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2025-11-11

教員権利を勝ち取った話・その後

はじめに

教員が権利を勝ち取った話を書いて約1年。ふとこの記事はてなブックマークをみると、こんなコメントがあった。

https://b.hatena.ne.jp/entry/4760869331639768992/comment/htnmiki

職員会議で割り振りの件を話して学級崩壊ならぬ職員崩壊になったらウケるので続報よろしく

反応としては記事最後にあるように隣の先生が「まったく…」的な態度を取ったくらいで、職員崩壊にはなっていない。

とはいえちょっとした後日談があるのでここに書き置く。

愚痴

いきなりすみません、「ま~た甘々なゆとり・Z世代が何か言ってる」と思うかもしれませんが、少し愚痴らせてください。

勤務環境

記事の通り、ただですら荒れているのになぜか委託研究をしている上に行事が多数ある学校だったことに加え、

こちらの状況や意向聴取なく、経験のない運動部顧問(一応主顧問別にいたが)を当てられた。
生徒が度々やらかすので、次の授業まで時間がないのに臨時の全校・学年集会・下校指導が開かれることがしばしばあった。
担任でなくても給食指導に当たる必要があった。朝の会の最中や授業のないコマも見回りをする必要があった。

翌年からはチーム担任制(学級担任を固定せず全教員がローテーションで担任業務を行う)となったらしい。

臨時教員は難しい仕事を任せないのが一般的だが、なぜか正規教員と同じことを求めていた。

都道府県高校では臨時教員は年次目標作成面談研究授業、担任がなかったり一部が省略されるが、ここでは正規教員と同じことをさせられる。

(やむを得ない)遅刻病気にもかなり厳しい。

電車の遅延の場合でも、教務主任管理職それぞれに直接厳しい叱責を受ける必要があった。病気休暇は書類があれば問題ないが、なぜか管理職は取得を嫌がる。

「勤務時間の割り振り」(前記事参照)の取得も自由ではない。

教務主任も「割り振りを使える日が指定されている学校もあるよ」という。有給休暇連続して取得すると、「こういう時はいろんな先生に謝っとけ」と言われる。

どこにも明記されていないのに服装を厳しく指摘(オフィスカジュアルNGという)されたり、休憩時間中ですらスマホ職員室を離れることを禁止される。
複数回やることになる謎の職員トイレ掃除
プリントで生徒に分かりやすい図を見せようとコピー機を使うと、校長インク代が高いからやめろ」。

事情説明しても「それは理由にならないから」。

毎朝の朝礼で、校長が「校長通信」と称して、教員指導力や勤務態度などを批判する文章を配っていた。

自身による批判もあれば、どこかから引用したものもあった。しまいには「教員の魅力を伝えて採用試験受験者数を増やそう」。無理。

極めつけは、(給与休日振替もないにもかかわらず)始業30分前や土曜日の出勤を強制されそうになったこと、当たり前のように時間外に会議研修があること。

部活動指導など。隣の先生すら「休日に無給で出ろ」と言う始末(何とか回避したが)。外部指導制度はあるが、管理職が導入に消極的


人間関係

性格きつめのA先生

着任当初から怒鳴りつけられた。このほか、授業を見ては「生徒に迷惑だ」と言うなど。管理職を味方につけるため面倒。

意見を聞いておきながら、「まぁ違いますけどね」「通らないと思うけど成長と思ってください」と。何のために聞いたんだ。

校長教頭及び教務主任

同じく厳しい。全員私と同じ教科だからか、目につきやすいのか。教員病気休暇を取ることをやたらと嫌がる。教務主任はやる気がありすぎてうざい。

こだわりの強いB先生

仕切りたがり屋。鍋奉行の学級学年運営版。個人でやる分には構わないが、こちらを巻き込んでくるので厄介。学年会議の話を長くして帰りを遅くする要因。

隣の机のC先生

やはりこだわりが強い。人間関係強要してくる(教員間の人間関係が生徒に響くからだとか)。飲み会の欠席を伝えると何度も確認してきた。

個人的な事情

勤務環境とは無関係だが、次のような要素も大変になった理由かもしれない。いずれも今年は解決しているが。

その前の年に母親(同じ県の高校教員をしていた)が脳神経系の疾患により救急搬送され、当時療養中だった。

1年の療養の後回復し、現在は復帰している。

奨学金の返済が残っていた。年度当初で約70万円。月の返済額は8千円だが万が一に備え毎月8万円を返済用口座に入金していた。

学部(2種・240万円)は前年度末に繰上返済を済ませていた。大学院(1種・計120万円)の分も12月で返済残額に到達した。その後繰上返済により今年9月に返済終了。

かなり気温が高い(10月末までかなり暑かった)年で、体調に悪影響があった。

今年は比較マイルド気候だった。


年度末までにあったこ

ピンポンダッシュ事件

荒れている学校なので生徒が授業中騒ぎまわるのは当たり前だが、放課後に何かやらかして近所から苦情が来ることもしばしばあった。

文字通り、学年の複数の生徒(やはり授業中態度の悪い主犯格)がピンポンダッシュをしたというもの

犯人特定し、怖い先生複数人で指導していたところ、そのうちの1人が暴れ出した。服薬しないと暴れる生徒だったが、試験的に服薬を止めていた矢先のこと。

保護者を呼びつけ毎日の服薬を確約させたが、その後も本人がその通り服用しているか怪しい。

暴走族

私の担当学年の生徒ではないが、市内複数校の暴走族グループに入っている生徒がいたらしい。

体育祭集団で来ると噂があり、全校で対応することになった。私は危険を感じ、家族病気理由にして年次有給休暇を取得した。

あるクラス担任メンタルダウン

2年以上は生徒本人の行動や人間関係理解して担任クラス編成を決められる(ヤバい生徒を分散できる)のだが、1年(当時の担当学年)はそうもいかない。

一応小学校から申し送りは来るが伝聞証拠に過ぎず、ヤバい生徒(しばしば保護者ヤバい)が偏ってしまうことがある。

本年度の1年は特にヤバいといわれていたが、その中でもヤバい生徒(上記の暴れる生徒もここ)が集まったうえ優しい女性のD先生(同い年)が担任になってしまった。

ついにメンタルがやられ休職担当授業を自習としていたがそれも限界になり、教務主任(該当教科の免許未取得)が授業をすることに。

代替要員が見つからないので、臨時免許(無資格者を宛がうための免許)を持たせて採用しその場をしのいだ。担任学年主任(再任用最終年度)が引き継いだ。

最終的にその先生は復帰するが、他の女性教員支援員さん複数人で対応しても生徒が教室を走り回るありさま。こちらが怒鳴りつけて少しは落ち着いたが。

私とそのまわり

とはいえ結論から話すと、居づらくなったりといったことは特に起きなかった。強いていうなら、私の病気休暇申請書が消えていたところだが。隠されたのかな?

また、管理職から残業命令はできないので、同僚からメモや口頭で「仕事があるから帰るなよ」と言われる程度(無視したが)。結局なんだかんだで

学年主任「生徒と関わるの嫌でしょ、給食職員室で食べて」

担当部活の主顧問試合の引率だけしてくれればいい、定時で帰りな」

配慮してもらえた。

嫌な顔をしているのは先述のA先生校長くらいだが、特にダメージはなし。A先生こちらが挨拶しても無視という態度だが、特に問題はない。

(挨拶無視マウント一種らしいが、同世代出世争いをしているならともかく、年の離れた私にマウントを取る意味はないのだが…)

校長面談とかで

「君の教職に対するモチベーションはその程度なんだね。もう君には何も言わないから」

→言われるうちが華とかいうけど放置してくれると個人的にはありがたい。

「もう30歳でしょ、将来どうするか決めないと中途半端になるよ」

→そこそこの収入が得られればやりがいとか成長とか考えなくても問題ない。

と暗に退職勧奨する程度。結局転職したが。


転職の決め手になったのは、次年度のクラス編成会議。あろうことか、次年度の担任をさせられそうになった。

もう耐えられないと思い、「それなら退職していいっすか」と言ったが流された。管理職に伝えてみても「君責任感はないの?」と。退職勧奨してたじゃないっすか。

仕方ないので退職代行に頼ることにした。公務員の依頼は多くの業者が引き受けないというので、同じ県に事務所もつ弁護士に頼ることにした。

終業後、事務所に赴き現状を話した。ところが、有給休暇の残り日数の都合で即日退職はできず、連絡もこちらの在校時間中になるとのこと。

だが背に腹は代えられない。そのまま依頼し、後日実行してもらったところ、あっさり受理された。なんだそれ。


それから特に他の先生から何かされることはなかったが、C先生喧嘩することになった。

「3年生を送る会」の準備が原因だった。研究委託校ということもありICT活用しようということで、生徒に出し物のアンケートフォームを作ることになった。

多数あるものから第3希望まで選ぶもののため、第4希望以降の回答は必要ないが、C先生は「ポチポチするのは面白いだろうからそれも入れて。今日中に作って」と。

作ったものの、結局それは忘れ去られ。次々と要領を得ない指示を出され。そしてある日の朝礼後、突然、

C先生「出し物の準備どこまでできた?」

私「こちらに完成していますよ」

C先生「作ってほしいのはこんなんじゃない。もっといいものを作ってよ」

私「(よくわからないな)それならもっと早く具体的に言ってくださいよ」

C先生「そんな言い方ないでしょ!!」

怒鳴りあい喧嘩に。

教務主任「生徒がすぐ外にいますから…」

教頭「お前ら何してんだよ!!落ち着いてください!!」

この場は引き離される形で収束昼過ぎ教頭に呼ばれた。また怒られるんだろうなと思ったら、

教頭「いろいろ嫌な思いしたと思うけど、あと少しだから。ほんの少しでも居心地が変わるからC先生に謝って仲直りしたら?」

教頭「それと、次の学校に行って納得できないことがあったら学年主任相談してみるのもいいと思うよ」

C先生「このたびはすみませんでした」

担当部活の主顧問一生懸命作ったものね」

やたらと威圧感のある教頭が優しくなって不気味だった。学年の先生も手のひらの返しようである

修了式

授業もすべて終わり、いよいよ修了式。私は退職するので、離任挨拶をすることに。

全文は忘れたが、この学校であった嫌だったことや管理職から受けた叱責のことを話した気がする。校長の顔がみるみる曇っていく。

悪い空気感を察したのか、他学年の先生に「時間で~す!!」と止められた。そういえばこの先生研修会で私が講師に悩みを相談したとき割って止めてきたような。

最後に「校長通信」を持ってきて全職員校長の目の前で破き、校長に投げつけた。


学年主任は(なぜか笑顔で)「後で謝っときなさい」と。その後E先生に個室に呼ばれる。離任挨拶(という名の学校批判)の原稿全見て

E先生「どこも一緒だと思うよ、他の仕事探したら?どうしても教員になりたい理由はあるの?」

私「免許職なので再就職がしやすいですし、そこそこの給料が得られるからです」

E先生「わかった。とりあえず校長先生に謝りなよ」

私「嫌です」

E先生「わかった。僕がなんとかしておくから。この原稿は見つからないようにシュレッダーにかけとくね」

職員室に戻ると、校長が一人でさっきの紙くず掃除をしていた。


残りの有給休暇が少なかったこともあり、修了式から数日は出勤する必要があった。

C先生には「今までお世話になったんだから下駄箱とかロッカー掃除しなよ」といわれたが、無視した。

私の後任を探そうにも、現職・新採用どちらも本採用教員が確保できず。担当は別でも該当教科の免許もつ教員も充当できなかったようだ。

同じ教科の普通免許保持者に絞ると、臨時教員も見つからず、臨時教員として採用された新卒者に臨時免許を持たせ、2教科の担当にして回すことになったらしい。


退職と離任式

事務手続き上仕方ないのだが、この学校事務の催促がうるさいことも特徴だ。

まず、保険証について。普通は最終出勤日後も退職日までは使え、「年度が替わってから郵送してくれればいいですよ」と料金後納郵便封筒を渡してくれる。

が、本校は「まだ到着していないがいつ返すんだ」という催促が毎日。最終出勤日後も毎日電話がきた。

この件以外にも、「離任式と送別会に出るか、早く回答しろ」というのが退職日を過ぎてから毎日かかってきた。疲れてるんですから節度を持ってくださいよ…。


離任式。私以外にも他の臨時教員全員、校長(当日欠席)、教務主任学年主任特別支援学級担任、D先生などが一緒に離任する。

生徒や職員の前で離任の訓話をするのだが、皮肉を混ぜてみた。大体こんな感じ。

君らは草野球選手大谷翔平じゃない。努力しても大概うまくいかない。だったら自分が得意なことに力を注げ。

(注:草野球大谷翔平の例えはこちらのnoteを参考にしました)

権利は最大限主張しろ。私も「残業代出せや」って教務主任にキレたことがあるし。
いじめはどこでもある。私だってA先生に怒鳴られたことがあるし。

なぜか訓話の途中でマイクの電源が切れたが、声量があったので後ろの生徒にも問題なく聞こえたはず。

離任式が終わり、控室に戻る。その時、担当していた部活の主顧問(口調や表情はやさしいがオーラが怖い。おそらく新年度学年主任か)に呼ばれ

「このあと学年のお別れ会があるけど、さっきの感じなら正直言って参加させられないね。きちんとした態度でいれるなら参加してもいいけど、どうする?」

A先生はその性格からして「何言ってんだこいつ」とスルーしたはず。なぜ問題視するんだろう。私を叱責しろとでも管理職に訴えてプチ騒ぎになったのかな?

成り行きで学年のお別れ会にも参加。変わったことはA先生がいなかったくらいで、つつがなく終了。

生徒は「A先生いじめられたんですか!?」と興味津々だったが、適当にあしらって帰宅


エピローグ

余りに疲れたので、休養に入った。沖縄離島めぐりデレマスシャニマスライブに行くなどリフレッシュ

とはいえ、このままニートを続けると貯金が尽きるので、職探し。他の都道府県公立学校教員募集を当たってみると、いろんなところからお誘いが。

1つ目は中学校。私は中高2教科で教員免許を持っているもの経験のない教科でのオファーだった。お誘いがあったのでとりあえず面談へ。

だが、遠方の学校非常勤のうえ、担当コマ希望は通らないという。前任校以上に荒れており「面談した日も生徒がトイレ破壊した」とのことで、辞退した。

2つ目は進学に力を入れている高等学校こちらは両教科で常勤教員募集があったので、経験教科で応募した。

その日中電話が来て、翌日面談に。「未経験教科の方が不足しているので、そちらの担当になっていただけませんか」とのことで、承諾。

前年ひどい目に遭ったので、「時間外在校はできません」と強く伝えると「大丈夫です、もうそういう時代じゃないですから」と。

学年団に入らず(つまり担任ではない)、年次目標作成面談必要ない。部活指導員がいるためほとんど関わらなくてよい。

職員エリア含めた学校の半分くらいは清掃は業者がやってくれ、清掃指導も週2回だけでよくなった。

着任後も何件もオファー電話が来た。ここまでやらかしたのに、なぜか前任校のある都道府県からも。


ふと前任校のことが少し気になってホームページをのぞいてみると、学校だよりに地域住民へのお詫びと訓話が書かれていた。今度は何をやらかしたんだろうか。


元々中高2教科で免許を持っていたが、万が一のため免許は多めにとっておこうと考え一昨年から通信制大学に入り3教科目の取得に動いていた。

また、昨年度から当時の担当教科で1種免許を専修免許アップグレードするため働きながら大学院に入りなおしていた。

そして今年9月末、これらの単位取得が完了した。免許申請必要な「人物に関する証明書」も現任校が作成を快諾してくれた。

今は4教科目の1種免許取得を進めており、そのあとは残りの教科も専修免許アップグレードしようと考えている。

加えて、確定拠出年金の申し込みを行い、月の積み立て最大金額で投資するほか、米国株などにも投資している。将来働かなくて済むよう計画を練る。

あと、やっぱりまだ嫌な思いは消えないから、在職中受けたことを内容証明教育委員会教育長とかその自治体の長にでも送ろうかな。


辛い目に遭ったら、耐えるだけが手段ではない。反抗する、逃げる。悪いことのようにされているが、正当な手段だ。

人生仕事のためにあるのではない。楽しむためにある。自分の楽しみが第一だ。

2025-11-09

中受中受うるさいか公立中学なくして全部私立にしようぜ

適当に言ってみたが可能なのか考えてみた

家計負担は?

東京高校同様に全国で中学私学無償化する。

②財源は?

大阪公立高校を減らしているように公立学校私立と比べて高コスト体質なので、公立中学をなくしてその分を私学無償化の財源とする。

教職員は?

可哀想だが早期退職してもらう。辞めない場合には出向という形で人手の足りない役所場所に行ってもらう。

④定員足りないのでは?

→今後少子化ガンガン子どもが減るのでなんとかなる。定員増に非協力的な学校無償化対象外とする事で定員を確保する。教員公立から放出された者を雇い入れることで確保可能

公立学校不経済なのは特別支援学校など民間がやりたがらない分野までやっているからでは?

→その辺は公立でやるしかないので温存する。ここはコストとかとは別の話である

⑥不良などはどうするのか?

→受け入れる私立中学を探すしか無い。不良高校が成立しているので中学校でも成立するはず。

受験競争が加熱するのでは?

→実際は半分くらい諦め組がでるので、名前を書けば受かる中学校に入学する流れになるだけである

⑧通学距離が長くなるのでは?

→徒歩での通学は難しくなる可能性が高い。公共交通機関を使う必要はでてくると考えられる。公共交通機関がない地域場合寮生活をする事を視野にいれるしかない。

つらつらと書いてみたが意外といけるのでは!?

2025-11-04

男女別学を選ぶ親は、異性に"惑わされずに"能力伸ばしてほしいって希望からだよな。

そういう場があってもいいとは思うけど、私立でやってくれって思うわ。公立学校で、性別学校選択肢狭めるのはどうかと思うよ…

「異性が苦手な人にとって同姓のみの環境安心して伸びる力が備わる」「男女の特徴で分けることは差別ではなく区別

2025-10-19

anond:20251019120606

総合選抜(そうごうせんばつ)とは、主に日本中等教育公立学校実施されていた入学試験方式の一つで、学校格差の解消を目的として、居住地学力などによって合格者を学区内の各校に平均的に振り分ける制度。総選(そうせん)とも略される。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%8F%E5%90%88%E9%81%B8%E6%8A%9C

違うならどう違うか教えて欲しい

2025-10-16

日本共産党による赤旗押し売り金額の試算

日本共産党による、新宿区役所管理職に対する赤旗押し売りパワハラ)が話題だ。(https://www.sankei.com/article/20251015-YAL7UACXSJI7NFBFRQI63XHAWY/

定期的に話題になるが、今回は現職の新宿区議会渡辺議員解説していて非常に興味深い。(https://watanabemichitaka.hatenablog.com/entry/2025/10/16/163754

から地方公務員図書館公立学校に対して赤旗押し売りがなされていたことは有名だ。ここでは、年間どの程度の金額を売り上げているのか見ていきたい。

もちろん、推論に推論を重ねた試算になるので、

最低限この程度の売上はあるはずだ

というものにしたい。

地方公務員課長級以上の割合

渡辺議員が「課長に昇進が決まった係長に対しても行われていた。」としているように、一般的課長級の職員に対して勧誘が行われている。

課長級の職員割合自治体によって大きく違うが、東京都基礎自治体場合おおむね2.5%から15.0%ほど(都庁10.0%)。

埼玉県庁で5.0%、秋田県庁10.5%、川崎市10.4%、さいたま市10.4%、東京都青梅市10.0%、東京都府中市で7%、山口県萩市で19.2%、京都府長岡京市24.5%など(各自治体Webより。年度は若干の前後あり)。基本的役所の規模が小さくなるほどに割合は高くなる。

ここではかなり低めに見積もって5%で考えてみよう。

地方公務員

地方公務員数は280万人。ただ、この中には警察官教員なども含まれている。今回対象となる一般行政職はおおむね95万人程度(総務省Webより)

赤旗を購入している職員

産経新聞記事によると、「先輩管理職から過去断ることができた人は1人のみと教わり、購読した方が無難というアドバイスをもらった」とのことであり、相当な高率で取らされていることが推測できる。

ただ、これも低めも低めに見積もっておおよそ8割の職員が取らされていると考えよう。

すると、対象人数は95万人×5.0%×80%で3.8万人。

ちなみに、とある県庁課長職を務めたことのある私の経験からいうと、当時の購読率は100%だった。

金額の推計

赤旗の購読料は月額3,497円(日刊版)または990円(日曜版)。

とすると、日曜版なら3.8万人×990円×12月で約4.5億円、日刊なら約16億円となる。

かなり低めに見積もって、年間4.5億円〜16億円(おそらく実際はその倍以上)のカネが、地方公務員に対する赤旗押し売りにより日本共産党に流れ込んでいると思われる。

ちなみに、私が課長職を務めていた頃は、皆、日刊版を購読していた。

その他

各地の公立図書館公立学校においても、共産党議員団の働きかけによって、一般紙と並んで何故か政党機関紙である赤旗が購読されていることが多くある。これも相当な収入源になっていることが推測される(館長や校長個人的に購読させられているのか、図書館予算学校予算から購読しているのかは知らない)。

余談

ちなみに、話題になった自民党裏金(単純な誤記載や記載漏れなどを全て含む)が、5年間でおおよそ22億円、即ち1年間で4.4億円。それと同等以上、というかおそらくその数倍以上のカネが毎年毎年日本共産党に流れ込んでいることになる。

2025-10-08

公立学校設備の古さ、教員による性犯罪刑罰の軽さ、再犯防止施策の遅さ――これらを並べて見ると、日本という国は子どもを「大人なら耐えられない環境」に放置して平然としているんだな、と思う。

まず物理環境の話だ。トイレが汚くて和式だらけ、夏はエアコンが入らず教室蒸し風呂老朽化した体育館給食室。これらは単なる不便どころか、子ども健康学習環境に直結する問題だ。安全で清潔な学びの場を用意することは、教育投資の基本中の基本であるはずなのに、予算配分更新計画が後回しになっている学校が多い。

次に教員性犯罪とその処遇問題だ。教育現場で起きる性犯罪は、被害者子どもであるという点で影響が甚大だ。被害の長期的な精神被害学校への信頼喪失、家庭の不安――その代償は測り知れない。しかし、発覚しても処罰処遇が緩く、再発防止策が後手に回るケースが多い。被害事実を隠そうとする組織的対応も指摘されてきた。子どもを守る立場にある者が加害者になることの恐ろしさと、それを許してしま制度的欠陥を直視すべきだ。

刑罰の軽さと再犯防止の遅さが追い打ちをかける。性的犯罪に対する量刑運用被害の重さを反映していなければ、加害者責任は軽く扱われる。しかも立件や起訴ハードル被害者が声を上げにくい現実支援制度の不足が重なれば、抑止力機能しない。再犯防止のための治療プログラム登録制度、監視支援の仕組みが不十分なままでは「また同じことが起きる」構図は変わらない。

こうした学校現場の劣悪な環境制度的怠慢は、少子化社会的背景とも無関係ではない。自分子ども時代に嫌な思いをした人間は、自分の子どもに同じことを経験させたくないと考えるのが自然だ。教育施設安全性や教員信頼性不安定な社会で、子どもを産み育てる決断をする人が増えるはずがない。つまり学校現場と国の子育て支援政策の摩耗は、少子化を加速させる構造的要因になっていると思う。

対策は単純だが緊急性が高い。施設全面的更新・衛生改善エアコン設置などのインフラ投資を急ぐこと。教員採用研修児童保護知識倫理教育を徹底し、採用時の身辺調査や定期的な監査を強化すること。性犯罪が発覚した場合の透明な処分基準被害者支援体制確立再犯防止のための医療的・心理的プログラムの導入。さらに、被害報告が無視されないよう第三者機関による監視通報ルートを整備すること。これらは全部、子ども安全と将来の社会を守るための投資であり、先送りにする理由はない。

結局のところ、子どもを「大人なら耐えられないけど子どもから大丈夫」と放置する社会は自滅的だ。教育現場に最低限の安全・清潔・信頼を取り戻せば、親たちの不安は和らぎ、子どもを産み育てる社会的条件は改善される。少子化対策福祉経済支援大事だが、まず学校から手を付けるべきだと思う。社会子どもをまともに扱わない限り、未来は明るくならない。

2025-09-26

anond:20250926204247

その言説ってすごくレベルが低いんだよね

貧富の差とか社会的階級を固定させないために必要なのは貧乏に生まれても塾代が払えなくても公立学校で懸命に勉強すれば東大に入って官僚になったり一流企業に入れることなんだよね

から私塾というのは教育本質ではない

アメリカみたいに親が金持ちなら大学寄付をするとその分税金節約できて子供の学籍まで付いてくる、という社会になると、もう覆せなくなる。

公教育を充実させなければならないというのは議論必要な話ではない。

2025-09-13

増田たちがFラン嘲笑してたり公立学校動物園扱いするような根性子育てしてたら

の子弟は結構確率トー横に逃避する羽目になるんじゃないのと思っていたけど実際そうなるんだな

2025-08-28

anond:20250828030905

ここまでのやり取りで相手が「ちょっとAIに聞いた程度」と本当に思ってるのか甘いと言われて悔しいか人格攻撃に走っているのかわからないけど

君は自分でそのレベルに達したことないでしょ?

例えばケンブリッジCPEくらい、CEFRでC1くらいはサバイバルじゃなくて実際にビジネスするためには必要なわけ

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E8%A8%80%E8%AA%9E%E5%85%B1%E9%80%9A%E5%8F%82%E7%85%A7%E6%9E%A0

それ取るのに日本人なら留学して1年間毎日8時間英語勉強とかするわけだよ

ネイティブESL学位持った先生に教わって

それは根性とかでどうにかなるものではなくてみんなそれだけやってるわけ

それだけの時間リソース公立学校まで含めてじゃあ君はどうやって用意できるとおもうの?

2025-08-15

dorawii@執筆依頼募集中

試験で点を取る能力研究する能力について前者は当然学力というぴったりな言葉があるとして後者を仮に科学力(知性というと批判を買いそう)とでも呼んでおくときこれらはある程度の段階までは重なっていると思う。

でも理3を目指すとかになってくると同じ問題を一分一秒でも早く解く技術を磨くような努力になってくる。

これは短距離走コンマ何秒を切り詰めるような努力に通じる。

ようするにそんなことをいくら実現させても実用上は問題にならない。問題が解けるのだとしてもそれがあまりにも時間がかかるのなら社会的にも賢いとはみなされないし実用上でも問題になってくるかもしれないが、

そんな二時間ちょっと試験に収まるようにひたすら同じようなレベル問題を安定して十分とかで解けるようになる(こういう人たちにとっては二、三十分かかっただけで安定しないということになる)ということが達成できたからといってそんなものは知性と言えるのか?あ、言っちゃった。

ノーベル賞自然科学部門を取った人でも理3に受かるとは限らない。でも逆も当然。

学力とよばれるものはある程度鍛える分には科学的なアプローチへの理解力を高めたりして知性の向上と直接結びついていると言えると思うけど、最難関レベルに受かるような学力というのはもはや学力自体のために学力しているような、その試験に受かるためという目的に完結したものになっているように思える。これは綺麗に特定ルールに縛られた競技で好成績をひたすら目指していくということに置き換えられるように思う。

公立学校学力をあげようなんてことを軽々しくスローガンにしているのには考え物だというふうに感じる。学力を極限まであげようとした先に何があるのかということをそこまで深く考えているようには必ずしも思えない。

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2025-08-13

anond:20250812203624

例えば私立学校だったら、いじめ暴力とか恐喝までいったらいじめた方が退学も全然あるんだが、だから公立学校より

私立学校にいきたい、いじめでも義務教育だと退学できないとかあるんだが、職場の方はいじめた方が同じく暴力恐喝レベルのことやらないと

ただ精神的苦痛を与えただけだと無傷ってことあるからな。セクハラとかパワハラ裁判までいくとか労災扱いということはあるけど

それでも職場いじめって加害者側が無傷だよな。かといって暴力で返すとこれは大人同士なんで裁判警察沙汰になる。

職場いじめ精神壊れた人の社会復帰の話だよな。社会復帰できるだけ偉いよ。精神壊れたまま障害年金生活保護で行きていくハメになる人どれだけいるか

2025-07-19

外国人排除主義と騒ぐ日本人ファースト排除主義

外国人排除主義」と過剰に騒ぎ立てる人々こそ、冷静な議論を妨げるノイズであり、日本人自身尊厳を切り売りする危険存在


日本に住む外国人割合は約2.5%程で騒ぐのはおかし

だが、逆に問いたい。たった2.5%の外国人がいないと社会が成り立たない国って、何?

この程度の外国人がいないと、日本社会は成り立たなくなっているなら日本政治制度設計脆弱であり政治無能ということ。

今後は地方での外国人労働者の増加が目立ち、2050年ごろには1割に達するとの予測

「多文化共生、多様性を尊重する社会をつくりたい」と野田代表が訴え


外国人犯罪数は増えてない

ピークに対し窃盗がかなり減っているが、一方で詐欺暴行など一部の犯罪は増加しており、「増えていないから」と楽観視するのもまた軽率であり、現実を見誤る危険がある。

都合のいいデータだけを切り取って「偏見はやめよう」とか言う前に、数字の中身を正確に分析すべきだ。

令和6年版 犯罪白書


日本人外国人に厳しい

日本は閉鎖的」と言われるが、欧米移民政策を見れば一目瞭然。フランスでは公立学校スカーフすら禁止され、アメリカでは移民への暴力的対応日常茶飯事。スウェーデンドイツでは移民排斥デモが連日行われている。

それに比べ、日本はどうだ?コンビニ農業介護現場外国人労働者が受け入れられ、むしろ依存し始めている。生活保護受給子育て支援も一部では整っている。それでも「排除主義」なのか?

一体、何をもって“排除”だと騒いでいるのか。定義すら曖昧感情論が先行しすぎている。


「「排除主義」とレッテルを貼ること自体排除的だ

日本人自分たちの国の未来を考え、慎重に外国人受け入れの議論をする。それがなぜ「排除」なのか?

しろ、「日本人ファースト」すら許さな雰囲気こそが、真の排他主義だ。

日本日本人の国だ。その当たり前の前提を否定する者が、他国人権を語る資格などない。


在留外国人増、国想定の倍に 24年末は最多376万人 - 日本経済新聞

「外国人1割時代」25年後に到来か 地方で高まる受け入れ熱:朝日新聞

Immigrants Overwhelmingly Say They and Their Children Are Better Off in the US, But Many Also Report Substantial Discrimination and Challenges, a New KFF/Los Angeles Times Survey Reveals | KFF

Widespread discrimination and intolerance persists across the EU

www.ipsos.com

2025-07-18

Mensaに入ってみた

IQ130超え、全人口のうち上位2%のIQであることが入会条件の団体、「Mensa」に入ってみた。

入会のきっか

まりにも生きづらく発達障害を疑う声も多かったので、WAISを受けてみた。一つだけ”異常”が見つかった。Mensaに入れる程度に、IQが高かったのだ。「IQが高い」「生きづらさ」で検索してみると、Mensa内で活動している自助グループのようなものが見つかったので、入会してみることにした。会費、安いし。

入会してみて感じたこ

最初は、イベントへの参加も戦々恐々だった。高IQの人々が知力でマウントを取り合うような環境想像していたのだった。だけど、予想とは全然違った。

最終学歴職業収入も、けっこうバラけている。そうはいっても、大卒ブランド大卒コンサル高収入者の割合は、世の中全体に比べれば高いようだ。とにかく、そういうことを自慢してマウントを取り合うような人々は見あたらない。いるのかもしれないけど、目立たない。

会員だけの集まりで、よく耳にするのは、「人口の2%だなんて、天才にしては多すぎるし、ギフテッドと言われてもね」という発言。会員のほとんどは、選ばれた何かだなんて思ってない。体重は、多いからといって喜べるものではない。身長も、高すぎれば服の選択肢が減るし、頭をぶつける機会が増える。それと似たような捉え方に見える。

IQが高いと有利なのか?

IQが高いメリット享受していると言える人は、意外に少ない。知力で勝負するタイプテストでは、確かに不利にはなりにくい。だけど、難関校に進学したり競争率の高い就職先に就職したりしたら、周囲に似たような人が増えていく。その中で競争したり生き残ったりしていくわけだから、有利だと感じる場面は減って当然だ。

IQが高いことのメリット享受したいと考える人たちは、いることはいる。だけど多数派ではない。

Mensa会員の中には、発達心理学教育学プロもいるし、特別支援教育に携わる専門職もいる。IQが知力のごく一部だけを測定している非常に不完全な尺度であり、活用には慎重さと注意が必要であることは、その人々がよく知っていて、周囲の会員に語ってくれる。そもそもIQは、要支援知的障害者発見して適切な支援を行うために開発されたものであるらしい。その目的のためには、確かに有効だということだ。だけど、高い側はどうなのか疑問が持たれていたりもするらしい。IQが70だと、100の人々の中では不利になる。でも、30多くて130だと同様に100の人々より「有利」とは言えないらしい。それは、実感ベースで納得できる説明だ。

IQが高いゆえの生きづらさもある

Mensaの中で時々目立つのは、IQが高いゆえの生きづらさの共有。近年は、公立学校でも「浮きこぼれ」「ギフテッド」を疎外しないようにという動きがある。だけどそれ以前、高IQの子どもたちは辛い思いをすることが少なくなかったようだ。

子ども時代に高IQであることが判明した場合、「勉強させない」「進学させない」といった方向の圧力が家庭から加えられることも少なくなかったようだ。背景にあるのは、親の嫉妬劣等感家業を継いでもらわなくては困るという思惑など。また高IQ学業成績に結びつかなかった場合、その子IQを知っている教師が低い評価をすることもあったようだ。そのような語りが漏れると、他の会員から「私も」「そういう話は他でも聞いたことが」といった共感理解が語られる。私も同感だ。というより、私と同じような経験をしてきた人々が周囲にたくさんいるという経験は初めてだ。

入って気付いたこと2点

入会して数ヶ月間、いろんなイベントに参加して社交を楽しんでいるうちに、2つのことに気がついた。

IQ者たちにも仲間が必要

まず、Mensa実質的役割の一つは「ピアサポート」、仲間による支え合いだ。

障害者世界でもフェミニズム世界でも、「ピア」の力は非常に重要視されてきている。精神科入院患者が異様に多い日本の状況を解決する方法の一つとしても、「ピアサポート」は注目されている。地域生活するにあたって、輪別と闘うためにも差別的社会と折り合っていくためにも、仲間はいたほうが良いに違いない。

身長が高かったり体重が多かったりする人々のために専用のファッションサイトがあるように、おそらく、高IQの人々にも何かが必要なのだろう。そして、まずは同類で集まってみることが大切なのだろう。

人口の2%だから100人いれば自分以外にもう1人いるかもしれないけど、その1人と仲良くなれるかどうかは分からない。

1000人いれば、自分以外に19人いそうだが、その19人をどうすれば見つけられるのか。

同じ特性を持った人々の集まりがあり、そこに数千人が集まっていれば、同じ高IQという特性を持ち、気が合ったり話が合ったり共に活動出来たりする人を見つけられるかもしれない。

今のところ、私にとってのMensaの意義は、そういうところにある。

次元を1つ減らして考える「多様性

次に、Mensa会員になると「多様性」について考える機会が増え、「多様性」を大切にしたくなるかもしれない。「IQ130以下の人がいない」という意味多様性が阻害されている団体であるゆえに、逆説的に。

ダイバーシティー」とも呼ばれる「多様性」は、もちろん大切なのだろう。だけど、どうすれば実現できるのか? どのような人がいても「共生」できるという世界は、本当に実現することができるのか? 人間は、多様性尊重されて全ての人が共生できるユートピアを作って維持できるほど賢明なのか?

その問題への一つのヒントは、Mensaにもあると思う。

人間はおそらく、完全な多様性には耐えられない。処理しなくてはならない情報が多すぎて、人間能力では処理しきれなくなる。言語価値観も見た目も違う人々が、旧約聖書バベルの塔のようにゴチャ混ぜにされたら、多様性尊重して共生するというわけにはいかないだろう。そのヴィジョンを共有することすらできないのだから

そこにいる人々が処理できる範囲まで多様性を減らさないと、共生はできない。だけど限定付きの共生を実現しながら、各個人や各社会集団が処理できる情報量を少しずつ増やしていくことはできる。その延長に、いつか多様性を喜び合う共生社会が実現するかもしれない。多様性の「限定解除」だ。といっても、向こう数十年や数百年では無理そうだし、その前に人類滅亡という成り行きもありそうだけど。

IQ集団の中で多様性共生経験した会員たちの中には、IQではなく別の何かで多様性を減らした別の集団の中での多様性共生自然に実現する人々が、一定割合で現れるだろう。他の特性志向性を持った人々の集団、たとえばフェミニストやLGBTQや障害者の集まりからからも、そういう人々が一定割合で現れてきたのと同じように。その人々が少しずつ世の中を変えていく成り行きには、希望を託してよさそうな気がする。

IQに生まれついてしまった宿命のもとで、君たちはどう生きるか

誰もが、自分が持って生まれものを選べない。時代も親も家庭も性別も選べない。与えられたものを使って、試行錯誤を重ねていくだけだ。そして、「選べない」ものが不幸をもたらすことは、誰もが選べない以上は避けようとするのが人道だろう。

「生まれた後なら選べるものもあるのだから自己責任」という考え方もあるけれど、自己責任のもとで何を選ぶことができるのかを含めて、あらゆる人が実は狭い選択肢しか与えられていないのだと思う。せいぜい、「今日、昼食に使える200円の範囲で、コンビニおにぎりの何を選ぶか」程度の選択肢だ。

選べない中で、選べるものは選び、小さな満足や達成を積み重ねていく。誰もが、そうしている。高IQでも、そういうふうに生きて悪いわけはないはずだ。

自分共通するところのある人々との出会い交流の中に閉じこもってしまうのは、どういう共通点があっても良くない。だけど、仲間とのつながりは必要だ。高IQからといって、「私は一人ではない」と実感してはならないはずはない。

私は、持って生まれた高IQという特性自分を不幸にせず、結果として自分の周囲の不幸も減らせるように、Mensaと仲間たちとの出会いを活かしていきたい。

2025-06-14

dorawii

なぜ小中の(高は知らん)フリースクールには学校法人の認可を受けたところがないのか?

フリースクール運営しています現在株式会社ですが、学校法人取得に向けて動いています現在学校法人フリースクールやってらっしゃるところありますか?デメリットありましたか

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14289836444

回答者が揚げ足とっているが、この質問者の立てたい学校自体想像がつく。

ようは不登校みたいな事情がある人間も含めて対象年齢の人間を誰でも受け入れ、卒業資格を与えることもできるような学校が作りたいのだろう。

それを本来用法に反してフリースクールだと言っているのは、今の私立中高一貫等の特殊公立学校には試験を課してないところがひとつたりともないからだろう。

大学には放送大学という入学条件が無試験学位を与えることができる学校存在しているのに、中高ではあっちゃいけないという理屈はないよなあ。

俺は「学校法人フリースクール」の設立を歓迎するで。

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https://anond.hatelabo.jp/20250614172826 
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-----END PGP SIGNATURE-----

2025-05-22

anond:20250522204841

しろそういう人間介護を兼ねた誰でも入れる教育施設(ただし塾等ではなく卒業資格を得られる学校法人)があってもいいだろ。公立学校にもなじめないやつのためのな。

通信制とか本来そのレベルのパッパラパーも視野に入れた場所だろう。だから殺人未遂も出た。

2025-05-21

東南アジアとかアフリカのさ、貧しい子供見るじゃん

どんなに目が輝いてても

大半が大人になっても貧しいまま

この世の良いもの全てが手に入らない人生

 

でも我々は割り切って見ないふりして過ごすわけ

 

最近日本の子供にも同じこと思うようになった。特に金持ちじゃない公立学校とか

 

日本生産性のないシステムに巻き取られたまま、ほとんどが裕福にはならない

この世の良いものは全く手に入らない人生

 

でもどうしょうもない

できることはない

そんなふうに一歩引いて眺めてる

2025-05-20

日本っていつまでもアメリカの子分で大丈夫なんかな

もちろん。今のアメリカが「ヤバい」と言われる理由を、

社会構造政治・経済生活インフラ観点から整理してまとめると、こんな感じになります

 

アメリカのヤバさ総まとめ(2020年代ver)

 

1. 医療制度:命が金で決まる社会

救急車$1000(約15万円)、手術で数百万円

保険があっても「対象外」で自己破産する人も多数

中流でも「病院に行くか、貯金を失うか」の選択を迫られる

 

病気破産の恐怖。富裕層以外にとっては生存リスクすらある

 

2. 銃社会:どこでも“撃たれる可能性”がある国

• 毎年4万件以上の銃による死者

学校教会スーパー音楽フェス——どこでも銃撃事件が起きる

• 「銃を持つ自由」が命の安全より優先されている現実

 

アジア圏の人から見ると、日常ホラー映画レベルの緊張感

 

3. 社会分断と政治的崩壊

民主党共和党対立が完全に“分裂国家状態

選挙結果を認めない勢力(例:2021年連邦議会襲撃)

最高裁や各州が「法律解釈」で極端な方針を押し通す

 

→ 一つの国に“価値観の異なる2つの国家”が同居している状態

 

4. 教育インフラ崩壊

公立学校地域差が極端。貧困地区教師不足・荒廃

高等教育は超高額。奨学金返済で一生苦しむ若者多数

水道管が鉛だらけ(フリント水害問題)、電力網が崩壊テキサス州停電

 

テック大国に見えて、生活インフラ発展途上国レベル場所もある

 

5. 経済格差が“文明レベル”でえぐい

• 上位1%が全資産の40%以上を保有

ホームレスが増加する一方で、隣の高層マンションでは年収3000万の暮らし

中流家庭でも家賃医療費・教育費に耐えられず転落するケース多数

 

→ 実質“資本カースト社会”。社会移動が困難になりつつある

 

6. 自由自己責任という罠

• 「自由」が行きすぎて、福祉公共性が軽視される傾向

社会保障は州ごとに差があり、「どこに住むかで生存権が変わる」

労働は即解雇OKat-will雇用)、退職後の医療保障もない場合が多い

 

→ 「助けない国」。個人主義が極まりすぎて、“国家としての温度”が低い

 

7. 住むには高すぎるコスト

サンフランシスコ家賃月40万超えでもワンルーム

ロサンゼルス中間層が車中生活を始める事態

都市部以外は治安が悪く、仕事も少ない

 

→ 稼げる人にはパラダイス。でもそれ以外には地獄

 

8. 実は“選ばれた人だけの国”になっている

世界的な地位はあるけど、その恩恵を受けられるのはごく一部

• 大多数は「必死に生きるか、転落するか」の社会構造に巻き込まれ

 

夢の国だったアメリカは、すでに“能力・金・運”が揃った人だけが勝てる国に変貌済み

 

結論

アメリカ世界一の国、という幻想はもう終わっている。

今のアメリカは「極端な自由と極端な格差共存する、不安定ハイリスク国家」。

見た目は先進国、中身は分断国家。生きるには強さか運が必要な国。

 

君が「ここには行きたくない」と思うのは、超正解。

2025-04-11

朗報イタリアさん、正気に返ってトランス禁止

https://x.com/TANBAYA3/status/1908092810454311342

イタリアのジョルジャ・メロー首相は、すべての公立学校での性別中立および非二元的シンボル使用正式禁止した。

男子」または「女子」のみが許される。

そらそうやね。

成人してからやればええ話。

2025-04-10

anond:20250410063127

それをする体力がないのが中小企業といってるんだが、公立学校で真ん中以下の成績だったか

2025-04-05

朗報イタリアさん、正気に返ってトランス禁止

https://x.com/TANBAYA3/status/1908092810454311342

イタリアのジョルジャ・メロー首相は、すべての公立学校での性別中立および非二元的シンボル使用正式禁止した。

男子」または「女子」のみが許される。

そらそうやね。

成人してからやればええ話。

2025-04-02

anond:20250402105359

12/29時点で10の子供が小学4年生以外の可能性はありますか?

一般的には、日本の学年制度では4月1日から翌年3月31日までの期間に誕生日を迎える子供が同じ学年になります10の子供の場合、通常は小学4年生ですが、以下のようなケースではそれ以外の学年に所属している可能性があります

考えられるケース:**

具体的なケースによるので、どのような状況か教えてもらえたら、もっと詳しくお話しできますよ!

🤗

やめてください!😡

anond:20250402100617

2/29時点で10の子供が小学4年生以外の可能性はありますか?

一般的には、日本の学年制度では4月1日から翌年3月31日までの期間に誕生日を迎える子供が同じ学年になります10の子供の場合、通常は小学4年生ですが、以下のようなケースではそれ以外の学年に所属している可能性があります

考えられるケース:**

具体的なケースによるので、どのような状況か教えてもらえたら、もっと詳しくお話しできますよ!

🤗

anond:20250402092232

12/29時点で10の子供が小学4年生以外の可能性はありますか?

一般的には、日本の学年制度では4月1日から翌年3月31日までの期間に誕生日を迎える子供が同じ学年になります10の子供の場合、通常は小学4年生ですが、以下のようなケースではそれ以外の学年に所属している可能性があります

**考えられるケース:**

- **早生まれ遅生まれの影響**: 年齢は10歳でも、誕生日が学年の区切り関係していて、小学3年生または5年生である場合

- **海外教育制度**: 海外学校に通っていて、日本の学年と異なる場合

- **飛び級留年**: 何らかの特別事情で学年を変更している場合

- **インターナショナルスクール特別教育環境**: 学年の決め方が日本公立学校と異なる場合

具体的なケースによるので、どのような状況か教えてもらえたら、もっと詳しくお話しできますよ!

2025-03-30

いい担任になれるだろうか

採用試験に受かって、この春から晴れて教諭になる。

講師歴は2年ないぐらい(2023年9月から講師を始めた)。中学校高校をそれぞれ1校ずつ経験してみた。その中で、高校生を相手にする大人としては自分は甘すぎるんじゃないかということに気づき大学時代からの夢だった高校教諭の道を諦めた。2023年度に勤務していた中学校がかなり大変なところで、そこで適応障害になりながらもなんとかやりきった達成感が忘れられなかったというのもある。あと、今年度勤務している高校もかなり大変なところで、転学者退学者停学処分者の対応に追われている同僚たちを見て、「これは無理だ!」と思った。

とにかく経歴として大変なところでの勤務歴しかないし、自分自身県内でも「治安が悪い」とよく言われる地域に住んで公立学校に通っていたので、いわゆる困難校に配属されるのは火を見るより明らかだった。実際電話がかかってきた学校は数年前にちょっとしたトラブルがあり、今でも時々その対応に追われているような学校。困難校だし副担任スタートだろうな、と思っていたが、先日校長面談したら担任をやってもらおうと思っていると言われてしまった。

ここで問題なのは自分は今まで副担任経験しかなく、かつ副担任という立場を最大限利用して、「優しい先生」というポジションを獲得していたことだ。

こんなことは自慢にも何にもならないが、特に今年度は怒られた生徒や言いたいことを言えない生徒のアフターフォローに徹した。担任より自分のほうが生徒と年齢が近く、本音で話しやすかったらしい。ありふれた日常生活愚痴を聞くこともあれば、かなり悩んでいる生徒に真面目に返答したこともあった。そうやって「優しい先生」という印象を持たせて好かれる対象になっていく度に、絶妙な居心地の悪さを感じざるを得なかった。私のそれはいつも「怒る誰か」「分かってくれない誰か」がいないと成立しないからだ。

「分かってくれない誰か」になるつもりはない。担任からこそ、(特に受け持つクラスの)生徒に最大限に寄り添って、信頼関係を築きたいと思っている。

しかし、担任である以上は怒らないといけないということも自分自身理解している。

本当に怒るのが苦手だ。自分学生だった時代に怒られるのが苦手だったせいか、怒られたあとのあの居心地の悪さやモヤモヤ感を想像して、怒るに怒れなくなっていく。

授業で生徒が寝まくっていても、起きている生徒を褒めること、軽口っぽく「起きなさい!」と肩を叩いて生徒らを起こして回ることで対処してきた。私語がひどい生徒は退場させてもかまわない、と高校では教わったが、結局一度も退場させることはなかった(退場させたほうが絶対いいだろうなと思う場面はあった)。

今後もこれでいいよなと思う反面、怒る場面は怒らないとメリハリがなくなるよなとも思う。しかし怒り方が分からない。人権侵害するような発言、人の命を軽んじる行い、法に触れる行為には厳しく対処していくつもりだ。しかし厳しく対処する過程で、怒らないとどうしようもない時に怒れるだろうか、と今から心配している。

怒らずにいい担任になれるだろうか。

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