はてなキーワード: 立ち飲み屋とは
今年で四十六歳になる。
バブル景気がはじけて、求人票から光が消えたまま大人になった。
小学生の時、おそらく四年か五年だった時の事。校庭の隅で上級生が一年生の帽子を蹴飛ばしていた。
勝てるはずもないと分かっていたのに、気がつけば自分はランドセルを投げ出し上級生の腕をつかんで殴りかかった。
結果は目に見えていた。俺はボコボコにのされ、そのあとには職員室に呼び出され「正義感が強いのはいいが、手を出すのはよくない」と説教を受けた。
二〇二二年までは契約社員だった。
都内オフィス街にある中堅程の企業。自社のホームページでは俺と年齢が近い社長が腕組みし、得意げな表情で出迎える。
そこではスタートアップの成功譚が語られている。だが現実は派遣と契約社員で回している安定志向の会社だ。
四十三歳にしてようやく正社員登用の通知を受け取ったときは立ち飲み屋の隅でビール二杯目を飲みながら一人小さくガッツポーズをした。
氷河期世代にとって正社員は、令和になってもなお一枚の勲章だったからだ。
今年の、二月の出来事だった。
給湯室に入ると障がい者雇用枠で入った男性を、若手の課長代理が笑いながらいびっていた。
彼は困惑し、ごめんなさい、すみません、と泣きそうな声で謝り続けていた。
それを面白がって見つめ、さらに罵倒する言葉を続ける課長代理の姿。
頭の奥が、カッと白くなった。
気づけばそいつの胸ぐらをつかみ、拳を振り抜いていた。
社内は大騒ぎになったが、会社としては障がい者いじめを外部に知られたくない。
だが俺はその日のうちに懲戒解雇を言い渡された。
四十六歳、無職。
再就職を目指してハローワークに通い、リクナビNEXTやマイナビ転職を覗くが、正社員募集の年齢制限の行間が見えない壁となって目の奥に突き刺さる。
ITパスポート、基本情報処理技術者…資格欄に書けるものは一つもない。
稀に面接まで進むも、面接官は笑顔を崩さぬまま「これまでのご経験を活かして…」と定型句で話を締める。
寂しさに耐えかねて夏には都が主催する婚活イベントに足を運んだ。
自己紹介カードに「46歳 無職」と正直に書いた瞬間、受付の女性がほんのわずかに眉をひそめ、小さく息を吐いた。
その仕草だけで、踵を返すには十分だった。
俺は間違っていたのだろうか。
あのとき給湯室で、拳を振り上げなければ今も正社員として平穏に暮らしていたかもしれない。
安いワンルームに戻る夜道、その思いが何度も頭をよぎる。
それでも、もしあの時、彼を助けなかったとしたら――
そんな気がしていた。
そう思うたび、胸の奥にじわりと重い痛みが広がる。
俺は間違った行動をしたのだろうか。
そうかもしれない。そうだろうな。
その方が幸せだろう。それでも俺は
人間の条件を、俺は知りたい。
奥さんの買い物に付き合ってる“つもり”になってるおじさん、マジで何しに来てるの?
カートを押すわけでもなく、荷物を持つわけでもなく、ただ手ぶらで奥さんの後ろをついて歩くだけ。子どもも成人しているような年齢で、母親をサポートしているのにね。おじさんは特売品を探すわけでも、献立を提案するわけでもない。
あれはもう、人間としてカウントしちゃいけないんじゃないか。低学年の子どもならまだ「これ買ってー!」と意思表示をするだけマシだ。彼らは意思表示すらない。ただそこにいるだけ。奥さんが右に行けば右に、左に行けば左に。まるで奥さんが身につけている、生きてるアクセサリーか何かだ。
たぶん、家に一人でいても何もできないから、仕方なく連れてこられているんだろうな、と邪推してしまう。家のどこに何があるか分からず、腹が減ってもカップラーメンのお湯の沸かし方すら怪しい。だから、奥さんも置いていけない。犬や猫に「お留守番よろしくね」と言うのと同じ感覚。
長年の「家事は女の仕事」という価値観が生み出した、悲しいモンスター。それが、スーパーを徘徊する「何もしないおじさん」。
せめてカートくらい押せばいいのに。ああ、でもダメか。カートを押したら、自分の意志で進む方向を決めなきゃいけなくなるもんな。それは彼らにとっては、あまりにも高度なミッションなんだろう。
週末の焦燥感がヤバくて辛い
孤独で狂いそうだわ。。。
この前の一日
5:30平日と同じ時間に起床
12:00中国人の若い子にGか悩んだが、デリヘルの受付に行く。100分15000円のお店で60代の女の子にNN
17:00十三は見るところがないので大阪駅に移動。立ち飲み屋に行く。串カツと唐揚げをつまみにビールとハイボールを飲んだ
18:00二軒目寿司居酒屋で寿司をつまみにビールと日本酒を飲んだ
20:00帰宅。疲れたのでずんだもんの改造マリオの動画と江戸時代タイムスリップの動画を見る
21:00風呂に入って就寝
こんな感じの何もない日が続いてる
誰か助けてよ。。。四国めたん。。。
でもそのあと色々あって結婚したわけやけど…どうして結婚できたのかは正直わからん。でも自分が少し変わったからやないかと思ってる。
あれはもう八年も前のことやけどおっちゃん、寂しかったんや。孤独やったし友達も四十を越えると正直連絡なんて滅多にない。
おっちゃん、仕事帰りに立ち飲み屋で一人飲んでてな。たぶん飲みすぎたんやと思う。酔っぱらって、でも心地は良くて、そのときなんとなく自分の人生を振り返った。
自分は昔から真面目。といってもそれは単に小心者なだけで、真面目にしとったら楽やということを本能的に知っていたんだと思う。学生時代に恋人が居たこともない。社会人になっても同じ。飢えていた癖に自分からは行動を起こさない。そんな人間やった。
でも、心の何処かでは待っていた。誰かがいつか自分に告白してくれるのを。
おっちゃん、いつも待ちやった。悩みがあったら誰かに聞いてほしい。疲れたから労ってほしい。四十にもなると部下も居るのに、情けないことにそれでも「救う側」やなくて「救われない」って、いつもそう思ってた。
酔っぱらって自分も振り返ったとき、アホらしいって思た。四十過ぎのおっさんが乙女みたいに「救ってほしい」って待ってるのきしょいわ!って思えて。それに彼女も居らんし人徳もない。もう失うもんなんてなんもない。そう思うと妙に吹っ切れた。酔っぱらって千鳥足での帰り、ホームレスのおっちゃんに千円渡した。今までの自分では考えられんことやった。お酒で気が大きくなってたのもあるけど、でもそのことははっきり覚えてた。今でも覚えてる。
おっちゃん、びっくりしてて笑えたわ。
それからもうどうでもええやと自分を飾るのをやめた。独身で金は余ってたから仕事終わり、部下や同僚を飲みに誘うようにした。お金は全部こっち持ち。最初は気味悪がれたりもしたけど、何度も飲みに誘って何度も飲むと打ち解けた。全部金はおっちゃん持ちやしな(笑)
そしたら次第に部下がおっちゃんに相談するようになった。最初は仕事の話とか、でも次第にプライベートのこととかも聞くようになって、おっちゃん正直人生経験浅いから何て言っていいかわからん。だから熱心にうん、うん、て頷いて、最後に労いの言葉ひとつをぽつりと口にする。あとはまぁ飲め飲めと毎日のように無礼講を繰り返した。
すると不思議なもんでおっちゃんの周りには人が集まってきた。職場であれほど寡黙だったおっちゃんが部下に話しかけてはちょっとしたことで盛り上がる。部下も同僚もこれまでには事務的な会話一辺倒。でも飲むようになってからは向こうから話しかけられることも多くなって、挨拶しか口を聞かなかった同僚がおっちゃんを昼に誘って一緒にご飯に行くことも度々。
そんなこと面と向かって言われるとなんかこう…むず痒いという…ね(笑)
でもおっちゃんは別に学があるわけでもないから相手の話をちゃんと聞いて励ますことぐらいしかできない。あとは飲みに誘って奢るだけ(笑)
そんな風になって過ごしていたある日。中途で入ってきた女性がいる。えらい美人さんで、一応直属の上司がおっちゃんだから直接話すことも多かった。
あれだけ美人だと社内でも話題になって、でも声を大にするわけやないよ。ただ飲みの席でひとしきり酒が回った後で可愛いよなぁって盛り上がるような。すると当然好きになったというのも出てきて、おっちゃんさん何とかしてくれませんか?と相談された。おっちゃんは別にコミュ強でもないし、あんな別嬪さん相手にすると本当はのぼせてて目もろくに見れてない。でも頼まれたし、酔いも回ってたし、いい奴なので嬉しかった。
だからおっちゃん歓迎会のようなものを開くことにして、頑張って例の女性社員も飲みに誘った。出来ることと言えばその彼女と例の部下の席をとなりにすることぐらい。あとは自分で頑張れよ。
それから数ヶ月、飲みの席で急に実は付き合ってます!というんだ。おっちゃん流石に驚いてしまったんだけど、その経緯はまぁ省略するとして(流石にプライベートなことやし)とにかく喜ばしいことやった。他人のことでこんだけ「おめでとう!」って心から喜べたのは自分でも意外やったし、それが嬉しかった。
結局二人は結婚することになって、その式で出会ったのが今の嫁さん。だから縁というのは不思議なもので…ね。
今日、ちょっと自分が結婚していることを感慨深くなることがあって(何かは秘密)、それで今、お酒を飲みながらこれを書いてみた。
改めてみてもおっちゃんが結婚できたのは(それも一回りも下の相手と!)ラッキーやったと思う。
ただ、おっちゃんは待つのをやめた。それに構ってもらうのも。おっちゃんは白馬に乗った王子さまにはなれんかったけど、でも白馬に乗った王子さまを待つお姫様であるのはやめられた。それが大きかったんやと思う。
おっちゃんは未だに頼りないし、お腹も出てるし、頭がいいわけでもない。
けど嫁さんのことは誰よりも愛してる。
妻と別れ、一人暮らしを始めた駒込のワンルームにみずほちゃんはやってきた。
最悪なことに部屋での会話やプレイについては良く覚えていない。
覚えているのは、みずほちゃんの髪型、洋服、スレンダーなスタイル。あのとき僕は確実に一目ぼれしていた。
夢の時間はあっという間に過ぎてしまい、みずほちゃんの携帯に店からコール。あと10分でお別れのサインだ。
シャワーを一緒に浴びて身なりを整える。
エレベーターで1階に降りた。
迎えの車は?と聞くと、
今日はもう上がりだから電車で帰るというので駅まで送ることにした。
もしよければ、少しご飯でも食べない?
いいよ、と明るくかわいい返事だった
みずほちゃんはお酒が好きとのこと、そういえばさっき部屋でプレイ前にもビールで乾杯したのだった。
ここでも何を話したのかは全く覚えていない。
妻と別れ、女の子と一緒に酒を飲むという状況に酔ってしまったのかもしれない。
二軒目で別の居酒屋へ行き、そこで飲み過ぎてトイレで吐いた事は覚えてる。
なんだかんだ23時くらいまで飲み、タクシー代5000円を渡して別れた。
本当に何を話したのか全く覚えていない、それなのに僕はみずほちゃんの携帯番号を奇跡的にゲットしていた。
この日から始まったあきちゃんとのかけがえのない約15年を、少しづつ思い出しながら書いていく、
少し長くなるかも知れないが、書くことでこの思い出を確かなものにしたいので。
今年1月に閉店になったんですよね。わたしも1/6辺りに通りがかった際にシャッターは閉まっており「フラワーショップガーデニアは1/5をもちまして閉店させていただきました。」と張り紙があり残念に思いました。というのも都内御徒町周辺には12年ほど住んでおり、当時はよく通いました。花を買う頻度はそれほど高くなかったけれど仕事で心が折れる日々の中でマルイの花屋さんや上野公園、浜離宮恩賜庭園などが心癒されるものでした。台東中学校前の北側の細い通りにも2010年頃は週末にワゴン車の花屋さんがきていて、この辺りでも花をよく買ってはベランダで育てていました。その後も月2回は都内で仕事があるたびに通ります。このあたりの立ち飲み屋にもよく行きました。
上野マルイの花屋さんはもともと立体駐車場だったようで、回転用の床が置かれています。2007年から2010年頃はあのエリア一帯が花屋さんでしたが、その後は売り場を半分にして営業していましたね。
出張で熊本に来ている、もう四ヶ月経つ、いつになったら帰れるんだよ
土曜日昼、街(熊本民は新市街シヴィック・センター周りを「街」と呼称する、繁華街は県下ここしか無い)に出て資さんうどんを食う。
キョダイマックスバトルは最低参加20人必要だが「街」でなければこの人数は成立しない。
現在熊本市電(路面電車)はクレカタッチ乗車で300円乗り放題キャンペーン中
トロ臭い市電はポケGOに最適。ポケGOはとにかく歩かなければならないのだがリアルに歩くのはダルい。
オートキャッチを放置していればポケモンゲットしまくりでポケストップ回しまくりでタマゴ割りまくりながら時間を潰せる
実に愚かな週末である。
翌日曜日、やはり「街」に出て朝飯兼昼食、吉野家。重すき鍋肉二倍盛りご飯大盛りを食うつもりだったが牛すき鍋のシーズンは終わっていた。残念。牛鮭定食を食うた。
腹が満たされレイドバトル、昨日と同じくシャドウレジアイスをゲット。
それにしても絶好の観光日和。朝は冷えたが昼には15℃まで上がる予報で街歩きには最適の温度であり湿度であり。
ミスタードーナツで食後のドーナツを食うていたらこんな人生で良いのだろうかと疑問が湧いた。
どこかに行こう
そうだ!観光しちゃおう、テーマは海、できればウミディグダをゲットしたい。
ウミディグダは海岸近くでしかゲットできない特別なポケモン。すでにウミトリオも持っているが高個体は無い
「街」にはバスターミナルがあり、ここからどこにでも行けるのだ。
スマホで路線図を調べると小天温泉行きがあり、この路線なら途中海岸沿いを走る、途中で適当に降りよう。そうしよう
一時間に一本だがジャストベストグッドなタイミング10分後の便がある。もはや天啓。乗っちゃえ、乗った。50分ほど走り聖ヶ塔バス停で適当に降りた。14:50
どこやねんここ
時刻表を見ると次の戻りは16:46
二時間ぶらぶらできる。ぶらぶらした。20分で飽きた。
飽きたがどうしようもない、カフェも立ち飲み屋も漫喫も無い。漁村だ。寂れた漁村だ。
とにかく歩く、歩けば健康に良い、ポケGOの歩行距離も稼げる。
人気のない漁村を歩く、観光客など一人もいない、ただの漁村だ。よそ者が来る場所ではなく通報されないか不安
地理的には海に沈む夕日が見られるはずなのだがなかなか良い角度、場所が見つからない。
対岸の島原半島が邪魔だったり、絶景感が無かったり、とにかく歩く、移動手段は足しかない。
龍栄荘、ニュースで見た記憶がある、スザンヌが買い取った旅館だ。
取り巻きとコンサルに担がれたのであろう、どう計算しても採算は取れない。無理、不可能、アホかと。
「おバカキャラはキャラ設定で本当はおバカじゃないもん」と云うていた記憶があるが、ただのバカであったか
素晴らしくひなびたバス停である。寂れた漁村のバス停だ。これほど絵になるバス停は無い。
龍栄荘に夫婦13万払って宿泊する価値は無いが、このバス停を見るためにカップルでバス往復2800円払って来る価値はある、と断言できる。
田舎の人はこのバス停の価値がわかっていない。大阪じゃこんなバス停見られませんよと、
バス停の標識は絶妙に傾いており、脇に置かれたベンチが潮風で腐ちており物悲しい、屋根など無い。
Googleストリートビューでも見られるのだが、小生が訪れたときには駐車車両もなく寂寥感あふれる風景だった。
私はたいがいバス停を見てきたが三本の指に入る屈指の「寂れたバス停」である。これはもはや観光資源ですよ。
それでも日に6本(日曜日)は運行しているようで次に17:00発があった。現在時刻は16:10
しかもこの路線は往路と別の路線であり、「峠の茶屋」経由、山中を抜けて桜町バスターミナルまで戻るのである。
ちなみにそれに乗り遅れるともう次の便は無い。
乗りたい、悩んだが、問題はウンチしたい。あと50分バスを待ってさらに小一時間バスに揺られてウォシュレットのある大都会桜町バスターミナルに間に合うか微妙な便意であった。寒風の潮風もヤバい。
近く(徒歩10分)に寂れた漁村の小さなスーパーマケットがあり、そこまでゆけばトイレもあるだろう、その横にはバス停がある。
店舗前に屋台のたこ焼き屋が出ており購入、6個200円。安い、だがタコは大きいのが入っていた。
夫婦でやっているようで屋台奥に3歳くらいの女の子がちょこんと座っていた。
焼き作業の具合や材料の仕込み量などから推測するに日に百船弱は売れているのではなかろうか
経費、材料を差し引いても1.5万円程度の日銭は稼げる計算になる。
祭りやイベントでがーーーっと稼ぐのだろうが、大儲けはできんだろう。
悪くもないが良くもない、副業だろうが、こういう人生もいいのかもなぁ、とか思ったりして。たこ焼きは美味かった。
もうちょっとカリッと焼いてくれたらなぁ、あとたこ焼き器の手入れはもうちょっと真面目に頑張ったほうがいいと思った。
帰りのバスが来たので乗る。オートキャッチ放置のポケGOを確認するとウミディグダが一匹だけ取れていた。
。。。キミがウミディグダをどーーーしても取りたいつーからわざわざ須磨海岸まで連れて行ってやったあの日々はなんだったんだ。
最近じゃポケGOアプリすら開いてねぇし、スマホはポケポケとにゃんこ大戦争、タブレットは「ひみつのおるすばん」、Switchでスカーレットとバイオレットとマリオとスプラ、っつたく、なんなんだよ。
ちなみに最高の夕日が見られるポイントは発見したがそれはヒミツ。今度家族で来ようと思う。
※オートキャッチ:スマホゲームのポケモンGOは本来手作業でポケモンをゲットしなければならないのだがこれを自動化してくれるガジェット
※資(すけ)さんうどん:北九州創業のうどんチェーン、とにかく旨い、讃岐的なコシは無いがそこが良い、すかいらーくに買収され現在全国展開中
東京の郊外の方(多摩地区)に住んでるんだけど、そこそこ栄えている町のはずなんだけど本当に安くサクッと飲める店が激減している。
数年前の情報を読んで良さげな個人経営の居酒屋を見つけて検索しても殆どが閉業してる。ある程度大きな資本を持っているようなお店は軒並み値上げで全然安くない。立ち飲み屋もほぼ無いし。
なんかこういう所に物価高とか経済の悪化というのを感じる。チョイ飲み需要ってまさに物価高騰が直撃しやすいし、お財布の紐が固くなってお客も減りそうだもんね。
元から5000円のお店が6000円になるのは許容できても、2000円のお店が2400円になるって結構違うなって感じるもんね。そういう薄利多売のお店はそもそも同じ値上げ幅ではやっていけないかもしれないし。
高いお店ももちろん良いしそこに行く経済的余裕は幸いにしてあるけども、でも安い居酒屋で飲むのもそれはそれで別物として楽しみたいんだよね。さっと行ってさっと飲んでさっと食べて長居せず帰る、という欲を満たすのはもう難しいのだろうか。
立ち飲み屋でも言ってわちゃわちゃ食ってろって思うけどそうじゃないんだろうなあ
Xで生活保護ヘイトが起こる時、たまに見かける「一ヶ所に隔離してどうのこうの」
例えば夕張とかの(今はどうなっているか知らないが)破綻した限界自治体に生活保護者タウンを作ると面白いかもしれない。
もちろん、インフラを整えて、コンビニやスーパー、衣服店、医療関係、立ち飲み屋やメイドカフェなんかもあったらいいんじゃない。
とにかくちょっと開発して、生活保護受給者みんなきてくれーーーー!!!!とやるわけ。
そしたら、雇用を生み出せない限界自治体と、雇用に繋がれない(働きたくても働けない)生活保護者達が合流し、
自治体は生活保護受給者が毎月手にする12万円(家賃とかガス代とか携帯代とかで消える分はあるだろうが)で潤うし、
書いてみましょう。
先週の土曜日にニックと名乗る自称イギリス人で自称Google勤務の人間と立ち飲み屋で出会い仲良くなり、真夜中まで一緒に居たら「コカインが欲しいんだけど」と言い出した。
「ヤクザか売人にコネがないか?連れて行って欲しい」と懇願された。
俺は犯罪に関わりたくないし違法なことは絶対駄目だという考えだが、どうしても薬物を必要としてしまう心の弱さを抱えた人々に対して理解の気持ちがあった。だから、希望を叶えてやろうと思ってしまって、「俺は犯罪に関わりたくないと思っているし、捕まりたくないから出来ることは限られるけど出来るだけやってみるよ、所持や使用は違法だと思うけど、薬物を持っている人間に君を引き合わす(仲介)のは法に触れないだろうと思う、でも、そこまでだよ」と言い、まずはヤクザを探すことにした。
とはいえどこに行けば接触出来るのかわからん。繁華街に居たのでこの辺の何処かにはいるだろうと路上を歩き出した。すると、ガールズバーの店員の女の子たちが声をかけてきて、私たちに今ついてきてくれればこれだけ値引きします!と営業をしかけてきた。まあまあ、と少しの間会話して、「ところで、君たちは知らないと思うから、ダメ元で聞くんだけど、ヤクザの居る場所を知らない?彼がヤクザと会いたいと言っているんだ」と話した。
場の空気が凍りついたのを感じた。
しかし一人の女の子が「※※※ってBARがヤクザ経営です」って教えてくれた。他の女の子達は「ちょっと、やめなよ」という感じになっていたがとにかく情報ゲット。礼を告げヤクザBARにニックと向かった。 ヤクザBARは怪しい雰囲気で、料金もちょっと高かった。店主も怪しかったが、店員の若い男の袖口から入れ墨が見え、ニックが「ヤクザだ」と耳打ちしてきた。
ニックがスマホで日本語訳をしてその店員に交渉を始める。君はヤクザだろう?と。だが、ヤクザはヤクザと自分からは言えないらしい。
「違いますよ」と否定を続けた。ニックは、「コカインが欲しい」とストレートに伝えた。そんなものは持っていないと若い店員。これは信用がないから断られていると感じた。日本では薬物犯罪の罪がかなり重い。何年もの実刑を(悪質度によって変わる。薬物をばらまいた順に罪が重く、生産者、売人、仲介者(金銭の発生を伴う)、そして所持使用者の順に量刑が決まる)売人は懲役何年、というところらしく、そりゃ捕まるリスクを考えれば初対面の相手との取り引きを躊躇するだろう。
そうこうしていたら若い店員の携帯がなり、ちょっとすみませんと言いドアを開けてBARの外へ出ていった。 「ニック、同じ日本人なら心を開いてくれるかもしれない。いくらで買いたいか教えてくれ。聞いてみてくる。」と伝えると、難しそうだから相場よりかなり高い金額を提示してみるよ。と、かなりの高額の予算を託してきた。 BARの外へ若い店員を追いかけ、電話が終わるのを待った。その間、スマホに「コカイン ハーフ何円 1何円で欲しい」と打ち込んだ。電話の終わった彼にその画面を黙って見せると、少し逡巡した後「ちょっと待っててくださいね」と。物陰へ行って誰かに電話をかけに行った。お?手に入るのか?と期待したが、結局「取り扱いは出来るんですが持っている者と連絡がつかないので今日は無理です」と。
そういうことで、空振りに終わった。 BARに戻ってニックにそう伝えると「じゃあ売人とコンタクトをとってくれないか?秘密通信アプリテレグラムを知っているか?それを使えばバレないからそれを使ってみて欲しい」と言う。再度書くが俺はその時(仲介)は犯罪にならないと思っていたから、じゃあトライしてみるよ、とXを開いた。売人のことを隠語で「手押し」というのは知っていたから検索して、いくつものアカウントを見つけた。片っ端からテレグラムでメッセージを送る。
「※※に居るんですがコカイン手に入りますか?」 大体、取り扱ってないとの返答。あるいは、今日は夜も遅いし営業終了している、とか。しかし、一人だけ「有りますが、街中は監視カメラがあって無理です。歩いて10分ほどのひとけの無い公園で取引をしましょう」と当たりが居た。値段の交渉をニックの出せる金額で伝え、外国人との取引になる、日本語は喋れないと伝えると、リスクが大きい。値段を上げさせてくれという。ニックにそう伝えると、オーケーだ、と。売人に「その額の現金を持って外国人に今から行かせるから頼みます」と伝え、ニックには「俺が協力出来るのはここまで。犯罪にこれ以上関われない。売人と接触するのは無理だ」と伝え、Googleマップで場所を教えて歩いて一人で行ってくるように伝えた。ニックは早速BARを出て向かった。
少しの間BARでニックの帰りを待っていた。わりとすぐに帰ってきた。どうだった?と聞いたら「ゲットした」と言い、俺の役目は終わった。
が、ここが重要なポイントで、俺はコカインを視認していない。つまり事実かどうか分からない。例え見せられたとしてもそれが錠剤なのか粉なのかどう摂取するのか摂取したらどうなるのか何も知らないし分からない。コカインというが片栗粉を見せて俺を騙したかもしれない。ここが後に重要なポイントになる。俺はコカインの仲介をして、ニックはコカインを入手してきたというが、俺はコカインを見ていない。つまり、本当に自分が本物のコカインの仲介をしたかどうかはわからないし、ニックが本当にコカインを取引をしてきたもわからないというのが客観だ。俺は今ひょっとして怪しい外国人にハメられているのでは?と少し思った。 いやしかし、テレグラムで売人と接触し、有ると言われたし、ニックはトイレへ行ってくると言って5分ぐらい帰ってこなかったから、「キメたのか?」と聞いたら「そうだ」と答えた。これだけの事実を並べるとまあクロだろう。
が、これは俺の感想に過ぎない。実際のところ、「俺には本当かどうか判断できない」というのが客観的な視点だろう。ニックが嘘をつき、使用しているフリをしたのかもしれない。
ニックとは朝まで一緒に居てメンタルヘルスや哲学の話、そして自傷や自殺未遂の経験がお互いあることまで話し合って、通じ合った。LINEも交換し、今もコミュニケーションを続けている。その日は徹夜だったので眠たいから帰ると伝え、ニックと別れて帰って寝た。
起きて冷静に考えた。俺はニックにコカインを入手させるため売人と接して引き合わせた。仲介ぐらいなら罪はないはずだ。利益を得たわけでも無いし所持・使用したわけでもない。が、気になってググると仲介者も罪に問われると書いてあった。幇助に当たるからと。また、ChatGTPに聞いてみても同様。犯罪に巻き込まれたなら弁護士に相談を。そうアドバイスされた。 やってしまったな。犯罪行為をやってしまった。しかも実刑の犯罪だ(執行猶予がつくかは知らんが)。
俺はすでに前科(恋人にころすぞと言って、脅迫の罪で罰金10万円払った)があるし最悪刑務所に行ってもいいが、老いた母を悲しませるようになることと、俺が不在になるとこの賃貸の保証人になってくれた兄貴に50万円ほどの請求が行くこと。俺が刑務所から戻るまで家賃を払うならもっと金を払わせられることだろう。家族に迷惑はかけたくない。
そして今週の話だが、40年間生きてきて特殊詐欺の電話がかかってきたことは一度も無かった。が、ニックと接触しLINEを交換し、そしてテレグラムで売人たちとコンタクトをとったあの日から、今週だけで3回も特殊詐欺の電話がかかってきた。海外からの着信だ。これは関係があるな、なんらかの手段で電話番号を抜き取られ、リストに入れられ、反社に売られたのだろう。まあ特殊詐欺の電話がかかってくるぐらいは別にいいよと思っていたが今朝。
戯れに、電話に出てみた。「警視庁捜査二課の者ですが増田さんですね?」ときた。
何故本名がバレている?これはさすがにやばいな。黙っていたら電話はすぐ切れた。
警視庁捜査二課というのは薬物犯罪の捜査をするところじゃないし、東京の警察だから地方都市の俺に電話をかけてくるのもおかしいし、何より本物の警察なら向こうから必ず所属と名前を名乗る。まあ特殊詐欺だな、また。と思った。 この出来事を親しいXのフォロワーさんに相談してみたら、電話番号と名前が割れていたら住所も割れている可能性もある、と。
つまり、特殊詐欺に釣られないなら直接家までさらいに来て闇金で金を借りさせてボコされるぐらいのことは可能性として無くはない。海外拠点のグループのようだから心配はいらない?いや、最近流行りの闇バイトの指示役は海外から指示してたというし。危ないな。 俺は恐れた。
そしてよく考えてみる。天秤にかける。俺はどうしたらいいか。
1つはこのまま何もしないで反社が乗り込んでくる可能性に怯えながら暮らす。
もう1つは、逮捕されるリスクを覚悟で経緯を話し、警察の意見を聞く。
俺はしばらく考えた末警察に話してみることにした。
警察まで行くのは面倒だから、110番して大体の経緯を伝え、襲撃に怯えて家から出られないから来てくれませんか、と。で、一人の若い警察官がやってきた。コカインの仲介をしたこと、特殊詐欺に電話番号と名前を知られていてビビっていること、あったことすべて話した。特に強調したのは、俺はそれが本当にコカインだったかどうか分からないし、全部ハメるための演技で騙された可能性もあるし、とにかく自分は本当に薬物の仲介をしたのかもどうか分からない、と。警察官は薬物犯罪は専門じゃないらしく、仲介が罪に当たるかどうか分からないから本部に聞いてみる。と言う。そしてしばらくして刑事が3人もやってきた。逮捕されるのか?
刑事が3人も来たことで俺はビビった。「逮捕されますか?」とすぐ聞いた。「いや、そうはならないから落ち着いて、安心して」と。 ことのあらましを警察官が刑事たちに説明する。これから刑事に話す内容に誤認や誤解があれば訂正してくださいと。 まあ話した通りのことを伝えてくれた。
「確かに、それは本当に君が薬物犯罪に関わったのか、分からないし、証拠もないから君が捕まることはない。だけど君が言うように仲介は犯罪だ。だけどそれが本当にコカインだったかどうか君も分からないし私たちも分からない。ニックが反社グループの一員で君を巧妙に信じ込ませ詐欺を働いた可能性もあるね。今確認した経緯から判断するに、薬物犯罪に問う要件を満たさないし、何よりその犯罪が実際に起きたという証拠もないね。薬物の使用も本当か分からないし、君がコカインらしきものを売人と接触して仲介したという証拠はテレグラムを解析すれば警察は分かるけど、その仲介自体本当に成立したのかどうか、つまりニックが実際に売人からコカインを入手していて、その仲介を確かに君が成立させたのかどうか調査・証明のしようがない。ニックが嘘をついている可能性もあるし、何より君自身コカインを見ていないし分からないわけだから、君の疑う通り本当にコカインの仲介をしてしまったのか?それを確実に調査することは不可能だ。 これからは怪しい外国人と関わるのは控えるように。善意からコカインらしきものの仲介をしてあげたのだろうが、それは悪だ。間違っている。もうそういうことはしないように」と、一番年配のおじさんが諭してくれた。
まず1つ、捕まるリスクというのは解消された。 そして、その件から特殊詐欺の電話がかかってくるようになって、電話番号も名前も反社にバレていて、住所もバレている可能性もあり恐れているのだという話をした。襲撃にあうのじゃないかと。 その前にちょっとした聞き取りがあり、学歴や職務経験、ドラッグの使用経験の有無、収入についてニックに話したのか?と聞かれた。 いや、俺は無職だと伝えてある。と答えた。じゃあ、お金持ってなさそうな人にわざわざタタキに来ないよ。間違いなく来ない。だけど君が着てるのはエイプだね。高いだろう?それで金持ちだと思われた可能性はないか? はい、ニックはエイプを知っていて高価なアパレルブランドということも知っていました。俺が金を持っていると認識した可能性は無くはないですよね。 無くはないね。だけど、こういう特殊詐欺グループがわざわざ個人宅に襲撃に行くというケースは聞いたことがない。 あくまでも、特殊詐欺は特殊詐欺をやるだけ。たかが特殊詐欺を生業とするグループが個人宅を襲撃するケースが普通にあるようなら、ニュースになっているだろうし我々警察としても注意喚起を出す。が、今のところそういう事件は無い。特殊詐欺グループが何故海外から電話をかけるのかということだよ。とにかく特殊詐欺はリスクを最小にしたい。だから海外の身元の分からない番号から電話をかける。個人宅を襲撃させるなんて大きなリスクを背負うような性質の犯罪組織じゃない。
ふむ、なるほど。
と思ったが闇バイトに使われ強盗に入って捕まった人々のように、タタキの闇バイトも指示するグループだったら?それがまだリスクとして残り完全に安心は出来ないよな。と 思ったが言わなかった。
あとは人生相談みたいな感じになった。薬を見られ、説明を求められた。躁鬱で今働けなくて生活保護だ。と。でも働きたいと思っている。と答えた。 宅建の参考書、問題集、過去問を置いてあるのを視認していたようで、資格をとるために頑張ってるところなんだよね。40はまだ若い。社会復帰は出来る。大丈夫。そう言われた。 また、生活保護の暮らしについて色々聞かれた。公務員の我々でも生活を苦しく感じるから、大変だろう。生活保護を抜け出したいという人は少ない。その中でやりたいことを見つけ社会貢献、社会参加をしようとしている精神は誇ってください。あなたはまだ終わってない。これから未来がある。だから、今回みたいな犯罪に関わってしまうようなことをするのはもったいない。いいことはいい、わるいことはわるい。たとえ友達でも、わるいことをしていたら善意や親切で協力しようとしてあげたりしたら駄目です。ハッキリとキッパリと一線を引いて生きてください。
というのが、この1週間で起きたことのすべてだ。触法行為ギリギリまでいったが罪に問われず逮捕はされないということが確定した。
あとは本当に、住所を知られている可能性があっても安全なのか。 そこだけ不安はぬぐえない。
だが、「人にはそれぞれ事情がある」というのが座右の銘で、生きづらさからアルコールや薬物に逃げてしまう人々の気持ちも尊重し理解すべきだという考えは変わらない。だけど犯罪行為に協力したりなんて、俺には遵法意識が足りてなかったというのもそうだろう。いくら善意、親切にしたいという気持ちを持っていても、犯罪行為を助長するのは論外だ。 今回のことは人付き合いのやり方が間違っていた。いくら友達のためだから、と言っても法律に抵触しちゃいけない。
みんなも法律はきちんと守って、たとえば俺のようにギリギリのラインに立って、友達のために善意を持って、とかでも犯罪に関わっちゃだめだよ。こういうリスクがあるから。
なんせ電話番号・名前・ひょっとしたら住所まで抜かれてるからね。
怖いよ。
闇バイトには気をつけてね。今普通の求人にも紛れ込んでるらしいから。
一度反社に身分証確認されてごく軽い犯罪に加担させられたら、次はもっと重大な犯罪にまで、脅されて、あるいは高額な報酬を餌にやらされる。
こないだそれで強盗に入らされた青年はかなりの懲役をくらうハメになったらしいし。
うまい話はないし、俺のように怪しい外国人に触法行為の手伝いを頼まれても手伝っちゃだめだよ。
・後日談。
昨日の土曜日。
エイプのショップに寄って、「先週連れてきたニックっていう外国人覚えてる?」と話し、さすがにテレグラムで売人と接触して仲介したという話はできないのでぼかして「ヤクザBARに連れて行ってニックがコカインを入手することにつきあわされた」という話をしたら、どこのBARです?と言われ※※※※と答えると「あー」という反応。ヤクザBARとして有名だったらしい。
そして、イギリス人がLINEを持っているのはおかしい。有り得ない、と。何か嘘だと思う、と。LINEは大体アジア圏のツールで、イギリス人が使ってるのは不自然だし、SNSを一切やってないというのも自称イギリス人、しかも自称Google勤務としては不自然、と言われた。 店員さんみんな若いんだけど俺より知見があったな。
ニック…。君は本当は何者なんだい?
LINEでまだ話しているし、彼が旅先で出会った青年を紹介され、彼もまたメンタルヘルスの問題を抱え、ニックと共鳴したらしい。その青年とも今度会う予定を立てている。その青年は住所もフルネームもはっきり身元が分かったから大丈夫だろう。
さて、ニックが本当に反社とグルで俺を売ったならLINEの繋がりは消去して消えるだろう。
そして、京都でもコカインを使った(青年も、ニックがコカインを使っていたと証言した)らしいが、親切な日本人をハメて、反社に情報を売るという手口で全国を回っているのなら、その青年にも俺と同じようにテレグラムで売人に仲介させるという手口を使っただろうが、その青年にはそんなことはしなかったという。
男性アセクシャルの意見を聞いてみたいというブクマがあったので、便乗して書いてみる。区分的には、ロマンティックアセクシャル(恋愛感情はあるが、性的感情はない)に属すると思う。なおタイトルは適当に付けたが、テストステロンに関するネットの情報は少ないので、それを探している人が見つけてくれたら良いな、という気持ちもある。
30代後半。男。幼少期から性欲はあったが、人に対する性欲は薄くて、付き合ってもセックスレスでフラれるを繰り返した。最後のほうは相手を幸せにできないことから恋愛恐怖症にもなって独身。
長年営業職を務めており、人嫌いではないと思う。当たり前だが、風俗は行かないし、水商売も仕事以外では行かない。ただ、知らない人の話を聞くのは好きなので、自宅近くに行きつけの立ち飲み屋やバーが数軒ある。
生まれてから現在まで居住地が変わっていないので、小中高大まで全ての同級生と交流がある。今でも各コミュニティとは、年1回の忘新年会や特に仲の良いメンツとは年に2~3回は会っている。なので、人並みの友愛があるとも思っている。
30代半ばで、たまたま男性更年期障害という概念を見つけた。近くに診てくれる病院があったので、「性欲が薄いんですが」として相談した。最初は医者からも「まだ若いですし」と言われるも、男性ホルモン値を検査したところ、「この若さで珍しいね」と言われるぐらい低い検査結果だった。具体的には、フリーテストステロン値が4.7だった。なお、基準値は色々あるが、下記調査の場合、30代の場合は7.6~23.1であり、4.7は下位1%ほどである。さすがにショックを受けた。
参考)https://daito-p.co.jp/reference/testosterone_aging.html
それから4年間、ホルモン注射を月に2回受ける治療を受けている。保険適用なので、1回1500円ほど。数値は4台~9台を行ったり来たりしており、あまり効いている実感は無い。なお、(モラル的に悪いこととは知っているが)医者に内緒で海外の男性ホルモン薬(セルノスとセルノスジェル)を個人輸入して使ったときは、15台まで急騰したが、それでも性欲が増えたりという実感は無かった。
アセクシャルな人間は女性が多いと聞くし、やはり男性ホルモンの先天的な何かがアセクシャルか否かに影響を与えているんじゃないかと思う。
思春期の頃から、人並みの性欲はあったと思う。ほぼオナニーはほぼ毎日していた。ただ、今から思えば、グラビアやAVは見ないなど、「人を性的な相手として見る」ことは無かったと思う。これが先天的なものなのか、「グラビアやAVを見ない習慣」により後天的に育ったものなのかは分からない。
中高一貫の男子校出身のため、大学時代に付き合ったのが初めて。以降、30代前半の時まで5人付き合っている。5人中2人はこちらから告白したが、外堀が埋められていたこともあり、実質全員向こうから告白されたようなもの。
全員年下(3才~8才)で、5人中2人が母子家庭だった。母子家庭だからと言って決めつけるのは良くないが、私は「この相手とセックスしたい」という性欲起点で相手を選ばないので、彼女らから見ると、私は他の男性より父性を感じるものであったのではないかと思う(まぁそれでもセックスレスでフラれたが)。
付き合っているときはとても楽しかったし、相手も大切にしたいと思っていた。また、セックスは月に2回を目安にするように心がけた。KPIかよ、と思われるかもしれないが、自分にとってセックスしなければしないで済んでしまうため、KPI化しなければ習慣化できないのである。余談だが、デートはほぼ毎回おごり、記念日でのプレゼントも数万円のものは贈っていた。年に数回は泊りがけの旅行もしていた。ラブホデートが少ない分、お金には余裕があったのだと思う。
で、1年~2年ぐらいすると、「愛を感じられない」という理由で別れ話を切り出される。さすがに「セックスが少ない」と言われたことは無いが、こちらもそれぐらい察することができる。デートや一緒に過ごす時間は楽しかったので別れるのは辛かったが、こちらも相手の性欲を満たせていない負い目があったので、別れ話をされたらすんなりと引き下がった。
40代直前に差し掛かり、婚活するなら最後のチャンスだなぁと思う反面、自分みたいな人間が結婚して良いのか、家庭を築いて良いのか、考えてモヤモヤしている。LGBTQの婚活アプリ・サービスも覗いて見たが、LGの人や、その他「個性的な人」が多そうで二の足を踏んでいる。最初に書いた通り友愛的なものは比較的満たされているので、友情結婚であれば無理に結婚しなくても良いのではないかと思っている自分もいる。
好きな女性が居た。
彼女はいつも何故か、社食でご飯を食べる時には俺の隣に座る。別にそこで会話をしたりはないのに、彼女は毎度俺の隣に座るのだ。
まるでそこに座ることが決まっているかのように。
もしかして俺に気があるのかもしれない。そう思うのも自然なことだった。
その一言を口に出した瞬間、彼女の顔がほんの一瞬、曇ったように見えた。
そして、「え?」と明らかに戸惑った声を出した後、しばらくの沈黙が続いた。
彼女は微かにため息をつき、「そういうのは…」と低い声で答えた。
飲んでも飲んでも心は晴れなかった。何かが違う。何かが壊れているような気がした。
ゲロを吐くまで飲んで、タクシーで家に帰り、気づいたらベッドに倒れ込んでいた。
土曜日の朝。昨日飲んだ酒のせいで頭が重く、気持ち悪さが残っていた。
時計を見ると、午前9時過ぎ。こんな時間に目が覚めるのは珍しいけど、まあ、仕方がない。
俺はベッドの脇に置いたスマートフォンを手に取った。寝ぼけた頭で、なんとなく画面を開くと、そこに見慣れないサイトが表示されていた。
俺は目を凝らしてその文字を確認する。レンタル?彼女を?なんだこれは、と最初は思った。
正直、昨晩のことはあまり覚えていない。酔っ払ってタクシーに乗り込み、家にたどり着いた後の記憶は曖昧だった。
それでも「レンタル彼女」という言葉が頭の片隅に引っかかって離れなかった。
なんとなく、そのままそのサイトをスクロールしてみた。どうやら、好きな時間、好きな場所で、指定した女性とデートができるというサービスらしい。
俺はしばらくそのままベッドに横たわりながら、レンタル彼女について考えていた。
まるで他人事のように、そのサービスを使う自分を想像してみた。あり得ない話ではない。俺は少しずつ興味を持ち始めていた。そして結局、俺はそのままレンタルの手続きを進めた。
予約は簡単だった。
サイトの案内に従って、自分の好みの女性を選び、時間と場所を指定する。
クレジットで支払いを済ませて、待ち合わせ場所に向かうだけ。なんて手軽なサービスだろうか、と感心してしまった。
写真は確認したが、実物がどうかなんてわからない。だから、俺は期待しないでおこうと思っていた。
その時、遠くから手を振る小さな姿が見えた。白いワンピースを着た若い女性が、にこやかにこちらに向かってくる。
驚くほど彼女は写真そのままだった。いや、むしろ写真以上に、現実味を帯びた美しさがあった。
彼女は明るい声で挨拶し、俺の目の前に立った。ほんの一瞬、俺は彼女の姿に圧倒された。
本物の彼女みたいに見えたからだ。だが、それも一瞬のこと。すぐに俺は自分を取り戻した。彼女はレンタルされた存在だ。
レンタル。偽物の存在。ジェネリック。それは変わらない事実だ。
俺も軽く挨拶を返し、二人で歩き始めた。彼女は不思議の国のアリスのような、少しお嬢様風の格好をしていた。白いワンピースに、レースのリボンがついた帽子。
それが彼女の選んだスタイルなのか、あるいは客に合わせたサービスの一環なのかはわからないが、少なくとも目を引く格好だった。
俺たちは映画館に行った。
計画は曖昧だが、事前に考えていた。並んで座り、観た映画の内容は正直覚えていない。
彼女は途中で俺の手を握ってきた。そのことで俺の頭はいっぱいだった。
映画が終わって外に出ると、彼女は自然と俺の腕に身を寄せ、軽く抱きつくようにした。
それがサービスの一環だということは分かっていたが、そんなことはどうでもよくなっていた。
周囲の視線を感じる。それが妙に心地よかった。まるで俺が誰かに認められているような感覚がした。
それから近くの喫茶店で軽く食事をした。彼女は可愛らしく注文を取り、上品に食べていた。
俺は彼女を見ながら、内心で「これは俺の彼女だ」と自分に言い聞かせた。本物じゃないと分かっていても、少しの間だけでもそう思いたかったんだ。
そして、その幻想の中で俺は少しだけ満たされていた。
その後、駅で別れの時が来た。彼女は最後に「今日は楽しかったです。また呼んでくださいね」と微笑んだ。
その笑顔が本物かどうかはわからない。でも、俺は軽く手を振り返してその場を去った。
家に帰ると、まずは明細を確認した。
その金があれば、○○で何回課金できるだろうか。自然とガチャを引く回数が頭をよぎる。
週末が来るたび、俺はレンタル彼女を利用するようになっていった。
あの日から三週間が経った頃、会社の社食で彼女が再び俺の隣に座るようになった。
彼女から話しかけることはない。もちろん俺から彼女に話しかけてくることも。
気づくと口から「明日、行きましょう」と自然に出ていた。待ち合わせは駅で。
俺が手を振りながら歩み寄ると、彼女は驚いた顔をした。だがすぐに表情を戻し、その子は?と聞く。
ジェネリックは僕の腕に抱き着く。
彼女は、それを見て目を逸らした。
俺たちは三人で食事に行った。
俺の心には一種の満足感があった。奇妙な満足感だった。
俺はただ、その場にいた自分に満足していたのだと思う。
家に帰ると、部屋は当然のように静かだった。
それでも何か満たされた気分で、妙に清々しかった。
日曜の朝のことだ。休日なのに最悪の目覚め。
しかし心当たりもあった。
前日の土曜日。予定もなく町を彷徨った末にパチンコ屋へと入ると、これが驚くほど勝った。
これほどの大勝は久しぶりで、俺は躊躇することなくトルコ風呂屋へと足を向けた。
そこは既に馴染みと言える店で、従業員が若くておっぱいの大きい子が入りましたよと勧めてきた。
俺はその子を指名することにして、待っていると来た女は若く、確かにおっぱいがデカかった。
だが少し太り過ぎているようにも見えた。
彼女に部屋までエスコートされるとまずは恒例行事のように身体を洗われる。
でかく柔らかい乳の感触を背中越しに味わうというのは、悪い気分じゃない。
俺はげんなりしたが、口には出さずに居た。
騎乗位になると女はあっ、あっと喘ぎ、その声はちいかわに似ていた。
その日の朝はYouTubeでちいかわを見ながら朝食を食べた。昨夜買った半額の、タルタルソースのかかった唐揚げ弁当。
画面の中でちいかわは「あっ」とか「わぁーっ」とか「あ、あーっ」と言っていた。
俺は意識を現実に戻す。目の前の巨乳に戻す。あっ、あっ、とちいかわみないな声を上げる女の姿が目に入る。
女の丸みを帯びたフォルムはちいかわに似ていた。俺は気付いてしまったのだ。
後背位に移ると女は「あーっ」と声を上げる。ちいかわかよ、と言いかけたところで俺は耐えた。
正常位では相手の巨乳ばかりに目を向け、揉み、撫でまわし、視覚と触覚で聴覚を追い払おうと躍起になった。
女は「あっ、わっ、あっ、あっ、う、うぅ…あっ、あーっ」と声を上げる。
俺は射精した。
店を出た後、奇妙な背徳感に襲われた。
それを払拭すべく立ち飲み屋に寄ってビール何杯かと適当な肴で胃を満たし、帰宅する頃には酩酊していた。
心地よく床に倒れてそのまま眠ると、見た夢は悪夢で、俺はちいかわとセックスしていた。
最近知り合いからちいかわを勧められ、馬鹿にしていたが観てみると案外面白い。
その矢先にこれだ。