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2025-10-10

紙のカレンダーがなかった

紙の本がないし、そもそも本棚がない。想像できる? 机にディスプレイキーボードマウスしかないんだよ? 時計だって掛かってなかったし、絵が飾ってあったりもしなくて。

カーテンさえも無かった。精神世界の広がりはディスプレイの先にあるんだとおもうけどさ、オブジェクトが5,6個しかない部屋を見ると。なんだかなぁなんだかなぁ、って感じ。

2025-10-07

オールドメディア、もはやパラレルワールド

1.「見誤」ってるのはオールドメディア

自民総裁選、想定超えた保守回帰 今夏の予兆、見誤った小泉陣営朝日新聞

https://www.asahi.com/articles/ASTB54DQTTB5UTFK019M.html

「見誤った」んじゃなくて、ずっとパラレルワールドの話をしてるんだよね。

進次郎がというより、オールドメディアが。

  

なにを小泉陣営ミスにしてるのかと。

だってあんたら自身「進次郎圧倒的優勢!」「進次郎で決まり!」って報じ続けてたでしょと。

全然違ってたことについてなにか述べることはないの?

 

総裁選なんてちゃんと情勢を取材出来てれば本来大外しはしない性質でしょ。

高市が大量に党員票取ってるのもわからないってどうなってるの。

    

からもうオールドメディアに見えてるもの現実とが乖離し過ぎててヤバい

そして修正能力すらないでしょ。

報じてきたことと大幅にずれた結果が出ても小泉陣営見誤る」とか言ってて

自分達がズレまくってることへの自覚危機感は無い。 

   

(ちなみにはてブは一応ネットコミュニティなのに何故かオールドメディアと同一のものを見てて、ネットの中でも浮き上がったすげー不気味な村になってる。)

 

     

2.現実ネットで見たまんま

自分は前から何度か政局について見たまんまを増田に書いてる(はてブパラレルワールド過ぎて怖いから)んだけど、

ブコメされながらもなんか本気にされないというか、

煽り扱い釣り扱いされるんだよね。

  

参院選の前は

「これは参政党が大勝ちしそう、すごい選挙結果見ることになるよ」って書いた。

当然その通りになった。

  

だって別に勝手予測してるとか願望とかじゃなくてただネットで見たまんま、

「どういうトピックが盛り上がってるか」「誰がエールを受けてるか」を平らかに観察したまんまだもん。

大筋は当たるのは当たり前でしょ。

カンニングしてるんだもん。

 

このただの見たまんまを外し続けて

あなた見立ては0点でした」「あなた予測はまた大外れでした」の結果を何回見ても

全然反省修正もしないのがオールドメディア(とはてブ)なんだよね。

脳がどうかしてて、超強力な正常化バイアス的なものが静かに回転し続けてるんだと思う。

 

もはや笑う気持ちも失せた。

だってゲームに出てくるパラレルワールドとか裏世界とか

サイレントヒル精神世界が目の前に現れてるみたいでガチ目に怖いのよ。

  

彼等の方でもも現実直視する時が来たら(こなさそーだけど)

ゼイリブみたいなグロアハ体験になるんだろうけど。

 

    

3.サヨクおじいちゃんたちのインチキ予言機構

参院選前であれば

物凄い勢いで反グロ反移民が関心を集めて、

自民党はもはや日本人を見捨てた」「自民党の保守ガス抜き要員のニセ保守って世界観になってるからこれはすごいぞと。

 

一般国民が追い詰められた気持ちで、もう保守党や参政しか行く場がない、

政治に強い意見のない普通の人まで参政党に行く感じだよと。

   

河合ジョーカーやへずまが熱く支持されるのを見るに、

それぐらいに「世界が壊れた」と感じてる人が多いからだよと。

きちがいヴィジランテを英雄扱いするのを見るに、

それほどまで自民党のことも警察のことも裁判所のことも信用出来ない気持ちが膨らんでるんだよと。

  

これらはただ静かにネット眺めていればありありと見たまんまに見えた。

そういうなんか物凄い焦燥と絶望自民党への憎しみが生えてきてるのが見えてたのに、

オールドメディアは「夫婦別姓が焦点」て言ってたからね。

 

要するに彼等は事実取材したり民意をくみ取ったりする能力なんかなくて、

団結して「今度の焦点はこれです!」と発表して自己成就させるインチキ予言者だった。

ネットダイナミックに現実感情が動くようになった速度についていけてない。

  

オールドメディアは「自民党退潮は裏金統一教会による」とか言ってたからね。

ネット自民党を憎んでる人たちはそんなこと1ミリ問題にしてないよ。

そうじゃなくてグローバリズムと移住外国人に国を売り渡す怠惰無能堕落しきった裏切り者から自民党は万死に値するわけ。

せこい不記載なんかどうでもいいの。

 

もうお前等のインチキ予言固執するんじゃなくて、ネットで生の感情ストーリーを見ろと。

   

  

4.オールドメディア観測できない有権者の動向

オールドメディア中の人視聴者達のノンベンダラリとした十年一日自民ヘイトなんて

こんにちネットで生えてくる自民党への憎しみには温度も速度も全く追いつけてない。

   

これまでにないほどの人数がサヨクおじいちゃんたちよりはるかに強く深く自民党を憎んでたのに

後期高齢化パターナリズムサヨクおじいちゃん達にはそれを認識すらできない。

何が起きてるのかわからいから流れを自民打倒に使うことも出来ない。

  

ついでに今後のことを述べれば

高市総裁になったことでネットは相当平静を取り戻してきてる。

凄まじかった焦燥や憎悪が1レベル薄れた感がある。  

高市自民党だけどちゃんとやってくれるかもしれない」となってるから

  

最近高市のことも「ガス抜き要員のニセモノ保守」として軽蔑する声が多かったのに

高市が面構えや声で信頼を引き寄せた感がある。

好意的に経歴を紹介するポスト等も増えてる。

ワークライフバランス発言戦闘姿勢として好感されてる。

        

  

ちなみに「高市さん万歳!」と同時進行で

進次郎陣営記念撮影写真「これ次の選挙で落とすリストだぞ」と共有され回されてる。

自民党への底知れない憎悪全然消えてない。

あれ見てると中高年サヨク達の反自民所詮反抗期と言うか、アイデンティティと言うか、終わりを目指さないお遊びだったんだなと感じる。

     

こうした今の保守層・自民支持者達の心の動きがサヨクおじいちゃん達には全くわかんないと思う。

傲慢さを捨てて虚心にネット見るだけで結構わかるんだけどきっとそれを出来ない。)

 

 

5.高市のよかったポイント

ただ進次郎陣営記念写真はあまりにもいつメンオールスターなのも事実

旧来自民党に憎しみを抱いてる保守層・一般層は絶対に受け入れなかっただろう感じはある。

自民党がこれまで経験したことのない憎まれ方をしてる状況下でこの写真を撮ってしまうこと自体不用意だしオールドメディア的。 

   

こちらが勝ってたら自民党は直ちに滅びてたと思うから投票した人達生存本能は大したもの

ネットをよーく見てるか、それぞれの地元有権者生の声を聴いてる)。

 

また、記念写真撮影現場に居ながら人の後ろで顔を横に向けて隠れている某女性議員も大したもの

多分もとからあの陣営が味が悪いと勘づいていて、まして敗北後の記念撮影であれば「ここに写ってること自体災いを招く」と察知したんだと思う。

ネットでバレて突っ込まれてるけどこの生命力には尊敬の念が湧く。生き汚くていい。 

  

 

逆に高市が良かった点として自民党の中で浮いてる」という部分が間違いなくあって   

ネット憎悪されてる数々の自民党の政策に対して責任が薄いイメージになっている。 

 

また、鹿の話をしたのも大変良かった。

  

自民党への憎悪と言うのは結局

ネットで高速回転する民意レスポンスしてこなかったために生まれて膨らんだもの

(みんな進次郎よりへずまに親愛の念を持っている。マジだ。へずまはすごい速さで声を聴いて動いてくれるため。) 

 

からネットナラティブ象徴である鹿の話に触れる意味はあった。

オールドメディアが「差別だ」とか「事実性が確認されない」とか騒ごうが関係ない。

あれは「私はあなたたちの声を聴いていますよ」というメッセージになった。

 

自民党が大嫌いになって、”右翼高市のことすら大嫌いになってた人達の心に

高市があの場で鹿の話をしたことがどれだけ響いたことか。リスキーだったがその価値はあった。

民泊運転免許批判するのと違ってただちに仲間の誰かの面子潰しにもならないネタだろうしね)

    

ひたすら嘲笑するオールドメディアだけ見てたら「なんか突然ヘイトっぽい話をして胡乱な感じ」としか思えないだろう。

高市自分ネットを見てるのか優秀なネット汲み取りスタッフがいるのかわからないが、

高市オールドメディアよりも大半の自民議員よりも民心について見えてるものがある。 

  

(ところでそれはそれとして、

 オールドメディアの「シカ蹴る中国人などいない」「シカを蹴るのは日本人」はさすがにあり得ないし逆デマになってないか。 

 へずまと関係ない動画でも中国人が鹿を蹴ってる動画youtubeでも相当数見られる。なんで蹴るんだろね。)

   

  

6.参政党やへずまはどうべきか

へずまは一生懸命高市さん高市さんと呼び掛けていたが

高市が語りかけたのはネットの民心であってへずまではない。

 

しろこれからへずまや参政党は難しくなる。 

まともな領主様がきちんと賊を討伐をしてくれるならきちがいヴィジランテは需要がガタ落ちするから

    

今後の方針としては 

A・辛抱強く高市ラブコールしながら勝手に同志や手下のように振る舞う

B・従来の活動を激化させて忘れられないようにする

C・「高市はニセモノ、日本を守れるのは自分のような捨て身の人間」と対決姿勢をとる

D・雌伏の時と諦めて真面目になりローギア運転 

    

へずまは色気を出すならB、現実的にはD、

一気に需要が落ちるからしばらくローギア運転してた方がいいと思う。

流れが一旦去ったときにジタバタすると墓穴を掘る

参政党はCとAをフラフラしながらうまく運転しそうな気もする。

  

  

7.自民党はネットがヘタ

自民もさすがにネットの猛火に気付いて手を打とうとしてるけど

かなり下手でどうしようもない。

 

彼等も結局自分達の認知自分達のストーリーをがなるだけで

ネットの声を聞いてそこに応えるということが全然できない(からどんどんヤバくなる一方)。

 

少し面白い手として自民党に攻撃的だった右派インフルエンサーを抱き込んで活用ということをやってるみたいなんだけど、

多分抱き込んで指示してる側もセンスが無いのと、

抱き込まれインフルエンサーもなんか舞い上がっちゃって全然役に立ってない。

  

そもそも攻撃的な言動動画フォロワー集めてたタイプ人材

「我が党のイメージアップヨイショをやれ」という起用法自体が間違っていて

気持ち悪い口調と顔文字連打しながら進次郎やらせコメントレベルポストを繰り返すようになって

単にそいつviewいいねフォロワー数が減っていくだけという事態になってる。

そいつyoutubeコメント欄も罵倒軽蔑コメントが激増)

  

そもそも抱き込まれたの丸出しな奴がヨイショやってたってそりゃ誰も聞かないわけで

クマさんじゃなくてワンちゃん名前変えたら」とか言われてしまっている。

 

そういうのとは少し違う堂々の古株自民協力者のやまもといちろうとかも、

人の悪口言ってるときはまだしも火消しとか擁護とかヨイショとかやろうとすると毎度下手すぎて目を覆いたくなるし、

広報的な才能は全然ないのを自覚すべきだと思う。

  

 

8.進次郎はネットが下手

高市によって参政保守党の猛攻には一服つけたもの

党の規模や力に比べてネットが下手という問題は本当に命取りになる課題だと思う。

 

公明党創価学会の若手を中心に「我々は我々の公明党のよさを宣伝する」と

堂々としたネット活動をしていて創価公明党批判的な人間とも会話する力を見せてる。

(実際には高齢化が著しいのにネットには若者選抜動員してイメコンしてるのもしっかりしてる。)

 

まりネットに強い弱いというのは別に年齢は関係なく技術的な話でもなくて、

間内の外側の人の声を聞く能力あるかないかということ。

  

聞く能力なんていうとすぐ精神論姿勢の話にされがちだけど、

実際には脳の機能の一部・知性の一部だからすぐには出来ないし才能がない人には出来ない。

 

気にくわない書き込み規制しようとか、下手くそ自演ヨイショしようとか、

全てをロシアのせいにしようとか、そういう解決法を思い付く人間ネット担当の進次郎陣営は終わってるということ。

 

大将も年齢ばっかり若くても既に脳の可塑性機動性で麻生太郎85歳に負けてそう。

おそらく今回変な反省をした彼の陣営の主導により、党の息のかかった下手くそ自民ヨイショは

これから激増すると予言する。既にその兆候があるため。

 

どうも進次郎は当人も抱えてるスタッフ無能で間違いないと思う。

確実に高市早苗64歳よりネットが下手。

無考えのために策謀に走ってしまタイプ

救いようがない。

2025-09-08

『なっくり』考察感想 第4話 後編

これは何ですか?

 

 カクヨムにて7月8日から公開・連載されている『成り上がり炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~』についての感想考察を書いています

 通称『なっくり』。

 こちらは第4話 覚醒の王 についての後ろ半分です。

 匿名はてな文字数制限にひっかかってしまったようなのでパート分けします。

 第1話こちら↓

『なっくり』考察感想 第1話

https://anond.hatelabo.jp/20250904223228

 第4話 前編はこちら↓

『なっくり』考察感想 第4話 前編

https://anond.hatelabo.jp/20250908093628 3

第4話 覚醒の王 について

第4話 覚醒の王

https://kakuyomu.jp/works/16818792436194059031/episodes/16818792436376167778

 さて。パートを区切ってから、今度は圭祐が桐島弁護士に会いに行くシーンからまります

 昼過ぎ玲奈に教えてもらった住所を頼りに、俺はタクシーで桐島弁護士事務所へ向かった。窓の外を流れる都会の景色を眺めながら、俺は佐々木美月のこと、田中雄大のこと、そしてあの二人の背後にいるであろう「クロノスインダスリー」という存在を、改めて頭の中で整理していた。

 もう破綻がひどい……

 田中雄大という名がいきなり出ていますが、修正前では田中は圭祐と同じ製氷工場に務める従業員でした。そして圭祐の炎上の原因たる爆破予告実行犯でもあるのですが……そのくだりは全て削除変更されています。どこにもない。

 クロノスインダスリーについても同様です。圭祐の頭を整理するより作者の頭を整理してください。

お嬢様たちが来るまで、まだ少し時間がある。よければ、昼飯でもどうです? 近くに、美味い手打ちうどんの店があるんですが」

 と、桐島に誘われ、圭祐は二人でうどん屋に向かいます昼過ぎに向かってたけど、ランチはまだだったんすね。

 

「ところで神谷さん。玲奈様とは、うまくいってるんですか?」

「え? ああ、まあ…昨日は、別々の部屋で寝てました」

 俺は恥ずかしさで頭の後ろを掻いた。俺の庶民的感覚では、一緒に寝ないのが当たり前だった。

 微妙質問の受け答えがズレてる圭祐。よっぽど頭の中で気になっていたのでしょう。

 本当に当たり前と思ってるならそこまで気にする必要は無いでしょうに。

 一応圭祐は天神家も公認した恋人らしいので、この態度には桐島も呆れている様子。まあ言うていきなり手を出すのもそれはそれでどうかって話でもあるし……

 

「…よくスーツ、汚さずに食えますね」俺が感心して言うと、桐島は顔も上げずに答えた。「仕事の合間に食べるのが日常ですから。汚さずに食べるのが、プロというものです」その、あまりにも当然で揺るぎない正論に、俺は何も言えなくなった。彼のプロ意識は、俺の甘い考えを、冷徹に指摘しているようだった。

 プロ意識がそこまで関係あるかはわかりませんが、圭祐に足りないのは『腹をくくる』姿勢であることは確かです。このように自分が苦手な話になりそうになると、相手の外見や所作について話して話題を逸らそうとする特性はずっと描写されていますある意味では圭祐の美点ですが、人の話にちゃんと向き合えないという欠点でもあります

神谷さんへの誹謗中傷に関する発信者情報開示請求は、すでに着手しています田中雄大IPアドレス佐々木美月との通信記録も、すべて確保いたしました」

 田中は圭祐へ誹謗中傷を行っていたようです。佐々木もまた、何かしらの形で田中と関わっている様子。

 繰り返しになりますが、二人が具体的に何をしたかはまだ語られてません。いきなり名前が出ています。だからなんでだよ。

 帰り際、俺は尋ねた。「爆破予告犯人って、わかりますか?」

 桐島は、黒縁メガネの奥の瞳を光らせた。「心配はご無用です。…抜かりはありません」その言葉には、絶対的な自信と、天神財閥の底知れない力が隠されているように感じられた。

 だから読者はその爆破予告があったかどうかもよくわからないんですけど……

 事務所からの帰り道、俺はタクシーを呼ぼうとする莉愛の手を制した。

「もう、逃げる必要はないだろ? 三人で、手を繋いで歩こうぜ」

 俺が手を差し出すと、玲奈と莉愛は幸せそうに微笑んでそれを握った。

 圭祐が真ん中になって玲奈と莉愛と手を繋いでいる感じでしょうか。

 いいけど……桐島の話だと爆破予告の件もケリがついていないんだからわざわざ目立つようにしなくても……

街の雑踏の中、「Kさんですか?」と声をかけてきた女子高生ファンと、俺は気さくに握手を交わし、一緒に写真を撮った。「アンチに負けないでください!」という声援に、俺は少し照れながら手を振る。

 でもこの状態天神姉妹ではなく圭祐の方を応援する女子高生がいるようです。

 ……元は圭祐は零細のゲーム実況投稿者のハズですが、写真まで撮ってくれるようなファンはどこから湧いて来たのでしょうか。フォロワー天神姉妹の方が多いハズですが、なぜか姉妹にはノーリアクションです。なんで……? 天神姉妹女子高生には人気無いの……?

絶対こっちのストリート系が似合うって! Kくんは、もっとカジュアルでしょ!」莉愛は、流行りのファッション雑誌を俺に見せつける。

「いいえ、莉愛。神谷さんには、もっと落ち着いた、知的スタイルの方がお似合いよ。大人男性の魅力は、隠すことで引き立つものだわ」玲奈は、海外ファッション誌を広げる。

 そのまま三人は高級ブランドブティックへ向かい、圭祐の新しい服を選びます

 なんか途中で圭祐の服がTシャツジーンズになってたりする点はスルーするとして。莉愛と玲奈がコーディネートについて意見を交わします。

 そこに立っていたのは、もはや製氷工場で働いていた頃の、陰鬱オーラをまとった男ではなかった。体に吸い付くようなシルエットの、上質な黒のセットアップインナーには、遊び心のあるプリントTシャツを合わせ、足元はシンプルな白のスニーカーで外している。自信のなさを隠すように丸まっていた背筋は堂々と伸び、何かに怯えていた瞳は、今は、全てを見透かすような鋭い光を宿していた。その変化は、玲奈や莉愛が持つ「神眼」にも匹敵する、俺自身の『神眼』による「調律」が、無意識のうちに行われた結果だった。それは、まさに、これからエンタメ業界に君臨する、若き「王」の風格そのものだった。

 結局黒のセットアップになるのか……とはともかく。

 玲奈や莉愛も『神眼』があったんだ。割と身近にあるんだね神眼。

 そして王です。この作品の大きなテーマの一つになります

 玲奈と莉愛は、そのまま勢いで圭祐に雑誌モデルを勧めます。惚れりゃあばたもえくぼ……ではなく、圭祐は実際にモデル並みの容姿を持っているようでした。すげえな!

あの頃は、誰にも見向きもされなかった俺が、今、天神姉妹によって、全く新しい世界へと引き上げられようとしている。この違和感と興奮こそが、俺の「神眼」が引き起こす、世界の「ズレ」なのかもしれない。

 なんでも神眼と言っておけば通ると思ってる?

 圭祐自身にも神眼はあるのに、どうしてこれまで埋もれたままだったんでしょうか不思議ですねえ。

 その時、俺の口から無意識言葉がこぼれていた。それは、俺自身の「神眼」が、彼女たちの「本質」を見抜いた結果だった。

「…玲奈さん。あなた普段スカートが多いけど、その服も素敵ですが、あなた本来の魅力を、少しだけ隠してしまっている気がします。あなたは、もっと…強くて、華やかな色が似合う。こういう…」

 俺が選んだのは、深紅生地に金の刺繍が施された、大胆なオフショルダーのロングドレスだった。玲奈は試着室へと向かった。出てきた彼女は、まるで「月」から「太陽」へと変貌したかのように、圧倒的なオーラを放っていた。その深紅ドレスは、彼女の白い肌を際立たせ、金の刺繍が、女王としての気品さらに引き立てていた。

 そして今度は圭祐が姉妹プロデュースを始めます

 月から太陽。というのはTPO問題じゃない? 時と場合によっては月になることも良いと思うけど。

「莉愛も。制服可愛いけど、君の元気さを活かすなら、もっとポップな色使いで、少しボーイッシュな要素を入れた方が、ギャップで可愛さが際立つと思う。例えば、キャップを逆さにかぶって、ショートパンツ健康的な脚を見せるとか」

 制服姿の莉愛も、俺のアドバイス通りに着替えて試着室から出てきた。淡い水色のショートパンツに、ビビッドなイエローTシャツ、そして逆さまに被ったキャップが、彼女の天真爛漫な魅力を最大限に引き出していた。

 莉愛も別に制服は便利だから着てるだけで、モデル仕事私服なら、似たような服も普通に持ってそうだけど……なんか別に姉妹イメージと極端に変わるようなコーディネートってわけでもないんですよね。なんなら二人とも100万アカウントインフルエンサーで、セルフプロデュースは元から上手く行ってるし。

 喜んでるなら、それも良いですが。

 これまで俺がネット世界で、何千、何万というコンテンツを見てきた経験。その膨大なデータが、俺の脳内プロデュース能力として蓄積されていたのだ。それだけじゃない。今時の流行りにうるさい、妹の美咲あいつがいつもリビングに置きっぱなしにしているファッション雑誌が、自然と目に入っていた。そのページで、莉愛が特集されている記事を偶然見つけて、『このモデル、すごいな』と呟いたら、『お兄ちゃん、今さら!? 超人気じゃん!』と、美咲に呆れられた記憶が、不意に蘇る。俺は、美咲とのくだらない口喧嘩に負けたくない一心で、流行りの服や、コーディネートの基本を、こっそり勉強していたんだ。

 そんな大変な能力を得たきっかけがこんなくだらないエピソード一本で本当にいいのか?

 いや、なんかこう、もっと……血筋とか誰かの弟子とか、他人が容易にはマネできないようなことでセンスが目覚めるとか……というかこの話の限りだと美咲にも神眼がありそうっすね。

 莉愛は興奮した様子でスマホを取り出すと、変貌を遂げた俺たち三人の姿を撮影し、こう呟いてSNS投稿した。

新生Kスケ、爆誕プロデューサーは、神でした。#KスケPの神コーデ』

 圭祐のハンドルネームはKだよお! Kスケだとほぼ本名だよお!

 それにしても埋もれ過ぎた才能です。コンピュータ専門学校中退し、バイト転々として製氷工場に勤め、ゲーム実況動画もとくに伸びず、くすぶり続けた圭祐。それが天神姉妹と関わり、自分自身を含めてプロデュースして絶賛されるほどのファッションセンスを持っていたのです。

 お前進選択から盛大に間違ってたよ。服飾系の専門学校行くべきだったよ。

運命の夜】

 夜。リビングでは、玲奈ノートパソコンに向かい、驚異的な速さでキーボードを叩いていた。その指先は、まるで流れるような音楽を奏でるピアニストのようだった。その隣で、俺と莉愛は固唾を飲んで画面を覗き込んでいる。

 カタカタカタ…ターン!

 カタカタ……ターンを真顔でやるやつ久々に観たな。

 

 モニターに映し出されていたのは、洗練されたデザインと、俺たちの理念完璧表現された、Kスケ『ガチ恋彼女オーディション特設応募サイト、だった。サイトの背景には、俺が莉愛を救い出した精神世界デパートイメージが、美しくグラデーションとなって溶け込んでいた。

 おい。未来の話を混ぜるのやめろ。莉愛を精神世界から救う話はもっとずっと後のことだ。

 どうもこの小説修正をする過程で最新話の設定をベースにしているようです。それも整合性を合わせるのは必要なことですが、このように過去エピソード未来の設定が混ざる次元の混乱があります

 滅茶苦茶じゃないか世界をひっくり返すとは因果律を逆転することなのでしょうか。

 

 俺と莉愛は、思わず感嘆の声を漏らした。玲奈プロデュース能力は、俺の想像を遥かに超えていた。

 webサイト作る程度ならデザイナーの話だし、そこはコンピュータ専門学校通ってた圭祐がやりゃいいだろ……

 莉愛は名残惜しそうに立ち上がると、俺に向かって悪戯っぽくウインクした。「オーディションの報告、楽しみにしてるからね!」

 そう言い残し、彼女は上機嫌で玄関へと向かっていった。その軽やかな足取りは、まるで夢の世界へ帰っていく妖精のようだった。

 よくわかりませんが、莉愛はガチ恋オーディションの開催に好意的で意欲的なようです。

 何か莉愛にとって楽しいとか利益になるというようなことは一つも無さそうなのですが……自分好きな人が人気者になるのが嬉しいタイプでしょうか?

 一人残された俺は、広すぎるソファに深く腰掛けテーブルの上に無造作に置かれていたゲーム雑誌を、夢中になって読み漁った。まるで、自分の部屋にいるかのように。莉愛の手料理玲奈とのキス、そして今日一日の出来事。天神姉妹との交流が、俺の凍りついていた心の奥底に、ゆっくりと、しかし確実に、温かい光を灯し始めていた。

 作業していたのは玲奈なんだから、お前はずっとゴロゴロしてただろ。

 何一仕事を終わったぜみたいな雰囲気出してるんだよ。

 SNS熱狂を背に、玲奈サイトを公開する。その瞬間、世界中の「K-MAXファン、そして天神姉妹ファンが、一斉にこのサイトアクセスしていることが、玲奈の表情から読み取れた。

 K-MAXなんてグループ名はここが初出だと思いますが……

 つまり天神姉妹ファンではなく、ほかならぬ圭祐のファンが。彼のガチ恋オーディションのために盛り上がってるということなのですね。

 ……だから元は零細ゲーム実況動画投稿者じゃなかったの?

 ピコン、と静かな通知音が響く。サイト公開と同時に、一件の応募通知が届いたのだ。

 その応募者のプロフィール画面を開いた玲奈が、息を呑んで俺にモニターを向けた。その瞳には、驚きと、警戒の色が入り混じっていた。

 ボルテージ上がった割に、届いたのは一件なんだ。

【氏名】佐々木 美月

【応募動機神谷さんの切り抜きを見て好きになりました。私を覚えてますか?

 そこには、スーツ姿で控えめに微笑む、佐々木美月顔写真があった。美月、か。忘れもしない、俺を炎上爆破予告濡れ衣社会的抹殺しようとした、あの女。

 なんと応募してきたのは、圭祐をかつて陥れた佐々木美月でした。

 圭祐の炎上爆破予告彼女仕業……であるそうです。

 そう。ここに至るまで一つも。佐々木が圭祐を陥れたという証拠の話はしていません。桐島弁護士発信者情報開示請求をしていますが、圭祐はそれ以前にアタリをつけている様子でした。

 でもなんで佐々木が怪しいのかは誰も何も言ってません。いつから疑ってたの? 彼女は製氷工場に来てただけの、保険セールスじゃなかったの?

俺の「神眼」は、佐々木の応募動機が、あまりにも巧妙に偽装された「悪意」の塊であることを、はっきりと見抜いていた。

 まあ……とあえず圭祐にとって佐々木はクロであると話を進めるとして。佐々木になんらかの悪意があることは神眼無くてもわかると思います。むしろ神眼で佐々木悪者だと見抜いたって話がある方がわかりやすかった……

「…オーディションに、呼んでくれ」

 そして圭祐は佐々木オーディションに呼ぶことを決意します。

 直接対決の構えです。

「俺は、もう誰かの犬にはならない。俺が、俺の物語の舵を切るんだ」

 どっちかというと圭祐は誰から相手にされない野良犬って感じだったけどな。

玲奈さん。俺は、あんたたちを、世界一のアイドルにしてみせる。だからあんたも、俺を世界一のプロデューサーにしてくれ」

 俺の言葉に、玲奈は一瞬目を見開いた後、満面の笑みで、まるで太陽のように、美しく微笑んだ。その笑顔は、これまでのどの表情よりも、俺の心を強く打った。

「――ええ。喜んで、プロデューサー」

 なんで?

 天神姉妹は100万超えのセレブアカウントであり、莉愛はモデルもやってるけどアイドルではありません。別にそれを目指していたわけでもありません。

 そして世界一のアイドルにする気があるなら、オーディション開いて他の女の子を集めてる場合じゃないと思います世界一のアイドルグループを作るならともかくですが、そもそも募集要項は『ガチ恋』でしょう。

 全体的に圭祐のやりたいことがよくわかりません。

 彼女の瞳には、俺の隣に立ち、共に世界を創り上げていくという、女王としての揺るぎない覚悟が宿っていた。新たな城で最強すぎる共犯者と共に。俺の世界をひっくり返すための最高に甘くて最高に過激な反撃が今始まった。このオーディションは、始まりに過ぎない。俺と玲奈、そしてK-MAXが、世界に新たな秩序を創り出すための、最初の「創世記なのだ

 これが成り上がり炎上配信者だった俺が、最強の女神たちと世界をひっくり返す話~ 第4話 覚醒の王でした。

 世界をひっくり返すという圭祐の目標手段が明らかになり、それを阻む敵の存在も浮上しています

 なんだかそれに伴い構成破綻矛盾が目立ってきていますが、物語は始まったばかりです。

2025-06-19

dorawii

お前が負け犬宣言だと思おうが俺が勝ちだと思えば俺の精神世界上では勝ちなんだけどね。

お前ら、俺に負けだと思わせるためにそういう取り乱させることとかしてるんだろう?

自分が勝ったと思えるなかで、相手には負けたと思わせるのが「お互いが自分を勝ったと思う」ことに対する真の勝利として狙うべきことだろう?

でもそれは無理だよ。お前らがなんて言おうが俺は勝ったと思うだけだから。徒労じゃないかな?

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2025-06-13

追記ありジークアクスはトー横で薬物とホストにハマった女子の話

に見えるという話。

・マチュとかいう、日常に退屈した女子が、ガンダムという違法薬物で見た幻覚キラキラ)にハマり、それを理解するホストシュウジに恋をする話。

・同じくシュウジに恋をしていた貧しい少女・ニャアン。三人はトー横で交流を深める。

・ある日、シュウジ違法薬物所持でパクられそうになっていることを知ったマチュ。バ先の金庫から金を盗み出し、シュウジを連れて逃げ出そうとするが、横恋慕していたニャアンはマチュを裏切りシュウジと二人で逃げようとするが失敗。シュウジは薬物中毒が進んで行方くらませてしまう。

窃盗がバレて追われる身となったマチュは、パパ活や立ちんぼなどをして凌ぐが、高級ソープ嬢ララァから「帰った方がいいよ」と諭される。高級ソープ炎上する。

10話はまだ見てないので知らない。

ファースト無視して、マチュ、ニャアン、シュウジの話としてみるとこう見えるが、こういうキャラ共感を得られるのかは知らない。

僕はファーストまわりの伏線がどう回収されるかだけが楽しみです〜笑



(10話見た追記

そこまで特殊見方ではないと思っていたので、こんなに伸びたのはびっくりでした。

10話見ました。

それぞれ、「帰る場所がなくいつ死んでも構わない」点を買われて反社組織鉄砲玉に仕立て上げられ、それぞれ闇バイト従事するマチュとニャアン。

ニャアンの強殺現場ガチあってしまい、その残虐非道な行いに憤るマチュ、というところで次回。

マチュに急に倫理が芽生えたように見えるのは、身を寄せたパパの影響下にあるからと見るべきかなと思います

倫理を植えつける相手出会えず、シュウジを求めるあまり薬物を使い続けたニャアンとは対照的ですね。

作品を貫く気分の表現として、エンディングの「もうどうなったっていい」は秀逸だと思います

空っぽなのはシャリア・ブルだけではなく、登場人物ほとんどが「そう」だと言っていいでしょう。

現代の荒廃した精神世界を表す、いい表現ですね。

蛇足

シュウジホスト表現したのは、現代において、「面倒くさいことを言わない、女性に対して気持ちいいことだけを言ってくれる、容姿のいい若い男」なんて、ホストくらいしかいないからです。

自我のなさも踏まえて、彼については現状そう表現するしかいかなと思っています

anond:20250613053345

なにそれ。。。ひくわー

どうせ動物愛護精神世界ワースト日本やろ、そんなことするの・・・

2025-05-28

乃木坂ジークエヴァ

どうせアレでしょ、ゼロインパクトみたいな現象が起きてエヴァンゲリオンゼロみたいな立ち位置にするつもりでしょ?ゼーレとか出て来るんでしょどうせ。

サウンドオンリーとか出て来るんでしょ。もう驚かねえぞ俺は。最終回はマチュの精神世界で決まり

2025-05-20

ガンダム40話まで見た。敵の名目上一番偉い人であるデギン公王はもうこの段階で自分たちが負けることを予期しているのが面白かった。あと後半まで来るとロボットモビルスーツからモビルアーマーになって人の形するのをやめているのがなんか面白かった。ロボアニメだろ!あと本当にいきなり劇中歌が始まる唐突さがあってガンダム伝統なのかと思ったのと、精神世界の話にいきなりなり始めた。

ガンダム41話までみた。今までで一番異常で面白い回。敵と戦闘していたら精神世界で心が通い合ってしまうという話。残り2話。

ガンダム42話まで見た。ラスボスと思ってたギレンが仲間割れで死んでビビった。

ガンダム43話見た。キシリアシャアが倒すし、戦争には勝つがホワイトベースのチームは敗走するという最終回シャアキシリアを打つとき自分が殺したガルマへの手向けとか言う。行動が変な人で何十年も人気になるのがわかった。アムロシャアの対決も決着しないのはすごいなあと思った。有名な「ラストシューティング」が結構どうでもいいシーンだった。しっかり全てのメカを壊すのは潔癖さを感じる。

2025-05-19

anond:20250519143333

シャロン薔薇(白いガンダム)と赤いガンダムが融合して真のゼクノヴァが発生し、精神世界に入り込んだマチュとニャアンがキラキラサイリウム)に囲まれながらなんか歌うんですね

2025-05-05

バカ女って破滅的に根性が汚いよね

行為しなくていい彼氏がほしいという話

https://anond.hatelabo.jp/20250505054200  

イカなうえに知能が低いうえに根性が汚いと思う

 

1.お前は何を差し出しているの?

私は心のつながりを大事にしたい

例えば彼氏風俗に行きたいのであれば全然行ってもらって構わないし、

ハードプレイがしたいとか私で満たせない欲求があるのならばプロに任せたほうがいいと思うタイプ

彼氏はお前を飼いながら風俗で金払ってセックスするの?

じゃあお前の価値って何?

マジでさ。

 

風俗嬢の方がお前よりフェアでまともな存在じゃん。

プロVS根性ババの寄生虫じゃん。 

 

一般的に、女は男に色んなものを求めるわけだよね。

強い肉体、頭脳労働、稼得、庇護安心感物心両面での貢献を求める。

男は慎ましいので「男の甲斐性」みたいに迂遠表現で誤魔化してあげてるけど

全てが自分の身を切って女に差し出してる貢献じゃん。

  

一般的に、男は女にセックスを求めるわけじゃん。

迂遠さもなくそれだけだよね。

  

こんなのそもそもアンフェアトレードだぜ?

バカくせえ。どう考えても都度都度金で買う方が安くつくわ。

  

しかも女の奉公はそんな長い期間じゃない。

飽きがくるし双方加齢もするからカップル間でそんないつまでもセックスしねーよ。

なのにそれすら支払いたくねえってか。

 

 

2.バカの癖に知謀に頼る人間について

でも俺はお前のそういうテイカ気質にムカついてるじゃねえんだ。

俺はだらしない人間にそこまでムカつかない。

  

私は心のつながりを大事にしたい

例えば彼氏風俗に行きたいのであれば全然行ってもらって構わないし、

ハードプレイがしたいとか私で満たせない欲求があるのならばプロに任せたほうがいいと思うタイプ

俺が壮絶にムカつくのはこの

「心の繋がりを大事にしたい」 

全然行ってもらって構わない」 

プロに任せたほうがいいと思うタイプ

みたいな浅知恵の言い回しなんだわ。

 

なんかさも高尚かつ寛大な考えみたいに言うじゃん?

単に「自分相手に供出させるけど自分は何も供出したくねえ」っていうだけの主張を。

 

お前の言い回しブラック企業社長の「仕事ありがとうを集めること」と一緒なんだよ。

自分が払う段になった時だけ心の話を始めるってムーブな。

(もちろん相手にはきっちり物質的貢献を差し出させるし、払いが悪けりゃガン詰めする。)

 

おまえら幼児サイコパスは心や感謝大事にしてるんではない。

単に自分の支払いターンだけはきれいごとで誤魔化してパスしたいって言う醜悪我利我利亡者なだけ。

ギブアンドテイクに喜びを感じられない反社会的性格怪物であるだけ。

そんなもん見る人間が見ればバレバレに見え透いてる。

 

なのにお前はこの浅知恵のお為ごかし言い回し

「上手く騙せる」 「「自分の浅ましい話を正当化出来る」って思ったわけじゃん?

知能が低いくせに謀略家っていうタイプな。

俺はこういうタイプバカが一番ムカつく。

バカの癖に他人様を舐めてるやつ。

  

 

3.「モヤモヤ」構文について

結局世の中は体の繋がりを大事にしてるように思える

ヤれば愛があることになるのか?

ヤらない2人には愛はないのか?

そういう漠然としたモヤモヤがある

バカの文を読むコツだけど

こういうバカが「モヤモヤ」という言い回しをする時は

「てめえ勝手感情正当化したいけど詭弁の為の上手い論理だてすら思いつきません」意味なんだ。

 

>ヤれば愛があることになるのか?

>ヤらない2人には愛はないのか?

誰もそんな話してないよな

ほんとに2人ともやりたくないならやる必要ねーしやらんよね

  

今ここでの議題は

お前がパートナーセックスしたくないってことであり

まり相手の求めに応じたくない」って話だろ?

  

話をずらしながら一般論風にして「モヤモヤしている」って言えば

論理構築すっ飛ばしオブジェクション出来ると思ってんだよな、バカの浅知恵がよ。

  

で、自分相手からいろんなものを得たいのに

相手の最大のニーズに応えるのは嫌っていうなら

それは「愛」がどうこうってより単純に悪質な人間だよな。

 

 

4,お前の欲望男子中学生ぐらいには汚い

ハグキスだけしていたい、性行為がなくてもいい彼氏が欲しいっていうのは

結局「体の繋がりより心の繋がりを大事にしたい」という話だと思う

まり相手の男の欲求には応えたくない」んだろ?

百歩譲って自分から相手の男に何も要求しないならいいよ。

互いに相手に何かを頼んだりしない。

ハグキスと心の繋がりだけで自立した別会計で生きていくなら。

 

でもそうじゃないんだろ?結局相手に”男”の役割は求めたいんだろ?

物心で寄りかかりたい日が来るんだろ?

 

だってそうじゃねーならそれこそ女同士で一緒に住んでりゃいいじゃん。

性的なこと求めてこないパートナーが欲しいならノンケの同性が一番いいぜ?

  

なのに男を選びたがるのは、男の中に何か自分にとって都合いい要素を見出してるんだろ?

そこだけを抽出してタダ食いしたいってことだろ?

それ全然れいでも精神的でもない、俗っぽくて動物的な欲望からな?

  

  

別にそういう身勝手欲求が芽生えること自体はいいよ。

中学生男子が「タダマンしたい」って思ってるのと同じだから

俺はその欲求自体を責めたいんじゃなくて、

そんなもんを社会的正当化出来ることだと勘違いして表出させるとこにびっくりするんだよ。

どんだけ自分欲望にあめーんだよ。

 

お前が言ってるのは中学生エロガキが「性奴隷ほしー」つってるのと変わらない。

バカ話や猥談自覚して放言してるなら楽しくやってくれと思うが

お前は自分醜悪欲望をなにか高次の精神的な話だと思い込んでる感じがする。

人の欲望は受け付けないのに自分のだらしない欲望自覚すらない。

  

  

5.自分欲望直視しよう

でもそれは「逆に面倒なやり取りやデートなどを全部すっ飛ばして性行為だけしたい人」と何ら変わりないという意見もあった

心のつながりを大事にしたいと思うことはただの綺麗事なのだろうか

意見もあった」じゃなくて

ちゃんとそれをリアルに想定してみろよ。

  

「俺は心のつながりを大事にしたい

例えば彼女可処分所得を欲するなら全然稼いでもらって構わないし、

高いものを購入したいならなおさら自分で体でも売って金銭を用意してもらう方がいいと思うタイプ

 (文中には書かないが俺は勿論彼氏として好きな時にセックスはする)」

 

こういう男をどう思う?許容できる?

俺はこれをクズとかヒモと呼ぶけど。 

 

そして胡散臭い交渉をする奴はだいたい曖昧精神世界の話に逃げるのもよくわかるよな。

結婚詐欺師が「僕たちの関係戸籍なんかに縛られたくないから」 なんつって入籍を拒むのは

精神的なことを大事にしてるんじゃなくて籍入れたくないだけだわ。

  

心のつながりを大事にしたいと思うことはただの綺麗事なのだろうか

ワ〇ミ「従業員諸君報酬給与額面ではなくお客様からの『ありがとう』だ!」

   これはただの綺麗事なのだろうか!?」 

 

バカ詭弁を解きほぐして説明する作業ぐらいバカくせーこともないな

 

 

6.まとめ

・人の欲望は受け入れられない

自分欲望は美化する

 

元増田のようなバカ女の問題点はこの2点に尽きる。

双葉の根っこは一つで、自分欲望客観視して受容したことがない。

自分がだらしなくてきたない畜生であるという自覚を持ってない。

まりは成人としての精神成熟が不十分。

 

から自分のしょーもない欲望の都合の良さが見えず

てめえ勝手寝言をなにか社会的に受容されうるきれいなもの認識して世間に発表できてしまう。

 

人に何かしてもらえば感謝をせずに受け取り、

返報には喜びを感じられないどころか納得すら出来ない。

 

相手にしてもらったことを透明化し

自分の返報義務については「心」の話に持っていって誤魔化したいと願う。

発達段階で社会性の獲得を致命的に失敗している。

  

親しい人間を持とうとせずに一人で生きていく力をつけるべきだと思う。

  

 

7.余談 セックス値打ち日本社会の今後

セックスセックス言ってきたが

セックスなんぞにそこまでの価値は無いと思う。

(だからこそこれと決めた相手から需要があった時に、気前よく献身的に支払うことは賢いと思う)

   

からなかった。

けれども村社会では社会維持が強力に意識されていて

結婚して妻子を養っていない男は半人前という強烈な縛りがあった。

から男性全員がトレードに乗っていた。

  

現代はそのような縛りがどんどん溶けている。

「家庭を持って男は一人前」という規範はぼやけており

「女はか弱く守るべき存在」という偏見も薄れている。

  

そこに女側から元増田のような悪質交渉者(アンフェアトレードの支払いすら拒む)が増えてくれば

男側もいよいよ交渉からの退出者が増えるのではないかと思う。

 

 

8.バカの癖になんで不誠実に振る舞う

元増田は骨の髄からイカであるだけでなく

自分欲望を糊塗し、バカの分際で詭弁を弄して人を騙そうとした。

 

そういうことをやりだせば市場全体から信頼が失われて無法の荒野と化す。

頭のいい人間が謀略を振るってよいとなれば食い物にされるのはバカの側だ。

 

バカの最適戦略は「礼儀正しく」 「信義に厚く」 であって、それはあまり大したコストもかからない。

であるのにバカの分際で腕自慢の無法者みたいな戦略採用する人間こそバカの中のバカであって

日本社会平和で行儀がよく信頼性が高いことの最大のテイカーは

元増田のごときバカ無法者であると思う。

 

日本社会の安定維持の恩恵を誰よりも得ているのに

日本社会の柱に向かって執拗な蹴りを入れているバカどもがいる。

  

  

追記

raccos3

これ女側は要約するとは「家族みたいに親密な異性の友人が欲しい」で終わる話なので

深読みしてここまで汚くキレ散らかす意味がわからないのだが、男は「親密な友人」の中にに女は不要と考えるのだろうか

2025/05/06

「性行為しなくていい彼氏家族みたいに親密な異性の友人」に変わるのは要約とは言わないが、

摩り替えたにもかかわらず問題点は何も解決していない。  

  

どちらも要は理想化した兄や父、支払の要らない都合の良い庇護者を求めているだけであるから

セックスできるママ」を詰められたキモオタが「世話好きな幼馴染」と言い換えました、と変わらない。

  

言い方をどう変えても自分勝手な「テイク&テイク」の異性関係を夢見て彷徨ってるのであれば、

そんなものポルノで消費発散するような種類の欲望にすぎない。

ポルノは素晴らしいし、この世のコンテンツ殆どポルノだ)

  

百回でも同じことを書くと、そういう欲望を持つこと自体を責めていない。

そういった欲望がおぞましくなるのはなんとか正当化しながら現実世界にその夢を見ようとするときであって

それはやめようと言っている。

  

「性行為しなくていい彼氏」も「家族みたいに親密な男の友人」も「セックスできるママ」も「世話焼の幼馴染」も

等しくきたならしい身勝手欲望であることの自覚は持とうと言っている。

 

人間は汚い。

当然お前も汚い。

俺たちはみな汚い。

2025-05-02

anond:20250502112550

生活様式現代日本で、日本神話がちらほら出てきて、何がしたいんだろうね?

また精神世界とか社会学的なそういうことがしたいのかな?

2025-04-30

anond:20250423080418

ジークアクス第四話雑感

 

やはりこの物語は「ニュータイプの暗黒面とそこからの帰還」が大きな流れとしてありそうだ。

ガンダム第一作というのは1979年放送だそうで、その2年前にスターウォーズ第一作が公開されてブームになっており、ところどころでスターウォーズの影響が見える。

ニュータイプ的な発想も、多かれ少なかれ「フォース」の影響があって、その暗黒面を描くというのは里帰り見たいなもんなのだろう。

ニュータイプの暗黒面とは、思想理想の向こう側へ行ってしまうこと。普通よりも直感理解力に優れる反面、ある種の思い込みの激しさや、精神的な繊細さ、不安定性があり、突き抜けた行動に出るということ。たぶん。

ジークアクスのシャアは、Zガンダムカミーユではなく、逆襲のシャアアムロのように、理想の向こう側(フォースの霊体のように、生死を超越した精神性の世界?)に行ってしまったんだろう。

これは現実での苦悩を選ぶか、理想を追求して閉じた精神世界を選ぶかというような対比を連想させる。

2025-04-29

[B! togetter] 「宇多田ヒカルが『量子力学』に夢中」と聞いて怪しいスピリチュアルに傾倒してるんじゃ?と嫌な予感がよぎる…物理学者の私見は「正統派でいらっしゃる」

Q.

いわゆる「スピリチュアル量子力学」について教えてください。

A.

スピリチュアル量子力学」という言葉は、正式科学用語ではありません。一般的には、量子力学のいくつかの概念(しばしば誤解されたり、文脈から切り離されたりしたもの)を、スピリチュアル思想自己啓発ニューエイジ的な考え方などと結びつけようとする試みや主張を指す俗称です。

これは、科学界では**疑似科学(ぎじかがく)**と見なされることがほとんどです。

***スピリチュアル量子力学でよく見られる主張と、科学的な観点から解説:**

1.  **「観測効果」と「意識現実創造する」という考え:**
    * **主張:** 量子力学では観測者がいることで量子の状態が確定する(波束の収縮)。これは、人間意識現実を創り出している証拠だ、思考現実化する根拠だ、などと解釈されることがあります。
    * **科学解説:** 量子力学における「観測」とは、人間のような意識を持つ存在が「見る」ことだけを意味するわけではありません。測定装置など、対象となる量子系と何らかの相互作用を起こし、その情報を取得する物理的なプロセス全般を指します。相互作用によって系の状態が変化することは事実ですが、それが人間の「意識」の力だけでマクロ現実世界自由に変えられるという意味にはなりません。意識と量子現象関係は未解明な部分も多いですが、「意識現実を創る」という直接的な主張を裏付け科学根拠はありません。

2.  **「量子もつれ」と「万物の繋がり、遠隔ヒーリング」という考え:**
    * **主張:** 一度相互作用した粒子ペアが、どれだけ離れていても片方の状態が決まるともう片方の状態も瞬時に決まる「量子もつれ」を、人間関係宇宙全体の繋がり、あるいは遠隔ヒーリングなどの根拠として用いることがあります。
    * **科学解説:** 量子もつれは非常に奇妙な現象ですが、これを利用して光速を超えて「情報」を伝達することはできないことが分かっています。二つの粒子の間には強い相関がありますが、それは事前に共有された状態に基づいています。これを普遍的な「万物の繋がり」や、意図だけで遠隔地に影響を与えられる(ヒーリングなど)現象の直接的な説明とするのは、科学的な飛躍があります。

3.  **「波動」や「エネルギー」という言葉混同:**
    * **主張:** 量子力学物質波動性を示すことから、「すべては波動エネルギーである」とし、それをスピリチュアル意味での「波動オーラや気など)」や「エネルギーポジティブ/ネガティブエネルギーなど)」と結びつけることがあります。
    * **科学解説:** 量子力学における「波動」は、粒子の確率分布などを記述する数学的な概念波動関数)であり、物理的な性質です。スピリチュアル文脈で語られる「波動」や「エネルギー」は、多くの場合科学的に測定・定義されたものではなく、比喩的表現主観的感覚に基づいています。これらを同一視することはできません。

***なぜこのような考えが広まるのか?**

** **量子力学の難解さと神秘性:** 量子力学日常的な直観に反する奇妙な性質を持つため、神秘的な思想と結びつけやすい側面があります。
** **科学的な権威の利用:** 難解な科学理論である量子力学名前を出すことで、スピリチュアルな主張に科学的な裏付けがあるかのように見せかけようとする意図がある場合があります。
** **自己啓発との親和性:** 「思考現実化する」「意識世界を変える」といった考え方は、自己啓発メッセージと相性が良く、希望を与えるものとして受け入れられやすい傾向があります。

***まとめ:**

「スピリチュアル量子力学」は、量子力学用語概念本来文脈から切り離し、スピリチュアル思想自己啓発と結びつけたものであり、科学的な根拠に基づいたものではありません。量子力学自体現代物理学の根幹をなす重要理論ですが、その概念安易日常生活や精神世界に拡大適用することには注意が必要です。

もし量子力学のものに興味があるのであれば、信頼できる物理学の解説書や専門家説明を参照することをお勧めします。

2025-03-30

anond:20250330093944

無気力とかそんなことはないよ。

一部の社会学者ソ連崩壊脳死状態になったけど、社会学者基本的バカから躁状態になってしまって暴走した。社会学には査読がないか暴走が起こり始めると事件化しないと止まらないんだよ。

例えばニューアカデミーの旗手中沢新一先生

『虹の階梯―チベット密教瞑想修行』 (1988年、平河出版社)

これは中沢新一チベット密教僧侶から受けた口頭伝授をまとめたもので、オウム真理教教義に大きな影響を与えた。麻原彰晃自身もこの本を高く評価し、修行に取り入れていた。

また、

オウム真理教の深層』(1995年)

中沢新一責任編集を務めた雑誌『imago』(青土社)の臨時増刊号

当時のオウム真理教思想精神世界に深く関わり、一定の影響力を持っていた。

 

社会学者の一部はみずからオウム事件の遠因になったことを反省してはいものの、それらの反省は十分のものとは言えない。

近年、フェミ暴走が止まらなくなっているが、これも事件化しないと止まらないだろう。オウム事件のようなことにならないことを祈ってるよ。

2025-03-05

押井守イノセンス」:The Culmination Point クリエイタースタイルが頂点に達する瞬間

クリエイター確立したスタイルが頂点に達した後、芸術的方向性が劇的に変化する作品たちについて。

スタイル極致現象

芸術家自分の特徴となる独特のスタイルを発展させると、そのスタイルが最も凝縮され洗練された形に達する点に到達することがよくあります

この集大成の時点は、しばしば創造的な転換点となり、その後彼らの作品は新しい方向性を取るようになります

押井守イノセンス

村上春樹スプートニクの恋人

富野由悠季機動戦士Vガンダム

宮崎駿千と千尋の神隠し

などは、この現象を興味深い形で例示しています

押井守イノセンス」:哲学的ジャパニメーションの頂点

押井守の「イノセンス」(2004年)は、彼の初期作品から発展してきた哲学的アニメ作品美学の頂点を表しています

現在、前作「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」と共に4Kリマスター版の劇場公開で20周年を迎えた「イノセンス」は、

押井思索的なペース配分、

哲学的対話

・そして見事な視覚構成論理的な極限まで高めました。

イノセンス」が特に重要なのは

押井テーマ的な関心事

人間機械境界意識本質、そして技術的な世界における魂—

を最も凝縮された形で蒸留している点です。

映画の美しくも疎外感を与える視覚効果や濃密な哲学的参照は、同じフレームワークの中ではこれ以上進化できないところまで彼の特徴的なスタイルを押し進めました。

村上春樹の「スプートニクの恋人」:孤独消失結晶

スプートニクの恋人」(1999年)も同様に、村上主題的関心を最も結晶化した形で表現しています

小説は馴染み深い村上テンプレートに従っています男性の語り手(「僕」)、彼の片思い女性、そして現実自己についての疑問へと導く謎の『失踪』。

この小説には村上典型的な要素—孤独、謎めいた失踪片思い、そして現実曖昧化—が全て、ほとんど自己参照的とも言えるほど凝縮された形で描かれています

タイトル自体村上孤独への関心を反映しています;「スプートニク」はロシア語で「旅の同伴者」を意味しますが、衛星は一人で旅をします。

それはまさに彼の登場人物たちが、互いに隣り合いながらも分離されて人生を進んでいくようです。

富野由悠季機動戦士Vガンダム」:暗黒の集大成

機動戦士Vガンダム」(1993-1994)は、クリエイター確立したスタイル限界点まで押し進めた最も劇的な例を表しているかもしれません。

当初は子供向けの「楽しいロボットアニメ」として構想されたこシリーズは、代わりにガンダムシリーズの中で最も暗い作品の一つとなりました。

スポンサーからプレッシャー強制的な変更に直面した富野は、観客の期待を完全に打ち破るよう設計されたかのような、非常に暗く妥協のない作品を作ることで応じました。

このシリーズ前例のないレベルキャラクターの死と深く悲観的な世界観を特徴とし、富野自身も後に「Vでガンダムを本当に破壊たかった」と認めています

この意図的な極端さは富野の一つの創造的段階の終わりを示し、その後の作品では新しいアプローチ必要となりました。

宮崎駿の「千と千尋の神隠し」:形式の極地

千と千尋の神隠し」(2001年)は、「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「もののけ姫」などを通じて発展してきた宮崎テーマ的・視覚的な物語集大成を表しています

その細部まで行き届いた精神世界成長物語環境テーマ、そして強い女性主人公を持つこの作品は、観客が「宮崎映画」に期待するようになったすべてを統合しています

日本で最も興行収入の高い映画となり、アカデミー賞を受賞するという前例のない成功は、実際、宮崎にとってジレンマを生み出しました。

彼の認識可能スタイルを完成させたことで、

崖の上のポニョ」のような彼のその後の作品は、

意図的に異なるアプローチを取り、

より単純なアニメーションスタイルと、

彼のそれまでの傑作の複雑な世界構築とは異なる物語の語り方を受け入れました。

スタイルの枯渇による創造再生

これらのクリエイターを結びつけるのは、彼らが集大成の地点に達したというだけでなく、この集大成創造的な再生必要としたという点です。

イノセンス」の後、押井は「スカイ・クロラ」のような作品に移り、依然として哲学的でありながらも、異なる視覚的・物語アプローチを取りました。

宮崎の「ポニョ」は、それまでの作品よりも意図的に単純で、より子供らしい美学を取り入れました。

富野の「Vガンダム」以降の作品は、トーンとアプローチの顕著な変化を示しました。

このパターン創造進化について深遠なことを明らかにしています芸術家は時に、本当に新境地を開く前に、一つのスタイル可能性を使い果たす必要があるということです。

彼らの特徴的なアプローチ論理的な極限まで押し進めることで、これらのクリエイター本質的に、別の創造的章を開く前に一つの創造的章を閉じたのです。

時間によって形作られる視点

アーティストの「特徴的なスタイル」を構成するものについての我々の認識は、避けられなくそ作品出会った時期によって形作られます

これらのクリエイタースタイルの転換点の後に発見した人々は、何が「押井的」または「宮崎的」な作品構成するかについて、全く異なる概念を持つかもしれません。

この時間的な視点は、芸術的アイデンティティが静的ではなく進化するものであり、特定作品がその進化における重要な変曲点として機能していることを思い出させます

ここで説明された現象普遍的ではありません—すべてのクリエイターがそのような劇的な集大成の地点やその後の転換を経験するわけではありません。

それにもかかわらず、これらの例は創造的発展における興味深いパターンを示しています。そこでは芸術家が真に新たな始まりを迎える前に、確立されたスタイルをその究極の結論まで持っていく必要があることがあります

2025-02-23

スピッツ音楽精緻形式簡潔感情複雑調和顕著表れメロディー構造表面簡素内部潜感情深層聴覚細多層感覚呼起特草野マサムネ声透明感同時音芸術極限表現力誇聴感微揺聴衆精神世界可視痕跡刻。彼歌声音声感情深層触聴者心強印象残透明感澄水面包聴者力持言葉力強さ感じ音楽内面さぶ未知感情引出スピッツ聴音体験探求旅。

歌詞一見平易言葉背後潜深遠象徴暗示巧配置日常情景普遍存在論的問い織交聴者自己存在認識歌詞表現哀切中希望暗示希望刹那虚無感存在非存在交錯境界線位置歌詞表面簡単理解言葉並背後深哲学的問い存在日常風景感情描写普遍存在論問題浮聴者心鋭突刺スピッツ歌詞日々小出来事通人本質問い直希望絶望間揺感情呼起。

2025-02-13

追記】みんな何でスピリチュアル嫌いなん?

スピリチュアルのものが嫌い?それとも訳わからん世界観が嫌い?合理的じゃないところが嫌い?合わない価値観押し付けてくる人が多いから嫌い?

というかみんなの思うスピリチュアルって具体的に何?

ちょっと今後の参考にするから教えてー




追記】2025/02/15夜

みんなありがとーここまで反応貰えるとは思わなかった。ブコメトラバも全部読みました。

俺の中のスピリチュアル定義として、似非科学とか自然派とかはただの論理破綻って認識だった。根拠とか理屈説明できたりしようと試してる時点で、目に見えないパワーをそのまま信じるスピリチュアルには当てはまらないと思ってたから。カルト宗教霊感商法スピリチュアル手法を使ってるけど、あくま手法であってスピリチュアルのものではないって認識

要はネットスピリチュアルって何を指して言われてるのか、何をそんなに嫌われてるのか分からなかったのよ。それが質問理由。ここで聞けるかなーと思ってかなり雑な質問なっちゃったけど、どのコメントもすごい参考になった。ありがとう

見てて思ったのが、スピリチュアルってかなり金稼ぎとイメージが結びついてるのね。ネット上での嫌悪感の大多数の理由がそれかも。信じてる人の素行が悪い系も次に多かった印象。あと、俺自身宗教二世とか三世とかそういうのだから現実逃避一生懸命現実問題解決努力をしないから」には1番共感たかな。ただ俺の親が馬鹿だったってことでスピリチュアル自体には嫌悪感無いけど。

ジャンルとしてはカルト宗教占いオカルト霊感商法似非科学なんかがメインかな。あと迷信自己啓発とか「根拠のないことを盲信すること自体」を事例や類似のものとして挙げる人もいたねー

唐突だけど俺は宇宙とか地形変動とか人間より大きなスケールのものに思いを馳せるのが好き。人間ってちっぽけだなあとかでもなく、それらが人間には知覚できない大きさやスピード現在も移り変わってることを、理屈じゃなく直感で感じるだけで元気が出る。これもスピリチュアルかな?

こんな感じで、むしろ誰しもがスピリチュアル的な世界観自分の中に持つのも有りだと思ってる。仲間づくりもせず、社会生活理屈で通した上で、自分の中にだけは確固たる自分精神世界を持つ。要は精神面での深い自己理解としてのスピリチュアル、みたいな。

追記が長くなったけど、あくまネット上での「スピリチュアル」「スピってる」の定義意味はこの記事への反応を読めば何となく分かる気がする 。頭いい人とかが反応を類型化して辞典に加えてくれないかなー

2025-01-21

機動戦士ガンダムジークアクスが大人気らしい

 2025年の春先、突如としてガンダムファンの間で熱い話題となった新作アニメーション映画機動戦士ガンダムジークアクス』。本作は “パラレル宇宙世紀” という新たな設定を掲げ、シリーズ従来の魅力を活かしながらも、大胆な再構築を試みた意欲作として注目を浴びている。公開直後から口コミを中心に爆発的な支持を獲得し、つい先日、興行収入が6億円を突破したと公式発表があった。いわゆる大御所監督メディアゴリ押しがあったわけでもないが、作品のものクオリティ話題性により、多くのファン劇場へと足を運んでいるのだ。

 そもそもパラレル宇宙世紀” とは何なのか。ファーストガンダムをはじめとする既存宇宙世紀作品と設定を共有しながらも、歴史出来事微妙に異なる――いわゆる「if」の世界線を描いているのが特徴だ。人類スペースノイドとして宇宙拠点を広げていく大まかな流れは同じだが、各キャラクター組織の動き方が従来の宇宙世紀と少しずつズレている。そのズレが、物語キャラ同士の関係性に大きな波紋をもたらし、ファンをワクワクさせているというわけである

 特に話題を集めているのが、シャア・アズナブルシャリア・ブルという、かつてのファーストガンダムに登場した人物たちが “パラレル宇宙世紀” でどのように存在しているのかという点だ。本来シャリア・ブルとシャア原作では直接長い絡みがあったわけではない。しかし『ジークアクス』では、このふたりが初期から行動をともにし、“ニュータイプとは何か” を探る仲間として描かれている。この組み合わせの妙が、本作における新しい世界観象徴しているとも言えよう。シャアは相変わらずカリスマ性のあるリーダー像を示しながら、シャリアは彼独自の透徹した感性を軸に、シャアとの対話を重ねていく。ファンの間では「まさかこのふたりがこんなに深く絡むなんて」「これまでとは異なるシャリアの魅力が引き出されている」と大絶賛の声が上がっている。

 しかし、『機動戦士ガンダムジークアクス』の真の主役はあくまでも、声優黒沢ともよさんがキャスティングされている “マチュ” という少女である。マチュは地球圏の片隅で暮らす普通民間人として物語の冒頭に登場する。血筋特別ものではないし、高い身体能力や優れた戦闘センスがあるわけでもない。そんな彼女が、思わぬ形で最新鋭モビルスーツジークアクス” を託され、戦乱へと巻き込まれていく筋書きが、本作の大きな軸になっている。

 マチュが乗り込む “ジークアクス” は、見た目こそガンダムタイプ意匠を受け継いでいるが、その性能は未知数。劇中では “人型決戦兵器” というよりも “人類希望を託された船” のように描かれ、パイロットとの精神リンクがとりわけ重要視される。モビルスーツなのに、まるで生き物のように、マチュの感情思考に反応して形状を微妙に変化させる場面まであるというから驚きだ。このアプローチには、ニュータイプ論や人の意志機械の融合といった従来のガンダムテーマが色濃く投影されているようにも見える。マチュが誰よりも純粋な思いで “何かを守りたい” と願うときジークアクスの武装や機動力が一瞬だけ大幅に上昇するシーンは、観客からも「エモすぎる」と称されている。

 一方、本作でもうひとつ異彩を放っている存在が “シュウジイトウである。従来のガンダムシリーズには登場しなかった完全オリジナルキャラクターだが、『ジークアクス』においては非常に重要役割を担っていると語られている。作中では「ガンダム妖精」のような存在感を持ち、光の粒子のようにマチュたちの前にふわりと現れる。そのビジュアルは「男性とも女性もつかない中性的容姿」「美しい光をまとった幻影のような姿」と表現されており、いわゆる “人ならざる存在” として描かれているのが印象的だ。

 しかし、このシュウジイトウこそが “ジークアクス” の開発に深く関わっていた人物である――というのが物語中盤での衝撃的な事実となる。マチュやシャアたちは、最初こそシュウジのことを “どこからともなく現れる謎の人物” 程度にしか認識していなかった。しかシュウジは、ガンダムタイプ研究者としての知識豊富に持ち、さらにはニュータイプ論にも通じている節をうかがわせる。その存在意義はあたかも “作品世界のものを導く道しるべ” のようで、ファンの間でも「彼はいったい何者なのか」「なぜ姿を消したり現れたりできるのか」という考察にわかに盛り上がっている。

 実際に映画を鑑賞したファンによると、シュウジイトウ描写は終盤にかけてますますファンタジックになるという。物理的な戦闘が激しくなるにつれ、シュウジもまたジークアクスのコックピットを取り囲むオーラのようなものに溶け込んでいくのだとか。通常のモビルスーツ戦とはひと味違う “精神世界での対話” の場面がいくつも挿入され、そこでシャアシャリア、マチュそれぞれが “人類可能性” をめぐる深い対話を交わす。ここには従来の宇宙世紀が孕んでいた “ニュータイプの到達点” に対する、ひとつの “パラレルな回答” が提示されているとも言えるだろう。

 こうしたスケールの大きなストーリーに加え、声優陣の豪華さも『ジークアクス』の大きな魅力になっている。主人公のマチュ役には黒沢ともよさんが抜擢され、繊細でありながら力強い演技が高い評価を受けている。黒沢さんといえば少年少女から大人の女性役までこなす幅広い演技力が魅力で、さまざまなアニメゲーム活躍してきたが、今作で見せる “決して強くはないけれど、それでも守り抜こうとする少女” の声は、観る者の胸を打つ。マチュの心情が揺れ動くシーンは涙なしにはいられないという評判だ。

 もちろんシャア・アズナブルシャリア・ブルも、ファンにはおなじみの声優担当している。オリジナルキャストの故人がいる場合には別の方が演じているケースもあるが、どちらも極力 “イメージを崩さない” 演技とキャスティングがなされているため、昔からガンダムファン安心して楽しめるだろう。パラレルとはいえふたりが兼ね備える独特のオーラは健在で、特にシャアは「あの頃のシャアがもしも別の選択をしていたら……?」という “if” 的な魅力を存分に見せてくれる。一方で、シャリア・ブルが持つ透徹した思考と、どこか神秘的な雰囲気は、今回の世界観に大きくフィットしており、「もっと早くこのふたりの絡みを見たかった」と嘆くファンも多い。

 さて、興行収入6億円突破というニュースが流れた際、SNSでは「こんな短期間でここまで伸びるとは」「まだまだ伸びるはず!」といった期待の声が相次いだ。元々はガンダムファンを中心に話題となった本作だが、いまでは映画レビューサイト総合エンタメ情報番組でも取り上げられ、ライト層や普段アニメを観ない層にも少しずつ浸透し始めているようだ。「映像美がすごい」「色彩表現が繊細」「戦闘シーンのカメラワークが斬新で引き込まれる」といったビジュアル面の評価も高い。モビルスーツ同士の戦いはもちろん、宇宙の広大な空間や地上での風景表現も大きなスクリーンで堪能したいと思わせるクオリティだという。

 制作スタッフ陣には若い才能が数多く参加している。特に監督のA氏は、これまでガンダムシリーズとは縁の薄い作品を手がけてきたが、そのぶっとんだ発想と映像表現へのこだわりが注目されてきた人物だとか。シリーズ構成を担当するB氏はライトノベルやゲームシナリオ頭角を現した新進気鋭であり、ファンの間では「これまでの宇宙世紀観に捉われない、新しいガンダムを生み出せるのでは」と期待が寄せられていた。結果的に “パラレル宇宙世紀” という大胆な発想を取り入れながらも、しっかりと “ガンダムらしさ” を感じさせる物語を作り上げ、興行収入6億円突破という見事な結果を得ている。

 今後の展開にも注目が集まっており、監督プロデューサーインタビュー示唆しているように、追加映像を盛り込んだ特別上映や、スピンオフ作品制作検討されている可能性もある。また公式サイトの予告ページでは、「ジークアクスはまだ変化の可能性を秘めている」という気になるテキスト掲載されており、今後さらに解き明かされるであろう “機体の秘密” にも期待が募るばかりだ。さらに「シャアシャリア関係はこれで終わりではない」というコメントや、「シュウジイトウに関してはまだ語られていない事実がある」という暗示など、ファンをやきもきさせる情報が続々と投下されている。

 かくして、『機動戦士ガンダムジークアクス』は “パラレル宇宙世紀” という新たな器を得て、旧来のファン新規ファンも巻き込みながら、ガンダムというコンテンツに再び光を当てている。その要因には、設定の斬新さや作画クオリティはもちろん、主人公マチュの儚くも強い意志、そしてシュウジイトウという “妖精” 的存在ミステリアスな魅力が大きく寄与しているのは間違いない。シャア・アズナブルシャリア・ブルという懐かしい顔ぶれも、かつてとはまったく異なるシナリオで姿を見せることで、ガンダムが持つ “深い歴史観” と “新しい世界可能性” を同時に提示してくれている。

 興行収入6億円という大台を突破し、さらなる上積みも十分に期待される『ジークアクス』。ガンダムシリーズの中でも、これほどまでに “世界観のものを再構築” した作品は珍しく、さまざまな議論考察ファンダムをにぎわせている。果たして、この作品はどこまでの高みへと達するのか。そして、パラレル宇宙世紀の結末には、どのような “希望” や “真実” が待ち受けているのか。今後も目が離せない、2025年代表するアニメ映画ひとつとなりそうだ。観客やファンの声を背に、ジークアクスはさらに高く飛翔し、ガンダムシリーズに新たな風を吹き込むに違いない。

2024-12-31

2025年の各星座運勢

牡羊座3月21日4月19日

2025年はな、自分内面をじっくり探る年やで。自分欲望情熱に向き合って、その根っこを理解することで、本当の自分を見つける旅が始まるんや。この過程で、自分がなんで生きてるのか、意味を考えることが大事やで。行動することが自己実現につながるけど、内なる声もちゃんと聞かなあかんで。

牡牛座4月20日5月20日

安定と変化が交わる2025年は、物質的な豊かさと内面的な成長、両方求められる年や。美しいもんや喜びを追い求める中で、自分価値観を見直すチャンスが来るで。物質にこだわりすぎず、真の豊かさとは何か考えることで、もっと深い満足感が得られるはずや。

双子座5月21日6月20日

知識情報の探求がテーマになる年やで。新しいことを学んだり経験したりすることで、自分が成長するんやけど、「知識って何や?」って問いに直面することもあるで。表面的な情報に流されず、本質的理解を追い求めることで、自分思考感情を深められるはずや。

蟹座6月21日7月22日

2025年感情の深みを探る年や。自分内面的な世界に目を向けて、感情の波やその意味について考えることが大事やで。過去経験から学び、それが今の自分にどう影響しているか理解することで、より豊かな感情生活につながるんや。

獅子座7月23日8月22日

自己表現創造性が高まる年やけど、その表現他人と比べずに、自分自身の内なる声に基づくものであるべきや。自分自身の本質情熱に忠実でいることが、真の力になるんや。この過程で、自分との対話を通じて存在意義について考える機会も増えるで。

乙女座8月23日9月22日

精密さと分析力が求められる年やけど、「完璧さ」って何なん?って問いが浮かぶで。自己改善への欲求は大切やけど、自分自身への優しさも忘れたらあかん。このバランスを保つことで、本当の意味で充実感を得られると思うわ。

天秤座9月23日10月22日

調和バランステーマになる2025年は、美的感覚倫理観について深く考える時期や。自分自身の価値観と向き合いながら、何が本当に大事なんか見極めることが求められるで。この過程で、内なる調和を見つけて、より豊かな人生観につながるんちゃうかな。

蠍座10月23日11月21日

深い内面的探求が促される年や。自分感情欲望と向き合うことで、本質的自己理解が得られるんや。この探求は時にはしんどいけど、その中から得られる洞察人生における真実への扉になると思うわ。痛みや葛藤は成長への道なんやから、それによって新たな視点も得られるで。

射手座11月22日12月21日

冒険心と自由への渇望が強まる年や。この年は、新しい経験知識を追い求めながら、自分自身の存在意義について深く考えるチャンスがあるで。外部世界だけじゃなくて、内面的な旅も大事なんよ。このプロセスで得られる洞察は、人生の目的について新たな光をもたらすと思うわ。

山羊座12月22日1月19日

社会的地位とか目標達成への意欲が高まる年や。でも、その成功は外から評価だけじゃなくて、自分との約束によって意味づけられなあかん責任感と倫理観について再評価して、自分自身の価値観目標について深く考えることが重要なんよ。この内面的な探求は、本当の成功とは何かって問いへと導いてくれると思うわ。

水瓶座1月20日2月18日

革新独自性への関心が高まる年や。この年は、自分自身のアイデンティティについて深く考える時期なんよ。他者との違いを受け入れて、それを自分自身の強みに変えることで、新たな可能性が開けると思うわ。このプロセスでは、自我宇宙とのつながりについて考える機会も訪れるで。

魚座2月19日3月20日

直感創造性が高まる2025年は、精神世界への探求も進むんちゃうかな。他者との共感力も強まって、自分自身の内面に目を向けることで、新たな洞察を得られると思うわ。このプロセスでは、夢とか幻想について深く考えて、それらが現実生活にどう影響しているか探求する機会もあると思うで。

2024-08-31

結局、ポケモンマスターとは何なのか、ホウオウ人間因果とは何なのか、劇中で語られる虹の勇者とは何なのか、その核心に迫ることはなかった。

要約すると、サトシホウオウとバトルするという、ほんとうにそれだけの内容である

しかしながら、それでいいのかもしれない。

劇中で具体的に描かれなかったように、もはやそのバトルの結果すらどうでもいいのである

なぜならば、そこに至るまでの道筋こそが旅の醍醐味であり、

仲間との出会い、別れ、苦難との直面、克服、この日々の連続こそがポケモンであり、

ホウオウ並びにポケモンマスターとは、終着点でありながら通過点にすぎないのだ。

精神世界彷徨うシーンでポケモンの居ないif世界が描かれていたが、その世界においてもサトシは旅に憧れていた。

旅こそが、ポケモン本質なのかもしれない。

から、何も解決せず、何も前進をみない、旅日記しかない今作も、まさにポケモンであり、これでいいのである

強いて言えば、盛り込みたいエピソード、描きたい心象風景歴代因縁を感じさせるキャスティングなどに時間を割きすぎて、

新しい幻のポケモンがぽっと出の印象を拭えず、その生態や性格がよく掴めないまま終わってしまう感がありもったいない気がした。

しかし、これは今作のテーマ上致し方ないのかもしれない。

それにしてもピカチュウが喋るとは思わなかった。

2024-08-07

僕のヒーローアカデミアって漫画最近最終回を迎えたのでまとめて読んでみたんだけど。

どうも全体として違和感というか、構造的な問題があるように感じる。

この漫画では大多数の人達が個々人によって異なる特殊能力を持ち、それは「個性」と呼ばれている。その「個性」を用いて救助活動をする職業ヒーロー、「個性」を犯罪に用いる人間が敵(ヴィラン)と呼ばれている。

で、敵の親玉としては表向きのラスボスとして立っている若い男性と、その背後にいる「個性黎明期から黒幕がいる訳だけど。

このうち黒幕の方は本当に絶対悪とでも言うべき存在で。世界最初に「個性」に目覚めた人間であり、生まれた時から奪う事が当たり前で、他人を殺し、奪い、利用、支配し、双子の弟への執着も自己の所有物としてのもの。一応、生まれつき身寄りのない孤児で不幸な境遇ではあったものの、彼の人格形成にそういう環境要因を読み取る事は困難。本当に同情の余地など何一つない絶対悪として描かれている。そしてその黒幕は一旦、主人公幼なじみによって倒される。

一方、ラスボスの方はそれに比べれば同情すべき人間として描かれており、彼を救う事が終盤の主人公動機になっている。

しかし、主人公ラスボスとの戦いのクライマックスにて、黒幕ラスボス意識を乗っ取る。

ラスボスは触った対象崩壊させてしまう「個性」を持ち、幼い頃にその「個性」の覚醒によって家族全員を皆殺しにしてしまった過去があるんだけど。結局彼にその「個性」を植え付けたのは黒幕で、最終的に乗っ取るための仕込みだった事が発覚する。しかも幼少時のラスボスを苦しめた父親すらも、黒幕によって誘導されていた。これは重大な真相の筈なのに、それを知った(と思われる)主人公の反応が特にない。主人公黒幕を倒した後、改めて精神世界ラスボス対峙するものの、やった事は許さないと言って倒して終わる。重大な真相の扱いがあまりにも軽い。

仲間達に励まされて最後の力を振り絞る主人公の姿は、感動的ではある。しか主人公ラスボスの対比構造を強調し、ラスボスを救いたいと言わせてきたのに、最後の戦いはあっさりと、本当にあっさりと終わってしまう。そのせいか主人公の影が薄く感じてしまうというか…。元々、主人公クラスメイト父親に過ぎないキャラクターに、多くの筆量を費やした漫画だった。そちらでは彼の虐待の結果として敵に回った長男瀕死状態で生かして確保していた。それと比べると主人公ラスボス顛末は雑というか。ああい真相があったならば主人公ラスボスを生かして救おうとして、ラスボス黒幕もろとも自死するとかの方が王道なんじゃないか


最終回近くのエピローグで、ラスボスに焦点を当てた回がある。しかしその中で黒幕との関係は何故か語られない。専ら大衆マスコミが愚かで何も分かっていない、といった描写。いや社会がどうこう以前に、悪意を持った特定個人誘導された結果だし、その特定個人はどう見てもナチュラルボーン絶対悪だったんだが…!?主人公ラスボスの仲間の一人に面会し、最期言葉を伝えるが、やはり黒幕との関係特に語らない。その仲間はラスボス自分達のヒーローだったと言い、獄中で本を書いて出すんだけど、真相を知らずして本が書けるものなんだろうか。


まり物語全体としては明らかに絶対悪たる黒幕がいて、そいつが大体悪い事になっているのにも関わらず、エピローグでは何故かその存在が触れられず、世間から主人公から殆ど無視されるという不思議な事になっている。この漫画全体のテーマとしては、社会全体に問題があり、皆の努力で少しずつよくして行こうという方向性なんだと思うんだけど、それにしてはどうにも黒幕存在邪魔。まあ黒幕以外にも自然発生的な「敵」は大勢いて、それに対処する必要があるのは確かなんだけど、それにしても黒幕が作中でやった事が大きすぎてノイズなんだよね。

2024-07-27

小山田圭吾QJイジメ記事は当時からオカシイものだったよ

このオカシイというのは倫理的ものじゃなくて、コンテキスト的なおかしさのこと。端的に言うと「だせぇ陰キャ流行りの鬼畜系の真似をしてみたイキリ」だ。

https://anond.hatelabo.jp/20240724141703

最近で判り易い例で喩えると、石原伸晃報道ステーションに出て「ナマポゲット~」とか医療費削減の為に安楽死がいいとか言ってたヤツ。あれだ。

若しくは駅員の注意に弱そうな撮り鉄が細い声で暴言吐いてるのとか、江ノ電ニキに「金か?金なんだろ」と細い声を張り上げてるあれの同類

 

伸晃の場合ネットに触れるようになって良い年したオヤジネトウヨサイトに感化されてるのが明白で、当時としても「バカじゃねーのこいつ」と思った人は多かろう。特にネットをよく使う人なら文脈をよく知っているからおさらだ

から小山田QJ記事についても「バカじゃねーのこのダサ坊」という扱いであった。少なくとも神保町書泉ブックマート地下一階でQJ立ち読みした増田はそう思った。その理由を記す。

 

暴力コンテンツと不良文化

90年代少年マガジンは不良と暴力に全振りしていて、暴走族の抗争とか集団リンチして半殺し、不良同士の抗争で殺人、それへの復讐というようなマンガで埋め尽くされていた。

そうなると実際の不良文化にも影響は出てきて、どこそこの生意気な女を輪姦してやったぜとか友達の友達喧嘩相手の頭を執拗に殴って耳血が出て意識不明とか、そういう自慢が横行していたワケ。

自分暴力的だ、と云う以外に暴走族池袋チーマーなど暴力傷害殺人を犯した人間と繋がっている、というのが自慢になり得たワケだ。

 

鬼畜

同時に鬼畜系というコンテンツ流行ってたのだが、これは背後に外連味があるものだった。「夜想」とか「WAVE」とか「〇〇評論」とか、文化評論系のA5版雑誌流行していて、それらは外連味が溢れるサブカルものだったのだが、その雑誌群の編集者が興したのが鬼畜系だったのだ。

その代表人物自称中卒工員の精神障碍者村崎百郎は『夜想』などの編集者で、外連サブカルの中心に居る人物でもあった。後に自身精神異常者だとの嘘を恨まれた読者に殺される事になったが、相応しい最期と言えるかもしれない。

『危ない1号』の青山正明なども模試成績一位になった事がある元優等生であった。因みに青山ロリコンブーム仕掛人でもある。

 

鬼畜系はゴミ漁りによる個人情報漁り、麻薬精神世界(綺麗じゃない糞尿垂れ流しの方)、奇形趣味身体欠損、時代遅れになっていた新左翼セクト変態セックス特に獣姦など)を扱っていた。

だが、wikipediaの「鬼畜系」の項には過去変態春画や無残絵、宮武骸骨などが載っているように、「高尚な文脈」で関連付けがされうるもんである。それは単に良識人が目を逸らす悪趣味の羅列じゃなくて外連サブカル編集者達が興したブームであり計算されたものであったこと、それまでの文脈を踏まえていた事、それによって高尚な文脈の中で論じることが知的であるという文脈惹起されるからに他ならない。

 

単純暴力系と鬼畜系の中間路線

マガジンみたいな馬鹿向け暴力賛美と、知的に思われたいがそれは隠したい、自身個性的と思いたい馬鹿向け鬼畜系、二つの路線が同時に存在するとその中間路線活性化する事になる。

それで鬼畜系の中からドラッグタトゥーなどだけを特集したより実践的な雑誌群が刊行されるようになった。実践的というのは、実際にタトゥーを入れたり骸骨アクセサリをジャラジャラさせたり、アムステルダムで実際に飛びツアーをしたりという実際のファッションライフスタイルと結びついていたから。

こっちはワルだけどチーマー暴走族みたいなバカはやりたくない、或いはファッションワル向けだね。

 

小山田背伸び

さてそうすると今でいう陰キャとかオタクっていうのはこういうのに絡んでこないって事になる。鬼畜系とは親和性が高そうだが、なに分にもぶっ飛びすぎていて真似するのは難しい。

そんな中でクイックジャパン刊行されたのだ。

創刊号はよくあるサブカル雑誌という感じ。だが3号くらいから迷走をはじめるのである

芸能人インタビューを入れたり、オウム事件を扱ったり。芸能人記事を入れるのはメジャー路線化だ。多分1-2号が売れなかったのだろう。一方でオタク路線にも足を踏み込んでいた。その甲斐あって10号でエバンゲリオン特集が組まれてそれで話題になるのであった。

 

で、こういう迷走と試行錯誤の始まりに収録されたのが件の問題小山田インタビューだったワケだ。

そもそも小山田コーネリアス渋谷系に分類されるが、アンテナショップ役割タワーレコード渋谷店でもWAVE渋谷でも「渋谷系」の棚なんて無かった。商業主義HMVには渋谷系のコーナーがあったが、渋谷に来る若者には「渋谷系」なんて恥ずかしいものだったわけだなw(カヒミカリイやピチカートなどは除く)。

 

そんな渋谷系の彼がQJに登場して自慢したのが件の障碍者虐めであったワケ。

これはかなり見てられない。そもそもそんな良くない事をすでにメジャーデビューしてる小山田がわざわざいうのは自慢であって、鬼畜系や暴力標榜アピールだったのである

でもその内容は「学校での」「虐め」体験であった。

そもそもタトゥ入れまくりだの、悪趣味鬼畜系だのというのは、自分社会規範から外れている、反逆しているとのアピールが含まれている。そこで「学校での」「虐め」体験を語るというのは、学校というレールから外れずに来た子供のままで「デビュー」していないという事であって、かなり痛々しい、背伸びした陰キャ行為だ。いかにも悪ぶった陰キャの自慢という痛さに満ちている。

政治家のガキとして不自由なく育って齢50過ぎになってネットに触れて悪ぶってナマポゲット~」とか言ってた伸晃の痛さと相同である

 

共感羞恥

そういう訳でして、小山田発言は当時の悪趣味、反良識文脈を踏まえたものだったというのは確かにそう。

でもそこで学校での虐めを誇るというのは当時としても痛々しいし、背伸びしてそれかよというモンであって単に陰キャのイキリでしかない。実に恥ずかしい。

そしてそれが原因で後年に大舞台公職を解かれるに至っては自業自得の上にバカ屋上屋を架すと言った代物であり、撮り鉄江ノ電ニキ罵倒大会に伸晃(50代)が混じって「金だろ?ナマポゲット~」と一緒に叫んでるような恥ずかしさとバカ煮凝りの如しだと思うのである

2024-06-12

羨ましい

スピリチュアルな話を聞くと統合失調症自分状態によく似てるなと思う。今は薬で落ち着いてるから世界と繋がることはないけど。そういう話を読んだり聞いたりすると健常者って、自由精神世界を選べて遊べて信じられて、無邪気に楽しめていいなと思う。

繋がる、みたいな恐怖がないんだなと思う。

フィクトセクシャルの話を聞いてても、自分のなかで第三者存在があり、その声を聞く、存在を感じる、とかそういうことって、自分にとっては病気の症状のひとつしか思えなくて、危険なことだから、それを恋愛です!って言えるのは自由でいいなと思う。

見えない世界における、自分価値判断を信じられることっていいなと思う。

占いがもとから好きなんだけど、宇宙からのメッセージ……とか言われると、いやもうそういうのは病気で懲りたんです、となる。

でもそういう運や引き寄せみたいなところは、自負から始まるんだろうな。

なんとか宝くじ当てたい。

2024-05-12

ニンテンドースイッチゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ

1年前に50本遊んで感想を書いた記事を書いたのですが、

あれからまた50本遊んで感想を書いたのでまとめ記事です。

前回のブコメオススメしてくださったゲームは遊んでいるものもあれば、遊んでいないものもありますが、どれも参考にしていますし、いつか遊ぶと思います

なので、また何かオススメがあれば書いてくださると嬉しいです。


51〜65はこの記事

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好き好き大好き超愛してる

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

ダンガンロンパシリーズ完結作で、突然集められた超高校級の才能を持つ面々が殺し合いゲーム強要されるデスゲームものにして、その殺し合いの加害者クロを見つける学級裁判で謎を解くミステリゲーム

テキスト主体としたゲームとしては3作目とマンネリし始めるナンバリングだが、全くもってそんなことはなく「嘘」テーマにした幾つかの事件を今まで以上の絶望さで描いている。

特に超高校級総督王馬小吉にまつわるエピソードは圧巻で、歴代作品を踏まえて「絶望希望」は「嘘対真実」の言い換えだと無邪気に信じていた気持ちを粉砕させられた。

ダンガンロンパシリーズはこの作品以降はファンディスクのようなものしかリリースされていないが、なるほど確かにこの後に単純な4やV4をリリースするのは難しさがわかるのもシリーズファンには賛否がわかれる内容だった。

このシリーズアニメ版の「3」で絶望して少し身を引いていたのだが、改めてこのV3を遊んで、やっぱりダンガンロンパは最高だなと思いを改めた。


SeaBed

公称ジャンル百合要素を含むミステリーで、物静かで落ち着いた女性のサチと、元気で朗らかなタカコのカップル関係値の変遷を追うノベルゲーム

日常動作食事自然の豊かさ、季節感などなどの風景や情景の描写に文量が大きく割かれているのが特徴的で、淡々と進む中で彼女たちが何を感じたのかを、咀嚼するように読み解いていく。

そんな平和楽しい内容が、あるタイミングで突然ガラッと風景を変え、死と向き合うことの難しさ、生き続けることの意味などを問いかける哲学的幻想的なストーリーに変化していく。

ものすごく大好きで愛してる作品だけど、面白いというよりは、考えさせられるというか、このキャラ達のことをずっと延々に頭の隅で思い続けることになっているような、それぐらい大きな作品だった。


アーキタイプ・アーカディア

文明崩壊した世界で何故か稼働中のVRMMORPGアーキタイプ・アーカディア」を遊ぶ人達思想がぶつかり合う、火傷しそうな熱意が伝わってくる熱血ノベルゲーム

ゲームは遊んでおらず食糧も水も希少な世界必死暮らしているルストと、その妹でラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカという独自挨拶ゲーム内で仲間を増そうと頑張っている妹のクリスティンの二人で始まった旅がどんどんと広がっていく壮大さが魅力的。

テーマの「ゲーム楽しい」を伝えるために様々なプレイヤーと対決していくのが、まさに楽しいゲームで、ゲームを遊ぶゲームというメタ構造になっている云々と言った小賢しい理屈を跳ね除ける沸る激情が最高に楽しいゲーム

可愛いヒロインも沢山登場するのでそういう方面でも面白く、特に僕はコロネちゃんダントツに大好きで、専用ルートのその先を妄想して悦に入ることがある。


魔法使いの夜

1980年代後半近代化が進み発展する街「三咲町」を舞台に、電話すら知らないほど田舎から引っ越してきた静希草十郎が、魔法使い自称する二人の少女出会うボーイ・ミーツ・ガールものノベルゲーム

まず目を引くのが非常に作り込まれルックで、立ち絵と背景絵、その上にかぶさるテキストウィンドウという一般的ノベルゲームでありながら、表現の幅がとても広い。

ストーリー田舎に住んでいた主人公が、街に慣れることを通じて、近代的な社会とそうでなかった時代を浮き彫りにしていき、当たり前に享受している一般的水道電気貨幣すらも、近代化恩恵であり当たり前ではないエピソードが手を変え品を変え繰り返し語られるのが、情緒的な染みるように楽しい

この情緒的ながら近代日本では当たり前のストーリーと、新伝奇ものらしい魔術を使った異能バトルのストーリーとが、静希草十郎にとっては同じだけ異質なものなのが、面白かった。

(なお、ちょうどまさに今このときスマートフォンで遊べるガチャ形式運営ゲームFGOで、彼女たちのアフタストーリーが読めるそうなのだが「ガチャ我慢する」という脳の回路が焼け切れ、貯金や手を付けてはいけないお金をあっさり使い込んでしまった過去があるので、僕は遊べないのがモドカシイ


AMBITIOUS MISSION

怪盗、探偵警察、盗人、泥棒正義と悪が入り交じる登場人物たちの中、ハートとため息を盗む怪盗ミスアルテ共に盗みを行っていくクライムサスペンス

フィクションらしい痛快さに振ったリアリティラインながら、この世界観の中でも丁寧に盗みを行う段取りを立てるパートがあるのが非常に好印象。

自分たち犯罪者であることを認めながら、法では救えない大切な人のために死力を尽くす怪盗たちの生き様が格好よくて滾る最高に面白い作品

そんな怪盗たちですら挽回不可能に思えた最後の盗みの仕掛けは、まさにハートとため息を盗まれた爽快さで、思わずコントローラを握る力が強くなりすぎて、スティックを壊してしまうほどだった。


○大好き

Dear My Abyss

陽気なミスカと陰気なスバル対照的な二人の友人関係が、無垢人形のようなルウが転校してきたこから大きく変化することになるノベルゲーム

学校熟成される閉鎖的な人間関係と、思春期らしい堂々巡りを続ける自己言及を、丁寧な心理描写と情景が伝わってくる幻想的な精神世界の問答で文章を魅せるタイプ作品

女の子同士の三角関係のように見えて、早々にミスカの好意は豪快に空回っており、スバルミスカのことを全く好きではないと、二人の視点シーン毎に同じエピソードを描くことでそれがわかる構成が読んでいて辛い。

楽しいとか面白いような前向きな感情で読める作品ではなく、思春期女子高生自己問答の末に得られた後ろ向きで退廃的な選択が、三人の関係値を歪めていく悲劇を読ませる作品だった。


アカイイト

父親実家がある田舎帰省した羽藤佳が、その田舎にまつわる伝説とそれを取り巻く異能のものたちと交流していく、和風伝奇ジャンル女の子同士の恋愛表現するノベルゲーム

まず伝奇ものとしては、歴史にまつわる蘊蓄衒学趣向的なやり取りが多いが、それが少しづつ大きな設定の開示に繋がっていくのがワクワクする。

主人公の羽藤佳は異能こそあるものの直接的な戦闘能力はないため、ヒロインたちに頼ることになる恋愛の導入が、アカイイトらしさだ。

バッドエンドの豊富さも面白く、バッドと言いながらメインルートとは異なる選択を魅力的に描いており、最初から最後まで飽きずに楽しめた。


夜、灯す

琴を演奏する筝曲部の熱血部活ものパートと、数十年前の女生徒同士の心中事件を追うサスペンスパートが混ざりあったノベルゲーム

仲間との和を大切にする鈴と、演奏技術に重きを置く有華の二人の女性対立しながらも関係値を育てていくのだが、こちらのパートは琴の演奏に関するやり取りが多く、甘い恋愛の要素は少なめ。

対して、数十年前の心中事件の方は、終わりが心中からこそ、はっきりと恋愛の要素があり、そこに至るまでの過程は辛いシーンもあれば、甘いシーンもある。

主人公保護者であり老齢の尼、十六夜妙蓮さんの大活躍はすごく印象に残り、もう一人の主役といっても過言ではないだろう。


帰ってきた名探偵ピカチュウ

ポケットモンスター世界観をテキスト主体アドベンチャーゲームに仕立てるシリーズで、2018年名探偵ピカチュウから5年ぶりの続編にして、完結作品

バトル以外の生活の場におけるポケモンの生息が魅力的で、それを映像でなく文章で楽しめるのは唯一無二だ。

これはもう他の作品と違って客観的評価は完全に捨てるしかなく、ポケモン実在する、ポケモン生活したいなどと、ポケモンへの思い入れがあるからこそ楽しめる作品

肝心のストーリーについては、実写映画版が先取りしていたせいで、サプライズ展開がサプライズになっていないのが気になるし、これほど間が空いてしまうと期待度も相応にあがってしまう、可能なら短編を定期的にリリースしてほしいが、難しいかなあ。


ATRI -My Dear Moments-

海面上昇が止まらず住む場所を失った人が多くいる近未来日本離島舞台に、超エリート校に通っていたが夢破れて戻って来た斑鳩夏生が、アンドロイド少女アトリと交流する恋愛ノベルゲーム

主人公斑鳩夏生はめちゃくちゃ優秀で頭の良いカシコなのだが、とある事情により左足がなく、精神的にも不安定なので、生きづらい描写が開幕からは続く。

しかし、美少女アンドロイドのアトリによりそこが一変し、彼女が左足を補い、精神的な不安定さも補いとサポートすることで、どんどんと前向きになり、社会基盤が大きく変化した田舎町でその頭脳を活かしていくのがワクワクする展開。

この頭脳で手の届く範囲の人たちを救っていくシーンは非常に前向きかつ地に足がついた展開で、大好きな丁寧さだった。


死噛~シビトマギレ~

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーシリーズ第三弾で、怪異の噂を横スクロールのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

死印の直接的な続編で、主人公や他の登場人物共通しており、ストーリー的にもそれを踏まえての悩みや成長が描かれるので、必ずそちらを遊んでから遊びたい。

前々作では怪異に振り回されてばかりの主人公だったが、今作では一転して、怪異と立ち向かうことに強い哲学的な回答を持つことになる。

ホラーの恐ろしさや恐怖を煽る部分に着目しがちだったが、ストーリー的に感動するポイントが多くあり、とてもおもしろかった。


NG

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーシリーズ第二弾で、怪異の噂をDRPGのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

前作とは同じ世界ではあるが、登場人物は異なっているので、設定を飲み込めるなら今作から遊んでも問題ない。

アウトロー自称する鬼島空良とその仲間たちが怪異と戦うストーリーだが、単純な腕力では倒せないので、現場操作証拠品を集めて、知恵を絞って敵と対峙するシリーズの骨子は共通している。

前作よりもブロマンスな傾向が強調されており、主人公の鬼島空良と、親友にして反社勢力の天生目聖司との持ちつ持たれつの関係値が面白かった。


マヨナカ・ガラン

キャラポリゴンが常にステンドグラスが透けて見える、特徴的なルックが目を引く、キャラクタの演技主体アドベンチャーゲーム

閉鎖的な隠れキリシタンの村の中で、正道とは大きく変化した異質なキリスト教テーマにした、宗教にフィーチャーした作品

前半こそ村人との楽しい交流名産品に舌鼓を打つ展開などコメディ要素も多いが、中盤から宗教を信じることの覚悟を問うような重苦しい展開が続く。

タイトル意味がわかる、とあるキャラ慟哭シーンは、思い出すだけでも気が重たくなる悲しい作品だった。


ワールズエンドクラブ

全国の小学校から落ちこぼれだけを集めたガンバレ組の面々がデスゲームに巻き込まれることから始まる、アクションゲームテキストを読むパートが融合したアドベンチャーゲーム

息をつかせぬ展開が魅力で、一転二転、七転八倒、とにかく次から次へと設定の根底をひっくり返すような、サプライズ展開が目白押し最後まで遊べる。

そんな中でもガンバレ組の絆の深さ、彼らが分かつ事ができない強い関係であることを信じれるようになってからは、痛快なストーリーが続くのも楽しい

アクションゲームは若干とってつけた感があるとも思うが、ガンバレ組の得意な能力ゲームっぽく表現できているとも言える、かも。


ワールドエンド・シンドローム

転校生主人公複数美少女たちと恋愛しつつ、100年に一度死から蘇る謎の現象を追う伝奇サスペンスの要素もある、ノベルゲーム

恋愛部分は正直前フリ感が強く、伝奇パート関係が薄いヒロインたちのエピソードは薄めで、関係が濃いヒロインは濃いと、濃艶がはっきりしているのは好みが分かれそう。

から蘇った人間は周りの人間記憶整合性操作しながら生きながらえるため、どうやってその蘇った人間を見つけるのかのフーダニット段取りが、ミステリしていて面白い

設定こそ新本格作家アニメ化もした某作と似通っているが、ゲームならでは仕掛けやミスリードがあり、しっかりとノベルゲーム翻案できている良作。


2024-05-02

ケントゥリア』はバカ漫画であることに気付いた

[4話]ケントゥリア ジャンプ

https://shonenjumpplus.com/episode/17106371853177785584

ジャンプ+のケントゥリア、期待して読んでいたものの4話まで来てかなり酷いなと感じた。

作者の力量にすら疑問符が付く内容だった。

  

4話あらすじ

辺境勤務?の兵士山小屋生活していた主人公ユリアンくんが

働き口を探す気になり近くの村を紹介してもらう。 

ところが村のリーダーから「お前には信用が無い」「足手まといは村全体の負担になる」と言われて

なんかテストとして石運びをするイベントが始まってしまう。

 

その村は鉄鉱石採掘が主産業らしく

テスト内容は「崩落した穴の土石を一人で運び出してみろ」というもの

そんで主人公内面葛藤とかなんやかんやあるんだけど、

夜中には仕事完了して見守っていた村人達も感嘆、労働者として認められる。 

   

…これもうすべてがおかしいでしょ?

おかしポイントを以下に羅列していく  

  

  

1.「「子供から」を理由能力を疑って働かせない

主人公ユリアン君はミドルティーンって感じの年頃だけど、

こんな原始的産業なら子供は十分に戦力。

どこの世界でも第一次産業では子供に手伝わせるし何ならその為に子供を作る。

ユリアン君よりもっと小さい子にも仕事がある筈なので、

逞しい少年ユリアン君が塩対応される意味が全く分からない。

教養レベル知識や観察力が無いように見える。

   

  

2.労基なんかないのにテストしている

村人が労働能力を疑ってるんなら

「とりあえず小石運びとか雑用からやらせてみて勤まらなければ帰す」でいいわけ

わざわざテストなんか課す理由はどこにもない。テストだってコストがかかる。

現代で試用期間だの面接だのがあるのは労働者権利が守られてるからであって

奴隷上等のこの世界なら一日働かせて「「この役立たず!給金なんかねーぞ帰れ!」でいいか

コストかけてテストしてるのがシュール過ぎる。

 

現代日本では労働者権利が守られてる&労働の高度化のために

ダメな奴を一旦でも雇うとコストが相当高くつく

ダメな奴にやらせられる仕事がないどころか触らせたことで台無しになる可能性がある

みたいなことはあるんだけど、作者はその現代日本の感覚のまま話を考えている。

自分の作った世界の諸条件に合わせて人物の行動を考えるということが出来てない。

   

   

3.紹介者に対して相当失礼

ユリアン少年は村のそば半年生活していて、同居して面倒見てくれてたのは先述の兵士

今回の話もその兵士が村に働き口の世話を依頼している。

 

それでこんなテストしたら完全に兵士喧嘩売ってるだろ。

兵士と村人との関係も詳細は不明だが、こういう話をするぐらいの関係ではある。

その兵士が身元を保証する少年労働に使ってやってくれって言ってるのにこの対応

「村人が兵士に相当険悪な反発心を抱いている」みたいな設定があるならいいけどたぶんないでしょ?

 

「有難いお申し出ですけどこの子ちょっとまだ小さいようで…」と兵士に談判するか、

兵士の顔を立てるために誰でも出来る雑用を与えるかとなるはず。

人間関係社会的な行動についての想像力が相当低い(たぶん実体験が乏しい)。 

     

 

4.村人総出でテストを見守っている

暇すぎるだろ。

なんでよそ者の子供一人のテストに村人があんなに集まってるの?今日はまつりか?

 

しか最初だけとかじゃなくて石を運び始めてもまだいる。

一個目の時も背景にどう見ても数十人単位でいる。

半分まで行った時にもまだ同じ密度でいる。

ユリアンが石を運び終わった夜中にも同じ感じで村人が沢山いる。

   

新入り労働者クオリティに「村の足を引っ張るんじゃないか?」ときついテストしてくるほど生産性に厳しい村の人間

何十人も朝から晩までくだらない石運びテストを興味深く見守っている。

そんなに暇なのもおかしいし、そんなものに関心が続くのもおかしい。

これ本当に何も考えずに絵を描いてないだろうか。

   

   

5.自他境界あいまいなだけだったのでは?それも1話から

主人公ユリアンにとってこの石運びが死んだ仲間やディアナ母への決意表明だったとしても

そんなことは他人には関係ないし伝わってもいないのだから、外から見ればただの石運びなので

ただただ退屈な石運びを見つめ続けられるわけもないし心を打たれるわけもない。

  

なのに描いてる人にはたぶんユリアン視点しかないために

村人の視野とか村人の都合とか村人の思考とかを想像する能力が無く

ユリアン君が頑張ると村人がずっと一緒に見つめ続けて感動するという有り得ない展開になってる。

 

これは精神的発達段階としてはかなり未成熟段階の認知だと思う。

絵が素晴らしく巧みなのでギャップがあるが、描かれてるものだけ見ると相当稚拙なんではないだろうか。

   

全然裏切らずに命を捧げてくる奴隷仲間の時からなんか変な感じが漂っていた

(が、善良ベース世界を描いているのかなと保留されていた)部分が

実はただの幼稚な精神世界産物だったのではないか

  

もちろん、裏切り者が出てくれば成熟した精神世界だとか言ってるのではない。   

そうではなくて各キャラ独立した都合や思考が想定されているか、その上でユリアンに命を託してくれているのか、

と言う話をしている。

      

  

6.これ絵が上手過ぎるのでは

巧みで重厚作画を外して読んでみてほしい。

そうやって眺めるとわりと幼稚なバカ漫画に見える。

   

漫画において幼稚もバカ別に必ずしも致命的欠点ではない。

まりただただた絵と内容が合ってない。

上手い絵で粗い内容を読まされると人間心理としては段々不快感イライラがたまってくるので

このままなら『ケントゥリア』はそのうちアンチ的な感想が増えて叩かれるようになると予想する。

(その前に順位が下がって世間の関心から外れなければ。)

    

今はまだ『ケントゥリア』が期待され持ち上げられている段階なので

こういう予想は不快荒らし逆張りとして攻撃されるが

連中は単に判断が遅いだけである

 

怪獣8号も2話3話で「これは期待外れかも」「普通漫画になってしまった」と書いたら

はてブで盛大に否定され揶揄されたが結果はごらんの通りだ。  

  

 

7.作者は真面目な人

作者は絵に対して真面目で打ち込むタイプに見える。

殆ど作家モブなんて理由をつけて減らしたいと考えてるのに

描かなくていい村人を描いちゃうぐらいには絵に賭けてる。

しかすると実は内容が薄い自覚があって絵だけでもと思ってるのかもしれない、

   

けれども作家としての成長を考えるなら&『ケントゥリア』の成功を考えるなら

絵をもっと内容のレベルに合うぐらい粗っぽくしつつ

内容のレベルもっと上げられるようにコツコツ頑張る

というアプローチが良い気がする。

 

粗い内容は粗い絵の方がいい。

バカ武器パッションである

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