はてなキーワード: 大長編とは
幽霊船の金塊20兆円に始まり、海底への距離感についても大陸棚が深度200メートルまで続いているとか、400メートル超えると真っ暗とか、マリアナ海溝の深さの計算とか、キャンプの場所が深度2000メートルとか、かなり細かく考えられている。
キャンプが2泊3日という点も繰り返し出てくるし、幽霊船が沈んだのが450年前とか、航海日誌にも1534年3月に出港してユカタンをはなれて2日後に大嵐に遭った、などかなり具体的だ。
これらは、中盤の山場であるジャイアンとスネ夫の遭難や、終盤の海底火山噴火までにバミューダのどこにあるか解らない鬼岩城を探し出さなければならない難題といった、SF的な仕掛けで緊張感を高める役割を果たしており、
その点で海底鬼岩城はSFマンガ家である藤子F先生の本領が色濃く出ている作品と言える。(後期の大長編がイマイチなのが多いのは、SF成分が鳴りを潜め、ドタバタになっているためだ)
それだけに、ジャイアンとスネ夫の遭難での冷たい方程式がガバガバなのが惜しまれる。
ドラえもんがどこでもドアを取り寄せる方法を思い付かなかったのは仕方ないが、ジャイアンとスネ夫は危険を知った時に、引き返す時間がなかったとしても海面に浮上すればすぐには死なないから十分に救出を待てたし、浮上する事を思い付かなかったとしても停車しさえすれば取り寄せバッグで救出できるはずだった。(バギーが停車していないとドラえもんが判断した理由も謎だが)
この辺、冷たい方程式を盛り上げるには『良く考えても助かる方法がない』という点がガバいと緊張感がなくなるので、ジャイスネ側もドラのびしず側も頭悪かったのが残念要素である。
仕事には疲れてない
でも、その2年間で各部署の予算を使わずに可能なIT化はほとんど終了してしまった
デカめのシステムを自作したっていいんだけど、俺一人だから途方もないし
保守性とか考えたらできたらやりたくない
上司は別部署で使えなさすぎて左遷されてきたIT知識全くないハゲだから
なので、こまごました改修依頼とか不具合対応とか機材トラブルとかの対応をしながら
毎日6時間くらい増田やったりあにまんやったりChatGPTとおしゃべりしたりしながら過ごしてる
でもさぁ、これ、やりがいを感じねぇのよ
寝ててもいいだとか大長編の洋ドラ見ててもいいだとかだったらまだマシだけど
一応、PCのモニターで遊んでるようには見えないようなテイは整えなきゃいけないわけじゃん
疲れるのよ、気を遣うの
一日中寝たきりだと逆に体調悪くなるみたいな感じがすごい続いてる
今の会社に疲れちゃった
はーーーーーー
さっき入稿した!
過去最長ページを描き上げた。
印刷代3万くらいした。そんなに売れないと思うけど絶対欲しい人全員の手に渡って欲しくていつもよりかなり多めに刷った。後で後悔するかも。まぁいいか
この半年ずーっとこの本のこと考えながら生きてた。
無事終わって本当によかった。
今抜け殻状態。
途中本当に描けねー!って時期もありつつこんな長編描き上げた自分すごい、本当に
自己肯定感あがる。
やり遂げた感ある。
ミスがないことだけを祈る。多分あるけど。
400ページとかの大長編を描き上げてる人もいるけど憧れる。いつか、400とか言わないが200くらい描いてみたい。
違う景色が見れるんだろうか。
まだまだ描きたい話がたくさんある。
幸せすぎる。
今年はもっと稼がないと。
そして生活の全てが本当に終わっている。
生活に気を回す余裕なかったんだよな
洗濯物散らかってるし部屋もぐちゃぐちゃ
そして確定申告…まだ考えたくもない…
今日はもういいや。何も考えたくない。死ぬほどダラダラしよう。
充実感すごい。
「ラストエンペラー」を観たことがある人なら分かると思う最終盤のシーン、ほんの一瞬だけど「アルプス一万尺」が流れる場面がある。
それまで何時間も、溥儀の逐われ釣られの生涯を見届けてきて、変わり果て誰もいなくなった紫禁城へ漸く“帰ってきた”溥儀と少年の関わり、筒から出てきたコロオギに幾らかの救いさえ見出されるようなクライマックスから一転、(公開当時の)現代に移り変わって最初に流れるのが、平べったい電子音の「アルプス一万尺」なのだ。
その音はガイドの女性が観光客を溥儀の玉座へ注目させるためにメガホン状の機械から流したものであり、2回ほど響いた後、彼女は溥儀の生年と、彼が最後の皇帝であったこと、そして没年について説明する。愛新覚羅溥儀の壮絶な生涯を見事に描写した大長編は、生きている彼に直接会ったことさえ無いであろう1人の女性が発する情感も何もない異国の電子音楽と、たった二言三言の解説だけであっさりと幕を閉じてしまう。
だけど、私はこのラストシーンが堪らなく好きだ。
人の生涯、歴史の中の出来事、それらのすべてには決してひと言では表せない様々な事象や感情が複雑に絡み合っているが、そういったことに直接関係ない立場からすれば、「○○年にこういうことがあった」「この人はこういう人だった」という程度にまで情報を押し潰すことはいくらだって可能なのである。数時間をかけて「ラストエンペラー」という映画は、観る人々にとって溥儀という男への感情移入を促し、決して赤の他人のままにさせない作りをしているくせに、自発的にそれまでのすべての時間をペシャンコにしてやるこの最後の一瞬だけで、まるで頭から氷水を浴びせられたような気にさせてくるのだ。
しかし、そうして冷えた頭の前に今度現れるのは、先ほどまで印象的なシーンを演出していた溥儀の玉座──主たる皇帝を喪い空っぽになったそれと、「ラストエンペラーのテーマ」なのである。劇中の様々なシーンで流れたフレーズを繋ぎ合わせたようなこの名曲は、主なき玉座を目にした時に初めて「愛新覚羅溥儀の生涯とその激動」を感覚的に突き付けるものとして完成するように思えてくる。
劇中の人々の中から彼ひとり分の人生が消えて見えなくなったとしても、スクリーンの目の前の人間の中に溥儀は確かに息づいている──あのラストシーンはそういった独特な感触を私に与えてくれるのだ。
「ラストエンペラー」にしかない読後感のようなものを味わうにあたり、そこへ至る物悲しさを得るために「アルプス一万尺」の能天気な音色とガイドの無感情な解説は無くてはならないものだと私は思っている。
たまたますれ違っただけの小学生が手遊びするのを見かける時、YouTubeの動画から偶然それが流れてくる時、或いは何の気なしに鼻歌として自分の中から出てくる時、私はその折々で「ラストエンペラー」のことをこれからも思い出し続けるのだろう。空っぽの玉座と、年老いた溥儀の微笑みを瞼の裏に映しながら……。
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日本最古の漫画とされる文字通りの国宝。800年この宝を守り残してくれた高山寺に感謝しよう。
果たして現代の漫画の原画は800年後も無事に守り伝えられているであろうか?
手塚治虫の長編デビュー作。諸説あるものの当時にして40万部を売り上げたとされる革命的な作品。
この漫画に衝撃を受け、多くの若者が漫画家の道を志したとされ、藤子不二雄などもその偉大さを強く伝えている。
酒井七馬との共作であったため、それに伴うトラブル等からその出来を手塚自身は認めていなかったとされ長らく封印されており、完全に書き直したバージョンも存在する。現在ではオリジナル版が復刊され電子書籍でも手頃な価格で読める。これはよほど状態の良い初版から丁寧におこしたらしく非常に鮮明な素晴らしい出来だぞ。
(ただオリジナル版は印刷の都合上、手塚の絵を職人が手でトレースして出版したものらしいので筆使いみたいなものを論じる意味はないぞ)
手塚はここから本格的に出発し、約40年間で15万ページの漫画を書いたという。
手塚治虫やトキワ壮グループのカウンターになるようなシリアスな表現を極めていく劇画の礎となり、漫画表現の幅を大きく広げる道を作った。
当時の劇画としては、白土三平の「忍者武芸帳 影丸伝」が傑作として名高く今読んでも抜群に面白いが、パイオニアとしての黒い吹雪の地位は揺るがない。
劇画黎明期の様子は、同じく辰巳が晩年に描いた「劇画漂流」という漫画に詳しい。
また辰巳は海外での評価が非常に高く、例えば「黒い吹雪」もWikipediaに日本語版はないのに英語版は存在している。
劇画といえば手塚との対立が面白おかしく語られがちだが、劇画の始祖辰巳は中学生の時から手塚の自宅に出入りし、終生手塚を敬愛して二人でフランスを訪れたりもしていたことは覚えておいてくれよな。
藤子不二雄が、おばけのQ太郎に始まり、手塚治虫とはまた違う新しい読者層を開拓していった活動の頂点に位置する作品。短編と大長編を合わせて膨大な作品群を形成し、その影響は漫画界よりもその外部に大きく広がり、多くの人の人生や、現代に溢れるkawaiiキャラクターものにまで現在進行形で強く力を与え続けている。
いまだにアジアで愛され続けるそのレガシーの大きさはとても一言では表せないが多くを語る必要はないだろう。
旧来の少女漫画が描いていたステレオタイプを打破する作品を矢継ぎ早に発表した萩尾望都の出世作。
少女漫画誌に次々と新しい手法で圧倒的な画力と文学性を持ち込み、後の多様性の形成の礎となった。
世界の中で少女漫画市場が現在でもきちんと維持されているのは日本だけであるとされるが、その中興を成した作品の一つである。
萩尾望都は花の24年組というくくりで呼ばれることが多いが、近年出版した自伝で当時のトラブルを語り、萩尾先生自身はこの名称には肯定的ではないようなので、令和の漫画読み諸氏はアップデートしていこうぜ。
立体感と漫画らしさを融合させた絵作りで後世に多大な影響を与えた鳥山明の出世作。
第一話の扉絵を見ただけで、当時別次元の漫画であったことが分かると思う(ジャンプ+で今すぐ読めるぞ)。
鳥山明の登場は手塚以降で最も衝撃的であったという事はプロアマ問わず多くのものが口を揃えて語っている。
鳥山明においては、Dr. スランプとドラゴンボールどちらを選ぶのか好みが真っ二つに分かれるところであろうが、世界的な評価やバトル漫画への影響を重視する人は遠慮なくドラゴンボールに入れ替えてくだされ。筆者も個人的にはドラゴンボールに思い入れがある。
鳥山明に並び、並外れた表現力で後の漫画界のレベルを一気に引き上げた大友克洋の代表作。
フランスに生まれたメビウスという天才漫画家の開拓した表現が大友を通して日本の漫画界に合流し発展することにもなった。
後に大友が連載する「AKIRA」においては連載途中に、作者自身が監督として超一流のアニメーターを集め、巨額の予算をかけ同名のアニメ映画を作り、そちらも歴史に残る大傑作になったのはご存知の通りである。
ちなみに大友がAKIRAに書いた最後の最後の言葉はなんだったか知ってるかな?答えは、『そして、手塚治虫先生に…』だったんだぜ。
現在、大友作品は、電子書籍版が出版されず現代の若者に対しての間口が狭いのが少し残念であるが紙で読んでくれということなのだと思う。
独自の出自を持つ作品であり、日本一のアニメーション監督が全盛期に描いた本気のファンタジー漫画として、ナウシカの前にナウシカなし、ナウシカの後にナウシカなしという唯一無二の完成度の高い作品。
途中に「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」の映画制作を挟み、全59回の連載を15年かけて終わらせた。時間を節約するため連載第2回目からしばらくはペン入れをせず、鉛筆で仕上げた原稿を掲載したことは語り草となっているが、画力が限界突破しているので読んでも違いに気付かないぞ。
100年後も古典として読み継がれているのはこの作品ではあるまいかと思わせる風格を漂わせている。
連載当初はダイヤの原石であったが、6年間の執筆の中で画力、構成力の凄まじい向上を見せ、人気絶頂のまま連載終了した伝説の作品。
従前から繰り返された「天才」たちの活躍という題材ではあるが、漫画表現のリアリティという点で飛躍的な進歩を示してみせた。
大きな流れで見ると、手塚治虫が平成元年、すなわち1989年、60歳でその生涯を閉じた翌年に、時代を大きく動かすこの大傑作が連載開始した形であり、新しい元号とともにさらに大きく発展を遂げていく漫画新時代の象徴となる作品となる。
東アジアでの人気は凄まじく、アニメ版の聖地巡礼で鎌倉を訪れるものも未だ後を絶たない。
突然変異的に登場し、それまでの漫画の常識を覆した2000年以降最大の問題作。
少年漫画が天下一武道会以降繰り返してきた自己模倣を打ち破り、新たな可能性を存分に示した。
この漫画は終わらないだろうという世間の心配をよそに、諫山は数々の伏線を回収しつつ、一度も休載せず堂々と完結まで導いた。そういった点でも未完のまま停滞した名作たちが越えられなかった壁を打ち破り、その名声を比類なきものにした。
実は諫山は福岡の専門学校のマンガ学科出身であることをご存知だろうか?その授業の一環として、生徒が東京の出版社に持ち込み旅行をするという企画があり、19歳の諫山がいくつかの出版社を周った際に、講談社で当時新入社員の川窪慎太郎に進撃の巨人の原案を見せたことが巨人の物語を始めたとされる。
少年ジャンプはなぜ進撃の巨人を逃したのかという点ばかりセンセーショナルに語られがちだが、社会人生活4ヶ月目にして諫山の才能を見抜いた川窪の目には一点の曇りもなかったことをただ賞賛すべきだろう。
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今回もそれが発動しているということである。
藤子不二雄作品は読者に「俺は一見した子供っぽいイメージに騙されずにちゃんと本質を見れる」という優越感を与えてしまう性質がある。
いい歳をした兄ちゃんが「この展開、ドラえもん大長編のアレと同じだね。いやーやっぱ藤子不二雄はすごいわ」みたいなことを言わせてしまうヤバさが。
これは良質な作品は時に拗らせたオタクを生み出しやすいという悲劇の話だ。
ドラえもんを読んでる奴らが皆ヤバイのではなく、ただ一部にそういう人間がいるという話なのだが、その割合が非常にヤバイのである。
まあつまる所、SNSのアイコンという無限に選択肢がある中でドラえもんアイコンを選ぶほどに「ドラえもん好きをアピールしたい奴」が独特の異臭を放っているわけだな。
今回のどら焼き屋さんでも、そういった奴らが怒涛の歩留まりで混ざってきていやがる。
ということがようやく判明したというだけのお話でした。
40歳になったところでなんとなく藤子Fの大長編ドラえもんを読み返したので感想を覚え書き。
ドルマンスタインが外道。恐竜ハンターが「人間狩りはやったことないでしょう」と誘ったときに乗っかってきた辺りで、ドラゴンボールの魔神ブウ編に出てきた混乱に乗じて人を撃ってた外道二人組の雰囲気があった。しかしその後、のび太たちにティラノサウルスをけしかけたとき、恐竜ハンターが止めようかと思った辺りでドルマンスタインは「こっちの方が見たくなった」と言う。いやあド外道。幽遊白書で垂金の賭けに乗っかってた B.B.C. のメンバーとかにいてもおかしくない。
ギラーミンが有能。ギラーミンが出てくるまではチンタラしてたガルタイト鉱業のやつらが一気に引き締まって動くのが面白い。序盤ではケチな嫌がらせしか出来なかった三下も的確に爆弾しかけたりして動きがよくなるのがいい。
まあ、コーヤコーヤ星のガルタイト鉱業の支部長?の奴があんまり仕事をすすめる気がない「ゆるくやって給料もらえればそれでいい」タイプだったんだろう。ギラーミンに「嫌がらせはやってるんだがなかなか進まず」みたいなことを言ってるけど結局嫌がらせしかしてないあたり向上心もない。のび太が来なくても遅かれ早かれ更迭されそう。
しずかちゃんが序盤から何度も「おふろに入りたい」と言うのが、終盤で先取り約束機をしずかちゃんが持っている伏線になっているのに今更気付いた。巧妙だ。
敵のダブランダーは軍部を掌握してクーデターで政権を簒奪したんだと思うが、民衆の支持が本当に全くない状態で軍事に全振りの総動員かけてる有様なのでそのうち政権崩壊しそう。「姫が残されているから」以外に正統性を持ってないから時間の問題だろう。
あとブルスス強すぎ。折れた木だけを武器にして何人もの兵士と戦って生還するのは普通にすごすぎる。
前半のキャンプが楽しい。子供のころに読んだときは前半ばっかり読み返してた記憶があり、同じ感想だった。
敵のポセイドンは海底火山の活動を攻撃と捉えて報復してるあたりポンコツだし、人間の生贄を要求するあたりはコンピュータのくせに呪術に傾倒していて狂ってるとしか思えない。アトランティスの技術者はなんでそんなAIプログラミングをしたのやら。
魔界に乗り込んで一回いけそうな所まで行くが撤退せざるを得なくなり、なんとか立て直して再侵攻でトドメを刺すという王道、「カリオストロの城」の形式。魔界に入ってからのファンタジー世界でありがちな罠をかいくぐるところが楽しい。
ボスのデマオンは登場時点でほとんど詰みの状況まで作り上げていて手強かった印象。メジューサの石化もドラミが助けてくれなければあの時点で勝利確定だったはず。魔界歴程とドラミがいなかったらやりようがなかっただろう。こういうほんの僅かな綻びから主人公に負かされる展開、ジョジョ4部の吉良吉影や6部のプッチ神父とかの歴代ラスボス戦に通じるなと思った。(強すぎる敵を負かそうとすると同じ感じになるだけなのかもしれないけど)
大魔境に引き続いての出木杉解説がある。なんか民明書房を思い出した。
戦車を宇宙に飛ばして無人機を撃墜するところがアツい。大抵の作品で宇宙で活躍するのは戦闘機や戦艦であるところ、履帯つき戦車を宇宙空間に飛ばして敵機を撃墜するのは他ではあまり見ないなと思ってニヤニヤしてしまった。
ギルモア将軍は「大統領を倒して皇帝になろうとしている」らしく、共和制やめて王政にするとかどんな体制転換だ、銀河英雄伝説のルドルフ大帝か? という気持ちになった。でも例によって軍部・・というか諜報機関と無人機の部隊しか押さえてなさそうで、大衆の支持が全くないのでどうせだめだろう。ドラコルルは諜報機関の長として有能な感じ。ドラコルルが頑張ってるからギルモア体制が維持できてるんじゃないかな。
ギルモア軍の総戦力80万に対してレジスタンスは100人ちょっとであり、レジスタンスは「民衆の蜂起に賭けて動く」と言っていて「いやーそれはいくらなんでも無理では」と読んでて思った。しかしギルモアが劇中で動かしていたのは諜報機関と無人機だけ。総戦力80万のうち多くを占めるであろう有人戦力を全員動員するなんて出来ない、無理だろうという読みがレジスタンス側にあったのかも。
ミクロスが妙に人間味があってカワイイ。言いたい放題言ってくれるので全員シリアスな中での息抜きになってる。
今見るとリルルが神話を語る場面が印象深い。リルルが神話と同じ信念で来てるんだったらもう宗教戦争のような構図で、上官っぽいやつに何を言っても説得なんて不可能だろう。リルルが実質寝返ったのは・・リルルは現地に先に潜入して拠点確保など工作をする目的で作られているだろうから、現地で自然に振る舞うために現地人の感情などを理解する仕組みが組み込まれているのでは? など考察してみる。
あと森を焼くシーン、戦況が絶望的すぎてつらくなる。
世界観の謎解きがメインで明確な敵が居ないという新しい形式のオチ。でも風雲ドラえもん城とか隕石落下とかスペクタクルがあるし、スッキリまとまるので読んでて楽しい。
冒頭の自分だけの国をつくるところ、時代の歴史要素、時空乱流あたりのオカルト、ペガとドラコとグリという厨二かつペットとの別れという感涙シーン、中盤の大冒険、終盤の追い詰められてからの大逆転、と盛りだくさんですごい。
「ツキの月」のところがやっぱり面白い。大長編補正をそのまま正当化するすごい道具。子供のときはこんなんいいのか?って思ったけど今読み直すと結局こういうのが見たいんだよなあ、と思ってしまう。
終盤、戦ったことのない動物たちを陣地と作戦で戦力にするところ、子供のときはスルーしていたが、今見るとヒストリエとかドリフターズとか思い出すアツいシーンだと思う。
中盤の砂漠を彷徨うところやしずかちゃんの境遇が、これまでのどの大長編よりもヤバくて一手間違えると死にそうでハラハラする。シンドバッドが現れてからは、実質主人公がシンドバッドなのでは?と思うほど活躍するし、シンドバッドがのび太一行に諭されるところも名シーンと思う。おっさんが往年の生気を取り戻す話なのかも。
あと、序盤のアラビアンナイトと現実とが交錯する点を探すところ、子供のころはなんとなく見てたけど巧妙な構成だなあと感じた。
「竜の騎士」の行き違い展開や「アニマル惑星」のエコロジー思想を盛り込みつつも違う印象になっている。
中盤、かなり長い間のび太一人だけの逃避行になっていて、前作と同じくらいワンミス即死の展開をやっていて辛い。その後ドラえもんが復帰してもずっと緊迫感がある。
終盤の雲もどしガスで脅しをかけるところ、子供の時には「そんな物騒な・・対話でなんとかできないの?」など思っていたが、今読み返すと連邦最高議会での討論がとんだお気持ち表明大会になっていて、「地上人の意見も聞こう」と言いつつスネ夫やしずかちゃんを「証拠を出せ」と詰める感じになってて、あんな場で言い合いするくらいなら武力に訴えるわな・・とも思った。雲もどしガスを撃っちゃったからこそドラえもんの特攻が説得力を持ったような気もするし。
ナポギストラーの反乱について、「発明するのもめんどくさくなっちゃって、発明ロボットナポギストラー博士を作った」という説明がある。これが通ると言うことはナポギストラーの発想や発明品は流通させちゃうということで、もう倫理観や知性もナポギストラーに丸投げしちゃっている。そこまで投げたらそりゃあ反乱されるよね、という気がした。
作中では人間の身体が弱ることだけ言及されていたが、もうちょっと反乱待って数年やってたら知性も劣化しそうだし、そうなってからナポギストラーが「幸せになれる薬を発明しました」とかやったらそのまま征服完了しそう。
ドラえもんが焼かれてから復活するまでずっと読んでて辛い。前作・前々作に続いての中盤辛い系なので子供の時にあまり読み返さなかったのかも。
個々のエピソード・・伝説の武器の回収、ドラゴンとの戦い、敵の将軍との戦いあたりは王道でかっこいい。ダイの大冒険とかロトの紋章とか読んでたときの気持ちになる。だけど、やっぱり最後の打ち切りエンドのような話のまとめ方が気になる。ジャイアンもスネ夫も呼べなかったし。大長編の連載スケジュールから言ってケツが決まってたから仕方ないんだろうけど。
妖霊大帝がトリホーを連れて夜襲をかけるところ、ダイの大冒険でハドラーがザボエラを連れてバラン戦直後の一行に夜襲をかけるところを思い出した。
明確な敵がおらず、「竜の騎士」や「雲の王国」のように対話エンドなせいか、子供のときは特に終盤なんだかよく分からないうちに終わった印象だった。
今見ると個々のエピソードは面白いし、しずかちゃんがダイジェストで語ったこともページがあれば描かれてたんだろうな、とか思う。「T・P・ぼん」とかでやりたいネタがたくさんあったんだろうなと感じた。
王道展開をやりつつ、「禁断の星」とか「忍法壁抜け」とかの伏線回収も忘れない、とても整った作品。あとがきで藤子F本人が言及している通り、まさに集大成。
ハテノハテ星群の「鉱業で栄えたが衰退、土地だけはあるのでテーマパーク建設」というの、思い浮かぶ地名がいくつもある。
子供のときは、敵がしょぼい、小便小僧は結構すき、くらいの印象だった。あと透明ペンキを出すコマでドラえもんがポーズを決めてるのが子供ながらに違和感があって、「あーもう作者交代したんだ・・」という気持ちになったのを覚えている。
今見ると、藤子Fの遺作となったのもあって、どうしても制作背景が気になってしまう。あらかじめ話の概要を伝えてあったり、絵を任せる比率を増やしていたり、 Wikipedia に載ってる「種をまく者=藤子F本人」説があったり、その種をまく者の行動が自分が問題解決するのではなくのび太たちに託す形だったり、後に伝えることをとても意識してたのかなあ、と思わされた。
エグい。
「気づけば朝」なんて生ぬるいモンじゃない。気づけば翌日の昼だ。勘弁してくれ。無職より。
まず次から次へと課される低難易度のタスク。こいつがやばい。クリア→報酬→クリア→報酬……を超短いスパンで繰り返させてくる。なめてかかると生活リズムが崩壊し、いずれ死ぬ。絶対にユーザーのドーパミンを途切れさせてやるものかという鉄の意志の産物だ。
そして強い“F”へのこだわり。
「F組のみんな集合〜! あったまテカテカドラえもん〜いたいた空にはパーマン〜」←どうせこれレベルだろうと侮ってはいけない。
ゲームには歴代大長編のゲストキャラが平等に登場するが、出るのはピーブまで。
ひみつ道具をコインと交換してくれるのはクルトやジンジャーではなく、未来デパートのウランカナだ。つまりそういうことだ。
わかるか、このこだわり。
・インテリアの苗木に植物自動化液をかけるとキー坊になる。ロケット発射場建設後UFOの離着陸ができるようになると留学し、しばらく待つと雲の王国の姿で戻ってくる。
・同じようにインテリアの石にタイム風呂敷を使うとピー助が生まれるが、一旦はビニールプールで育てる。時間経過で池を作ってやるイベントが始まる。
・名無しのモブとしてマニアックなキャラが出てくる。ハッピー商事の悪どいおっさん、創世日記(短編の方)のおっさん、あのおっさんにこのおばさんと、中年の多様性が保たれている。
・なんでも空港を作ると魔美(+高畑)やデンカ、ペガグリドラコを連れたククルなど、飛ぶキャラはみんな降りてくる。特定のアイテムを渡すことで飛ぶキャラもいる。ミツ夫たち→パーマンセット、てぶくろてっちゃん→手袋など。
・オバQは権利関係がややこしいのだろう、出ない。が、黒べえはちゃんと出る。赤べえも出る。
・基本的に原作設定準拠だが、キテレツだけは例外的にかなりアニメ色が濃い。
・エステルにミートキューブをあげられる。サルクは出ない。あいつはお菓子で満腹になってる場合じゃないので。
・うさぎに拾ったヒョンヒョロをあげられる。どら焼き屋の近隣住民は誘拐されたのかもしれない。
・コールドスリープ室では翻訳機や三次元クロスワード、ゼム油などと一緒に、アルタイル犬を販売できる。隣に試食室を作ったら、キンダイチに嫌われる準備は万端だ。
・お化け屋敷に人が入ると『なくな!ゆうれい』のゆうれいが出てくる。
・カメラ屋を作るとヨドバ氏の各種カメラを販売できるようになる。
・どうぶつの森でいうシリーズ家具の概念があり、F先生の机や鉄道模型の部屋が設置できる。シリーズではないが落語部屋も作れる。
・やりこみ要素としてキャラの銅像集めがあるが、お馴染みのキャラと並んでポンチ、宙ポコ、Uボーなど、ドラえもん目的のキッズが喜ぶとは思えないラインナップ。すきだ。
こんな感じで、寄せては返すタスクの合間に、絶妙なネタを忍ばせてくるので、次は何がくるのかと手が止まらなくなってしまうわけだ。
この題材ならコマーさるも出して欲しかった、なんて欲が引っ込むくらいネタ盛り盛り。
人体への有害度で言えばパチンコより邪悪。生活には閉店がないから。
というわけで、これを読んだ藤子・F・不二雄ファンは即刻どら焼き屋を開業し、やりこみ系ゲームのこわさと時間の大切さを学んでください。
アニメのほうがクオリティ出すのにコストがかかる。そのコストを払ってない。だからクオリティが低く見える。
漫画はクオリティを出すコストを払えているので。クオリティが高く見える。
俺が思うに、この差はコマ割りとかの技があることに起因しない。
漫画はそこのところ想像力に任せてるけど、アニメは枚数つかって書かねばならないわけだ。
でもマジでその枚数を書くことが出来たら、アニメは漫画を超えることが出来ると思う。劇場版みたいな作画が毎回出てきたら、増田も今のような感想は言わないのではないか。
小説って、100万人の兵士が押し寄せてきた、とか一文書いたらそれが実現しちゃうし。
続き
自分で言うのもアレだが、私はAさんに優しくするようにしていた。
私には軽度の発達障害の兄弟がいて、色々と思うところがあったからだ。
そうしていたら懐かれてしまった。
Aさんは暇さえあれば「自分はここがダメで、あそこもダメで、もう本当にダメで、全部ダメダメなんです。幼稚園児の先生には〇〇って言われたんです。酷くないですか。小学生の頃は〇〇なことがあって、中学生の夏休みには〇〇なことがあって、親には〇〇なことをされて、本当におかしくないですか。仕事では遅刻ばっかしてしまいますし、いや自転車に乗れない自分が悪いんですけどね、自転車に乗れれば早く駅につけるんですけど、ダメなんですよね。前に練習したんですけど無理だったんで〜、遅刻ばっかして本当に大変です。どうしたらいいんですかね?」となどのめんどくさい話を私に聞かせるようになった。
ここで私が「もっと早起きするか、今からでも自転車に乗る練習をしたらいいんじゃないですか?」などと言うと自分でどうしたらいいか聞いてきたくせに「いや、そうじゃなくて」と返ってくる。
山も谷もなく、解決案を求めていないウジウジした話を私が忙しく仕事している最中にずっと聞かされるのはウザかった。
おまけに同じ内容を何度も話してくる。
私はこのウジウジ話を「そうなんですか」「そうですかね?」「へー」などの棒読みの固定文で流し続けた。
これが一番無難で楽で安全だ。「そんな話は聞きたくないです」と言ったら怒らせるかもしれないので言わなかった。
先述の通りAさんは機嫌が悪くなるとファイルで机を叩く。あまり変なこと言って刺激したくない。
なによりも私はAさんの家族でもカウンセラーでもなく、ただの仕事の先輩なのだからこのセンシティブな話にマジになって答える義務はない。
上司に仕事中にあまり私に構わないように言ってもらうようにお願いをしたが、Aさんはそれを無視して私のところに愚痴を言いにきた。
それどころか「上司酷くないですか、私さんに構わないようにって言ってきたんですよ。楽しくお喋りしてるだけなのに。この前も自分が〇〇してる時に上司が〇〇って言ってきて…」と上司の愚痴を言うだけだった。
いつになったら私がこの話題を嫌がっていることに気づくのかなと思っていた。
そうしていたらとうとう適当に返されていることに気づいたのか、何か思うところがあったのか、ウジウジ話の最中に「何にも知らないのによく『そんなことないですよー』なんて言えますね」とムッとしながら言われた。
※この「そんなことないですよー」はAさんの「自分はここがダメなんです」というネガティブ発言への返答
ちゃんと話を聞いてないですよねとか相槌がいつも同じですねとか言われるかと思っていたのでこの言葉に面食らった。
私「『そんなことないですよー』がダメなら『そうですね』の方がいいですか?」
Aさん「いやそれもダメです」
私「じゃあなんと言えば?」
Aさんは聞き取れない音量で何かモゴモゴ言っていた。
多分Aさんはもっとちゃんと慰めて欲しかったのだろう。しかし真面目に慰めたらウジウジ話の頻度と長さが今以上になることが予想できたので無理だった。何度も言うが私は家族でもカウンセラーでもない。
このやりとりがあったのでもうウジウジ話は聞かなくて済むと思っていたら、翌日Aさんはまた性懲りもなく私にウジウジ話を話してきた。
いい加減付き合うのに疲れたので、毎回「後にしてください」と答えるようにした。そうすると一旦はその場から消えるが5分もすれば戻ってきてウジウジ話を再開しようとした。
この頃のAさんは任されている仕事がほとんどないので暇なのだ。
戻ってきたAさんにまた「後にしてください」と繰り返し言い続けていたら「いつも後にしてくださいって言いますね」とまたムッとしながら言われた。
せっかく面白い話をしてあげているのになんで聞かないんだという態度だった。
私は疲れたので正直に「聞きたくないからです」と言った。そうしたら「いや、楽しいじゃないですか」と言われた。
Aさんの中では、Aさんが楽しい=私も楽しいになっていて、それが確定しているようだった。
私「楽しくないです」
Aさん「いやでも楽しいのに…」
私「楽しくないので聞きたくないです」
Aさん「ええ…」
聞きたくないとはっきり伝えたので流石にもう話しに来ないだろうと思ったら、次の日もAさんは私のところにまたウジウジ話をしにきた。
これには驚いた。というか怖い。
この件で私はAさんが嫌いになった。
上司はAさんに電話をしたが繋がらなかった。先輩は来た道を戻ってAさんの捜索に行った。
Aさんが消えたのに気づいてから3分くらいでAさんはひょっこり戻ってきた。
トイレに行っていたらしい。
先輩が「なんで勝手に消えたんだ(イライラ)」と言ったらAさんは「いや、トイレじゃないときはいつも言ってますけど」とムッとしながら意味不明な発言をした。
Aさんに詳しく話を聞くとこうだった
Aさんは団体行動から抜けるときにはいつも誰かに理由を言うようにしている
↓
今回は何も言わずに1人行動をした
↓
↓
それにもかかわらず勝手に消えたと騒がれるのはお門違いだ
↓
しかし私たちはAさんと初めて団体行動した上に、事前にAさんからトイレのときは何も言わずに消えますという説明を受けていないので上記の推測のしようがない。
このことを言われたAさんは「いや、自分が電車に乗り遅れるわけないじゃないですか」と何段階か会話をすっ飛ばした返答をされた。
※先述の通りAさんはよく遅刻する
こんな感じなので私にウジウジ話を聞かせ続けたのも、報連相するべきことを報連相しないのは相手の視点に立って考えられないからだと思う。
こんなこともあった。
Aさんが社外の方と雑談をしていた。その社外の方はかなり背が低い人でブランドの時計をつけていたという。
雑談の中でAさんが「そんなにお体が小さくてもお高い時計が買えたのですからすごいですね。自分なんて全然ダメであれもダメでこれもダメでこの前は〇〇してたんですけどそのときに…(以下続くウジウジ話)」という旨の発言をしたという。先輩から聞いた。
Aさんは小さいのに仕事頑張って偉いと褒めたつもりらしい。
その方がいなくなった後先輩はAさんを叱ったがAさんはピンときていない様子だった。小さいのに仕事を頑張っていると褒めることの何が悪いのかという感じだったらしい。
先輩はこのときの相手の方の固まった顔が頭にこびりついて離れないと言っていた。
XでこのときのAさんのような人に会った話を見かけた↓
https://x.com/takatakata66666/status/1656300695560286208?s=46&t=LN4T5m2IS9o3pU01OG2-7Q
失礼なことを言うだけならまだマシだった。
Aさんはよく社外秘を社外の人にベラベラ話す。
そのためお宅の社員はどうなっているのかというクレームの電話がありAさんは始末書を書いた。
Aさんには社外の人と関わる仕事は振られなくなった。
しかしAさんは人と関わる仕事がやりたいようで、外されたあともなんとかしてこの仕事と関わろうとした。
制止するのが大変だった。
Aさんはあまりにも仕事ができなかったので、Aさんより後に入ったCさんの方がたくさんの仕事を任されていた。
そのことについてAさんはよくCさんに愚痴を言っていた。
Aさん「いいなー、Cさんはたくさんやらせてもらえて。自分はちょっと社外の人と雑談しただけで仕事を外された。社外の人と仲良くなるのは大切なことなことなのに。上司ってちょっと変じゃない?あとニンジンが無いのにカレーを作らせようとするなんておかしいから自分はカレーを作らなかっただけなのにカレー作りから外すのもおかしい。あと事務員さんは細かすぎるしヒステリック。更年期障害ってやつですかね。結局会社はYesマンが欲しいだけ。アメリカは違いますよ下っ端であっても自分の意見を主張して上司もそれを聞き入れて…」
なぜ私がAさんがCさんに愚痴っていた内容を知っているかというとAさんがかなり大きな声で愚痴を言っていたからだ。
話すのに夢中なのか、Cさん以外には聞こえていないと思ってるのか、とにかく大きな声だった。
いつもミスをカバーしてもらっている人たちのことも愚痴っていた。
さすがに無視できなかったので「聞こえてるのでやめてください」と言ったら、「なんで聞いているんですか」と怒られた。
あとAさんは飲み会の場でテーブルにあるものを全部食べてしまう。
少量盛られた餃子や刺身や煮卵など明らかに1人一つなものであっても1人であるだけ食べる。
別に食べずに放置していたわけではない。まだ料理には湯気が立っている状態だった。
「私食べてないんですが」と言ったら「いや、食べないのかと思いました」と返ってきた。
このやり取りがあった後でもAさんは料理を全部1人で食べようとした。
私は「テーブルの料理はみんなのものだから分け合って食べるように」と伝えた。こんなことを大人に言わなければいけないシチュエーションが来るとは思わなかった。
その後、Aさんは食べるのを控えるようになった。しかしテーブルの上に料理があるのに食べられないのがストレスなのか、真顔で日本昔話の「にんげんっていいな」のように体をゆっくり大きく揺らし始めた。
率直に言うと目障りだった。
そしてAさんは学習できないのか、別の日の飲み会でも同じことをする。
そして飲み会に参加した誰かと上記の私のようなやり取りをする。
それにも関わらずその次の飲み会では全ての料理を食べようとする。
自制できるのなら常に自制してほしい。
頂き物のお菓子やお土産もAさんは1人で大量に持って行ってしまう。
私がなぜそんなに食べたがるのかとAさんに聞いたら「フードロスが我慢できないから」という不思議な答えが返ってきた。
こんな感じなので最終的にAさんは社内で孤立した。
断固として主張するがこれはいじめではない。
職場の一人一人がAさんに嫌な気持ちにさせられたので、一人一人が自分のためにAさんとの接触を必要最低限にした結果だ。
Aさんは少し前に会社を辞めた。
やりたい仕事ができたと言っていたが嘘だと思う。
Aさんが辞めたことにより私にとっての職場環境は大きく向上した。
もうAさんの仕事を手伝ったり、注意したりする必要もないし、他の人と話している最中に割り込みで説教喰らったりしないし、忙しいときにウジウジ話をされないし、Aさんの不思議な言動でイラつくこともない。
職場の人それぞれが自分の専念できるようになって仕事がスムーズに回るようになった。Aさんのせいでイライラしていた人は穏やかになった。
伝え聞いた話ではAさんはまた他業界の一般雇用に就いたらしい。
Aさんと数年間接してきたが、Aさんは絶対に障害者雇用に行くべきだと思う。
Aさんの仕事のできなさは弊社の環境が仕事内容が教え方が悪いからとかとかそういうレベルではない。
でもAさんにはこれを伝えてない。パワハラなどの問題発言として上に報告されたらたまらないからだ。
Aさんが障害者雇用について知っていたのか、どう思っていたか知らない。
身近に発達障害者がいる人は障害者雇用を一言でも良いので勧めて欲しい。
発達障害者全員が障害者雇用に行くべき考えているわけではない。発達障害者にも色々あるのは知っている。私の兄弟とAさんは同じADHDだが全然違う。
一般雇用に行くにしろ障害者雇用に行くにしろ、障害者雇用が選択肢の一つとして上がれば不幸になる発達障害者と職場は減ると思う。
※ここに書いてある内容は全て実際にあった出来事にフェイクをいれて読みやすいように色々編集をしたフィクション
計6誌に連載されていたにもかかわらず、連載当初はあまり注目されていなかったという[19]。1973年に最初のテレビアニメ化が日本テレビ放送網で行われたが、制作会社日本テレビ動画の解散により半年で終了。『ドラえもん』の人気も一段落したとみなされ、漫画連載の終了も模索されるようになる。
単行本は1974年8月から刊行開始された。第1巻はレーベル『てんとう虫コミックス』の第1号作品である。
単行本は当初、全6巻だけでの予定で刊行開始されたが小学館にとっても予想外のヒットとなる。この反響を受け、1977年には各学年誌に掲載されたドラえもんがまとめて読める雑誌『コロコロコミック』を創刊。人気・知名度もさらに上昇し、単行本は1978年の時点で1500万部を売り上げた[20]。そして1979年に再びテレビアニメ化、その翌年には映画もヒットを記録し、社会現象となった。1979年発行の単行本第18巻は、初版印刷部数が100万部を記録した[21]。2019年11月時点で関連本を含めた国内累計発行部数は約2億5000万部を[22]、2020年時点で全世界累計発行部数は3億部をそれぞれ記録している[23]。1974年8月発行の単行本第1巻は5.4ヶ月のペースで毎年重版が行われており、2019年11月時点で246刷に及ぶなど[24]、小学館を代表する作品となっている。
本作の出版物のみならずアニメーションなどのメディア、おもちゃなどのグッズは巨大産業と化した。1980年代の前半から藤本の執筆活動は本作の短編と大長編作品が中心となり、それまで定期的に発表していたSF短編の仕事を引き受けることができなかったり、『エスパー魔美』の新作執筆が不可能になったりする等の弊害も生じた。
人気を維持し続け長寿番組となっている。放送しているテレビ朝日は、同社(およびANN系列局)の実質的なマスコットキャラクターとして扱っており、さまざまな番組・広報誌などでドラえもんの意匠を使用している。災害発生時には「ドラえもん募金」の名前で募金活動が行われている。
高い知名度から、教育分野にも広く浸透している。小学校の教科書に『ドラえもん』のキャラクターが使用されているほか、大学入試の問題にも登場した[25]。
『タイム』アジア版の「アジアのヒーロー」25人の一人としてドラえもんが選出された[26]。『日経エンタテインメント!』2007年10月号「最後に読みたい本・マンガは何ですか?」というアンケートでは第1位にランク入りした。
4月から小学生になる娘がいるが、めちゃくちゃ怖がりで、敵が出てくる系のアニメは一切観ることができない。プリキュアもドラえもん大長編もダメ。クレヨンしんちゃんも大長編はダメ。
何度か映画館にも連れて行ったが、悪役が出てきた時点で、「もう出たい泣」となるので、開始10分ぐらいで退出することが続き、娘が大きくなるまでは映画観に連れて行かないことにした。
悪役が出てくる場面だけでなく、主人公が失敗する場面や恥をかく場面も観ていられないらしく、アニメ観ていてそんな雰囲気を察すると、耳をふさいで部屋から出て行ってしまう。
今ところ好きなアニメは「忍者ハットリくん」。でもたまに嫌な(と本人が感じる)場面では出て行ってしまう。「できる猫は今日も憂鬱」も大丈夫。
今はこんな感じだが、成長したらちゃんと平気になるのかな。