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はてなキーワード: 財テクとは

2025-09-28

anond:20250928175733

30人クラスの29人のいじめっ子人事部合格をもらい、誰かのかわいい後輩になって投資信託など財テクしてるのが日本

2025-09-02

年金が減った理由は「日本人日本経済を回さずタンス預金財テクに明け暮れたから」なんだよね

未来への投資ではなく「自分の財布の中身」しか興味を持たなかった結果がコレ。

お前ら全員が身勝手サイコパスだったかゲーム理論約束された死が訪れただけ。

この事実を認めない限り日本人は延々に前に進めない。

2025-08-18

anond:20250818075940

国民全員がソコソコ豊かになったからだろ。働けば何でも手に入るそれがみんなに行き渡った。そこへバブル景気が来た。小金持ってるやつはわれもかれも財テクに走ったんだよ。中国はそれを分析して先手を打ちながらやってきてるんだよ

2025-07-05

H先輩へ、サラリーマン財テクについて

こんにちは

Hさんに財テクを教えてと言われて数年(3, 4年?)がたってしまいました。

在宅勤務が多くあまり話す機会もないので、はてな匿名ダイアリーに書きます

僕は投資を始めて7年弱で、いま4000万-5000万の間くらいになりました。

ここに来るまでに得た知見をHさん向けにまとめます

■なぜ財テクをするのか

■なぜ資産投資するとお金が増えるのか

以下の流れなのかなと思います

中央銀行お金を刷ることにより、(a)経済活動の活発化と、(b)貨幣希薄化が起こる

(a)経済活動の活発化により増えた富は、給料にも行くが、株主へより多く行く

(b)貨幣希薄化により、貨幣価値は下がり、株式、金、不動産価値相対的に上がる

ゆえに、株式や金、不動産への投資が推奨される

株式は(a)(b)両方から恩恵を受けて、金や不動産は(b)のみの理由で上がるのかなと思っています

アパートとか経営すれば、不動産も(b)+(賃貸事業)で資産が増えますね。

補足

給料より、株主へより多く還元されることがいわゆるピケティ提唱したr>gで言われていることです。

この理屈としては、株主会社倒産するリスクを背負っている見返りに高いリターンを得ているため(株主リスクプレミアム)と自分理解しています

■何に投資するのか

■■資産1000-2000万までは、インデックス投資します。

emaxis slim 全世界株式か、emaxis slim S&P500に、ネット証券(楽天証券など)で投資します。

これが手数料最安なので。

ネット証券として他にSBI証券もありますが、過去個人投資家をカモにする不正を行っていたので、個人的には好きではないです。

インデックス投資とは、全世界株式指数(世界の優良な大型株を時価総額で重み付けしたもの)やS&P500(アメリカ代表する500の会社株価時価総額で重み付けしたもの)などの指数(=インデックス)に連動した商品投資することです。

指数に組み入れられる銘柄は定期的に入れ替えられます

インデックス投資信託投資し、資本主義による経済発展恩恵を平均的に受けるのがまずは良いと思います

値動きも比較的穏やかですし。

最初自分は、将来どこが強いかなんて分からないので、全世界株式投資していました。

だけど、そのうちに、中国投資したくない、インドヨーロッパ日本の成長性を信じられないという理由で、S&P500に変更しました。

Hさんが始める際は、NISAで月10万(or 30万)から始めてはいかがでしょうか。

いきなり一括投資すると、メンタルにくるので、積立投資おすすめします。

株と現金割合は、株:現金=4:6〜8:2の間が良いのではないでしょうか。

自分の心と相談して下さい。

ちなみに僕は、株+暗号資産:現金=9.5:0.5です。

■■次に、ある程度資産ができたら、債権個別株、BTC、金、不動産投資します。

債権

守りの資産です。僕はまだ買っていないですが、暴落に強くなります

個別投資

成長目的で買うなら、なぜ上がると思ったのかストーリー自分で整理してから買うと良いと思います

また、信じられるときだけ買えば良いと思いますいくらでも次のチャンスはあるので、というようなことをバフェットが言っていました。

precision(=成功率≠検知率)を上げるのが大事です。

また、「チャンスを逃した」と思ったら、「なんで逃したんだろう」と考えることが次に繋がると思います

ちなみに、事前に描いていたストリーと異なってきたら保持を終了します。あるいはストーリーを捉え直します。

トレードはしなくて良いと思いますトレーダーになりたいなら別ですけど。

他にも、配当優待目的で株を買う人もいます

配当が良く、かつ安定あるいは成長する株を買うというのも良いと思います

BTCや金

発行上限が決まっているため、強力な価値の保存になります

ビットコインスタンダードという本に詳しいです。

不動産

借り入れを行うことにより、元本以上の利率を出すことができます

例えば資産5000万円の人が、一億を借りて1.5億を運用金利の返済をしても、実質1億で運用しているのと同じパフォーマンスになる、という状況。

自分が住むのでも良くて、その場合中古一軒家が一番良いです。

詳しくは、なすびマネー講座というYoutubeを見てください。

中古一軒家については、良いものがあるならインデックス投資よりも先にやって良いと思います

暴落がきたら

特に気にしないのが一番良いです。

リーマンショックでは6年くらいで、S&P500は戻っています

コロナショックでは、1年弱で同じ価格まで戻っていますね。

積立を継続できれば、安く買えて将来的には資産が爆増します。

絶対ダメなのは暴落が来たら売ってしまうこと。

現金に余力があれば、買っていくのは良いと思います

その場合でも底がどこかは分からないですけど、そのうち回復するのでピンポイントを狙わず買っていけば良いと思います

■その他投資の注意

◾️その他の財テク

ふるさと納税(住民税または所得税が控除される)

ふるさと納税副収入に対してもできるので、忘れないようにしま

ポイ活は面倒なのでしなくて良いんじゃないかと思います

賃貸を退去するときは、国土交通省発行の退去に関するガイドラインを熟読すれば、敷金はかなりの割合返ってきます

節約無駄ものにはお金を使わない、要るものにだけお金を使う

有料の情報商材を買わない

無料FP相談に行っても良いけど、保険投資契約はしてこない

保険は基本不要。ご家族のために掛け捨て生命保険に入っても良いかもしれないけど、基本は何も要らないです。

最後

人生においての財テク重要度は人それぞれですけど、やらないよりはやった方が良いんじゃないかなと思います

ようやくお伝えすることができて、ほっとしました。

2025-05-28

『錆びた梁の下で ―第三章:誰がバブルを起こしたのか―』

昭和の終わりが近づいていた。

大蔵省霞が関心臓部。

証券局は、空前の株高と国民投資熱で鼻息が荒かった。

株式は国力の証明だ」

そう嘯く局長マスコミに出るたび、日経平均はまた数百円上がる。

“マル優”の特典を武器に、銀行預金資金市場へと流れ、

街には“財テク”と呼ばれる新興成金が溢れた。

そんな証券局に対抗意識を燃やしていたのが、銀行局だった。

投資が花なら、開発は実だ」

彼らはそう信じていた。

彼らの下には、全国の都市銀行が控えていた。

金融庁などまだない時代金融行政大蔵省の独壇場だった。

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銀行に号令をかけよ。国土を立て直すのだ」

そんな一言が、銀行局の某課長補佐から放たれた。

以降、都銀地方支店を送り込み、次々と融資の指令を出した。

目的地は、海辺荒地山間部の棚田温泉もない無名山間地――

にもかかわらず、そこに「リゾート開発」や「企業研修所」が次々と企画された。

建設会社が動員された。

不動産会社地権者を回った。

補助金がついた。

銀行は後押しした。

「これは国策だ」と耳打ちされた。

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祐介の勤める準大手ゼネコンにも、年間数千億の開発プロジェクトが舞い込んできた。

用地買収から頼む。図面はこのスパンで描いてくれ、急ぎだ」

設計課では徹夜が当たり前となり、現場工程が飛ばされた。

資金心配いらない。これは大蔵省案件だ」

かにそうだった。

帳簿には都市銀行からの巨大融資が並び、そこに“大蔵省了承済”というメモがついていた。

受注は順調。見かけ上の売上は増大し、社員も5千人を超えた。

だが、その繁栄は、あまりにも静かな虚構だった。

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数年後、バブル崩壊する。

そして、まるで何事もなかったかのように、大蔵省正反対方針を打ち出す。

金融引き締めだ。不良債権を撲滅せよ」

「過剰な投資に歯止めをかけろ」

テレビではエコノミストたちが、「ゼネコン無駄」「地方開発の失敗」を声高に非難していた。

夜のワイドショーでは、構成作家の書いた台詞をもとに、出演者が一斉にゼネコンを叩いた。

だが、祐介にはわかっていた。

これは、上から命令だった。

用地を買えと言われた。

建てろと言われた。

融資もつける、補助金もつける、国策だと、繰り返された。

しかし今、その土地価格は1/10暴落していた。

工事代金の支払いも、半分以下で打ち切られた。

残されたゼネコンは、請求書ごと“失敗の象徴”にされた。

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「これは大蔵省の失敗では?」

そんな疑問を投げた週刊誌は、翌号には消えていた。

代わりに躍った見出しは、「ゼネコン日本を食いつぶす」。

誰も、なぜゼネコンがそこにいたのかを問い直さなかった。

祐介の会社債務超過となり、数千人の社員リストラされた。

都市銀行合併を重ねて巨大化した。

だが、それでも祐介たちに支払われるはずだった金は戻らなかった。

「これは自己責任です」

テレビに出た経済評論家は、そう締めくくった。

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祐介はある時、再開発されたバブル跡地を訪れた。

以前、自分が描いたリゾートホテルの設計図が、雑草の中で風化していた。

近くには、地方自治体が建てた「文化交流館」が、無人のまま佇んでいた。

「国が作らせて、国が壊した」

それが、祐介の見た“日本再生”だった。

バブルの後始末は、民間の命で支払われた」

そして、その“後始末”を金に変えたのが、弁護士だった。

倒産処理という名の精算機械

そこにいたのは、100億円の報酬を受け取る者と、仕事を求めて彷徨新人弁護士たち。

法の名を掲げ、企業を切り捨て、土地を安く買い叩いた者が、真の勝者となった。

そして祐介たちのような建設労働者、技術者設計者は、歴史の片隅に置き去りにされた。

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今、祐介は建設業界の人手不足ニューステレビで見るたびに、

「それは30年前のツケだ」と呟く。

人を棄て、技術を棄て、命を棄てた国が、

いまさら成長戦略などと唱えるたびに、祐介の胸には鈍い痛みが走る。

あのバブルは、俺たちが起こしたんじゃない。

起こさせられて、捨てられたんだ。

そして、誰も責任を取らないまま、今日も「国策」は別の顔をして歩いている。

2025-05-10

ニッポン経済奇跡から墓場まで

戦後焼け野原から奇跡復興を遂げ、世界第二の経済大国上り詰めたというのが日本人の自慢話だが、その「経済発展」とやらは果たして本当に中身のあるものだったのか。冷静になって考えてみればわかるだろう、日本の成長は自前というより他力本願実体より見せかけに支えられきただけだ。

  

日本人日本戦後復興と高度成長を語るとき、「自助努力」だけを強調するが、実際にはアメリカという強力な後見人存在があったからにすぎない。敗戦直後、占領下の日本にはGHQによる多額の資金援助が注がれ、固定為替相場制(1ドル=360円)の下で輸出振興の下地が整えられ、1950年に勃発した朝鮮戦争では「特需」と呼ばれる大量の米軍発注日本経済を潤し、これが完全復興への端緒となったのだ。要するに、日本は「発展した」というより「発展させてもらった」面が大きいのだ。ネトウヨはよく「朝鮮半島を発展させてやったんだ」というが、日本も「欧米に発展させてもらった」のだ。1960年代日本の高度成長は、日米同盟なしには起こり得なかっただろう。米国安全保障の傘の下、思う存分経済成長に邁進できたという構図であり、裏を返せば日本「奇跡」米国戦略的寛容に支えられた他力本願産物だったのだ。

もちろん、日本人自身努力や数の多さやかつてはあった勤勉さも少しはあるが、少なくとも「俺たちの実力で世界を驚かせた」という自画自賛は恥ずかしいのでやめるべきだ。高度成長を陰で支えたのは、米国市場という巨大な需要先と資金技術支援、そして安価労働力国内の高貯蓄率(今の中国と似た構造中国日本反面教師にする必要がある)。日本は自ら飛んだというより強力な追い風に乗って舞い上がった風船なのだ

  

今は怠け者で知られる日本人はかつては勤勉で生真面目、サービス残業もいとわず働く世界でも評判の勤労民族だったが、その労働生産性実態はといえば残念ながら芳しくなく、統計をひもとくと、1970年代以降の日本時間あたり労働生産性先進国の中で常に最下位という不名誉な記録を更新し続けている。2020年時点でも日本時間あたり労働生産性は49.5ドルOECD加盟国全体でも圧倒的最下位。つまり日本経済戦後一貫して「効率の悪さ」で世界トップクラスだったわけだ。高度成長期追い風といえる要素に満ち溢れていたため、その弱点も見えにくくなっていたものの、90年代以降はIT化の遅れなども相まって諸外国との差が拡大し放題となっている。

  

時間働いても生み出す付加価値が低いのでは、経済が豊かになるはずがない。日本人人口増が確実視された時点においても一貫して生産性という肝心の成果をおろそかにしてきた。おかげで「働きバチ」のを自称し、平成時代までは実際そうでありつつも、実はハチミツ生産量は先進国でビリなのだ他国効率化とイノベーションで着実に成果を上げる横で、日本けが生産性停滞の沼にハマり続けている。それなのに日本人はうぬぼれているのだ。

日本昭和ピーク、それ以降はゴミ

日本経済実態をもう少し長いスパンで眺めていくと、主要な実体経済指標1970年代ピークにその後低下の一途をたどっている。あの見せかけの繁栄におぼれた1980年代後半、日本世界で「ジャパン・アズ・ナンバーワン(笑)ともてはやされた時期でさえ、実は経済成長率やインフレ率といったリアル指標高度成長期70年代より低水準だったのだ。急激な円高後のカネ余りで株価地価が暴騰し、日本があたか世界一裕福に見えたのは錯覚に過ぎなかったのだ。つまり、見かけの資産価格は派手に跳ね上がっても、日本経済エンジンのものは既に昭和時代に回転数の限界を迎えていたわけだ。 高度経済成長ピークが70年代だったとすれば、その後の平成・令和期の停滞ぶりにも合点がいきます事実1989年末に日経平均株価が史上最高値更新して日本経済が「歴史的ピーク」に達した後は、泡がしぼむように停滞が続いている。

  

結局、日本経済実質的な力は1970年代に頂点を迎え、その後は長い停滞期に入ったと見るのが妥当だろう。高度成長を成し遂げた昭和は遠く、平成以降は晴れ間の少ない停滞の時代1980年代バブル期世界リッチに見えたのも、実体経済が伴わない見せかけの繁栄。そのツケは日本人平成以降に味わった停滞という形で帰ってきている。

バブルは幻の繁栄

1980年代後半のバブル景気は、日本経済史上もっとも華やかで浮かれた時代だった。地上げ財テクに浮かれ、土地株式価格天井知らずの上昇を続ていたのだ。その狂乱ぶりはテレビでも見てわかる通りだ。例えば1985年から1990年にかけて地価は約400%も上昇し、日経平均株価PERは80倍から直前には100~200倍という異常な水準に達していた。何が言いたいかというと、実体経済裏付けなどまるでない「バブル」という名の幻影だったのだ。 当然、このバブル1990年代初頭に見事に弾け飛んだ。当たり前だ。「平成景気」という名の打ち上げ花火が消えた後に残ったのは巨額の不良債権と、下降線をたどる経済成長率だ。1989年末の株価高値を境に、日本経済は長期停滞のトンネル突入することになったのはもはや語るまでもないだろう。

  

バブル期にはまるで自分たち世界を席巻する経済超大国になったような気分に浸っていたものの、それは砂上の楼閣に登った気分だったのだろう。後に残った実体経済疲弊を見るにつけ、あの繁栄いかに中身の乏しい見せかけであったかを痛感させられる。 バブル絶頂期、日本企業は世界中の不動産美術品を買い漁り、「ジャパンマネー」がもてはやさされたという。しかし、それで得た栄光は永続的なものではなく、気がつけば日本経済は地に足がつかないまま宙ぶらりんの状態だったのだ。資産価格の幻影に酔いしれたツケとして、その後の「失われた数十年」を甘受するハメになったのは当然の帰結だ。

反省しない政治家日本人

バブル崩壊後、日本政策当局は景気テコ入れに躍起となったが、その数々の処方箋結果的に何一つ功をなすことはなかった。1990年代には今の減税・バラマキポピュリスト達が喜びそうな大型の財政出動や減税が何度も繰り返されたものの、景気は一向に本格回復せず、未来へのツケである政府債務けが膨れ上がった。結局、バブルで抱え込んだ民間企業の過剰債務政府が肩代わりしただけで終わり、景気浮揚には無力だったのだ。

  

今の減税ポピュリスト給付金ポピュリストが教訓とすべきことでもある。「借金借金を救う」ような政策では、問題の先送り以上の成果望めなかったのだ。 ゼロ金利政策量的緩和といった金融緩和策も導入されたものの、デフレ2000年代まで深く根付いた。そして現在に至るまで日本経済は低成長から脱却できていない。気付けば、経済政策は場当たり的な景気刺激策の継ぎ接ぎだらけで、一貫した成長戦略構造改革国民が反発することもあり、実行されなかったのだ。

  

その間にも少子高齢化は進行し、生産年齢人口は減少、国内市場は縮小と、構造的な課題が山積している。 海外から日本政策対応は手厳しく嘲笑されてもいたことはご存じだろうか。世界90年代以降の日本を語る際に「日本化(Japanification)」という言葉が生まれたほどだ(参考→https://en.wikipedia.org/wiki/Japanification)。それは「不況下で有効改革をせず、無駄公共事業延命を図る現象」を指すもので、改革よりも道路箱物を作り続ける日本政治家を「無為政治家」として揶揄するものだ。

  

まり言いたくないが、日本経済の停滞を語るとき、忘れてならないのは日本社会国民メンタリティだろう。政治家政策ミス批判するのは容易なのだが、民主主義国家において政治家国民の鏡だ。政治家国民を望む政治をやる。嫌がる政治はやらない。政治家が一番嫌うのは「落選」だからだ。ゆえに、ほぼ日本人が自らの手で衰退させたともいえる。もちろん、日本人気質のものにも問題ある。「変化を嫌う」風土物事を深く考えず前例通りに済ませようとする思考停止状態、失敗を恐れる風土迷惑不寛容風土、出る杭を打つ文化、人の足を引っ張る文化高度経済成長期の成功体験固執する傲慢さが、日本の停滞を長引かせた要因だろう。 実際、多くの日本企業や組織では予定調和前例踏襲が幅を利かせ、新しい発想や議論を避け、排除する。その結果、変革が避けられない状況でも無自覚に「今まで通り」のやり方に固執し、いたるところで思考停止に陥っているのだ。しかも厄介なことに、そうした楽で無自覚現状維持志向こそが日本経済低迷の発生源なのである

  

国民一人ひとりを見ても、急激な変化の痛みを恐れて結局は現状にしがみつく。または「義務を果たさないくせに権利ばかり主張する」 、「生産性が低いのにもかかわらず働かない」というそんなゆでガエル的な集団心理が、日本の停滞を固定化しているのだ。変化や痛みを避け続けた結果、気づけば茹で上がっていたカエルよろしく、取り返しがつかないほど実体経済が冷え切ってしまったのだ。

「一応先進国ブランドすら危うい(実態はもう後進国だよっと)

かつては世界第二位GDPを誇り、現在も4位を維持している状態を見て「経済大国日本」と胸を張っているネトウヨがあまりにも多いが、ふたを開ければその先進国ブランドも風前の灯火だ。例えば一人あたりGDPで見ると、近年の日本OECD加盟国中22位まで順位を落とし、韓国にも台湾にも追い抜かれた。1980年以降で最も低い順位で、もはや経済指標上は「一応先進国」と呼ぶのもはばかられる。

かつて恐れられた日本経済が国際舞台スポットライトから消え、「存在感の薄い国」に成り果てつつあるのが現実だ。 日本世界に誇っていたはずのものが、気が付けばことごとく色あせている。かつて最先端だった技術産業存在感を失い、盛り返す気配すらなく、平均所得は停滞し、気力も勢いも感じられない。これでは「かろうじて先進国」と揶揄されても仕方がないでしょう。国際機関統計を眺めれば、日本より豊かな国・地域に住む人々はもはや十億人規模にも上る(日本同様に数の暴力で豊かに見えてる中国は違うからね)。もはや日本特別裕福な国ではなく、世界の中ではアルゼンチン二世的な立ち位置に落ち着きつつあるのだ。 <h3>o- *</h3>

結局のところ、最も根源的な「劣悪材料」とは、失敗から学ぶ能力の欠如である。「失われた30年」 は、経済課題に対する30年間のほとんど失敗した、あるいは不十分な対応歴史である。今の日本人はその過ちをさらに取り返しのつかなくなるような形で繰り返そうとしている。社会の変化への抵抗構造改革社会保障改革労働市場規制緩和など)への抵抗は、その必要性が明白であるにもかかわらず、根強く残っている。国家国民が自らの失敗を批判的に評価し、そこから学び、意味のある変化を実行できないのであれば、その最も基本的な「材料」、つまりは、自己修正進歩のための能力は、まさに「劣悪」であると言わざるを得ない。日本は今後立ち直ることはないだろう。

2025-02-22

30年後の資産形成にまず第一必要なのはファイナンシャルプランナーではなく、30年前の財テク本です

30年前と今を比べてどれくらい嘘を言っていたか確認しておきましょう

今の言葉が30年後にどれだけ嘘になっているか見積もっておきましょう

嘘はついていないと開き直られるかもしれませんね

2024-11-30

ヤマダ積立預金財テククラから解説する

話題のヤマダ積立預金キャンペーン中なら年利10%を目指せるというアレだ。アレを財テククラスタ(含む株クラ・ポイ活クラ)である増田視点から解説する。

 

ヤマダ積立預金とは

詳細は公式https://www.yamada-denki.jp/service/neobank/product/yamadatsumitate.htmlを見てもらうとして、かいつまんで言うと、住信SBIネット銀行の仕組みを利用してヤマダ電機が新設したヤマダネオバンクに、毎月1万円ずつ12か月積み立てると13か月目に積立額が全額戻りさらに積立額の10%のヤマダ電機で使えるポイントがもらえる、というものだ。

 

キャンペーンでは10%と表示されているが、1か月目の積立は利息をもらうまで1年間かかるから年利10%だが、12か月目の積立は翌月に利息をもらえるので年利120%(月利10%)となり、これを12カ月で平均したところ年利18.56%となる。しかも上限は設定されていない。

 

この資金は、預金者がヤマダ電機に預けるのではなく、住信SBIネット銀行に預ける形となり、ヤマダ電機が手を付けることはできない本業への流用など論外である銀行への預金1000万円までの預金保護対象となるので、万一、住信SBIネット銀行倒産した場合でも、1000万円までの預金保護される。

 

 

ヤマダ積立預金目的と過ち

中の人ではないので推測になるが、①ヤマダ電機の会員を増やす、②ポイント付与することで購買意欲を高める、が目的であったと思う。住信SBIネット銀行も、ヤマダ電機ネームバリュー費用持ち出しで自行の預金を増やせるというメリットがあるので、ヤマダ電機に対して何かしらの支援があったのかもしれない。

 

なおポイントヤマダ電機での販売価格等価で用いられるのに対して、ヤマダ電機でそれが影響を与えるのは仕入れであることも特記したい。例えば粗利益率70%の場合顧客10000ポイント利用されてもヤマダ電機側が被るのは7000円である(←違うかも。補足求む。あと厳密に言うと機会損失にもなるか?)。

 

で、何を誤ったかというと、ネット財テククラスタ阿呆な行動力を見誤っていた。

 

クラスタならばNISAには毎月30万ずつ躊躇なく入れる連中がゴロゴロしているし、ポイ活クラスタならば数%の還元のために100万円単位資金を回転させることもためらわない。しかも酷いことに、このクラスタはかなりの割合において重複しているのだ。今回も「やれ毎月50万積み立てた」だの「月100万積み立てた」だのという連中を早くも散見できる。

 

もし企画段階で、「想定積立額は月2万円なんで、1万人参加しても、総額2億円分のポイントで収まります」なんて会話が交わされていたら、ネット乞食ネットイナゴを見損なった大きな間違いである。

 

去年も「ドンキ10万分のPOSAを買うと2万ポイント付与される」というキャンペーンがあったが、あっという間に食い尽くされて数時間で終わったことを誰も覚えていないのだろうか。実店舗でのキャンペーンすらそうなるのだからネット完結のキャンペーンなんて瞬殺だろうに。

 

 

で、自分はどうするのか?

とりあえず週明けに10%キャンペーンが予定通り行われるという前提であるが(上限月5万に制限するんじゃね?、という噂だが)、上限が設定されない場合、最低月20万を積み立てたいと思っている。

 

20万というのは、12/15から積み立てを開始すれば来年11/15には積立が終わり、12月には資金解放されるので、ちょうどそれを2025年のNISA一般成長枠240万に回せるからである

※訂正:12/2に申し込んだとしても初回積立日は1/15からで、資金開放は2026年1月ですね。ちょっと考えなおします…

 

 

240万を積み立てると24ポイントをもらえるが、これの使い道は、

iPhone購入の補助(ヤマダポイントは1回に99999円しか使えないため)にする

②レート25%でANAマイルに交換して6万マイル分のと交換する

③レート100%でANAコインにして24万円分の航空券を買う

④②の6万マイルANA Payにチャージして日常的な買い物で使う。なおANA Payからモバイルスイカへのチャージ可能

のいずれかで消費することを考えている。

 

なおPOSAカード化はもしかしたら穴のある店舗があるのかもしれないが、基本的にはポイントでは買えないはずなので最初から候補に入れていない。メルカリ等での転売も面倒なのでこちらも対象外としている。

 

積み立てた元本も保証され、リスクヤマダ電機倒産することでポイントが0になるぐらいなのであれば、この祭は乗って損は無いと思う。

2024-07-30

anond:20240730142310

金融機関の言われるがまま金を動かす庶民財テク流行してもそれはバブルではなく大企業への正当な評価である

中小零細に貸されるよりだいぶマシってことよね

自助から今のトレンド

2024-02-11

anond:20240211165637

そもそも金を切り詰めてやるもんじゃねーし

平均賃金より+300以上多くもらってるやつ向けの財テク(死語)だから

2024-01-18

anond:20240118100619

アメリカ人公的年金がしょぼいか国民総出で財テクに励んでる。株価を維持するためには戦争も起こすぐらいだ

2023-12-21

財テク学校試験勉強は似てる

人脈と自分の中で咀嚼する力が必要になるという意味では学校試験勉強社会の縮図と言える

2023-12-04

ふるさと納税モヤモヤ

なんか情弱は損するだけの弱肉強食みたいに言われてるけど。

知らなければ損をするような制度を国が支えてるってどうなの?

知る努力をしない個人から搾取します、って平等ではなくない?

普通の人々に当然のように財テクという追加タスク要求する制度違和感

2023-11-13

anond:20231113093306

財テク指示で燃やす用の木のチップケチって焼けって指示が出てて

長々焼いてられっか!って半生の状態で取り出して、脳漿を取り出して売ってたらしい。

当時は脳漿が秘薬的な扱いで好事家に高値で売れた。

遺族にはチップ多めでよく焼きにできた遺骨から分けて渡してたらしい。

2023-10-03

anond:20231003104525

あほか。逆逆。日銀砲ググるくらいで自分でしてこいや

https://anond.hatelabo.jp/20231003110811

ほんとにバカしょうがねえな。

 

 

 

日銀法は「消費者にやさしい円高」「企業に厳しい円高」をきらう日本政府が「円安」を維持するために打っとったやつ。

とまったら円高になるはずが円安なんでやねん

安部がうっかりで死ぬ国の通貨なんぞいらん、て良くない円安になってるからや。

ほな国債発行しても売れませんと。こら日本にとったらダブルパンチでくるしいで。

産業空洞化生活保護うける国民多いのに発電所にぶち込む石油もかえへんねや。

日銀砲財テクだけして統一のいうとおり女性の足をひっぱりまくって産業空洞化させとった安部は悪いけど

それでも海外からの人気だけはあったんやね

ただ「女性を登用します」とか「円安やったらうちの商品かって」とかで、企業株価はだいぶあがっとる。

消費者としてはなるべく生保のお世話にならない程度に資産やすために株買うしかやることはないわ。

2023-09-30

anond:20230930232254

売れたアート庶民の手には届かない値段になって金持ち財テクになってるから

今のアーティストって貴族パトロンとしていたのから資本家パトロンに変えただけなんだよ

東京五輪デザイナー上級だけで回して酷かったし

2023-09-04

左翼財テクの徒(NISA格安SIM子ども手当など)に成り下がった

日本の長期的な経済戦略に興味がなく、敵を認定しては批判ばかり。

弱者を救えと言いつつ、徹底的に自分の蓄財にしか興味がない。

生活保守と言えば聞こえはいいが、天下国家を語る資格がない小器・小人しかいない。

これが今の日本左翼の現状である

2023-07-10

うちのオカン専業主婦やけど財テクやってたわ

デイトレもやってたな

オトンの給料はまるまる貯蓄に回して、株で稼いだ金で生活してた

専業主婦って結構稼いでるんだって誤解を持ってしまったのはオカンせいや

世間専業主婦って無収入なんや

2023-06-20

Web3ヤー対策 一問一答 パート3

パート1、2が好評だったから、続きを作ったぞ。Web3ヤーワクチン三回目接種や。

パート1: https://anond.hatelabo.jp/20230611160913

パート2: https://anond.hatelabo.jp/20230612224858

Web3ヤーの方々は、もうそろそろ副作用アイデンティティ喪失するかもしれないから注意しろよ。

Web3ヤー「やっぱbitFlyerCoincheckだよね」

解答例「お客様養分ムーブのおかげで成り立っている草コイン販売所です。彼らにとってはお客様はカモ様です。そのおかげで、ボラは激しいですが平均すればかなり儲かっています。公開されている決算書を見る限り問題はなさそうですが、両社ともなぜか日本株式上場が果たせていません。何か言えないような事情があるのでしょうか。」

Web3ヤー「SBIVCも良いよね」

解答例「リップル転売ヤーです。大した取引量もないのにリップル転売で儲けた金でサービスを拡充していますが、UIUXはSBI伝統をしっかり受け継いでいるWeb1.0クオリティです。また、最近クリプトインフルエンサー墓場としても有名です。あの頃は本質トークをしてくれていたAさんやBさんも、今ではポジトークしかしてくれません。みんなすっかりWeb3ヤーです。Satoshi Nakamotoに会って話したことのある御方の下では何も言えないのでしょう。権威最高、Web3最高ですね。」

Web3ヤー「Hashhubってどう?」

解答例「浅くて広いクリプトメディアです。レンディングという名の資産運用サービスを始めてしまったため、自分たち財テクを明かさずにクリプト情報を発信しなければならなくなった結果、本当に儲かる情報は見つからなくなってしまいました。(本質情報 ー Hashhubの情報 )× 市況 = Hashhubの金利という公式テストに出るので皆さんしっかり覚えておきましょう。」

Web3ヤー「クリプトネット新聞ってどう?」

解答例「英語メディア翻訳記事で儲ける時代遅れビジネスモデルです。ChatGPTの登場によってもはや存在意義はありません。それに気付いているのか、少し前から日本新規上場通貨宣伝や、IEO煽り取引所の提灯記事広告に毒されるようになっています。こういったメディアは、取引所が養分から吸い上げたお金を集めて、養分再生産する養殖場しかありません。なのでイナゴ予報として非常に役に立ちます。」

専門家日本クリプト規制世界で一番進んでいる」

解答例「世界で一番遅れていますクリプト本来の正体が暴かれる前に早とちりで作り上げた規制は、たまたまテラアフロ事変やらの色んなショックから国民を守ってくれましたが、それを以て日本規制環境の先見性を説くのは間違いです。クリプトのような変化の激しい新興産業では、規制は早く決められることよりも、速く変えられることのほうがより重要です。スピード性が求められるのに、業界団体を乱立させて責任有耶無耶にし、偉い人が都心不動産をやっと買えるくらいの小さな利権争いで話を遅らせているせいで、結果的日本全体の利益になる規制改革は、正しいタイミングで何一つ叶えられませんでした。Web3が国家戦略になった結果、Web3の規制を緩める話がきていますが、それは世界の一周遅れなのです。Web3に夢を見たのは、世界では昨日の出来事なのです。世界が目を覚ましているのに、これから布団に入って早く寝てえらい子だと思ってるバカ、それが日本です。」

JTC「Web3はじめました!」

解答例「技術力だともう巻き返せないから一発逆転を狙っているのだと思いますが、ある意味正解ムーブでしょう。なぜならWeb3は技術ではなく、政治と金コネ世界からです。技術力なしでも、政治と金コネ日本市場で儲けさせてもらっている大企業なら、政治と金コネのWeb3でも上手くやっていけるでしょう。それにしてもAstarと共同で新聞記事ジャックした紙面を見た時は寒気がしました。日本の頭悪い奴全員集合とはあれのことでしょう。権威権力で団結するなら、コンセンサスアルゴリズムなんていらないのです。気づかないふりなのか、本当に気付いてないのか、確信犯も天然ちゃんもいずれにせよ大罪です。皆さんの目論見がどのように爆発四散するかは見ものです。リアルタイムで見る人間ドラマ毎日放送、いつも楽しみにしてます努力未来、beautiful Astar!!ブロックチェーン悪魔って誰?ジョン・ゴールトって誰?」

ビットコイナー「Bitcoin, not Crypto.」

解答例「パート2でRollupについて触れたときに気づいた方もいたかも知れませんが、ビットコインレイヤー2でStacksやRGBみたいなものが乱立し、さらにステーブルコインセキュリティトークンが積み上がれば、それに伴うMEV膨張により、L1マイナー報酬体系が壊れます一般化すると、マークルルートみたいなものタイムタンピングするあらゆる分散型台帳は、マークルルートが内包するチェーン外部のMEVと合算した不経済で、プロトコルに閉じた報酬体系は崩壊するのです。その解決手段は、L1マイナー(もしくはバリデーター)のペナルティを重くし、リワードを増大させることです。実際、現実世界の秩序は、命という重いペナルティと、信用創造というリワードで保たれていますしかし、命と結びつかず、信用創造もできないブロックチェーン上では、持続可能報酬体系を構築することは不可能なのです。何が言いたいかというと、今あるブロックチェーンは全て上手くいきません。どのチェーンもマークルルートを記録する機能を何らかの形で搭載しているからです。今の時点でも、これに気付いて、ビットコインの上に色んなものを乗せることを嫌がるビットコイナーはいます。ただ、現実にこれらがうまく行かないと判明するまでにはソ連崩壊くらい時間がかかるかもしれませんね。だから多くのビットコイナーたちはまだ余裕なのです。」

Web3ヤーたちは不安よな。

中本 動きません。

2023-06-12

財テクってことばを聞かなくなった

バブルの時期じゃなくて、不景気な200x年によく聞いた気がする。

最近いう「金融リテラシー」とは意味ちょっと違う気がする。

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