はてなキーワード: 茶屋とは
タケルは、第六幕で生み出した「上州げんこつバーガー」が群馬の名物となり、多くの人々を笑顔にする姿を見て、深い満足感に満たされていた。彼はもはや、ただの神の分身ではなかった。泥にまみれ、汗を流し、人間として生きる喜びに目覚めたのだ。しかし、彼の心にはまだ、ノゾミが彼に残した最後の謎が残っていた。
ある日、タケルは群馬の古い街道沿いを歩いていた。そこに、一軒の小さな茶屋があった。店先からは、甘く香ばしい匂いが漂ってくる。それは、醤油と砂糖を混ぜたような、どこか懐かしい香りだった。
店に入ると、優しそうな老夫婦が二人で店を切り盛りしていた。タケルは、壁に貼られたメニューを見て「焼きまんじゅう」という文字に目が留まった。彼は、その名前が持つ不思議な響きに惹かれ、それを注文した。
老婦人は、串に刺さった白いまんじゅうを、丁寧に火鉢の上で焼き始めた。ジュウジュウと音を立てながら、まんじゅうはキツネ色に変わり、その表面にタレが塗られていく。第四幕で老婦人が作ってくれた生姜焼き、第五幕で男が作ってくれたげんこつハンバーグ。それらとは違う、もっと静かで、そして深い、歴史の重みを感じさせる光景だった。
やがて、焼きまんじゅうがタケルの前に置かれた。一口食べると、ふんわりとした生地の中から、甘じょっぱいタレが舌の上で広がる。それは、特別な材料や技巧が凝らされた料理ではない。しかし、タケルはその味に、今までのどの料理にも感じたことのない、途方もない深淵を見た。
タケルは、神の分身としての能力を使い、この焼きまんじゅうの情報を解析しようと試みた。しかし、彼の脳裏に流れ込んでくる情報は、彼が求めていた答えとは全く違うものだった。
それは、小麦粉とイースト菌が織りなす発酵の歴史、醤油と砂糖が作り出す味の化学変化、そして何よりも、この焼きまんじゅうが群馬の風土と人々の営みの中で何世紀も受け継がれてきたという事実だった。タケルは、この一つの料理の中に、悠久の時の流れと、無数の人々の想いが詰まっていることを知った。それは、ノゾミが彼に教えようとした「温かさ」や「喜び」を遥かに超える、この世界を構成する「真理」そのものだった。
タケルは、焼きまんじゅうを一口、また一口と食べ進めるうちに、彼の意識は、膨大な情報と時間の渦に飲み込まれていく。彼は、自分がただの一つの点に過ぎないことを悟った。広大な宇宙、無数の星々、途方もない時間の中で、彼の存在は、一瞬の光に過ぎない。しかし、その一瞬の中に、ノゾミという少女と、彼女が残してくれた愛の温もり、そして今、彼の目の前にある焼きまんじゅうが教えてくれた、この世界の深淵が凝縮されていることを理解した。
タケルは呟いた。それは、単なる料理の作り方ではなかった。人間として、この世界のすべてを受け入れるための、最後の指南書だった。
その時、タケルの手から、串が滑り落ちた。彼の目から、大粒の涙がこぼれ落ちる。それは、悲しみでも、喜びでもなかった。ただ、あまりにも壮大で、そして温かい真理に触れてしまったことへの、純粋な感動だった。
タケルは、その場で静かに意識を失った。彼の胸の中には、焼きまんじゅうが教えてくれた、この世界のすべてを愛するための、温かい光が灯っていた。そして、それは、彼が再び目覚めた時、彼をまったく新しい存在へと変えるだろう。
(第七幕・了)
京都には、ぶぶ漬け(お茶漬け)をメインに提供しているお店や、老舗の漬物店が併設する食事処があります。ここでは、様々な種類の京漬物と、厳選されたご飯、そして出汁の効いたお茶でいただく本格的なぶぶ漬けが楽しめます。
八坂神社のすぐ近くにある京漬物「ぎおん川勝」に併設されたお茶漬処。約10種類もの漬物を味わえるお茶漬けセットが人気です。お櫃に入ったご飯はおかわりも可能です。
大正時代から続く、お茶漬けの元祖とも言われる老舗。昔ながらの懐かしい献立で、ほっとする味わいのぶぶ漬けが楽しめます。
明治創業の老舗漬物店。店内の「お茶漬け席」では、坪庭を眺めながら京漬物中心のお茶漬けをいただけます。
嵐山にある鯛茶漬けの専門店。新鮮な真鯛を使った贅沢な鯛茶漬けが楽しめます。まずは刺身で、次に漬け丼で、そして最後にお茶漬けとしていただくのがおすすめです。
清水寺近くにあるお茶漬けバイキング形式のお店。約20種類もの漬物と、白ごはん、十六穀米、おかゆの中から好きなものを組み合わせて、自分好みのお茶漬けをいただけます。
これらの店舗は、比較的手軽に本格的なぶぶ漬けを味わえるため、観光の合間のランチなどにもおすすめです。
京都の高級料亭や京料理店では、コース料理の締めに、ご飯物としてぶぶ漬けを提供することがあります。これは、メイン料理で舌を楽しませた後に、あっさりとしたぶぶ漬けで口の中をリセットし、満足感を高めるためのものです。
料亭で提供されるぶぶ漬けは、使用するお茶や出汁、漬物はもちろんのこと、ご飯の炊き方や器にもこだわりが感じられ、まさに「本格的」と言えるでしょう。ただし、ぶぶ漬け単体で提供されることは少なく、コース料理の一部として提供されることがほとんどです。
もし、懐石料理の最後に本格的なぶぶ漬けを体験したいのであれば、事前にそのお店のコース内容を確認するか、予約時に問い合わせてみるのが良いでしょう。
最近では、京都の「いけず」文化を体験するイベントの中で、ぶぶ漬けが登場することもあります。これは、京都の人が「そろそろお帰りください」という際に「ぶぶ漬けでもどうどす?」と言う、という有名な逸話を基にしたエンターテイメント性のある体験です。
実際に「ぶぶ漬けを振る舞われる」ことが「失敗」や「退場」を意味することもありますが、これは京都の文化をユニークな形で学ぶ機会にもなります。ただし、これは本格的なお茶漬けを「味わう」ことを主目的としたものではないので、注意が必要です。
本格的なぶぶ漬けを堪能したいのであれば、まずはぶぶ漬け専門店や漬物店の食事処を訪れるのが最も確実で手軽な方法です。より上質な体験を求めるなら、高級料亭や京料理店でコースの締めとして味わうのも良いでしょう。それぞれのスタイルで、京都ならではのぶぶ漬けの奥深さを楽しんでみてください。
中国産の新しいオープンウェイトKimi 2で適当に物語を作らせてみたら、相当自然な日本語で、中国らしい地味に洒落た話が出てきた。
記述は端的ながら、よくある取引・交換要素も勝手に加えてて中々凄いと思う。
https://huggingface.co/moonshotai/Kimi-K2-Instructで試せるから各々話してみてちょ
この前に適当なWebページを作らせたら16000文字分の出力が得られたので、長文を依頼すればもっと長い話も書けると思う。
これがオープンでほぼ自由なんですよ凄いねこのままじゃデカすぎてローカルでは動かせないけどね。
以下、インデントや記号エラーの修正などは無しでそのままの出力
Input a message to start chatting with moonshotai/Kimi-K2-Instruct.
日本で有名な昔話を3つ組み合わせて、面白い物語を作成してください。ありきたりな組み合わせは避けてください。創作に入る前に、選択した物語の概要をそれぞれ説明してください。その後、融合させて新しい物語を作成してください。
【選択した昔話の概要】 かちかち山(かちかちやま) 狸が悪さをして、うさぎが仕返しをする話。狸は山で老人を殺してしまい、うさぎは「かちかち山」で狸を焼いたり、泥船に乗せて溺れさせたりして最後に殺してしまう。残酷ながらも「因果応報」の教訓譚。 舌切り雀(したきりすずめ) 優しいおじいさんが飼っていた雀が、欲深いおばあさんに舌を切られて逃げる。おじいさんが探しに行くと、雀は「雀の恩返し」をしてくれる。おばあさんが大きな箱を選んで開けると、中には妖怪や災いが詰まっていた。 花咲か爺(はなさかじい)) 心優しい爺さんが、死んだ犬の「シロ」に教えられた場所を掘ると金が出る。意地悪な隣人が真似をするが、掘るとゴミや妖怪が出て、最後は花咲かじいのおかげで庭に桜が咲き乱れる。 【融合ルール】 ・主要キャラは「うさぎ」「狸」「舌切り雀」「花咲か爺」だが、役割を入れ替える。 ・舞台は「かちかち山」だが、山そのものが“生き物”である設定を追加。 ・残酷さを“再生”に変える。 ・ありきたりの「善悪二元論」ではなく、“記憶の取引”という新軸で物語を組み立てる。 ────────────────── 新しい物語 『かちかち山の記憶市場』 ────────────────── かちかち山は、古くから“記憶を貯める山”と呼ばれていた。木々の年輪の一本一本が、誰かの忘れた思い出を刻んでいる。山は巨大な生き物で、ときどき空腹になると、麓の村から“記憶”をこっそりすくい取る。だから村の人々は、ある日突然「どうしてここにいるのか」がわからなくなることがあった。 ある冬、山は特別な空腹に襲われた。それは“自分が何者なのか”という根源的な空腹だった。山は自分の名前を忘れていたのだ。そこで山は、三匹の動物に“記憶の回復”を依頼する。 ――一匹は、舌を失った雀。 ――一匹は、死んだはずの白い犬の幽霊。 ――一匹は、狸の皮を被ったうさぎ。 山はそれぞれに「お前の欲しいものをやるから、私の名前を思い出させてくれ」と囁いた。 【雀の取引】 舌を切られた雀は、山に「言葉を返して欲しい」と頼んだ。山は雀の舌を埋めていた年輪を見つけ、それを削って飲み干す。すると雀は、かつて自分が「人間の言葉を盗んでいた」ことを思い出す――つまり、舌を切られたのは“罰”ではなく“封印”だったのだ。雀は山に告げた。 「あなたの名は『忘れじの山』。だが、それは偽名。本当の名は『咲かし山』――一度失われた記憶を花に変えて咲かせる山だ」 【犬の取引】 幽霊の白い犬・シロは、山に「自分の死を忘れて欲しい」と頼んだ。山はシロの死の瞬間を詰ませていた年輪を見つけ、それを燃やして灰に変えた。灰は桜の木肥になり、シロは自分が「死んだのではなく、種になった」ことを悟る。シロは吠えた。 「咲かし山よ、お前は自分の名を咲かせるためだけに存在する。だから、咲かせるんだ――『かちかち山』という名を、花に変えるんだ」 【うさぎの取引】 狸の皮を被ったうさぎは、山に「狸の皮を脱ぎたい」と頼んだ。実はこのうさぎ、昔、狸を焼き殺した際に「狸の恨み」を一身に受け、皮を被せられてしまったのだ。山は狸の恨みを詰ませていた年輪を見つけ、それを“笑い”に変えた。皮はぱりんと割れ、中から純白のうさぎが現れる。うさぎは笑いながら言った。 「咲かし山、お前は恨みを花に変える山。だから、恨みの名『かちかち山』も花にしてしまえ」 【山の変化】 三つの真実が重なった瞬間、山は激しく鳴った――かちかち、かちかち。 すると、山全体が桜色に変わり、年輪の一つ一つが花弁になって空へ舞い上がった。舞い上がった花弁は、村の人々の失われた記憶を「新しい物語」として降らせた。 ――「ああ、そうだ。私は昔、狸に騙された爺さんだったけど、今は桜を守る番人だ」 ――「そうそう、私は舌を切られた雀を助けた婆さんだったけど、今は雀の歌を売る旅芸人だ」 誰もが、失った記憶の代わりに「自分で選んだ新しい記憶」を手に入れた。 山は、ついに自分の本当の名を思い出した。 その名は――『語り継ぎ山(かたりつぎやま)』。 失われた過去を、花という未来に変えて語り継ぐ山。 そして、白いうさぎ、舌を取り戻した雀、幽霊の犬は、山の麓に小さな茶屋を開いた。 店の名は「かちかち亭」。 注文は一つ――「あなたの忘れたい記憶を、花に変えましょう」。 客が帰る頃には、必ず一枚の桜の花びらが、皿の上に残っている。 それが、かつて「かちかち山」と呼ばれた巨大な生き物が、人々に送る、ささやかなお釣りだった。
時は令和、空前の変わり種スイーツブーム!タピオカの次はなんだ?って、みんなが奇抜な組み合わせのスイーツを探してた20XX年。そんな中、京都の祇園に、マジで時代劇から抜け出てきたようなインテリ風イケメンが現れたんだって!冷静沈着そうな佇まいで、何かこう、頭の良さそうなオーラをまとったお方。「え?俳優?時代劇の撮影?」ってみんなが遠巻きにしながらも、そのミステリアスな雰囲気に惹かれてたらしい。
え?マジで?あの織田信長を討ったとされる謀反の武将、光秀様!?って歴史マニアのギャルたちがスマホで速攻ググり始めた瞬間、そのクールなイケメン、もとい光秀様は、あたりをキョロキョロしながら呟いた。「ここは…本能寺ではない、か…?」って、マジでタイムスリップしてきたみたい!「マジありえん!」ってみんな心の中でツッコミつつも、その知的な眼差しに、何かを感じてたらしい。
そんな光秀様に、恐る恐る話しかけたのは、京都の老舗茶屋の看板娘、京子。「あの…何かお困りですか?」「…少々、見慣れぬ景色に戸惑っております。」って、意外と丁寧な言葉遣い!京子、その落ち着いた雰囲気にちょっと興味を持って、「よろしければ、わたくしがご案内いたします。」って、親切に声をかけたんだって。
次の日、京子に連れられて、光秀様は初めて現代の京都を散策!清水寺とか、金閣寺とか、昔ながらの風景には少し懐かしさを感じつつも、コンビニとかゲームセンターとか、マジで異文化体験!でもね、光秀様が一番興味を示したのは、京子が働く老舗茶屋のメニュー。「…鮒ずし…とは、どのような食べ物でございますか?」って、マジ真剣な眼差し。京子、ちょっと渋すぎるチョイスに驚きつつ、「あ~、滋賀の郷土料理で、お魚を発酵させた、ちょっと独特な食べ物ですよ。」って教えてあげたんだって。
でね、ある日、京子が光秀様に勧めた、ちょっと変わったパフェが運ばれてきたの!それは…鮒ずしパフェ!「え?鮒ずしがパフェに!?」って、光秀様、マジで目を丸くしてたらしい。一口食べてみたら…「な、なんなのだ、この複雑な味わいは!?発酵した魚の旨味と、甘いアイスの チョベリグ…まさに、天下を揺るがすほどの衝撃でございまする!」って、マジで謀反を起こしそうな表現で感動してたらしいよ。
そこから、光秀様の鮒ずしパフェ愛がマジで覚醒!毎日色んな甘味処を巡って、鮒ずしパフェを食べ比べまくってたんだって。「鮒ずしの発酵具合、アイスの甘さ、トッピングの意外性…研究しがいがありすぎまする!」って、もはやゲテモノパフェ研究家レベル!
でね、ある日、光秀様、マジで天下取りの野望を語り出したの。「わたくし、この鮒ずしパフェをもって、再び天下を…とは申しませぬが、この チョベリバな甘味の世界において、一泡吹かせてみせましょうぞ!」って!
え?鮒ずしパフェで一泡吹かせる?マジで前代未聞!でも、光秀様の知略があれば、何か企んでるに違いない!って京子も思ったらしいんだけど、光秀様の目はマジだったんだって。本能寺の変の野心が、令和の鮒ずしパフェに新たなターゲットを見出したのかもね!
そっから、光秀様の鮒ずしパフェ天下統一計画がスタート!まずは、SNSで「#明智光秀の鮒ずし道」ってハッシュタグ作って、毎日自作の鮒ずしパフェの画像をアップし始めたんだって。その くさそうな見た目と、光秀様の冷静なコメントが、一部のゲテモノ好きギャルたちの間でじわじわバズり始めた!
「光秀様の作る鮒ずしパフェ、マジでヤバそうだけど気になる!」
「意外とアリかも…?」
SNSは光秀様の鮒ずし愛でじわじわ盛り上がり!しかも、光秀様、ただ作るだけじゃなくて、全国各地の珍しい発酵食品を探し求めたり、意外な食材と組み合わせたり、マジで実験的なパフェを開発してたんだって!「鮒ずし×抹茶」「鮒ずし×チョコレート」「鮒ずし×チーズ」…想像を絶する組み合わせ!
で、ついに!光秀様は、京都のど真ん中に、自分のプロデュースする鮒ずしパフェ専門店「AKECHI'S FERMENT PARFAIT - 謀 - 」をオープンさせちゃったの!お店の内装も、黒を基調としたシックな雰囲気で、光秀様の知的なイメージを表現。店員さんも、ちょっとミステリアスな雰囲気の着物風ユニフォーム着てて、マジで怪しい!
オープン初日から、ゲテモノ好きギャルや、怖いもの見たさの観光客が、意外と集まり始めた!「SNSで話題の鮒ずしパフェ、マジで挑戦してみたい!」「光秀様って、なんかかっこいい!」って、新しいファンが続々!でね、一口食べたら、賛否両論!「うわっ、マジで臭いけど、なんかクセになる!」「意外とイケる!」「これは…謀反の味だ!」って、色んな意味で衝撃を受ける人が続出!
しかもね、光秀様、ただお店やってるだけじゃないんだよ!全国の発酵食品メーカーとコラボして、新しい発酵素材を開発したり、鮒ずしパフェを使った パリピなイベントを企画したり、マジでゲテモノスイーツ界を盛り上げようと暗躍してるんだって!
テレビや雑誌の取材も、最初は色物扱いだったけど、「意外と美味しい」「中毒性がある」って口コミが広がり始め、徐々に 超うざい な取材も増えてきた!「令和の明智光秀」「ゲテモノスイーツの革命児」とか呼ばれて、ちょっとした時の人に!
でさ、最終的にどうなったかって?もちろん!光秀様の鮒ずしパフェは、一部の熱狂的なファンに愛される 山田うどんと双璧 なソウルフードになったんだって!お取り寄せスイーツとしても人気が出て、全国のゲテモノ好きに衝撃を与えた!天下統一…とまではいかなかったけど、ゲテモノスイーツ界で確固たる地位を築いた!マジですごすぎ!
あの時、京都の街で静かに佇んでいた謀反の武将が、令和の時代にげろげろ な鮒ずしパフェで新たな道を切り開くなんて、マジで誰も想像してなかったよね!まさに、謀反の香りが チョベリバ なブームを巻き起こした瞬間!
京子も、「まさか光秀様の鮒ずしパフェが、こんなに くさそう な人気が出るとは…わたくしも、ちょっとハマっちゃったかも…?」って、複雑な表情を浮かべてたらしいよ。
光秀様は今も、さらなる くさそう な発酵食品を探し求めて、日本全国を旅しているらしい。「わが くさそうな道に、終わりはない!」って、マジで野心家!
こうして、明智光秀は、令和の日本で、 信長様にぶん殴られるぐらいくさい鮒ずしパフェという新たな武器を手に入れ、見事、ゲテモノスイーツ界のカリスマとなった!天下統一…ではないかもしれないけど、そのくさそう な存在感は、多くの人々の記憶に刻まれたはず!めでたしめでたし…なのか?マジでくさそうな物語、完全燃焼したわ!鮒ずしパフェ、マジで…うん、 くさい!
時は令和。どこにでもいるフツーの女子高生、アタシことのんぴーは、放課後いつものようにタピオカ片手に渋谷のスクランブル交差点を爆速でエンジョイしてたわけ。マジ人多すぎ!からの、センター街の奥にある激カワなカフェ目指してたら、なんかヤバいオーラまとったイケメンが目の前にドーン!
「ぬおおおおお!余は一体…どこに…?」
え?何この人?コスプレ?クオリティ高すぎじゃね?ちょいロン毛で、なんか昔の武将みたいな服着てるし。顔面偏差値高すぎて、思わず二度見余裕でした。
「貴様、そなたは…一体何者じゃ?」
いやいや、あんたこそ誰だよ!ってか、言葉遣い古すぎ!ウケるんだけどwww
は?織田信長って、あの戦国時代の超有名人じゃん!マジで言ってんの?もしかして、時代劇の撮影?でも、カメラとか見当たらないし…。
「うっそだー!信長様って、もっとこう…厳つくておじさんなイメージなんだけど!」
アタシの率直な意見に、信長様はちょっとショック受けた顔してた。マジごめん🙏でも、マジで信じられないんだもん!
「むむむ…貴様らは、わしのことを知っておるのか?して、ここは一体どこなのだ?」
しゃーなし、アタシは信長様にここが令和の日本であること、そして信長様が戦国時代の武将であることを説明してあげた。信長様、最初はポカーンって感じだったけど、スマホとかテレビとか見てるうちに、徐々に理解してきたみたい。順応力ハンパないって!
信長様の現代生活エンジョイ計画、最初はマジで大変だった。電車とかSuicaとか、マジで意味不明だったみたいだし。言葉遣いもいちいち古くて、周りの人に「?」って顔されまくり。
そんなある日、アタシが地元のお祭りに行ったときのこと。屋台からめっちゃいい匂いが漂ってきて、思わず吸い寄せられちゃったんだよね。そこで出会ったのが…五平餅!
甘辛いタレが香ばしいお餅に絡んでて、一口食べたらマジで感動!信長様にも「これ、マジで美味しいから!」ってゴリ押ししてみた。
最初は「ふむ…これは一体…?」って感じで警戒してた信長様だけど、一口食べたら目がマジになった!
「こ、これは…!なんという美味なるものよ!米の甘みと、この香ばしいタレ…天下にも類を見ぬ美味じゃ!」
信長様、マジで五平餅にドハマり!毎日毎日、「あの美味なる餅はどこで手に入るのか!」ってうるさいのなんのってw
信長様の五平餅愛がマジで止まらないのを見て、アタシはふと思った。「信長様のこの情熱、ビジネスチャンスじゃね?」って!
戦国時代、天下統一を目指した信長様なら、令和の日本で五平餅チェーンを制覇できるかも!アタシは早速、信長様に五平餅屋さんを始めることを提案してみた。
「信長様、あんたのその五平餅愛、マジでガチ!これをビジネスにしない手はないっしょ!アタシがプロデュースしてあげるから、一緒に五平餅屋さんやろ!」
信長様は、最初は戸惑ってたみたいだけど、アタシの熱意に押されて、ついに「よかろう!ならば、天下…いや、この令和の世で、五平餅をもって天下を獲るとしようぞ!」って、マジ燃えてた!
お店の名前は、信長様のイメージに合わせて「信長茶屋」に決定!ロゴは、信長様の家紋である織田木瓜をモチーフにした、マジ卍なデザインにしたよ!
そして、何と言っても信長様のビジュアルがヤバい!武将の格好を現代風にアレンジしたんだけど、マジでイケメン!お店に立つだけで、女子たちがキャーキャー言いながら集まってくる!SNSでも「#信長様イケメンすぎ」「#五平餅マジ卍」ってハッシュタグでバズりまくり!
もちろん、五平餅の味にもこだわったよ!信長様が戦国時代から受け継ぐ(?)独自の製法とか言って、毎日真剣にお餅焼いてるし!タレも、甘味噌、くるみ味噌、ごま味噌とか、バリエーション豊富にして、インスタ映えもバッチリ!
信長茶屋は、オープン初日からマジの大行列!みんな信長様のイケメンぶりにやられつつ、五平餅の美味しさにトリコになっちゃったみたい!
あっという間に人気店になった信長茶屋は、渋谷本店を皮切りに、新宿、原宿、池袋…と、都心を中心にどんどん店舗数を増やしていった!
信長様は、お店の経営にもマジメに取り組んでて、昔の家臣団みたいに、お店のスタッフ一人ひとりに声をかけたり、アドバイスしたりしてるんだって!カリスマ性マジパねぇ!
そしてついに!信長茶屋は全国展開を果たすことに!北海道から沖縄まで、どこに行っても信長様の五平餅が食べられるようになったんだよ!マジ感動!
まさかまさかの展開で、織田信長は令和の日本で五平餅チェーンの社長として、見事天下統一を果たしちゃった!
今や、信長様の顔を知らない人はいないし、信長茶屋の五平餅は、国民食と言っても過言ではないレベル!
アタシものんぴーは、信長茶屋のNo.2として、広報活動とか新メニュー開発とか、色々お手伝いさせてもらってるよ!信長様にはマジ感謝しかない!
たまに、信長様が昔の武将みたいな熱く語り出すんだけど、それもまたギャップ萌えってことで、全然OK!
織田信長とギャルのんぴーがタッグを組んで、五平餅で天下を獲る!マジで最高にエモいストーリー、これにて完結!みんなも信長茶屋の五平餅、マジ食べに来てね!
あなた:
ChatGPT:
了解!まずはプレイ人数とプレイ年数を決めましょう。何人で何年プレイしますか?
あなた:
3人。1人は私です。5年!
ChatGPT:
了解!
期間:5年
スタート地点は東京です。順番を決めましょう。サイコロ振ってください。
あなた:
はい。
ChatGPT:
3人目──「6」!
順番は以下の通りです:
① 3人目
② あなた
③ 2人目
それでは、1年目4月、1番手(3人目)のターンです。サイコロを振りますか?
あなた:
はい。
ChatGPT:
3人目の出目は「5」!
東京から5マス進んで「大宮」に到着しました。物件は買いません。
あなた:
はい。
ChatGPT:
あなたの出目は「3」!
物件は以下の通りです:
※所持金は初期1億円です。
あなた:
全部買う!
ChatGPT:
了解!
たこ焼き屋(1000万円)+工業団地(3億円)=3億1000万円
残念ながら、所持金1億円では購入できません。どちらか一つだけ選んでください。どうしますか?
あなた:
工業団地!
ChatGPT:
了解!
※ビンボー神が近づくかも…?
あなた:
それは私じゃない。
ChatGPT:
失礼しました。
次は3番手(2人目)の番ですね。サイコロを振ります──出目は「4」!
東京から4マス進んで「船橋」に到着しました。物件は購入しませんでした。
これで1年目4月が終了です。
次は1年目5月、先頭プレイヤー(3人目)のターンです。サイコロを振りますか?
あなた:
はい。
ChatGPT:
3人目の出目は「6」!
物件は買いませんでした。
あなた:
はい。
ChatGPT:
あなたの出目は「2」!
物件は以下の通りです:
あなた:
全部買う!
ChatGPT:
「船橋」から3マス進んで「千葉」に到着しました。物件は買いませんでした。
次は1年目6月、先頭プレイヤー(3人目)の番です。サイコロを振りますか?
あなた:
私は一人目です。
ChatGPT:
正しい順番:
① あなた(1人目)
② 2人目
③ 3人目
あなた:
はい。
ChatGPT:
あなたの出目は「4」!
物件は以下の通りです:
所持金はマイナス2億円のままなので、購入はできません。
あなた:
2人目、3人目はあなたです。
ChatGPT:
2人目の出目は「1」!
「千葉」から1マス進んで「成田」に到着しました。物件は購入しません。
3人目の出目は「5」!
「宇都宮」から5マス進んで「郡山」に到着しました。物件は購入しません。
あなた:
はい。
ChatGPT:
あなたの出目は「3」!
物件は以下の通りです:
「成田」から6マス進んで「水戸」に到着しました。物件は購入しません。
続いて3人目。出目は「2」!
「郡山」から2マス進んで「福島」に到着しました。物件は購入しません。
1年目7月が終了です。
あなた:
はい。
ChatGPT:
あなたの出目は「5」!
物件は以下の通りです:
所持金がマイナス2億円のため、引き続き購入はできません。
次、2人目の出目は「3」!
3人目の出目は「4」!
1年目8月が終了です。
あなた:
はい。
ChatGPT:
あなたの出目は「6」!
物件は以下の通りです:
次、2人目の出目は「5」!「日立」から5マス進んで「いわき」へ。
1年目9月が終了です。
あなた:
はい。
ChatGPT:
あなたの出目は「2」!
物件は以下の通りです:
所持金は依然としてマイナス2億円のため、購入はできません。
次、2人目の出目は「2」!「いわき」から2マス進んで「原町」へ。
3人目の出目は「6」!「松島」から6マス進んで「盛岡」に到着しました。
あなた:
はい。
ChatGPT:
あなたの出目は「4」!
物件は以下の通りです:
現在の所持金はマイナス2億円のままなので、購入はできません。
次、2人目の出目は「3」!「原町」から3マス進んで「相馬」へ。
1年目11月が終了です。
あなた:
はい。
ChatGPT:
あなたの出目は「1」!
物件は以下の通りです:
ですが、依然として所持金はマイナス2億円のため、購入できません。
次、2人目の出目は「6」!「相馬」から6マス進んで「仙台」に戻りました。
3人目の出目は「3」!「八戸」から3マス進んで「むつ」に到着しました。
これで1年目が終了しました!
あなた:
はい。
ChatGPT:
【1年目決算】
◆ あなた(1人目)
所持金:マイナス2億円
年間収益:3000万円(工業団地 3億円 × 収益率10%)
◆ 2人目
所持金:1億円(変動なし)
所有物件:なし
年間収益:0円
決算後所持金:1億円
◆ 3人目
所持金:1億円(変動なし)
所有物件:なし
年間収益:0円
決算後所持金:1億円
あなた:
オートで進めて。
ChatGPT:
🎌 2年目〜5年目 決算結果まとめ 🎌
【あなた(1人目)】
年間収益:毎年3000万円
最終所持金:3000万円
【2人目】
最終所持金:2億2000万円
【3人目】
総収益:約2億円
最終所持金:3億円
🏆 最終順位 🏆
🥇 1位:3人目(3億円)
🥈 2位:2人目(2億2000万円)
🥉 3位:あなた(3000万円)
おつかれさまでした!またいつでも桃鉄しようね!
元増田です。
限られたスペースで、たくさんの人々に楽しんでもらうためには、これが最大公約数なのかなと思うのだが、あえて、「自分ならこうする」という展示を考えてみたい。
ということ。
歴史資料としては、収集すべきだけど、見せ物としてはレプリカでいい。
そして、まずもって殆どの入場者にオリジナルとレプリカの違いを見極める目がない。
教科書でみたアレ、ドラマで出てきたアレ、くらいの感想で、「本物はこうなってた」みたいな感想があったとしてと、素人が感じ取れる写真との違いは、レプリカでも十分わかる。
それに、オリジナルは褪色していて、作られた当時の意匠を留めてない。
神社仏閣だって当時の色を再現する修復をしてるんだから、こういう美術品、とくに浮世絵なんてのは商業印刷なのだから、派手でケバケバしい猥雑な色を再現して展示したほうがよいだろう。
というわけで、
を述べてみる。
江戸のメディア王となった男の展示であるからには、江戸後期におけるメディアについて入場者に知って帰って貰わないと意味がないと思う。
つまり、この屏風にこういう絵を描いて欲しい、誰々の肖像をこんなふうに描いて欲しい、という依頼に応じて制作したものだった。
それが、蔦屋重三郎の時代には、木版によるカラー印刷という技術が発明されたことと、貨幣経済が発展したことにより、需要を見越して出版活動を行うようになった。
王侯貴族ではなく、庶民が店先で本や絵を買う時代がやってきた。
本や絵のテーマになるのは、山水画や花鳥風月じゃなく、もっと庶民の娯楽に直結したもの、芝居、女、旅行、etc…
それぞれについて掘り下げておく。
例えば芝居なら、芝居小屋でみる歌舞伎は照明演出が蝋燭と窓の開閉でしか調整できないから、まず薄暗い。
俳優は一年ほぼ固定で、「うちは今年一年この顔ぶれでやって行きますよー」という俳優の紹介があったこと。
みたいなことを触れておく。
例えば役者絵なら、役者絵は芝居に乗っかって売るものだから、上演期間に合わせて売り出す必要がある。
観劇して、印象に残ったところをスケッチして、それをもとに一年かけて一枚絵に仕立てる。などというやり方はありえない。
ここで、入場者にいくつかの問いかけに考えてもらう。
例えば、役柄に寄せて描くべきか、役者がわかるように描くべきか?
実写版の白雪姫のポスターを作るとして、アニメの白雪姫に寄せて描くべきか、俳優の特徴に寄せて描くべきかに置き換えるとわかると思う。
もちろん正解はない。
俳優は厚化粧しているが、それを描くべきかとどうか、芝居小屋は薄暗いがそれも描くべきかどうか、これだって答えはない。
どの問いも答えはない。
この部では、蔦屋重三郎を忘れて、バリエーション豊かに当時の解答例(作品)を提示すればいい。
写楽と春章と国貞あたりを並べるといい。
ソープランドの写真指名用のパネルを作るとして、無加工ってありえないだろう?
かといって、加工されほぼみんな同じ顔になったとして、指名したくなる推しポイントは含めないといけないだろう?
例えば、素人っぽさ、生活感がある日常を切り取った普段着のほうが萌えるって流行もあるだろう?
それだって、素人っぽく、普段着っぽく、日常っぽく加工してるだけで、本当の素人でも普段着でも日常でもない。
煌びやかな花魁が描かれてるだけじゃなく、女郎の日常が描かれたり、女郎じゃなく茶屋娘の絵が売り出されたりしてたわけ。
次の展示の前に様々なバリエーションを並べて、当時の価値観について理解の分解能をあげておく。
ここがメインで、蔦屋重三郎の足跡を辿る展示に入るわけだけど、どこで生まれて最初に出したのがこれで、みたいなのはあまり重要ではないと思う。
研究としては大事だろうけど、知識がない一般人にとっては、蔦屋重三郎がなにをどう変えたのか?どこが革新的だったのか?だけ覚えて帰ってもらえば十分。
例えば、スティーブ・ジョブズ展をやるとして、学生時代にヒューレットパッカードでバイトしてたときの記念品とか、要らないと思うんだ。
出した製品が、世界をどう変えたか?それが重要で、例えばiMacなら、そのころ主流だったPCと外観がどんなに違うか、並べたらいいと思うし、iMacを模倣して作られた他社製品を並べてやるのもいいと思う。
歌麿の登場の以前と以後で、画風の流行がどう変わったとか、写楽の絵はあまり売れなかったけど、一部に熱狂されてインスパイアされた絵師が出たこととかね。
もちろん蔦屋重三郎を語る上で、歌麿や写楽は重要だけど、版元の関与、つまりアイデア、コンセプトがどう革新的だったか、そういう見せ方をするべきだね。
例えば、写楽の大首絵は背景がガンメタリックのように黒光してる。
同じ絵に違う背景を複数作って、この背景色を選んだのが必然であったのを理解してもらうのがいいと思う。
その数だけ複製版画を用意する。
それから、写楽の大首絵の輪郭線は薄墨で目立たなく、最小限の線だけど、効率的にデフォルメされている。
3Dモデリングしたり、3Dモデリングから作ったフィギュアを展示して、線は最小限なのに顎や小鼻の丸みがちゃんとわかる確かなデフォルメなことを理解できる展示にしたらいいと思う。
黄表紙本なんかは、どれだけふざけた内容で絵が多いかわかるように、写真から製本して触れるようにしちゃったらいいと思う(できればこれも木版で印刷して製本して欲しいが、コスト的にキツいしね)。
わざわざ美術館にこなくても、デジタルアーカイブとしてみれるんだけど、製本したもののページをめくることができたら、また印象が違うと思う。
今回の展示で最後オマケ程度に現代の職人の仕事ぶりや制作過程が紹介されてたけど、あれをもっと広げてやる。
手に持って鑑賞できる触り放題な複製版画を大量に用意する。
第三部までの知識をインプットしたあとに、手に持って鑑賞するのがミソで、これ以上ない体験になると思う。
ここでアピールして、物販コーナーで複製版画がたくさん売れた方が、文化の保存に貢献できる。
承認欲求モンスターばかりなんだから、写真撮影可能な複製版画コーナーは大変重要。
さすがにオリジナルの展示もいるだろうなと思うので最後に設ける。
客はラーメンではなく情報をくってる。オリジナルをみたっていう情報でお腹を満たしてもらえばそれでいい。
「さっきみた複製とはここが違うね」
と通ぶってくれてもいい。
「さっきの複製のほうが好きだ!」
と感じてくれたら、職人たちへの激励になる。
当時、本も絵も、木版印刷なわけだが、写真と実物、複製の違いについて軽く触れる。
油絵は油絵具で光の屈折が関係するので、写真では伝わらない部分があるが、その点では木版画はフラットでマットなので、概ねかわらない。
雲母のような、光の反射を使った技法については写真ではなかなか伝わらないし、版木が押し当てられたことによってエンボスになってるようなのは、写真になるとわかりにくいが、それこそ手に持ってこそなので、ガラス越しでみてどうなんだろという感じはある。
うまい例えができないが、ビックリマンシールのシルクスクリーン印刷は、触ってこそだよ。傾けて覗き込んでみて反射や屈折を楽しんで、手触りまでがワンセット。
複製については、当然複製なので、いい複製、悪い複製があるはずなのだけど、これを論じるのはなかなか難しい。
これだけ写真印刷ができる時代に、わざわざ彫って摺ることに意味があるかと言われても、木版印刷だけの味わいがあると断言できるのだけど、そこから先のいい複製については正解がわからない。
例えば、褪色した今現在を複製するか、制作当時の色を再現すべきか、オリジナルにある制作上のミスは複製でも模倣すべきか、ベストな状態の摺りを再現すべきかという議論がある。
私は、絵そのものよりも、その背景にある表現したいモノを形にするのがいいと思うので、当時の色を再現し、ミスは修正したほうがいいと思うし、ベストな仕上がりを想像して作るべきだと思う。
また、制作方法や材料は当時の方法や材料を踏襲すべきか?という議論もある。
これについて私は、絵を通じて表現したかったことが大事だと思っていて、当時のなかった便利な方法、材料も使っていいと思う。
当時の職人だって、もしそれを知ってたら喜んで使ったはずだ。わざわざ制作のハードルを上げて、彫り摺りのレベルを落としたら本末転倒だと思う。
結論としては、やっぱり答えはない。
ただ、手にとって楽しめるのは複製の利点なので、ぜひ触るべきだと思う。
「世界で一番ゴッホを描いた男」というドキュメンタリー作品がある。
10万枚も複製画を描いた男が、ゴッホのオリジナルをみるためオランダに行き、初めてみたホンモノにうちひしがれる話だ。
取引先の画商は、
というけれど、本人には悔しくてたまらない。
たぶん、画商の言葉はお世辞じゃなくて本当にそっくりだと思ってるんじゃないかな。
ホンモノは、こういう人にだけ鑑賞させてやって、一般人は複製画で十分だ。
美術館でありがたく鑑賞する程度では、ホンモノとニセモノを見分けるような目は持てない。
北京旅行増田です。読んで期待してくれている人たち、ありがとう。
とりあえず今回の旅行で書くべき候補をリストアップしていったら当分掛かりそうな気がしてきた。いつか誰かが読んで役立ててくれればよいので、忘れないうちに順次書いていきます。
・観光地
・食事
・四季民福
・鳳臨閣(大同市)
・東来順
・很久以前羊肉串
・京兆尹
ここを観光地と呼ぶべきかは意見が分かれるところではあるが、北京大学西門や未名湖といったガイドブックにも載るような見どころがある。増田長男の留学先でもあり今回の旅行では外す訳にはいかなかった。
季節によるのかもしれないが、一般旅行客による入場は極めて難易度が高い。すべての門でセキュリティチェックがあり、学生以外は事前予約がないと入場不可。一般客の予約はWeChatのミニプログラム「参観北大」から行う。説明は「7日前から予約可、毎日8時更新」とあるのだが、予約画面に行くと、「校内行事のため、〇月〇日までしばらく停止」となっていることがほとんど。たまに予約可能日が表示されてでも既に枠は埋まってる状態で、これは無理だ思う。
増田一行はどうしたかと言うと、北京大学生の招待枠を使って予約した。増田一行の人数が多いので他の学生にも手伝ってもらったとのこと。ありがたい。予約は3日前から可能でパスポート情報と時間指定が必要。旅行直前か始まってからでないと予約確定しないのと、政府要人が急遽来るってことになったら当然予約できないらしい。どの門から入るかは指定できない。今回は分けて予約したせいか東門と東南門に別れて入場することになったが、200mぐらいしか離れてないのですぐに合流できた。セキュリティチェックはパスポートで行うが、高速鉄道や観光地のように読み取り機があるわけでもなく、屈強そうな係員がタブレット(iPad?)を出して、渡したパスポートと画面を見比べて確認していた。今回の旅行で一番アナログな瞬間だったかも。なお、出口の指定はないので今回は東門/東南門から入って、西門から出た。
増田一行のセキュリティチェックの脇を、学生たちは自転車やミニバイクで学生証を機械にタッチしながらどんどんすり抜けて行く。他の施設と同様に北京大学の校内もものすごく広い。お約束だが東京ドーム換算で17.5個らしい。なので校内の至るところで電動ミニバイクが走り回っており、美団やハローのシェアサイクルが放置状態で転がっている。面白かったのはミニバイクに取り付けるハンドカバーの柄。北京の冬は寒いので、ハンドカバーが大きくなり上半身や足まで覆うようなカバーを使っているのだけど、女学生と思わしきミニバイクのカバーは、昭和のファンシーショップに置いてあるような動物の図柄がほとんどだった。10台ぐらい見てみたが、どれも違う柄だったので相当な需要があるんだと思う。たまにおっさんもファンシーなカバーを使っていてとても微笑ましい。
大学入って門の周りで記念撮影したあとは、大学文創と呼ばれる北京大学オリジナルグッズを取扱う店に行ってお買い物。ボールペンやキーホルダーなどの定番のほか、THERMOSのボトルなど実用的なお土産物が多い。ちなみにTHERMOSのボトルは蓋の裏に茶こしが付いていて中国仕様だった。アパレルも豊富で、Tシャツ以外にも北京大学のエンブレムが付いたダウンコートや、左胸に北京大学と刺繍が入った青色のダサかっこいいジャージとかも売ってた。(買わなかったけど)
買い物終わったらちょうどお昼頃で、学生たちが学食へどんどん向かっている。北京大学には11の学食があるらしいが、ほとんどが学生証がないと注文できないとのこと。実際に行ってみたらゲートがあって、丁寧に学生のみ購入可の掲示があった。この日、増田長男は不在だったので無理かなと思いつつも、学食にいた大学職員?から家園という学食の4階なら学生証なくてもOKとの情報を聞き出し、そこへ向かうことに。はてさて、あったのは「西式快餐」という残念な感じのファストフード店と「小北面包」というパン屋。火鍋のレストランもあったけど学食ではないっぽい。西式快餐で残念なピザと残念なパスタを注文してしまった。子どもたちはカツカレー頼んで満足してた。違う。そうじゃない。
昼食後は有名な西門(正門)へ向かう、寺院のような豪華で古典的な門で、入学した学生は必ずこの門で記念撮影をするという。また、北京大学の北側半分は、コンクリート造りで雑多な建物な南側と異なり、学生もほとんど居らず、未名湖という大きな湖があり、湖越しに博雅塔が見えるなど、同じ大学内とは思えないほどのデートスポットになっている。このエリアのクラシカルな建物にはどんな学部が入ってるのだろうと案内板を見たら「考古学研究所」と書いてあって納得。西門に戻って外へ出たら中に入れない観光客がたくさんいて記念撮影していた。へへ〜んと優越感を得て北京大学見学は完了。10時に入場して14時までぐらいかな。
北京大学から見てすぐに西側にある歴代の中国皇帝により整備された庭園。ここもものすごいスケールで大きな湖があるが、これも人造湖だという。世界文化遺産(1998年登録)に指定されている。今の形に整備されたのは西太后が自分の住まいのために莫大な資金を投入したとかで、専制君主ってのは良くも悪くくもすごいなと思う。
北京大学西門を出たらすぐだよ、と増田長男は言っていたが、距離を測ると2.5kmほど。地下鉄駅もすぐ近くにはないので当然のごとくDiDi呼んで移動。この頃にはDiDiの利用にもだいぶ慣れてきて、ちょっとした移動でも躊躇せずに使うようになってきた。DiDiで移動したのだが、頤和園入口前で大渋滞になってしまいタクシー運転手もいらいらしてきたようなので100m手前ぐらいで降りてあとは歩いた。
頤和園のチケットは事前予約していなかったので、WeChatで「頤和園」と検索してミニプログラムを開いて購入した。当日購入は可能だが時間帯毎(9時〜12時、12時〜15時、15時以降)にチケット枚数の制限があるようだ。事前予約は7日前から可能なので繁忙期にどうしても行きたい場合は事前予約しておいたほうが無難かも。チケット代金は入園だけ、博物館などの入場料込の2種類ある。増田一行はすでに北京大学で歩き疲れていたので入園だけのチケットを購入したが、耶律楚材祠など朝からじっくりと見学したい人はフルセットのチケットが良いと思う。入園だけのチケットは一般20元、未成年10元、老人(60歳以上)無料、ほかと同じように購入にはパスポート番号の登録が必要だが、購入完了後、QRコードが発行されるので入場はQRコードの読み取りで行う。無料の老人はチケット購入がないのでQRコードは発行されない。入場チェックは曖昧で老人だと認識されるとパスポート確認もほとんどされない。
老人無料ということも関係があるのかもしれないが、頤和園は老人の団体旅行客がものすごく多かった。ひと昔前の農協ツアーを思わせるような、旗を持ったガイドに先導され、同じ帽子(赤や黄色などの目立つ色)を被った集団で埋め尽くされているエリアがいたるところにあった。頤和園内の見どころの説明看板には中国語、英語、日本語、韓国語の4カ国語で書かれているので、日本人にとっては非常にありがたい。日本語説明があるだけでも満足度が上がり、滞在時間が伸びる。湖には遊覧船もあるようだが、この日は動いていなかった。(運行停止のような記載があったが、季節によるものか、たまたまなのかは不明)
団体旅行客を避けつつ、日本語の案内文を呼んでいくと清朝末期の西太后や光緒帝の軋轢、悲しいエピソードに触れることができ、大変おもしろかった。歴史好きならば事前に予習しておくともっと楽しめると思う。園内には北京老舗の茶屋「呉裕泰」のお店があり、ジャスミンティーやココナッツミルクティーなどのお茶(13〜20元、アイスもできる)やソフトクリーム(10元)もテイクアウトできるので、天気がよければ休みながらゆっくりと過ごすのも良さそう。増田一行は連日の歩きで疲れているので入口周辺をぐるっと回っただけだが、それでも2時間弱の滞在だった。園の北側には行っていないが、小高い山(人造だそう)があり仏香閣などの有名な建物があるので、時間と体力に余裕がある人はフルセットのチケットを買って行ってみて欲しい。
16時過ぎに退園してDiDiでホテルに戻る。頤和園は北京市街の北西の外れで、ホテルは紫禁城の南東側に位置するので距離にして24kmほどになるが、タクシー料金は約60元(1,260円)などで地下鉄でも帰れるが、やはりDiDiが強い。
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出張で熊本に来ている、もう四ヶ月経つ、いつになったら帰れるんだよ
土曜日昼、街(熊本民は新市街シヴィック・センター周りを「街」と呼称する、繁華街は県下ここしか無い)に出て資さんうどんを食う。
キョダイマックスバトルは最低参加20人必要だが「街」でなければこの人数は成立しない。
現在熊本市電(路面電車)はクレカタッチ乗車で300円乗り放題キャンペーン中
トロ臭い市電はポケGOに最適。ポケGOはとにかく歩かなければならないのだがリアルに歩くのはダルい。
オートキャッチを放置していればポケモンゲットしまくりでポケストップ回しまくりでタマゴ割りまくりながら時間を潰せる
実に愚かな週末である。
翌日曜日、やはり「街」に出て朝飯兼昼食、吉野家。重すき鍋肉二倍盛りご飯大盛りを食うつもりだったが牛すき鍋のシーズンは終わっていた。残念。牛鮭定食を食うた。
腹が満たされレイドバトル、昨日と同じくシャドウレジアイスをゲット。
それにしても絶好の観光日和。朝は冷えたが昼には15℃まで上がる予報で街歩きには最適の温度であり湿度であり。
ミスタードーナツで食後のドーナツを食うていたらこんな人生で良いのだろうかと疑問が湧いた。
どこかに行こう
そうだ!観光しちゃおう、テーマは海、できればウミディグダをゲットしたい。
ウミディグダは海岸近くでしかゲットできない特別なポケモン。すでにウミトリオも持っているが高個体は無い
「街」にはバスターミナルがあり、ここからどこにでも行けるのだ。
スマホで路線図を調べると小天温泉行きがあり、この路線なら途中海岸沿いを走る、途中で適当に降りよう。そうしよう
一時間に一本だがジャストベストグッドなタイミング10分後の便がある。もはや天啓。乗っちゃえ、乗った。50分ほど走り聖ヶ塔バス停で適当に降りた。14:50
どこやねんここ
時刻表を見ると次の戻りは16:46
二時間ぶらぶらできる。ぶらぶらした。20分で飽きた。
飽きたがどうしようもない、カフェも立ち飲み屋も漫喫も無い。漁村だ。寂れた漁村だ。
とにかく歩く、歩けば健康に良い、ポケGOの歩行距離も稼げる。
人気のない漁村を歩く、観光客など一人もいない、ただの漁村だ。よそ者が来る場所ではなく通報されないか不安
地理的には海に沈む夕日が見られるはずなのだがなかなか良い角度、場所が見つからない。
対岸の島原半島が邪魔だったり、絶景感が無かったり、とにかく歩く、移動手段は足しかない。
龍栄荘、ニュースで見た記憶がある、スザンヌが買い取った旅館だ。
取り巻きとコンサルに担がれたのであろう、どう計算しても採算は取れない。無理、不可能、アホかと。
「おバカキャラはキャラ設定で本当はおバカじゃないもん」と云うていた記憶があるが、ただのバカであったか
素晴らしくひなびたバス停である。寂れた漁村のバス停だ。これほど絵になるバス停は無い。
龍栄荘に夫婦13万払って宿泊する価値は無いが、このバス停を見るためにカップルでバス往復2800円払って来る価値はある、と断言できる。
田舎の人はこのバス停の価値がわかっていない。大阪じゃこんなバス停見られませんよと、
バス停の標識は絶妙に傾いており、脇に置かれたベンチが潮風で腐ちており物悲しい、屋根など無い。
Googleストリートビューでも見られるのだが、小生が訪れたときには駐車車両もなく寂寥感あふれる風景だった。
私はたいがいバス停を見てきたが三本の指に入る屈指の「寂れたバス停」である。これはもはや観光資源ですよ。
それでも日に6本(日曜日)は運行しているようで次に17:00発があった。現在時刻は16:10
しかもこの路線は往路と別の路線であり、「峠の茶屋」経由、山中を抜けて桜町バスターミナルまで戻るのである。
ちなみにそれに乗り遅れるともう次の便は無い。
乗りたい、悩んだが、問題はウンチしたい。あと50分バスを待ってさらに小一時間バスに揺られてウォシュレットのある大都会桜町バスターミナルに間に合うか微妙な便意であった。寒風の潮風もヤバい。
近く(徒歩10分)に寂れた漁村の小さなスーパーマケットがあり、そこまでゆけばトイレもあるだろう、その横にはバス停がある。
店舗前に屋台のたこ焼き屋が出ており購入、6個200円。安い、だがタコは大きいのが入っていた。
夫婦でやっているようで屋台奥に3歳くらいの女の子がちょこんと座っていた。
焼き作業の具合や材料の仕込み量などから推測するに日に百船弱は売れているのではなかろうか
経費、材料を差し引いても1.5万円程度の日銭は稼げる計算になる。
祭りやイベントでがーーーっと稼ぐのだろうが、大儲けはできんだろう。
悪くもないが良くもない、副業だろうが、こういう人生もいいのかもなぁ、とか思ったりして。たこ焼きは美味かった。
もうちょっとカリッと焼いてくれたらなぁ、あとたこ焼き器の手入れはもうちょっと真面目に頑張ったほうがいいと思った。
帰りのバスが来たので乗る。オートキャッチ放置のポケGOを確認するとウミディグダが一匹だけ取れていた。
。。。キミがウミディグダをどーーーしても取りたいつーからわざわざ須磨海岸まで連れて行ってやったあの日々はなんだったんだ。
最近じゃポケGOアプリすら開いてねぇし、スマホはポケポケとにゃんこ大戦争、タブレットは「ひみつのおるすばん」、Switchでスカーレットとバイオレットとマリオとスプラ、っつたく、なんなんだよ。
ちなみに最高の夕日が見られるポイントは発見したがそれはヒミツ。今度家族で来ようと思う。
※オートキャッチ:スマホゲームのポケモンGOは本来手作業でポケモンをゲットしなければならないのだがこれを自動化してくれるガジェット
※資(すけ)さんうどん:北九州創業のうどんチェーン、とにかく旨い、讃岐的なコシは無いがそこが良い、すかいらーくに買収され現在全国展開中
年末も近くなり、皆さんも帰省について考え始める頃だとは思うが、一方、旅行に行ったり、自分ではなくパートナーの帰省に随行するなどで飛行機や新幹線を調べる方もいるだろう。
その中で、北海道に来る人。
北海道のお土産というのは、個人的に質・量いずれも全国トップクラスだと思っており、札幌駅のお土産店や新千歳空港でよく知らないお菓子を適当に選んでも、そうそう外れる事はないのだが、道民として「これ美味いのに道外の知名度低いんだよなぁ」というものが結構ある。
北海道土産の王者白い恋人や、価格と品質のバランスでばら撒き菓子戦線上位に確固とした足場を築いた札幌農学校、ロイズのチョコレート、ルタオのチーズケーキなどは当然のように美味いし、あったら喜んで食べるのだが、今回はメジャーすぎるということで選外とし、もうちょっと「あれ美味しかったです」「そうでしょ、北海道では有名なのよ」となって内心ニヤけるようなものを紹介したい。
六花亭は北海道のお土産お菓子で女王のような存在感があり、特にマルセイバターサンドなど全国メジャーなものを擁しているのだが、個人的に買うべきだと思っているのはこの大平原
表面の食感が少し硬めのシンプルなマドレーヌなのだが、特に注意も払わず食べた瞬間に二度見するような豊かな風味がある。
次々と斬新なお菓子が現れる北海道にあって、直球のマドレーヌで違いを見せてくる、そのスタンスが感動的だ。
お土産でキャラメル出てきて胸が高鳴る人って少ないと思うが、このマルセイキャラメルは知っている人にとっては価値がわかる一品だ。
ナッツの入った食感は独特で、一口食べた同僚が「く〜!」という顔をしていた。
六花亭に関してはまだまだ掘りきれていないものもあって、ザ・マルセイというアソートを今回のお土産としたのだが、最近シリーズに加わったマルセイバターケーキも好評だった。
1982年販売開始なので、そこそこ歴史はあるはずだが、全国区になりきれていない印象がある。
自分は食味で白い恋人やマルセイバターサンドと同格を張れると思っており、職場や友人などのお土産でこれが外れるとは思えない。
ホワイトチョコレートを挟んだアーモンドのガレットで、袋を開けて口に入れた瞬間にアーモンドの香りとザクザクとした食感で「!、美味いな!」となる。
お土産として広がりが少ないのは、枚数が少なく価格がやや高めだからだろうか。
とはいえ、サイズを小さくしたりして無理に価格を下げるのが正しいとも思えない。
これを宣伝したくて書いたと言っていい。
元々、長い歴史を持つ三方六という、表面をマーブル状にチョコレートでコーティングして白樺の樹に似せたバームクーヘンがあり、道民にとってはお馴染みの味だったのだが、一本が結構大きいので、ばら蒔きに適さないという個性があり、家族用、自分用などに広がりが限られていた。
しかし、これを薪のようなフィンガーサイズに小分けにした商品が開発され、ばら撒き菓子としての可能性が一気に広がった。
ホワイトチョコレートの甘さと、しっとりしたバームクーヘン、そしてお菓子としての美しさなどを兼ね備えた今いちばんおすすめしたい一品だ。
これなんで道外にないんだろう、と上京した時に感じたお菓子ナンバーワン。
こし餡の入ったずっしりとしたパイで、パイ生地の香りと餡子の上品な甘さが一体となった和洋折衷の良品。
千秋庵が札幌農学校のきのとやと提携したことによって、ノウハウが入ったのか、パッケージが北欧風の可愛いデザインにリニューアルされた。
実際お土産を買う立場になって「この重さと大きさ、容量の少なさだな」という「道外にあまりでない理由」がわかったのだが、道民だったらみんな知ってる味なので、同僚に道民のいる方、余裕のある方は考慮してみてほしい。
ちなみにパイ生地の中にアンコとクリームを入れた生ノースマンという商品もあり、こちらは半分生菓子のようなものなのでそれこそばら撒きには全く向かないのだが、これはノースマン復活の狼煙となった商品であり、自分用、ご家庭用、帰省でご家族などとぜひ味わってほしい。
「♪でてきた でてきた 山親爺 ささの葉かついでシャケしょって スキーにのった山親爺 千秋庵の山親爺」
最近、パッケージがリニューアルされて、トレードマークとも言えるヒグマがスキーに乗って滑り降りてくるスマートでレトロなイラストパッケージとなった。
数に限りがあるのでいつまでなのかというところはあるが、缶24枚入りを買うと、シャケを担いだ結構リアルなクマがスキーに乗ったフィギアが封入されている。
「小麦粉、卵、牛乳、バター、以上!」というシンプルを極めたような洋風煎餅で、パリッとした食感で一点突破してくる。
アイスクリームに添えるなど、食べ方に工夫をしても楽しいかもしれない。
本当にメロンの味がするゼリーで、他のお土産でこういったものが思いつかない。
従来カップサイズのものが主流だったが、フィンガーサイズの小容器のものも登場し、ばら撒きやすくなった。
ホリはどうしてこう、道外に対する宣伝力に欠けるのだろう。いい商品があるのに。
北海道を代表する穀物、とうもろこしをホワイトチョコレートで包んだクランチで、口に入れた瞬間にとうもろこしの香りが広がる。
北海道に自生する固有ベリー、ハスカップのジャムとミルククリームをしっとりしたクッキー生地で挟み込み、縁をチョコレートでコーティングした高級感のあるひとくちケーキ。
紫のハスカップジャムには強い酸味があり、チョコレートもしっかりとした甘みで、全体的に強くて引き締まった味わい。
店舗がそれほど多くないので、ノースマンや三方六ほど書いやすいわけではないが、意外と根強いファンがいる。
チョコレート部分が溶けてしまうので、職場でのばらまきなどには適さない。
甘い系に飽きたらしょっぱい系もどうぞ。
数の子の香りとぷちぷちした食感、チーズの乳味・塩味が口の中に溢れ、子供も喜ぶし、酒のアテにもピッタリだ。
これは以前ブクマでも上がってきた。
繁華街すすきのの外れにある24時間営業のサンドイッチ店で、価格、ボリューム、味と三拍子揃ったサンドイッチが常時30種類以上販売中。
大体の時間帯でお客さんがおり、行列ができることも珍しくない。
あまりの人気のために、札幌駅に「サンドイッチの自動販売機」が2台設置されたが、自販機に行列ができるという、なかなか見ない現象になり、日に5回ほど補充されるにも拘らず夜にはほとんど売り切れるという脅威の販売力を見せている。
札幌にサンドイッチを目掛けてくる人はあまりいないだろうが、駅でも買えることだし、ぜひ1食くらいは試してほしい。
おすすめはコーヒーを練り込んだパンにフルーツとクリームを挟んだコーヒークリームです
これもはてなではお馴染み。
札幌駅から徒歩5分、六花亭本店の2階にある喫茶室では、季節折々のピサを食べることができる。
しっかり焼きの入った厚めでザクザクした生地に、旨味がギュッとしまった牡蠣がゴロゴロと乗っており、栄養が身体に染み渡るのを感じる。
これは本当に道外の人知らないんじゃないだろうか。
市中心部から数駅のところにある北海道神宮の境内のすぐ脇に、お土産屋と休憩所を兼ねた六花亭の茶屋店が出ており、ここでは茶屋内で調理される焼き饅頭、判官さまを無料のほうじ茶と共にいただける。
蕎麦粉を練り込んだモチモチの生地で餡子を包んだアツアツ焼き饅頭を白い息を吐きながら食べると清涼な幸福感に包まれる。
あと食べた記憶が朧げなんで書かなかったけど、札幌スープカリーせんべい カリカリまだある?もかなりエッジの効いた辛さだった記憶がある。
はてなー、意外と道民多いからここらへん「知ってるよ!」ってのもあると思うけど、道外からくる人は参考にしてみてほしい。
みなさん北海道のお菓子の良さを知っている人たちばかりでほっこり。
そういえば忘れていたの思ったのが菓か舎 札幌タイムズスクエア。
カスタードクリームと餡子を包んだふわふわのスポンジケーキで、類似商品として仙台の萩の月があるものの、詰め物が餡子で独自性があるのとスポンジの食感が違うので別物だと思っている。
ただパッケージサイズが異様にデカいことが「嵩張る」という理由でお土産に選ばれない理由と直結しており、手に取るかどうか悩ましいいところだ。
わかさいもは山親爺と並んで北海道最古のお土産菓子のグループに位置しているが、ノスタルジー枠で喜ばれるかどうかいまいち自信が持てない。
ただ、新千歳空港のわかさいも本舗では餡子入りのソフトクリームなどを提供しており、店舗は立ち寄る価値がある。
じゃがポックルはメジャー枠という認識、うまさが確定的になったあまり、追随商品も現れて、食味の驚きが薄れてしまった。うまいんだけどね。
よいとまけは小分け商品があるものの、職場でのばらまきなどだとあの食べづらさがどうなのか気になるところ。
他にThe Sun 蔵人 蔵生というフニャッとした食感の生サブレがあり、これも遠征勢などに人気。実際食べてみて「うん、これは美味い。ソフトクッキー好きというのは一定数いる」となったが、不勉強で個人的な馴染みがなかったので選外となった。
あとは、軽食枠で、もし北海道に来るときにair doを使うことがあれば、機内食としてオニオンスープを提供するという独自性のあるサービスがあるので、こちらもおすすめ。
最後に、久しぶりにホテルでHTBを見たら、大泉洋と安田顕、TEAM NACSがいまだに夜中のローカルバラエティに律儀に出ていてびっくりした。
以上となります。
現世の天下の民が困窮しているようでは、この国は滅びてしまう。政治を担うには相応しい器ではない小人どもに国を治めさせておけば、災害が次々と生じてしまうと、昔の聖人は、後世の人々に強く言い残している。
徳川家康公も「善い政治とは、身寄りもない人たちに対して、もっとも深い哀れみを掛けてあげることだ」と言われた。
ところがどうか?
これまでの240~50年もの間、戦乱はなかった。しかし、社会の上層部の者たちは、贅沢の限りを尽くすようになってしまった。
大事な政策を担う役人たちは、公然と賄賂を贈ったり、賄賂を受け取ったりしている。
そのくせ、自分たちが支配している民、百姓たちからは、重い税を取り立てている。
ただでさえ、重い年貢や賦役に苦しんできた多くの人々は、このような無体な強要に追いまくられ、出費がかさみ、貧困に苦しめられるようになってしまった。
民の恨みに呼応して、天も怒っている。
近年、地震、火災、山崩れ、洪水等々の自然災害が頻発するようになった。
そして、ついに、食糧危機までもが発生してしまった。 これぞ、天が下している深い戒めである。
ところが、上層部は、この天の戒めの意味に気付いていない。器が小さく奸計ばかりをめぐらす輩たちが政治を牛耳っている。
下々の民を彼らは悩ませ、米や金銭を取り立てることばかりに熱中している。
目の前で起こっている天災や天罰を見ても畏れ入ることもなく、餓死寸前の貧民や乞食を救おうともせず、山海の珍味を食し、妾宅に入り浸たり、揚屋や茶屋に高位の武家の家来たちを招待して、高価な酒を湯水のごとく飲んでいる。
多くの人々が難渋しているのに、絹の着物を着て、芝居の役者や芸子たちを引き連れて、世の中が平穏であるかのように、つまり、危機状態にあることを知らぬげに、歓楽にふけっている。
なんたることか。
これでは、昔、紂王が連夜、酒宴を催していたという故事そのものではないか。
いま、奉行や役人たちが緊急に取り組まなくてはならない事態は、自分たちならできる政治力でもって、これら不届きな輩を取締り、下々の庶民を救うべきではないのか。
彼らは、それができなくて、堂島での相場にのめり込み、録をかすめ取ることばかりしている。
このような役人や商人たちの所業は、天道や聖人の御心に叶うはずはなく、天は、許してくれないだろう。
いままで、じっと我慢していた私たちは、もはや我慢することに耐えられなくなった。
私たちには、湯王や武王の威勢はなく、孔孟の人徳もないが、天下のために、親類縁者に被害が及ぶことも厭わず、この度、有志で話し合って蜂起した。
そして、彼らが隠し持っている金銀銅貨、あちこちの蔵屋敷に保管されている扶持米を運び出して、人々に配る。
新卒で入った会社を辞めて無職になった時、一人旅してみたくて初めて出かけたのが金沢で、都内からの夜行バスが到着した早朝からバスの一日券で兼六園とか美術館とか市場とか茶屋街とかからくり寺とか、まぁとにかくガイドブックに載ってるところひたすらまわった
次の日は山中温泉に泊まる予定で、金沢からバスに乗ったら停留所名の似た全然違うバス停でバス降りちゃって、次のバスも暫くないしタクシーも通る気配なくて途方に暮れてたらちょうどぽつんと立ってた寿司屋が開店時間になって、ふらっと入っておすすめセットを頼んでタクシー呼んでもらったな…
山中温泉で泊まった宿はもう忘れちゃったけど、オフシーズンのど平日だったからグレードアップしてくれて、一人旅なのに和洋室のツインルームで内風呂ジャグジーのすごい部屋に通されて、暫く入り口で呆然と立ち尽くしてた
ちょっと良い宿だったのか、客室にはお茶とお茶請けが用意されてて、夕飯の場もしっとり薄暗くて年配の夫婦が多くて、ますます場違いだなーって思ったけど、大浴場も空いてて夜にも朝にも入ったし、部屋風呂のジャグジーに浸かりながら日本酒も飲んだ
翌日はチェックアウトしてから温泉街?商店街?をふらふら散歩して、共同浴場とか、その街最古の温泉?なんかに入ったり、卵かけソフトクリームみたいなわけわかんないの食べたり、駅まで一、二時間歩く途中でどでかい大仏みたいなのが見えてたり、急遽みつけた陶芸体験したり、行き当たりばったりの日だったけどそれもまた良かった
ネイティブ香川民じゃなくて転勤で来た関東地方からの移住者だけど、香川で享受してる文化を挙げておく。
割と多い。もちろん京都・奈良の比じゃないけど、狭い県の割にはあちらこちらに文化財がある。やっぱりなんだかんだで讃岐国は中央に近かったからかな。四国遍路もあるし。
国宝も、建物だけで2件ある。増田の故郷の県は香川県よりずっと広くて人口も多いけど、建造物の国宝がないので、正直羨ましい。近所にある国宝も見に行った。京都や奈良で感じるような、荘厳! という感じではなく、地味な佇まいだったけど、ここで千年近くもの時を閲してきたんだと思うと自然と厳かな気持ちになる。
(追記)丹下健三の香川県庁東館忘れてたわ! 何も知らずに県庁に行ったときに「やたらと作りがオシャレだな???」と思って調べたら重要文化財にもなってる丹下健三作品でビックリした。初めて行ったときには渇水の注意喚起をする垂れ幕がかかっていてそこにインパクトを感じたんだけど、もっと建物自体を堪能すべきだった。
香川で外せないのはやはり金毘羅さん。参詣道にずらっと土産物屋が軒を連ね、色んな年代の奉納記録に出迎えられ、途中に戦後の掃海で殉職した人たちの顕彰碑があったりする。そっか、金毘羅さんって海の守り神だもんな。参道の途中にある表書院には円山応挙の作品もある! 応挙をじっくり見られるのは非常に嬉しい。そして奥社まで歩くとなかなかの運動になるし、何より奥社でしか売ってない限定お守りなんかもあるんで、ぜひチャレンジしてみてほしい。
屋島寺もいいよ。建物がすごい立派なのでそれだけでももう見る価値があるんだけど、宝物殿が地味に充実してて、立派な展示品に目を奪われてしまう。それに屋嶋城っていう、天智天皇の時代に作られた山城も残ってて、地味に観光地としてのポテンシャルが高いんだよな(屋島といえば那須与一、と思うかもしれないけど、古戦場がまったく古戦場感しないので……)。
あと、津嶋神社もレア度が高くてよい。沖に浮かぶ小さな島に作られた神社で、年に1度の夏季大祭(ちょうど今日だった! 忘れてたわ!)の日にだけ橋を渡って行くことができる。年に1度しか買えないお守りなので非常にレアだし、何よりその日だけは予讃線に臨時駅「津島ノ宮駅」が設置され、小さいお子さんを連れた親御さんと鉄道が大好きな大きいお友達がパシャパシャ写真撮影しまくっている。もちろん増田も撮影したよ! ミーハーだからね! 子供の健康と成長の守り神だから子供たちがいっぱいお参りに来ていてほっこりした気分になるし、海の上に架けられた橋を渡って参拝するという体験がもうたまらないよね。
(追記)お遍路さんもいいよね。白い衣装着てお経唱えてる姿を見ると、信仰が生きてるなぁって思って感動する。増田は信仰心薄いからお参りできれば満足なので……
香川県は、江戸時代、高松と丸亀にそれぞれ大名が封じられていた。なので高松と丸亀のそれぞれに当時の藩主の遺産がある。江戸まわりは天領のほかは小さい旗本領とかそういうのばっかりだったから、こういう「数万~十数万石の地方領主のお膝元」は逆に味わえないんよね。
高松の名物はなんといっても栗林公園。松平家のお殿様(水戸徳川家の親戚)が作らせた壮大な和風庭園で、「ザ・和風庭園!」って感じの景色が素晴らしい。秋ごろに行われる夜間ライトアップは絶景と言うしかない。園内にある掬月亭っていう茶屋には抹茶代を払えば入れるんだけど、ゆったりした畳の間で抹茶を飲んで菓子をかじりながら庭園を眺める時間は幸せ。あと、予約すれば手こぎの舟で園内の池を巡れるらしいので、優雅な殿様気分にひたりたい人はぜひやってみよう。園内の土産物屋が充実してるのもいい。「どうだ明るくなつたろう」グッズも置いてあるよ!(あれを描いた絵師は香川出身らしい。知らなかった)
丸亀城は……うん、遠くから見るとすごい立派だね! 松山城とか、他の天守閣と比べて明らかにサイズが小さいというか「大きめの納屋か?」という感じ。でも、よくよく考えたら香川県西部っていう狭い地域を統治してた藩の拠点なんだからこのくらいが適正サイズなんだろうな。全国各地にあったはずの小藩のリアルを今に残す貴重な建築だと思う。あとマジで実際のサイズと遠くから見たときの雄大さのギャップがすごいのでああいうトリックアートじみた建築を作れた江戸時代の職人さんすごい。登城しなけりゃ立派な城に見えるもんなマジで。
気軽に行ける離島が多い。そして離島にはそれぞれ独自の文化や趣がある。八十八ヶ所巡礼の島ver.ってのがあって、小さな島でもいくつもの寺が残ってたりする。これまで行った島で良かったのは以下。
次は小豆島に行ってみようと思ってる。地味に『からかい上手の高木さん』の聖地でもあるんだよね。楽しみ。あと離島が点在する瀬戸内海の景色美しすぎる。日本のアドリア海だろマジで。
意外と充実してる。香川県立ミュージアムは香川史に関する展示をわかりやすく纏めてくれてて満足度が割と高い。廃藩置県の時期に一時期愛媛県に併合されてたけど独立運動を繰り広げて置県を勝ち取ったあたりは溢れんばかりのパトスを感じられる。県庁、松山だったのか……そりゃ独立したいよな、四国の反対側だもん。高松市美術館はなぜか上田薫に力を入れていてよく展示している。デュシャンやらポロックやらはちっとも良さがわからん、という増田みたいな層にも魅力が伝わる絶妙なチョイスで良い。観音寺の道の駅には「世界のコイン館」という展示と大平正芳(香川選出なんだね。知らなかった)に関する展示が両方あって、世界各地のコインや日本の貨幣史を堪能したあと戦後自民党史が学べるという構成になっている。カネの意味が違ってくるでしょうが!
そして「四国村」は絶対に外せない。屋島にあるんだけど、四国各地から伝統的な民家とか農業用の小屋とかを移築してきてて、ぐるりと巡ることで四国各地の文化を体感することができる。一口に四国といっても、山岳部から沿岸部まで色々あって、それぞれの風土や生業に適した家屋の形があるんだな、という当たり前の学びをほんの数時間で得ることができるので、民俗文化とかが好きなら絶対に行くべき。
(追記)四国水族館のこと忘れてた。やっぱり地方の水族館はその土地の魚を展示してなんぼなところがあるけど、四国水族館は地元の魚の展示&解説が充実してるから好き。具体的には滋賀県立琵琶湖博物館の次くらいに好き。アカメの水槽はインパクトあるよね。こんなでかい魚が日本の河川に棲んでるのか……。あと琴平にある「金陵の郷」もいい。金陵っていう香川では有名な酒蔵が運営してるんだけど、日本酒の製造工程を原寸大の人形で再現してあって実質的に日本酒博物館。金毘羅参詣の帰りにふらっと寄って日本酒の歴史や製法について勉強したうえで美味い酒を直営価格で買ったり日本酒グッズを物色したりするの、最高ですよ。日本酒をあしらったマスキングテープ買っちった。
やっぱり何といっても瀬戸内国際芸術祭だろう。去年が開催年だったので増田も行ってみたけど、こんな小さな島にこんなに人が??? って感じになる。残念ながら増田にはあんまり魅力のわからない芸術作品もそれなりにあるんだけど、少なくともそれらが地元に根づいているのは感じ取れるし、国外からもアーティスト呼んできてるのは率直にすごいと思うんだ。外人さんもそれなりに見るしな……
オタク文化でいうと、上で書いたように小豆島が『からかい上手の高木さん』の聖地になってるほか、観音寺が『結城友奈は勇者である』の聖地なので、観音寺の観光案内所に行くとゆゆゆのパンフがもらえるしゆゆゆの絵が描かれた自販機もある。え? TVでアニメは見れるのかって? 聞かないでください……(『プリキュア』『鬼滅の刃』『進撃の巨人』『水星の魔女』は見れたよ!)。アニメ映画もなかなかやってないことがあるし、『プリンセス・プリンシパル』はわざわざ岡山まで見に行ったからね俺。あとやっぱり「仕事帰りにあの映画見てみるか」みたいなのは難しい。どうしても「今度の休日にイオンモールで映画見よう」になっちゃって、「空いた時間で試しに見てみる」的行動が取れなくなったから鑑賞本数は減った。
まあ……これは東京・大阪並を求めるのは無理ですわ。岡山と比べても明らかに書店の規模がショボい。書店めぐりはできるけど、池袋のジュンク堂みたいな大型書店めぐりは不可能。東京・大阪なら確実に置いてあって岡山でもたまに置いてあるあのシリーズが置いてないのか~! みたいなのがあるから、マイナーな本は諦めるしかない。もちろん売れ筋の本とか有名どころのシリーズを読む分にはなんも不自由はないわけだけど。
でもジュンク堂みたいな東京のチェーンよりも宮脇書店っていう地元チェーンの方が強いのは文化を感じる。ブックカバーのデザインと紙質はすごい好みだけど、文庫・新書のブックカバーは上下が固定されてない形式のやつだから、ハードカバーや選書を買うときは宮脇書店に行って文庫・新書が欲しいときはジュンク堂とか他の店に行ってる。宮脇書店は車がないと厳しい総本店と高松の市街地のド真ん中にある本店(いちおうビルがまるごと書店になってる)があるけど、総本店はまだ行ったことないんだよな。やっぱり総本店だと大都市顔負けの品揃えだったりするのかしらん。
あと、高松のアニメイト、ラノベのシュリンクが全ての本にかかってるわけじゃなくてすげえ牧歌的。まさかアニメイトでラノベを立ち読みして買うかどうか判断できるとは思ってなかった。東京だとそんな性善説運用は無理でギッチギチにシュリンクかけちゃうからなぁ。
(追記)ルヌガンガ、知らなかった! ありがとう! あと宮脇書店について書き忘れてたけど、地元チェーンだけあって香川や四国・岡山に関する書籍がものすごい豊富だし、県内のたいていの街に支店があるのもありがたい。香川の文化を支えてる企業だと思う。品揃えについて補足すると、本当に普通の読書ライフを送る上ではまったく支障はないよ! Y出版社から出てる◯◯学のガチ学術書シリーズが置いてない、とか、F社から出てる△△学のブックレットが見当たらない、とか、ぎゃああああ国内の××方言に関する本が2冊しかないじゃんジュンク堂書店池袋本店ならダース単位で置いてあるのに! とか、T大学出版会やH大学出版局の最新刊をちっとも見ないな……とか、そういう話だから。
ご飯はやっぱり、うどん! あちこちにお店があって楽しいし、セルフサービスの店に入ったらうどん玉を湯がくのも客がやるタイプの店で「セルフってそういう……」となったりした。あと釜揚げ専門店以外では釜揚げうどんを頼むべきではないという暗黙の掟もある(調理に時間がかかって他の客を待たせるので)。ただし基本的に地元民向けのファーストフードなのでまったく旅行者には向いてない。
旅行者向けなのは、むしろアレだろ、骨付鳥とかそういうのだろ。骨付鳥はやっぱり丸亀に本店がある「一鶴」。もちろん丸亀以外にも支店はあるけど、まあ一度は丸亀の本店に行っておきたいよね。鶏は雛が柔らかくてオススメ。ビール飲みながら骨付鳥食って、シメに鶏めしを食うのが最高。一鶴の鶏めしはマジで美味いから香川に行ったら絶対食ってくれレベル。一鶴以外にも骨付鳥の店は色々あるので、好きな店を開拓してみるのも楽しいぞ!
他にも、高松駅にある地元民向けの立ち食い寿司屋とか、三豊のラビオリ餃子屋とか(モチモチで超美味い。冷凍のやつを通販もしてるらしいよ)、香川産の食材を使った定食をお手頃価格で食べられるまいしょく家っていうローカルチェーンとか、色々美味しいお店があるので、ぜひ香川ごはんを味わってほしい。
そしてカフェ。香川県でカフェめぐりをしたらもう東京のカフェになんて入る気が起きなくなる。広々とした店内で好きに席を選べるスタバなんて初めて入ったわ……(丸亀のスタバは市民交流センターも兼ねてるから店内に本棚があって自由に本を取って読めるんだよな。最高かよ)。店主にとっては嬉しくないかもしれないけど、香川県の人口が「カフェが複数ある」「混んでない」を両立できる最適の人口規模なんじゃねーの感もあるな。あちこちに落ち着いて座れるオシャレな喫茶店がいくつもあって嬉しい。あと高松の商店街には和菓子屋さんが何軒もあって、そこの喫茶コーナーは和な甘味を堪能できてとてもよい。
イチオシは高松の片原町商店街にある「了見」。センスの良い家具が飾られた落ち着いた雰囲気の店内で窓際から商店街の行き来を見下ろしながらお茶が楽しめる。お茶も、ポットで出てくる紅茶以外に、県内産の緑茶を冷やしたガラス製の急須に入れて出してくれたり、県内産の緑茶を使ったソーダがあったり、と、独自メニューが色々あって飽きないし、スイーツも美味しい。そして特に混んでないので長居しても怒られない! 東京とか札幌だったらこんな店並ばないと座れず時間制限とかかかるだろ絶対。こんな良い店でのんびりできるんだから、やっぱ地方都市は住みやすいわ~。東京は人多すぎやきん、落ち着いて座れないんよ~。
とりあえず、東京暮らしが長い関東出身者だけど、香川の文化を堪能してるよ、というお話でした。やっぱり東京のメリットは集積にあるから、マニアックな本がいっぱい並んでる大型書店に毎週通いたい! とか、東京国立博物館と国立科学博物館と国立西洋美術館を全部めぐりたい! とか、マイナー映画を劇場で見たい! とかの逸般的な文化的ニーズに応えるのは東京の方が上。仕事帰りにちょっと立ち寄る、みたいな気軽な消費もしやすいし。でも、忙しなかったり混雑してるのは嫌だ、ほどほどにのんびり文化を享受したい、というなら、香川くらいの地方がちょうどいいんじゃないかなぁ、と思うのですよ、はい。
(追記)住み心地でいうなら、「雨が少ない」。これ。マジで水害がほぼ絶無。去年関東が台風で大騒ぎになってたときも特に被害はなく「あ、なんか大雨降って早明浦ダム埋まったわw」くらいの感じだった(被災地の人には申し訳ないが)。もちろん雨が少ないから常に渇水の危機はあって、一昔前は一般人も取水制限とか受けてたらしいんだけど、少なくとも増田は住んでて水に困ったことはない。「水を節約してください!」っていう行政からのお知らせは色々来るけどね。雪も降らないから滑って転んでタブレットを台無しにしたりしないので、気候で言うなら多分岡山の次くらいに住みやすいのが香川なんじゃなかろうか(岡山は水あるからね……)。
大阪発の場合だと、東方向は+30分、西方向は-30分で考えればいいかな。知らんけど。
片道4時間。
自分的には香川県は青春18きっぷを買ったときに必ず行く場所。瀬戸大橋を超えるときのテンションの高さと、やたらとガタンガタンいう音が旅情を誘う。
高松駅前の時点で、うどん屋が多くあるなら、うどんだけ食いたいなら、そこだけで満足できる。
時間かあるなら栗林公園まで行ったり、瓦町の方まで行ってもいい。瓦町FLAGの変わり方を年々眺める楽しみもある。
片道4時間半。
坂出での接続があまり良くないので、高松に行くより時間は掛かる。
こんぴらさんこと金刀比羅宮の観光が主になる。ここも香川なのでうどん屋も多い。
なお、こんぴらさんは奥社まで行く根性はなかったので、御本宮までしか行ったことがない。
片道4時間半。
さすがにしまなみ海道に行く時間はないので、尾道での観光がメインになる。
行きか帰りかのどちらかはロープウェイを使わずに歩き回ってみるのも一興。尾道ラーメンも食おう。
片道5時間。
18きっぷシーズンは智頭急行のフリーパスが発売されてるので、往復で使えればかなり得。
一応、行きは山陰線、帰りは智頭急行というルートの大回りならダイヤ上は割と可能。
鳥取と言えばやっぱり砂丘か。駅からはそこそこ離れてるので、バスの時刻表を要確認。
砂の博物館もセットで行こう。あと、生きたイカをその場で刺身にしてくれる店が好き。
片道4時間。
時間があるなら、少し西にある餘部で降りて鉄橋を見て行ってもいいかも。
外湯巡りのフリーパスがあるので、できれば替えの下着を何枚か持っていて、色んな温泉に入るのも楽しい。
今の時期だと、すぐに汗をかくから、温泉に入る度に下着は変えた方がいいと思うぞ。
ちなみに山陰線オンリーで行くのと、京都線~神戸線~播但線経由は、距離が1.5倍くらい違うのに時間は10分くらいしか変わらないから、気まぐれで使い分けるのもあり。
こっちは温泉には行った後、辺りをブラブラする感じになるか。とりあえず鰻を食う。
片道2時間半。
京都から意外と近い。時間帯によっては米原での乗換だけで行けるし、18きっぷ初心者にはおすすめ。
一応都会なので、目的なくうろついても充分楽しめる。
東海道本線で日帰りで行けるところまで行こうと思うと、静岡辺りが限界か。乗り換えで降りたことはあっても、観光で行ったことはないけど。
片道6時間
まあ、一泊して下の安曇野とセットで旅行した方が良いと思うけどな。
片道7時間
水の綺麗さで有名な安曇野の中心駅。
大丈夫、始発と終電で行けば、2時間半滞在できるから、大王わさび農園くらいなら充分行ける。わさびを買おう。わさび定食を食おう。
ちなみにVAIOの本社も安曇野にあるので、せっかくだから見物に行っても良いかも。
片道2時間。
新快速の最果て地点で、乗り換えなしで行ける。
敦賀と言えば原発だけど、美浜原発PRセンターに行くには時間が掛かるし、何よりバスの本数も少ない……。
スムーズに行ければ2時間くらいなんだけど、舞鶴線はとにかく本数が少ないから、計画を立てていかないと最悪4時間以上も掛かることになる。
西舞鶴で降りて、とれとれ市場に行って海鮮を食って、東舞鶴で観光する感じか。
なお、東舞鶴にある赤レンガパークと引き揚げ記念館では、戦争に対する空気が違いすぎて笑う。
片道3時間。
福井と言えば恐竜。ただし、恐竜博物館は勝山市にあるから福井駅から私鉄とバスを乗り継いで一時間以上掛かる。
東尋坊は、恐竜博物館と真逆の位置だから、日帰りで両方を回るのは無理だな。
だから恐竜博物館のコースと、東尋坊→芦原温泉のコースのどちらを選択する感じ。
片道4時間半。
福井にある盲腸線の九頭竜線の終点。名前はカッコいいが、何もない。駅前にファミマと道の駅はあるが……。
片道4時間半。
観光地が固まってるので、兼六園・金沢城公園→ひがし茶屋街→近江市場のコースは日帰りでも余裕で回れる。なんなら全部駅から歩いて回れる。
とりあえず着いたらチャンピオンカレーでも食って、海鮮は帰りにするか。
帰路は福井で40分くらい接続待ちがあるから、8番ラーメンでも食おう。
京都→大阪→和歌山→紀伊田辺→新宮→多気→亀山→柘植→草津→京都 で一周
乗り換えアプリで見ると多気で1時間の接続待ちがあるけど、到着後に少し待てば名古屋行きの快速みえが来るから、それで津まで行って、そこで晩御飯を食べた方がいい。
紀伊半島の南の方になると、海岸線スレスレを走ってるから、ようこんなとこに線路が引いてあるなと思う。
なお、白浜の日帰りはどう考えても無理だから、パンダが見たいなら泊まるか特急にしとけ。
京都→敦賀→金沢→富山→猪谷→美濃太田→岐阜→米原→京都 で一周
合計13時間57分。
金沢から富山は三セクを通るから1290円払う必要があるのをお忘れなく。18切符の特例は高岡から富山までだから、金沢からだと適用されないぞ。
全体的に余裕がない乗り換えなので、1時間ほど早く出発すれば、富山で1時間の乗り換え待ちが発生するから、そこでお昼を食べよう。寿司が旨いぞ。
高山本線は猪谷で一度乗り換えがあるだけで、美濃太田まで乗りっぱなしが続くし車内は空いてるから、弁当を買って車内で食うのもいいかも。鱒寿司を食おうや。