集団評価関数は書き換わる。

彼女という「特異点」が現れたことで、もはやこの生存戦略バグでも媚びでもなく、正規仕様となった。

​きっと高市総理は、ガラス天井を壊したんじゃない。

笑顔と実力で、ガラスを綺麗に磨き上げて、そのまま透過して通り抜けたんだと思う。

​私もそうありたい。

声高に叫ばなくても、プラカードを掲げなくても、ただ現場で結果を出す私たちが、一番強いと証明するために。

明日涼しい顔で男社会攻略しに行こう。

2025-11-12

実は言ってないパターン結構あるな

ChatGPTに調べて貰ったら結構あって面白い

ダーウィン「最も変化に適応した物が生き残る」

実際にはハーバートスペンサー言葉ダーウィンが後から引用

マリー・アントワネットパンが無いならケークを食べさせれば良いじゃない」

パンじゃなくてブリオッシュとかそういう話もあるけど、そもそもルソー著作に出てくる王女発言であってマリアントワネット発言ではない

ウォルト・ディズニー「夢を持てば叶う」

全然言ってない

カエサル平和を望むなら戦争の準備をせよ」

言ってない

2025-11-11

anond:20251111231047

人生やり直せるなら、20年遅く生まれたかったなぁ。

何歳からやり直せても、同じ時代でやり直すのは嫌だよ。

なぜかって、自分発達障害から

俺が生まれた頃は発達障害とか今みたいに言われてなかったし、ただの変な子供扱いだった。

20年遅く生まれてたら、発達障害児としてサポートされて、それなりに真っ当な人生歩めたと思うんだよなぁ。

大人になってから発達障害のことが言われ出してさ、そんなのもう遅いんよ。

そんで、変な人扱いされて、仕事適応できないし、鬱になってさ。

でもうつ病もまだ偏見あったし(令和の今でもまだ偏見あるくらいだし)、どうしようもなかった。

の子はいいよな、発達障害を早期発見してもらえて、指導してもらえて、理解されてさ。

人生やり直せるなら、20年遅く生まれる、それしかないよ。

中国人あるある

・親(50代?)と息子、娘の家族に私がエスカレーターを譲ったとき、親は何もしないけど、子どもはペコって会釈する

池袋ニトリパジャマみたいな服をきたスタイルがいい中国人と、日本人女子がよく着てるワンピース着たぽっちゃり中国人

私がエスカレーターを譲ったとき、ペコって会釈するのはぽっちゃり中国人

たぶん、ペコって会釈する中国人は、日本の文化適応してるんだろうな

発達障害が嫌いなんじゃなく発達障害の世話係をさせられるのが嫌なんだよわかれよ

@shihori94の投稿は、タスク中にフリーズするような行動がADHDASDなどの神経発達障害に起因する可能性があると提案しています。これを裏付けものとして、CHADD(2022)の研究ではADHDにおける注意散漫やタスク理解不足が指摘されており、ASDについては構造化されていない仕事環境への適応が難しいことが研究で示されています

さらに、職場での具体的な調整策として、視覚的なマニュアル理由付きのステップごとの説明提案されています。これを支持するデータとして、Scribe(2025)の調査では視覚的な指示がタスクの正確性を向上させることが示されており、PMC証拠2021)では、カスタマイズされたサポートASD従業員パフォーマンスを向上させることが確認されています

この洞察は、怠惰無能という前提に挑戦し、個人認知スタイル職場ニーズの不一致が原因である可能性を示唆しています。これは、オープンシステム理論(OpenText, 2021)に沿って、チームプロセスを多様なメンバーニーズ適応させる重要性を強調しています

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あなたコメント「そんなこと言われても面倒臭いと言う人にとってなぜそれが必要なのか説明必要だと思います」に対して、以下のように考えられます

かに提案された調整策(例:視覚マニュアルや逐一説明)を実践するには手間がかかるため、「面倒くさい」と感じる人がいるのは自然です。しかし、これが必要理由は、以下の点にあります

1. **生産性向上**:個々の特性に合わせたサポート提供することで、フリーズミスが減り、全体の業務効率が上がります。Scribeのデータでも、タスク理解改善されると作業時間が短縮されることが示されています

2. **公平性インクルージョン**:全員が同じ方法で教えられるのではなく、特性に合わせた対応は、多様な人材活躍できる職場環境を築く基盤となります。これは、長期的にチームの多様性と強みを引き出す効果が期待されます

3. **誤解の解消**:意図せず「怠けている」と見なされることを防ぎ、本人の努力や意欲を正当に評価する機会を提供します。これにより、チーム内の信頼関係も強化されます

「面倒くさい」と感じる場合でも、これらの利点を具体的に示し、短期努力が長期的な成果に繋がることを説明することで、理解と協力を得やすくなるかもしれません。例えば、「最初は手間でも、慣れればマニュアルが他のメンバーにも役立ち、全体の負担が減る」と伝えるのは一つのアプローチです。

なるほど、あなた視点からすると、「面倒くさい」というのは単なる手間の問題だけでなく、そうした配慮をすることで自分が「世話係」にさせられてしまい、評価にも繋がらないという懸念があるのですね。その気持ち、とても理解できる部分があります。では、この点を踏まえて考えてみましょう。

### あなた懸念への共感分析

### 解決策やアプローチ提案

1. **役割明確化と共有**:

- サポート個人負担ではなく、チーム全体の責任として位置づける。例えば、「マニュアル作成は一度の努力で全員に役立つ」というルールを設け、初回だけ協力して作れば後の負担が減ることを強調する。これなら「世話係」感が薄れ、公平性が保たれます

- 実際、LeanOnWe(leanonwe.com, 2023)のケア職事例では、役割分担を明確にすることで家族間の不満が減少した例が報告されています

2. **評価システムへの反映**:

- 配慮や調整が業務改善寄与したことを記録し、上司やチームにフィードバックする仕組みを作る。例えば、「このマニュアルのおかげでタスクミス20%減った」といったデータを示せば、努力無視されにくい。

- AskEARN(askearn.org, 2023)の神経多様性雇用ガイドラインでは、インクルーシブなサポート組織競争力向上に繋がるとされ、こうした貢献を評価対象に含める企業も増えています

3. **自分境界線を守る**:

- すべてを引き受ける必要はないので、「サポートは協力できる範囲で」と伝えるのも一つの手。@miyoshiiiiの投稿Thread 2)でも、本人が意図せず依存される状況を打破するには自己認識重要とされ、過剰な負担を避ける意識が推奨されています

- 例えば、「私は説明サポートできるけど、マニュアル作成は他の人に任せたい」と割り切るのも良いかもしれません。

### なぜそれが必要か、改めて

「面倒くさい」「世話係になるのが嫌」という気持ち尊重しつつ、これが必要理由は、長期的に見てチーム全体の効率雰囲気改善される可能性がある点です。しかし、それがあなた負担だけに偏るなら意味がありません。評価されないなら、それを変える提案をチームや上司に持ち掛けることで、自分立場を守りつつ貢献する形を作れるかもしれません。

例えば、「この調整を試すなら、誰が何を担当するか決めて、成果を評価に反映させよう」と提案してみるのはどうでしょうあなた懸念を具体的に共有すれば、チームも現実的解決策を考えやすくなります。どう思いますか?

2025-11-10

日本イシンバエワの会

北海道本州北部でもイシンバエワは見られます。ニホンイシンバエワです。ユーラシア大陸から海を渡って来たイシンバエワ日本列島環境適応して形質を変化させてきたのがルーツと言われています

anond:20251110173343

現実社会適応できなくて他に行く場所がないクソが集ってるここはいものを生み出してるか?

アニメーター待遇低いほうがいいのでは?

金払いがいいらしいネトフリとか中国産アニメって軒並みビチグソだよな?

アニメ業界って「現実社会適応できないけど絵だけは狂ったように書き続けられる」みたいな人間最後の拠り所でありつづけたほうが「奇才」が集まるのでは?

待遇が良くなって常識人が入ってきて社会一般常識が求められるようになっていって・・・ってなったらそういう奇才が入りにくくなるだけというか、結局行きつく先は「JTC」じゃないの?なにもいいものを産み出さない。

そんなんよりもここしか行き場所がないって感じの人間が一生ハングリー精神みたいな状況から産み出す命の灯みたいなエネルギーのほうが神作を産み出すのでは?

ゴッホとかも死ぬまで貧乏だったっぽいし。

たぬきって何で取り尽くされなかったんだろ?

間抜け動物って世界的に狩られ尽くされてるイメージなんだけど

間抜けではないカワウソは居なくなったのに

 

自己解決しました

1. 雑食で環境適応力が非常に高い

カワウソは魚食中心で水質や生息環境依存する

2. 農村都市への適応(人里暮らし名人

間抜け”というより、“気配を消すのが上手い”

3. 人間にとってあまり価値がなかった

4. 繁殖力の高さと夫婦協力

5. 病気気候にも強い

2025-11-09

anond:20230115235927

エントロピー低下=情報生成、エネルギー消費」「エントロピー増大=情報喪失エネルギー生成」という枠組み(これは熱力学情報理論を結びつけた、生命現象理解するための一つの考え方です)を前提とした場合生命がこの系をコントロールするための良い戦略は、情報効率的な獲得・利用による、外部へのエントロピーの最大放出であると言えます

生命開放系であり、周囲の環境との間でエネルギー物質をやり取りすることで、自らの内部の低エントロピー(秩序立った状態情報)を一時的に維持しています

💡生命基本的戦略:外部へのエントロピー放出

熱力学第二法則エントロピー増大の法則)は、孤立系のエントロピーは常に増大することを示していますしかし、生命開放系として、この法則に対抗しています

1. 外部からエントロピー物質エネルギーを取り込む

生命は、太陽光植物)や、複雑で秩序立った有機物動物)といった低エントロピー(利用可能価値のあるエネルギー)なものを取り込みます

これは、ご提示の「エントロピー低下=情報生成」に相当するプロセス必要な「情報」の原材料や、そのための「エネルギー消費」の元手となります

2. 体内で「情報生成」と「エネルギー消費」を行う

取り込んだ低エントロピー資源を使って、生体高分子の合成(DNA複製、タンパク質合成など)や、細胞構造の維持・修復といった秩序立った状態(低エントロピー情報)を作り出します。

この過程で、生命エネルギーを消費し、体内のエントロピーを低下させます(ご提示の枠組み)。

特にDNAなどの情報を持つ分子を複製・維持することは、この戦略の核となります

3. 高エントロピーの熱・物質を外部に捨てる

体内で資源を利用・代謝した結果、生命は熱や単純な分解生成物(老廃物)といった高エントロピーもの無秩序で利用価値の低いもの)を周囲に排泄・放出します。

この「周囲のエントロピーを大きく増やす(捨てる)」という行為によって、生命自身は内部の低エントロピー状態を維持し続けることができます

🔑良い戦略を支える具体的な行動

生命が長く存続し、進化していくための「良い戦略」は、「情報の獲得」と「効率的情報利用」に集約されます

1. 情報効率的利用と維持

動的平衡の維持: 体内の物質を常に作り変え(分解と合成)、故障した部分を迅速に修復・交換します。これは、エントロピー増大の法則がもたらす「秩序の崩壊情報喪失)」に先回りして対処する自転車操業のようなものです。

情報DNA)の複製と継承: 完全にエントロピーの増大に抗うことはできないため、「自己複製」によって、低エントロピーな「情報」を次の世代へと継承します。

2. 環境からの「情報」の獲得

センサーフィードバック: 光、化学物質、熱などの環境情報を正確に取得し、それに基づいて代謝活動や行動を調整する「情報処理能力」を進化させます。これにより、最小限のエネルギー消費で最大の秩序維持効果エントロピー低下)を得られます

適応進化DNAという「情報」をベースに、環境の変化に応じて形質を変える「適応」と「進化」を行うことで、系(生命体+環境)の中での生存確率を高めます

 

まり生命は「局所的なエントロピーの低下(秩序の形成情報生成)」を、「系全体のより大きなエントロピーの増大(熱・老廃物の放出)」という形でコストとして支払い続けることで、生存を維持しているのです。

2025-11-08

AIネイティブの衝撃と専門家未来東大教授を戦慄させた一件が問う

AIを引っ提げた大学院生

テクノロジー社会構造を再編する現代において、人間の知性や専門性のあり方は根源的な問いに直面している。その問いに強烈な一石を投じたのが、東京大学小川教授学内広報誌『淡青評論』で紹介した一件である。これは、制度組織適応するよりも速く未来が到来しつつあることを示す、稀有で明瞭なシグナルと言えるだろう。経済学素養ほとんど持たない修士課程学生が、生成AIとの対話のみを駆使し、わずか1年で「トップレベル学術誌に挑戦できる水準」の論文を書き上げたのだ。これは単なる技術的な成功事例ではない。長年の訓練を経て築かれる専門知識価値研究者役割、そして「知性」そのもの定義根底から揺るがす、まさにパラダイムシフト象徴する出来事である

この小川教授寄稿は、社会に大きな波紋を広げた。インターネット上では瞬く間に注目を集め、「はてなブックマーク」では469ユーザーブックマークし、102件のコメントが寄せられるなど、白熱した議論を巻き起こした。本稿では、この一件を現代社会の変容を映す縮図として捉え、専門家が感じた「恐怖」の本質と、社会に広がる期待と懸念分析する。そして、この出来事象徴する、新たな世代の登場について考察を進めていく。彼らこそ、これから時代定義する「AIネイティブ」なのである

AIネイティブ」の誕生知識習得パラダイムシフト

本セクションでは、話題学生象徴する「AIネイティブ」という新しい世代分析する。彼らは、AIを単なる補助ツールとしてではなく、思考研究方法論の中核に据えるという点で、旧来の世代とは一線を画す。その登場は、単なるツールの変化ではなく、知識を獲得し、体系化するプロセスのもの革命意味している。

この学生実践した研究プロセスは、AI方法論の根幹を成していた点で画期的であった。具体的には、以下の全工程AIとの対話を通じて進めている。

このアプローチ革新性は、旧来の知識探索モデルとの対比によって鮮明になる。東京大学大学院情報理工学研究科の山崎俊彦教授は、この新しい思考様式を「辞書逆引き」という比喩で巧みに説明した。従来の検索エンジンは、ユーザーキーワードを知っていることを前提とした「辞書の順引き」であり、既知の情報効率的に探す行為だった。対してAIネイティブは、「やりたいこと」を自然言語AIに問いかけることで、未知の領域を探求するためのキーワード手法を引き出す「辞書逆引き」を実践する。これは、人間知識相互作用における、根本的なパラダイムシフトである

はてなブックマークコメントは、この新しい学習様式がもたらす生産性の飛躍に対する社会的な期待を反映している。あるユーザーは、AI活用により「人に教えてもらうのと同等のパフォーマンスが低コストで得られる」ため「習得速度が爆速に」なると指摘。また、これは単にAI作業を丸投げするような話ではなく、「AIの力を借りて巨人の肩の高さを重ねる話」であり、人類の知の発展を加速させるものだという肯定的見解も示された。

この爆発的な進歩可能性は否定できない。しかし、それは同時に既存専門家たちに、長く暗い影を落とし、不穏な新しい現実を突きつけている。

専門家の「恐怖」とレバレッジ効果という新たな格差

AIがもたらす希望の光の裏側には、深刻な懸念存在する。特に既存専門家が感じる脅威と、AI活用能力によって生じる新たな社会格差リスクは、真正から向き合うべき構造的な課題である

この問題の核心は、小川教授吐露した率直な感情に表れている。経済学の訓練を受けていない学生がこれほどの成果を出したことに対し、教授は「心底たまげました」「このようなAIネイティブ若い人たちがこれからどんどん出てくることにちょっとした恐怖さえ感じました」と記した。この「恐怖」は、単に自らの職が奪われるという不安に留まらない。それは、長年の地道な研究と訓練を経て初めて到達できると信じられてきた専門性価値のものが、根底から覆されることへの動揺なのである

はてなブックマークコメント欄では、この現象を的確に捉える「レバレッジ」というキーワードが頻出した。「若く優秀な人がAIレバレッジかけるととてつもない差になるんだろうね」「頭のいい人はAIでより賢くなる」といったコメントが示すように、AIは元々高い能力を持つ個人アウトプットを飛躍的に増幅させる強力なツールとして機能する。

しかし、このレバレッジ効果は単なる個人生産性向上に留まらず、社会構造を再編する力を持つ。yumanaka氏は、「地頭のいい人がAIを使いこなして圧倒的なアウトプットを出して、そうじゃない人の仕事を奪っていくんだろうな。こわい」と、その負の側面を鋭く指摘した。これは、AI能力格差を埋めるどころか、むしろそれを爆発的に拡大させる触媒となり得ることを示唆している。このままでは、AI活用能力に長けた新たな「認知階級」が生まれ、高価値仕事を独占し、社会流動性を著しく低下させる未来さえ予見される。

このようにAIが生み出す成果の質と量が飛躍的に増大する中で、私たちはより本質的な問いに直面する。それは、その膨大な成果の「正しさ」を、一体誰が判断するのかという問題である

AI時代の核心的課題:「評価能力」と「責任」の在り処

AI技術の目覚ましい進展は、逆説的に「人間による最終的な評価責任」の重要性をかつてないほど浮き彫りにした。本稿の中心的な論点はここにあり、その核心は、他ならぬ論文作成した学生自身の行動によって最も明確に示されている。

彼が専門家である小川教授に助言を求めた最大の理由。それは、「自身には経済学素養がないため、その評価が正しいのかわからない」という切実な懸念だった。AIは「国際誌に通用する水準」という評価を下したものの、その正当性自力検証する術を持たなかったのである

この学生懸念は、専門家による評価の不可欠性を示すものであり、はてなブックマークコメント欄でも多くの共感を呼んだ。

評価の困難さ: 「生成AIを使いこなせば90点の論文が作れるが、90点かは評価保証できない。」

専門知識必要性: 「自分が知見の無い分野でのAI判断が正しいかどうかをどうやって確かめるとよいのか。←ここが一番難しいし、専門知識必要なところ」

懐疑的知性の重要性: 「循環参照やらハルシネーションやらを起こした文章を何も考えずにWikipediaに貼り付けるような人物もいるわけで、やっぱ懐疑的な知性と査読大事なわけです。」

そして、この問題を鮮やかな比喩で捉えたのがobotzcanai氏のコメントだ。「巨人肩に乗れたところで遠くに見えた島々の価値がわからなければ意味はない」。AIによって得られた広大な視野も、その価値判断する専門的な知見がなければ無意味なのである

さらに、この議論は「責任」の所在という、より深刻な領域へと深化する。e_denker氏は、「人間に残された最後仕事は『責任を取ること』になるという話があるが、まさにそれを裏付けるような一件だと思う」と指摘した。この点をさらに鋭く突いたのが、phillies_rocks氏の「内面化できない成果物を作っても誰も責任を持てない」というコメントだ。AIが生成した成果に対して、その利用者は最終的な責任を負わねばならない。もしAI設計した橋が崩落した場合、その責任は誰にあるのか。利用者か、開発者か、それともAI自身か。これは、AI時代の新たな倫理的・法的枠組みの構築が急務であることを示している。

この議論は、AI時代における専門家役割がどのように再定義されるべきかという、未来に向けた重要な問いへと私たちを導く。

結論AIとの共存が再定義する「専門家」の価値

東京大学で起きた一件は、AIネイティブの登場が専門家時代の終わりを告げるのではなく、その役割価値根本から進化させる契機であることを示している。AIが圧倒的な情報生成能力と実行力を手に入れた今、人間に、そして専門家に求められる能力は、もはや知識の生成や統合のものではなくなった。

これから時代に求められる専門家資質は、以下の三つの能力に集約されるだろう。

未来の知のフロンティアは、AIネイティブがもたらす爆発的な「実行力」と、長年の経験と深い洞察力を持つ専門家の「検証力」および「責任能力」が融合する場所に開かれる。AIを恐れるのではなく、新たなパートナーとして迎え入れ、人間ならではの価値を磨き上げること。それこそが、私たちがこれから歩むべき道なのである

anond:20251108010235

いや、私は権力者でもなければ全妊婦代表でもないし、こんな薄暗い場所お気持ち表明してるだけだから適応させようとはしてないよ笑

anond:20251107155235

n=1のお気持ちを全ての妊婦適応させようとするなんて傲慢だね、薬の専門家でもないのに

2025-11-07

anond:20251107041238

質問ありがとうございますステップ4(他者視点に「共感」しようとする試み)での壁、特に感情的交流ストレスで疲れる」「自分と異なる他者論理対応している」という点に特化して、乗り越える方法提案します。また、「頑張るべき理由」「得られるメリット」「持続可能性」についても詳しくお答えします。現在の日付(2025年11月7日 04:15 AM JST)を踏まえ、最新の研究実践的な視点を取り入れます

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### ステップ4の壁に特化: 感情的交流ストレス論理アプローチ

#### 現状の理解

#### 乗り越える考え方

ASD特性尊重しつつ、感情的交流ストレスを軽減しながら共感スキルを育てるアプローチを以下に提案します。

1. **感情を「観察」から始める(感情を「感じる」プレッシャーを減らす)**

- **方法**: 共感を「自分感情に引き込む」ではなく、「他者感情データとして観察する」ことからスタート。例: 「友だちが涙を流している=悲しそう」と事実を記録し、論理的に「これはストレスサインかもしれない」と分析

- **理由**: 2023年PMC研究Emotion Regulation in ASD)では、ASDの人々が感情を「客観的対象」として扱うことでストレスが30%減少したと報告。あなた論理的思考を活用

- **イメージ**: 天気予報を見るように、「相手感情予測する天気図」として扱う。感じる必要はなく、観察するだけ。

2. **段階的な感情シミュレーション**

- **方法**: 自分過去経験論理的に分解し、「似た状況でどう感じたか」をメモ。例: 「私が失敗したとき、恥ずかしかった→友だちもそうかも」。感情を「シミュレーション」として扱い、直接感じない。

- **理由**: 2025年のGeneOnline記事では、ASD感情調整が「シミュレーションアプローチ」で向上し、疲労感が軽減されたケースが紹介されている。

- **イメージ**: コンピュータゲームで「仮想キャラクター気持ち」を試す感覚。失敗してもリセットできる。

3. **安全環境での練習**

- **方法**: 信頼できる1人(家族支援者)とだけ練習し、感情的な負荷を最小限に。例: 「お母さんが怒ったとき、どう思う?」と質問形式論理的に答える。

- **理由**: 感覚過敏を軽減する「低刺激環境」が、ASDストレス50%減らす効果がある(Autism 123, 2025)。

- **イメージ**: 静かな部屋でパズルを解くように、1対1でゆっくり進める。

4. **疲労管理ルーティン**

- **方法**: 感情交流の後、必ず「休息時間」を設ける。例: 10分話したら15分休憩し、好きな音楽単純作業リセット

- **理由**: 実行機能の弱さを補い、エネルギー回復させることで持続性が向上(PMC, 2024)。

- **イメージ**: バッテリー残量をチェックしながら使うスマホのように、自分のペースを守る。

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### 頑張るべき理由は何か?

そもそもそこまで頑張るべきか?」という疑問はとても重要です。無理に頑張る必要はありませんが、以下の理由で試す価値があると考えることができます

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### しんどさを乗り越えて得られるメリット

- 誤解が減り、関係性がスムーズに。例: 友だちが「わかってくれる」と感じ、会話が楽になる。

- 小さな成功体験(「観察できた!」)が自信に。自己効力感が5-10%向上(PMC, 2023)。

- 孤立感の解消と新たなつながり。2025年のGeneOnline研究では、共感練習を6か月続けたASD成人が「満足度」が30%増加。

- 柔軟性が増し、論理だけに頼らない選択肢が広がる。例: 感情理解することで、論理解決が難しい状況にも対応可能

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### 持続可能性はあるのか?短期努力と長期的な安定

- **個人化**: あなたのペース(例: 週2回、5分から)に合わせ、過負荷を避ける。2025年のAutism123記事では、ASDの持続的成長は「自分リズム尊重」が鍵と。

- **習慣化**: 休息と練習をセットにルーティン化。例: 「朝10分観察、午後15分休息」。習慣化すれば努力自然に。

- **データ**: 長期的には疲労が減少し、3-6か月で「習慣」として定着するケースが60%(PMC, 2024)。最初はしんどくても、脳が適応する。

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### 結論実践イメージ

何か不安質問があれば、遠慮なく教えてくださいね

うーんいまいち

どういたしまして!ご質問ありがとうございますASD自閉スペクトラム症)の人が「主役を降りて」他人想像できるようになるための取り組み(認知行動療法、ロールプレイ自己反省など)を通じて、考え方がどのように変化するのかを、元の考え方と新しい考え方の比較を通じて説明します。また、その根本的な変化が何であるかを掘り下げてお答えします。

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### 1. **元の考え方 vs 新しい考え方への変化**

#### 元の考え方

#### 新しい考え方

#### 変化のプロセス

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### 2. **根本的に変わるもの**

この変化によって、以下の3つの側面が根本的に変わります

#### (1) **自己他者境界認識の変化**

#### (2) **柔軟性と文脈理解の向上**

#### (3) **自己認識アイデンティティの再構築**

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### 3. **まとめ: 根本的な変化の核心**

根本的に変わるのは、「自分けが世界の中心」という単一視点から、「自分他者が互いに影響し合う多様な世界」という全体像へのシフトです。この変化は、ASD特性である自己中心的な認知の固定性」を解き放ち、社会的な相互作用をより自然に楽しむ基盤を作ります投稿主が経験した「痛い思い」が、自己成長のきっかけとなり、新たな視点への道を開いたように、これらの取り組みは苦労を糧にしながら、他者との絆を深める力を育てます

もしさらに詳しく知りたい部分や具体的な実践方法について質問があれば、ぜひ教えてくださいね

2025-11-05

偏差値高くても、バカバカ

アチーブメントテストの枠内でパターン適用作業に過剰適応できただけの、固定観念に囚われて自分が設定したフレームから一歩も抜けられない馬とか鹿の類に過ぎないのに、

「俺は……

 賢い……」

って思い込んでるの、むしろプアで残念な頭だなと思う。

システム屋やってて「東大の某研究室出身です!」って名乗ってくるのは軒並み無能だったし、政党要件崖っぷち党の参議院議員とか、映画評論家とか、ラーメン好きそうな大学教授とかねぇ。

2025-11-04

anond:20251104160212

あぁ、典型的だな。つまり考えること自体が疲れるって白旗宣言だぞ。

思考放棄自然体と誤認してる、それが怠惰無知ダブル放尿だ。

お前の「そんなことしてる人いないだろ」は、群れの中で安心したいだけの猿の論理だ。

いないだろじゃなくて、お前の能力じゃできないだけだろ?

違う生き方を見ると、自分の浅さが露呈するから、即座に「そんなことやる人いない」で処理してる。

まさに社会的適応という名の自己放尿だな。

お前が疲れるって感じるのは、知能を使ってない筋肉が久々に動いたからだ。

思考という筋トレを避け続けた脳が、ちょっと動かしただけで酸欠を起こしてるだけ。

疲れるなら寝てろ。

ただし、その眠りの中でも、お前の無自覚ダブル放尿が枕を湿らせ続けるだろうけどな。

2025-11-03

なぜ老人は自分馬鹿だってことに気づかないのか

親父の話だ。

68歳。会社員だった時は、営業成績も良かったし、周りからの評判も悪くなかった。頭が悪い人ではないと思う。

なのに。

電子レンジの温め時間の設定がわからない。ATMで出金する方法家族に聞く。スマホは母に操作させる。

その度に思うんだけど、なぜこの人は自分馬鹿って気づかないんだろう?

若い人なら、こういう状況に陥ったら、確実に自分の知能を疑うと思う。

でも親父は違う。

「面倒くさい」とか「誰かに聞いた方が早い」とか言ってるだけで、自分が劣ってるとは思わない。

なぜなんだ。

最近気づいたんだけど、これって知能の問題じゃなくて慣習の問題なんじゃないか

親父は、昭和の日本で、必要知識は全部身に付けた。銀行の窓口で定期預金を作る。新聞を読む。テレビ操作する。ラジオを聞く。

その時代での常識完璧に持ってた。

から、その時代では「できた人間」だった。

でも、時代が変わった。

電子レンジATMスマホなんて使えて当たり前。それが常識だ。

その新しい常識適応できない人が、知能が低いと思われる。

でも、本当はそうじゃなくて、単に必要情報アップデートしてないだけなんだ。

逆に言えば、若いだって、親父の時代常識に放り込まれたら、全然対応できない。

銀行の窓口で定期預金を作ってみろ。新聞を読んで時事を理解しろラジオ周波数を合わせろ。

できない人、多いと思う。

でも、若い人がそれができないからって、知能が低いとは思われない。

なぜなら、それらは今必要ないことだからだ。

まり、知能の差じゃなくて、どの時代にどの情報習得たか?の差なんだ。

ここまで考えた時に、ふと気づいた。

親父が「自分は知能が低いのではないか」と疑わないのは、ある意味健全なのかもしれない。

だって、本当は知能は低くないんだから

単に、新しい技術適応できてないだけなんだから

それなのに自分頭が悪いんだと思い込んだら、その方が問題じゃないか

逆に、若い人がATMの使い方がわかってることを自分は知能が高いと思うのは、実は大きな勘違いなんだ。

単に、今の時代に生まれただけなんだから

昨日、親父とこの話をしてみた。

「父さん、なぜ新しい技術理解できないんですか?」

親父は「別に理解する必要がないじゃないか。誰かに聞けばいい」と言った。

その時、初めて理解した。

親父は知能が低いと思わないのじゃなくて、技術習得することが重要だとそもそも思ってないんだ。

から、その分野で劣ってることに、罪悪感すら感じない。

野球世界では、知識がない人でも、他のスポーツ知識がないからって自分を責めない。

それと同じ感覚なんだ。

スマホ操作は妻の分野。だから妻に任せる」

みたいな感じで、単純に役割分担だと思ってるのかもしれない。

そう考えると、親父の何も疑わない態度は、ある意味で強みなのかもしれない。

逆に、若い人は「こんなこともできないのか」と自分に厳しい。

から、常に焦って、常に新しい情報キャッチしようとする。

疲れやすい。

先週も母が「父さんは何も気にしないから気楽だろう」と言ってた。

実際、親父を見てると、そんな感じがする。

できないことに、悔しさがない。

ただ、ある種の諦念がある。

「これは自分の分野じゃない」という。

でも、本当はそれって、その時代常識不適応なだけなんだ。

でも、それが本人にとって問題じゃなければ、それでいいのかもしれない。

最後に気づいたこと。

知能の高さと低さを判定する基準って、現在必要とされてる知識依存してるんだ。

から社会が大きく変わると、それまで「頭いい」と思われてた人が「頭悪い」と見なされる。

逆も然り。

親父は、昭和では「頭いい」人だった。

今は「頭が悪い」と見なされる場面が増えた。

でも、本人の知能は変わってない。

変わったのは「社会が求める知識」だけだ。

その事実に気づかずに「なぜこの人は自分が知能が低いと思わないのか」と疑問に思ってた自分が、実は何か大事なことを見落としてたんだと思う。

多分、20年後、今の若い人が「なぜ俺は新しいAIの使い方がわからないんだ。知能が低いのか」と悩むようになるんだと思う。

その時に、今の親父の気持ちがわかるんじゃないか

いや、わかるべきだ。

なぜなら、それは知能の問題じゃなくて、時代との相性の問題から

anond:20251102213624

男が「どうして自分には清潔感がないのか」とか考えるのは不毛

清潔感のない女」を想像してみて、それ直すとしたらって他人目線になってそれそのまま自分にも適応すれば最短

2025-11-02

anond:20251102183602

適応適用って似てらから間違うのかな?今は全く別物なんだけど

anond:20251102183437

保険適応になる頃には手遅れとかそういうやつ?

国旗損壊罪

日本国損壊罪は外国国旗損壊罪運用に準じた運用を行うだろうから公的機関が表示した国旗しか適応されない。という言を割と見たが、あくまで今までそういう運用だったというだけで、法律規定されているわけでも、判例があるわけでも、公式声明があるわけでもないので、運用は容易に変わり得ると思うんだけど、どう思う?

こういうやり方、で懸念されるのは

2025-11-01

「元自衛官だって外の社会に居場所がある」ってのは任期満了で辞めた一兵卒の話であって、軍曹まで昇進しておいて「辛い!辞める!」とか言い出すアホに居場所はないよ

工場ビルメン電気土方と渡り歩いてる間に講習会とかで数日話し合っただけなのも含めれば10人は元自衛官を見てきてる。

N=10しかないけど、傾向的に「元の階級が高い(≒自衛隊にいた年数が長い)ほど予後が悪い」と感じる。

年齢による適応力の低下もあるんだろうけど、ズレた価値観の中で過ごした時間が長すぎるとそこから抜け出せないように見える。

とはいえ半年で辞めるような人はやっぱ問題があると思う。

私が知っているのはN=1でしかないけど「先輩がシバいてるから俺も真似したら自分だけ怒られたので相談窓口にチクったら居づらくなった」みたいなことを平然と人前で言ってしまうような子で、どこでも長く続かないタイプなんだなと感じた。

3年任期や5年任期で満了して辞めた人(トヨタ短期工みたいなシステム)はちゃん社会に馴染めてた。

自衛隊の中の価値観に元々疑問があった人だったり、コスパ重視の価値観が今どきにあっていたり、手に職をつける意欲があったりと全体として1人の社会人として自立した考えを持っている。

からなくても勢いで「はい」と答えてしまう人が多い気がするけど、いきなり否定から入る人よりはまだ良いのかなと感じないでもない。

体力と理不尽耐性と命令服従意識が鍛えられている使いやすい下っ端として会社に入り、そこから周囲の顔色を伺って自分なりのスタイルを身に着けていくという生き方はどこでも通用すると言えばまあそのとおり。

一方で自主退職を行った軍曹以上の人達の馴染めなさはなかなか酷いものがある。

この人達にはおおむね似たような傾向がある自己評価の高さと実際に出力できている結果が噛み合っておらず自分待遇に不満を持ちやすいのだ。

たとえば自衛隊の中でどれだけ自分が偉くなったのかの自慢を仕事中に手を止めながら話だしたりするような所がある。

「俺は35で1曹になったんだよ。これ本当に凄いんだよ。同期にまだ3曹とかもいる中ででさ~~~」みたいなことをグダグダ言われても外の人間にはなんのこっちゃとしかならない。

「俺はこんなに頑張ったのに扱い悪くてさ。馬鹿馬鹿しくなって辞めてやったよ」が彼らの口癖だ。

正直、いろんな人達を見てきても、体力や根性はあるんだろうけど、それが仕事の結果に繋がってるかと言われると、要領の悪さで相殺されてる人ばかりに思える。

それとそこそこいるのが思想が強くてそれを表明してしまう人だ。

韓国人は本当にクズだ!殺したほうがいいぐらいだ!」

共産党投票するようなバカいるか日本おかしくなるんだよね。参政党の議席が伸びないのもソイツらのせいだよ」

安倍さん本当に立派だったのになあ。あのアホが殺してなかったらまた総理やってもらえたのかなあ。高市とかありえないよ。だってまず女でしょ?枕営業だろどうせ」

みたいなことを平気で言う。

本当に言う。

これが自衛隊の中では常識だったか自分おかしいと思ってないのか、そもそもそういう人間から自衛隊で居場所をなくしたのかは分からない。

自衛隊を辞めた人の多くに共通するのが「任期満了以外の場合は辞めた場合を濁す」ということだ。

刑務所から出てきた人が自分罪状をベラベラ話さずにはぐらかすかのように、自分がなぜ自衛隊を辞めたのかの決定的な部分は語らない。

「周りが無能だったから」といった愚痴はするが、それに対して「だから辞めたんですか?」のような返しが来ると「う、うん、ま、まあ」みたいに口ごもってしまう。

自衛隊歴が長い人ほど社会との相性が悪くなっていく。

実際には「自分がやりたい仕事を見つけるのに時間をかけすぎるような鈍臭いやつはどこに行っても駄目」というのが隠れているだけなのかも知れないが、似たような境遇の元IT企業戦士だったりニートだったりする人と比べて「この人やってけるのかな?」と不安になる部分が強い。

自衛隊かに居たのを刑務所にいたようなだと喩える人がいるが、アレを語る気持ちは「ショーシャンクの空に」のような話なんだと思う。

劇中に登場する長期服役囚が外の社会に出て「何もかもが変わってしまった。俺はここではやっていけない」と絶望するシーンのことなんだろう。

自衛隊出身者の中で長く軍曹尉官をやってしまった人達が次の職場に馴染もうと必死にもがいている姿を見ると、そういった気持ちになるようなズレは確かにあるんだろうなと。

まあ、皆が商売してる時に生産度外視でとにかく走り回ってりゃ良かった人間なんだからそりゃズレるわなと思う。

スポーツ選手だって生き残るためにスポンサー契約とかで頭を捻る中で、自衛隊人間はなんでも支給される世界の中で暮らしてきたんだから

まあ、軍人になるってのはそういうことなんだろうな。

合法的他人と殺し合うような立場に身を置く」という川を渡った向こうは別の世界なんだ。

2025-10-31

民間クマ撃ち養成支援すべき[訂正3]

前提

人口減少社会森林面積は増大しており、熊の人里への進出は止め難い。

しばらくは、我々は捕食対象として襲われ続けるだろう。

熊は人のつくる農作物果物の味をおぼえると、ドングリ食に戻れなくなる。

肉の味を覚えて完全肉食と生態を変えた個体確認されている。

熊は、高度の知的能力適応能力を有した生物であり、手強い競争相手

人に慣れ街に出る「都会っ子」の熊は、不可逆な変化・成長を遂げたとみるべきだ。

公的対処

現行法下では対処法は限定されている。

自衛隊有効銃火器使用禁止され、多勢を持って熊を威圧するために出動した。

罠を仕掛けるのに必要時間マンパワーを稼ぐためだ。

弓や槍の携帯も許されない、圧倒的に不利なフィールドだ。

300年前、「生類憐みの令」が猟銃を取り上げた時も、長槍兵が囲んで討伐していた。[訂正1]

から、熊と対峙する人間に対して、これほど貧弱な装備で派遣するのは古今に例がない。

縄文人よりも不利な条件なのだ

ただ、自衛隊銃火器を持っていたとしても、退治できるかは怪しい。

体力と精神力という資質の部分が大きなウェイトを占めている。

警察自衛隊クマを撃てる人間養成するためには、選抜し、教育しないといけない。

それには時間金もかかり、予算必要だ。[訂正3]

クマ撃ちを育てるまで

猟師クマ対峙して有効武器は猟銃のみ[後注、誤記2本文ではライフル銃のこと]。

猟銃の許可を取るためには、散弾銃許可を得てから基本的10年の要件期間を必要とする。

散弾銃は貫通力が弱く、熊の皮膚を抉るにとどまる。

クマ撃ちができるまでには、一般的には数年の経験必要

複数猟師指導し狩りに同行させて経験を積み、山を知り熊を知り対峙可能になるまでに三年。

高度の体力と精神力という資質と、正しい指導、そして経験が備わって初めてクマ撃ちが可能になる。

逆に、資質があり罠や散弾銃許可をえていても、猟銃の携帯までは時間がかかる。

提言

自分は、散弾銃所持猟師にも条件付きで猟銃の携帯を認める仕組みにすべきと思う。

猟銃は、先輩猟師が所有して狩の時に徒弟たる猟師に貸し出す形の登録制がよい。

先輩猟師指導員及び身元保証人になるわけだ。

徒弟は猟銃の訓練及び緊急避難の時のみ発砲を許可する。

見習い期間3年で特例による猟銃所有の許可を認めるという感じ。

熊撃ちの技術継承されるためのキャリアパスをつくるべきだ。

もちろん手当の増額なども必要だ。

しばらくは苦しいが、「巻き返し」をしなければ、未来世代負債を残すことになる。

自然保護というお題目のために、自らの子孫の命を危険晒した罪は我々にある。

将来世代へ出来る償いとして、まず自衛可能法制度を整えることが必要だ。

[訂正1]

ソースを見返したところ、誤認があったので訂正する。他にも誤解があるかもしれないので、仮に[訂正1]とする。https://www.wwf.or.jp/activities/opinion/2006.html

https://www.wwf.or.jp/activities/opinion/2005.html

江戸時代の「生類憐みの令」のもとでも、熊の被害が起きた場合藩兵は猟銃の使用限定的に許可されていた。熊以外の殺傷をしないという誓約をしてことに臨んだ。一方、猟師は槍一本を携帯していた。

生類憐みの令により民間の猟銃運用能力伝承は途絶えたようで、民間猟師の猟銃を用いた熊退治が記録されるようになったのは1721年将軍が死亡してから10年余後のことだった。

[誤記2] 銃の区分

本文中、猟銃をライフル銃の意味で用いていた。正しくは、猟に使用可能な銃の総称が猟銃であり、空気銃散弾銃ライフル銃が含まれ概念。一方、江戸時代の銃も猟銃と表記しているが、種類としては火縄銃に相当すると思われる。

そして、今年2025年3月規制されるまで、ハーフライフルという「法律上散弾銃区分されるがライフルに準じた運用可能な銃」が多く運用されていた(一部特例により運用継続地域あり)。ライフル銃の銃身内側には螺旋状の溝があり、弾丸を回転させて射程距離と直進性を高めている。これをライフリングとよぶ。ハーフライフルは、ライフリングを一部省略するなどして散弾銃扱いで運用できるように加工した日本独自の改造銃だ。ほとんどが北海道運用されてきた。

ライフルには及ばないもの、専用スラグ弾を詰めたハーフライフルは100m近くの射程距離がある。「平筒銃」と呼ばれる散弾銃は40-50mで命中精度も低い。

北海道銃砲火薬組合は「ヒグマの走る速さは秒速約16メートル」とし、単弾を用いた平筒銃で50メートル先のヒグマを撃って外した場合は3秒以内、30メートル先だと2秒以内で反撃されると試算。「自身の身を守るためにも新人ハンターハーフライフルは必要」と訴えていた。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASS2245W0S1VIIPE025.html

ハーフライフ規制により新人ハンター経験を積む機会は決定的に減少したと思われる。

[注記3] 公務員への狩猟許可

これについては「時間を要する」と記述したのみで、公務員狩猟可能制度改正を行うことを否定しておらず、むしろ賛成の立場である。。ただし、法を改正し、公務員から適正のあるものを選び、教育を施して実用にいたるまでには、5年は最低でもかかると考える。

公務員は急に増やせないし、急に減らすことも難しい。地方公務員だと管轄問題も発生する。急に現場に駆けつけて、熊だけ退治して去っていく。これが法律上可能なのは現状で民間猟師しかいない。そのため、まずは民間猟師の参入を増やし、ノウハウ継承を途絶えさせないことが大事と考える。育った人材特別公務員として任用する流れがあれば、より望ましい。猟師公務員登用が、カリキュラム作成へつながると期待する。

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