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はてなキーワード: 手段の目的化とは

2025-11-04

プライベートでの具体性を帯ない約束なんてその場のムードの装飾品でしかないし、現在相手状態気持ちの変化や人生優先順位無視してまで固執するものではない、それは手段の目的化だ。向こうがもう乗り気でなかったとしても悲しいけど見送るしかない。楽しむための約束だったんだから義務感のために頑張って果たす必要などないのだ。達成してすっきりしたいというのもエゴなのだ

2025-08-05

転職活動】某自動車メーカーカジュアル面談で見た、日系企業の病

転職活動をしていると、時折、胸の躍るようなスカウトメールが届くことがある。

先日、まさにそんな一通が自分の元に届いた。差出人は、誰もが知る日本代表する巨大自動車メーカー、T社。

 

文面には、私の経歴に合わせた具体的なポジション名《XXXXソフト更新システムアーキテクチャ構築》が記され、「ぜひ一度弊社のご紹介の機会を」「100年に一度と言われる大きな転換期」といった熱意ある言葉が並んでいた。

 

これは期待できるかもしれない。そう思い、指定された日程で「カジュアル面談」に臨んだ。

 

迎えた「カジュアル面談」当日

面談は、採用事務局と名乗る人事担当者によって行われた。そこで担当者は以下の言葉を口にした。

 

選考はまず、書類選考から始めさせていただきますので、履歴書職務経歴書、および弊社指定自己紹介シートのご提出をお願いいたします」

一瞬、耳を疑った。レジュメを見た上で、わざわざ「ぜひお話を」とスカウトしてきたのはそちらではなかったかカジュアル面談とは、そうした選考プロセス合理化し、互いの理解を深める場ではないのか?

 

スカウトの文面から感じた「あなたに会いたい」という熱意はどこへやら。結局は他の一般応募者と全く同じスタートラインに立たされ、おまけに企業独自フォーマット書類作成という手間まで課される。そのあまり画一的一方的プロセスに、企業の「傲慢さ」を強く感じた。

 

質問タイムで露呈した「現場との温度差」

さらに落胆を感じたのは、質疑応答時間だった。

スカウト文面には「少数精鋭でスピード感を持って」との記載があった。ならば、その実態を知りたい。エンジニアとして当然気になるであろう点を幾つか尋ねてみた。

 

 

しかし、担当者の答えは、すべて同じだった。

 

「そのあたりは、一次面接現場の者にお尋ねください」

技術の話も、キャリアの話も、働き方の話も、何一つ答えることができない。このカジュアル面談は、一体何のために設定されたのだろうか。

 

採用担当者は、ただの「門番」であり、候補者現場ミスマッチを防ごうという気概は皆無らしかった。現場が本気で人材を欲しがっていても、入り口である人事の意識がこれでは、優秀な人材ほど愛想を尽かすだろう。

現場採用部門の激しい温度差と、部門間の連携の悪さが垣間見えた。

 

対照的だった、某外資系コンサル対応

同時期にスカウトを貰った某大手外資系コンサルティングファームの対応はT社と正反対と言って良いほど対照的だった。

 

そこは、カジュアル面談の冒頭でこう切り出した。

あなたレジュメの〇〇とXXというご経験に大変魅力を感じ、スカウトさせて頂きました。今回ご応募いただけるのであれば、書類選考免除とし、一次選考からご案内します。面接は計2回を予定しています」と。

 

候補者の経歴を読み込み、敬意を払い、時間を奪わないようプロセス合理化する。どちらが本気で人材を「獲得」しに来ているか、言うまでもない。

 

「名ばかりカジュアル面談から透けて見えた、構造的な病

今回のT社の対応は、単に「ハズレの担当者」だったという話ではない。これは、多くの日系大企業が抱える、根深構造的な病の顕れだと感じた。

 

 

「どうしてもT社に入りたい者や、大企業にしがみつきたい安定志向の者」以外は、この選考プロセス離脱してしまうだろう。

そして、そうした人材ばかりが集まった結果、変革のスピードは鈍化していく。まさに「日系企業の衰退の一端」を、採用最前線垣間見た気分だ。

 

今回は、選考の超初期段階でその企業リアル文化体感できた、ある意味有意義な「企業分析」だった。

 

現場からは以上です。

2025-07-24

change.orgより

日本社会は今、危機に瀕しています

きっと底知れぬ不安や生きづらさを抱えている人が、たくさんいるはずです。

でも、その原因は、特定集団政策によって引き起こされているような単純なものではありません。

私たちが暮らすこの社会はとても複雑なシステムをしているため、そこからまれ不安や生きづらさの原因も複雑です。

ムラ社会、長時間信奉、自己責任論、家父長制、自他境界の弱さと侵害人治主義の横行などなど。

社会的・文化的要因が非常にたくさんあり、それらが複雑に絡みあって、この国の危機が生じているのです(※思いついたものを文末に18ジャンル108項目ほど掲載してみました)。

ですが、これだけたくさんの社会的な病理を抱えているにもかかわらず、私たち日本人はこれまでしっかりと解消・改善を進めて来たでしょうか?

政治に限らず、学校職場、家庭、地域マスメディア。あらゆる場面であらゆる取り組みが必要なはずなのに、残念ながらほぼ全て手つかずの状態ではないでしょうか?

そうして不安や生きづらさの社会的要因や文化的要因を解消・改善しようという努力ほとんどして来なかったこと。

それこそが、私たち日本人が感じている不安や生きづらさの最大要因なのだと思います

ところが最近、この構造を極度に単純化し、私たち日本人不安や生きづらさが「○○のせいだ」と、特定集団物事等が原因であるかのような言説が広がっています

リベラルのせい、オールドメディアのせい、ワクチンのせい、財務省のせい、フェミニズムのせい、ジェンダーフリー教育のせい、ポリコレのせい、等々。

信者によってターゲットは様々ですが、その中でも昨今急速に広がっているのが、外国人移民や、彼らに対する優遇が原因であるかのように語る言説でしょう。

ですが、私たち暮らし不安や生きづらさを生み出している原因は、本当に外国人移民なのですか?

私たちを日頃苦しめている物価高も、所得の伸びや労働分配率が低いのも、無くならないイジメハラスメントも、もたらしているのは外国人移民なのですか?

日本人ファースト」なるもの外国人移民に対する規制を厳しくして、それらが解決するのですか?

彼らが語る「日本危機」の大半は、「生活の中で直面している不安・生きづらさ」ではなく、「ネットの誰かによってもたらされた不安」や、「スマホが無かったら生まれなかった不安」に思えてなりません。

少子化問題でも、子供を産まない働く女性や、男女共同参画のせいにするような言説が叫ばれています

国家のために出産意思に介入しようという発想自体が非常に問題ですが、明らかにそこに因果関係はありません。

女性職場進出日本より進んでいるのに日本より出生率が高い国もたくさんあるのがその証左です。

選択夫婦別姓家族が壊れる」という言説も同様です。

このように、複雑な構造の極端な単純化デマによって、特定集団政策等に不当に原因を帰属させ、責任転嫁する他責的言説のことを「スケープゴーティング」と言います

ケープゴーティングで最も典型的なのはナチス政権でしょう。

ドイツ国民が感じていた経済的不安社会的不満・敗戦屈辱感などの原因を、ユダヤ人共産主義者ヴェルサイユ条約、その他の少数派に転嫁する形で支持を拡大しました。

まさに今、それと非常に近しい「他責言動」が広まっているように思うのです。

その背景にはやはり、SNSの普及とその構造問題があります

アテンションエコノミー

エコーチェンバー/フィルターバブル

レイジベイティング(※怒りを呼ぶデマ投稿お金にする方法

タイパ重視に伴うわかりやすさの過剰評価と、「事実<分かりやすさ」への価値逆転

そういう環境下だからこそ、インフルエンサー、まとめ動画情報商材などによる「スケープゴーティングコンテンツ」が、陰謀論反知性主義ストローマン相手意見を歪めて攻撃する手法)等とともに急増しています

注目すべきポイントは、選挙に限らず、様々な分野でそのようなコンテンツ言動が広がっている点。

そして、政治思想支持政党関係無く、スケープゴーティング自体が、ポピュリズム等とともにネットカルチャーや人々の思考回路に深く浸透してしまっているという点です。

まり、①SNS構造問題により、②陰謀論反知性主義ストローマン等とともにスケープゴーティングが生じやすくなり、③その結果ポピュリズム排外主義の拡大に“も”つながったという流れがあります

一部の人々は、排外主義に反対の声をあげており、それ自体絶対必要なことです。ですが、①という根っこの部分に対応しない限り、排外主義蔓延も止まらないように思うのです。

そこで私たちは、ITプラットフォーマー、国・政府マスメディアに対して、以下のような方法でスケープゴーティング蔓延を止めるよう強く要請したいと思います

(1) ITプラットフォーマーに対して…スケープゴーティング拡散を抑える仕組みを速やかに整備・強化すること。たとえば、アルゴリズム見直しや(広告も含めた)ファクトチェック/スケープゴーティングチェック表示機能など。

(2)国・政府に対して…(1)を進めるための法令を整備すること。地域学校デマやスケープゴーティングに対する注意喚起・啓発を行うよう要請すること。

(3)マスメディアに対して…スケープゴーティング問題について積極的警鐘を鳴らすこと。政治家・著名人インフルエンサー発言ファクトチェックや「スケープゴーティングチェック」を選挙関係くその都度行うこと。

是非ご賛同いただければ幸いです。

なお、この署名特定政治家・政党対象とするものではありません。あくまでスケープゴーティング自体問題を問うものであり、同じ問題意識を持っている方は、支持政党関係無く賛同をお願いします。

加えて、デマ差別収益問題に関しても、規制を求める署名キャンペーン「#デマ差別収益化を法律禁止して !IT企業対応義務付けてください」を実施しておりますこちらも合わせてご賛同よろしくお願いいたします。

一方で、私たち市民一人ひとりも、スケープゴーティングに対してしっかりと防衛しなくてはなりません。

情報リテラシー継続的改善

自分自身情報に対する認知客観視できる視点の構築

日常会話の中におけるこまめな情報源の確認(たとえば「え、それってどこに載っていたor誰が言っていた情報?その情報源って信用できるの?信用できるかどうかってどうやって決めているの?」という問いかけ等)

多様な属性の人々との対話

人権社会構造等にある程度理解のあるAIチャットサービス活用した簡易チェック ※ただしハルシネーション(AI事実に基づかない情報を生成すること)に注意

やれることはたくさんあります

また、個人だけではなく、学校職場、家庭、地域市民活動など、暮らしのあらゆる場面でもスケープゴーティングを止める多様な取り組みや活動必要です。私たちのこの活動もその一つとして機能できればと思っています

◆(参考)日本が抱える社会問題社会的/文化的要因(108例)◆

人権の未確立権威主義序列社会ノブレスイミュニテ/プルブレス・オブリージュ、身分制人事/身分制給与スクールカースト

ムラ社会同調圧力排他性、成文化されていない規範の強さ、均質性至上主義縁故主義/ネポティズム集団への過剰な帰属意識他者目線に対する過剰反応自己検閲

事なかれ主義、過度なリスク回避主義泣き寝入り圧力の強さ、組織の自浄能力の欠如、形式的反省評価社会加害者更生意識希薄

空気至上主義迷惑回避至上主義文脈理解の難しいハイコンテクストコミュニケーション忖度社会アサーティブコミュニケーションの未発達、コンフリクトマネジメントの未発達

形式主義前例主義手段の目的化名誉への過剰な執着、事前審査偏重社会、長期的視点の欠如、申請主義/プル型公共サービス

根性論、長時間信奉、自己犠牲至上主義忠誠心評価社会顧客至上主義遅刻過剰嫌悪社会ケア労働の無報酬性・低評価メンバーシップ雇用年功序列

⑦ 家父長制、ミソジニーホモソーシャル、himpathy、toxic masculinity、性別役割分業、貞操崇拝

⑧ 各種ハラスメント、DEIの未発達、アンコンシャスバイアス、マイクロアグレッション、セクシズム、レイシズム/ゼノフォビアエイジズム、ルッキズム/ボディシェイミング、感情労働の過剰要求レイプカルチャー/ポルノカルチャー/買春カルチャー性的消費の横行、未成年性的対象

⑨ 標準家庭神話機能不全家族積極的自己選択ではない家族形成、過剰な家庭教育責任論母性神話

管理教育自己肯定感育成意識の欠如、多様なアイデンティティの未発達、ブラック校則集団行動至上主義リテラシー教育の欠如

反知性主義、幼稚性賛美、正義フォビア/公正さフォビア、真面目フォビア/正論フォビア、イジメ陰湿

⑫ 自他境界の弱さと侵害認知の歪みの放置わら人形論法の横行、二元論/二項対立思考ルサンチマン惹起構造

民主主義コミュニケーション能力の未成熟性、議論フォビア、抗議フォビア、政治話題忌避主義ロジカルシンキング/クリティカルシンキングの欠如

立法不作為と失政、ジャーナリズム崩壊人治主義/治外法権組織の横行、司法警察恣意的判断の介入、セクショナリズム蔓延

利他主義社会貢献意識の欠如、冷笑主義新自由主義公共概念消滅セーフティネットの欠如、依存先の多元化不足/共助コミュニティ崩壊

公正世界仮説自己責任論/自助圧力権力勾配性に対する無理解特権構造障壁に対する無理解

経済格差/教育格差社会資本格差負担給付の一致という前提に欠けた政治議論血縁跡継ぎ社会

⑱ ハレの偏重とケの軽視、穢れの思想休日分散化の未発達、美談化による本質回避主義

ワンクリック賛同







…アホかこのサイト

2025-07-05

チームみらい、まともな政党だと思ってしまった

地元にはゴミみたいな既成事実上野党相乗り現職世襲議員と、自民党がどうせ勝てるわけねーけどさ、ってノリで送り込んできた名誉男性みたいなプロフィール若い女議員しの事実上一騎打ちって見えてて、

後は知ってる政党では参政党があって、マジ投票するところねーなと思ってたんだが、

そこに「チームみらい」所属候補がいるのよ。ただ、チームみらいってまた新手のカルトだろと思ったが、違うんだな。

<br></p>

ただ、絶望的に広報が下手糞だと思う。

例えば、マニフェストは簡易版と全体版と二種類あるんだが、

簡易版はこれ → https://speakerdeck.com/teammirai/timumiraimanihuesuto-yao-yue-ban-v0-dot-2

そして詳細版はこれ → https://policy.team-mir.ai/view/README.md

で、簡易版を読んでみてもらうと、まぁわかるけど、お前らなにがやりたいの?手段の目的化?って思うじゃん。

でも詳細版をみると、最初にこう出てくる

テクノロジーで誰も取り残さな日本をつくる」

全然印象がちがうよね。簡易版だとデジタルリバタリアンって感じだけど、詳細版をきちんと読むと、どちらかというとデジタル修正社会主義って雰囲気がある。


彼らは第一党を目指すと言うよりも、このような考え方が存在する事を世に示して、影響力を与える事を目指しているようで、わりとまともだと思ってしまった。

旨くすれば議席を一つぐらい取る事ができるのではないだろうか。ただ、苦しいのは、その初志をどれだけ貫徹できるかという所にあるだろうなとは、思うが。

2023-12-02

手段の目的化、なんてなんか悪いことみたいに言いますけど、あれですよ、食なんて完全にそうですからね。俺なんて生きるために食べてるなんて感覚ほとんどなくって、食べるために生きてる感じですよ、毎日。服なんかもそうなんちゃいますのん特にデザインに凝って機能弱まってるやつなんかの手段目的本末転倒感たるや、ねえ。でも文化ってそういうもんでしょ、暇つぶしのための無駄創造文明であり、本能手段の目的化文化ですよ。そもそも人間が生きるための手段に対する「目的」って何なん、って話ですよ。個体の少しでも永い生存?少しでも多く子孫を残すための繁殖?だとしたらその「目的」のためにはモラル邪魔になってくるんちゃいます? 一生治らん傷を負った同種の生物を、寿命迎えるまで群れで守ってやっていた先史時代にはすでに、人間個体が生きよ産めよ増えよだけを目的化する生物ではなくなってた思うんです。本能なんて呼び起こそうとしてできるもんでもなく、人間健康を自ら損なう真似をするし、下手したら自分死ぬし。もうだからええんですよ、生存への手段目的化して生きてくのが人間、ってことで。「手段目的化してるぞ!」って偉そうに責められた時にもちょっと考えてみましょや、あれ?でもこれ楽しくない?って。楽しみがそこに見出せてたんなら、全然オッケーでしょ。

2023-09-23

かにとっての手段は誰かにとっての目的なのでは?

凄いデカ単位で「手段目的になってる」という人が結構いるんだけど、それってちゃん主語が揃ってるのかなと。

たとえばインボイス制度

納税という手段目的になっている」みたいに言われてたりするけど、これを考えた税務署からしたら納税こそがまさに目的のものなんじゃねえかな。

納税のもの目的から、その作業結果的日本の国力を下げることになろうが、将来的な納税額を下げようが、直近の納税額さえ伸びれば税務署仕事目的を達成したことになると思うんだよな。

少なくとも直近の10年ぐらいを逃げ切ってその間の評価退職金が決まる税務署トップ人達にとっては。


集団全体で見たとき手段が、それを担当する小さな集団の中では目的のものになりがちなときにこういうのは起こりやすいんじゃないかな。

コストカット部門にとってコストカットした実績こそが目的だけど、組織にとっての目的利益を増やすことでコストカット手段しかないはずなのに、とかね。

同時に組織利益追求は投資家にとっては利鞘を得るための手段しかいから、無理にそれを進めた結果その組織崩壊しようと彼らはさっさと売り逃げればいいだけと思ってたりする。

そういった生存競争を煽っているのは個々人の消費者集合体である市場経済なわけで。

そしてまたそういった個人はそれぞれの組織の中でそれぞれの組織目標を達成するための構成員でもあって。

こうやって順繰りに見てくとグルグルループしているのかなと。

ある集団にとっての手段はそれを達成することを目的とした小さな集団によって行われ、それがある程度小さくなってくると今度はそれらの目的意識がマクロな集合として機能していく流れ。

主語主体)を少しずつ変えながら手段目的化が行われるのはそうした循環における当然の帰結なのでは?

2021-08-10

anond:20210810071142

そういうのを手段の目的化っつうんだよ!お前夏休みのお子様だろ?

2021-05-09

anond:20210509011649

人流が減った事で目的を果たせた

手段の目的化で草

マネジメントで一番やっちゃいけないやつじゃん

2021-04-22

手段の目的化

ハードウェア開発の増田、専用ツールの高価さ、自宅への大規模な設備導入など無理で(全て手元に導入したら、下手しなくても東京23区内にそれなりの規模の家が建てられる値段になる)

書類仕事だけかき集めてもそんなに時間はない。

しろ書類仕事など、放置できる評価実験の結果待ち時間かにやるものだ。

からは週に1日在宅勤務しろと言われているが、書類仕事単独で週に1日に集められない。

結局、フレックス勤務制度活用することになった。

その日を勤務した日にカウントするには8:30〜20:00の間に最低1時間勤務すること。ただしコアタイムはなしという勤務先のルールに沿って

会社に行く日は残業、在宅勤務の日は1〜2時間書類仕事というなんとも言えない状態になってる。

本来、同じ就労空間にいる人口を減らすために行なっていたのに、手段目的と化してる最たる話な気がする。

2021-02-28

バレットジャーナルってやつは手段の目的化って感じでアホらしいな

うまくやれてる人はそれでいいんだけど、タスク管理自体目的にしてる感じがあってダメだった

2021-02-27

感染拡大防止のための飲み会封じという目的忘れてない?

手段の目的化みたいなものを感じるぞ。

anond:20210226233407

2020-10-24

新左翼みたいな過激派革命思想あるやつらが権力持ってる側になったらどうなるの

連合赤軍がやってた革命って結局手段の目的化をしてるだけ感じがして、革命起こした後にどうするつもりだったんだろうな

2020-07-03

選挙に行こう について

昨今、SNSなんかで『選挙に行こう』って呼び掛ける人が増えてて、このコロナ禍でもそれは続いてる印象なんだけど『選挙に行く』だけじゃ何の意味も無くないか

手段の目的化では?

誰に投じるか自分なりに調べて投票して、その後も政治に関心を持ち続けることに意味があると思うんだが。

若者に関心を持たせる取っ掛かりとして、明快でキャッチーな『選挙に行こう』フレーズを使う意図があるなら理解はできるが、呼び掛けてる人らは特にそこまで考えないで発信してそう。

投票しよう』や『政治に興味持とう』だと具体的過ぎてブランディングに影響及ぼしかねないから、マイルドな『選挙に行こう』表現になってしまうのだろうか

2020-04-20

anond:20200420134730

これまで0か100かの答えしか出してこなかったので、それで壁にぶち当たってたんだろうなと思います

できるだけ確率の高い方。

あとは確率を高める努力かな。

当初の目的を見失わず最後までそれが合目的的なのか、手段の目的化していないか、それをやっていかないとね。

あとは人間としての行いとして適正かどうかという視点。ただ、これをやり過ぎると自らの利益喪失してしまうのよね。

最後最後で最悪手を指すことを幾度となくやってきて、駄目なんだよなぁ。

2020-02-05

anond:20200205163357

それも元記事がそうだっただけで一般的にかならず殺人数以外指針にならないといわれているのではないからな。

普通にほかの犯罪統計エビデンスとして使用している社会学論文だっていくらでもあるぞ。

他の犯罪統計エビデンスとしてる科学論文を例に出して反論してるブクマカに噛み付いてたか

本来殺人になるはずだったもの自殺に加算されてるって反論には、実際そういう事例がどれくらいあるのか、統計として覆るくらいなのかは気になるって皮肉を言いながらも、実際に統計的にどうかという話には頭から否定してないよね。

あの記事治安の良さは殺人数だといった。そしてブクマカはそれには懐疑的だった。それに対して何をそんなにブチギレてんだ?

懐疑的】だったブクマカ体感治安かいう全く当てにならない指標にもならない物を出す(しかも「海外のどこに住んでたときと比べて」などの比較すら無い)か暗数とか言い出す陰謀ガイジばっかりだったろw

馬鹿の懐疑ってのは「馬鹿からわかんないから違うと思う」って馬鹿丸出しなんだからそこは批判されるべきだろ、馬鹿を甘やかすな。

てか統計って統計することが目的じゃないからな。そんな統計学だったら必要ない。算数でもしてろよ。

なーんかあの「日本安全だと困る人がいるのはなんでだ!」ってヒスってる奴見てると手段統計結果)の目的化を感じて気持ち悪いんだよな。

日本治安がいいことを認めたくない人々」の元増田統計ツールとして使って手段目的化なんかしてないのは批判の内容が統計無理解に集まってることから明確だよね。

君が「手段統計結果)の目的化を感じて気持ち悪い」のは君の目的日本犯罪率が低いことを否定したい)に対して彼の手段統計)が覆し難いからじゃないか

anond:20200205162439

それも元記事がそうだっただけで一般的にかならず殺人数以外指針にならないといわれているものではないからな。

普通にほかの犯罪統計エビデンスとして使用している社会学論文だっていくらでもあるぞ。

あの記事治安の良さは殺人数だといった。そしてブクマカはそれには懐疑的だった。それに対して何をそんなにブチギレてんだ?

てか統計って統計することが目的じゃないからな。そんな統計学だったら必要ない。算数でもしてろよ。

なーんかあの「日本安全だと困る人がいるのはなんでだ!」ってヒスってる奴見てると手段の目的化を感じて気持ち悪いんだよな。

2019-09-13

anond:20190913094619

日本人が大好きな手段の目的化やねえ。

味方の結束を固める手段だったはずなのにもはや精神勝利目標となっている。

2019-07-27

anond:20190727005508

それは手段の目的化議論しないのは国会議員としてアウト、失格。嫌でも政党目的に合わなくても、どんな議論になるのかを国民に見せないと意味がない。なぜなら憲法議員ではなく国民が定まるものから政党方針で動いてる時点で憲法に対して無理解甚だしい。

2019-06-09

防衛省グーグルアース事件は転勤式キャリアの闇

数年おきにコロコロ配置転換を繰り返せば職場の誰も専門的な働き方なんて出来なくなる。

表面的な書類の処理で済む部分までは誤魔化せても、少しでも専門性要求されるとその道の人間からすれば初歩の部分でも躓く。

その状況を民間企業とベッタリ繋がることで何とか補ってもらっているのが、転勤まみれになった今の官公庁の現状。

業者に金を払えばやってもらえる事であれば、多少ボッタくられはするだろうが(原価調査契約に関わる人間全員が長くて数年しかその道に関わってないのでチェックすら誰も出来ない言いなり状態なわけだが)、それでも何とか仕事次第は終わる。

問題となるのは会社に依頼せずに自分達で何かをやろうとした場合だ。下っ端は当然素人課長から上はキャリアとして無軌道に飛び回る門外漢だらけ、主任係長クラスに「偶然」その仕事経験があれば何とかなる。

本当にただただその「偶然」頼りである。何故なら「そういう経験があるからこの配置に」という人事が一切行われていないのである階級と転勤の可否しか見ていない。出来る出来ないはない。あるのは「全国の人員階級を一致させつつ、とにかく人事異動の回数を稼いで仮初のキャリアを積ませなければいけない」という認識だけ。

物分りのいい人はもうきづいているだろう。典型的な「手段の目的化である組織機能させることが当初の目的でありそこからまれ手段にすぎなかったものを、いつの間にか目的として認識しその結果、組織がまともに機能しなくなりだしている。

とりあえず転勤させまくればいいという旧態依然としたキャリア感、民間企業であれば事業成績というインセンティブのおかげで少しは改善の機会もあったろうが、官公庁はそうはいかない。ましてや、伝統階級を重んじてしまっていてはいよいよもって。

最大の問題は、それがこうやって形を成した所で、この程度のことではやり方を変える理由にはならないことだろう。今後もこういう事が積み上がり続け、それがいつかもっと大きな問題に発展しても変わらないだろう。

それが出来るような組織の作り方を根本的にしていないのだから

国が滅びて始めて変わる。

から、こういったことに関してはもう諦めよう。諦めて、何割かがドブへと消えると分かっていながら黙ってその分多く税金を収めよう。それしか日本国民には出来ない。間違っても、「俺が変えてやる!」なんて考えて人生無駄遣いしないことだ。万に一つ、それをやれるだけの力がある人間がいたとして、そんなことにその力を使うのは人類全体で見ても損失でしかいか

2018-10-28

anond:20181028173912

動機目的も同じなのに、精神論でいがみあう

なるほど、日本人って手段手段目的化が激しくてほんとプロセス重視だなぁ、と思います

anond:20181028173912

動機目的も同じなのに、精神論でいがみあう

なるほど、日本人って手段手段目的化が激しくてほんとプロセス重視だなぁ、と思います

2018-08-09

アスペ公務員に向いてない(実話)

面接試験怖い!自分なんかが面接で受かるような会社ってどうせブラックでしょ?

そうだ!公務員試験を受けて学力で一度ふるいにかけられてから試験の成績で泊をつけて勝負すれば俺だってまともな仕事にありつけるぞ!

↑こういう事を考えて公務員試験を受けようとしている・受けてしまった適応障害の皆さん、残念ですが絶対にやめたほうがいいですこれは大間違いです。

公務員という職業アスペに向いてないと所は つあります

1 手段の目的化が起こっている組織ですので、「手段職場の村ルール)を事なかれ主義前例周到(ただしルールが突然変わる)でやりきる」事が最終目標となります

 これが意味しているのは目的から手段を逆算することが不可能であることです。そして手段目的を達成するために効率のいい方法となっていない事も多いです。目的が達成できても手段が予定通りでなければ叱られます。つまり他人指定したやり方に対して疑問を持っていもそれを封じ込んで、何でそうなっているのかも分からないルールを身につける過程で何度も理不尽な叱責を受ける」という事です。これを聞いて平気だというのなら、そういう人は公務員試験を受けるべきかも知れないですが、それがただの想像力の不足から来ている可能性を考慮して一度じっくり紙に描いて事細かに状況をイメージする事をおすすめします。

2 周囲との活発なコミュニケーション必須

 公務員という言葉を聞いて黙々と作業をしている姿を想像する人もいるでしょうが、実際は口を物凄く動かすことになる仕事です。役所の受付に回されれば様々な濃ゆい人達相手をすることになります事務室の奥に引きこもって働く場合でも、村ルールで動きまくっている上に何がやりたいのか分からん事ばかりしている職場においては「これってどういう意味で作られたどういう書類で、我々はどういう処理をする必要があるのですか?」という質問を頻繁にする必要がありますし、自分がその仲介役となって何重にも積み上がった伝言ゲームを完成させる必要が出てきます。そこで求められるコミュニケーション能力面接試験が可愛く見えるほどです

3 案外実力主義です(鋼鉄心臓があるなら別ですがあるのならばこの増田の1行目みたいな事は言わないはずです)

 使えなーいオッサンもいますが使えなーいオッサンに対する当たりのキツさは尋常じゃないです。本当に容赦なく悪口が飛び交います。そして、一度使えないレッテルを貼られるとポジション組織内で盥回しにされてしまうので年相応の能力が身につく機会は失われて何の強みもないゼネラリストの完全失敗作となり更に辛い思いをするループに入ります。クビにならないだけマシというのは事実ですが、同時にクビになる事がまず無いのですから一度「自分は本当にここに居ていいのか」と考えだしたら完全にドツボです。

4 就活市場で無価値になります

 とにかく他の会社で役立つような能力は身につきません。「どっかのお役所のよく分からんルールのごく一部に精通している」以外の能力が身につく機会が本当にないです。ビジネスマナー電話対応の仕方ぐらいは覚えられるかも知れませんがそれが精一杯でしょう。よって公務員でいるのが辛くなって就活市場に居場所を求めてもまず上手くいかないでしょう。また、先程言ったように公務員はまずクビにならないので、それを辞めて出てきたという事はそれ相応に馴染めなかったのだというレッテルが付き纏います。どうせクビにならないならちょっと我慢して様子を見れば案外自分にあった職場だと思えたかもよと言われるのは確実でしょう。それに対する受け答えに求められる内容は、他の企業から転職した人間よりもずっと強いものとなります

5 コンプライアンスを重視せよ(コンプライアンスを重視するとは言ってない)

 最近民間企業コンプライアンスに非常にうるさくなってきてますが、公務員は昔からコンプライアンスにうるさかった事もあり今でも他より一段階はうるさいです。そして、同時に、コンプライアンスにうるさいはずなのにそれを平気で破ってきたことで生まれたどうしようもない空気の濃度も他より2段階はキツいです。コンプライアンス大事しましょうと言った舌の根も乾かぬうちにコンプライアンスなんて守ってたら仕事は出来ねえと平気で言います書類に判子をもらって村社会ルールの中で自分仕事を終える過程において、かなりの確率で「これはコンプライアンス違反なのでは?」と疑問符を浮かべながらも、「でも書類を通すことの方が優先順位は高いから」とその考えを飲み込みますときにはそんなのやらなくてもいいような状況でわざわざコンプライアンスを破りに行くような行為をしていく職員もいます。とにかく村社会的な空気の濃度が濃すぎて一個人や一集団では既に抗えない状況になっており、全員がそれに操られて自分からコンプライアンスをぶっ壊して回っているような状態なのです。そうでありながら同時に、「それはコンプライアンス違反じゃない?大丈夫?」と他人仕事に口を出し、その対案として別の形でのコンプライアンス違反を行おうとします。矛盾の塊どころの騒ぎでない拗れっぷりです。


さて、社会適応能力問題のある皆さん、こんな同調圧力社会不正義と自己矛盾と八方塞がりのサラダボウルに飛び込む勇気はお有りで?


というかですね。

自分はこれからどうやってここから脱出すればいいんでしょうかね。

部署が変わるたびに石の上にも三年精神で耐えるだけ耐えてから結論を出そうと先送りを続けているうちに結構な年齢になってしまったんですが、いい加減メンタル限界に来てます……

マジでやめとけお前ら。

なんだろうこの文章

読む相手のことを考えてない気配がするのだが、それがどこに原因が有るのかハッキリしない。

多分だけど、「他人はお前が重要だと思っていることに、お前ほどには興味がない。皆が興味のある所にちゃんフォーカスしろ」って事なんだろうな。

わかった所で皆が興味のある所がどこなのかが分からいか解決は出来ないけどな。

たまたま俺が興味のあることと皆の興味あることが一致するのを願うしか無い

2018-06-21

手段の目的化

よろしくないのはわかってる。けどついついそうなるのを治したい

2017-01-02

抱負

 小さいこからテスト勉強というもの意味理解していなかった。なんでこんなことをしなければならないのだろう、ペーパーの点数が取れたところでそれが実際に使えるかどうかとはまた別の話であるのに、と。

もちろん学力のある学生ありがちな勉強ゲームとして楽しむという姿勢はそこそこあったのだが(だからこそ今の大学にいるのだから、そこは感謝しなければならない)、中学生ぐらいの頃にはゲームに飽きてしまっていた。

 今では、テスト客観性を最大限に取り入れる制度の賜物であることは充分に理解しているのだが(コミュニケーションスキルだとか、仕事をしていく面ではすごく重要視される能力が見られないのはいかがなものか、とは思うのだけど、なんとか上手く潜り抜けた側としては『ありがどうございます』)、今ですらなお、医師国家試験だの期末試験だの、試験に追われる日々なので、うんざりしてしま毎日だ。

母親教育ママだったおかげで、変な中高一貫校入学することになり、一部の奇抜な天才達と六年間を過ごして、物を批判的に見るという目つきだけは養われた。おかげさまで色んな人の自慢/考えを聞いていると、『なんかこれは違うな』とか『なんなんだよそれは』という疑念が、浮かんでくるようになった。

2016年はこれに凄まじく苦しめられた1年だった。自分の考えにすら『お前それは違うだろ』『お前のその姿勢自分を苦しめているんだぞ』と、そういう考えがポンポン浮かんでくるからだ。

『圧倒的成長』というものがある。あれって、なんなのだろう、と思っていた。もちろん、僕だけでなく数多の人が『圧倒的成長』には疑問を感じているのだろうけど、『意識高い系馬鹿である』という前提をなくしても、かなり多くの人が疑問を抱くはずだ。『出る杭は打たれる』という、成長志向の者を叩き潰そうとする圧力をも取り払ったとしても、多分疑問は残ると思う。

では、疑問はどこにあるのか。僕がいろいろと見るに、彼らの姿勢には、『圧倒的成長をするのは誰のため?』というのが、基本的に抜けてしまっている。

もちろん、常日頃から自身の肉体の強化に励むスポーツ選手のように自身頭脳スキルの強化に励むのはいいことではあり、それ自体推奨すべきことではある(そこから始まるものだっていくつもある)。けれども、『手段の目的化』が起きてしまっていて、そこで身に付けたものを何か役に立てないと意味がないんだよ、ということを重要視したい。かのスポーツ選手ですら、テレビでその輝かしい肉体を見せることで少年少女に夢を与えていることを忘れてはならない。

もちろん『勉強で勝つこと』を目的とするのならそれはそれで良いんだけど、もっと選ぶものがあるだろうに……笑

自分大学における二年間を振り返れば、それはまさに、自分基準に当てはめるとするならば、『意識高い系』に違いない、と今は断言する。自分手段を知らなかった/手段がそこにはなかったのだから、そして、失敗に怯えていたのだから

能力の向上にひたすら執着した二年間だったし、実際向上したのだけれど、ただただ苦しかった。もちろん、ハードワークを強いられるので、その辛さからくるものもあっただろうけど、どちらかというと、大手を振って歩けない、あるいは、お天道様を見られない、そういうものがあった。背徳感というか、なんというか、『自分は正しいことをしていないよな』、そういう感覚と常に背中合わせだった。

もし。似たような感覚を抱いている人がいて、それでなおかつ、『努力したい』という考えがこころの底にある人がいるならば、『誰かのため』という視点自分の中に入れてみると良いと思う。この考え方がまだ自分の中にスーッと入ってこないなら、あなたはまだまだ苦しむべきだし、もし、この考え方がスーッと入ってくるなら、僕はそれをなによりも喜ぶと思う。

なんだか、纏まりの無い文章になってしまったけれど、意識高い系の人とか、意識高い人とか、成長を心の底から望む人に贈ります

僕も2017年は頑張って誰かの為になるような事をするから、おたがい頑張ろう。

2016-10-23

はてなブックマーク - 運用の問い合わせチケット10分の1に削減した話

http://qiita.com/secret_hamuhamu/items/718924867ff3ed11d6b9

の「起票(運用)」を批判するブコメ

http://b.hatena.ne.jp/entry/qiita.com/secret_hamuhamu/items/718924867ff3ed11d6b9

を読んで,少し暗澹たる気分になったので書く。

記事の「起票(運用)」に書かれているのは,人に仕事を依頼する上では割と当たり前のことだと思う。

例えば,「背景」がなければ,なぜその問い合わせが発生したのか/なぜ回答しなければいけないのかがわからない。自分特に理由」厨なので,「なぜ」がわからないのは論外だと思っている。自分チケット切って自分作業する時ですら「背景」は書く。そうしないと,チームの他の人がチケットを見た時「こいつ何でこんなことやってるんだ(この忙しい時に)」と思われる可能だってある。背景を書くことで,自分の中の優先順位確認することもできる。

リスク」は,なぜこのチケットを処理しなければいけないか/どれくらい優先してやるべきかという価値を共有するための一つの手段だろう。背景だけだと認識ズレがおきる可能性があるので,それを避けるためのものだ。認識合わせためのコミュニケーションきっかけくらいの位置づけだと思うので,その見積もりが間違ってても(非常識ものでない限り)責められることはないだろう。

次の「事象確認再現手順」は,障害対応やったことのある人ならほぼ必須であることはわかるだろうと思うので以下略

「すぐに対応可能できるか」は,個人的には「リスク」とまとめてもいい気がするが,このチームでは優先順位と緊急度を分けて考えているのだろうという理解はできる。

過去の同様チケットへの参照」は,optionalだが,書いておけば双方にメリットがあるのだから思い当たる節があれば書けばいい。Optionalなのだから書かなくても責められない。

改めて見てみても,特に不当な要求はないと思う。

「背景」の重要

自分特に気になったのは「背景」の軽視だ。

「背景」を書く=コンテキストの共有 である。チームで仕事を進めるにあたって,コンテキストの共有が極めて重要であることは,それができていないお偉いさんに仕事をぶち壊された経験がある人なら,よくわかるだろう。

先にも書いた通り,自分理由厨なので,「背景」のないチケットなどあり得ないと考えている。むしろそんなチケット今までどうやって処理してたのだろうと疑問に思うくらいだ。

例えば,以下のようなタイトルチケットを考えてみる。

◯○機能で△△ができるかどうかの調査

「背景」の記述がなければ,このチケットがどれくらい重要なのかわからない。

「背景」が書いてあれば,例えば,

【背景】

顧客の□□社から標題の件で問い合わせがありました。社内体制の変更により,△△が必要になりそうなので,可否を至急教えて欲しいとのことです。

というのと,

【背景】

マニュアル検査をしていて,標記の件が気になりました。

というのとでは,チケット価値が全く違うことがわかる。

考察

はいえ,暗澹となった理由別にある。

お客様神様主義」の変形?

1つは,これが「お客様神様主義」の変形ではないかと感じたからだ。

いわゆるIT業界では,よく「要件定義のできないクライアント」が批判される。そして,そんな顧客曖昧要求に対してナァナァで対応する営業管理職批判される。

運用から開発への問い合わせチケットも,仕事の依頼という点では同じである

顧客仕事の依頼と引き換えに金を払っているし,ITに関しては(他社に依頼するくらいだから)ある程度素人だが,運用から開発であれば,たいていの場合は同一社内で金が動くわけでもないし,しかも双方プロなんだから,むしろもっと厳しくてもいいくらいだと思う。

なのに http://qiita.com/secret_hamuhamu/items/718924867ff3ed11d6b9 程度のルールを作っただけで批判するのは,要件定義のできないクライアント擁護するのと同じではないかと思う。

手段の目的化

ブコメに多い(しかスターを集めている)のが,この種のルールによって「チケットの数が減る」「Redmineが使われなくなる」という声だ。

だが考えてみてほしい。Redmineを使うことが目的なのではない。Redmineを使って仕事効率的に進めるのが目的なのだ仕事効率化するなら,チケットが減ろうがRedmine使用頻度が落ちようが本質的には問題ではない。

(もちろん,Redmineが全く使われなくなってしまうのであれば本末転倒だが。)

そもそも実際にチケットが減ったりRedmine使用頻度が落ちたりしたのかは元記事には書いていないので,事実はわからない。もしかしたら,この施策によって,運用側でもチケット化するメリットがはっきりして,今までチケットを使ってなかった人(実際元記事には「Redmine使いにくい」という声が書かれていた)が使うようになった可能だってある。

何か「Redmineチケット管理」というとそれ自体目的にしたようなコメントが(この記事以外でも)しばしば見られるような印象があるので気になった。

まとめ

「問い合わせの削減」というと,サポートやったことがある人ならわかると思うが,ドキュメント特にFAQの充実が定番である

今回の記事のチームでも,当然そういう努力は別途行うべきだろう。

(その辺を全く書いていなかったのが,ブコメでの批判につながった可能性はありそう。)

しかし,チケットを使って問い合わせを行うのは仕事効率化が目的であり,そのためには(依頼する側もプロなんだから)ある程度仕事の依頼=チケットの起票をルールに則ってやることはごく当たり前のことだと思う。

そういう当たり前のことが批判されている背後に,もし上にあげたような理由があるとしたら,と思って少し暗澹となった。

 
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