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2025-09-16

普通に花道茶道先生やってそうな気品高いお顔立ちなのにこの時間スーパーレジ打ちやってるマダム出会うとかなしいきもちになる

2025-09-11

東京ってすごいね

先日、仕事都庁前に行った。

ガラスの塔みたいなビルで、会議室の窓から新宿中央公園の緑がまるで箱庭みたいに見える。

夕方まで打ち合わせが続き、外に出るともう辺りはほんのり暗かった。

頭の芯がまだ会議モードでうるさく、電車に乗ると余韻が体に貼り付いたまま家まで持ち帰ることになる。

から歩くことにした。目的地は新大久保駅距離にして二キロちょっと

東京にせっかく来たのだからちょっとした観光も兼ねようと思ったわけだ。

都庁前から地上に上がり、新宿駅西口ロータリーを回り込む。ヨドバシカメラ本店前を抜け、新宿大ガード西の下で中央線の鉄骨をくぐる。

ガードを出たところで空気が一段変わる。歌舞伎町方面流れる人の川。きらきらした看板が目を刺す。靖国通りを渡ってアルタ前に立つと、もう聞こえる。「お兄さん、今お時間あります?」

ここからが、東京本領発揮だった。

歌舞伎町一番街の赤いアーチをくぐるや否や、まず一人目。

「軽く一杯どうです?チャージ無料で!」と黒いスーツ青年。無論断る。

数歩で二人目。「カラオケどうっすか、今なら女の子付けます

角を曲がると三人目。「マッサージ安いよ、すぐそこ」

セントラルロードの真ん中で、TOHOシネマズ新宿ゴジラこちらを見下ろす。視線の先、通りの両側で店先の呼び込みが手を振っている。

区役所通りに折れると、ここは呼び込みの密度がいきなり上がる。

「一杯だけでも」

「セットいま割引」

安心安全です」

安全って、路上で言う言葉なんだなと変な納得をする。

風林会館の角で六人目。西武新宿駅のほうへ斜めに抜ける途中で七、八、九……。

PePeの明るいショーウィンドウの前でも、笑顔メニュー差し出される。「お腹空いてません?」と言われると、たしかに空いている。けれど、吸い寄せられたら最後カウンターの中から自分が見えなくなりそうで、足を前に送る。

職安通りへ出ると車の音が増えて、人の呼吸が早くなる。大久保公園の前ではイベント帰りの人だかり。

ここでも二人。「ライブの後はうちでどう?」

ドン・キホーテ新宿店の黄色看板の前でさらに四人。ドンキ入り口で呼び込みに捕まっている外国人客の笑い声が、夜の温度を半度だけ上げる。財布のひもは、東京に来ると柔らかくなるのかもしれない。

花道通りから再び職安通りに戻り、大久保二丁目交差点を渡る。ここまでで二十七。

数えるのはやめようかと思ったが、むしろゲームスコアみたいに面白くなってきてしまった。

ひとりが「どこ向かってるんです?」と聞く。「新大久保です」と答えると、「じゃあ途中で一杯」と返される。路上の会話は、いつもこちらの名乗りより相手の用件が先に完成している。

大久保通りに上がると、匂いの層が変わる。

コチュジャンにんにく鉄板の焦げた甘さ。

新大久保駅ロータリーまでは一直線だが、あえて一本裏の路地に入る。

通称イケメン通りK-POPが交じるスピーカーの前でも声がかかる。「映えるカクテルありますよ」。ここでは“映え”が通貨だ。十代の子たちがスマホを掲げるたび、通りの空気が少しだけ明るくなる。呼び込みは、その光の周りをくるくる回る蛾のようだ。

駅までの最後の角で、ラストスパートのように三人から同時に声が飛んだ。

「何系がお好きです?」

「辛いのいけます?」

「いま満席で逆におすすめ!」

満席おすすめ、という逆転の発想に一瞬ぐらりとする。

皆中稲荷神社のほうから吹いてくる風が、汗と香辛料の膜を剥がしていく。

ここまでで、指折り数えた呼び込みは五十人ちょうど。

まさかここまで声をかけられるとは。やはり東京ってすごい。

2025-07-25

anond:20250725174458

いや、その“嫌な感じ”は確かにある。成果で評価されず、空気と人気で首が飛ぶ──日本政治のいつもの病だ。けれど今回は逆に「成果を出した瞬間に降りろ」という珍現象選挙レッドカードを食らった以上、“合意サイン”を最後の業績にして花道を歩くのが落としどころ……という割り切りなんだろう。


要は 「成果=免罪符」よりも「選挙絶対評価」 が優先される制度設計になってる限り、こういうモヤモヤは付きまとうって話。

anond:20250725070322

そもそも成果云々ではなく、選挙で「石破じゃダメ」の赤点を突き付けられた以上、関税合意署名したら次の操縦士に席を譲る──これが与党本音

交渉は石破がまとめたのだから、成果報告と同時に退場して花道を作るのが最小の痛手。

実務派の茂木に舵取りを渡し、河野高市看板にして選挙モードへ移行……これが現実的シナリオだろう。


#石破辞めるな と叫んでも参院選通知表は真っ赤。

答案に「再試」のスタンプを押された講師が教壇に居座るのは無理がある。

花道を歩き、次の受験生バトンを渡す方が本人にも党にも傷が少ない。

2025-07-13

[]2025夏アニメ

星は個人的な好みを表したもの作品への評価ではないです。たぶん見ていくうちに変わるし変えてる。

自分と違ったとしたら「こいつとは趣味があわんな」くらいのレベルで見てください。

タコピー原罪 ⭐️⭐️☆

主人公しずかちゃんは、ネグレクトな家庭環境イジメのある学校を往復する毎日

そんなしずかちゃんの前にタコ地球外生命体、タコピーが現れる。

もうこのしずかちゃんの逃げ場のない環境で胸が締め付けられる人いるだろうね。

原作未読。以前から評判は聞いていた。そのため過剰に警戒していたからか、私には思ったほどの衝撃ではなかった

タコピーがそうだったように1度 精神的恐怖を与えられると動けなくなるものだという表現はよく出来てたと思う。

というかこれくらいの内容の作品テレビ放送できないものか。尺の問題なら初回1話+2話の1時間SP放送すればいいかな。ストーリー的にもあの2話からまりだと思うし(簡単にいうな)

内容も残酷なシーンがあるが、放送できないほどではないと思うんだけど。イジメ自死したりそれを強要する表現アニメや実写で今でもあるし。NHKでもやる。

簡単に思ってしまうのは、私がこれを見て苦しくなるような経験記憶がないかなのだろう。私は実に幸せに暮らせてきたということなのか。

全6話。声の演技がとても良かった。内容に関しては、はてなユーザーによくいる人が好きそうだなという感じ。

『どうすればよかった?教えてくれないじゃん。』『わかんない、ごめんね。』

前の前橋ウィッチーズもそうなんだけど、現実にはどうしても解決できない問題があるよね。

特別アイテムを持った異星人が来たって、魔法が使える魔法少女になったってできないことはある。

そういうのを見せてくれた。

SAND LAND ⭐️⭐️⭐️

故・鳥山明原作。昨年ディズニープラス配信された。

世界ほとんどが砂漠化してて、悪魔人間がいる世界舞台

水が貴重なもんで、人間初老保安官魔王の息子と目付け役の3名で水源を探すべく旅をする。

どうしても制作時期の近いドラゴンボールDAIMAと比べてしまうところがあるんだけど、あちらより断然好き。

設定が初期状態鳥山明作品って最強よね。

最初の印象とは違ってすごい面白いアクションめっちゃ動くし。キャラクタ個性的でいいキャラしてるし冒険してる感がある。

6話で1部が終了。7話から第二部。

全13話。めっちゃ面白かった。

まったく最近の探偵ときたら ⭐️⭐️⭐️

若い頃は高校生名探偵などとチヤホヤされていたが、年をとった今では体にガタがきており、世の流行りも分からないダメオッサン探偵である

そんなところに女子高生助手になりたいとたずねて来るのであった。

OP岡崎体育歌詞面白いおっさんあるある。これ私の歌詞・・・

ギャグ強め。フィジカル超強めの女子高生がぶっとんだ言動と行動をしてオッサンはじめ周囲が振り回される様が非常に面白い

ED中に次回予告があるタイプ

12話。最終話では岡崎体育岡崎体育役として参戦。

終始ギャグ、濃いキャラクタだった。最終話テンポ特殊だったような気がする。続きはなしって感じなのかな。

真・侍伝 YAIBA ⭐️⭐️⭐️

剣勇伝説YAIBA現代風に新アニメ化した真・侍伝 YAIBA

前のシーズンから引き続き。今シーズンから玉探し編。

青春時代に読んでた漫画なので毎回楽しく視聴しております

OPは曲はそのままだが歌詞が2番になってアニメーションに変更あり。ED変更。

24話。最終話OPまさかSE付きだった。第2期 かぐや制作決定。

ウィッチウォッチ ⭐️⭐️⭐️

テンポギャグシリアスバランスも好き。今回追加キャラクターが登場するとか。

前のシーズンからOPEDが変わった。

地上波ではバレーで総集編回が潰れたが、BS放送では放送された。

総集編とありながら、セレクション放送。7話Aパートと8話Bパート。私の中ではカン特集だったかな。

2回目の総集編は18話のBパート24話のBパート

鬼人幻燈抄 ⭐️⭐️☆

前のシーズンから引き続き。13話で鬼に堕ちた父を討ち、実家と再び決別で一旦終わり。

総集編を2つ挟んで、14話幕末から物語は再開される。

こういう人の縁、想いが長きに渡り受け継がれていくお話は大好きです。

私は別にいいんだけど、作画重視の方にはかなりダメだと思う。

だんだん絵が怪しくなってきて23話以降においてはアニメーション制作上の都合のためということで1週遅れになった。

14話よりOPEDが変更。18話になってようやくEDの画が流れるEDの画はネタバレになるからね。

19話のAパートは何度見ても泣く。21話江戸時代終了、色んな人と別れ、新しい時代となる明治維新へ。

24話。古き同郷の人との再会、時空を超えた再会、なかなかにいい最終回でした。ストーリーはほんといいんだよ。

ここからも辛いことがありそうだけれど、絶対続きやってください。

地獄先生ぬ〜べ〜(2025) ⭐️☆☆

まさかのぬ〜べ〜新アニメ化。最近リメイクでは(YAIBAみたいに)よくあることなんだけど、スマホが登場していたり時代を今にあわせている。

けどランドセル男の子が黒、女の子が赤なのね。

初回1話2話連続で力入ってはいるけれど、バトルシーンマシマシになってる。

あれ、バトル漫画だっけってくらい。玉藻がもう出るし。人気キャラとはいえ早すぎっしょ。

1, 2話の感じが続くのであれば視聴やめてたかも。3話からがいつものぬ〜べ〜

なんかキャラデザが、とくに女性キャラクターのデザインが変わっている気がする。

全13話。第2クール2026年1月放送

宇宙人ムームー ⭐️⭐️☆

2クール突入OPEDが変更。EDユニコーンのすばらしい日々

13話の 中古家電論争はどちらも「あるある」「わかる」で面白かった。

桜子おぼこさ好き。天空橋オタク気質も好き。天空橋と微笑み小町の感じ、いいな。幸あれ。

14話もいいなー。機械への理解機能性のある機械ってたくさんあるけれど、使いこなせないよね。使いこなしたら世界が広がるんだろうけどさ。

認知症による行方不明者を探す時に昔の地図を使うというのはなるほどと思った。確かに、実際に彼・彼女たちと話をしていると見えてる世界が昔のままに感じるもの

24話。終わってしまった。好きだったのに。

クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者- ⭐️⭐️⭐️

13人の勇者が最恐の魔獣王討伐に出るがあっさり全滅。このやられ方がまたエグい。

魔獣王はその勢いでひとつの国を滅ぼすが、その際に赤子を引き取る。

魔獣王、人族を育てると決意。倒した勇者のうち1人の女勇者だけを生かし(死んでるけど)下僕として扱い、子育てを始めるのであった。

その後も結構理不尽で辛い話が続く。そして描写がまた・・・。だがそこが面白い

特撮畑の人がアニメ監督になったらこうなる。

12話。すげー面白かった。2期決定です。

強くてニューサーガ ⭐️☆☆

BS12で新作放送とはめずらしい。

魔族と人間族との戦いの中、ラスダン最深部で全滅・・・

したと思ったらタイトル通り。

3年後に起こる故郷の厄災を変えてやる。運命を変えてやる。

1話でうーんって感じだったけど2話で仲間が増えて、掛け合いが面白い

「見ろ、あれが金に取り憑かれた者の末路だ(仲間を指差しながら)」

笑ったわ。セランがいいキャラしてる。音楽ジャズバンドSOIL&"PIMP"SESSIONSが担当しており、なかなかオシャレ。

12話。続きがありそうな終わり方だったが2期の発表はない。作画はそれほどでもないが、ストーリーギャグ結構好きだった。

ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される ⭐️☆☆

姉と違い使用人みたいな扱いで過ごすというシンデレラみたいな生活赤毛そばかすとアンみたいな容姿

そんな彼女大富豪伯爵に溺愛されてしまう。という、王道シンデレラストーリーか。

からの扱いは酷いが姉妹の仲はいい。この後にあっさり死んでしまった(元々は伯爵婚約者であった)姉のアナスタジアの扱い方が不憫に思う。

だってこのお姉さん、外見も中身もいい娘なのに周りから幸せになることを望まれてない感じだもの。ひどいや。と1話を見て思ったのだが・・・

8話、9話でそんなアナスタジアの不憫さが語られてよかった。しかマリー面倒くさいなぁ

主人公マリーの声は前橋ウィッチーズの緑の子なのね。主演とはすごいじゃないですか。

マリーの周りにまとってある緑のオーラみたいなのが、グリーンバックの抜き忘れみたいで邪魔に見えちゃう

12話。マリーがどうして赤毛で、あそこまで蔑まれいるかも判明。最後大団円いい最終回だった。きれいに終わったと思う。

アナスタジアのサイドストリーも見てみたいなぁ。

自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮彷徨う 2nd Season ⭐️☆☆

2年ぶりの続編。ストーリーはまあタイトルどおり。

1期好きで見てたんだけど、もういいかなって感じになってきた。

転生後が自動販売機という意外性、自動販売機以外にもAED幸せ家族計画に変身した意外性?もやったし。冒険もそれなりにやったからなー

12話。3期が決定したが、やっぱりもういいかなー

ダンダダン ⭐️⭐️⭐️

特にないです

12話。3期決定。

サイレントウィッチ 沈黙魔女の隠しごと ⭐️⭐️☆

臆病で人見知りな16歳の少女。そんな見た目はか弱い少女だが、実は無詠唱で魔術が使える唯一無二の魔術師

七賢人の一人、沈黙魔女だった。面白い!と1話では思ったんだけどなぁ

私が勝手に期待していた物語ではなかったかな。

絵が綺麗なのとかわいい。それだけで十分と言えばそうなんだけど。

七賢人で無詠唱魔術師という特色があるんだけど、表現してるけど、「おおすげー」「さすが、やっぱり」と唸らせるくらいに現して欲しいなー 8話はまぁ。

というのと、犯人探し、今日の友は明日の敵、幼馴染との再会、こういう人間関係を薬屋みたいにやって欲しかったな。

全13話。すばらしい最終回だった。

ブスに花束を。 ⭐️☆☆

今期ブサメンアニメ女性枠。

みなさんご想像通り自信のない自分クラスイケメン王子が仲良くしてくれるやつ。

ハニーレモンソーダーみたいなイケイ俺様男子じゃなくて、スキップローファーのような自然体な彼。

クラスのみんないい人っぽくて安心して見れる。

主要メンバー名字山手線の駅名になっているのがちょっと面白い

EDスーベニアがすごい好き 11話と12話の挿入歌もこのGLASGOWが作ってる。

12話。最後タイトル回収して終了。五反田鶯谷好き。

青春ブタ野郎サンタクロースの夢を見ない ⭐️⭐️⭐️

こちらは登場人物サービスエリア名前になっている作品

青春ブタ野郎ランドセルガールの夢を見ないのラストシーンの続きから始まる。大学生編。

直近で劇場3部作放送もあったので、予習した人もいるだろう。

最初の3話、「青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない」から始まる。

その次からサンタクロースの夢を見ない」1期の世界線と2期の世界線を繋ぐ重要な話。

8話から10話までは「マイスチューデントの夢を見ない」

全13話。さーて、11EDは誰が歌ってたでしょうか。

シリーズ新作『青春ブタ野郎ディアフレンドの夢を見ない』2026年劇場公開

その着せ替え人形は恋をする ⭐️⭐️⭐️

3年ぶりの2期。

相変わらず海夢の行動力がスゴイこともあり、テンポがいいいアニメとなってる。

好きなものに対して凄い熱量で話をするのでセリフ量がはんぱないな。

あと動きや表情・仕草が細かくて感情が伝わる。すごい。

服飾関係の話も面白い。その辺は縁がないが勉強になる。

OP常連のスピラ・スピカEDはPiKiのデビュー曲作詞作曲中田ヤスタカで懐かしい80年代の曲調になってる。

12話(#13-#24)+特番(アフタートーク回)安定して面白かった。

薫る花は凛と咲く ⭐️⭐️⭐️

長身一見怖そうな男の子と、見た目ちっちゃくて仕草かわいい女の子お話

二人が通う高校はお隣同士なんだけど、これまた正反対底辺男子校とお嬢様女子校

でも、二人の内面はどちらも純粋誠実で似たもの同士な気がするな。

めっっちゃかわいいヒロイン女の子はもちろんのこと、主人公男の子かわいい

男の子の家がケーキ屋で甘々な恋物語を見るのはホリミヤ以来か。6話は拍手したわ。

自分気持ちも周りの親友のことも諦めない。なんと眩しい作品か。だいたい悶絶しながら見てるか泣きながら見てる。

主人公親友たちも、スラムダンク花道軍団にカッコ良さを感じた世代には刺さるだろう。

ぬぉぉぉぁぁあぁ 最高ですね。全13話。昴の話も見たいので絶対2期やってください。

雨と君と ⭐️⭐️⭐️

雨が降る。そしてタヌキを拾う。たぬきいぬ

どう見たってたぬきなんだけど、犬に見えるらしい。

どゆこと?

ダンボールを畳んだり、ペン文字を書くのに「芸達者だね」で済まされるらしい。

どゆこと?

たぬき仕草フリップ芸が面白いきのこいぬ好きな人はこれも好きだろなー

ユーモアあるオッサン仕草面白いつば九郎と一緒に住んだらこんな感じだったのかな。

これも音楽いいなー

お隣のきいちゃんいい子だな。声は子役がやってるんだ。

ばらかもんもそうだったけど、同じくらいの年の子役が声を担当するの好き。

11話のED特殊。いつもは本と眼鏡が置いてあるところがヌイグルミと針刺し(針山)になっている。

12話。終わっちまった。週末はこれを見て寝るのが気持ちよかったのに。

瑠璃宝石 ⭐️⭐️⭐️

鉱物採取お話

キラキラが好きな女子高生瑠璃が、鉱物学を専攻する大学院生の凪に出会い鉱物学を学びながら鉱物採取を楽しむお話

瑠璃ワガママなところ、自分に正直すぎるところがイラッと来る人がいるかもね。

ブラタモリ見てて鉱物学、地質学の話が好きな人にはお勧め。私?大鉱物です。

強調された胸、チラリズム、そんなセクシーさが学術的な話にはノイズという声もある・・・私もどっちかといえばそっちかも。

それでも好きな作品であることに変わりないんだけどね。原作からこんな感じなので仕方がないのだけれど。

いやー7話いいですね。映像だけでなく、すごく綺麗なお話でしたね。瀬戸ちゃん人生に輝きがでて見てる方も救われましたわ。

12話はまさか鉱石ラジオ・・懐かしい・・・夏休みシーズンにやってほしかった。

全13話。いい最終回採集回)だった。13話の温泉石灰の話はブラタモリ #97「有馬温泉」の回でも同じ様なことが学べます

CITY THE ANIMATION ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

唯一毎週複数回見てるアニメ。→後で唯一じゃなくなりました

どう見たってしっかりそのまま "あらゐけいいち" ワールド京都アニメーションなので日常が浮かぶんだけど、日常とは少し違った面白さです。

どうしても日常が頭に出てくると思うけれど、日常のように主軸となってくる女子高生学校関係者とは違い、

街の人々(CITY)の比較的少し広い世界お話

5話すげーー。情報量おすぎ。一回じゃ見れない。どうやって作ってんのこれ

いや6話の勢いと演出もすごいな。あらゐけいいちが多才だということ、その素材をそのまま京都アニメーションが現わしてくれている、そんなアニメーション。

驚いて、笑って、泣いて、感情迷子だよ

7話、そうか、こうやってCITYは回っていくのね。もうね。すごいよ、これ別格だわぁ

11話は提供クレジットないなーと思ったらCMなしでぶっ続けだった。って12話もかい

全13話。最終話の序盤はみんな大好きまつりとえっちゃんの話、その後は洋食マカベを中心に最終回特有の全員集合。そして長尺ミュージカルからの大爆発。店長声良すぎw

 

長くなったので続きは以下、別投稿で書く

2025-05-14

anond:20250514133218

ノイズを楽しむ

かに生首ケーキやらゲーミングちんぽ花道部だとかの面白いノイズもありましたな

まあ結局判断は人に委ねられます

その辺の使用難易度マネタイズ合致しなくなって第4次AIブームが終わるとかもありそうなもんですけれどねぇ

AdobeでさえAI生成で追加料金かかったりするしAIって使う側からしたら結構金食い虫になりつつあるところですし…

2025-03-25

anond:20250324233112

私は30歳の既婚男性で、一人目を妊活中です。

シュワちゃんか!😳

…そういや『男の花道』って日本小説も読んだことあったなぁ、作者誰だったっけ🤔

2025-02-22

AAA西島ソロライブチケットが高過ぎ

ある男性アーティストドームツアーがあるんだけど、チケットに驚いた。

ファンの囲い込み?

一般席】17,700円 ←男性ソロだと高いけどファンなら行くか

VIP席】70,000円(一般席よりグレードアップ) ←なにこれ?外タレより高い。お土産ももらえるの?

プレミアムNissyシート】38,000円(一般席よりグレードアップ) ←これがチケット代にだせる限界

VIP席は花道の周辺の席が確実なんだけど、買う人がいるの?

男性ソロアーティスト最高額のチケットだと思う。

2025-02-18

とあるアーティストライブチケットが高過ぎる

ある男性アーティストドームツアーがあるんだけど、チケットに驚いた。

一般席】17,700円 ←まあわかる

VIP席】70,000円(一般席よりグレードアップ) ←なにこれ?外タレより高い

プレミアムNissyシート】38,000円(一般席よりグレードアップ) ←これがチケット代にだせる限界

VIP席は花道の周辺の席が確実なんだけど、買う人がいるの?

男性アーティクル最高額のチケットだと思う

とあるアーティストライブチケットが高過ぎる

ある男性アーティストドームツアーがあるんだけど、チケットに驚いた。

一般席】17,700円 ←まあわかる

VIP席】70,000円(一般席よりグレードアップ) ←なにこれ?外タレより高い

プレミアムNissyシート】38,000円(一般席よりグレードアップ) ←これがチケット代にだせる限界

VIP席は花道の周辺の席が確実なんだけど、買う人がいるの?

男性アーティクル最高額のチケットだと思う

2025-01-30

anond:20250123124455

花道のフラれソング書いた2人は後世まで語れると思ってます

2025-01-23

anond:20250123124455

ケガをしても無理することに、人生を賭けて戦うことに美学があるのは単なる事実だろうが

花道の「オレは今なんだよ」で、作品から論破され終わってる

 

2024-12-28

スラムダンクハイライトは、ハイタッチではなくて、"負けたことが

スラムダンク山王との試合最後で、流川花道ハイタッチするシーンが好きで」という話を聞くことがあった。

仕事でも、そのシーンのように、お互いが全力を出し切って、時には仲が良くなかった人ともハイタッチをできるような結果を出したい、みたいなニュアンスだと思う。

それはそれで、まぁわかる気もする。

ドラゴンボールで、悟空ベジータが手を組んでブウだかフリーザを倒す的な。

ただ、年をとってからなおさら思うのは、スラムダンクもっと価値のある名言は、負けた山王チームに、監督堂本さんがいった

>「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる

というセリフなんじゃないかなぁと思う。

というのも、人生っていつも上り調子なわけではないですよね。下り坂も多い

しろ下り坂の方が多い。そのため、その下り坂をどうやって折れないように歩んでいくかの方が、人生では必要時間が長い。

仕事で失敗をした時に、30や40のおじさんおばさんが、かみしめる言葉は、あのハイタッチではなく、この負けたこと、失敗したこと財産になると信じて、次にまたチャレンジするというものなのかもしんないなぁと。それが実際に財産になるかどうかだってからないけど、その失敗を受け止められるだけのスペースを少し作ってくれる言葉がこれというか。

というのを、昨夜、5chのスレで見かけてふと思いましたとさ。

https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1735303184/602

2024-11-14

推し彼女

推し彼女になって

もう1年半ほど経とうとしている。

もちろん、周りには言えない日陰の女だ。

周りに言ったところで

自称彼女の1人か、という印象を持たれるのがオチだろう。

彼女

権利も、約束も、未来もない。

なる気はなかった。

なれる気もなかった。

なるべきではないと思っていた。

推しには推しとしての仕事がある。

特定の女なんて必要ないどころか、仕事邪魔だ。

「みんなのものだよ」と振る舞う姿をみて、心が1ミリも傷まないほど、私は強くなれなかった。

ファンとの親密度もそれなりに知っている。

何なら私より一緒に過ごす時間が長いであろう子もいる。

の子たちに支えられて生きてることを知っている。

それが彼の生きがいであることもわかっている。

糟糠の妻は堂より下ろさず」というが、それはお互いに厳しいと思う。

私が好きになった人はアイドルじゃなかった。

彼が見ている景色が、どんどんわからなくなっていく。

同じ方向を見つめて一緒に生きていくのがパートナーなのではないかと思う。

私はもう、そのステージには登れない。

潔く引いて、花道をいく彼を見送るのが私の最後の役目なのだろう。

そもそも彼女がいるなんて、そんな発想しないだろうけど…

私の立場が羨ましい子達もたくさんいるとわかっている。

日陰にも日陰にしかない幸せは確かにあった。

そんな日々もあったなと、思い出として消化して生きていけるまで、私は強くならないといけない。

でも、ひっそり、世界の片隅で言わせてほしい。

仕事より私を選んでほしかった。

でも、私は私の気持ちより彼の意志尊重することを選んだ。

「なぜ?」「どうして?」たくさん飲みこんだ。

そうやって、今の彼があるんだよ。

私がいなかったら、別の子そばにいて、またちょっと違う姿の彼だっただろうね。

でも、今の彼を好きな女の子たち、私にちょっと感謝してくれてもいいくらいなんだぞ。

そんなこと、絶対言わないけど。

私の推しいつまでも輝いて、幸せでいて。

そう強く願える日がくるまで、最後の愛を伝える日が来るまで、もう少しそばにいるね。

2024-11-03

日本プロレス史上最も重要試合10選【追記あり

試合の内容の是非というよりは、後世に残した影響の強さを重視して選出しました。

力道山vs木村政彦 1954年12月22日 蔵前国技館

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』でもお馴染みだが「プロレスとは何か」を深淵の底に落とした試合である。この試合真実に関しては諸説あるが、ともかく力道山木村シュートで潰したことは単純に眼前の事実である。「プロレスとは八百長ではなかったのか?」日本プロレス史における「プロレスとは何か」という問いへの解答がこの一戦で全て分からなくなってしまい、今もその謎が解けたとは言い難い。また、当時のプロレス界は柔道出身が多かったものの、木村がこのような形で潰されたため、もし木村が勝っていたら今のプロレス界は柔道系譜もっと強くなってまるで違う別物に変わっていた可能性が高い。当時の日本の強さの象徴といえば柔道であり、その柔道プロレスが上回ったのだから当時の衝撃たるや、である。少なくとも逆水平チョップという技がこれほどスタンダードな技として使われる(アメリカなどはナックルが主流)のは間違いなく力道山の影響だろう。

アントニオ猪木vsモハメド・アリ 1976年6月26日 日本武道館

わずとしれた世紀の凡戦であるが「猪木・アリ状態」が発生しただけでこの試合人類史に残す価値のある試合である。この辺はあらかた語り尽くされているので多くは書かない。また、試合を実現させる猪木マジックとも呼ぶべき「巻き込み力」はエネルギッシュだった昭和の世相を反映していると言えよう。

タイガーマスクvsダイナマイトキッド 1981年4月23日 蔵前国技館

初代のタイガーマスクデビューした試合で、今見ても全く色褪せない。漫画キャラクターが実現するメディアミックスという手法も新しかったが、マスクを被った佐山の才能は20年ほど時代を先取りしていた。四次元殺法とも評されたその戦いぶりは軽量級レスラーに偉大な影響を残した。

ジャイアント馬場vsスタン・ハンセン 1982年2月4日 東京体育館

選手としてはピークを過ぎて会社内での立場も危うくなってきた馬場が、自身レスラー生命の生き残りを懸けて行われた一戦。ハンセンはこの当時、選手として全盛期であったため馬場は殺されてしまうのではとさえ言われていたが、試合開始直後に放った16文キッククリーンヒットし、会場の空気が一気に馬場一色となった。この試合引き分けという不透明決着に終わるも、馬場はその人気再沸騰で会社内でのイニシアチブを取り戻すこととなる。レスラーリング上でこそ輝きを取り戻すという、レスラーの原点を示した一戦。個人的には倒れているハンセンの左腕をガッツリ踏み潰すキラー馬場が滲み出た瞬間が一番アツい。

アントニオ猪木vsマサ斎藤 1987年10月4日 巌流島

公私ともに何もかも上手くいかず、自暴自棄になっていた時期の猪木が行った一戦(元々の発案者は藤波であったとも言われているが、なぜか猪木がやることに)。猪木巌流島に立てられたリング上で時間制限、ノールールレフェリー無し、無観客試合という前代未聞の試合に付き合えるのはマサ斎藤くらいしかいなかった。後年、この試合を振り返るマサ斎藤インタビューがあるのでこちらも読んで欲しい(https://number.bunshun.jp/articles/-/842688)。試合は2時間を過ぎたところでマサ斎藤裸絞めで失神し、猪木勝利した。観客を排して一切のしがらみを捨て、レスラー純粋に二人のためだけに試合をしたらどうなるのか、という後年でも見られない極めて前衛的な試合になったと言える。

武藤敬司vs高田延彦 1995年10月9日 東京ドーム

プロレスを守るためにプロレスをした武藤と、プロレスを強くするためにシューティングをした高田一騎打ち新日本UWFインターの対抗戦として行われたこ興行のメインイベントは、新日本4勝、UWFインター3勝で迎えられた。高田としてはこの試合に勝てば4勝4敗で終われるが、この試合武藤の保持するIWGP王座がかかっていたため、4勝4敗でもベルトが動いた分UWFの方が上を取れるという状況であった。お互いのスタイルをお互いが貫き合い、武藤の持つドラゴンスクリューという極めてプロレス的な技が、高田の多用するキックへのカウンターとして機能することが勝敗を分けた。最後も足4の字固めというプロレス代表する固め技で武藤ギブアップを奪った。戦いのスタイルが全く違っても、そのスタイルを両者がいかに主張できるかで試合面白くなる、ということを示した貴重な一戦。

橋本真也vs小川直也 2000年4月7日 東京ドーム

橋本の1勝3敗で背水の陣を敷くべく「負けたら即引退」を掲げて小川へのリベンジを臨んだ一戦。この二人のシングルマッチで一番面白いのはやはりこの5戦目である橋本ジャンピングエルボーを炸裂させて小川の肩を脱臼させるも、その後の三角絞めで腕を取った際に外れた肩を偶然嵌めてしまうという珍事も小川に味方し、最終的には小川がSTOの連発で橋本をKOした。完敗した橋本は本当に引退するも、折り鶴兄弟(詳細は省略)の助力もあり復帰。最終的には小川とタッグチームを組み、親友となった。戦いの末に友情が生まれるというジャンプ漫画でありそうな展開は現実でも起こるという、プロレスフェイク無しを魅せつけた一戦。

長州力vs大仁田厚 2000年7月30日 横浜アリーナ

既に引退していた長州をなぜか大仁田ストーキングとも言える言動を繰り返すことで呼び戻すことに結果的成功し、大仁田お家芸である電流爆破デスマッチが実現した。プロレスは「ネバー・セイ・ネバー」(絶対に無いということは絶対に無い)という矛盾を孕んだ言葉まやかし大仁田の執念が証明してみせた一戦。試合長州勝利。なお、この大仁田長州へしつこく対戦を要求する様子は当時のプロレス番組で放映されており、それをレポートする真鍋アナウンサーとのやり取りも「大仁田劇場」として注目された。最初大仁田から理不尽な扱いに「サラリーマンって大変だなぁ」とファンに同情されていたほどだったが、最終的に真鍋大仁田へ「電流爆破、見たいです!」と直言するまで成長し、この試合の実況も大仁田に傾倒する内容で行った。

渕正信vs蝶野正洋 2000年9月2日 日本武道館

2000年はプロレス界激動の年だった。6月全日本プロレスから選手クーデター同然に大量離脱し、残った選手川田利明渕正信の2名だけとなった。全日本はなんとかして起死回生を図らなければならず、鎖国状態にあった同じ老舗団体である新日本プロレスとの交流に活路を見出した。8月11日、渕がスーツ姿で新日本リングへ上がり「(鎖国状態にあった)壁をぶち破りに来ました」と話し、新日本現場監督である長州力と固い握手を交わしたところへ抗議しに現れたのが蝶野だった。乱闘しかけようと興奮する蝶野だったが、渕は冷静に受け流し、蝶野が落とした帽子を「蝶野忘れ物だ!」と帰ろうとする蝶野へ投げつけるシーンが完全にプロレスファンの心を掴んだ。これを受けて行われたのが全日本リングでの二人のシングルマッチである。結果は蝶野勝利であったが、全盛期をとうに過ぎた渕が堂々とした態度とマイク第一線を張ったおかげで全日本は辛うじて生き残ることができた。いつ誰がどんな形で主役を張らなければならないかは分からない、運命の数奇というものプロレスにはあり、渕は突如訪れたその大役を果たすことができたから今も全日本という団体は存続している。

三沢光晴vs小橋健太 2003年3月1日 日本武道館

一方、全日本プロレスを大量離脱した選手たちによって旗揚げされたプロレスリング・ノアは、旗揚げして1年足らずで日本テレビの中継がつき、ほどなくして日本武道館興行が行われるなど、ハッキリ言って順風満帆だった。試合クオリティも高く、当時の2chプロレス板で「ノアだけはガチ」というフレーズも生まれた。この試合三沢小橋花道から場外マットへタイガースープレックスで投げ飛ばすという荒業を敢行。実況していたアナウンサーが「死んでしまう!」と絶叫した。しか最後小橋バーニングハンマーを繰り出して逆転勝利ベルトの価値、そして団体価値というものをどうやって高めるのか、を方舟に乗ったレスラーが探し求めて辿り着いたのがこの試合である。純プロ路線でありながらその究極系を突き詰めた結果という意味において、選出すべき試合であることは間違いない。

以下、選外

ジャックブリスコvsジャイアント馬場 1974年12月2日 鹿児島県体育館

この当時、最も権威のあったNWAヘビー級ベルトを日本人で初めて戴冠した試合

ザ・ファンクスvsブローザー・ブロディジミー・スヌーカー 1981年12月13日 蔵前国技館

全日本プロレスで開催されたこの年の最強タッグリーグ戦の優勝決定戦で、ブロディ親友であるハンセンセコンドに帯同。場外戦にもつれ込んだ際、ハンセン試合ラリアートで介入し、ブロディスヌーカー組の優勝をアシストした。この暴挙馬場が怒り狂い、試合終了後にハンセン乱闘を繰り広げ、前述のシングルマッチへ発展する。

三沢光晴vs川田利明 1999年1月22日 大阪府立体育館

故意事故か、川田三沢に対して垂直落下式パワーボム通称三冠ボム)を敢行した試合勝利した川田だったが、試合中に実は腕を骨折しており全治3ヶ月となった。

本田多聞泉田純vsハヤブサ新崎人生 1999年2月13日 後楽園ホール

ハヤブサFMW)、新崎人生みちのくプロレス)というインディー団体レスラーでもメジャー団体ベルトを巻けることを証明した試合。この当時のインディー団体立ち位置は非常に弱いもので、これを覆すのは至難の業だった。この両名はインディー団体の中でも頭2つ抜き出た存在で、全日本プロレスの至宝を獲得することに成功した。なお、このコンビは米マット界でも活躍しており、日本代表するタッグチームと呼んで良い。

ザ・グレート・サスケvsスペル・デルフィン 2003年11月2日 有明コロシアム

犬猿の仲となり、顔を合わせるのもNGであった二人のシングルマッチが、みちのくプロレス創立10周年という大舞台で実現。ホーム戦であったサスケが敗れ、試合後のマイクで弱音を吐いたところ、客席より「みちのくプロレス50年化計画はどうなるんだ!」という野次勇気づけられ、顔を上げたサスケは「みちのくプロレス永久に不滅です!」と改めて宣言した。客もまたプロレスを作り上げる1人であることを明示した試合である

伊藤竜司vs葛西純 2009年11月20日 後楽園ホール

デスマッチの「やれるところまでやる」をやり切った試合。頭の中に引退がチラついていた葛西後楽園ホールバルコニーからテーブルダイブ攻撃を浴びせるなど、デスマッチ限界を攻めた試合となった。30分1本勝負のところを29分45秒で葛西勝利し、この年の週刊プロレス大賞ベストバウトを受賞した(デスマッチが受賞するのは極めて珍しい)。試合後のインタビュー葛西現役続行宣言したことからデスマッチというジャンルにおいて次の時代への扉を開けたワンマッチであったと言えよう。

前田日明vs坂田亘 1995年5月20日 控室

今もなお語り継がれる衝撃映像のアレだが、そもそも試合ではないことと、別に重要ではないため選外。

追記

10選じゃなくて10戦にすればよかったなぁ。でも検索に引っかかりにくくなるからいか

全日本プロレス軽視では?

⇒そういうつもりもなかったが、全日本は良くも悪くもプロレスというものを護ろうとして頑張っていた保守団体なので、地道な積み重ねをしていて変革が起きる瞬間というのが限られていたので仕方ない。逆に全日本があったか新日本ハチャメチャでも許されたのだと思ってるし、ハチャメチャし過ぎた結果、何度も会社ごとハチャメチャになりかけていた点をプロレスファンは忘れていない。選外には全日本が多いのでご容赦を。

最近試合/◯◯の試合が無い

自分最近試合を追いきれていないのもあるが、どちらかといえば後年振り返ってみて「アレがあったからだよなぁ……」と思わされる要素があるかどうかで選出した。タイガーマスクがいなければ今のジュニア戦線はヘビーの焼き直しかルチャのマネごとレベルになっていた可能性もあるし、渕があそこで全日本崖っぷちで踏みとどまらたから後々の団体交流戦の活性化が生まれたのだと思う。歴史を紐解いた時に外せないかどうか、って感じ。例えば「猪木vsホーガン」みたいな試合事件としてはとてつもなく大きなものだけど、じゃあアレが後年に何か影響を与えたかって言ったら、そういう種類の話ではないので。

総合格闘技戦について

自分桜庭和志には胸熱した世代ではあるものの、さすがにPRIDEリングでの試合を選出するのは違うだろうと思った。そもそもアレは総合格闘技という競技たまたまプロレスラーと柔術家がやっていただけである桜庭が勝ったのはもちろん嬉しかったが「プロレスラーは強いんです」と言われたのは複雑で正直、気持ちとしては受け入れ難かった。それは桜庭個人総合格闘技という競技に向かい合って努力した結果であって、プロレスラーというもの一般化してしまうのは危険なのでは……と思っていたら翌年、普通に永田ミルコに負けていた。

女子プロレスは?

女子女子で深いジャンルなので、もうそこまで踏み込んじゃうと10選じゃ足りなくなるので恐くなって考えるのを止めました。そもそも女子はそこまで詳しくないので。というわけで、これを見ている増田! 書かないのか!?しかないぞ、俺達がやるのは!

・信彦じゃなくて延彦な

正直すまんかった、正直ポカした。

2024-10-11

柔道選手の回想を聞いてほしい 5


最後パートだ。あとちょっとで終わる。

高校総体が終わった後の日々は、あっという間だった。光陰矢の如しである

そこまで熱の篭った思い出はない。ゼロというわけじゃないが。要約的に箇条書きにする。

1.[次世代柔道部

 T君の次の年次は、相応の強さだった。俺が赴任して一年目の頃は、てんでダメ一年集団だったけど、自分で考えて動くようになってた。

 中国大会への出場は最後まで叶わなかったけど、古豪復活の萌芽となったのは間違いない。あの学校は、今では中国大会の出場常連校になっている。

2.[T君の進路]

 彼は、まあまあ何でもやる奴だった。学業成績はそれなりで、友人関係もそれなりで、恋愛方面もそれなりだった。なんとT君は、高三の夏頃から女子マネージャー双子の姉の方と交際していた。T君は、高三になってからは格好よく柔道をする場面が多かった。人柄はよかったし、女にモテてもおかしくはない。彼は……なんというか、女のケツを追ってるんじゃなくて、夢や目標を追っていた。その結果としてモテていた。

 彼の進路はどうだったか必死で思い出した。確か、立命館大学だったと思う。もしかしたら、ブクマ家のwuzukiさんと学年が近いのかもしれない。

 ただ、「柔道大学ではしない」と明言していた笑 俺も、彼にはウェイトリフティングのようなスポーツが向いていると感じる。

3.[柔道部マネージャー

 この年の晩秋のことだ。俺は教頭ほか、指導的な立場にある先生方に呼び出しを食らった。要するにバレたのだ、マネージャーの妹の方とそういうことをしてたのが。あれから、都合3~4回ほど市内で会って、ホテルで性行為をしていた。

 教員として悪い行いだ。当時の俺にすらわかる。突き付けられた選択は2つだった。ひとつは、懲戒免職及び警察のお世話になること。もうひとつは、諭旨免職の道だった。自分から辞めれば、学校としては何もなかったことにしてくれるという。

 後者の道を選んだ。それで、その年の中国大会の予選が終わった頃に転職活動を始めた。まあ、辞めるのは嫌だったけどさ。しょうがないじゃん。人生過程コントロールできるが、結果はコントロールできない。柔道試合と一緒である

4.[俺個人の進路]

 一応まだ、全日本の強化選手だった。学校教員をしながら国際大会への出場というのは困難であり、ひとまず3年間は籍だけを置いておく~~というコーチ陣との約束だった。またいつか、現役に戻ろうと考えていた。まだ20代半ばである。野心があった。

 それで、スポンサーになってくれる組織を探して、探して、探しまくって、ようやく一社だけ見つけられた。縁があったのだ。選手としての扱いは最低ランクだったが、あと数年しか現役でいられない。ここで最後の花を咲かせようと思った。

 でも結局、最後の花は……イマイチな出来だった。納得のいく結果じゃなかった。不満足だし、やり切れなかった。現役生活最後は悔いばかりが残った。T君のように、清々しい気分で柔道生活を終えることはできなかった。



今は、四年制大学柔道を教えてる。正規職員じゃなくコーチとして。業務委託みたいな感じだ。一応は都内である独身だが、正直いい暮らしはしてないと思われる笑

これでも若い頃は国際大会に何度も出場してるし、国内大会でも結果を残してきた。自慢じゃないが、30才を過ぎて国民体育大会の県代表として選ばれたこともある。そんな実績を引っ提げて、いろんな大学コーチ求人を探して、探して、探して、応募し続けたが……ライバルは手ごわかった。

名門大学だと、現役時代に優秀だった者が採用されやすい。俺の成績はそれなりだったが、超一流の連中には及ばない。ツテを頼って探すにしても、ピンポイント大学コーチ枠は見つからない。求人自体がないのだ。

それでも、何百校もの大学に直電と訪問を繰り返して、ようやく一校だけ俺を雇ってくれるところがあった。コンタクトを取った大学は200校を超えていた。

其処は小さい大学で、柔道部員も10人ほどしかいない。けど、いい環境だった。みんな柔道が好きである当方指導者としての実績は十分とは言い難いが、これまで長いこと続けられている。

から半年前、メール転職サイトの案内が来ていた。よくある広告ひとつだと思って開くと、なんでも求職者キャリア登録をするだけで企業から採用面接の案内が来るという。俺には縁がないと思った。しかし、いろいろと求人企業を見ていくと……なんと、T君の姿があった。

ここ10年ほどで勢いを伸ばしているメガベンチャーだった。はてなユーザーの98%以上はご存じのことだろう。その組織の人事担当者として、T君の姿がサイトに載っていた。最初は人違いかと思ったが、餃子耳の跡が残っている。あれは手術で消すことができるが、痕跡はどうしても残る。

「ずいぶんと差がついたな」

と心の中で思ったが、同時に、彼が今のポジション幸せにやっていけてるのかな、と思うと心が安らぐ感じがした。

あい人間には大成してほしい。T君は根性がある子だったし、何よりいい奴だった。あの瞬間には、年甲斐もなく涙が込み上げてきたよ。

人生の一部を振り返ってみたが、スポーツで生きていく道はハイリスクハイリターンである。決してお薦めはしない。例えば、俺は現役時代インターハイインカレといった花道で優勝したことはない。けど、神がかった強さで全国制覇を成し遂げた選手でも、大人になった今ではいろんな仕事に就いている。

俺と同年代全日本強化選手だと……体力を生かして引っ越し屋とか、宅急便ドライバーとか、資格を生かして整骨院とか、正義感根性を生かして警察官とか、あとはグレーな警備業とか。

実業団選手で、所属企業に十分な貢献をした場合だと、引退後もお払い箱にならずに名誉職のようなポジション継続雇用されることもある。

最悪の未来を迎える選手だっている。詳しくは言わないが、野球だったら清原みたいにさ、あっちの方向にいってしまう奴だって当然いる。その点、俺は恵まれた方だ。努力を積み重ねる中で、いろんな人が助けてくれて、そのうえ運がよかった。だから、今こうして柔道でメシが食えている。

はてな匿名ダイアリーで、柔道をしている人の日記は少ない。珍しいものだったとは思う。俺自身が少し常識外れな部分があるから、読んでて苦しい人がいたのではないか不快な気分になった人に謝罪する。

最後まで読んでくれた人に感謝する。ありがとうございました。あなたと、その周りにいる人々の精力善用、自他共栄を願ってる。

2024-10-02

そうすると、広田先生がむくりと起きた。首だけ持ち上げて、三四郎を見た。 「いつ来たの」と聞いた。三四郎もっと寝ておいでなさいと勧めた。じっさい退屈ではなかったのである先生は、 「いや起きる」と言って起きた。それから例のごとく哲学の煙を吹きはじめた。煙が沈黙あいだに、棒になって出る。 「ありがとう書物を返します」 「ああ。――読んだの」 「読んだけれどもよくわからんです。第一標題わからんです」 「ハイドリオタフヒア」 「なんのことですか」 「なんのことかぼくにもわからない。とにかくギリシア語らしいね」  三四郎はあとを尋ねる勇気が抜けてしまった。先生あくびを一つした。 「ああ眠かった。いい心持ちに寝た。おもしろい夢を見てね」  先生は女の夢だと言っている。それを話すのかと思ったら、湯に行かないかと言いだした。二人は手ぬぐいをさげて出かけた。  湯から上がって、二人が板の間にすえてある器械の上に乗って、身長を測ってみた。広田先生は五尺六寸ある。三四郎は四寸五分しかない。 「まだのびるかもしれない」と広田先生三四郎に言った。 「もうだめです。三年来このとおりです」と三四郎が答えた。 「そうかな」と先生が言った。自分をよっぽど子供のように考えているのだと三四郎は思った。家へ帰った時、先生が、用がなければ話していってもかまわないと、書斎の戸をあけて、自分がさきへはいった。三四郎はとにかく、例の用事を片づける義務があるから、続いてはいった。 「佐々木は、まだ帰らないようですな」 「きょうはおそくなるとか言って断わっていた。このあいから演芸会のことでだいぶん奔走しているようだが、世話好きなんだか、駆け回ることが好きなんだか、いっこう要領を得ない男だ」 「親切なんですよ」 「目的だけは親切なところも少しあるんだが、なにしろ、頭のできがはなはだ不親切なものから、ろくなことはしでかさない。ちょっと見ると、要領を得ている。むしろ得すぎている。けれども終局へゆくと、なんのために要領を得てきたのだか、まるでめちゃくちゃになってしまう。いくら言っても直さないからほうっておく。あれは悪戯をしに世の中へ生まれて来た男だね」  三四郎はなんとか弁護の道がありそうなものだと思ったが、現に結果の悪い実例があるんだから、しようがない。話を転じた。 「あの新聞記事を御覧でしたか」 「ええ、見た」 「新聞に出るまではちっとも御存じなかったのですか」 「いいえ」 「お驚きなすったでしょう」 「驚くって――それはまったく驚かないこともない。けれども世の中の事はみんな、あんものだと思ってるから若い人ほど正直に驚きはしない」 「御迷惑でしょう」 「迷惑でないこともない。けれどもぼくくらい世の中に住み古した年配の人間なら、あの記事を見て、すぐ事実だと思い込む人ばかりもないから、やっぱり若い人ほど正直に迷惑とは感じない。与次郎社員に知った者があるからその男に頼んで真相を書いてもらうの、あの投書の出所を捜して制裁を加えるの、自分雑誌で十分反駁をいたしますのと、善後策の了見でくだらない事をいろいろ言うが、そんな手数をするならば、はじめからよけいな事を起こさないほうが、いくらいかわかりゃしない」 「まったく先生のためを思ったからです。悪気じゃないです」 「悪気でやられてたまるものか。第一ぼくのために運動をするものがさ、ぼくの意向も聞かないで、かってな方法を講じたりかってな方針を立てたひには、最初からぼくの存在を愚弄していると同じことじゃないか存在無視されているほうが、どのくらい体面を保つにつごうがいいかしれやしない」  三四郎はしかたなしに黙っていた。 「そうして、偉大なる暗闇なんて愚にもつかないものを書いて。――新聞には君が書いたとしてあるが実際は佐々木が書いたんだってね」 「そうです」 「ゆうべ佐々木自白した。君こそ迷惑だろう。あんなばかな文章佐々木よりほかに書く者はありゃしない。ぼくも読んでみた。実質もなければ、品位もない、まるで救世軍太鼓のようなものだ。読者の悪感情を引き起こすために、書いてるとしか思われやしない。徹頭徹尾故意だけで成り立っている。常識のある者が見れば、どうしてもためにするところがあって起稿したものだと判定がつく。あれじゃぼくが門下生に書かしたと言われるはずだ。あれを読んだ時には、なるほど新聞記事もっともだと思った」  広田先生はそれで話を切った。鼻から例によって煙をはく。与次郎はこの煙の出方で、先生の気分をうかがうことができると言っている。濃くまっすぐにほとばしる時は、哲学の絶好頂に達したさいで、ゆるくくずれる時は、心気平穏、ことによるとひやかされる恐れがある。煙が、鼻の下に※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊して、髭に未練があるように見える時は、瞑想に入る。もしくは詩的感興がある。もっとも恐るべきは穴の先の渦である。渦が出ると、たいへんにしかられる。与次郎の言うことだから三四郎はむろんあてにはしない。しかしこのさいだから気をつけて煙の形状をながめていた。すると与次郎の言ったような判然たる煙はちっとも出て来ない。その代り出るものは、たいていな資格をみんなそなえている。  三四郎がいつまでたっても、恐れ入ったように控えているので、先生はまた話しはじめた。 「済んだ事は、もうやめよう。佐々木も昨夜ことごとくあやまってしまたから、きょうあたりはまた晴々して例のごとく飛んで歩いているだろう。いくら陰で不心得を責めたって、当人が平気で切符なんぞ売って歩いていてはしかたがない。それよりもっとおもしろい話をしよう」 「ええ」 「ぼくがさっき昼寝をしている時、おもしろい夢を見た。それはね、ぼくが生涯にたった一ぺん会った女に、突然夢の中で再会したという小説じみたお話だが[#「お話だが」は底本では「お話だか」]、そのほうが、新聞記事より聞いていても愉快だよ」 「ええ。どんな女ですか」 「十二、三のきれいな女だ。顔に黒子がある」  三四郎は十二、三と聞いて少し失望した。 「いつごろお会いになったのですか」 「二十年ばかりまえ」  三四郎はまた驚いた。 「よくその女ということがわかりましたね」 「夢だよ。夢だからわかるさ。そうして夢だから不思議でいい。ぼくがなんでも大きな森の中を歩いている。あの色のさめた夏の洋服を着てね、あの古い帽子かぶって。――そうその時はなんでも、むずかしい事を考えていた。すべて宇宙法則は変らないが、法則支配されるすべて宇宙のものは必ず変る。するとその法則は、物のほかに存在していなくてはならない。――さめてみるとつまらないが夢の中だからまじめにそんな事を考えて森の下を通って行くと、突然その女に会った。行き会ったのではない。向こうはじっと立っていた。見ると、昔のとおりの顔をしている。昔のとおりの服装をしている。髪も昔の髪である黒子もむろんあった。つまり二十年まえ見た時と少しも変らない十二、三の女である。ぼくがその女に、あなたは少しも変らないというと、その女はぼくにたいへん年をお取りなすったという。次にぼくが、あなたはどうして、そう変らずにいるのかと聞くと、この顔の年、この服装の月、この髪の日がいちばん好きだから、こうしていると言う。それはいつの事かと聞くと、二十年まえ、あなたにお目にかかった時だという。それならぼくはなぜこう年を取ったんだろうと、自分不思議がると、女が、あなたは、その時よりも、もっと美しいほうへほうへとお移りなさりたがるからだと教えてくれた。その時ぼくが女に、あなたは絵だと言うと、女がぼくに、あなたは詩だと言った」 「それからどうしました」と三四郎が聞いた。 「それから君が来たのさ」と言う。 「二十年まえに会ったというのは夢じゃない、本当の事実なんですか」 「本当の事実なんだからおもしろい」 「どこでお会いになったんですか」  先生の鼻はまた煙を吹き出した。その煙をながめて、当分黙っている。やがてこう言った。 「憲法発布は明治二十二年だったね。その時森文部大臣が殺された。君は覚えていまい。いくつかな君は。そう、それじゃ、まだ赤ん坊の時分だ。ぼくは高等学校の生徒であった。大臣葬式に参列するのだと言って、おおぜい鉄砲をかついで出た。墓地へ行くのだと思ったら、そうではない。体操教師竹橋内へ引っ張って行って、道ばたへ整列さした。我々はそこへ立ったなり、大臣の柩を送ることになった。名は送るのだけれども、じつは見物したのも同然だった。その日は寒い日でね、今でも覚えている。動かずに立っていると、靴の下で足が痛む。隣の男がぼくの鼻を見ては赤い赤いと言った。やがて行列が来た。なんでも長いものだった。寒い目の前を静かな馬車や俥が何台となく通る。そのうちに今話した小さな娘がいた。今、その時の模様を思い出そうとしても、ぼうとしてとても明瞭に浮かんで来ない。ただこの女だけは覚えている。それも年をたつにしたがってだんだん薄らいで来た、今では思い出すこともめったにない。きょう夢を見るまえまでは、まるで忘れていた、けれどもその当時は頭の中へ焼きつけられたように熱い印象を持っていた。――妙なものだ」 「それからその女にはまるで会わないんですか」 「まるで会わない」 「じゃ、どこのだれだかまったくわからないんですか」 「むろんわからない」 「尋ねてみなかったですか」 「いいや」 「先生はそれで……」と言ったが急につかえた。 「それで?」 「それで結婚をなさらないんですか」  先生は笑いだした。 「それほど浪漫的な人間じゃない。ぼくは君よりもはるかに散文的にできている」 「しかし、もしその女が来たらおもらいになったでしょう」 「そうさね」と一度考えたうえで、「もらったろうね」と言った。三四郎は気の毒なような顔をしている。すると先生がまた話し出した。 「そのために独身余儀なくされたというと、ぼくがその女のために不具にされたと同じ事になる。けれども人間には生まれついて、結婚のできない不具もあるし。そのほかいろいろ結婚のしにくい事情を持っている者がある」 「そんなに結婚を妨げる事情が世の中にたくさんあるでしょうか」  先生は煙の間から、じっと三四郎を見ていた。 「ハムレット結婚したくなかったんだろう。ハムレットは一人しかいないかもしれないが、あれに似た人はたくさんいる」 「たとえばどんな人です」 「たとえば」と言って、先生は黙った。煙がしきりに出る。「たとえば、ここに一人の男がいる。父は早く死んで、母一人を頼りに育ったとする。その母がまた病気にかかって、いよいよ息を引き取るという、まぎわに、自分が死んだら誰某の世話になれという。子供が会ったこともない、知りもしない人を指名する。理由を聞くと、母がなんとも答えない。しいて聞くとじつは誰某がお前の本当のおとっさんだとかすかな声で言った。――まあ話だが、そういう母を持った子がいるとする。すると、その子結婚信仰を置かなくなるのはむろんだろう」 「そんな人はめったにないでしょう」 「めったには無いだろうが、いることはいる」 「しか先生のは、そんなのじゃないでしょう」  先生ハハハハと笑った。 「君はたしかおっかさんがいたね」 「ええ」 「おとっさんは」 「死にました」 「ぼくの母は憲法発布の翌年に死んだ」

https://anond.hatelabo.jp/20241002005940

一二

 演芸会は比較寒い時に開かれた。年はようやく押し詰まってくる。人は二十日足らずの目のさきに春を控えた。市に生きるものは、忙しからんとしている。越年の計は貧者の頭に落ちた。演芸会はこのあいだにあって、すべてののどかなるものと、余裕あるものと、春と暮の差別を知らぬものとを迎えた。

 それが、いくらでもいる。たいていは若い男女である。一日目に与次郎が、三四郎に向かって大成功と叫んだ。三四郎は二日目の切符を持っていた。与次郎広田先生を誘って行けと言う。切符が違うだろうと聞けば、むろん違うと言う。しかし一人でほうっておくと、けっして行く気づかいがないから、君が寄って引っ張り出すのだと理由説明して聞かせた。三四郎承知した。

 夕刻に行ってみると、先生は明るいランプの下に大きな本を広げていた。

「おいでになりませんか」と聞くと、先生は少し笑いながら、無言のまま首を横に振った。子供のような所作をする。しか三四郎には、それが学者らしく思われた。口をきかないところがゆかしく思われたのだろう。三四郎は中腰になって、ぼんやりしていた。先生は断わったのが気の毒になった。

「君行くなら、いっしょに出よう。ぼくも散歩ながら、そこまで行くから

 先生は黒い回套を着て出た。懐手らしいがわからない。空が低くたれている。星の見えない寒さである

「雨になるかもしれない」

「降ると困るでしょう」

「出入りにね。日本芝居小屋は下足があるから、天気のいい時ですらたいへんな不便だ。それで小屋の中は、空気が通わなくって、煙草が煙って、頭痛がして、――よく、みんな、あれで我慢ができるものだ」

「ですけれども、まさか戸外でやるわけにもいかいからでしょう」

「お神楽はいつでも外でやっている。寒い時でも外でやる」

 三四郎は、こりゃ議論にならないと思って、答を見合わせてしまった。

「ぼくは戸外がいい。暑くも寒くもない、きれいな空の下で、美しい空気を呼吸して、美しい芝居が見たい。透明な空気のような、純粋簡単な芝居ができそうなものだ」

先生の御覧になった夢でも、芝居にしたらそんなものができるでしょう」

「君ギリシアの芝居を知っているか

「よく知りません。たしか戸外でやったんですね」

「戸外。まっ昼間。さぞいい心持ちだったろうと思う。席は天然の石だ。堂々としている。与次郎のようなものは、そういう所へ連れて行って、少し見せてやるといい」

 また与次郎悪口が出た。その与次郎は今ごろ窮屈な会場のなかで、一生懸命に、奔走しか斡旋して大得意なのだからおもしろい。もし先生を連れて行かなかろうものなら、先生はたして来ない。たまにはこういう所へ来て見るのが、先生のためにはどのくらいいいかからないのだのに、いくらぼくが言っても聞かない。困ったものだなあ。と嘆息するにきまっているからなおおもしろい。

 先生それからギリシア劇場構造を詳しく話してくれた。三四郎はこの時先生から、Theatron, Orch※(サーカムフレックスアクセント付きE小文字)stra, Sk※(サーカムフレックスアクセント付きE小文字)n※(サーカムフレックスアクセント付きE小文字), Prosk※(サーカムフレックスアクセント付きE小文字)nion などという字の講釈を聞いた。なんとかいドイツ人の説によるとアテン劇場は一万七千人をいれる席があったということも聞いた。それは小さいほうであるもっとも大きいのは、五万人をいれたということも聞いた。入場券は象牙と鉛と二通りあって、いずれも賞牌みたような恰好で、表に模様が打ち出してあったり、彫刻が施してあるということも聞いた。先生はその入場券の価まで知っていた。一日だけの小芝居は十二銭で、三日続きの大芝居は三十五銭だと言った。三四郎がへえ、へえと感心しているうちに、演芸会場の前へ出た。

 さかんに電燈がついている。入場者は続々寄って来る。与次郎の言ったよりも以上の景気である

「どうです、せっかくだからはいりになりませんか」

「いやはいらない」

 先生はまた暗い方へ向いて行った。

 三四郎は、しばらく先生の後影を見送っていたが、あとから、車で乗りつける人が、下足札を受け取る手間も惜しそうに、急いではいって行くのを見て、自分も足早に入場した。前へ押されたと同じことである

 入口に四、五人用のない人が立っている。そのうちの袴を着けた男が入場券を受け取った。その男の肩の上から場内をのぞいて見ると、中は急に広くなっている。かつはなはだ明るい。三四郎は眉に手を加えないばかりにして、導かれた席に着いた。狭い所に割り込みながら、四方を見回すと、人間の持って来た色で目がちらちらする自分の目を動かすからばかりではない。無数の人間に付着した色が、広い空間で、たえずめいめいに、かつかってに、動くからである

 舞台ではもう始まっている。出てくる人物が、みんな冠をかむって、沓をはいていた。そこへ長い輿をかついで来た。それを舞台のまん中でとめた者がある。輿をおろすと、中からまた一人あらわれた。その男が刀を抜いて、輿を突き返したのと斬り合いを始めた。――三四郎にはなんのことかまるでわからない。もっと与次郎から梗概を聞いたことはある。けれどもいいかげんに聞いていた。見ればわかるだろうと考えて、うんなるほどと言っていた。ところが見れば毫もその意を得ない。三四郎記憶にはただ入鹿の大臣という名前が残っている。三四郎はどれが入鹿だろうかと考えた。それはとうてい見込みがつかない。そこで舞台全体を入鹿のつもりでながめていた。すると冠でも、沓でも、筒袖の衣服でも、使う言葉でも、なんとなく入鹿臭くなってきた。実をいうと三四郎には確然たる入鹿の観念がない。日本歴史を習ったのが、あまりに遠い過去であるから、古い入鹿の事もつい忘れてしまった。推古天皇の時のようでもある。欽明天皇の御代でもさしつかえない気がする。応神天皇聖武天皇ではけっしてないと思う。三四郎はただ入鹿じみた心持ちを持っているだけである。芝居を見るにはそれでたくさんだと考えて、唐めいた装束や背景をながめていた。しかし筋はちっともわからなかった。そのうち幕になった。

 幕になる少しまえに、隣の男が、そのまた隣の男に、登場人物の声が、六畳敷で、親子差向かい談話のようだ。まるで訓練がないと非難していた。そっち隣の男は登場人物の腰が据わらない。ことごとくひょろひょろしていると訴えていた。二人は登場人物本名をみんな暗んじている。三四郎は耳を傾けて二人の談話を聞いていた。二人ともりっぱな服装をしている。おおかた有名な人だろうと思った。けれどもも与次郎にこの談話を聞かせたらさだめし反対するだろうと思った。その時うしろの方でうまいうまいなかなかうまいと大きな声を出した者がある。隣の男は二人ともうしろを振り返った。それぎり話をやめてしまった。そこで幕がおりた。

 あすこ、ここに席を立つ者がある。花道から出口へかけて、人の影がすこぶる忙しい。三四郎は中腰になって、四方をぐるりと見回した。来ているはずの人はどこにも見えない。本当をいうと演芸中にもできるだけは気をつけていた。それで知れないから、幕になったらばと内々心あてにしていたのである三四郎は少し失望した。やむをえず目を正面に帰した。

 隣の連中はよほど世間が広い男たちとみえて、左右を顧みて、あすこにはだれがいる。ここにはだれがいるとしきりに知名の人の名を口にする。なかには離れながら、互いに挨拶をしたのも、一、二人ある。三四郎はおかげでこれら知名な人の細君を少し覚えた。そのなかには新婚したばかりの者もあった。これは隣の一人にも珍しかったとみえて、その男はわざわざ眼鏡をふき直して、なるほどなるほどと言って見ていた。

 すると、幕のおりた舞台の前を、向こうの端からこっちへ向けて、小走りに与次郎がかけて来た。三分の二ほどの所で留まった。少し及び腰になって、土間の中をのぞき込みながら、何か話している。三四郎はそれを見当にねらいをつけた。――舞台の端に立った与次郎から一直線に、二、三間隔てて美禰子の横顔が見えた。

 そのそばにいる男は背中三四郎に向けている。三四郎は心のうちに、この男が何かの拍子に、どうかしてこっちを向いてくれればいいと念じていた。うまいあいその男は立った。すわりくたびれたとみえて、枡の仕切りに腰をかけて、場内を見回しはじめた。その時三四郎は明らかに野々宮さんの広い額と大きな目を認めることができた。野々宮さんが立つとともに、美禰子のうしろにいたよし子の姿も見えた。三四郎はこの三人のほかに、まだ連がいるかいないかを確かめようとした。けれども遠くから見ると、ただ人がぎっしり詰まっているだけで、連といえば土間全体が連とみえるまでだからしかたがない。美禰子と与次郎あいだには、時々談話が交換されつつあるらしい。野々宮さんもおりおり口を出すと思われる。

 すると突然原口さんが幕の間から出て来た。与次郎と並んでしきりに土間の中をのぞきこむ。口はむろん動かしているのだろう。野々宮さんは合い図のような首を縦に振った。その時原口さんはうしろから、平手で、与次郎背中をたたいた。与次郎くるりと引っ繰り返って、幕の裾をもぐってどこかへ消えうせた。原口さんは、舞台を降りて、人と人との間を伝わって、野々宮さんのそばまで来た。野々宮さんは、腰を立てて原口さんを通した。原口さんはぽかりと人の中へ飛び込んだ。美禰子とよし子のいるあたりで見えなくなった。

 この連中の一挙一動演芸以上の興味をもって注意していた三四郎は、この時急に原口流の所作がうらやましくなった。ああいう便利な方法で人のそばへ寄ることができようとは毫も思いつかなかった。自分ひとつまねてみようかしらと思った。しかしまねるという自覚が、すでに実行の勇気をくじいたうえに、もうはいる席は、いくら詰めても、むずかしかろうという遠慮が手伝って、三四郎の尻は依然として、もとの席を去りえなかった。

 そのうち幕があいて、ハムレットが始まった。三四郎広田先生のうちで西洋のなんとかいう名優のふんしたハムレット写真を見たことがある。今三四郎の目の前にあらわれたハムレットは、これとほぼ同様の服装をしている。服装ばかりではない。顔まで似ている。両方とも八の字を寄せている。

 このハムレット動作がまったく軽快で、心持ちがいい。舞台の上を大いに動いて、また大いに動かせる。能掛りの入鹿とはたいへん趣を異にしている。ことに、ある時、ある場合に、舞台のまん中に立って、手を広げてみたり、空をにらんでみたりするときは、観客の眼中にほかのものはいっさい入り込む余地のないくらい強烈な刺激を与える。

 その代り台詞日本である西洋語を日本語に訳した日本である。口調には抑揚がある。節奏もある。あるところは能弁すぎると思われるくらい流暢に出る。文章もりっぱである。それでいて、気が乗らない。三四郎ハムレットがもう少し日本人じみたことを言ってくれればいいと思った。おっかさん、それじゃおとっさんにすまないじゃありませんかと言いそうなところで、急にアポロなどを引合いに出して、のん気にやってしまう。それでいて顔つきは親子とも泣きだしそうであるしか三四郎はこの矛盾をただ朧気に感じたのみである。けっしてつまらないと思いきるほどの勇気は出なかった。

 したがって、ハムレットに飽きた時は、美禰子の方を見ていた。美禰子が人の影に隠れて見えなくなる時は、ハムレットを見ていた。

 ハムレットオフェリヤに向かって、尼寺へ行け尼寺へ行けと言うところへきた時、三四郎はふと広田先生のことを考え出した。広田先生は言った。――ハムレットのようなもの結婚ができるか。――なるほど本で読むとそうらしい。けれども、芝居では結婚してもよさそうである。よく思案してみると、尼寺へ行けとの言い方が悪いのだろう。その証拠には尼寺へ行けと言われたオフェリヤがちっとも気の毒にならない。

 幕がまたおりた。美禰子とよし子が席を立った。三四郎もつづいて立った。廊下まで来てみると、二人は廊下の中ほどで、男と話をしている。男は廊下からはいりのできる左側の席の戸口に半分からだを出した。男の横顔を見た時、三四郎はあとへ引き返した。席へ返らずに下足を取って表へ出た。

 本来は暗い夜である人の力で明るくした所を通り越すと、雨が落ちているように思う。風が枝を鳴らす。三四郎は急いで下宿に帰った。

 夜半から降りだした。三四郎は床の中で、雨の音を聞きながら、尼寺へ行けという一句を柱にして、その周囲にぐるぐる※(「彳+低のつくり」、第3水準1-84-31)徊した。広田先生も起きているかもしれない。先生はどんな柱を抱いているだろう。与次郎は偉大なる暗闇の中に正体なく埋まっているに違いない。……

 あくる日は少し熱がする。頭が重いから寝ていた。昼飯は床の上に起き直って食った。また一寝入りすると今度は汗が出た。気がうとくなる。そこへ威勢よく与次郎はいって来た。ゆうべも見えず、けさも講義に出ないようだからどうしたかと思って尋ねたと言う。三四郎は礼を述べた。

「なに、ゆうべは行ったんだ。行ったんだ。君が舞台の上に出てきて、美禰子さんと、遠くで話をしていたのも、ちゃんと知っている」

 三四郎は少し酔ったような心持ちである。口をききだすと、つるつると出る。与次郎は手を出して、三四郎の額をおさえた。

「だいぶ熱がある。薬を飲まなくっちゃいけない。風邪を引いたんだ」

演芸場があまり暑すぎて、明るすぎて、そうして外へ出ると、急に寒すぎて、暗すぎるからだ。あれはよくない」

「いけないたって、しかたがないじゃないか

しかたがないったって、いけない」

 三四郎言葉だんだん短くなる、与次郎がいいかげんにあしらっているうちに、すうすう寝てしまった。一時間ほどしてまた目をあけた。与次郎を見て、

「君、そこにいるのか」と言う。今度は平生の三四郎のようである。気分はどうかと聞くと、頭が重いと答えただけである

風邪だろう」

風邪だろう」

 両方で同じ事を言った。しばらくしてから三四郎与次郎に聞いた。

「君、このあいだ美禰子さんの事を知ってるかとぼくに尋ねたね」

「美禰子さんの事を? どこで?」

学校で」

学校で? いつ」

 与次郎はまだ思い出せない様子である三四郎はやむをえずその前後の当時を詳しく説明した。与次郎は、

「なるほどそんな事があったかもしれない」と言っている。三四郎はずいぶん無責任だと思った。与次郎も少し気の毒になって、考え出そうとした。やがてこう言った。

「じゃ、なんじゃないか。美禰子さんが嫁に行くという話じゃないか

「きまったのか」

「きまったように聞いたが、よくわからない」

「野々宮さんの所か」

「いや、野々宮さんじゃない」

「じゃ……」と言いかけてやめた。

「君、知ってるのか」

「知らない」と言い切った。すると与次郎が少し前へ乗り出してきた。

「どうもよくわからない。不思議な事があるんだが。もう少したたないと、どうなるんだか見当がつかない」

2024-08-19

THE FIRST SLAM DUNKの復活上映を観てきた。

 今年の春までSLAM DUNK素人だったが図書館に全巻あったので数冊ずつ借りて読破した私だけど、THE FIRST SLAM DUNK復活上映を観に行った。面白かった。

 主人公桜木花道から宮城リョータに変更されている事は気にならない。そもそも原作主人公桜木花道というよりバスケのものという感じがしたので。

 OPで線画から描き起こされて歩き出し色がついていく湘北メンバーにおおっ! ってなった。みんなバスケットマンらしい体型になってる〜! 原作時代柄か登場人物の体型がシュッとしてるけど、今時はリアル路線でも全然OKな感じだよなぁ。特にリョータは首の太さがだいぶ違う。小さい頃からめちゃめちゃバスケしてた設定だからかなあ。花道運動神経がすごく良い人が筋肉つけた感じだし、流川バランスが良くて動きが敏捷そう。三井はスタミナなさそうw ある意味一番普通高校生っぽい。普通じゃないけど。赤木原作とそんなに違わないというか、ゴリという渾名をつけられているもの下半身はシュッとして細いというのは、やっぱり作者の拘りポイントなのかな。めちゃめちゃ筋トレ頑張らないと筋肉つかない人が無理矢理鍛えたらこうなった、という印象は動画になっても変わらない。

 筋肉といえば河田(兄)がすごくて、あの硬いゴム毬の集合体みたいな肉体をこんなリアル表現してしまうのかあ! 丸ゴリまじ丸ゴリ。殴ったら殴った方が怪我しそう、見るからに。河田(兄)が立ちはだかると圧の強さが半端ないけど、見ててゴムゴムの壁ってワードを思いついたがすぐにそれは何か違うと思い直した。

 河田(兄)だけでなく山王は全国No.1チームらしく全員体格に恵まれていて、雰囲気だけでも圧倒的。

 山王陣営選手以外も見た目全員没個性的で同じ人がいっぱいいるみたいで不気味なんだが、それが動画になることで気持ち悪さが増し増しになっていていい。クローンみたいなのに、スタメン選手たちは体格から性格から超絶個性的。元から個性的な面々が個性的に育っている湘北その他のチームとは違って、個性的な筈の人たちが無理やり定型に押し込まれていて、本人たちも何故かそれを良しとしている、気味の悪さ。

 スタジアムの中のかなりの席数を占めている、没個性山王応援団と、書き割りみたいなぺらぺらな観客たちの様子が、デキレース感・湘北のアウェイ感演出。という背景の前で野生動物のようにワイルドに駆け回りぶつかり合う両チームを大画面で観るのは最高。映像だけで100点満点だなあ。

 ストーリーの方は、たぶん原作と同じでヒューマンドラマの方があくまオマケでメインはバスケなんだろうなと、あまり期待していなかったので、ソータがバリバリ死亡フラグを立てて逝きなさる所とかは、あぁ解りやすくていいっすね、親切設計! と思ったんだけど。でもバスケとともにある兄弟愛が思わぬ良さで。

 というか!

 兄弟1on1するシーン、あたしこういうのほんと好き!!

 ところで、この映画はメインが宮城なので、宮城とあまり絡みのない流川の出番がそうとう削られてしまっている。私は特段流川ファンではないのでそれ自体をそんなに悲しまないのだが、流川存在感が薄まると当然の如くに私の推し仙道存在感は塵芥以下に落ちるのだが。まあ、いってもそもそも山王戦には陵南の仙道は何の関係もないのでそこに居ないのは当たり前だからいいのだが、しかし私は流川仙道のとこに凸って散々1on1相手させるエピソードが殊の外好きなので、「北沢……」のシーンが全カットちょっと寂しい。一方的に突っかかって行く流川を一々相手する仙道というのは、疑似兄弟みがあって趣き深いのだがなぁ。

 だがしかし宮城ソータとリョータというリアル兄弟による1on1ですよ!! はなから摂取できないと思っていた滋養がそこにはあった。あー幸せだぁー。ソータすぐに死んじゃうけど。

 思わぬ所で心が潤って得した気分になったが、あとはもうリョータ過去話にさらっとへぇーっと思って山王戦に集中するのみよなあと思ったらまた棚からぼたもちのように滋養が降ってきた!

 中1の(ちいさい)リョータ栄光時代ミッチー1on1とは!? 最高じゃんこんなの。ありがとうありがとう! これだけであとは霞食うだけで半年生きれそう。映画終わったあとすぐにマックに寄ってダブルチーズバーガーセット食べたけど。

 なんかもっと色々語りたいと思った気がするのだが、リョータとソータ、リョータミッチー1on1を思い出したら心が満ち足りたので終わる。

2024-07-11

SLAM DUNK』読み終わったーーーー!!

 はぁぁぁぁ、長かった! でも面白くてとくに山王戦の後半からは一気に読んでしまった。

 長々と語り倒したい気分だったけど、読後の心地よい疲労感を味わっていたいから、感想は手短に終わらせよう。

 たった数ヶ月という短い期間の間に爆速で成長していく桜木花道を見守るのは楽しかった。溢れる天才性でもっと簡単に駆けあがっていくのかと思ったら、案外地道に練習を重ねて、試合の中で少しずつ学んでいくところが、リアリティがあって好き。

 そんな花道にとって山王戦はそれまでの学びの集大成だった。得意のリバウンドを極めるだけでなくて、戦況とこれまでの経験から対戦相手の出方を読むまでになったのはすごい。

 他の湘北メンバーもずっと自分本意だったのが、デッド・オア・アライブな状況での無我夢中ながら共闘できるようになったのがいいな。

 山王戦までの試合では、湘北の終盤の巻き返しがエグいので、主人公チームなのに悪役みたいに感じられて、相手チームを応援したくなるのだが、山王戦はずっと、行けー! 湘北行けー!! の気持ちクライマックスは本物の試合を見ているときのように感動してしまった。

 インハイが終わったところで物語も終了してしまったのが、ちょっと残念。花道流川コンビ試合活躍するところ、見てみたかったのになあ。

 ちなみに、好きなキャラは晴子さん、仙道フクちゃん、宮益。晴子さんは、見た目と性格によらずバスケに対して複雑な思いを抱えていて、それでも腐らずに知識経験知を惜しみまずに花道に色々教えてあげてるとこがいい。仙道以下の好きなとこは省略。

 いい漫画を読んだ。これまでの人生で読んだ全漫画の中で2番目に好きだ。この年になって、自分の中の大好きな漫画ランキング順位がこんなにも大きく入れ替わるとは思わなかったなぁ。

2024-07-02

サッカー公務員化するメリット

ソフトボール市役所チームのようにほがらか

ふるさと納税税金を背景に豊かなチーム作りを出来る

選手よそ者感が出ない

選手セカンドキャリアとして市役所職員という花道

市民無料券を配布出来る

市の施設自治体の好きに、効果的に活用できる

2024-06-21

練習生について

Twitterじゃつぶやきたくないしもうあんまなんも考えたくないか視聴者なんていなさそうな増田に失礼します。知ってる人しかからないように固有名詞はだしません。

悔しい。悔しいよ。彼女選択肯定したいし、素直に応援したいけど出来ない自分が悔しい。まだまだ未練たらたらでオーデ終わってから大学受験があって浪人したけどその間もずっとスマホ壁紙には彼女が微笑んでた。いつだって。悔しいときとか苦しいときとか、彼女のおかげで乗り越えられた。浪人決めたときだってそう。オーデでファイナルまで頑張ってた彼女を見て、自分もやろう。成し遂げよう。って思った。

水商売が悪いとかじゃなくて、自分が望んだ未来押し付けて、ファンダムとして彼女神聖視していた自分気持ち悪かった。そしてそういう選択肢とるに至った今までの炎上やら彼女の最大の魅力でもあった不安定さを鑑みて、すごく悲しかった。申し訳なかった。2日くらいずっと何もできなくて、予備校いる間もクヨクヨしてずっとTwitter見てた。大好きだから、置かれた場所で、というか彼女がいる場所では、常にずっと彼女が一番輝いていてほしい。少しずつ彼女について言及するツイート検索で引っかからなくなって、大手垢も少しずつ正規グル派生グル格差の麿をとりあげるだけに戻り始めて、現実をみられない私達ファンダムけがまだ彼女の話をして、見えるはずのないバックボーン想像して、ギリギリ精神を保っている。家庭環境なんてわかんないよ。多分みんなが言うような毒親じゃなくて、思ってるより普通で、少し厳格な家なんだろうと思う。もう下品考察とかはやめよう。

とりあえず彼女が傷つかなければ、嫌な思いをしなければ良い。ただとりあえず、なんでもいい、いつになっても良いから、どうか潰れないで夢を掴んでほしい。あなたは私の希望から。他の練習生がどれだけいい未来を勝ち取ったって、これからどんどん新しい練習生がでてきたって、私が感動したのは、泣くほど応援したのは、熱狂したのはあなただけです。もう花道だけを歩こうなんて私には言えないし、多分お店までは会いに行かないけど、応援してる気持ちは変わらないつもりです。自分勝手でごめんね。

2024-06-13

SLAM DUNKちょっとずつ読み進めている。

バスケほぼミリしらに近い状態から、ある日ふと思い立ってSLAM DUNKを読みはじめて2ヵ月くらい経ったが、進捗は亀の歩み。昨日16巻を読み終えて、17巻に手をつけたところ。

まりにもバスケを知らなすぎて、画面の隅々まで楽しめている気がしなかったので、『Bリーグ解説 リアルバスケ観戦がもっと楽しくなるTIPS50』という本を読んでお勉強。おもにBリーグの話だけど、バスケルールポジション試合の流れなどの基本から解説されてるのでありがたい。しかも、THE FIRST SLAM DUNK から入った人のために90年代初頭と現在とでどんな変更点があるのかまで解説してくれる。


いい本の助けを得たとはいえ、もう年なので興味津々ではあっても自分でやらない競技のことを一から覚えるのは容易ではなく、やる気に脳ミソがどーしても着いていかない。

でも、試合中の選手立ち位置視線の方向などに着目すると、選手たちや監督のねらいが見えて面白いこと、そしてバスケは数の優位性で闘う競技であるからして戦略の組み立てや読みというもの大事だということは、なんとかかんとか理解した。

数の優位性というワードは、バスケミリしらだけど、私はおなじく数の優位性を重視する競技である囲碁をやるので、なるほどそういうことなのかと、試合中に着目すべき点を把握できたかと思う。

そんな事を理解した上で県大会の陵南戦のとこを読むのはとても楽しかった。読む上で特に重視したのは、画面に描かれた湘北・陵南の両チームのメンバー立ち位置。そして陵南のエース仙道挙動

魚住ファウル4回で安全のために下げられてしまって以降、仙道がチームを引っ張っていくことになるのだが、飄々とした姿勢を崩さなものの徐々に疲労と焦りから追い詰められていき、判断ミスをするようになる。湘北に有利になるとき、その直前には仙道がはんだんを誤っており、更にその前のシーンまで遡って仙道視線の先を見れば、どうして彼が間違えてしまったのかがわかる。

臨場感と勢いのすごい漫画から、流れに身を任せてバーッと一気に読んでしまいたい気持ちが強くなってしまうのだけど、我慢して画面のなかにチェックポイントがないか探し、見つけたらその結果を生んだ原因を見つけるためにページを遡ることを、ちまちまやっていく。勢い任せに読むのもいいんだけど、私にはこういう楽しみ方の方が性に合ってそうな感じがする。


陵南戦のあとで田岡監督自分が湘北をナメていたのが敗因で、選手はよくやっていたと言うシーンがあったけど、選手たちもけっこう湘北をナメているというか、ど素人桜木はもとより、PG宮城をそうとう軽んじていて、試合画面でも流川ゴリディフェンダーをつけるとなったらまず宮城についてる人員を外すということをやっていて(仙道などは仲間にはっきり指示出ししてる)、それが宮城ファインプレーに繋がったので、読んでて思わずニヤリとしてしまった。


数巻続けてスリル満点の試合が続いていたので、日常パートがメインの17巻はちょっと息抜きの巻。晴子さんの流川への気持ちとか、安西先生が直々に花道を特訓する話もいいんだけど、私は仙道推しなので、仙道主将になったのに部活サボってるシーンが印象に残った。この人もうダメかもしれんな、少なくとも高校バスケでの余生においては。


仙道は、チームをたった一言で持ち直させることの出来るカリスマ性を持ったまとめ役でありつつ、個人能力も高い点取り屋のスーパースターでもある。しかし、湘北との闘いではリーダーとしての持久力がそうある訳じゃなくて、常に背中を預けられる相手必要としていることが明らかとなった。なので、魚住引退したあとで、仙道が力を発揮することはおそらく無いんだろうなぁと。

彼はだいぶ流川に似たところがあるので、流川未来の姿とも言えるし反面教師とも言えそうだと思う。仙道はおそらくここで潰れ。流川もこのまま日本一高校生プレイヤーを目指すだけでは早晩潰れてしまうのだろう。流川にも背中を預けられる相棒必要で、それは先輩ではなく同輩か後輩でないといけないのだ。まあたぶん、それって花道が適任なんだろうなぁー。

などと思いつつ、読破までの道のりはまだまだ長い。

2024-04-22

anond:20240421223001

実際に花道天才だったってことなんだろう。

「お前を超える逸材がここにいるのだ…」のシーンは後付けで理屈を捻り出した感があり、あまりきじゃない。

2024-04-21

anond:20240421074650

面白いことは面白いんだが、どうしても「始めて3ヶ月の素人レギュラーになって凄い凄いと言われ、コツコツやってきた凡人はベンチで応援」って構図がキツい。

もちろん花道はいい奴だし、素人なりに頑張ってるのも分かるが、キツいものはキツい。

メガネ君も見せ場はあるとはいえ、陵南戦で見せ場が終わってるのも事実

山王戦の「この3人がいれば全国制覇夢じゃないぞ!(回想)」「2年間も待たせやがって…(現実:一人だけベンチ)」ってのはギャグでやってるんだろうかと思った。

メガネ君はまだいい方で、一時的花道の代わりに出た角田山王相手に為す術もなく、「花道あんな奴とやり合ってたのか…!」とか言ってたのは本当に泣けてくる。角田一年3ヶ月の部活動は何だったのか。

スポーツ漫画あるあるかと思ったけど、ジャンプのヒットしたスポーツ漫画だと意外と少ないんだよな。

大空翼越前リョーマ黒子テツヤ日向翔陽も競技歴は長いし。

アイシールドくらいか

2024-03-17

(音人ネタバレ有)BUCK-TICKオタクグダグダ言ってるだけ

まず前提として、わたしはいわゆる彦沼民でギターズが好きだ。誰がなんと言おうとギターズが好きという姿勢人生の半分以上、20年以上を費やしてきた。正直言って大好きだ。愛している。同じ花道にいたりあの微妙距離がある背中合わせなんてやられた日には夜も眠れぬレベルで爆発する程だ。

櫻井敦司亡き後、誰がボーカルをやるのか?誰もが疑問に思っていた答えが4月音楽と人で発表されていた。そんなサラッと言うと思ってなかったので驚いた。

ボーカル今井さん、星野さん。そう、ギターズだ。わたしが愛してやまないギターズがボーカルをとると言う。

ただわたし自身はまだあっちゃんを失った喪失感が強く正直そこまで考えられない。4人が制作に入ってることは理解していて心から応援しているがまだわたしあっちゃんを諦められず異空の円盤を観ては涙し、ライブCDを聴いては涙する、泣かない日なんてない。そんな生活を送っている。

大好きなギターズがボーカルをとると言われてもまだ心が追いつかないのだ。だが嬉しいはずなのだ。そう、嬉しいはずなのだ

なのでなんとか整理して嬉しさを探していきたいと思う。

わたしは曲合間のヒデが水を飲んだり汗を拭いたりしてる姿が大好きだ。どんなに後ろの席でも双眼鏡を使わないわたしが唯一双眼鏡を使う場面だ。(友人には公式ストーカーと呼ばれている)見ていて気持ちいいほど思い切り水を飲む、汗を拭いたおしぼりを雑に投げる(使ったやつ使ってないやつの区別をつけてるのかなと思う)。もう全てにおいて愛おしすぎるのである。生きる、これこそ生。星野英彦、それは命…

わたし年末武道館バクチク現象でもいつものように曲合間のヒデを見ていた。この日、水を飲んだあと口元を拭ったのだ。少なくともわたしの知りうる限りではじめて見た仕草だった。

そりゃそうだ。今までMCをしていた人がいないのだ。水を飲む時間だって今まで通りではすまないだろう。

これからボーカルをとるとした場合、水を飲む時間はどうなるのだろう?おそらくあの飲みっぷりから予測しかないがヒデは飲まないともたないタイプなのだと思う。歌割りがどれくらいくるかはわからないけど仮に飲まないでスタミナがどこまで続くのか?勝手にそんなことを心配している。

そして今井さんだ。いつものようにヒデが水を飲むのを見るのに夢中すぎてあまり考えた事がなかったのだがその間にもギターの音してるよな…と気づきふと異空ツアーの中盤頃に今井さん好きの友人に「今井さんっていつ水飲んでるの?」と聞いたら「え?わかんない」との回答だった。

他の今井さん好きの知人に聞いてもひとくちふたくちさすがに飲んでると思うけどという回答だった。水をいつ飲んでるかわからないとは、さすがやつはトリックスターである

しかし、いくら今井さんがいつ水飲んでんの?状態であったとしても曲合間毎回ヒデに水を飲む時間を作ることが出来るのか?

心配だ。

アルバムがどうなってるかなんて今のわたしにはわかんないから、ヒデの水を飲む時間について考えるくらいしかできないのだ。なんたる無力。

嬉しさを見つけられるのはまだだいぶ先のようです…。

そして今、アトムライブCDを聴いているのだがBOY前のあっちゃんが「もっともっとしぃ…」言うてる時にヒデがもうすごいなんともいえない顔をしていて「頑張ってひでひこ…!あとちょっとからたえて…!」と思いながら見守っていたのを思い出してまた涙を流している。

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